09/06/20 15:58:16
>>212
敵かっ!? ……なんだ、何もいないではないか。
御客人、此処の悪魔は我や此方の十四代目の仲魔、
もしくは来客として訪れた悪魔たちだ。
多少悪戯であったり口が悪かったり巫山戯すぎてやらかしたりはするが
斃すのは待ってやってくれるとありがたい。
まあ茶でも飲んでゆかれよ、悪魔と茶飲み友達になるのも
なかなかどうして、悪くないものだぞ。っ旦~
前836
ゴウトが主役の物語を書かれるのか御客人。
では必ず最初の数頁は、ゴウトの容姿について語っていただきたい。
あの滑らかで艶やかな毛皮、深い翠の理知的な瞳、
魅惑の長く細い尾、しなやかに大地を蹴る丸い足先、
触れずにいられぬ柔らかな耳――
どれほど細密に語っても語りきれるものではないな、フフ。
前854
フフ……そうだな、人の暖かさはそれだけでそこに居たいと思う理由になる。
所長はあのように偽悪的に振る舞ってみせるが、到底悪人にはなれぬ方だ。
だからこそヤタガラスは葛葉の協力者に選んだのだろうな。
前856
春先になると起きる、人気和菓子の桜餅争奪戦のことだ。
開店と同時に買わねばあの季節限定の甘味を口にすることは不可能。
まだ空が暗いうちから並び、割り込もうとする敵を牽制しつつ贖うのだ。
―健闘を祈る。