10/06/19 15:21:40 I4w0kSPY
長文の「まとめ」もいっかい読んだ。
なるほど、確かにぼくは自分が「不条理な現実社会の犠牲者だ」と
意識的に感じていることを認めるよ。子供たちも。
他にもいっぱいいるよ。鬼頭さんの物語はたしかにそういう人に対しての物語
になろうとしているよ。
長文はイノセンスがきらいなのだな。だけど、そういう立場を攻撃するために
森田さんのアニメを利用しているという感じに見える。
森田さんのアニメをそんなふうには、つまり
「子供たちは被害者でなく、人生を勇気を持って生き抜いた一人の人間である」
なんてアニメだと決めつけていいのか疑問だ。
原作もアニメも小説も
「中学生になった頃、ぼくらはもう一人前で自分でなんでもできると思った。
ぼくらは泣いたり笑ったり怒ったり、もうこの世界のことはほとんど知った気
になっていた。
でも本当は父や母に守られ、社会に守られているただの子供だった。
本当の悲しみや喜びや怒りはそんな日常の中にはなかった。
それを知ったのはぼくらが十五人になり、
そしてーーーあれに出会ってからだった。」
ではじまっている。これは小説版だけど、アニメも、「そして」のあと省いてる以外は
ほぼおんなじだ。やっばり、ここから始まってるんだという気がする。
どうっていうことはないけどね。