09/08/03 21:07:21 Ws7CVFQe
・作品作りにおいて音楽的な部分はあえて意識しないようにした。音楽に本腰を入れてはいけない作品だったから。
・けいおんは日常の中の“ど日常”。
超絶的な演奏テクニックは必要なかったし、作画面でも度肝を抜くような作画は必要がないというか、それをしてはいけない作品だろうなと思っていた。
・等身大の女子高生を描きたいというのがあった。
そんな子たちが楽器を持つ違和感を出したかったから、楽器に関しては大事に描きたかった。
・女の子の出てくるアニメは“記号化”されやすい(いわゆる“ツンデレ”とか)。そういう言葉で表現できないキャラにしたかった。
なので、作画担当者に「(アニメの女の子がよくやる)このポーズは禁止ですよ」と言ったりとか。
動き方、見せ方を映像作りでおもしろくするのではなく、キャラをどれだけ活かせるかというところに重きを置いて作業して下さいと。
・製作者側が見えない作り方(大人がおもしろがって作っているという空気感)は出したくなかった。
・自身のバンド活動経験が役に立った。
・けいおんは、自分が中にいる感覚になれたり、もしくはあの子たちうぃ観察しているという気分になれる観察日記的なアニメなのかも。
―監督が作品を手掛けるにあたって、もっとも意識しているものはなんですか?
・自分としてはハッピーであることを意識している。
・(悲しい話でも)ハッピーの片鱗を入れたい。悲しいことを知っている人ほどハッピーに敏感だから。
・常にそれを無意識に感じる映像作りを研究している。そのやり方を通していきたいと思う。