08/10/03 19:22:06 uus9wnTSO
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58:名無しかわいいよ名無し
08/10/03 20:06:35 A84wJp9M0
遅れてすみません。
東方拳闘士を五分後に転載します。
59:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 20:10:16 A84wJp9M0
皆が見つめる中、空中にあらわれた切れ目からフリルの付いた長袖の、白い手が伸びてきた。
そして…。
「誰か、引っ張ってくれない?ちょっと、引っかかっちゃったのよ」
「どうしますか?お嬢様」
警戒している美鈴が構えを崩さずに顔だけ向けて聞く。
「放って置こうぜ。なんか臭うし」主に胡散的な意味で。
と言われた所でこんな物を放置しておくわけにも行かない。
何より、こいつが来たという事は、今回の変事について何か知っている事があるのだろうし…。
……ハァ。と溜め息をつくレミリア。
「しょうがないわ。引っ張ってやりなさい」
主の命を受け、裂け目に近づく美鈴。普通に歩いている様だが、隙が無い。
空中に突き出されている左手を両手で掴み、思い切り引っ張り上げる。
ズズズと隙間の中から八雲紫の体が引っ張り上げられていく。
「もういいわ。ありがとう」
腰が出た所でニッコリと礼を言う紫。今日は傘は持っていない。手ぶらだ。
黙って主人の横に戻る美鈴。
咲夜の隣の床に座り込んだフランがレミリアに問う。
「お姉さま。この人、誰?何者?」
「そうねぇ…魔理沙の同類よ」
「そりゃどういう意味だぜ?」
「ドロボーって事よ」とパチュリー。
「ドロボーって事ですね」と美鈴。
「ああドロボーって事なのね」とフラン。
「酷い言い草だわ」
咲夜の向いに置いてあるソファーに歩み寄り、腰を下ろす紫。沈み込む様に背もたれに寄りかかる。
「いつも泥棒って訳じゃあないわよ」
「普段は人攫いだもんな!」
「それで…」
紫の一挙一動に目を光らせていたレミリアが聞く。
「お茶を飲みに来たというなら、また一昨日にでも来てくれないかしら?今忙しいのよ…。もし何か知っているのなら―」
「ジャンケン小僧の事でしょう?」
ソファーの肘掛に寄りかかり、左手で頬杖を付く紫。
60:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 20:11:30 A84wJp9M0
「彼、殺すべきだわ」
微笑みながら言い放つ。
「…なんだ?ナンセンスギャグを言って笑わそうって気遣いか…?」
「笑えたかしら?」
「はッ!貴様!」と叫ぶ美鈴。
「咲夜さんとフランドールお嬢様の能力が邪魔なんでジャンケン小僧ごと亡き者にしようという策略だな!?」
「純粋な心配よ…門番さん。あなたのご主人や、この幻想郷の将来の、ね…」
「だから殺すべきだと?私の家族から奪われた能力も、あきらめろと?」
椅子に座っているレミリアが、ソファーにいる紫を睨みつける。
「そうよ」
紫とレミリアの会話を聞いて不安そうな顔のフラン。
「おい!いきなり出てきて勝手な事言うなよ!」
魔理沙が立ち上がって怒鳴る。後頭部の痛みも含め、その他もろもろでイライラしていた。
「フランはお菓子が食べられないんだ!咲夜なんて永遠に止まったままかもしれないんだぜ!!それを部外者のお前が諦めろだぁ?!!」
「その通りよ」
「仮にだぜ…!仮にレミリアが勝てないのが事実だとしても、お前なら殺す以外に追い出すって選択肢があるだろう!そうすれば取り返すチャンスが残る…なのに一足飛びで殺すだと…!」
紫の目の前に立って見下す。
「…やっぱり中国の言うとおりじゃあ無いのか?……二人の能力を消そうとそう考えてる…違うのか……?」
「違うわ……」
微笑み返す紫。
「ねぇ」と成り行きを見守っていたパチュリーが口を開いた。
「大した事じゃあ何だけれど、ちょっとした質問があるわ。いいかしら……?」
黙ってパチュリーに向き直る紫。
「あなたさっき、何で『歩くフリをしてソファーまで飛んだ移動した』のかしら?」
レミリア、フラン、魔理沙がパチュリーの方を向く。美鈴は紫から目を離さない。
「もう一つ質問よ…。ソファーに座ってからの動作、『右腕を庇っている』様だったけど、どうしたのかしら?」
「何でもないわ…」
ハッとするレミリアと魔理沙。
「まさか…紫…。ちょっと腕を見せてもらうぜ!」
「ちょっと、人の身体勝手に触らないでくれる…」
相手の文句を無視し、手首を掴み腕を持ち上げる。
61:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 20:13:20 A84wJp9M0
紫の抵抗の無いまま、フリル付いた袖を捲りあげた。
「これはッ!」
「そんな…!」
「やっぱりね…」
紫の右腕は、『境界がぼやけていた』。
手首から先はハッキリと存在するが、前腕の途中からまるで水に滲んだ水彩画の様になっており、後ろの紫の身体が薄らと見える。
「そう…最初の被害者なの」
微笑んでいる紫。
だが、この微笑みは余裕の在る笑みではない。余裕の無い苦笑いだったのだ。
「今の私は本来の三分の一の『能力』しか無いのよ…」
冷や汗を掻きながら、残った左手で長いスカートをめくる。
スカートの下に、在るべき脚は見えなかった…。
[改行]
湖を時計回りに歩き始めて30分。ずっと岩場が続いていた。
…こういう事のために日ごろからスニーカーを履いておくべきかな…?と真剣に考え始めた大柳賢。歩けど歩けど遠くに見える館の島への橋や船着場が見当たらない。
空模様も怪しくなっている。このまま雨でも降りられたら、岩が滑りそうで危険だな。浜辺にでも出ないかな。と思った所でその人物に気がついた。
湖と森に挟まれ、丁度円形に開けた場所の中心にある切り株に、少女は座っていた。
フランドールに似ている…。と言うのが賢の最初の感想だった。髪型、服装、体形、どれもソックリだ。
違うところと言えば、髪の色が青いのと服の色が赤ではなくピンクを基調としている所。さらに背中に背負ってるのがクリスマスツリーの飾りではなく、コウモリ傘………いや、コウモリの羽だという所だ。
だが、同時に些細な違いではなく決定的な違いも感じていた。
フランの様な『手榴弾を玩んでいる子供』を見ているような、いつ自分が巻き込まれるか判らないという危うさは無く、その代わり気品や王気の様な物を感じる。
切り株に脚を組んで座っているだけなのに、まるでアンティークチェアーに座った貴族が見下している様な錯覚を覚える。
とはいえ、だからと言って臆する賢ではない。
「…あんた、誰です?ここで何をしてるんだ…?」
「……あなたこそ何者?何故ここにいるの?」
少女が口を開く。
少しムッとする賢。
「疑問文に疑問文で答えちゃあいけないだぞ。……ぼくはただの小学生さ。あの屋敷に行きたいんだよ」
そう言って湖の方を親指で指す。
「………」
少女から感じる圧迫感が上がった。賢の方を険しい表情で見つめる。
62:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 20:14:56 A84wJp9M0
「どうして…あの屋敷に行きたいのかしら……?」
「なんでもないよ」
軽く答える賢。
「実はぼくは迷子なんだ…。ここがどこだかサッパリ判らない。地元には居ないような変な能力の奴もいるし、ハッキリ言って途方にくれてるよ……。あの屋敷に行けば、電話でもあるんじゃあないかと期待してる所だ」
「…なんだ、そうなの。…残念だけど、あの屋敷には電話は無いわよ…『外部に通じる』ような物は特にね」
体勢を変えて少女に対峙する少年。
「あんた…あの屋敷の関係者か…?」
「屋敷の主よ」
「ん?あの屋敷はフランなんとかの屋敷じゃあないのか?お嬢様とか呼ばれてたし…あれ?妹様だったか……?」
賢の問いかけを聞いて、切り株からちょこんと降り立つ少女。
自らの胸に片手を当て、誇り高そうに言う。
「私の名前はレミリア・スカーレット…。
フランドール・スカーレットは私の妹よ。そして十六夜・咲夜は私のメイド…」
「なるほど…妹とメイドの敵を取るためにお嬢様が直々にお出まし…と言った所か?」
「その前に少し話をしない?」
「………」
賢が黙っているのを見て、続けるレミリア。
「あなたは故郷に帰りたいんでしょう…?そして私は妹とメイド長、それに知人である八雲・紫ためにあなたから能力を取り戻したい…。そこで一つ提案があるのよ…」
「…………もしかしてぼくに八百長試合をしろって事か?マジに言ってるのか?」
「もう気付いてるかもしれないけど…ここはあなたが居た世界と少し違う世界なのよ。ここは『幻想郷』…。外の世界と結界によって隔てられた世界。
抜け出るならこの『幻想郷』を知る者の協力が必要だわ。もし能力を素直に返してくれるなら、あなたのために最大の便宜を図るつもりよ…」
「どうかな…。信じられないな、ぼくなら妹を虐めた奴のために最大限の努力をするなんて真っ平だぞ……妹は居ないけど…。何かの罠だと思うのが普通だろう…」
63:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 20:17:06 A84wJp9M0
聞きながら右手で前髪を弄っているレミリア。
「実際の所私も血液が沸騰しそうなほど怒ってるのよ。ただあなたが純粋な加害者という訳でもないと理解しているわ…。ここに迷い込んだだけで被害者とも言える…。だからその点に同情してお互い歩み寄れると思ったんだけど……どうかしら…?」
「同情して歩み寄れる…だとッ?!馬鹿いうなよ…あのメイドが先にナイフを突きつけてきたんだぞ!?」
「先に?!あなたが最初に妹から能力を奪ったんじゃない!!妹はただ散歩してただけなのにッ!!!」
「フン!ただ散歩していただけだって?…聞いてあきれるぜ。ぼくの能力のお陰だろうが…見ただけで判ったさ、フランドールの危険性がな…。
…あんたは目の前に実弾の入ったピストルを持った子供が居たら、ピストルを奪おうとするだろう?誰だってそーする。ぼくもそーする」
「人間ってそんな物を怖がるのね…私はピストルなんかでは死なないわ!!」
「お前の妹は危険物だったと言ってるんだ!ピストルは『例え』だマヌケがッ!!」
「マヌケ!?今マヌケって言ったわね!!まだ十年も生きたかどうかの…小童がッ!」
子供染みた事でヒートアップしていく二人。お互い相手に殴りかからんばかりの状態だ。
だが先に一歩引いたのは年下の賢だった。
「……フン!もういいよ。ここで怒鳴りあっていても意味が無い。普段のぼくならお前から感じる圧迫感で威圧されるだろうけど……今のぼくは一瞬でお前を殺すことが出来る」
『殺す』と聞いてビクッと警戒するレミリア。
「いや…『一瞬すら掛からない』…。別に脅してる訳じゃあない。ただ余裕があると言いたいんですよ……」
そうして冷ややかな目で見つめる賢。
レミリアの額から顎に汗が流れる。怒りで我を忘れていた。これほど逆上するのは何年ぶりだろう?…反省せねば。
「ごめんなさい。歳甲斐も無く取り乱してしまって…。謝るわ…」
「いいや、見た歳のまんまのガキだったぜ。あんた」
「……ともかく、私はあなたに協力したいのよ…。それがお互いのためじゃあない?」
「………」
少し考え込む賢。
「……どうやって…ここから送り返してくれるっていうんだ…?」
「簡単よ…あなたが素直に能力を返してくれるのなら、紫があなたを送り返しても良いと言っているわ」
「あいつの能力、亜空に入るだけじゃあなかったのか……」
顎に拳を当てて考える賢。
体勢を変えてから言う。
「いいよ、オッケーだ。あんたに協力しよう。八百長ジャンケンに乗ってやってもいい」
「本当!?」
予想外という顔をするレミリア。
64:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 20:18:41 A84wJp9M0
「ただし、だ。最初に紫の能力だけを賭けて八百長する…後の能力は送り返された後で返す」
「…なんですって?」
最初は喜んでいたレミリア。その顔に影が差す。
「もちろん、紫に能力を返す時は…紫の『破壊の目』を手中に収めてからだ…。残りの能力は『ぼくの決める場所』で、『ぼくの決めた立会人』を呼んでから返す…」
露伴先生ならこういう話に乗ってくれそうだ。と尊敬する漫画家を思い浮かべる。
「どういう事よ…」
「多分こう考えてるんだろ?『もし先に返してから紫が殺されたら他の能力が戻らない。それに立会人もこいつと同じ様な能力を持っていて危険じゃあないのか?』と」
「…そうよ。先に送り返しては…あなたが能力を返してくれるという保証は無いわ…」
「おいおいおい」と馬鹿言っちゃいけない、というポーズを取る賢。
「先に能力を全部返すと、『ぼくの命の保障が無い』じゃあないか?ここで能力を返したとして、おまえ…自分の妹を止められるのか?
フランドールが怒ってぼくを殺そうとしたら…?おまえからは妹に感じたような圧倒的パワーは感じないぜ。止めるなんて無理そうだ」
「止めるわよ…スカーレット家当主として約束するわ…!」
「その約束事態も信じられないぜ!能力を返した途端、あんた自体がぼくを殺そうとするかも……」
「………どうやったら、信じてもらえるのかしら…?」
「それは不可能だ…ぼくはあんたの事は知らないし、あんたは短気で子供っぽい…。能力を返した時点でぼくは自分の身を守れなくなる。つまり、ぼくの提案を飲むしかないんだよ」
「それは許可できないわ…もしあなたが紫を殺し、能力を持ち逃げすれば、もう二度と捕らえられないもの…」
紫が居なくとも追いかける事は出来るが『時間を支配しつつありとあらゆる物を破壊する程度の能力』の奴を捕らえられる筈が無い。
「ああそうかい…。じゃあ交渉の決裂って奴だな…」
「ええ…仕方が無いけどその様ね…!!」
素早く構えを取るレミリア。
グッと拳を前に突き出す。
「あなたに勝負を申し込むわッ!!」
「…ぼくとジャンケンをしようっていうのか」
腕を組んでレミリアを見つめる賢。
「そうよ!私の能力と、妹とメイドと知人の能力を賭けて!!」
「だが断る」
65:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 20:20:12 A84wJp9M0
「…………え?」
「勝負なんてしないよ」
「な、なんで?」
唖然とした顔で問う。
「だ、だってあなた勝負を挑まれたら断らないんじゃあ…?」
「誰だ?そんな事言った奴は?」
そういえば、誰も言っていない。と思い出すレミリア。
まずい…テッキリ勝負を挑まれたら絶対に乗る奴だと思い込んでいた!!と内心焦る。フランと咲夜の能力を取り返す最後のチャンス…。
ここで勝負に乗せられないのなら、こいつは…殺すしかないのだから!幻想郷の未来のために…。
「な、なんで?言っては何だけど、私の能力は結構便利なのよ?勝負する価値が無いとは言わせないわ!」
「でも断る。うーん…何ていうのかな~。ここに来てからぼくの能力も結構成長したんだ。フランドールほどの純粋なパワーが無くとも、あんたの能力が結構すごいのは側に居て感じるよ…」
「ならどうしてッ?!」
「だけど…『ジャンケンでズルが出来そうな能力』なんだよな~。そう感じる。ぼくは『相手を乗り越えるためにジャンケンしている』んだぜ?『最初からズルイ能力』なんていらないよ…」
なんて奴だ。とレミリアは思った。『運命を操る程度の能力』を当てた事ではない。その能力が判って尚『自分が勝つと確信している』事に、だ。
レミリアが凝視する賢の顔に、全く嘘は無い。「マジに勝てるけどこんな能力欲しくないぜ」という顔をしている。
そしてまたそれはレミリアを戦慄させた。交渉が決裂した後、自分が相手の前で無事なのは、賭けられる能力を持っているからだ。
だがその能力をいらないと言われた今、こいつは自分をどうする気だろう…?止め処なく嫌な汗が流れ出す。
今までは追い詰められてもある程度力押しが出来た。だがこいつには弾幕が効かない。かといって逃げようとしても、『目』を掴まれたら終わりだ。
…いや、既に手中に収めているのかも…。このまま自分を拷問に掛け、紫の居場所を吐かせるかも知れない。
吸血鬼という体質上、そう簡単には死なないが、逆に死に難い身体を、動けない状態で少しずつ破壊されていったら……。
目頭に熱い物を感じた。何?この感覚…。ああ、そうか、怖くて涙が出てきたのね…。生まれてはじめてかも…。
パニックを起こしかけている部分を、冷静に見つめるレミリア。
何とか…しなければ…。
その時、賢が動いた。右手をレミリアの方へ伸ばし、手の平を向ける
それだけの行動に、キャッと悲鳴を上げて尻餅をついてしまうレミリア。
「おい…」
ゆっくりと賢が口を開く。
66:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 20:21:53 A84wJp9M0
「プ…。そんなに脅えるなよ…。ぼくがお前を拷問に掛けるとでも思ったのかい?」
と、右手を否定の意思を示すように横にふる。
「……?」
顔を庇っていた両腕の間から、困惑気味に賢を見る。
「いや、これだけの力を持っているんだから笑えないか…でも真面目に考えてみろよ…。
ぼくはまだ小学生だぜ?帰る為とはいえ、無抵抗の自分より幼く見える子供をいたぶったりすると思うか?んなこたぁ出来ないね。良心が痛むよ。ふつー」
「…………私に何かするつもり?」
尻餅をついたまま聞き返す。
「何にもしないよ!あの屋敷にはぼくが探してた電話はないんだろ?信じるよ…その点に関しては嘘をついていないんだろう。
紫の場所をあんたは多分聞いても教えてくれないだろうしな。
…なら、今ぼくが探すべきは人里への道だ。となると、屋敷とかあんたの事は放ってこのまま湖の周りを周って道路を探した方がいいって事だ。
あれだけの大きな屋敷だから、人里への道があるはずだ…。能力を数個奪ったお陰で腹も減ってないし、のども渇いてないからな…」
そう言って歩き出し、レミリアの横を通り抜けて立ち去ろうとする。
数m行った所で一旦立ち止まり、冷たい目で振り向いて言った。
「それに…君が『二つ帰る方法を教えてくれた』じゃあないですか…」
「あッ!」
今更しまったと思うレミリア。
「一つ目は紫を探す事だが…。…二つ目は、幻想郷…だよな?の結界について詳しい奴を町で探す事…日本語は通じるみたいだし…。
結界で囲まれてるんだろ?結界と言えばお寺とか神社ってイメージがあるから…そういう所を探してってみるよ…」
そしてまた歩き出す。
クソッ!と心の中で悪態をつくレミリア。里で結界について聞いたら直ぐにでも博麗神社の名前が出るだろう…。なんて事だ!まさかジャンケンを断るとは思わなかったのだ…!
それ以上に、心の中に湧き上がってくる思いは、自分の甘さと相手に脅えてしまった事への恥ずかしさ。さらに、…あいつは…自分より遥かに年下の癖にあいつは………!
この私に対して……レミリア・スカーレットに対して『脅えるな』などと言いやがったッ!!!!私を『殺さない、暴力は振るわない』と哀れみを掛けて来やがっただと!!!!
尻餅をついたまま、手元にあった小石を怒りに任せて握る。
バキッ
ボキッ
小石が砕けた音と骨が砕けた音が同時に響いた。
67:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 20:23:33 A84wJp9M0
あいつは私の事を見くびったんだ!!ジャンケンをしても…私の能力を乗り越えて勝つだろうと見くびって居たんだ!!!
だが…。
と、ゆっくり立ち上がるレミリア。
視線の先には、遠ざかっていく賢の後ろ姿がある。
今は…見くびられているから、いいんじゃあないか。
私の事を脅えきった小さな子供と考えているのか…?あの後姿…無防備過ぎるッ!
あの隙だらけの後頭部へ弾幕を……いや、たった一発の弾丸を叩き込むッ!!
お前は勝負を拒んだのよ…!当初の予定通りここで殺す!私を侮った事を、後悔する時間さえ与えない!
賢の方へ右手を向け、出来るだけ力を押さえ…気取られないように一発の『弾』を作り出す。
いつもは、同時に大量の『弾』作っているので、一発だけは難しい。だが、弾幕にしていまうと、途中で気付かれる恐れがある。
あいつはフランの弾幕を弾く『念力』を持っている。だが、後ろを向いた状態じゃあ『念力』使えまいッ!
そして、たった一発でも、人間の頭を砕くには十分だ!
手の上に浮かべた『弾』。
注意して狙いを定め、解き放つ。
赤い軌跡を空中に残しながら、猛スピードで賢の後頭部目掛け突き進む『弾』。
一秒も掛からず、弾丸は賢の後頭部に到達した。
パァアアァンッ。
乾いた音が響く。
森の中で、一本の木の幹が爆ぜた。
「え!?……………」
元居た場所に、賢は居ない。
68:名無しかわいいよ名無し
08/10/03 21:00:48 uA5nTqez0
支援
69:東方拳闘士 第六話 代理
08/10/03 21:49:26 A84wJp9M0
レミリアの瞳には、『自分の腹部から伸びている紅く太い何か』が写っていた。
「…ぼくは子供をなぶったりしない…」
レミリアの背後から賢の呟きが聞こえた。
「だが…これは『正当なる防衛』……。この『反撃』に『良心のタガは無い』…。おまえも吸血鬼なんだろ…この程度じゃあ…死なないよな?」
ボーイⅡマンの拳がレミリアの腹を貫いていた。
「…グフッ……!」
血を吐くレミリア。
「…なんて…事を…!…こ…こんな……!」
「お前には判らない事だろうが、ぼくには第二の目があるんだ…。ずっと後ろを警戒してたんですよ…そして血に濡れて浮かび上がっているのが第二の腕だ……。
覚悟したんだろうな?…お前から仕掛けてきたんだ……案内してもらうぞ。八雲紫の所へ……」
ズボォッっと音を立て、レミリアの背後に腕を引き抜くボーイⅡマン。
ガックリと膝を突き、穴の開いた腹部を押えるレミリア。
「まさか…こんな…」
ぶつぶつと呟いている。
「ん?まさかこれで致命傷のはず無いよな?」
「こんなに……」
腹部を両腕で押えたまま、背後にいる賢を振り仰ぎ、横目で睨みつける。
「こんなに『上手く行くなんて』…!!」
「何?!」
「……私たちの勝利よッ!!!」
「何だと?!…」
TO BE CONTINUED……
70:名無しかわいいよ名無し
08/10/03 21:50:50 A84wJp9M0
遅れてすみません。以上です。
後、>>61の[改行]も専ブラで表示されていたのをコピペしたため出てしまいました。
実際にはありません。以後気をつけます。
71:名無しかわいいよ名無し
08/10/03 21:51:45 A84wJp9M0
粘着荒しが居ますので、よろしければ感想はこちらへどうぞ
避難所
ジョジョの奇妙な東方Project
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72:名無しかわいいよ名無し
08/10/04 19:33:57 +EB6pNEG0
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73:名無しかわいいよ名無し
08/10/04 20:45:16 7fuIWdF30
昨日、ハウル見ててジブリが東方映画化してくれないかなと思った。
少女・冒険・空中戦と宮崎パパが好きな設定が三つも入ってる。
74:名無しかわいいよ名無し
08/10/04 20:53:38 xIEYAcu+0
ただし外見は年齢に忠実
75:名無しかわいいよ名無し
08/10/05 00:35:30 Nqy4MbEM0
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スナイパーモード!!
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76:名無しかわいいよ名無し
08/10/05 05:00:50 Nqy4MbEM0
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| / _/ \ ヽ |
| ヽ一 ´ ヽ___ノ |
| URVANA |
|  ̄ ̄ ̄ ̄ |
| DB Mind |
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77:岸部露伴は漫画家?
08/10/05 05:28:40 eDj7pFYX0
-杜王町
知ってるやつが多かろーが、少なかろうがどうでもいい事だが 僕の名前は岸部露伴 マンガ家だ
以前僕は少年ジャンプで「ピンクダークの少年」というマンガを連載してたことがある・・・
あの傑作を読んでないからって編集部に電話するのは止めてくれ。 ま・・・BOXセットで4部まで出てるから買って読むといい・・・
「うーむ・・・」
(杉本鈴美が言ってた「犯罪白書」興味を引かれたのでオーソンへ来てみた)
「犯罪白書・・・犯罪白書・・・っと」
ワイド版やジャンプコミック単行本が置いてあるコーナーで「犯罪白書」なるものを探していた 新聞だぁ?そんなのわかってるよ!(※犯罪白書は新聞のコーナーです)
(-NARUTO- ああアメリカで死者が出たらしいな確か土遁の術だっけ?ま、そんなことはどうでもいいけどな!)
「・・・!? あったぞ!『犯罪白書』!」
「どれどれ・・うむ・・・ほほう・・・」
とりあえずそれを買って家でじっくり読むことにした。
「『M県にS市、杜王町という町がある。その町は少年少女の行方不明者が全国平均の8倍である!しかも警察はいっさい手がかりは掴めてないのである!実に奇妙である!』
その犯人はもう死んでるから安心だけどな・・・」
と露伴は呟く だが露伴の目にあるものが止まった。何個か市を挟んだ先にあるK市でである。ほとんど田舎に近い。
なんだこれは・・・行方不明者の数が杜王町の数と近いぞッ!!しかもほとんどが手がかりすら残っていないッ!・・・奇妙だ・・・」
「ハッ!・・・まさか・・・そんなことは・・・確かに「吉良」は死んだ・・・じゃあなぜッ!? 調べてみるか。」
「それに新しく書くマンガのネタにもなりそうだしな!」
(さてとりあえず一緒に行く仲間を集めないとな まずはアホの億泰あたりから探ってみるか、くそったれの杖助は後だ!康一君あたりは
協力してくれそうだな・・・それと 承太郎も連れて行ったほうが良さそうだな どこに住んでるんだっけ(杖助に聞くか)・・しかし、スタンド使いによる事件なら来てくれそうだが・・・とりあえず聞いてみるか)
アドレス帳を開くー
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78:岸部露伴は漫画家?
08/10/05 05:29:16 eDj7pFYX0
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「私の名前は『吉良吉影』いつ・・・なぜ自分が死んだのかはどうしても思い出せない ひとつ言えることは 自分は決して天国へは行けないであろう という
実感があるだけだ。」
「映姫様 今回の任務は何ですか?」
「下界へ行って悪行を働いている者がいないか見てきてもらいます。まだあまりなれて無いでしょうから気をつけなさい。」
「わかりました では行って参ります」
彼女は いわゆる、地獄の閻魔様。名前は四季映姫であり、ヤマザナドゥは閻魔様の役職を表す。Yamaはサンスクリット語の閻魔、Xanaduで、「幻想郷担当の閻魔」と言う役職になる。
やってきた死者は、小町によって三途の川を渡され、映姫の裁きを受ける。この結果によって、地獄に行くか、天界に行くかが決められる。なお、冥界は天界に行く者が一時的に送られる場所、と言う位置付けの様である。
罪を背負った者を見過ごす事が出来ない性格で、花の異変を解決しにやってきた主人公たちに説教をする。アフターケアも万全らしく、後に自分の説教が役立ったかどうかを下界まで見にくる、まめな性格である。
「はてなキーワードを引用した。悪い」
と心の中の誰かが呟いた・・・
「ここが下界かぁ~ 久々のシャバだな・・・」
「おい!お前!」
「ん?だれだ?」
そこには猫を連れた小さな少女がいた
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79:岸部露伴は漫画家?
08/10/05 05:30:44 eDj7pFYX0
------------------------------------------------------------------------------
という訳でここはK市内。
「岸部露伴 スタンド名 天国への扉-ヘブンズ・ドアー-」
「広瀬康一ッ!スタンド名 エコーズ ACT3!!」
「・・・空条 承太郎・・・スタンド名 星の白金-スター・プラチナ-」
「俺の名前は墳上裕也ッ! スタンド名 ハイウェイ・スター!!気軽に裕ちゃんって呼んでくれ!」
やけに承太郎のテンションが低い。いやデフォルトなのか?これは。
「ということでアホの億泰 くそったれの杖助は来なかったな で・・・なんでお前がいるんだ ハイウェイ・スター?」
「いいじゃんかよォ~~!俺ってメッチャ美しいから調査のときにテンションあがるよ?」
(せっかく遊びに付き合ってるのにお礼すらない承太郎《やれやれだぜ・・・》と心の中で嘆く)
「ところで、その行方不明者とスタンドの関係は?」
「さすが承太郎だ。鋭いな。簡単に言おう。この辺は杜王町と同じくらいの行方不明者がいる。しかも証拠はほとんど残っていない。」
すかさず承太郎
「『吉良』の時の件もある どうやら、スタンド使いによる犯行の可能性がありそうだな。しかし調べるのには時間がかかるんじゃなあいのか?ホテルはや民宿は無いし、ましてや
コンビニもほとんどないぞ?泊まる場所はどうする?」
「それなら大丈夫ですよ。僕のおじいちゃんの家がこの近くにあるんですよ。しばらくおじいちゃんは留守にするとのことだったので・・・」
『さすが、康一君だ。』
同時に露伴と承太郎言った。
このとき裕ちゃんが空気になってたのは言うまでも無い・・・
「ちょっと気になることがあるんですけど・・・」
と康一君
「言ってみてくれ」
80:岸部露伴は漫画家?
08/10/05 05:32:40 eDj7pFYX0
「僕のおじいちゃんから聞いた話しなんですが このあたりには昔から妖怪住んでるって言われてるんです。
関東地方や中部地方から見れば東にあったので『東方』と呼ばれてたらしいです。その妖怪達は人間を食べるから
この地に寄りつくものはいませんでしたが技術の進歩により人間の数が増し、中に住む妖怪が結界を張り外の世界と
遮断したっていう話しです。・・・すいません あまりスタンド使いと関係がありませんね。」
「そうだよォ~全然関係ないじゃん~」
そこで承太郎
「いや、そうは言い切れないぞ。裕也」
「えぇ?・・・・」
「俺は十数年前に吸血鬼と戦ったし、『吉良』の時は幽霊もいた。 そこから考えると、妖怪がいてもおかしくは無い。」
「そうだよなぁ・・・『吉良』のオヤジはマジに敵に回したくなかったからなぁ~」
--ということで 広瀬 実家宅
「おじいちゃんは今イタリアへ旅行へいってますので、自由に家を使っていいですよ。」
「わるいな」
「借りるぜェ!!」
「さっそく裏の山へ行ってみるか」
「山へ来るのは久々だなぁ~」
と露伴
「案外、すぐ見つかるかもな」
「スタープラチナを使ったが視界にはいるいるものに異常は無い」
81:岸部露伴は漫画家?
08/10/05 05:38:22 eDj7pFYX0
「俺のハイウェイスターの鼻にも異常は無いぜ。・・・と言いたいとこだが、・・・なんだか臭うぞ
・・・これは・・・古本のような臭い・・・加齢臭っていうのか?」
(スタープラチナをお見舞いしてやろうか?俺はまだそんな年じゃない・・・)
一瞬殺意が芽生えた承太郎。
「ん!安心しろよォ承太郎じゃねェ・・・ 男の臭いじゃないな・・・うむ・・・たぶん女だ・・・」
「まだまだ遠くの臭いだな・・・これは・・・民家でもあるんだろう」
何も無い・・・気を引くものがまったく無い・・・暇を持て余した露伴が言う
「今度のマンガどういうのが良いと思う?康一君」
「やはり、先生の実体験をもとに書くべきだと思いますよ。『ピンクダークの少年』はすごかったんですから。」
「もちろんそのつもりだ。主人公はどういうキャラであるべきか聞きたい。」
「スタンド使いで書いてみたらどうだ?」
承太郎が言う
「主人公はやっぱ美形でしォ~!この俺のようにィ~!」
続いて裕ちゃん
「露伴先生自身ってのはどうですか?」
と康一
「うむ・・・それも良いな・・・短編で書いてみよう」
「題名は『岸部露伴は動かない』だ!」
「いいえ『八雲紫の奇妙な冒険』がいいわ。主人公は妖怪で幽霊や人間の交流を描くの。」
「無理だな。だいたいまだ妖怪と会ってないのに描けないぜ?」
そこで承太郎が
「ん?待て何かおかしいぞ俺たち何人だ? 1・・・2、3、4・・・4人だな。」
「4人・・・?何だこの違和感・・・全員名前とスタンド名を言えッ!!!!!」
「岸部露伴ッ!!ヘブンズ・ドアー!!!!」
「広瀬康一ッ!エコーズ ACT3!!」
「空条 承太郎ッ!スター・プラチナ」
「墳上裕也! ハイウェイ・スター!!」
「八雲紫ッ! ブラック・クリアレンス!!」
「ブラック?・・・・クリア・・・レンス?誰だ?・・・クリアレンスは英語でスキマだな・・・八雲?・・・紫?」
ま・・・待て誰だそいつ?
全員は悟った
『うぁぁぁぁぁぁあああああああああ!ウギャアァァァアア!!!!WRYYYYYYY!!!』
「ウォォオオ!ACT3FREEZE!!!!」
「きゃぁああ!」
するとそいつは空間の割れ目のようなところへ落ちて行った・・・
これが大妖怪 八雲紫とスタンド使いの奇妙な出会いである。
82:名無しかわいいよ名無し
08/10/05 05:40:42 Nqy4MbEM0
,. ---―- 、 / / ヽ| ,. -―、,ィ'´,ィT;;T ヽ、
/ ヽ ト、| ヽハl />- // ///;;/ i!
知 ニ ホ ヽ l ヽ、Ll {_/__ ノ/ ///;;/ /:l _,. -―‐、
っ ッ モ ヽト、 <_ノノノ/;;/ /:::ノ
て ぺ ビ |lヾ'', - ' ´ `ヽ、;;//::::/
た に デ | Y ヾミミヽ rz彡'ヽヽ / ひ 売 お
か 採 オ l |、_tッ、,゙ ' r' rtッ_‐ァ 〈/ と っ っ
? 用 に >l ー 'ノ !、`ー ' ,、/; り て と
ホ さ 出 / l、. イ 'ヽ |// 登 い 自
モ れ る | ,、 l゚ ´...:^ー^:':... //l 場 る 分
る と l/ ', r ζ竺=ァ‐、 // .| ∫ ホ を
の ノn /.l _ //レ l ∫ モ
ヽ_____,. -/⌒ヽ/ ヾ、_`ヽ _,,. // / ハ が
r'―‐-、 ヽr'=、、ヽ' /-、::::: : : /// / ノ
|:: ::: ヽ/:.:.: ノノ r' 〉 } // /、-、 ̄ヽ
__f::: 、 r'=、、/Y ハ l, 、/\ // /::::ノ/:.:.:.:.:.:.ヽ、____ノ
ヽ--、__/ヽ='_'l_(__)' >、lー/:::ノ  ̄.//-'::::) /イ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>
-イ´ {  ̄ ; ノ、/ |ヽ、f:://-ヽノ:/ イ|:.:.:. :. :. :. _,,. - ´
l 〈`ー----イ// l ヽ//_::ノ__,. - 'l | ヽ、
l ヽ、___;,.-'´ノ l トj レ o ≫
_ノヽ ヽ--- < l /o、 // /イ
`ヽ ___/:ヽ、 ヽ l / >':::ヽ〈/ |
83:名無しかわいいよ名無し
08/10/05 05:41:30 Nqy4MbEM0
,< ̄ _,>,
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| | ズキュウゥンン
| |
| ___ | 彡彡彡彡彡彡彡ミ
|<仁土土土土土土ニ>|-ー ー- - 、 彡彡彡彡彡彡彡彡"
- ̄ト-干干干干干干干干〃| >彡彡彡彡彡彡彳"
ヽ=================〃 .ー ̄ |VVVVVVVVV^i
| |_
______________ -ー ̄ |/VVVVVVVヘ/ヽ ヽ ∧ ∧ ∧
( |. ー- -- 〈 } -≧y ,_ |ノ ノ V V
ヽ∧ ` ゚` :.; "゚` ∧ノ ∧ y、ュヾ /↓ <
V.. ,_!.!、 V / / ヘ ..T三ゝ / / 〈 ) >>1 ヘ
ヘ/ ---,| /_/,へ /⌒ \  ̄/ 〉/ < は ブ
\ \ ⌒ / // \ ) "()〔≫ ) >>3 ン
>yー \_ / / へ, | ()〔≫ < を ズ
,ζ /^ 〈,, y | ノ ()〔≫ ) し ド
/ / / 〈,, | "|); | /^\ < ゃ ア
⌒ヽ,へ | 〈,, } |,, |゛ / ノ_ ソ / ) ぶ ッ
/^, ̄ ̄ ) | ヘ ヘ |~ | / \ヽ / < る |
〈 ,  ̄ ̄) ヘ \ } { \ ) ! !
〈  ̄ ̄)  ̄ ヽ | | \ <
ヽ  ̄ ̄) |I⌒i| )
 ̄ ̄ ヽ_ノ
84:名無しかわいいよ名無し
08/10/05 05:42:16 Nqy4MbEM0
i∥∥∥∥∥ 、、 /∥∥∥∥∥
i ∥∥∥ ll /( ,.ィ彡豕豕豕豕ミヽ jト、 〈 ∥∥∥∥∥
i ∥∥∥ノ N.:::::'チ杉チ形杉チ形ハ::N レ'´ ̄ ̄\.∥∥
`ー─' {.|:.::::形尨亥豕豸杉豸ハ::i::} / 先 お |.l ||
ヽ. {!ミミテチ形尨豸豸尨ハ:i::} | 輩 い |.l ||
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ {!ミミチ形杉豸亥毛杉ハ::i::} |. : Ⅳ. ||
| な お あ ', {!:ミチ形杉豸豕尨杉ハ::i:::} \ /∥∥
| ん れ ん | {!ミ;;チ形杉豸尨杉:ハ::::i:::L l/ ̄| ̄ /| ||
| つ の た |. )!::ミチ杉杉形杉;;;ハ::/l::/ L |/ / ||
| っ チ : | (.:.::;:;;;;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;ィイ1::/ ,イい,!:::、 /. ||
| た ン 今 | ゙、::イjII77ハヽノノ::ノ彡 しハ::L /_//
| !.コ |_ ゙ヾiIIi !,,L⊥ノノ,'rtッァ' リ l;;;;;L 〈
| の |:::::.ヽ_,≧;;;;r‐ッ;' |`ー ' l /;;;;;;;;;ト、
\ 事 __ヽ;:;;;;;;;;;;;;ハ''゙゙゙~/, ヽ //,;;;;;;;;;;;;|::|`ー- 、_
7/.:.:.::::/.:.:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;/ハ :^ー^:',, //,;;;;;;;;;;;;;;;|::|:::::::::::::::
::! 〃.:.:.:::/.:.:.:::::::;;:;:;;;;;;;;;|::|. ', ζ竺=ァ //,;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::|::::::::::::::
::! 〃.:.::::/.:.:.:.::::::::::::::::::::::|::| ,;ヘ `¨¨´.,〃,;;;;;錨;;;;;;;;;;|::|::::::::::::
/. ヽ.:::::Ii.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::ヽミV;;,.  ̄.;;;' ヽ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::|:::::::::::
',:::::I|れハ.:.::::(ヽ.::::;:;:;;:;iハ;;;, .;; i|;;;;;;l⌒⌒l;::::|::|;:;:::::::
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,ry/ / /:;:;:;:;:;i ,r-‐''フ´.::ニ三三  ̄ ̄ ̄ ̄77,;;;;;;;;;;
/ / / /;;;;;;;;;;;;;} / ハ、 ニ二三三 //,;;;;;;;;;;;;
./ ./ / /,;;;;;;;;;;;;;;;} / `ー------ | //,;;;;;;;;;;;;;;;
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85:名無しかわいいよ名無し
08/10/05 05:45:06 Nqy4MbEM0
ト、 ,イ|
, ´` ヽ | LY´ ̄ ̄`7/ !
、' ,.、、,.、 '; . | | ``ー‐'"´; |
ゝ > 、 `; ; l | ', |
ヘ| -≧y ,_!ソ V _ー- -- _} !
ヾー y、ュヾ/ {j ` ゚` :.; "゚` ||
ゝ T三ゝ/ l |; ,_!.!、 ;ノ|
, イ〈` ー ̄ イ _ _ ! ';,, _---, /|
,イ / ! ,.'´ト、 ,r'´子タ ヽ  ̄ /. .!L,.-─- 、
_,.-‐''´ / ! ,jr‐<´ ,イ `ヽ/。 。 。 _」;;:` ー " ,r'´ ,r''"´ ̄`フ\
,r─''"´ / |/L_ハ。/// ̄ノ ,rュ_」7,イj!;:;:;:;:;::.:.:,ノ, イ7′ , '´/7rェヽ
/ i `フ ! /;.;i ,// ,/q /ハ レ'ヾヾ\;;:;:.:.:: .: . ./´ー==イ、, 弋夲/i
! | 「 ̄ l i;;;;;| リ ,イl L_」l レ'´ _ノ二ニヽ ヾヽ `¨7
| ゙i i | |;;:;;| _,ハ__ノ^|」 o o oト、/ ,.-‐'"´\ _」」_」_」、 /
,〉、 ゙i、 | ,| ,!;;;::;|ノ-、/, イ:; ̄ ̄`¨`Y;:,r'"´二ニヽ,.-‐''"´`ヽ ヽi| /
,ハ \ト、 l !,!;;::;/ー-/ / .:.: _,リ´  ̄`\\ ヽ \ ,j!,イ
/ iヽ ハ | i!;r'ー=,/ / .:.: _/ / ゙i\ `, !/.:;:;!
,/ ! \,! ト、 l ,r'´  ̄i i / ̄ / | ! i / /
/ !ヽ iト、. |,イ | \/ _,, '´ ヾ | ,/;:::.:.:.,r'"´ ,/
,/ | \ | ゙、 ,l ハ、 \ ,/__ , '´ ≧j/;;;:r:;"´ ,/
i / ̄`` ー! ! iリ `'ー--‐ュj ,/,r─-、ヽ/
86:岸部露伴は漫画家?
08/10/05 05:47:22 eDj7pFYX0
「私の名前は『吉良吉影』いつ・・・なぜ自分が死んだのかはどうしても思い出せない ひとつ言えることは 自分は決して天国へは行けないであろう という
実感があるだけだ。」
「お、おいお前!!」
「ん?なんだ俺のことか?」
「そうだよ!不審者!」
(なんだコイツ?関わらないほうが良さそうだな・・・ほうっておくか・・・)
スタタ
吉良はその場を離れる
「おい!人の話しをきけぇ!」
「なんだ?遊んで欲しいのか?忙しいんだ。大人をからかうな。」
「きさまぁ!!配下の猫たちがお前をこわがってるんだ!お前私の猫に何をしたッ!」
「どうでもいいが・・・まず自己紹介をしよう・・・もめごとは話し合って解決しようじゃないか」
(なんだこのガキ!しかし・・・『心の平和』を願っているこの吉良吉影に争いはあってはならない・・・)
「お、お前から名乗れッ!」
「わたしの名前は『吉良吉影』だ」
「ふん!私は橙だ!よく覚えとけ!」
なぜか彼女の『手』が気になるな・・・気のせいか?
ド ド ド ド ド ド
橙の猫が逃げてゆく・・・
「コ・・・コラッ!逃げていくな! コイツなんか私一人で倒してやる!」
「なぜ私とお前が戦うことになっているのかね?」
睨み合うこと数十秒
橙が目をそらしたそのとき!
吉良はスーツの中からルガーを取出して空中に向けて撃った!
「バァァン!!!!」
「わぁッ!!!!!」
橙は腰を抜かして逃げていった
「あの幽霊屋敷から持ってきてよかったな。まさか役に立つとはな」
===========================================
⇒TO BE CONTINUED…
87:名無しかわいいよ名無し
08/10/05 05:55:36 Nqy4MbEM0
、_,ィシ'"::::::::::`'`ヾリ, / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
ゞ、`:::::::::::::::::::::::::::::::ノム≦、 /よつんばいで |
三=-、、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ | いいですか? |
彡::::::::, -―-- 、;;_,. -‐ ミミ:::::::::ミ | |
彡::::::::::' _ ‐ -- ‐ _ ヾ:::::::::::ミ | 犬の真似も |
彳::::::::j `  ̄ ´ ',::::::::ミ | やりますか? |
'ノ,:::::f '´ ̄`ヽ ィ'" ̄`' !::::::、` \ __/
シ,::::{ ィ'tテヽ : : ィ'tテヽ t:::::シ フ,-─‐'"
〈fヾ! ` ̄''" : :` ` ̄´ }リ^! '
{じ|{! r :. .: 、 ij'゙ノ ,,,,,,,,_ _,,,,,,,,,,,,,_
ゝヘ `^.:.:^´ fT、,,,__ ,,-'"~ ~"'''''''"~ ~"ヽ
小 .:.:,._‐_‐_、:.:.. ルi ゙"''''''''''‐-、 ,,/~ \
ト、 :. 'ヾ'三'シ` .:.:./! \-'、,,,,,,,,,,- ,,,-''" ヽ
―"""/! ヾ`:.. `"´ ..:/), ヽ‐--─''" i
/ \:._:_:_:_.:// } i
√'" \\  ̄~"""~ノ / :i
人 ::::::::ヽヾヽ, /~ .:/ :i
.\ 、, ゙ヽ'' " 、 ..:::::::/ .!
.\ ゙ヽ ::| '''i' ,,,,,_ ノ
.゙、 ヽ i | ,,,,,,-‐/ ̄ ./
88:名無しかわいいよ名無し
08/10/05 19:48:52 1y1HuQRM0
おおお!新作乙!!
二つの物語が同時進行とは。
しかも吉良、お前このままだと成仏させられるかもwwww
が、露伴は承太郎に「さん」を付けて呼ぶよ。
89:岸部露伴は漫画家?
08/10/05 19:53:15 eDj7pFYX0
SHIT!
気をつけますw
90:名無しかわいいよ名無し
08/10/05 23:05:08 Nqy4MbEM0
歌は流れる貴方の胸に・・・
今宵歌って頂きましょう TDNさんです
, ´` ヽ. イサキ馬鹿よね
、' ,.、、,.、 '; お馬鹿さんよね
ゝ > 、 `; ;. うしろに指
Yヘ| -≧y ,_!ソ うしろに指さされても♪
ー y、ュヾ/ . __...___,.、
ゝ T三ゝ/. . べ.o::;ヽ:::::ヽ`、
_,,,... 丶r'⌒`!イ,,,,_ ン? 》_〉_..ノ /フ':;`〈
. .-''" `、`''{'''""゙} ```''''ヽ .  ̄"' -、 ャ ':;;:|
r'" V`r‐イ , \.. `_>、/
! ` 、 ',r''"ニ'、 ; `、. ` i./
i ', ノ ニ} ! ! __...___,.、
', ',,.-''! r''', i ` 、 .. べ◎:ヽ:::::ヽ`、
', '、-''`'rT" ,,..', i、 `、 アッー!》_〉_..ノ /フ':;`〈
! / |,. ', ! ゝ }  ̄"' -、 ャ ':;;:ヽ/|
`-*-丶
|| ズボッ
.. f「「| ト
. ||| |: :: ! } |||
ヽ ,イ
91:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/06 16:28:51 MDf0t/Vj0
まったくいい大人が・・・
92:名無しかわいいよ名無し
08/10/06 19:38:20 Wl/zi0v50
野 \ 〃 `ヾ.: ヽY \
郎 女. |ノ. ,r''"´`ヾ;;:、,jレ.:.:::! 野 好 俺 |
に じ. ! ‘ ,:′_ __ /.:;:;:;;;;| 郎 き が
勝 ゃ |, .:. :.:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! だ な L,,
て .|''¨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,| : の |二
ね /,. 'ヾミミヽ rz彡‐`ヽ\ は |.:.:
ぇ _, イィjレ' _ tッ、,゙ ' r' rtッ_‐ァ'|:.:\ __/.:.:.
,.、‐'´从ヘi | `ー 'ノ !、`ー '||:::::::ノ::::::::::.:.:.:.:
'".:.::::::::}i〈Ji | , . ,イ 'ヽ ji!:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.::))、ji ! ;i ´...:^ー^:':... /|!:::::::.:.:.:.:.:.,、‐'´
. : .: .:.ノ ,;',:'i| ' ,r ζ竺=ァ‐、/.::|!:.:.:.,、‐'´
` ー‐レイ .,:;:;l|ト、 ` 二´ /|.:::||"´
ノ ,ィイ〃i;i| `ヾ、 .: .:.:::::, / .l::::||
) ,ィイ;i1| ';:、` ー─‐ <;;. |::::||
,' ,:;' ,:;'^|| ';:. ,;': |.:::.i|
,彳 .:;;' ;:/ || ;: :::.: .:.,;' ト、从、
ノ .: ;:;:;:;/ || ,, 、'′.:.:.::;,';;:、 ,′ `''ー-- 、
 ̄`¨`ヾ、 || .:.::.:;:;l:;:i!、`ヾ, \ヽ 1ヽ,,,,_
 ̄ ̄  ̄三三二二ニニ` ー─‐ - ─‐''"´_ノノィ´ ̄
‐''''"´ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
93:名無しかわいいよ名無し
08/10/06 20:54:43 WGxy0xaz0
この荒らしって実は東方好きで、ジョジョが東方キャラより強いのがいやなだけだろ
94:名無しかわいいよ名無し
08/10/06 21:05:17 GBsjeKfX0
東方の方が強くね?素の力は
東方最強クラス>ジョジョ最強クラス、東方上位クラス>>ジョジョ上位>東方並≧ジョジョ並>>>>雑魚陣 くらいだろ
まージョジョ勢は知能と応用でサクッと格上に勝つ奴らの集まりだが
95:名無しかわいいよ名無し
08/10/06 22:30:29 5aAuOIs50
ジョジョの奴らで蓬莱人再起不能にする方法ってなにがあるだろうか
ヘブンズドアーで永遠に眠るくらいしか思いつかん
96:名無しかわいいよ名無し
08/10/06 22:33:26 3phs88T80
>>95
クリームでガオンするか素敵指でバラすか銀の戦車レクイエムで別生物に変えるかでもなるんじゃね?
97:名無しかわいいよ名無し
08/10/06 22:35:49 Wl/zi0v50
.,..-'''''"゙゙゙゙゙゙゙゙゙''''- 、
. . -''´;;;;;;;; >>93 `'''-、 コクッゴクッ
.,,ー.;.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:. ...-'''''''''l、゙`.,
,,i´";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:: : : : : : .:.._,,..v.‘ゝ..、
l;;;;;;;;;;;;;υ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:: : :υ . `i なかなかだな 中に出すぞ?
.l;;;;;....;;;;;;;;;;;;;;;;;υ;;;..;;;;;;;::: : : .:!::::'゙;: !.^) ウ"ゥゥゥゥア"ァー!!!>
il.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;..;__;;;;;:;:;;;;.;;...:: : : : : : : : : //""'''''''---,,,,,,______ ;;;;--
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98:名無しかわいいよ名無し
08/10/06 22:37:02 Wl/zi0v50
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99:名無しかわいいよ名無し
08/10/06 22:37:48 Wl/zi0v50
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100:名無しかわいいよ名無し
08/10/06 23:38:22 XJG79APE0
ジョジョサイドは防御不能の能力とかあるのが強みじゃないかな?
チープトリックいわく「自分はヘブンズドアより弱いが、能力でくっついてるからどんなパワーでも引き剥がせない」。
どんな強力な霊力、妖力、魔力を持っていても一度罠に嵌ると抜け出せないだろうし。
時に東方最強って誰?
やっぱゆかりん?
101:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 00:11:16 KPgap0f90
五分後に「岸部露伴は小説家?」を転載します。
102:岸部露伴は小説家?
08/10/07 00:15:57 KPgap0f90
「ふ~んそういうことかぁ~」
「じゃあここがその幻想卿って所で、アンタがそこの妖怪 八雲紫か。」
「『大妖怪』ね 普通の妖怪より格上よ。」
「どーでもいいが、人間が失踪しているのだが理由をしらないか?」
「たぶんそれは結界の能力が低くなってるせいね。」
「じゃあ、とっとと張りなおせよ。行方不明者が増えるだろうが。行方不明者はまだ生きているんだろうな?」
「さぁね・・・普通の人間なら他の妖怪に食べられてるわ。まぁ神社までたどり着ければ生きてるわね。結界を張りなおすのは
そう簡単なことじゃないのよ。少し時間がかかるわ。」
「た・・・食べられてるッ!!??」
「そうよ。『妖怪が人間を食べ、力の強い人間が妖怪を退治する』っていう関係はまだ続ているの。」
「マジかよ・・・こえぇな・・・」
「ま・・・まさか・・・お前も俺たちを食う気か?」
「そんなことはないわ。アンタ達面白い能力もってるみたいだし。」
「食われるのかと思ったぜ・・」
---------------------------------------------------------
103:岸部露伴は小説家?
08/10/07 00:16:27 KPgap0f90
俺の名前は吉良吉影だ・・・もういいか?説明が面倒だ・・・。
「ふぅ~いい景色だな。移動中は景色を眺めるのに限るなぁ。確か次ぎ行く所は・・・。えっと紅魔館?この先を行った湖の近くにある館かぁ・・・」
「おい!お前!」
「!?」
「お前だな!橙をイジメたのは!!」
「さぁ?何のことだろう?」
(面倒なのでトボけてみる・・・余計面倒なことになりそうだ。)
「トボけるな!お前だって聞いてるぞ!」
「名を名乗ってもらおうか?俺は『吉良吉影』だ。」
「私は八雲藍だ!橙の仇を打ちに来た!」
(クソッ!面倒なことになって来た!さぁ・・どうするかな・・・とりあえず謝っておくか。」
「すまない・・・突然『変質者』って呼ばれ、ケンカを売られたものでつい驚かせてしまったようだ・・・本当に悪いことをした。」
「間違ったことをしたらスグ謝れって前原さんに言われなかったか!・・・しかし謝ったんだから許してやろう・・・」
(前原って誰だ?・・・)
「悪いが、急いでるので行かせてもらう。」
スタタ
104:岸部露伴は小説家?
08/10/07 00:17:08 KPgap0f90
なんだこの辺は妙な気配がするな・・・
「ん?なんだアレは?」
(刀が落ちている・・・)
「これは刀誰のだ?」
「アッ!見つけたぞ!お前か!私の刀を盗んだのは!」
「ん?」
「私の名前は魂魄妖夢!刀泥棒め!成敗してやる!」
「うああああああ!何すんだ!このガキ!」
いきなり刀を振りかざす
「く・・・くそう・・・・」
確かルガーがあったな・・・いやこの前の弾で最後だ・・・まずいことになった・・・ナイフじゃ到底勝てないぞ・・・
「あまい!」
「うはああぁあ!」
やばいやられちまうぞッ!
「ぐはッ!」
クソッ!転んでしまったッ!
(ヤバイ・・・やられる・・・)
吉良は観念したこのままやられるのだろうと・・・
だが・・・奇妙な事が起きた刀が体にあたっていない!
「ん?な・・・なんだ?」
吉良の腕ではない・・・白い筋肉質で黒い手袋のようなものを装着しており手の甲にはドクロのマーク・・・
「ナニィ!!??」
こ・・・こいつは・・・・どこかで見たぞ・・・確かこいつの名前は・・・
「そうだ!こいつの名前は!」
⇒TO BE CONTINUED…
105:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 00:17:43 KPgap0f90
以上です。
粘着荒しが居ますので、よろしければ感想はこちらへどうぞ
避難所
ジョジョの奇妙な東方Project
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URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
106:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 00:46:07 bDnDi9TW0
ジョジョのスタンドは防御不可より妙にいやらしいのが多いんだよな
ひっついて小言言ったり嘘つかせたり3つ以上のこと覚えれなくしたり罪を呼び戻したり
妖怪は人間より長いこと生きてて捨てるものもその分多そうだからシビルは効きそうだ
107:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 02:00:39 pu+iKLZfO
不死相手に強いなスタンド
(密室)空間系はほぼ全部完封できるし
白蛇ヘブンズで無力化もできる
クレDの同化やら鉄塔放置やら
殺さずに行動不能が簡単
108:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 03:19:17 hCKqkqyV0
お前ら東方豚どもはどこでもゴキブリのように元気ですね^^;
よろしければゲサロか同人ゲー板に帰って下さい
んでこの板には二度と来ないでね。
109:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 17:57:34 HBoX0nqWO
なんでこの板に立てちゃったかなー
110:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 18:08:13 3UugO5wA0
今から30分後くらいに投稿します。
でもネタが結構かぶってしまった…/(^o^)\ナンテコッタイ
111:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 18:31:38 KMFF+ym90
>>108
お前自分が何をしているのか分かっていないようだな。
一足早い認知症だな。
112:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 18:39:57 3UugO5wA0
朝日が昇ると同時にわたしは目を覚ます。布団を片付け、外に出る。空はすてきな青空だった。
こんな日は縁側に座って庭にある花の香りを楽しむ。今の季節は桜だった。
3分ばかり楽しむと、庭で剣の修行をしている妖夢の邪魔をしないように、少し離れた位置で軽くストレッチをする。
幽霊だから健康に気をつかう必要はないのだが、こういう晴れた日にはなんとなく体を動かしたくなる。
30分ほどしてある程度満足したときに私は呼ばれた。
「吉影~、ちょっといいかしら~」
その声の主は"今の"雇い主である幽々子だった。わたしがその声に呼ばれるのは大きかれ小さかれ、
なんらかの仕事があるときである。わたしは声のする方へ向かった。次の仕事をするために………。
デッドマンズQ ~幻想郷~
―数週間前―
その日の空は素敵な青空だった。こんな日はきっと素敵なことがあるんだろうなあ、と
意味もなく思ってしまう。庭の手入れをしながら桜の木々の方を見る。桜は芽がふくらみだしたようである。
この分ならもう少ししたら桜が咲き始め、鮮やかな桜と共にまたお花見でも始まるだろうな、
と少し先の宴会のことを思い始めた。しかしながら、そのようなもの思いは背後の気配によって打ち切られてしまった。
最初は紫様がまたスキマを使ってここに来て、厄介ごとを持ってきたか、もしくはただ遊びに来たのか、と考えていた。
だが所感は違っていた。私の背後に一人の人間の男が寝転がっていた。いやそれは人間ではなく幽霊であったが。
黒い洋服とズボン(確かスーツとかいう外の世界の服だった)を身にまとい、四角い模様の入った黒い帽子をかぶっている。
左腕は食い千切られたのように無かった。その見かけから外の世界の人物だろうなとは思ったが、
どちらにせよ彼はこの白玉楼の侵入者である。
彼には出て行ってもらうか、さもなくば楼観剣で成仏してもらうか、である。
113:デッドマンズQ ~幻想郷~
08/10/07 18:41:08 3UugO5wA0
わたしは気がつくと地面に横たわっていた。ここは先ほどの寺とは景色が違っていた。
どうやらあの女坊主(あま)にどこかに飛ばされたようだ。
「あの女坊主……、わたしをどこにやったんだ?
畜生…あいつのせいで左腕はなくなったし、宮澤賢治や江戸川乱歩も読めず、
シューベルトとモーツァルトのレコードも聞きそびれた……。」
あいつの腕をかわりにくっつけようと考えていたがそれもできなかった……。ふと周りを見ると桜の木が見えた。
その桜の芽はふくらみだしており、咲けば見事な桜の花が見れそうであった。
「…チッ!こんな状態でなければこの桜も楽しめたというのに……。」
「そこのあなた!」
少女の声がした。わたしはその声の主を見るために振り向いた。
「どうしてここにいるのです!?そしてどうやってここに侵入したのですか!?」
……どうやらわたしの災難はまだ続きそうである。
彼女を見ると長刀をわたしに向けており、確実に警戒していることがわかった。
彼女の警戒を解かなければ、桜を楽しむどころか安心して生活することもできない。
あの刀でわたしを切ることは多分できないだろうが、騒ぎはあまり起こしたくない。
桜を楽しみたいこともあって、わたしは彼女の問に答えることにした。
「信じてもらえないだろうけど、わたしはある人間に飛ばされてここに来た。
どうやってかはわからないけどな。ところでここはどこだい?」
「……あなたは質問には質問で答えなさい、と教えられたのですか?」
どこかで聞いたことあるような気がする台詞を返された。どこで聞いたかはおぼえていないが。
「……でも、わかりました。」
どうやらわたしの話は聞いてもらえたようだ。しかし
「しかしどういう事情があろうとも、あなたが侵入者であることは変わりありません!」
現状は変わらないらしい。頭の固い人間だ。しかも
「ですから今すぐここを出て行って、まずは三途の川にでも行ってください。」
どういうことだ…?わたしが幽霊であることを知っているのか?それならばなぜ刀をわたしに向けているのだろうか?
幽霊が刀で切れるとでも思っているのだろうか。しかも三途の川へ行け、などと言っている。それはつまりわたしに成仏しろと
言っているようなものだ。わたしに「あの世」へ行けと?冗談じゃあないッ!!
自分は決して天国へは行けないだろうという実感がある。それでどうしてそんな所へ行かなきゃいけないんだ?
114:デッドマンズQ ~幻想郷~
08/10/07 18:42:08 3UugO5wA0
「わたしは成仏するつもりはないのでね、その提案はお断りさせてもらうよ。」
「……わかりました。それならば今ここで成仏してもらいましょう。この楼観剣でッ!」
彼女はそう言ってその刀を構え直し、わたしに向けた。つまりあの刀は幽霊も切れるようである。
これは厄介なことになってきた。このままだとわたしの生活も終わってしまう。天国へ行けないなら
わたしはどこに行くのだろうか?もし地獄へ行くというのなら、"そんなのはまっぴらごめんだ!!"
そこにはわたしの望む幸福はあるのだろうか。少なくとも『心の平和』は存在していなさそうだ。
「どうやら…交渉不成立のようだな……。」
わたしは少女の長刀が届かない十分な距離をとり、銃を構えた。それは屋敷幽霊から唯一持ってくることのできた、
わたしだけの"銃の幽霊"である。
"銃は剣よりも強し"という言葉がある。たとえそれがどんな名刀でも十分近くないと切ることができない。
だが彼女が近づこうとするならその瞬間わたしの銃が火を噴き、彼女はわたしを成仏させることなどできなくなるだろう。
この状況は圧倒的にわたしに有利なのである。だが彼女は慌てる様子もなくこう言い放った。
「あなたはこう考えているはず…。間合いをこれだけ取れば私はあなたを切ることができず、
切るために近づこうとすればその銃で対応する……。」
冷静にも、現在の状況とわたしの心境を分析していた。そこまでわかっているならどうしてそんなにも冷静なんだろうか?
「だけどもッ!それは不可能よッ!!」
という言葉と同時に彼女は光弾を大量にそして高速に放ってきた。
「なッ!?なんだとッ!?」
わたしは虚をつかれ、声を上げてしまった。その間にも光弾の"弾幕"は牙を剥こうとしていた。
「うおおおおおぉぉぉおああああぁぁぁ――ッ」
わたしは光弾の波をどうにか直撃しないようにできる限り通り抜けようとした。
光弾は容赦なくわたしを襲う。腕や脚に当たっていくが、威力はそこまでなかったので、なんとか耐えられた。
そうやってわたしは光弾に"かすり"ながら避けていった。
「―ッ!ハァハァハァ……―」
わたしはなんとかその"弾幕"を避けきった。しかしながら光弾をかすっていったためにスーツはボロボロになり、
精神的にも肉体的(幽霊には肉体はないが)にもダメージを受けた。だが、おかげでその光弾の"弾幕"について理解できたことがある。
「さて、あなたが圧倒的に不利であることはわかってもらえましたか?
だからここを出て行って三途の川を渡るか、もしくは今ここで切られて成仏するか―。」
「ああ。だが断る。成仏するつもりはない。」
「―ッ!強がりを―」
そして彼女はまた光弾の"弾幕"を放ってきた。そしてそれは、―先ほどとは違う弾幕であったが― わたしの考えの正しさを証明していた。
その光弾は決して『わたし』を狙ってはいない。せいぜい『わたし』のいる方向を狙っているに過ぎない。
だからそれらを避けるのはそんなに難しくは無い。先ほどより余裕を持って光弾を避けることができた。
避けながら、"弾幕"の中でわたしは銃を構え、彼女を狙い、撃った。
115:デッドマンズQ ~幻想郷~
08/10/07 18:43:32 3UugO5wA0
だが次の瞬間金属と金属がぶつかった時の独特の高音が鳴り、彼女が刀でわたしの弾丸を弾いたことがわかった。
「…どうやら弾幕を避けるのは上手なようですね。そんな中で私を攻撃したら私は油断をして倒せる、とでも思っていたのでしょう。」
「だけどもッ!妖怪が鍛えたこの楼観剣に斬れぬものなど、あんまり無い!」
残念ながら、そんなことは予想していた。もっとも今ので倒せてたらラッキーぐらいには思っていた。
だが今の銃弾はそんなことのために放ったのではない。
「今度こそ、諦めなさい!」
彼女は三度"弾幕"を放ってきた。今度も先ほどの"弾幕"とは別の物を撃ってきたが、わたしを直接狙っているものはなく、
避けるのはさほど難しくなかった。そして避けつつもわたしは銃口を彼女に向け、再び放った。
私はこの剣と弾幕さえあれば目の前の男なんて簡単に始末できると思っていた。
最初は弾幕に驚いていたが、次の弾幕にはすぐに順応していた。
甘かった。相手が銃、私が剣だから油断しており、弾幕さえ放てば何とかなると思っていた。
だけども油断したのは彼でなく、私。だから彼が銃口を向けたとき、心底驚いた。
もう少し判断が遅れていたらきっと銃弾に倒れていただろう。―だけれどもッ!同じ目には2度とあわない!
彼が銃を再び向けたとき私は構えた。
――くそ……
二度と!
二度と……
負けるものか……
そして再び金属の衝突音が聞こえた―。
116:デッドマンズQ ~幻想郷~
08/10/07 18:44:32 3UugO5wA0
"弾幕"が終わったとき、先ほどと同じような光景がそこにあった―。
だがそこにいた二人の表情はまったく違っていた。
吉良吉影の表情は先ほどと同じように緊迫した表情であった。
しかし魂魄妖夢は驚嘆の顔であった。
そして、そして彼女の右頬には鋭い赤い線がひかれており、そこからは紅い血が流れていた。
「う…そ………。」
妖夢は呟いた。そして同時に理解していた。どうして吉影の放った弾丸が彼女に当たったか。
―彼女の楼観剣は長刀である。そのため、長刀を振るにはどうしてもナイフや短刀と比べて
時間がかかる。振るのに時間が掛かるということは構えるにも時間が掛かるのである。
つまり―吉影の弾丸は『2発』あったッ!
そう、だから吉影は2回目の"弾幕"のときに『1発』弾丸を放ったのだ。
どの程度刀を振るのに時間が掛かるのかを計っていたである。
そして3回目の"弾幕"のときに妖夢が構えなおしたことも原因としてあげておこう。
構えなおすということは気合を入れなおすことと同じである。
そのとき剣を振るということは知らず知らずの内に力が込められてしまう。
力を入れて剣を振ればその分振るスピードは速くなるだろうが、
しかしそれ以上に振り終わった後の硬直とでも言おうか、その時間が長くなってしまう。
その結果彼女は吉影の『2発目』の弾丸に対応できずにいたのだ!
無論、彼女が剣士として成熟していたら対応できていたかもしれない。
だが彼女は剣士としてはまだ未熟、半人前なのである。
「……さて、まだやるかい?」
吉影が妖夢に尋ねる。妖夢の精神は既に負けを認めていた。しかし彼女の『立場』は負けを許されない。
再び楼観剣を構える。―例え勝てなくとも……―
そこに、その緊迫した空気とはまるで場違いな声がその戦いの終焉を示唆した。
117:デッドマンズQ ~幻想郷~
08/10/07 18:46:55 3UugO5wA0
「二人とも、そこまでよ。」
「ゆ、幽々子様!」
幽々子と呼ばれた女の声を聞くと、わたしを襲った少女は構えを解いた。
「初めまして。私は冥界にあるこの白玉楼の主、西行寺幽々子よ。」
どうやら主人の方は聞き分けがいいらしい。自己紹介されたので、こちらも自己紹介しておくのがスジってものだろう。
「…こちらこそ初めまして。わたしの名前は吉良吉影という。」
「さて、あなたも自己紹介しなさい、妖夢。この流れでやらないのは駄目よぉ。」
と先ほどの戦いも無視するかのように彼女に自己紹介を求める。そういえば彼女の名前も知らなかったな。まあ無理もないか。
「えっ?あっ!ハイ!!」
と急に話を振られて動転していた。こうしてみると意外と普通である。
だが彼女をよく観ると彼女は常人とは違うところがあることに気づいた。
それは彼女のそばに何か白い人魂のような物体が漂っていることである。いったいあれは何だろうか?
「えっと…。白玉楼で庭師兼警護役をやっています、魂魄妖夢です。」
「んー、ちょっと硬いけど、まあ妖夢らしくていいんじゃないかしら?
あっ、そうそうこの娘はね、半人半霊なのよ。だから周りに半分の魂が浮かんでいるのよ。」
なるほど。納得……できるのか?いまいちよくわからない。そもそもここは冥界らしい。
つまり『あの世』があったということか?あの女坊主が喜びそうだ。そんなことよりまだわからないことがたくさんある。
「うふふ、あなた色々聞きたそうな顔してるわね。いいわ教えてあげる。そこの妖夢に勝ったわけだしねぇ。」
とこちらの考えを見透かしたようなことを言った。そして妖夢と呼ばれた少女は顔を赤らめていた。
仮にも警護役らしいので負けはみっともないとでも思っているのだろう。
「それじゃあ、妖夢、庭の片付けと部屋の準備、お願いするわね。」
「え?あ!ハイ!」
そういえば先ほど戦った影響で(といってもほとんど妖夢のせいだが)庭はボロボロになっていた。
そういえば彼女は庭師でもあったとか言ってたな。まあ自分でやったんだし、別にいいだろう。
「それじゃあ、ついてきて。"ここがどこなのか""これからどうすべきか"できる範囲で教えてあげるわ。
あっ!そうそう、今日はここに泊まっていくといいわ。」
そういって幽々子は家の中へ私を案内した。よく観るとこの家は立派な日本家屋であった。この庭もそうだが
今のわたしにとって、とても美しく見えた。
それにしても素敵な青空だ……
今夜はこんなに素晴らしい場所で休めるのか……………
118:デッドマンズQ ~幻想郷~
08/10/07 18:47:44 3UugO5wA0
「『幻想郷』?」
「そう、幻想郷。あなたのいた世界とは別の場所。非常識や幻、忘れられたものが流れてくる場所。」
「それは、つまり、どういうことだ?」
わたしは白玉楼の奥に通され、西行寺幽々子のここがどこなのか、という説明を受けていた。
「そうね、すごく簡単に噛み砕いて言ってしまえば」
彼女は静かに微笑みながら言う。
「たくさんの妖怪と妖精と、少しばかりの人間のいる世界。と言えばいいのかしら。」
なるほど、つまりここはファンタジーやメルヘンだというのだろうか。
別にそこに対して今更信じられない、等とのたまうつもりはない。
今自分は幽霊であり、何が起ころうとも別に問題は無い。まあ屋敷幽霊にあった『物の幽霊』を
あまり手に入れられなかったのは残念だったが。だが妖怪や妖精が実際にいたとは思わなかった。
「なるほど、な」
「そしてね、ここは冥界。転生や成仏を待つ幽霊の住まう場所なの。」
日本茶を啜りながら彼女はわたしが今いる場所の説明をしてくれた。
どうでもいいが幽霊なのにお茶を飲めるのか。
「それでね、吉影、この建物が私や妖夢、あとたくさんの幽霊が住む屋敷がここ、白玉楼なのよ。」
「そうなのか。」
なんとも羨ましいものである。わたしはわたしだけの部屋を欲していたというのに、
あの女坊主が行きたがっていた『あの世』には幽霊が住む屋敷が存在していたのだ。
「ところでひとつ、聞きたいのだが、ここ白玉楼は『屋敷幽霊』なのか?」
119:デッドマンズQ ~幻想郷~
08/10/07 18:48:33 3UugO5wA0
「ん~?幽霊屋敷?まあたしかにここに住んでいるのはほとんどが幽霊、そういう意味では幽霊屋敷かもしれないわ。」
クスクスと笑いながら彼女は答えた。
「いや『屋敷幽霊』だ。なんと言っていいか…。まあ簡単に言えば家の幽霊だろう。」
「?」
首を傾けながら疑問符を浮かべている。
「だから物じたいの幽霊なんだ。家の魂だけの存在というか。そこには『物の幽霊』もあった。」
「まあまあまあ。」
彼女は感嘆をあげている。どうやら冥界にある屋敷の主人でもこのことは知らなかったらしい。
「まだ外の世界にはそういうものがあったのね。長生きしてみるものだわ。」
あんたは幽霊だろう。
「そうだ。この拳銃も、そこにあった『物の幽霊』だ。」
そう言って拳銃を取り出し見せた。
「へえ~、これがそうなの。ふ~ん。」
そう言うと銃をまじまじと見る。
「確かにそうね。これは"物"ではないわ。私たちと同じ"魂だけの存在"。」
どうやら彼女も納得してくれたようだ。
「物には魂が宿るっていうけれど、本当に物の魂があるとは思わなかったわ。」
「ありがとう吉影。いいものを見せてくれて。
うふふ、まだ外の世界にも幻想郷にも私の知らないことがたくさんあるのね…。」
彼女はそう言って微笑みかけてきた。
120:デッドマンズQ ~幻想郷~
08/10/07 18:50:19 3UugO5wA0
「ところでね、お礼、というわけでは無いけれど、あなたここで働いてみない?」
突然の提案である。その提案は正直言って嬉しい。しかし
「しかしいいのか、こんな素性もわからないようなもんを雇って。」
「いいのよ、別に。あなたは妖夢に勝ったし、面白いものを見せてくれた。それで十分よ。」
そんなもんで大丈夫なのか、ここは。そして彼女は聞いてきた。
「ところであなた…、ここに来る前はどんな仕事をしてきたの?」
……どう答えようか悩んだ。正直に言うべきなのか?だが嘘をついてもこの女にはすぐにばれてしまうだろう。
確証はないが実感でわかる。それに先ほどの戦いも見ていたようだ。
「……そうだな。オレの主な仕事は"依頼"された"標的"に対し、任務を"執行"することだった。」
私は正直に答えることにした。ぼやかしてはいるが。
「……そう。」
彼女はそれだけ言った。その表情は哀しみでも、怒りでも、もしくは納得のどれでもなかった。
「それなら、あなたにはちょっと危険な仕事もしてもらうかもしれないわ。」
少しだけ考えたあとそう答えた。
「あっ、もちろんそういう仕事は滅多にないから安心してね。年に数回あれば多い方。
普段はここの警備をするふりをしてのんびりしていていいから。」
雇い主がそんなこと言っていいのか?
「あとはちょっとしたお使いにでも行ってもらうかも。」
まあ前の仕事よりは楽ではありそうだ。
「それでね、あなたを雇うからにはなんらかの報酬が必要でしょ?」
「まあ、そうだな。」
どうやら報酬の話になった。
「とりあえず、あなたには何が欲しいものはあるの?」
わたしは今後の生活について考える。今のわたしには部屋が必要だった。
人間が持っているような大家や所有者に"許可"をとった
風に吹かれず
おちついて本が読めて花の絵を描いたりできる
………わたしだけの"結界"のある部屋が…。
その前に食い千切られたこの左腕を何とかしたかったが。
「…とりあえずこの左腕を何とかしたい。腕がない生活なんてまっぴらなんでね。」
「んー、そうね…、私の知り合いに腕のいい医者がいるからそこに相談してみるわね。」
幽霊に医者の治療が受けられるのだろうか。まあしかし、ここは幻想の世界らしいし幽霊の治療もきっとできるのだろう。
121:デッドマンズQ ~幻想郷~ 代理
08/10/07 19:56:05 vnKNRVrk0
「あとは部屋が欲しい。自分だけの、自分のための部屋が欲しい。」
わたしは正直に答えた。少々厚かましいが、この屋敷の庭が見れるならどこでも良かった。
あの庭には桜だけでなく、四季折々の植物があった。おそらく季節ごとに
色とりどりの美しい光景を見れるのだろう。それはわたしにとって至福の場所である。
「正直なのね。いいわ。あなたにはとてもいい仕事をしてもらえそうだし。
一部屋貸してあげる。そこを自由に使っていいわ。よほど荒らさなければね。」
どうやら交渉成立のようだ。先ほどの従者とは違って話のわかる人間でよかった。お互いに幽霊だが。
「それにね、いくらここが幻想郷で、あなたが幽霊だとしても
ここで生活していくならお金が必要ね。だからお小遣い程度かもしれないけれど賃金も保証するわ。」
「わかった。ここで働こう。これからアンタはオレの雇い主だ。」
「うふふ。これからよろしくね、吉影。」
「失礼します。幽々子様。お部屋の準備が整いました。」
丁度そのとき妖夢が入ってきた。どうやら庭の片付けと部屋の準備が整ったようだ。
「そうそう妖夢、今日から彼、ここで働くことになったから、屋敷の案内とかよろしくね。」
「え…、ハイわかりました。」
「よろしく頼むよ、えっと…魂魄妖夢とか言ったっけ?」
そう言ってわたしは右腕を差し出した。
「ハイ。よろしくお願いします。…吉良吉影さん。」
彼女は差し出された右腕と握手した。
その後、わたしは妖夢の案内でこれからわたしの部屋になる部屋と、屋敷の主要な部屋を
見て周った。その途中で幻想郷についてや、彼女のこと、幽々子についての詳しい話も聞いた。
そしてわたしの部屋に戻り、久々のくつろぎを確かめることにした。
…こんなにもくつろげるのは久々だ。いつ以来だろうか?思い出せない。
でもそんなことはどうでも良かった。"これからはこの部屋がある。"
どういう仕事がこれからあるのかはわからない。しかし、しかしながら
わたしは部屋を手に入れた。自分だけの、きっちりと『許可』をとった部屋だ。
わたしが休むとき邪魔するものは、いない。
仕事に必要なものをいつでも置いておける部屋。これほど素晴らしいものはあるのだろうか。
外を見る。そこにあったのは写真でも、絵画でも表せないような確かな庭が広がっていた。
122:デッドマンズQ ~幻想郷~ 代理
08/10/07 19:57:10 vnKNRVrk0
―その夜―
月光で照らされる部屋がそこにあった。そこで二人の少女が向かい合って座っていた。
一人は正座で、神妙な顔つきでもう一人の顔を見つめていた。
もう一人は適度に崩しながら座り、妖艶な微笑で目の前の少女を見ていた。
「なぜ彼を雇ったのですか。」
一人が聞いた。その声は怒りとかそういう感情は込められずにただ疑問に思ったことを正直に聞いていた。
「あなたが負けたから。それに面白いものを見せてくれたしねぇ。」
そう回答を求められた者は答えた。質問者はすこしムッとした表情になった。
「本当にそれが理由ですか?」
彼女はさらに質問を重ねた。
「そうね…、それもあるけど本当の理由はね、妖夢」
さらに答える。
「彼は強いからよ。」
「強い…ですか……。」
彼女はまた表情を変える。悔しいような寂しいようなそんな表情に。
「……もう。そんなんだからあなたはまだまだ半人前なのよ。」
彼女は言う。
「今日は確かに彼が勝ったわ。でもね、」
「剣の腕ならあなたの方が全然上だし、弾幕だって彼は打てないわ。」
「あなたと彼が何かの試合したらきっと貴女が勝つでしょう。」
「…でもね、妖夢」
濃艶な表情で目の前の少女に向かって告げる。
「彼は戦いに強いのよ。」
「……はい、わかりました。」
彼女は理解した。納得は、まだしていないが。
「…それともう一ついいですか?」
そして彼女は再び問う。
123:デッドマンズQ ~幻想郷~ 代理
08/10/07 19:58:18 vnKNRVrk0
「彼はどこから、どうやって来たのでしょうか。いくらなんでもいきなり白玉楼には来ませんよ。」
それは最もな質問だった。彼はどこから来たのかは知っているようだったが、どうやって来たのかは、理解していないようだった。
「そうね、ところで妖夢、彼は成仏できると思う?」
質問を質問で返した。妖夢は答える。
「できるんじゃあないのですか。」
「なんで、そう思うの?」
幽々子は問う。
「えっ!?なんで、と聞かれましても…」
彼女は答えられなかった。魂は成仏するものだと思っていたからだ。
「彼はきっとできないわ。」
「え…!?」
それを聞いてさらに混乱する。
「とても簡単なことよ」
「死んだ者は魂だけとなって、三途の川を渡る。」
「そして閻魔様に判決をもらう。」
「その判決はその魂の人生のあり方によって決まる。」
「ここまで言えばわかるかしら?」
「えっ…と、つまり……」
「んもう!鈍いわねぇ!そんなんだから半人前なのよ。」
「……ごめんなさい。」
「いいわ。教えてあげる。閻魔様に裁いてもらうにはね、その魂の"生きている間の記録"が必要なの。」
「?そんなの当たり前じゃないで…えっ!?じゃ、じゃあ、まさか…」
「ようやくわかったわね、そう、彼には"生きている間の記録"が無いのよ。」
「え、でもどうして生きているときの記録が…、!!もしかして記憶喪し…」
「いいえ、魂に記憶喪失はあっても"記録喪失"はないわ。
そうなったら記憶を失えば地獄に行かなくてすむことになっちゃう。」
「へ?でもそれじゃあ…」
「そう、めったに無いことなの。魂の"記録"が無くなるなんてことは。」
124:デッドマンズQ ~幻想郷~ 代理
08/10/07 19:59:11 vnKNRVrk0
「でもそれと彼がここに来た理由に関係があるのですか?」
「大有りよ!大アリクイよ!」
「意味がわかりません。」
「んもう!本当に鈍いわねぇ。そんなんだといつまで経っても半人前のままよ。」
「うっ!…精進します……。」
「きっと外の世界の誰かが彼を成仏させようとしたのでしょうね。理由はわからないけど。」
幽々子は自分の仮説を聞かせ始めた。
「そして彼は外の世界からは成仏したかのように見えた…。まあ実際いなくなったら成仏だろうとなんだろうと一緒でしょうね。」
「しかし、彼は"成仏できない魂"だった。だからここに落ちてきた。」
「な、なるほど…。」
妖夢は納得しかけた。
「で、でも幽々子様、三途の川を渡るくらいはできるんじゃないでしょうか?」
妖夢は疑問を投げかけた。
「…」
幽々子は少し考え
「もしくはその成仏させようとした誰かの力が足りなかったとか。」
「………」
適当に答え、あきれ果てさせていた。
「でも、きっと私の考えはどこか当たっているはずよ。彼は『生きている間』の記憶がないはず。」
わたしが白玉楼に来てから数週間がたった。その間わたしは
幽々子が読んだ永琳とかいう医者に腕を治してもらい(あの左腕はどこから調達したのだろう。
とてもよく馴染む)、そしてその後仕事に入った。仕事といっても簡単なお使いや
庭の掃除程度のことだった。それはあくまで幻想郷に慣れるための研修みたいなもんで、
その間ゆっくりと幻想郷の空と景色を見て周った。そんな日々を続けながら、今日もわたしは幽々子に呼ばれた。
さて、今日は一体何をすればいいのだろうか?
すてきな青空だった。こんな日は歩いて行きたいところだ。
125:デッドマンズQ ~幻想郷~ 代理
08/10/07 20:00:12 vnKNRVrk0
さて、ここいらでちょっと場所を変えてみようじゃあないか。ここは彼岸の裁判所、閻魔のいる所である。
ここで四季映姫・ヤマザナドゥはいつものようにその死者を裁こうとしていた。
しかし目の前の死者は何もしようとはしなかった。
自分の人生を語るでもなく、必死に嘘をついて自分を善良な人間だったと主張するわけでもなく、
ただそこにいた。こういう死者は珍しくなかった。
ただの恥ずかしがりやなのか、もしくは自分の罪の重さに自ら耐えられなくなったのか、
ただ寡黙なだけなのか、どうしたらいいかわからないのか、
様々な理由があるが、珍しいことでもなかった。
だから彼女はさっさと映った者の生き様全てを映すという『浄玻璃の鏡』を使うことにした。
これであの死者に判決を下すことができる、彼女はそう思っていた。
しかし何も映らない。ただの手鏡の様に四季映姫の姿を映すだけであった。
「!?」
そんなことは初めてであった。彼女の歴史においてそれがうまく機能しないことなど一度も無かった。
ずっとこの鏡は生前の行いを全て映すものだと考えていた。いったいこの魂に何があったのだろうか?
どのような魂であっても―それは生まれたての赤子や生まれる前であっても―
かならず魂の持ち主の生き方を映すはずである。だからこそ彼女の能力で、死者の判決を白黒はっきりつけることができるのである。
何も無ければ白も黒も何もあったもんじゃあない。無に対して何を判断しろというのか。
しかしここで鏡に変化が現れる。何かを映し出したのだ。どうやら鏡がちょっと不調だったのか。
これで問題なくこの死者に裁くことができる。そう思っていた。しかし映っていたのは幻想郷の霧の湖だった。
「??」
そこには何もいなかった。いるのは騒がしい妖精ぐらいだった。そしてそこから場面は移動していく。
次に止まったのは紅魔館だった。鏡が映すものはその館に入っていき、何かを探すように移動する。
彼の視点だろうか?それにしては湖の妖精や館の門番、メイドが何も反応しないことが
おかしい。そういう生き物だったのだろうか?そして場面は地下の大図書館の扉の前になる。そこで鏡は映すことを止めた。
しかしながら現状は何も変わっていなかった。目の前の死者の人生は何一つわからなかったのだ。
126:デッドマンズQ ~幻想郷~ 代理
08/10/07 20:02:35 vnKNRVrk0
878 :デッドマンズQ ~幻想郷~:2008/10/07(火) 19:21:30 ID:j1c.pTqc0
以上で終了です。とりあえず、デッドマンズQの吉良吉影が幻想郷入りしたら
どうなんだろう?と思い立ったら、急に、興奮して来た………服を脱げ
的な状態になりまして、書いてみました。が、
構想中にまとめページにもう既に同じネタでやってる方がいることがわかって/(^o^)\ナンテコッタイ
でも、小ネタだし別にいいよね!って感じで執筆始めたら
またデッドマンズQのネタで被ってしまった/^o^\ナンテコッタイフジヤマヴォルケイノ
だけどなんかストーリー違うし何とかなるよね!って感じで投稿してみたら
ヤバイ!バイバイさるさんがイン!
というわけで色々ありましたが、とりあえず、序章的な物を投稿しました。
127:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 20:06:50 cCJ4d+xb0
吉良ってオレは使わなかった気がするけど・・・
まぁ乙!
128:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 20:28:33 3UugO5wA0
女坊主さんと話しているときはオレと言ってますよ。
まあ考え事のときは一人称はわたしなんですが。
ソースは死刑執行中脱獄進行中のデッドマンズQの2話目の回想シーン。
ついでに書き込みテスト
129:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 20:58:34 Jpjf1bxK0
デッドマン吉良は微妙に性格違う
「~しねー」なんて生前なら言わないだろうな
130:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 22:28:35 hCKqkqyV0
\ /
\ / <東方キャラは強い!ジョジョキャラよりも強い!
/ ̄ ̄ ̄<丶`∀´>
~ ̄> ̄> ̄> ヽ 、サ、サ、サ、サ、サ、、、、、、
゛ (⌒) ヽ
((、´゛))
|||||
_-へ____ |||||| ドッカーン !
____) ・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・' λ_∧ ∩ チョッパリめ!
/ \| ┝ .::.::.::.::.・・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・:。 :; :.:: :;。。;;; ^;;゚;.Д´>/ アイゴー!!!
( /_\ ・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・・'゚。.::。.::・'' /"
\ \| .| プシューッ
\_ ) .|
|ニダキラー|
| .|
131:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 22:29:20 hCKqkqyV0
イ "" ⌒ ヾ ヾ
........ . ..ヽ . ;: . / .⌒ _,,..__ ヽ ) ;. :ノ......... .........
:::::::::::::::::::::ゞ (. (::.! l,;::) .ノ ノ ./::::::::::::::.......:::::
._ゝ,,. .-ー;''""~ ';;; - .._´,
._-" ,.-:''ー''l"~:|'''ーヾ ヾ
::( ( . |: ! ) )
ヾ、 ⌒~'"| |'⌒~'"´ ノ
""'''ー-┤. :|--~''""
_∩_ ./ | / |
( \ (゜\./,_ ┴./゜)(
 ̄ ̄\ .\. \ \iii'/ /,!||!ヽ
.ファビョ━━ /V,,ニ..,ニ、、 ノ( \━━━ン!!!!
.\ \ . \ヽY~~/~y} `/~,/"
.\ \ | ,k.,.,!,.,.,r| ,! く('⌒ ; ⌒
\  ̄ <ニニニ'ノ \ ::⌒ )
\ .\ ⌒`) :; )
│ ヘ \ ( ⌒) :; )
(⌒::((⌒:::) │从ノヽ从 │ .\ \ (´⌒;:)
( / | ./ | ;;;从ノヽ从│ \ \__
/,_ ┴─/ ヽ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;│从 \_ )
へ.n (゜\iii'/゜ノ,!||!ヽ n ヘ:::: "U ̄
アイゴ━/V,,ニ..,ニ、u ノ( \━━!!!ウリたちがノーベル賞ニダ~!!!(( ⌒ )) ))
\ \ \ヽY~~/~y} `/~,/'./ /(( ⌒ ))( ⌒ )) )) ))
\ \ | ,k.,.,!,.,.,r| ,! く/ ./|((⌒ )
\ ヽ <ニニニ'ノ / |ゴオォォォォッ ((:;;火;; ⌒ )) ))
(( ⌒ )\ /i;;;::人从;;;;;::人 ;ノ;;;;;从
;::人从;;;;;::.|从ノヽ从;从ヽ从i::人从;;;;;::人;;;::人从;;;;;::人 ;ノ;;;;;从人
132:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 22:30:12 hCKqkqyV0
TGSが免許取ったらしいからTNOKに取り上げてもらいたいな
TNOK「H×Hの続き書け」
TGS「書けば免許を返していただけるんですね」
TNOK「何お前犬のくせに連載さぼってんだよ」
TNOK「早く描けよ」
,イ _,,-ー----.、
/ | <" "l
,r‐、,,ノ ゙i、 __,、 '; ,、、__ソ^`7, i、
゙ー" i、 ';'___ _,,, リ
r─‐ロロ lニニ7ロロ o o o ヽ,,_ 人 ,--ーートーj 'ーー rー-、_
.  ̄フ / /∧j `´ { / ハノL ヽ ノ | `ー、_
//ヽ\.  ̄_,,r─''" ̄ ̄`゙''─-,,_ l / / lヽ∀ / | l
 ̄ _  ̄._,,r'" _,ノ .,>─---、. ゙ヽ ゙l、_. _,ィ / Y L |,) ー'↑ ,> ィ |
/~ ,-'" ,r‐'' ̄`H" .l ヾ、_ ) ゙ー'´ / / |ヽ |,バ | 7 / |
v' ( __,l =・= ノ゙i、 =・=,/ ト、 ̄ さぼれん… / .イ| | |rA,| / / / |
. ゙l ゙ー"/゙ト、_,/▼ ゙ー─'"U l 丶. { / / | | |gca| | / /| )
. ゙j | ∵∴ | ∴∵∴ ノ.
/ 人 ∵∴ | ∵∴_,,..-"
ノ /"⌒゙ト、゙'ー─┬┼─┬'"
_} l ゙)゙l:..:.:.: : l ,! ノ
) l,, ,)-'::.:.:.: : :゙ー‐'"
133:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 22:36:47 hCKqkqyV0
いいかッ!オレが怒ってんのはな、てめーの“ちんシュの弱さ”なんだシャブじじい!
そりゃあ確かにイキナリちんちんシュッシュッされたんだ、衝撃を受けるのは当然だ!自分までイッちまうんだからな。
オレだってヤバイと思う!だが!オレたちのチームの他のヤツならッ!
あともうちょっとでちんちんをシュッシュッできるってシュッシュッを決して解除したりはしねえッ!
たとえちんちんを飛ばされようがちんちんをもがれようがアク禁されようともなッ!
オメーは“ちんッ子(オナーニ)”なんだよシャブ!ビビったんだ。甘ったれてんだ!分かるか?え?オレの言ってる事。“ちんシュ”のせいじゃねえ。
心の奥のところでオメーにはビビリがあんだよ!成長しろシャブじじい!
“成長”しなきゃあオレたちは“栄光のちんシュ”をつかめねえ。本当のキチガイたちには勝てねえ!
そこら辺のちんシュスレや、既婚板で“シュッシュッする”“ちんシュする”“珍種”って、
大口叩いて心とちんちんをなぐさめあってるような負け犬どもとはわけが違うんだからな。
「ちんシュする」と心の中で思ったならッ!
その時スデに行動は終わっているんだッ!
ヘ彡゛二゛゛三"ヽ
ヘヘ彡='"""""""ヾノ
ミゞ ミ ヘ
/ ミー-、 ミ|
" ̄ヽヘ、 ミ|
ヾ"tテ"ハノ /」
,ミ ̄ ̄ミ "ヘテラ
,ミミ =\
"ミミ 〆 ノ
ミ _ノ
ミ /―ノノ
"二ニ")
ヽ ミミ7
:: \、 /
:::  ̄7~'
\::ヾ ソ―イ
'ヘ7ヽ γヽヾ 7
/@|ゞ;-v;;;ヘ;} /
@)|\;;;ノ;ノノ 『ちんシュした』 なら使ってもいいッ!
134:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 22:38:51 hCKqkqyV0
∩_∩
/ \ /\
| (゚)=(゚) | 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
| ●_● | < 高校生から大学生になること、 >
/ ヽ < 娯楽としてのアニメの楽しみ方から >
| 〃 ------ ヾ | < 哲学としてのアニメの楽しみ方への >
\__二__ノ < 橋渡しをしてくれた作品だった。ありがとう。 >
YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
∩ ∩
| | | |
| |__| |
/ / ヽ \ 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
/ (゚) (゚) | < 娯楽の世界から放り出されて、これから先、 >
| _○_ |< 俺の人生どうなってくんだろ? >
\__ヾ . .:::/__ノ YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
しw/ノ
___
/ ̄ヽ/ \ / \/ ̄ヽ
| / (゚) (゚) | | 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
| | 三 | | < 当然現実が待ってる >
\_ノ\_ __ノ\_ノ < ルルは18歳でそれを経験したんだぞ >
| | < 負けるな >
| | < 強くなれ >
(_,、_) YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
しwノ
135:名無しかわいいよ名無し
08/10/07 23:09:57 hCKqkqyV0
おらおらぁ!規制してみれるもんなら規制してみろゴキブリ東方厨ども!
お前らはいつも口だけだからなwwwww
136:名無しかわいいよ名無し
08/10/08 01:21:43 l2ocU2zY0
>>135!貴様!避難所を見ているなッ!
で、強気の割りにエロ下品AAを少なくしてるマンモーニ乙wwwww
全年齢板にエロ下品に分類されるAA貼れば規制される確率が跳ね上がるからなwwww
まあ普通の反応だわなwwwww
137:名無しかわいいよ名無し
08/10/08 01:58:21 vtvAWVH80
>>136
口だけ野郎乙www
まあゆとり東方厨は避難所でシコシコやってなさいってこったw
138:名無しかわいいよ名無し
08/10/08 02:08:43 l2ocU2zY0
>>137
口だけって、現に誰かが報告してるぞ?
現実逃避か?wwww
時に万が一規制されてプロバイダから通告が来たらどうなるか知ってるか?
調べてみなよ。
139:名無しかわいいよ名無し
08/10/08 04:43:54 NIuqNS8iO
>>138
楽しむのはいいけど、荒らしは放置推奨
140:名無しかわいいよ名無し
08/10/08 10:21:24 vtvAWVH80
,、、、----‐‐‐‐‐--、,
/ :ヽ
/ \
/ ヽ
/ ,,,,;;::::::::::::::: :::::::::::::::,,,,;;: ヽ
| " " |
./"'| >┬o┬、i iy┬o┬< . |".ヽ ちんちんシュッ!シュッ!じゃ。
.| ハ| .`┴‐┴' { }`┴‐┴'′ .|ハ l きびしい冬にちんちんを出し、
.| {..ヽ . ` ̄ ̄┌|  ̄ |┐ ̄ ̄´. |,,} | しごいて しごいて 強くまっすぐに勃って
ヽ_ l.. /////└`----'┘///// |._ノ ピュっと出す ちんちんシュッ!シュッ!じゃ。
| ヽ ヽ--―‐--―‐--/ |
ヽ ! \二二二二/ ! / /
`i ― /
ヽ __ /
ヽ____,i____/