08/07/08 13:13:27 61xngem+
自殺する手法として、男女を問わずもっとも多いのが、首をロープなど紐状のものによって吊り、縊死することによる自殺である。
「首吊り自殺は酸欠による窒息死である」と誤解されやすいが、首吊りで窒息死するケースはわずかである。
実際には、首吊りをすると頚部が斜めに自身の体重により圧迫されるので、
大動脈(頸動脈、脊椎動脈)の流れが妨げられて脳に血液が回らなくなり、脳が酸欠(急性貧血)を起こして失神し、
そのまま死に至るのがほとんどである。首に紐を掛けた直後から脳への血流は悪くなり意識が遠のき、約10秒で意識を失う。
意識を失ってから心停止するまでには数分かかるが、意識を失っているので苦痛は少ないといわれている。
そのため多くの国で死刑の方法として採用されている。
しかしながら、致死率が高いとはいえ、もしも未遂に終わった場合、
脳が酸欠を起こした時点で脳細胞の破壊が始まっているために、植物状態や認知症、体の麻痺などといった重い後遺症を残してしまう可能性が高い[8]。
また、首を吊る際の衝撃で頸椎骨折や延髄損傷などで即死(または即失神)する場合がある。
自殺ではないが、日本などで行われる絞首刑「落床式首吊り死刑台」に多く見られ、救出後仮に命をとりとめても、
重大な障害がのこる。また軽度であっても脊髄液の漏出から頭痛などの後遺症に長く苦しむ。
死後、括約筋の弛緩により吊り下げられた体内から重力により地面に糞尿が排出され見苦しい状態となる