10/03/28 01:56:47 hP7/cqDy
アニメや声優に入れ込んでいるような層は、一般世間で一番敬遠される
悪い意味での「オタク」、というもののボリュームゾーンだからでしょう。
自分の入れあげた狭く偏ったネタを通してで無いと周囲と接する事をせず、
場も座もわきまえずにそのネタをまくし立てる。それに詳しい事を必死に
なってハナにかけ、それを根拠に周囲を血眼で見下し、自意識を満たそうと
する…これが、世間的に一番忌み嫌われる意味での「オタク」です。
この意味でのオタクとは、自分の入れあげたネタでもって他人を見下せる
という、虚構の優越感を目当てにそうやってハシャいでいるのでしょう。
普段入れあげているネタに、いつも通りにふけっているだけで、何の努力も
向上心も無く、自動的に周囲を見下す「資格」が得られる…オタクを自称し
ハシャぐ人のそうしたさもしい下心を、周囲の眼は見抜くのだと思います。
アニメや声優の場合、誰それが死んだから感動したとか、何とかちゃん
が美形だとか、○○を見た/知ってる/持ってるとか…そういう上っ面だけ
を漫然と消費して終わり、という層が支えている市場だというのが実態。
無論、ご質問主様はその様なお方では無いとは存じています。が、そう
いった層が圧倒的大多数だからこそ、この手のオタ市場が今日の様な
肥大化を果たせたというのが、まぎれも無い事実でして。
そうした表面上の見てくれから脱し、その向こうにある作品や対象の本質
を見い出して、そこに独自の思索と審美を思い巡らし、そこから己れの
生きる上で資する物を得ようとするなら、誰憚らず立派な趣味と名乗れます。
そしてそういった境地に至った人なら、それをダシにして他人を見下す
様な、上記のダメオタの如き卑しい振舞いはしないでしょう。
音楽やスポーツなどを愛好する一般層は、そういうイタくて恥ずかしい事など
まずしません。たかが趣味ごときを、座もわきまえず振りかざして自我を
膨れ上がらせ他を見下したい、なんて考えませんし、そもそもそんなバカげた
手口で世間を見下し自意識を満たせるだなんて、思ってもいませんから。
そのバカげた手口で周囲を見下せる、このラクな手で自意識を満たせる…と
信じ込んでいるのが、世間で忌み嫌われる所のオタクなのでしょう。