08/05/13 21:29:20
>>217
…よく言われるのさ。
カウボーイはどこにいっても毛嫌いされる。
人を人とも思わない荒くれ者、目的の為なら手段を選ばない人でなし。
だがもう慣れた。
俺は心のなにかを、どこかに失くしちまってるのさ。
ラフィング・ブルと話した事がある。
おまえは何を感じる…そう問われた。
俺は誰にも何にも感じねぇよ…そう応えた。
それはこの地上で何より不幸な事だ…そう返された。
俺は不幸な男らしいぜ?
>>218
これがカウボーイ紳士録での俺の評価?
ずいぶん俺の事、買ってるみたいじゃないか、おい。
そんな奴は昔馴染みにもいない…珍しいもんだな。
こういう奴とは、偶然酒場で出くわしたいね。
隣に座り、俺が酒を頼む…すると奴も酒を頼む。
そして俺は気づく…奴が頼んだ酒はカウボーイだって事に。
俺達は言葉を交わすこともないまま別れるだろう。
死はありふれた概念だ、大した重みはありゃしない。
この世から消えてなくなる、ただそれだけの事だ。
気にする事もないさ…。