10/03/04 21:18:58 nM+Ebm2+0
□とらぶる177:一緒にとれーにんぐ
「ハァハァハァハァ・・も、もうダメだ、オレ我慢できないよ西連寺っ!」
「はぁはぁはぁ、もう少しだから最後までやろうよ、結城くん・・・」
ふぅ・・・
毎朝春菜ちゃんと一緒に走り始めて2週間が過ぎた もう3月か 3月は一番好きな月だ(春菜ちゃんの誕生日があるから♥」
バレンタインから結構体は絞れて来た(2kくらい・・) 夏にはガチムチとはいかないけど細マッチョなボディは手に入りそうだ
でも・・・・正直、春菜ちゃんとのトレーニングはきつい 春菜ちゃんがこんなに体力があるとは思わなかった
男のオレの方が絶対的に体力だけは有利だと思ってたのに!
成績でも適わないのに体力でも負けたら立場ねーッ!
「西連寺、意外と体力あるよね・・」「え?ご、ごめんなさい>< そんなにきつかった?」
「い、いやぁ、オレには全然へっちゃらだけど、西連寺にはきついかなぁって・・・」
「中学からテニスやってたから平気 高校からはもっときついし 彩南女子庭球部の練習は厳しいのよ、うふ」
「オレもサッカーやってたんだ!」「知ってる、結城くんすごくサッカー上手だったよね 女子にもキャーキャー言われてたっけ」
「そうなの?」「ううん、冗談wふふっ でも・・・かっこ良かった・・///」
「(春菜ちゃん見ててくれてたんだ・・)ありがと」
「飲む?」「サンキュー」春菜ちゃん特製の栄養ドリンク おぇぇ・・不味い けど疲れが残らないのはこのドリンクのおかげだ
「もっと飲む?」「大丈夫w 西連寺のおかげで早くも効果が出てきたよ」「私は太ってても気にならないけど///」
「もう3月だね・・」「今年は早いなぁ あっという間にもう2ヶ月過ぎたよね」
「期末テストの勉強は順調?」「まぁまぁかな・・・(いつも一夜漬けでごまかしてるけど・・)」
「西連寺は相変わらず完璧なの、勉強?」「う、うん・・どうかな・・」
「何か困ってるの?オレで良ければ、教えようか・・なんつってw」「進路どうしようかなって・・」
進路?進路!?進路決めてねえええええ!
「結城くんはもう進路決めてるの?」「ひ、いや、一応大学進学したいけど・・」
「3年生から進路別のクラス分けがあるからどうするのかなって」
そうだよ、そうそう 2年の時はララの発明で同じクラスになったけどまたあの手を使うわけにもいかないよな
期末テストの後にコース選択希望を出すんだった・・・
あれ?そういえば中学の時もこんな会話したっけ・・・・
~回想~彩南南中学3年秋
「おい、リト、高校どこに決めた?」「まだ決めてないけど」
「西連寺とも別々の高校に進学するよな あっちは学年トップだしお前はフツーの成績だからな
でも卒業までには告白するんだろ」
「(春菜ちゃんと別々の高校かぁ・・)春菜ちゃんどこの高校行くんだろう・・猿山ちょっと調べてくれない?」
「は?そのくらい自分で調べろよ 花壇荒らし事件からお前とつるんでると変な目で見られそうだから嫌だよ」
「え、まじで?あれ疑い晴れたんじゃないの?」
「まぁ一応、OBの不良グループの犯行ってなったけどな」
「なんだよ・・・脅かすなよ・・」
「お前泣きそうだぞw」「うるせーw」
春菜ちゃん高校どこに行くんだろう・・出来れば一緒の高校に行きたいけど・・
進路指導
「結城は今のままじゃ私立兵金高校がいいところだなぁ サッカーで推薦もらえるほどでもないし」
「はい・・」
「それじゃ西連寺先輩、また明日」 見るとラケットを持った下校途中の春菜がいた
(あ、春菜ちゃん!) 春菜もリトに気づいた (結城くんだ・・)
つづく