08/08/02 17:35:11 /ypbKrZ/0
>>575
こんなこと書いてたなまさにこのスレじゃないか
ラベリング理論とは、1960年代に従来の社会病理学的なアプローチとは一線を画し、ユニークな視座を示した逸脱についての概念で、シカゴ学派に属するH・S・ベッカーらによって提唱された。
同理論は、マートンの自己成就的予言やE・M・レマートの第二次逸脱といった概念を基に発展した。
たとえば、髪を染めている者自体を主観的に「不良」であると定義することによって「不良としての定義」が成立するという実在論的な考え方を排し、逸脱などの行為は、他者の客観の集合により構築されると主張したものである。
誰かが主観的に逸脱(犯罪等)だと定義しても、それだけでその定義は成立せず、客観的に成立していることが重要であるとする。こうした考え方は後にJ・I・キツセやM・B・スペクターらにより構築主義へと展開されていった
[編集] レッテル思考
レッテル思考とは、人・物事に対して自分が貼ったレッテル、あるいは他者によって貼られたレッテルだけで、人・物事に対する評価・判断を決めてしまう思考。人や物事の内実や実態を、ひとつひとつ自分自身で確認しなくても判断できると思い込んでいる思考形態。
ひとつひとつ個別の内容を具体的に検討していないので、実態にそぐわない判断となることが多く、様々な問題を引き起こすことが多い。この思考形態をしている者は自分がそのような思考をして
いるとの自覚が無いことも多いだけに問題は根深く、レッテル思考をする者の行動は、人権問題や社会問題の原因ともなりうる。
レッテルを貼る者の中には、最初から悪意でニセのレッテルを貼る(=デマを流す)者もいるので、他者が貼ったレッテルを鵜呑みにする傾向のある者は、本人の自覚は無いまま共犯者となってしまう場合がある。
政治の世界等では、国民・市民を意図的にレッテル思考へと誘導することで世論を操作するようなことをする者も多い。(プロパガンダも参照)
類義語として「カテゴリ思考」という言葉もある。