09/02/07 23:57:43 8ymIJDQWO
「頼むよ!梨子ちゃんに会わせてくれ!」
「ま、待てよ!向こうにも都合ってもんがあるだろうし…それに」
「リト!俺本気なんだ!本気であの娘が好きなんだ!頼む!お前なら分かるだろ?」
(猿山のこんな真剣な顔初めてみた…
コイツ…本気なんだな
でもな…無理なんだよ
実は梨子は俺なんだ!なんて…)
真剣な眼差しでリトを見つめる猿山
(…言える訳無え)
帰り道フラフラと街中を歩くリト
家に帰るでもなく
何処へ行く訳でもなく
ただ歩く…歩く…
(どーすりゃいいんだ)
「ゆ、結城君?」
「……へ?」
突然の声掛けにも反応が鈍い
「あ……古手川…」
「お!誰かと思えばあん時の唯の彼氏君じゃん」
(あ、確かこの人は古手川の兄貴…)
梨「て…か、彼氏!?」
「ちょ!な、何言ってんのよ!!結城君はそんなんじゃ…///」
「そ、それより何か元気無いみたいだけど…何かあったの?」
(何かあったもなにも…)溜め息をつくリトを見て表情を曇らす唯
「…良かったら私に話してみて…力になるから」
「おー、今日は随分積極的だなぁ。感心感心」
「お、お兄ちゃんは黙ってて!///」