09/03/02 07:01:10 ybaKUeOlO
やがて夕闇が迫る頃
この森へ
我が儘女帝の手先達が侵入…
「おっかない森だえ~、もう帰りたいえ~」
何やら頼りなさげな男と
「だからあっし一人で十分だと言ったんですがねェ~」
妙に風格がある男、そして
「カカカ、腕が鳴るわい」鼻の男
それとあと一人、計四人の猛者が森を進む
そこで先ほどから無言で先頭を歩いていた男の足が止まる
「てめぇら!くれぐれも俺の邪魔するなよ!」
この男やる気は十分なようだ
「勇ましいのう」
感心する鼻
「蛇姫ちゃんを救えるのは俺だけだ!」
「ヘンテコ眉毛…威張るなえ~!」
「そして蛇姫ちゃんを救ったあかつきには…ムフフ」
この男、何やら妄想中のようで…締まりのない表情をしている
「…いやらしいねェ~」
「見下げた男じゃのう」
「うぎゃああああ!?」
突然の悲鳴
チャルロス聖です
「く、熊だえ~!
熊が出たえ~!!」
見渡すと周りを囲むように熊の群れが
「問題ないよォ~、一瞬で終わるんでェ~」
一瞬何かが光ったかと思えば
熊が一頭倒れています
熊達唖然、チャルロス唖然
眉毛や鼻も少し動揺しました
続け様に光を放ち
熊をなぎ倒す猿
気付けば熊は一頭だけ残し、全滅していました
「ま、まあ俺も熊ぐらい瞬殺で」
「いや~驚いたわい」
鼻は素直に感心
残る一頭は白熊です
「あ、アイツはわちしが仕留めるえ~!」
銃を構えるチャルロス
しかし
「ぶぎゅっ!!」
いきなりの飛び蹴りでチャルロスは瞬殺されました
その熊の身のこなしはまるで人間のようです
「…こりゃ驚いたねェ~」
「お前ら此処に何しに来た!」
「「く、熊が喋った!?」」
続く?