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左論破草
中国の前漢時代、左栄(さえい)という泥棒がいた。
ある夜、盗みに入った所をその家の主人に見られた左栄は
口を封じようとその者を斬って逃げ出した。
後日捕まった左栄は「どうして俺がやったと分かる」と白を切るが
そこに殺したと思ったあの家の主人が現れる。
薬草を使った治療により命を取り留めた主人の証言によって
左栄は論破され自分の罪を認めた。
これが評判となってその薬草は左論破草と呼ばれるようになり
広く民間療法に用いられることとなった。
ちなみにこの左論破草は日本の湿布にも配合され、その商標にもなっているという。
(民明書房刊:「中国秘伝薬学百科」より)