08/12/29 19:40:40 17e05teh
調べるの疲れたので古典の授業とりあえずまとめ
候補は為永春水「春色梅児誉美(しゅんしょくうめごよみ)」だが原文未確認
---------
・・・
清少が枕草子に曰く、
「過ぎにしかた恋しきもの、雛の調度」(枕草子第二十七段)と。
池の茶屋の遊び、また古川柳手に田楽を焼き
ただ中によがり泣きなどと、昔は専ら流行らし(じ?)とか。
一日この茶屋に蓮を眺めて、
この屋敷の何となく昔床しく純心発動(ほつどう、仏教用語)しけるまま、
青草や 若者どもの よがりあと
と、べほうだいを吐きながらつらつら思ふに、
不義の出会いは憚りなむ、夫婦連れにて楽しまんに何ぞ苦しきことあらんや。
(次の章)
背高からず痩せ太らず、なり良く、さながら揚柳の風に靡くごとく
瓜実色にして、顔赤みあって桜色なり。
耳のなり下ぶくれにして形よく、耳のうち黒味なく綺麗なり。
・・・
---------------
我流現代語訳
--------------
・・・
清少納言が枕草子で「昔懐かしいものといえば、人形遊びの品々とか・・・」
なんて書いていたっけ。
(※枕草子でこの文の後、
「あの頃好きだった人からの手紙を、退屈な雨の日に探して出てきたときとか」
というのが続くので、そこを思い起こさせているのだろう)
ちょっと前は、ここの池のある遊郭の遊びでは、遊女と川柳の本をネタに話しながら
田楽を焼いて楽しく過ごし、それから奥に行ってセクロス、てのがもっぱら流行ったらしい。
・・・などと、一日池の蓮を眺めていて、
何となく昔の姿が楽しく思えているうちに、純真な心のままに
青草や 若者どもの よがりあと
なんてアホなことを言いながら思うけど、不倫なんてめんどくさい、
夫婦一緒に来てラブホとして遊郭使えば、やましいことなんてないだろ。
(次の章)
その娘は、背が高くなく、痩せても太ってもおらず、身なりもよく、
揚柳が風に靡くように優雅で、色白で鼻筋の通った美しい娘で、顔は赤みがかって桜色だった。
耳の形は下膨れでいい形をしていて、耳の中の方は黒いところがなく綺麗である。
・・・