10/03/24 01:40:49 Mz4eF6UQ0
□とらぶる184：誕生日の思い出（中編）PART.4
ゴゴゴゴゴゴゴゴ、大地を揺るがす轟音と共にゲレンデが揺れ始めた
ララ「地震？」ヤミ「いいえ・・・ 来ます！」
ヤミとララが素早く宙に飛び上がると、雪の地面が生き物のようにうねうねと波打ちやがて巨大な人型となった
ナナ「何事アル！」モモ「これは・・・」
唯「な、なんなのあれ・・ちょっと猿山、ドサクサに紛れて抱きつかないでよ！」
猿山「そ、そんな事言ったってぇ～ あっ、セリーヌそっちへ行ったら駄目だ！」
まう～～、ソリに乗ったセリーヌがいつの間にか
その巨人の足元へ・・・！！！ ズブズブズブ・・「ま・・・う・・・」 「セリーヌ！！！！？？？？」
雪の巨人が形を変え巨大なセリーヌになった「マ゛ゥ゛ウウウウウウウウ」
巨大な雪形セリーヌが暴れ出した
ナナ「あれはニップルある 取り込んだ生物の力をコピーするねん」
「マ゛ウ゛マ゛ウ゛マウ～～～」
同じ頃・・・
リト「な、なんなんだオマエラ！」小さなスノーマンのような生き物たちにとまどうリト 「ﾅﾝﾅﾝﾀﾞｵﾏｴﾗ」「真似すんなよ～」
「ﾏﾈｽﾝﾅﾖｰ」それが徐々に大きくなり、リトと同じくらいの背丈になった 自分に似たスノーマンたちに囲まれるリト
リト「あ、あのさ・・・（なにこのやばそうな状況・・・DQNにカツアゲされそうな中学生かオレは・・）」
「ア？アノサ？」「ア？アノサ？」「ア？アノサ？」
「オレ何も持ってないぜ・・金とかロッジに置いてきたし・・（こんな所、春菜ちゃんに見られなくて良かった・・）」
相手が顔を近づける・・「オレナニモモッテナイゼ？」
マウゥ～～～～～～
「コケガワ！！」「いやぁあああ～～」唯がビッグセリーヌ（ニップル）に捕まった 「マウ？」
「セリーヌ？（なんだか温もりがあるわ・・）放しなさいセリーヌ、いい子だから」「マウ～マウ～」
モモ「お腹空いたと言っています」！！！！！？？？
リト「ぐはっ！」スノーマンの手がリトの頭に なんだこの感覚・・・記憶が・・・リトの過去の記憶が走馬灯のようによみがえる
林檎「二人だけで不安だわ お手伝いさんに来てもらう？」美柑「大丈夫だよ、リトの面倒くらい見られるから」
栽培「梨斗、兄貴なんだからもうちょっとちゃんとしろ！ 妹に面倒かけるなよ」
リト「大丈夫大丈夫（オレだってサッカー部辞めたんだぜ・・・兄貴としては頼りないけどさ）なんとかなるよ」
猿山「おい、リト またテニス部の覗きか？誰だっけそのなんとか寺って名前の子？」
リト「西連寺だろ 覗きじゃねーよ！ちょっと見学するだけだって ついてこなくていいから！（西連寺春菜ちゃん・・・）」
リト「あの・・オレ隣のクラスの・・・い、いや何でもない！！！！」走り去るリト
春菜「・・・・・（結城くん・・・///）」
リト「(次こそ告白するぜ！！）」その後告白未遂の思い出がループする
小学生の時初めてサッカーボールを買ってもらった思い出・・・いい思い出もそうでないものも次から次へと甦った
スノーマンはリトの頭から手をどけた そして雪の形が変化し、真っ白い春菜になった
「結城リトくん 君はもっとスキーを練習した方がいい」
つづく 次回、中編パート最終回（の予定）そして・・・後編突入！