09/06/20 15:49:30
ただいま戻った。
もう新たな場に移っていたのだな。盛況なことだ。
我は十四代目葛葉雷堂、平行世界の悪魔召喚師だ。改めて宜しく頼む。
…………酒臭い。
前768
いいだろう。十……九……八……
…………弐……壱……………………?
……なぜまだ此処にいるのだ御客人。
隠れ場は十数え終わるまでに見つけなくては隠れんぼうは成り立たぬ。
仲魔たちはもうとっくに思い思いの場所に隠れているぞ。
では御客人にも隠れた仲魔探しを手伝っていただくとするか。
相手は悪魔だ、予想だにしない所に隠れていると心得るといい。
例えば―そら見つけたぞ、天井の白熱灯はコロポックルの翁だな?
前769
好かぬ。天主教会で戦っている間中、玉葱が脳裏をよぎって仕方がなかった。
丸二日食べていないことを思い出させて集中力を削ぐとは、かの怪僧め、
剽げた態度に反してなかなかの策謀家だ、侮れぬ。
今思えばあの中にラスプーチンが潜り込んでいる時に
唐竹割に一刀両断してやれば速やかに決着がついたのだがな。
前778
……む、御客人、それは牌の種類がすべて違っているぞ。
数字だけ揃えても意味がない、萬子、筒子、索子のいずれかで
同じものを揃えなくてはな。
前784
妙な鳴き真似だな御客人。"お"はいらぬ、"お"は。
……いや、犬には尻に尾があるのだからこれでいいのか?