09/11/26 19:56:13 DKOFJYaC
たまには未来の短編ということで約二年後の宮永家にて。
咲「どれがいいかな」
京「何選んでるんだ?咲」
咲「アルバイト」
京「ふーん、咲がねえ」
咲「どうしてもお金が必要なの」
京「ま、まさか麻雀でできた借金ですか」
咲「賭け事なんてしないよ!」
京「冗談だって。んで何に使うんだ?」
咲「二年前の県大会の団体戦のこと覚えてる?
試合後に部長がラーメン食べさせてくれたの」
京「そんなこともあったっけな」
咲「和ちゃんはラーメン食べるの初めてで、
優希ちゃんはタコスラーメンの開発を依頼して」
京「あいつはいまだにタコスタコス言って成長してねーもんな」
咲「竹井先輩と染谷先輩が楽しそうに話してて」
京「うんうん」
咲「家族と一緒に食べてる感じがしてあの雰囲気がとても心地よかった。
お姉ちゃん達と離れ離れになって家族4人で食事できなくなったからね」
京「咲・・(俺はどこいった)」
咲「3年生になったから今度は私が食べさせてあげたい」
京「そういうことなら俺も金出すぜ」
咲「駄目だよ、部長の私が出さないと」
京「それは違うぞ?竹井先輩は一人で俺達にラーメンを奢ってくれた。
だけどあれは3年生が先輩だけだったからだ。咲は一人じゃないだろ?」
咲(!)
京「ま、確かに汗水垂らして得た金のほうがいいかもしれない」
咲「でしょ~」
京「だから俺がバイト探す」
咲「駄目だってば」
京「2人でやれそうなやつをさ」
咲「京ちゃん・・ありがとね」
京「咲を一人で行かせたら怒られた時に泣き出しちゃうもんな」
咲「高3なんだから泣くわけないよ」
京「俺の前では泣いてもいいんだぞ」
咲「じゃ、お言葉に甘えて」
京「今泣くのかよ」
咲「えへへ、冗談冗談。さっきのお返しだよ」
京「頑張ろうな」
咲「頑張ってね」
京「これだけ引っ張って人まかせかよ!」
咲「そうじゃなくて、大会の話」
京「誰も男子に期待してないと思うけどな」
咲「私は京ちゃんと全国の舞台で一緒に・・戦いたいよ」
京「審判になったほうが早そうだ」
咲「もう!ふふ、カンパーンチ!」
京「脇はやめろー」
ちょっとだけ大人になった二人のお話。おしまい!
お気に入りのイイ嫁さんだなァの人も出したかったけどボツに・・。