10/05/18 22:35:45 ZkUNrwP90
===携帯電話===
入学式の翌日から憂はなかよし学級の先生に言われたように、早速、唯が一人で登下校できるように訓練させた。
これは、憂にとっても姉が迷子にならないためにもやらなくてはならないことである。
ただ幸いなことに、学校が自宅から歩いていかれる距離だけあって、池沼な唯でもなんとか出来そうなことである。
念のためGPS機能のついた携帯電話を唯に持たせ、万が一の迷子に備えさせた。
そして、携帯電話の最低限の通話の方法を何度も説明して教え込ませた。
憂「いいお姉ちゃん、この音が鳴ったらここのボタンを押すんだよ!そうすれば、私とお話が出きるから」
唯「うーいとお話、お話♪(^p^)」
憂「じゃあ私から試しに電話を掛けるから、やってみて」
唯「あうー(^p^)」
憂は唯の携帯に電話を掛ける。唯の携帯の呼び出し音が鳴るが、唯は一向に電話に出ようとしない。
唯「う゛ー♪う゛ー♪」
憂「ほら、お姉ちゃん電話が鳴っているよ!さっき教えたようにボタン押して」
唯「あーう?」
唯は携帯のボタンをいじくりまわすが、電話に出ることが出来なかった…
池沼な唯にとって、着信ボタンを押すことを覚えることすら難しいことであった。
憂「もー、お姉ちゃん、ダメじゃない!ここのボタンを押すんだよ!」
唯「あうーあうー(^p^)」
憂「返事だけしても、全然ダメよ!!」
唯「ゆいダメ?ゆい悪い?」
憂「もういいわ。取り合えず、これをポケットに入れておいてね!」
電話には出ることは出来ないかったが、GPS機能で唯がどこに居るかは憂が確かめることができる。
憂は、それで妥協することにした。