08/10/10 22:10:23 LPNJg//Z0
>>418
アニメファン(受け手)は試されている。
どんな業種でもまず「売れるため」が考えられてしかるべき。だがアニメーションで
はその概念が希薄だった様に思う。正直に、ある意味お人よしに「いい作品を作る
(いろんな意味で)」事だけが受け手に向けたセールスポイントだった。上記の作品
らと「ルルーシュ」はそれに一石を投じる作品だ。つまり「既存のアニメーションの
お約束を曲げてでも受け手を驚かせる」仕掛けに貪欲なのだ。それを悲観する事はな
い、むしろ喜ぶべきだ。我々はかつて無い選択肢を得たんだから。
上記三作品については割愛するが、「ルルーシュ」の仕掛けは「とにかく視聴者を
びっくりさせる」これに尽きる。この面では前作を「R2」は大きく凌駕する。
「この部屋が合衆国日本」「ラウンズを超えるナイトオブゼロ」などなど解りやすい
のから皇帝が中ボスで母もグルだったりロロの行動だったり見ていて「なんじゃ
そらー ! 」が続出。直前までのストーリーから予想しない「落差」。ありかもな、
と思っていても不意打ちカマす「タイミング」。これは技だ。その仕掛けのためには
小事は目をつぶる。「びっくり」のネタバレになる情報は見せない、だから終盤の
ルルーシュとスザクの共闘の理由は事後にちょろっと見せるだけ。頭脳派のルルーシュ
の戦術も理詰めではなく「後だしじゃんけん」くさい、でないと「びっくり」できな
いから。ストーリー展開は迷走のごとき、そりゃそうだ受け手の予想通りじゃないん
だから。