09/09/26 15:24:09 c0VV8wpz
>>834
＞頭のおかしい自己中にしか思えない時点でアレ
この部分は好みの問題ですから基本的に異論はありません。
ただもしあなたが、そもそもの部分を履き違えている部分があったなら不幸なので、おせっかいながら解説をさせていただきます。
とらドラでは、頭のおかしい自己中女にいつしか心惹かれていたという恋の事故を描くのがテーマのひとつだったのです。
ですからこれはそういう物語を描くために仕組まれたキャラクター設定であり、
それを容認する竜次の描写にもきちっと理由があります。
そこをおわかりになってるのなら問題ありませんが、
もしおわかりにならないまま作品の方向性を批判しているのならそれは作品の視聴の仕方として間違いです。
竜次の心のひだも視聴者がちょっと想像力を働かせて補完してやらねばなりません。
たいした手間ではありません。もしこの程度の疑問点に本気でお怒りになるのならば、
映画アニメなどのストーリーのある映像作品のうち相当数の視聴は困難だといえるでしょう。
＞というか男女の間で「好き」と言わせれば～
「好き」とダイレクトにいう文化の根付いていない日本において、
恋愛モノの創作物では登場人物に「好き」と言わせる前に、
どれだけその言葉を使わずに彼らの中にある「好き」を表現できるかという技巧が発達してきました。
その手法は少女漫画で頂点を極め、とらドラでは原作のラノベからして
少女漫画の技巧や空気を取り込んで描かれているのが特徴でした。
「スキ」は最後の段階に位置するクライマックスで、これがでてきたとき物語は終盤に近づいたことを意味し、
描くべきことはそこにたどり着く前にすべて描いてしまったとだといって良いでしょう。
もしあなたがとらドラに納得させられなかったとしたら、
それは「スキ」を言葉に出す前の言外の「スキ」を読み取れなかったあなたの落ち度に他なりません。
多くの人はその「言外のスキ」に納得しているから、言語化された「スキ」がでてきたときに感涙したのです。
だからこそとらドラは多くのファンを生んだといえます。
制作者やファンに疑問を持つ前に、自分が間違っているのではないかと考えるのが先でしょう。
アンチの方はそろってこういった視点決定的に欠けているように思えます。
ですからこのような的外れな批判を異口同音に繰り返すのでしょう。
＞無免許で他人を後ろに乗っけるのに躊躇しない高校生って、
冒頭の家宅親友や会長襲撃のシーンにおいて道徳を持ち出すレスは何度も見ましたが、
これら全てにいえるツッコミをまずします。
アニメは道徳の授業ではありません。
さて、免許のパターンははじめて見ましたが、これは前述二つとは別の理由から滑稽な批判だと指摘できます。
まず北村は免許を取得しています。
しかしこれは校則違反なので、おおっぴらに校内で話される話ではありません。
しかしあなたの道徳の観点ではまだお話できるのでします。
なぜこの作品が漫画的な荒唐無稽な要素を盛り込みながらリアルだといわれるのかわかりますか？
それは、視聴者の”リアルな”高校生活を呼び起こすからなのです。
私の高校時代も免許とるなという校則まではありませんでしたが、禁止されているバイク通学している友人はいましたよ。
私もたまに後ろに乗せてもらいました。
あなたは校則をきっちり守って、廊下の右側だけを歩き、
自習しなさいといわれたら素直に自習するような学校で学んだのでしょうか。
それならこの作品があなたの共感を呼び起こせないのもわかりますが、少しかわいそうに思います。