10/02/08 03:00:38 DgXjbZ5j
牛柄模様の、うし猫に追いかけられ、咥えられたら砕いたレモンの葉っぱを腰から取り出し、
猫の鼻にぶつけて、傷だらけになりながら辛くも逃げきったり、
アリエッティは少年が持ってきた洗面器でカラダを、少年は中指を使って洗って
傷口を治してもらったりして仲良く暮らしていた。
そして、アリエッティと少年の別れの時がきた。
小人はその姿を、人間に見られたら、
その相手をトリカブトで毒殺するか小人のアリエッティが自ら死滅する呪文の数字1Q1Qを唱えて
この世から消えなければならない。悩んだすえ、アリエッティは決意する。
(何を選択したのか、この時点では観客にわからない絵)
場面は、アリエッティが1枚1枚服をジブリ史上一番の色っぽい動きで脱ぎ、下着も脱いで折りたたみ、
アリエッティが、テーブルに置かれた少年が使うコーヒーカップに入った濃い目の紅茶の中へ右足から
そろりそろり入って胸まで浸かる。
アリエッティは「これでいいんだわ、少年といでも一緒にいられるだもん。」
と言うと、うしろ向きに立ち上がり、
「1、Q、1、Q,(逝く逝く)神様EXE様、(かみさま逝ぐぜさま)1、4、1、5、9、2653589793238462643…」
と、小人のアリエッティは、消えて逝く掟の呪文の数字を唱え、(ただ幼女にイクイクと言わせるために。数字は円周率)
まるで、その後ろ姿は、あぶったスルメ、うどんにかけるかつぶし、のようにフニャフニャと、踊りながら、
ひとはだの温かい紅茶の中へ、とろろ昆布のように溶けていき、ロイヤルミルクティーにと変わった。
そして、場面は移り、
少年が紅茶を飲む絵は映されず銀のスプーンでくるくるまわしてる音とカップを置く音がして、
絵が始まるのは、銀のスプーンがカップにあたる音とともに、少年の「いってきまーす。」の
元気になった声。そこへテーブルに残されたカップをかたづけに少年の母が訪れ、
お皿の下にあった小さな人形の服に気づく。
「あれっ、あの子、こんな趣味あったのかしら。」と母親が、
アリエッティの小さな服をつまみあげたところで絵は止まりエンドロールで、
副主題歌かわいい石井萌々果ちゃんが歌う♪ハロー・グッバイの歌がながれる。
(観客もアリエッティは少年のカラダの中でいき続けるんだと納得したところで映画はおわります。)