10/01/03 21:23:07 lYIaQVnO
2人が歩いている途中にアイスの空き袋が落ちていた。
普通の人は何気なく通るが、唯にはそれが出来ない。
唯「あー!あいすー!」
憂「えっ!」
唯が突然道の反対側の方へ走っていたので、憂はびっくりして言葉を失った。
その瞬間、唯は落ちていたアイスの空き袋を拾って、その袋を舐め始めた。
唯「あ~い~す~♪」
唯はご満悦だが、憂はゴミを拾って舐める行為を見てぶち切れた!
憂「何やってんのよ!」
バチーーーン!!
憂は唯の頭を殴った!
これじゃあ、ぎょう虫になるのも頷ける。
しかし、池沼とはタイミングの悪い時に、最悪の行動をするものだ。
これから自分のぎょう虫を取り除くために病院へ行くというのに、落ちているゴミを舐めているようじゃあ、なんの為にに病院に行くのか分からない。
しかし、唯はそんなことより、憂にぶたれたことしか理解できない。
何故ぶたれたのかが、分からないのである。
唯「うーい!またぶった!」
「うーい!ぶたない!」
憂「何言っているのよ!お姉ちゃんが落ちた物舐めたのが悪いじゃない!」
「こんなのじゃ、ぎょう虫退治しても意味無いわね!」
憂「もういいわ!お姉ちゃんがその気なら、病院に行くのは止め!帰りましょう」
憂は怒鳴りつけるように、唯に言い放った。
流石の唯も、自分が悪くて憂に怒られていると分かったので、とりあえず謝る。
唯「うーい!ゆいわるい!ゆいもうしない!」
憂「本当なの?悪いと思ったら、きちんと謝りなさい!」
唯「ごめんなたい!」
もちろん、こんな事で唯がきっぱりやめる筈も無いことは憂も重々承知だが、とりあえず騒がずに直ぐに謝ったことから、今回は許すことにする。
憂も、ここで家に帰っても、自分も姉のぎょう虫が移っているかと不安が取れないだけだし、何としてでも病院に行きたかった。
憂「分かったわ。とにかく、早く行きましょう」
こういう時、いつもの憂ならば唯の手を繋いで引っ張るように先を急ぐが、今回はぎょう虫に汚染された唯の手とあり、万が一に備えて、唯とはいっさい手を繋がない。