10/06/19 19:45:19 E70jY4O5
>>119
禁書13巻より抜粋
縦から横へと続けざまにハンマーが躍り、三つの鈍器が生み出され、
ギュルリと渦を巻いて、一本の鋭い杭と化して上条へ襲いかかる。
ズォ!! という轟音と共に、彼の耳のすぐ横を杭が突き抜けた。
上条がとっさに避けたのではない。
反応できなかった。当たらなかったのは、ヴェントの照準が勝手に揺らいだからだ。
彼女の体力は、もう長くは保たない。
(複数の空気をぶつけ、そのベクトルを掛け合わせ、全く別の方向や強さで風を撃ち出す……)
「今の攻撃……流体力学の応用か!?」
「ムカつく野郎だわ。人の魔術を知ったような顔で勝手に分類しやがって……ッ!
科学的な言葉を使われるだけで虫唾が走んのよ!!」