09/01/03 15:05:38 0
ブレンパワード 9点
世界観が似ていること、作られた時期が近いということもあって、なんとなく
エヴァンゲリオンと比較する気分で見ていて気がついたことがあります。
日本のロボットアニメの主人公は、(少年少女がパイロットとして
活躍するだけでも非日常的ですが、)子どもでありながら全人類の意思を代表したり
その運命までも決定したりするのが、ほんとユニークなことだなと思いました。
現実世界の50歳以上くらいの社会的ポジションにいるのだなあと。
一方で、エヴァンゲリオンは日本のアニメとしては変な作品で、
あくまでも子供は子供として描かれているのですね。
主人公たちは単なるパイロットであって、
命じられるままに出撃する権限しかありません。
若い登場人物、葛城大佐なども、指揮権があるように見えて、
実は権力者の手中に弄ばれている。
本当にキープレーヤーなのは、ゼーレのお偉方や、碇くんのお父さんなど
年配の高い地位にいる人たちだけ。
とてもリアルな物語だったのだな~と再認識したのでした。
ブレンパワードは、ロボットのデザイン、ストーリー、キャラクター
すべてがきれいで、傑作作品だと思いますが、
革新的なのは、エヴァンゲリオンの方だったのかな…と思います。
新世紀エヴァンゲリオン 10点