09/10/19 01:59:43 9yILWIxm0
かがみ「おしっこしたい・・・・・・。でも1か月1万円生活のためには今日はもうトイレに行けないし・・・・・・」
かがみは手にしているフルメタルパニックの小説から何度も目を離しては、足を何度も何度も組み換え腰をくねらせる。
集中力はもうほとんど残っておらず、尿意との闘いだ。
なぜ、トイレに行かないのか?
かがみは人と触れ合うことのない寂しさを紛らわすために黄金伝説の節約系の企画を一つ一つ試すことにしたのだ。
1か月の支出を細かい項目ごとに精査して、日常生活にあらゆる制限を設けたのである。
平日は昼食場所も兼ねてある8号館西側のトイレの個室で用を足している。
しかし、今日は土曜日であり、授業はないため家でくつろいでいた。
伝説開始後に初めてくる土曜日である。
バイトもなく、さらには大学に友だちのいないかがみは家にいるしかなかった。
外出など予定にはなかった。
生真面目な性格ゆえ、一度決めたことは守り通す。
そんないつもならプラスに働く性格でさえ今回は仇となった。
「ぅぅぅ・・・・・・。ちょっと漏れちゃった。どうしよう・・・・・・」
ふとキッチンに目を向けると黄色いマグカップが目に飛び込んできた。
数か月前にこなたがふらりと遊びに来た時に忘れて帰ったリトルバスターズの ドルジBigマグカップである。
アニメイトで購入したものだ。
「仕方がない。ごめんね、こなた」
かがみはマグカップを手に取るとその場でデニムのスカートを脱ぎ棄て、ショーツを下ろした。
そして、マグカップを落下地点に据えて、放出。
「はぁぁぁ・・・・・・。きもちいい~♥」
マグカップになみなみと注がれたかがみんのおしっこ。
泡が立っている。
「なんだかビールみたい・・・・・・。捨てるのもったいないし、トイレに流したら水道代がかかるし・・・・・・・」
かがみののどがゴクンと鳴る。
少し重みがあるマグカップを口元に運ぶ。
そして一口含み、口中で転がし飲み込む。
何度かそれを繰り返した後、ごくごくと飲みほした。
「意外といけるわね」
かがみは満足げに唇をぺろりと舐めまわした。
「こなたにも飲ませたくなっちゃった」
かがみはベッドに投げ捨ててある鳴らない電話を手に取るとこなたの番号を表示させ、通話ボタンを3か月ぶりに押した。