10/06/13 06:05:55 XFleBnxfP
「な なぁ憂ちゃん」
「はい?」
「もし、唯に恋人ができたらどう思う?」
「お姉ちゃんに、ですか?う~ん、やっぱり少しは寂しいですけど、お互いに好きなら反対する理由はないかな~って思います」
「そ、そうか」
「あ、もちろんお姉ちゃんの事をちゃんと大事にしてくれる人限定ですけどね」
(とりあえず今の所条件は満たしてるな…)
「じゃあその~…え~と…もし、その~、唯の恋人ってのが、お、女だったりしたらどう思う?」
「え?…それって、つまり同性カップルってことですか?」
「う、うん、そんな感じ」
「…澪さん、あの、ひょっとして」
「……」
「み、澪さん?」
(も、もうここまで来た勢いで…)
「あ、あのな憂ちゃん、私が唯をくれって言ったら、どう思う?」
「えええええええ!って、その、つまりそういう事なんです、か?」
「あ、いやその、くれって言っても憂ちゃんから唯を離そうとかってんじゃなくて、何ていえばいいんだ、挨拶みたいな…う~ん」
「あの…もう澪さんとお姉ちゃんは、そういう関係なんですか?」
「あ、ああ…私が告白して、OK貰った」
「そ、そうなんですか…」
「無責任な事いえないし、やっぱり、多少は変な目で見られるかもしれないけど、それでもそれなりの覚悟はしてるつもりなんだ、うん」
「……」
「でも、その、やっぱり周りから反対され続けるような交際だったら唯も辛いと思うし、自分勝手なお願いなのは重々承知の上で言うんだけど…」
「……」
「私たちの事、応援してくれないかな、私、絶対唯を泣かせるような真似はしない、今ここで憂ちゃんに誓うよ」
「…あの、澪さん、さっきも言った様に、お互いが好きなら私、反対する気はありません」
「う、憂ちゃん」
「お姉ちゃんの事、大事にしてくれる人にお願いしたいっていうのも変わりません…正直、複雑じゃないって言ったら嘘になりますけど、澪さんの事信用してますから」
「……」
「ですから澪さん、どうかお姉ちゃんの事、よろしくお願いします」
「あ…ああ!ありがとう憂ちゃん!…そ、それじゃさ」
「はい」
「ちょっと一回私の事…お義姉ちゃんとかって呼んでみてくれないか?」
「あ あはは…」
澪が憂の信用を得るシーンを書いてみたかった。