10/02/06 21:06:58 8A8sNUiY0
全体的に薄桃色で咲が見上げている
京「荷物持ってやろうか?」咲「これくらい持てるよ!」
↑
みたいな画像誰か持ってませんか?
741:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 21:10:23 8A8sNUiY0
あと現在重厚なSSが連載中のようですけど流れぶった切ってほんわかSS投下してもいいんですかね?
742:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 21:23:47 qtcjzkdFP
いいんじゃない?
743:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 21:38:36 sQJaPBWEO
>>740
小さいのですが
URLリンク(w.upup.be)
pixivにあります
744:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 23:46:11 md7J2EZu0
>>741
構うことはない
存分に投下したまえ
745:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 00:00:48 eVdvdmP60
>>743
GJ!このあと咲は転びそう。
それにしても対応が滅茶苦茶早いですな。
746:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:20:40 preI4aXo0
京「くそーこの分じゃまたラスだなー この『ハギヨシ』って人強すぎる」
京「………みんな合宿元気でやってっかなー」
京「おっといかん 集中集中」
京「テンパイ…ラス確のリーチとか情けな…リーチっと」
京「お…カン リンシャン牌は…おおリンシャンカイホウ…って裏10!?」
【リーチ ツモ リンシャンカイホウ ドラ10】【数え役満】
京「逆転トップ…!!!うおおおやったー!!!!!」
京「よっしゃーこの調子でガンg」
prrr prrr prrr
京「なんだよいいときに…って咲んちから?あいつ合宿行ってんじゃ…」
京「はいもしもし」
747:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:21:34 preI4aXo0
透華「ツモ!4000オール!私の逆転トップですわね!」
咲「あうぅ…」
モモ「リンシャンさん調子良くないみたいっすね…」
加治木「そういうときもあるだろう」
智紀「スランプ…」
アニキ「でも透華に負けるなんてな」
透華「ちょっと!それどういう意味ですの!?」
キャプテン「仲良く仲良く」
久「体調悪いわけでもなさそうだし…何かあったの?咲」
咲「わからないです…本調子じゃないのは確かなんですけど…」
和「大会の時のような緊張感がないからじゃないでしょうか…?」
まこ「ん~けど咲は部活の時もばしばし和了るしのぉ」
咲「私…ちょっと休憩してきますねっ」
ガラッ
京「失礼しまーすってうお!?」
咲「ぅあっぷ…!?きょ京ちゃん!?」
748:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:22:28 preI4aXo0
久「あら須賀君 どうしたの?」
京「咲これ 親父さんからお届けもの 合宿費」
咲「え!?これかばんの中に入れたはずじゃ…」
京「今朝玄関口に忘れてたってさ 現地徴収なんだろ」
咲「忘れてたんだ…気付かなかったよ…」
京「部長 これ咲の親父さんから差し入れです お菓子類」
久「うわぁありがたいわね お父さんによろしくね咲」
京「あと咲これ 歯ブラシとドライヤーと酔い止め薬」
みはるん「歯ブラシにドライヤー!?」
池田「なんだしなんだし!清澄の大将は一年のくせにもう彼氏持ちかし!」
咲「ええっ!?そそそんなんじゃないですよ!//京ちゃんとは幼馴染で…」
京「そんなんとは何だそんなんとは」
咲「京ちゃんも調子に乗らない!」
ワハハ「なかなかいい男じゃないかワハハ」
かおりん「幼馴染で両想いなんて素敵ですね~」
睦月「うむ」
咲「だから違うんですってばぁ…//」
京「しかしなんだこの楽園は…」
咲「む…京ちゃん早く帰ってよ混乱しちゃうから」
久「まぁまぁちょっと休んでいきなさいよ 咲のためにせっかくここまで来てくれたんだし」
咲「それは…そうですけど…」
京「じゃあお言葉に甘えて」
優希「あれ?咲ちゃん休憩に行くんじゃなかったのか?」
咲「ぅぐ…えと…」
久「じゃあ須賀君は私たちと一緒にお茶でも飲みましょうか」ニヤニヤ
咲「京ちゃん!休憩するところはあっち!」
京「いや俺は別にここで…」
咲「いいから行くよ!」
749:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:23:21 preI4aXo0
京「何だよいきなり」
咲「だって京ちゃんデレデレしてるんだもん…」
京「そりゃあんだけレディに囲まれりゃあな」
咲「ダメ!デレデレ禁止!みっともないよ」
京「へいへい ところでさっきどこ行こうとしてたんだ?またトイレか?」
咲「ちっ違うよ!//ちょっと調子悪かったから休憩しようと思って…」
京「調子悪いって大丈夫なのか?」
咲「あ…ううんそうじゃなくて…麻雀が本調子じゃないなってこと」
京「何で?やっぱり身体壊してるんじゃないのか?」
咲「身体は大丈夫だよ 原因はよくわからないけど」
京「ならいいけど…お!そうだ!」ギュッ!!
咲「ひゃあ!?//なっなに!?//京ちゃんいきなり…!//」
京「聞いてくれよ咲!さっき俺数え役満あがったんだぜ!」
咲「うっうん…//すごいね…//」
京「だからさ そのツキを咲に分けてやろうと思って ハンドインハンドで」
咲「あ…ありがと//」
京「ふむ 上手く伝わったかな?」スッ
咲「うん!大丈夫!//」
京「それじゃもう一局行ってみますか 俺も見てるから」
咲「うん!頑張るよ!」
京「よし!」
咲「……………あの…京ちゃん…さっきは言いそびれたけどいろいろ持って来てくれてありがとう」
京「ん?おう気にすんな」
咲「それと…その…早く帰ってなんて嘘だから…」
京「ああ」
咲「でもデレデレしちゃダメだよ 気になっちゃうから」
京「へいへい」
750:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:25:50 preI4aXo0
咲「ロン!国士無双!」
咲「ロン!緑一色!」
咲「ツモ!リンシャンカイホウ!」
透華「なんですのこれは!!」
智紀「まるで別人…」
久「調子戻ってきたみたいね」
咲「えへへ…」チラ
衣「おい!次は馬になれ!」
京「ちょ…ちょっと待って…」ゼーハーゼーハー
アニキ「なんだぁだらしねえなぁ 男のくせに」
優希「こいつは私の犬だじょ!勝手に命令するな!」
衣「何だお前は ちびのくせして」
優希「お前の方がちびだじょ!」
衣「なにをー!」
一「まぁまぁ衣 清澄の方も」
751:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:26:32 preI4aXo0
咲「もぉ…」
睦月「えとロン!發のみ2000点です」
咲「あ…」
久「なるほどなるほど そういうことか 須賀君ちょっとこっち来てちょうだい!」
京「はい!何でしょう?」
久「咲の闘牌をよーく見ててあげて」
咲「………////」
京「見てるだけでいいんですか?」
咲「ツモ リンシャンカイホウ//」
京「おお!咲やったじゃん!」
咲「うん//」
752:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:27:15 preI4aXo0
久「さて 急遽合宿への参加が決まった須賀君ですが…君の寝る部屋がとれませんでした」
まこ「ここは予約制で部屋も余っとらんかったけぇの」
久「といっても私たちと一緒に寝るとなると何されるかわからないし…」
優希「それは危険だじょ!」
京「何もしませんよ…」
久「まぁそれは冗談だけど 私の立場としても一緒に寝てくれとは言いづらいのよね 一応この合宿の責任者だし」
咲「まさか野宿しろなんて言わないですよね…?」
久「私もそこまで鬼じゃないわ 須賀君にはこの押し入れで寝てもらいたいんだけど 幸い布団は余ってたし…我慢してもらえるかしら?」
京「全然平気ですよ」
久「悪いわね まぁ咲に操を立てるって意味でも押し入れで寝てもらった方がいいかもしれないし」
京「ミサオって何ですか?部長」
久「操って言うのはねぇ…」
咲「いいですから!//はい京ちゃんおやすみなさい!//」
753:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:28:18 preI4aXo0
咲「……………」
咲「……………」
咲「………京ちゃん寝た?」トントン
京「なんだいのびた君」
咲「あのさ京ちゃん 今日は本当にありがとう」
京「歯も磨けたし髪も乾かせたしな」
咲「うん それもあるけど…何か大切なものを掴めた気がする」
京「大切なものって?」
咲「…ナイショ」
京「何だそりゃ」
咲「ねぇ京ちゃんこっち向いて」
京「ん~?」
咲「っ」
京「っ!……なっ!おまっ…!」
咲「…おやすみ//」
おわり
754:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 18:14:48 15N1aiq/P
GJ! ニヤニヤしたw
京ちゃんの前では俄然頑張る咲ちゃん可愛い
755:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 01:07:01 TzhB3IhZ0
大変おいしゅうございました
もっとこーキスするSSも増えてほしいと思う
756:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 01:40:13 5zOY5aaW0
京太郎「だめですよ、お義姉さん・・・あっ・・・・・・」
という照×京とそれを見て激怒する咲が見たい
757:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 01:41:58 BNNsH3KF0
いつの間にか規制解除されてたんでこっちにも
URLリンク(sukima.vip2ch.com)
URLリンク(sukima.vip2ch.com)
つーか雑談系の板にはまだ書き込めんのね・・・
758:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 04:04:12 Ma5arMaQ0
っかー(>ヮ<グッジョブ過ぎるぜ!!
759:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 08:45:55 qSsd/0yL0
>>757
上の画像をよく見ると、右下のやつの右に修正した跡があるんだなw
760:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 09:13:54 CHjGPJmc0
>>753超gj!咲ちゃんのパワーの源は京ちゃんなんですねw
嫉妬する咲ちゃん可愛い 京太郎がリンシャンであがるのもなんかいい
761:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 18:32:36 aeprpcsO0
>>757
バレたかww
その部分がやたらピンク色だったんで
背景を切り張りして落ち着いた色にしてみたwww
っていうかペイント使って修正したんでバレバレだなw
762:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 20:30:49 9JnVo9OEP
>>757
京ちゃんも俺みたいに、「おっぱい無いの気にしてる咲かわえーなー」と思ってたのか!
763:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 10:53:46 BL/GK4VE0
おはよう 俺の可愛い咲
764:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 14:56:37 JGxO/hTm0
京太郎乙
765:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 18:29:27 Gy+LeUgNP
バレンタイン前だし、当日のこと考えてソワソワしまくってるだろうな。咲ちゃん
766:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:39:48 ZB/534uh0
54 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:37:07 ID:xCzkFENc
代行お願いします
>>738
「これで…良かったんだよな」
屋上で横になりながら京太郎は一人呟く。きっと麻雀部では俺の悪口でも言っている頃だろう…特にタコスが。
でも、これで良いんだ。
これは俺一人さえいなくなれば済む事なのだから。
分かっている事なのに―、覚悟したはずなのに―
。
なのに…何故……
涙が止まらないんだ…?
胸が痛む…いつもの激痛とは違う胸の痛みがチクチクと突き刺さる。
「畜生…死にたくねぇ…」
もっともっと生きたい。
咲や麻雀部の皆と…ずっと一緒にいたい。
でも、それは許されない…何故なら俺には咲達と違って、もう未来はないのだから。
未来のない人間が未来のある人間の邪魔をする事などあってはならない。
だから俺は、この道を選んだんだ。
京太郎は袖で涙を拭うとスッと起き上がる。すでに辺りは夕焼けに染まっていた。
「もうこんな時間か…もう皆、帰っただろう」
そろそろ自分も帰らなければ。京太郎は首をコキコキと鳴らすと鞄を持って起き上がった。
「ここにいたのね須賀君」
いきなり声をかけられた京太郎は後ろを振り向くと、久が笑みを浮かべながらそこに立っていた。
767:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:41:04 ZB/534uh0
55 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:38:15 ID:xCzkFENc
「ぶ、部長…?何でここに…」
「あら、私がここに来てはいけない理由でもあるのかしら?」
「いや…そういう訳じゃあないんですけどね……ハハハ」
あたふたした様子で京太郎はわざとらしく笑う。
「それで部長…一体何をしにここに…?」
「そうね……ちょっと須賀君に聞きたい事があったから…かしら」
久は不敵な笑みを浮かべながら京太郎の顔を見つめる。
聞きたい事がある…京太郎はその言葉を聞いてドキッとした。
久は時として人の心の中を見透かす様な発言をする事がある。もしかして自分が隠し事をしている事に気付いてしまったのか…?
その真意を確かめるため、京太郎は恐る恐る久に尋ねてみた。
「聞きたい事があるって何ですか? 麻雀部を退部した理由ならさっき述べた様に飽きたからで…」
「それは嘘ね」
強い口調で京太郎に言い放つ久。彼女の表情がさっきまでの笑顔とは一転、真剣な表情へと変わる。
「須賀君は今まで散々と雑用を任されたのにも関わらず、しっかりとやってくれたじゃない。 そんな責任感があるあなたが、飽きたからって理由で急に退部するなんて…私には考えられないわ」
768:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:41:55 ZB/534uh0
56 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:40:45 ID:xCzkFENc
ちょっとした番外編
ツヨナール・和
京「ロン!国士無双32000点!これで和がぶっ飛びで終了だ!」
和「そ、そんな…!また役満だなんて…」
まこ「こりゃあたまげたのぅ…まさか和が三回連続で京太郎の役満を直撃するなんて…」
和「こんな…こんなオカルトあり得ません!」
タコス「むむっ!さてはお前、イカサマをしているな京太郎!」
京「おいおい、全自動卓だぞここは」
咲「京ちゃん凄い…いつの間にこんなに強くなったの!?」
京「へへ…咲が俺に力を与えてくれているのさ。 お前のおかげだよ…咲」
咲「きょ、京ちゃんったら……///」
まこ「おーおー、熱いのうお二人さん!熱い事熱い事…」
久「フフフ、愛の力だなんて中々ロマンチックじゃない」
和「……………」(ドドドドドドドドド)
タコス(のどちゃん……なんだか顔が怖いんだじぇ…)
和「もう一回!もう一回勝負です須賀君! 次は絶対に負けませんからね!」
京「ああ、いいぜ…今度はどっちが勝つのか楽しみだぜ!」(ガサゴソ…)
タコス「よーし!今度は私が勝つんだじぇ!」
769:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:43:28 ZB/534uh0
57 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:43:19 ID:xCzkFENc
キュポンッ
京「ゴグゴク……フヒヒヒ、ツヨナールうめぇ」(ボソッ
咲「京ちゃん頑張って!」
京太郎「ああ、頑張るから応援してくれよな咲!」
咲「うん!////」
和(くっ……宮永さん…私にも応援してくださいよ……)
―結局、この戦いでも和は京太郎に役満を振り込んで敗北する事となった
その日の帰り道
和「グスン……まさか…須賀君に6回連続で負けるなんて…あんなの…イカサマに決まっています!
でも…このままじゃ宮永さんが……私の宮永さんが須賀君の毒牙に……ああ!」(欲しい…宮永さんのために須賀君を倒す力が欲しいです!)
少年「ねぇねぇ、そこのお姉さん!」
和「えっ……もしかして私の事ですか?」
少年「うん、そうだよ!ちょっとだけでもいいから商品を見てってよ!
色々と面白いものを売っているからさ!」(ニコッ)
和「えーと…ごめんね僕、私はそういうのは買わな……)
【麻雀ツヨナール】
和「あの…この麻雀ツヨナールって…」
少年「おっ!さすがはお姉さん、お目が高い!これはね、飲むだけで麻雀が強くなる代物なんだよ!」
770:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:44:09 ZB/534uh0
58 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:44:39 ID:xCzkFENc
和「フフッ、すいませんけどそんな簡単な嘘には騙され……ハッ!?」(もしかして須賀君はツヨナールを使って……?
だとしたらこれを使えば須賀君に……!)
少年「どうかしたのお姉さん…?」
和「い、いえ…なんでもありません。 ところでこのドリンクの値段はどれくらいでしょうか…?」
少年「おっ!買ってくれるのお姉さん!?えーとね、今回は特別に5000円にしておいてあげるよ!」
和「ご…ごせんえ……」(た…高い…高いですけど……これで須賀君を倒す事が出来るなら。
いえ、あの卑怯極まりない男から宮永さんを取り返せるなら…安いものです!)
和「か…買います!ツヨナールを一つください!」
少年「まいど~!その薬には制限時間があるから気をつけてね~!」
和「分かりました、それじゃあ失礼します…」
(フフフ…須賀君、明日があなたの命日です!必ず、あなたから宮永さん取り返してみせますからね!
そして宮永さん……あなたは私と一緒に……!)
続くかな
771:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 21:56:52 Gy+LeUgNP
続き期待
772:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/10 12:09:42 kG6EH4BA0
おはよう 俺の可愛い咲 今日も可愛いな
773:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/10 18:19:33 hU/8tAO60
「はぁ? キモいんだけど」
ってアニメ版の咲が言ってたよ京ちゃん
774:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/10 18:24:43 GZyYC7w00
>>773
hrmrさん毎度毎度お疲れ様っす
775:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/10 22:54:29 NoK8kAqUO
咲ちゃん明日祝日だからバレンタインの準備をするといいよ
そしてその準備に京ちゃんを誘えばいいよ
そしたらさすがの京ちゃんも気付く…はず…
776:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 00:36:57 7yw87yI00
アニメは京咲にひどいことをし過ぎたよね
咲ちゃんは積極的に京ちゃんのこと忘れるし「がんばって京ちゃん」から応援する気が感じられないし説得力がなさすぎる…
777:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 00:49:52 2vCEf6YD0
>>775
一緒に作ったら、義理としか思われないんじゃないか?w
778:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 05:09:02 85Si28v10
いい物発見♪
URLリンク(up3.viploader.net)
779:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 05:33:39 7zeUgc6N0
>>778
これは素晴らしい
っていうかここどこだw
780:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 12:15:08 sLIr0cN/O
>>778これはもう恋人決定だなw
>>779電車の中だと思った
781:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 19:06:19 v6PeagWN0
デートの帰りか! デートの帰りだな!!
782:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 19:56:00 K6zeGnNJ0
よかったなバレンタインまであと4日だぞ
783:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 20:29:31 sLIr0cN/O
>>782それは酷すぎるぜhrmrさん…
784:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 23:14:33 3T7uLUY0P
14日日曜日だが、部活でみんな登校して来て
部長や染谷先輩、のどっち達が京ちゃんに義理チョコあげる中、この流れでさりげなく自分もあげちゃおうか
それともちゃんと本命だと分かるように、別のトコで渡したほうがいいのか。咲ちゃん迷ったりするんだろうな
そしてタコスがなんか本命っぽいチョコ渡したのをみて、焦りまくったり
785:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 00:28:28 f17X3xVy0
京太郎「ほらほら咲、見てみろよ~。今年はこんなにチョコ貰っちゃったぜ」
咲「ふーん、よかったね。どうせ義理ばっかりだろうけど」
京太郎「う”・・・それを言うなよ。せっかく和からも貰えたっていうのに・・・」
咲「・・・(結局、みんなと一緒にってのもなんか恥ずかしくて・・・私のチョコ渡すタイミング逃しちゃった・・・)」
京太郎「でも、義理でもやっぱ貰えると嬉しいな。優希のなんか、こんなにでかいし」
咲「(それって、義理じゃないんじゃ・・・)」
京太郎「・・・で、あー・・・咲は、今年はくれないの?」
咲「! ・・・ほ、欲しい?」
京太郎「そりゃモチロン」
咲「・・・ちょっと待ってて・・・(ガサゴソ)・・・はい、あげる」
京太郎「おお。サンキュー! さすが咲!」
咲「ほ、本当はもっと早く渡したかったんだけど・・・」
京太郎「今年はハート型かあ。よく出来てるなあ」
咲「・・・その形ってのは、義理じゃないって意味だからね」
京太郎「ん? なんか言ったか?」
咲「う、ううん! 何も言ってないよ。あはは」
786:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 03:16:45 HdByg7dK0
>>785
>咲「・・・その形ってのは、義理じゃないって意味だからね」
>京太郎「ん? なんか言ったか?」
>咲「う、ううん! 何も言ってないよ。あはは」
たまらんww
京咲の良さはこういうところにあるよなww
787:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 10:02:10 XKANRsWk0
これは京ちゃんも実は気付いてるけど、気恥ずかしくて気付いてないフリしてるな
788:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 15:50:46 nLfghv040
京太郎大人気だな
789:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 16:10:21 9pqbwkrk0
>>785
いい嫁さんだなぁ
790:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 20:21:43 tjpfyJ9G0
このバカップルめ!!
791:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 23:48:02 V7tRHzv60
京太郎と咲ちゃんが幸せになってくれるなら俺死んでもいい
792:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 00:30:30 I8jmN/G70
二人の過去話とかそろそろやってくれないかなー照さんのことも含めて
誰か中学時代3年間をSSとして書いてくれませんか
793:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 00:47:51 c7FF7GSv0
二人がいつ出会ったのかが興味深いな
中学からクラスメイトだったらしいが、中1で初めて顔合わせたのか
もしくは小学生、またはそれ以前の小さい頃から知り合いだったが、中学で始めてクラス一緒になったのか
後者の場合、咲とクラスメイトになる前の京太郎はむしろ照との仲がよかった、とかなら面白いかも
794:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 13:13:27 J2feNxNq0
お姉ちゃんと京ちゃんが仲良く話してたら、咲ちゃんがちょっと不機嫌な顔になって
京ちゃんの服のすそをちょんとつまんで引っ張ったり
795:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 15:43:24 2Y2KQFOj0
京太郎は小六の頃から、咲ニーを1日も欠かしたことが無いよ
796:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 21:28:55 uYV3hYnFP
タコス「>>795・・・なーんてな!」
京太郎「おい、セクハラはやめろ馬鹿!」
咲「(咲にいってなんだろ・・・? 私の・・・にい・・・おにいちゃん? そんなのいないし)」
797:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 00:03:08 ILzGMFHSO
PC規制中なので携帯から投下します
中編で全4話の予定です
798:チョコレートと恋の魔法(1話Aパート)
10/02/14 00:06:14 ILzGMFHSO
「さき・・・」
「さき・・・」
「さき?」
「ふえっ!」
私は仰向けの体を動かさずに目と口だけを勢い良く開けた
「また同じ夢・・・これで三日連続・・・」
抑揚の小さい声で言いながら少し体を起こす
自然と視界に入って来たアナログ時計は午前3時を指していた
「これって金縛り?それとも誰かがこの部屋に入って来たの?」
怖がりな私は気持ち悪さと不安にかられながらも原因を考え始める
「金縛りってもっと怖い夢見そうだし・・・」
「泥棒さんや変態さんが入って来た跡は無いし・・・」
「それにあの声どこかで聞いたことあるような・・・」
ぼそぼそと呟いていたがすぐにその空間は無機質な秒針の音に支配された
「明日学校だし寝よう・・・」
座椅子を倒すように布団に戻った
799:チョコレートと恋の魔法(1話Aパート)
10/02/14 00:09:19 wrwQxhPFO
翌日2月4日、いつもの様に身支度をして学校へ向かう
でも今日は少し緊張してる
京ちゃんとのデートの約束をするから
「京ちゃん!おはよ」
「おぉ咲、おはよっ!」
「・・・」
「ん?咲、いきなり黙ってどうしたんだ?」
「えと、ちょっとね。そんなことより早く行こう!」
自分の位置を京ちゃんの半歩後ろに固定しながら付いていく
しばらく話しながら歩いていると京ちゃんが気付いた
「咲、今日はその・・・なんか固いぞ?」
学校まであと5分の所
車が一台通り過ぎた後私は口を開けた
「あのさ京ちゃん」
「どうしたんだ?そんなに改まって」
京ちゃんは手首を肩に載せて持っていたかばんを下ろして振り返った
そして桜色になっていた私の顔は赤くなる
「あのその・・・一緒にお出かけしよ?」
心臓が蕾だとしたら開花してしまうかのようだ
でも次の言葉を聞いた途端に顔は桜色に戻った
800:チョコレートと恋の魔法(1話Aパート)
10/02/14 00:12:09 wrwQxhPFO
「なんだそんなことか。たまに行ってるだろ?」
いつもの反応に気が楽になったけど
気持ちが上手く伝わってない事に焦る
「そっそのそうじゃなくて・・・バレンタイン」
「そうかバレンタ・・・えっ!マジか!?」
「うん。一緒にデートしよ?」
「あっああ、良いぜ!」
想像以上の反応にその場で跳びはねたいくらいだったけど恥ずかしくて京ちゃんを
置き去りにして学校へ走った
「京ちゃん楽しみにしててね!」
「おう!」
(バレンタインに咲とデートかぁ・・・)
(これって両思いってことだよな!)
(よし!今日は赤飯だ!)
(・・・にしても俺、鈍感だし情けねぇ・・・)
801:チョコレートと恋の魔法(1話Aパート)
10/02/14 00:16:07 wrwQxhPFO
放課後の部活で京ちゃんと何度も目が合った
その度京ちゃんは微笑んだから私もその度朱くなった気がする
そして帰り道に京ちゃんとたくさんたくさんお話して、別れた後つま先の小走りで家まで向かった
「ただいま!」
「ってお父さんはまだ帰ってないかぁ」
「ふふっ、京ちゃん」
浮かれて回りの物が完全に見えて無いけど部屋へルートは体が完全に記憶してるから無意識のうちに辿り着きベットにダイブする
「「咲、お前が一番可愛いよ」かぁ・・・」
抱いた枕で半分顔を隠しながら今日の会話を反すうする
「世界がこんなに明るく見えたこと無いよ・・・京ちゃん大好き!」
ゴロゴロジタバタしながら自分だけの世界に浸っているとあの声が聞こえてきた
「さき・・・」
「さき・・・」
「ふえっ!あの声!」
一気に現実に引き戻され不安とともに緊張が生まれた
802:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 01:06:10 i+AzifL00
……終わり?
803:『チョコレートと恋の魔法』第1話Bパート
10/02/14 01:09:44 wrwQxhPFO
「どうして今?いつもは寝てる時なのに」
その声はますます大きくなる
「さき・・・」
「さき?」
「さき!」
「なっ何!?」
顔が引き攣った
そして次の瞬間体が勝手に動きだす
「ふぇーつ!何これ!」
謎の力に胸の当たりを引っ張られ家を飛び出した
「少し浮いてるよ!」
訳も分からないまま前髪が後ろに流れてしまう程のスピードで移動する
「お尻!お尻見えちゃう!」
半泣き状態で口を大きく開けながらスカートを押さえ始めると動きが止った
「うぅ・・・怖かったよぉ」
へたり込んで涙を拭いながらも場所を確認する
「坂の下公園?」
家からの下り坂の突き当たりにある普通の公園
たまに青空読書をしにくるここは夕方になると人気が無くなる
今は夜だから完全に人が居なくなり静寂がに包まれていた
切れかけの青白い光だけが点滅して自己主張している
804:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:11:16 wrwQxhPFO
「帰ろう・・・」
夕飯の支度もあるから足速に出口に向かうと公園の奥の方から人の声が聞こえてきた
「やっやめろ!ゴミプロ雀士!」
「なぁいいじゃないか」
(衣ちゃんとカツ丼さん?)
入口の門に裏に隠れて顔を出し様子を見る事にした
衣ちゃんだけやっと見える
「こっ殺すつもりか!?」
明らかに衣ちゃんの様子がおかしい
「カツ丼さんは何をしようとしてるの?」
恐る恐る上半身を門から出すとそこにはカツ丼さんを巨大化した様な怪物が見えた
「ふぇつ!!」
思わず大きな声を出して尻餅を付く
するとその3メートルはありそうな怪物は機械的にこちらへ体を向けた
「誰かいるのか?」
(見つかっちゃう!)
「・・・・・・・」
「・・・そこか!」
(ばれたちゃった!)
805:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:13:01 wrwQxhPFO
私の存在に気づくと大きな足で地面に後を付けながらのっそり近づいてきた
甲冑の様な堅固な体
カツ丼さんと般若を混ぜた様な猟奇的な顔
「!!」
声が出ない
私の太ももに汗がにじみ出てくる
逃げる事も出来ない
「お前か!」
怪物と目が合う
遅いけど確実に近づいて来る
ここで震えるしかなかった
そしてとうとう私の前に来た
(大きい!)
もはや地味な感想しか浮かばない私は死を覚悟していた
怪物が私の首に手を伸ばす
(私まだ死にたくないのに!)
(やり残した事が沢山あるのに!)
(助けて!!)
その瞬間体が半径3メートルほどの光の玉に包まれていた
怪物の様子は見えない
「さき・・・」
「さき?」
(またあの声!)
「これは何なんですか?」
答えてはくれない
「咲?あの子を守りたくないの?」
「そっそうだけど」
「咲・・・森林限界を超えた山の頂上にさえ花が咲くこともある・・・」
「お前もその花の様に強くなれ!」
「おっお姉ちゃん!?」
光玉は瞬時に私の体をまとい視界が元に戻る
806:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:16:20 wrwQxhPFO
「お姉ちゃんなの?」
「お姉ちゃんじゃないよぉ」
「じゃあ誰なの?」
「私の名前はテルテル」
「そっそうなんですか(明らかにお姉ちゃんの声だよぉ)」
さっきまでの絶望と恐怖は完全に忘れて声だけテルテルさんと世間話をしてると
自分の体に異変が起きている事に気づいた
「あっあれ?視線が高い!」
急いで自分の体に目をやった
「せっ背が伸びてる!それにモデルさんみたいなスタイルになってるし、服も剣士のお姉さんみたい」
「おっぱいも大きい・・・」
大きくなった胸を確認しながら視線を下にやると恥ずかしい事に気づく
「ふぇっ!スカート短すぎるよ!」
前屈みになったことでもう一つ気づいた
「髪も少し伸びてる・・・」
訳が分からなくなって驚きと喜びが混ざった声でテルテルに聞いてみた
「あの・・・これ・・・」
「すごく似合ってるよ!」
「ありがとうございます・・・そっそうじゃなくて!」
「ごめん、お友達がピンチなんだよね」
「そういえば衣ちゃん!」
振り返ると怪物は立ち上がっていた
807:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:18:50 wrwQxhPFO
「どうしよう!衣ちゃんの方に向かってる」
「うぅん。とりあえず体当たりして?」
「そんなの無理だよぉ」
「大丈夫だから早く!」
衣ちゃんを助けたい一心でテルテルさんの言葉を信じで精一杯ぶつかる
「えいっ!」
「ぐっ!!」
怪物は放物線を描いてフェンスに叩きつけられた
「すごいよ!」
「うん、あの怪物は弱い方だから体当たりだけで気を失っちゃったみたい」
(弱い方?)
「あっ!衣ちゃんを連れて逃げなきゃ!」
「それはだめ!」
「どうして?」
「あの人を元に戻さなきゃ」
「でもどうやって?」
「ほっぺにちゅー」
「・・・こっ恐いよぉ・・・」
「早くして?起きちゃうから!」
「わっ分かったよぉ」
808:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:21:09 wrwQxhPFO
急いで怪物の方へ足を踏み出すと次の瞬間フェンスの前に居た
(すごい・・・足も速い)
「ほっぺにちゅー」
目をつむぶりながらやけくそにやった
「ぐわぁあぁあぁ!」
怪物の体から黒い光が蒸気の様に吹き出しカツ丼さんに戻る
「よかった・・・元に戻ったよ・・・」
「さあ、帰ろっか」
「でっでもカツ丼さんが・・・衣ちゃんも気を失ってるし・・・」
「誰かに見つかるとまずいの。それにその二人はほっといて大丈夫だよ?」
「うん・・・」
二人を心配しながらも家に帰ろうと試しに思いっ切りジャンプをしてみた
一回で家の玄関に着地出来た
「どうなってるの?」
「部屋に戻ってから話すよ」
どこかで納得が行っていないせいか膨れながらドアに手をかけたけどすぐに動きが止まった
「この格好は・・・」
「すごく似合ってるよ!」
「ありがとうございます・・・そっそうじゃなくてどうやって戻すの?」
「もう戻ると思うよ」
テルテルさんが言うか言わないかのタイミングで私の体から無数の小さな光が
八方に弾け飛んで元の体に戻った
809:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:28:33 wrwQxhPFO
急いでご飯を作って部屋に駆け上がる
テルテルさんを呼んだ
「おねえ・・・じゃなくてテルテルさん?」
「作り終わったんだね」
「うん。えと、テルテルさんって体は無いんですか?」
「多分無いよ」
「多分って・・・」
「・・・咲?」
「なっなに?」
「これから話す事を良く聞いて?」
「どうしたの?急に恐い声で・・・」
「まず何から話そうかな?」
「・・・」
テルテルさんは30分話し続けた
その内容にショック受けて3時になっても眠れずにいる
「京ちゃん・・・」
それは京ちゃんと私の仲を引き裂いてしまうものだった
そして昨晩から降り始めた冷たい雨はまだ降り続いている
チョコレートと恋の魔法(第1話)おわり
810:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 01:29:23 wrwQxhPFO
今日はここまでです
811:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 01:57:28 dWBKyrbJ0
バレンタインネタかと思ったら変身ヒロインネタだなんて予想外すぎる
そしてテルテルさんに吹いた
第2話楽しみにしてます
812:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 02:03:32 5N8d5wAh0
携帯からなんてご苦労様です
続きがとても楽しみです
それと差し出がましいようですが避難所に書き込んで誰かに代理で
ココに投下してもらうという手はどうでしょうか
813:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 02:25:31 wrwQxhPFO
話の構造上切れる所が少なくレス数が大きくなってしまうので皆さんの負担にならなければいいんですが・・・
明日はAパートとBパートを分けて避難所に投下してみます
その時はお願いします
814:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 10:14:59 THtXHq0z0
GJ!
携帯からご苦労様です
815:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 22:16:57 ZaMmhOUt0
ちゃんとチョコ渡せたんだろうか咲ちゃんは
816:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 22:47:52 4GG4LHIq0
咲ちゃんのことだからずっこけて台無しにしそうでーこーわーいー
817:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 23:09:49 WACdEQs6O
咲にとって京太郎の存在ってなんなのだろう
818:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 23:21:30 5N8d5wAh0
中学時代唯一の友達
高校に入ってからは異性でもっとも身近な存在
と俺は仮定する
819:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 23:39:07 tuqWvsZ30
とりあえず連載初期の段階では、一番親しい友達って感じじゃないかな
それが恋愛感情かどうかは、自分でも分かってない
京太郎にとっては、妹とかその辺だろうなあ
820:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 23:50:23 4GG4LHIq0
原作の咲ちゃんは多少強引だけど自分を引っ張ってくれてる存在
また素直な自分を出せる唯一の存在としてとても大事にしてそう
アニメの咲はもう道端に転がってる小石とかそういうふうにしか思ってないと思う
それくらい放送開始から最終話にかけて酷い扱いをしてる
元祖ドラマCDは二人の絆が他メディアよりも強い印象があるからたぶん何気に両想いだろう
821:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 00:58:04 oNJclZWe0
>>819
「嫁じゃない」って言われて「そんなキッパリ否定しなくても…」な反応してたから
周りからはそう見られてるって意識はあると思うんだよね
最初のドラマCDでは「うむっ!」って妙に嬉しそうに肯定してたし
822:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 11:35:29 ty6wKeDM0
でもあの時、京ちゃんの方から「嫁さんじゃねーよ」と否定してたら
多分咲ちゃんはムッとしてたはず
823:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 21:17:54 v9CpoNOs0
嫁だな君「咲ちゃんはいい嫁さんだナア」
咲「嫁さんちがいm
京太郎「嫁じゃねーから」
嫁だな君「・・・息ピッタリじゃん」
咲「(そ、そりゃ私も否定しちゃったけど・・・別に京ちゃんもああキッパリと否定しなくても・・・ブツブツ)」
824:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:17:21 a5Vc0MNO0
2月14日
デート帰りの電車は少し混んでいた。乗車率120%ほどの車内で、私たちは並んで立っている。
「今日楽しかったね」
「ああ 特に昼飯食ったとこの店員さん シャツにケチャップついてんだもんなー」
京ちゃんは思い出したように笑い出す。私にとって一番楽しいのは京ちゃんとこうやって笑いあう時間。
映画館では話すことはできないし、ランチでは彼が食事に集中し、雑貨屋さんでは私が品物に目を奪われる。
「おかしかったよね」
「教えてあげたら恥ずかしそうにしてたよな」
頭一つ分高い位置から発せられる彼の言葉はまるで私に降り注いでくるよう。
いまは私の、私だけのために。
京ちゃんと一緒にいるだけで私は幸せ。大きな手で包みこまれているようにほっとする。暖かくて、穏やか。
私が唯一、私でいられる人。私のすべてをさらけ出せる人。
京ちゃんにも同じ気持ちでいてほしい。
825:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:18:18 a5Vc0MNO0
電車がカーブにさしかかるところで急ブレーキがかかった。
「あっ」
いつものことだからわかるはずなのに、つい私はよろめいてしまう。同時に京ちゃんが私に向かって手を差し伸べてきた。
私はためらいなく京ちゃんの腕につかまる。
礼を言う代わりに京ちゃんに微笑みかけると、彼もまた私に微笑みかけてくれる。微笑み返しだ。
「ったく咲はこれだからなー」
「今のは仕方ないよっ」
「少しは学習しろよな」
京ちゃんの軽口の調子がいつもと少し違う。言葉に詰まったように出てくる軽口だ。頬がわずかに赤みがさしている。
(照れてるんだ…照れてくれてるんだ…)
この反応が見たくて毎回わざとよろめくことを京ちゃんはたぶん知らない。嬉しくて思わず京ちゃんの腕をつかむ手に力が入ってしまう。
「いてててっ 冗談だって」
「ん~~~」
京ちゃんは気付かないままだけど、それでもいい。私だって照れてるから。
826:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:19:04 a5Vc0MNO0
主要駅の一つで乗客の大半は降りていった。車内が一気に静かになる。
「座ろうぜ咲」
空いてる席の一つを指さして京ちゃんが勧めてくれる。
車体に沿った長椅子に座った私たちの距離はいつもより近い。どきどきするけど安心する。
「外 暗くなってきたね」
「ああ」
太陽が山の向こうに沈んでしまっても、私の気持ちまで沈むことはない。デートは終わりを迎えようとしているのにちっとも悲しくない。
私の心は満たされている。
「京ちゃん 肩」
「ん」
私が言うと京ちゃんは少し身体を寄せてくる。皆まで言わなくても通じている。
私は自分の頭を京ちゃんに預ける。ゼロ距離だ。
「咲だけずりー」
京ちゃんの肩に預けた私の頭に、さらに京ちゃんが頭を重ねてくる。
京ちゃんの肌で、顔で、声で、匂いで京ちゃんを感じることができる。
こんな幸せな時間を、私はほかに知らない。
827:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:19:48 a5Vc0MNO0
ふと目を覚ますと電車は止まっていた。見回すと乗客は私たちだけになっていた。
京ちゃんはまだ寝息を立てている。
(まさか…)
駅名を確認すると、降りるべき駅はとうに過ぎていた。
「京ちゃ…」
慌てて京ちゃんを起こそうとして、やめた。
(もう少しこのままでいよう)
終着駅まで遠くない。どうせなら終着駅まで行って折り返そう。その方が京ちゃんと長くいられる。
再び京ちゃんの肩に頭を預けようとした時だった。
「守るよ」
京ちゃんの寝言だった。次の言葉を待ってみたが、京ちゃんはそれ以上何も言わなかった。
京ちゃんの言葉を勝手に解釈した私は、少しの間だけ京ちゃんに唇を重ねた。
不意に車内の明るさが増した気がして、恥ずかしさを覚えた。
振り返ってみると空には星が輝いていた。
星空に照らされたこの電車は、私たちをどこに連れて行ってくれるのだろう。
(きっと…きっと素敵な場所…)
そう願いながら、私はそっと瞼を閉じた。
おわり みやながさき
828:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:35:04 X4qSyZNx0
>>824
なんという乙女咲、惜しみなくGJの言葉を送らせてもらおう
それと京太郎の「守るよ」の台詞にキュンときた
あと関係ないけど最近まとめの更新ないね
829:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:38:52 EZP1I5hh0
>>828
あれって誰でも更新できる?
830:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:51:17 mDViA/4Y0
>>824-827
わーお、これは凄い
咲の「幸せいっぱい、しかしどこまでも穏やか」な気持ちが伝わってくる
そして京咲ってだけじゃなく文章もキレイで見惚れてしまった
ラスト4行が特に好きです
831:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 00:40:54 V5oqYdbr0
>>827乙です 表現力豊かでクオリティ高いです 言葉が降り注ぐとか…
てか咲はホントにこんな日記とか書いてそう…w
>私はためらいなく京ちゃんの腕につかまる
ためらいなくってのがたまらなくイイ!
832:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 00:53:13 nUjHk0qG0
>>829
更新なかったら誰かお願いって言ってたから
多分出来ると思うけど……>>829お願いできる?
833:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 10:07:05 RfIByY2x0
避難所から転載
64 :名無しさん:2010/02/16(火) 00:21:39 ID:FiO8Ed4U
本スレ>>809の続きです
風邪ひいちやったから今日は2話Aパートだけです
834:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 10:07:56 RfIByY2x0
65 :チョコレートと恋の魔法(2話Aパート):2010/02/16(火) 00:23:54 ID:FiO8Ed4U
2月5日
「雨は止んだか・・・」
眠りに着くまでに聞かされた寂しい冬の雨粒の音のせいか朝日が一段と輝いて見える
早く咲に会いたい
俺が速く歩けばその分早く合流出来る分けでも無い
バレンタインデートのシュミレーションをしていてテンションが上がり過ぎて
眠れなかったのも相俟って余計に速度が上がる
「早く来すぎたか・・・」
咲が下りてくる石造りの階段の下のコンクリートに寄りかって待つ事にした
「彦星の気持ちが少し分かった様な気がする・・・」
性に合わない台詞を吐きながらロマンチストを気取っていると間もなく咲が到着した
「京ちゃんおはよう・・・」
「おぉ!織り姫!」
「それ何?」
「いっいや何でもねぇ・・・」
恒例の朝一コントを終えた後、ふたりで歩き出す
「咲、今日は妙にテンション低いな」
「そう?」
「あんまり寝てないのか?」
「うん・・・」
「そうか!俺の事考えてて眠れなかったんだな!俺も咲の事考えてて眠れなかったんだ!
下を向きながら肩をびくつかせて赤くなる咲
やべえ可愛い
835:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 10:08:46 RfIByY2x0
66 :チョコレートと恋の魔法(2話Aパート):2010/02/16(火) 00:25:25 ID:FiO8Ed4U
「あのさ・・・京ちゃん」
「なんだ元気無いな!」
俺はそうゆうの良く分からないが、生理とかで眠れなかったのだろうと思って話題を変えてみる
「知ってるか!?」
「なにを?」
「魔法少女!今朝の新聞に載ってたろ?」
「えっ!どっどんなの?ゲームとかのでしょ?」
急に感情豊になった咲に嬉しくなり話題を続ける
「ちげーよ!魔法少女が現実世界にいたんだよ!しかもこの町に!」
「そっ、それって写真とかは無いよね!?」
「有るぜ!」
「ふぇつ!」
ポケットの携帯を最短距離で素早く取り出して見せてやった
「はは・・・顔は暗くて写らなかったんだ・・・(これ確実に昨日の私だよぉ)」
「そうなんだけどよ、見てみろよこのスタイル。きっと顔もとんでもなく美人に違いない!」
「そっそうだね・・・」
836:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 10:09:36 RfIByY2x0
67 :チョコレートと恋の魔法(2話Aパート):2010/02/16(火) 00:26:48 ID:FiO8Ed4U
「でも魔法少女って言うより魔法騎士って感じだよな」
「うっうん」
「それに」
「それに?」
「胸がデカイ」
「むぅ~京ちゃんのえっち!」
「そっそんなに怒んなよ」
「もう!先行くよ!」
「待ってくれよ!俺の咲!」
「そんなこと大声で言わない!」
(咲、元気出たみたいだな)
してやったりな気持ちで慌てて追いつく演技をする
そして再び学校を目指す
「なぁ咲?」
「なあに?」
「なんか今日はいつもより距離置いて歩いてないか?」
「うん・・・ちょっとね・・・」
「なんだ恥ずかしいのか?」
「まあね・・・」
「だったら逆に俺が抱きしめてやるよ!」
俺は咲の左手を掴んだ後半ば強引に手の中に収めた
しかしこの後の咲の反応に思考が止まった
「ダメっ!」
咲は鞄を持っていた右手と合わせて両手で俺を押しのけた
顔の筋肉が凍り、視界が狭くなる
咲は五歩ほど小走りで進んで俺に背を向けて仁王立ちした
10秒ほどたった後空を見上げてから振り向いて
慌てた様な悲しい様な恥ずかしい様な良く分からない動きと声色で話し出した
837:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 10:10:48 RfIByY2x0
68 :名無しさん:2010/02/16(火) 00:31:10 ID:FiO8Ed4U
以上です
838:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 16:12:49 tYziHSn20
第1話で京太郎はなんでわざわざ咲に頼みに行ったんだろう
優希か和に頼んだ方が早いのに
というかなんで咲があそこにいるって知ってたんだろう
休日なのに
そういう仲なのかな
でも一緒に飯食ってるときに携帯電話で麻雀やり始めるのはいかがなものか
839:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 16:24:26 LPul4wRK0
逆に考えれば熟年夫婦みたいだよな、逆に考えれば。
840:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 17:55:23 jbv46m970
元祖ドラマCDで理由は明かされてたような
あれの2人はとても絆が強いと思う
841:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 22:22:40 eYwxVUPTO
アニメ版の咲は京太郎が目の前で交通事故に遭って死んでもあまり悲しむ様子がなさそう・・・和に慰められて終わりって感じで
原作でも・・・なんだかなぁ
842:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 22:31:10 LPul4wRK0
逆に考えろ、描かれていない分我々の想像の幅が広がったと逆に考えるんだ
843:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 22:31:58 uvD778CR0
>>832
時間があるときならできるけどちょくちょくは無理かな・・
844:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 22:40:00 b+5FPNL80
アニメで百合プッシュされたけど
原作咲はあくまでもノンケでしょ
845:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 22:40:48 K8xbpGnt0
>>841
というかアニメ版の咲は死んでも葬式とか墓参りとかにもこないと思う
それどころか死んで喜びそうな気さえしてくる
そう思わさせるほどにアニメの咲の京太郎への扱いは酷過ぎるよ
846:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 22:41:22 nUjHk0qG0
>>843
それでもお願いしたい
半月に一回とか
847:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 22:51:39 y8bDAvnz0
>>843
こっちからも頼むよ、1スレ終了前だけでも良いからさぁ
848:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 22:51:49 QPkTfBvMP
>>845
ねーよ
さすがに被害妄想
849:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 23:24:54 j/6OB+000
京ちゃん的には今のサイヤ人的思考になってる咲ちゃんと昔の内向的でおどおどしてた咲ちゃん
どっちが好きなんだろうな
その答えを聞くのが怖くて耳を塞ぎながら脅えてる咲ちゃん…ゾクゾクするねぇ
850:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 23:31:27 j/6OB+000
おやIDがOB+どこぞの携帯電話ライダーになるなんて珍しいこともあるものだ
咲ちゃんも携帯電話を買う予定とかはないんだろうか
851:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 23:48:38 b+5FPNL80
京ちゃん、麻雀強い咲にフツーに感心してるみたいだし
きっと大丈夫だよ
852:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 23:58:14 oGuDar/q0
>>849
初期の咲はオドオドしてないと思う、むしろ若干冷めてた
そして麻雀始めていつの間にか説明しづらい不思議ちゃんキャラと化した
853:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 00:38:36 7ryA/+ja0
冷めてたのは麻雀嫌いだったからじゃない?
不思議ちゃんなのは出番少なくなって描写不足してるせいかな
854:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 03:21:07 4pKhXld+0
だがまあ、とりあえずタコスがこのスレの五倍は目立つことは確かじゃないかと思うj……よ。
855:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 13:56:22 iMO4mthc0
>>849
麻雀では超人的だけど、なんだかんだで危なっかしい咲を俺が支えてあげなきゃ みたいな感じかと
なんというか外ではビシッとしたビジネスマンだけど
私生活ではご飯ひとつ満足に作れない夫を支える妻みたいな
いい夫婦だと思うよ
856:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:43:45 Bu6HTy7RO
>>767
「ハハ…それは買い被りって奴ですよ部長、俺はそんな立派な人間じゃありませんよ」
そう、俺は部長が考えている様な人間じゃない。むしろ皆に嘘をついている最低な奴さ…。
京太郎は内心ではそう思いながらもにこやかに笑い続ける。
けれども、久はそんな京太郎の笑顔が偽りのものである事を見抜いているのか表情は険しいままだ。
「須賀君、あなたはもしかして私達に隠し事をしているんじゃないのかしら?それも…決して知られたくないような事を…」
京太郎の予感は的中した。やはり久は京太郎の異変に気が付いていたのである。
それでも京太郎は笑顔を崩す事無く、誤魔化そうとした。
「嫌だなぁ、部長……隠し事なんて俺は何も…」
ズキンッ…
そんな京太郎の胸にあの痛みが走った。
「ぐっ……あぁぁ!」
「す、須賀君!?大丈夫、しっかりして!」
胸をおさえながら痛みに耐える京太郎に駆け寄る久。そんな彼女を遮る様に京太郎は右手を久に突き出した。
「だ…大……丈夫です部長……!いつもの……ぐぅ……事ですから……」
京太郎は痛みに耐えながらも久に笑顔を向ける…それは久の心配を和らげるための彼なりの努力だった。
857:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:45:16 Bu6HTy7RO
「はぁ……はぁ…!」
ようやく痛みが引いていく、京太郎は袖で額の汗を拭うとゆっくりと立ち上がった。
「ハハ…格好悪い所を見せてしまいましたね」
「須賀君……あなたやっぱり…」
心配そうな表情をしている久を見て、京太郎はポリポリと頭をかくとゆっくりと口を開く。
「胸がね……痛むんですよ。 言葉では言い表す事が出来ない激痛が毎日の様に襲ってくるんです。
この前、病院で調べてもらったんですけど、どうやら心臓に異常があるらしくてそれで……」
「それで……?」
「俺……後一ヶ月しか生きる事が出来ないって言われてしまったんですよ……」
「そんな……!?」
京太郎の言葉に久は絶句する。京太郎が普段、何かを隠していた事に久は薄々気が付いてはいた。
けれども、京太郎が命に関わる重大な病に侵されていたなんて久は想像すらしていなかった。
「……………」
「……………」
長い沈黙が屋上を支配する。やがて久はきゅっと唇を噛んだ後、京太郎の目を見つめる。
「そう……だからあなたはいきなり麻雀部を辞めるなんて言い出したのね」
858:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:46:49 Bu6HTy7RO
「ええ…そうです、麻雀部の皆には迷惑をかけたくはありませんでしたから」
京太郎はどこか寂しげな笑顔で久を見る。そんな京太郎の姿に久は悲しい気持ちになっていく。
「それで……いいの?」
「良いと思いますよ。麻雀部の皆に無駄な心配をかけさせる事もないですし、それに全国大会だって近いじゃないですか。だから…」
「違うわ! そういう事を言っているんじゃんじゃないの! 『あなた自身』がそれでいいのか聞いているのよ!」
険しい表情をしながら久は強い口調で京太郎に問い詰める。
「どういう事ですか部長…」
「須賀君、あなたはそれで辛くないの? 皆から悪者扱いされて、誤解されて……それで死んでいくなんて……私だったら……とてもじゃないけど耐えられない…」
「部長……」
久は後悔していた…京太郎の先輩でありながら、彼の身体の異常に気が付いてやる事も出来ず、しかもそんな彼に雑用をさせていた自分を責めていた。
そんな久の言葉に京太郎は空を見上げながら口を開く。
「心配しないでください部長…俺はもう覚悟は出来ていますから」
「須賀君……」
859:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:47:48 Bu6HTy7RO
「俺が周囲からどんな風に見られているか知ってますか部長? あいつは女達の召し使いとか、いてもいなくても良い空気とか、麻雀部のおまけだとか言われているんですよ…。
そんな言葉を耳にする度に自分が情けなくなってくるんです……俺、スッゲェ格好悪いなって……」
「……………」
「だから……せめて最期くらいは格好付けさせてくださいよ。俺だって男なんですから…」
京太郎は悲しそうに笑う。京太郎は辛かった、他の皆が周りから注目される傍ら、自分はただそれを指をくわえて見ている事が。
でも、それでも。
京太郎はその事を今まで決して他人に話す事はしなかった。自分には咲や和みたいな才能はない事は分かっていたし、何より―自分よりも咲や皆の事が大切だったから。
「……宮永さんはどうするの?」
久の言葉に京太郎はピクッと眉をひそめる。咲の事は京太郎が一番心配していた事だった。
京太郎は深く溜め息を吐きながら久の方に顔を向ける。
「多分、大丈夫だと思いますよ。 咲はああ見えて強い奴ですから。 それに俺がいなくても今のあいつには沢山の仲間がいる…俺の事なんてすぐに忘れるでしょう」
860:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:49:02 Bu6HTy7RO
「それは違うわ、宮永さんは…」
「部長、この事は皆には黙っていてもらえませんか? 特に咲には…あいつにはやらなきゃいけない事があるみたいですから」
京太郎の脳裏に咲の笑っている姿が浮かび上がる。
―自分のせいで咲の笑顔が悲しみに変わるなんて絶対に嫌だ
咲にはずっと笑っていて欲しい
それが京太郎の願いだった。
そんな京太郎の覚悟に久は沈黙する。彼の決意は固く、決して揺るぐ事はないだろう。
何より、京太郎は自分の運命を受け入れた上で麻雀部をやめると言っているのだ。
そんな京太郎の決意を無下にする事は…久には出来なかった。
「それじゃあ部長、俺はこれで……今まで本当にありがとうございました。 全国大会……頑張ってくださいね。 自分は陰ながら応援してますから」
京太郎はニッコリと微笑みながら久に一礼をすると、屋上を後にした。
「須賀君…」
一人、屋上に残された久の目から一筋の涙が流れ落ちる。久はその涙を拭き取り、さっき言おうとした事を呟いた。
「須賀君…あなたが思っているほど宮永さんは強くないの。 あの子だけじゃない、まこや和、優希……そして私だって」
カラスの鳴く声がただ虚しく、屋上に響いていた。
861:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:50:20 Bu6HTy7RO
『よう、宮永』
『はい? えーと、あなたは確か……』
『今年からお前と同じクラスになる須賀京太郎ってんだ、よろしくな宮永!』
『あっ、はい…よろしくお願いします…。 あの、須賀君…私に何か用でしょうか?』
『いや、特に用事はないんだけどさ。 とりあえず同じクラスになるんだから挨拶しとこうと思ってよ』
『はぁ…』
『まぁ、お互い元気にやっていこうぜ! そんじゃーな宮永!』
『はい……さようなら…』
(………何だか変な人だなぁ…。 須賀…京太郎、か……)
「う……ん……夢…?」
天井を見つめながら咲は小さく呟いた。時計の針が部屋の中で時を刻んでいる音が咲の耳に入ってくる。
(また……京ちゃんと初めて出会った夢……)
京太郎が麻雀部に来なくなってから、咲は毎日のように京太郎の夢を見るようになった。
「京ちゃん……」
毛布をギュッと握りながら咲は窓の方を見る。
咲はそっと目を閉じながら京太郎の事を思い浮かべた。
―私が、京ちゃんと初めて出会ったのは二年前の中学二年の時だった
あの頃の私は人との関わりをあまり持たず、ずっと一人で本ばっかり読んでた
862:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:51:42 Bu6HTy7RO
あの時の私はお姉ちゃんがいなくなったショックで、他の人と話す事があまり好きじゃなかった
一人で本を読んでいた方が気が楽だった…余計な事を考えず自分だけの世界にいる事だけが、あの時の私の心の安らぎだった
―でも本当は…心のどこかで誰かが私に声をかけてくれるのを待っていたのかもしれない
そんな私に……京ちゃんが…声をかけてくれた
最初は京ちゃんの事を変な人だなぁって思ってたけど、次第に京ちゃんと一緒にいる時間が増えていった
『なぁ、宮永、聞きたい事があるんだけどよ』
『何? 須賀君』
『何で宮永はずっと一人で本を読んでるんだ?』
『えっ…? どうして…』
『いやさ、宮永が俺以外の奴と一緒にいる姿をあまり見ないからよ。 ちょっと気になって聞いてみたんだ』
『……それなりには、他の人と話してはいるよ。ただ…』
『ただ…?』
『一人で本を読んでいた方が他の人に気を使う必要がないから、かな…』
『おいおい…、じゃあ宮永は俺に気を使う必要はないと思ってんのかよ』
『そ、そうじゃないよ! そういう事じゃなくて…』
『じゃあ、どういう事なんだよ宮永さ~ん?』
『えっと……私は…その……うーん…』
863:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:53:06 Bu6HTy7RO
『早く教えてくださいよ~、宮永さーん! それとも言えない理由があるのかなー? あーん?』
『も、もう! からかうのはやめてよ須賀君!』
『ははは、わりーわりー! 謝るからそう怒るなって』
『もう、須賀君ったら…』
―あの時は言えなかったけど、私が京ちゃんといつも一緒にいたのはね
もしかしたらお姉ちゃんとの失われた時間を京ちゃんに求めていたからかもしれないの
お姉ちゃんがいなくなってから、楽しい事がなくて私はあまり笑う事はなかった
でも、京ちゃんが一緒にいると不思議と笑顔になる事が出来る
胸の中のモヤモヤが…段々と晴れていくんだよ?
『おはよう、宮永』
『あっ…須賀君、おはよう』
『うーん、やっぱり堅苦しいな』
『えっ、何が?』
『だってお前との付き合いも長くなるのに、いまだに名字で呼びあうなんて堅苦しいと思わないか?』
『それは私も思うけど……』
『よし、決めた! 今日から俺はお前の事を咲って呼ぶ事にするぜ』
『えっ、はい?』
『なんだ、咲は嫌なのかよ?』
『ううん、そうじゃなくていきなり咲って呼ばれたからちょっとびっくりしただけ…』
864:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:54:32 Bu6HTy7RO
『まぁ、次第に慣れていくと思うぜ。 それじゃ、今度は咲が俺の名前を呼ぶ番だな』
『う、うん…』
『ほら遠慮すんなよ咲!』
『じゃ、じゃあ……』
京ちゃん……
『きょ…きょうちゃん…? な、何でまたそんな…』
『だって普通に京太郎君って言うより京ちゃんって呼んだ方が良いかなって…』
『しかし京ちゃんはないだろ…なんだか変な気分だぜ』
『駄目…かな?』
『あっ……いや……まあいいや! 咲がそう呼びたいならそうしろよ』
『うん……分かったよ京ちゃん!』
『ああ、改めてよろしくな、咲!』
『うん!京ちゃん!』
―京ちゃんは私に、笑っていれば何かが変わるって事を
変わればかけがえのない宝物が手に入るって事を教えてくれた
ずっと散らばっていた心のパズルのピースが、京ちゃんと一緒に笑う度に一つ一つ繋がっていく
少しずつ…少しずつ…集まっていった本当の宝物
京ちゃんは私にとって……光の中から現れた……運命の王子様なんだよ…
865:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 16:56:52 Bu6HTy7RO
番外編―まことイチゴと京太郎―
まこ「うーん、困ったのう」
京「どうかしたんですか先輩?」
まこ「おお、京太郎か。実はのう…明後日ウチの店でイチゴを大量に使うイベントがあるんじゃけど…」
京「なるほど、料理に使うイチゴを調達するのに手間取っているって訳ですか」
まこ「そうなんじゃ……イベントまで時間がないっちゅうのに…ほんに困ったわい…」
京「あの、もし良かったら俺の親戚にイチゴの業者の方がいますから、その人にいえば安くイチゴが手に入るかもしれませんよ」
まこ「ほんまか!? 京太郎、悪いけどその人に話をしてもらえんかのう?」
京「ええ、良いですよ」
まこ「恩に着るわ京太郎! じゃあ、お金を渡しておくから、出来るだけ沢山のイチゴと交換しておいてくれ!」
京「任せてください染谷先輩! 出来るだけ沢山のイチゴて交換してきますよ!」(ニヤリ
―帰り道
京「しめしめ、親戚の人に言えばイチゴはタダ当然で手に入るからな…このお金は俺が…フフフ」
866:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 18:44:56 Bu6HTy7RO
京「ん……これはまさか!」パッ
京「どこに行ってもなかった新作のゲームじゃないか!まさかこんな所にあったなんて…。 ああでもお金が…」
(ふと、鞄の中にあるまこから渡された金が目に入る)
京「うう…この金は…まぁ、どうせ俺の金になるんだしいいか!すいませーん、これください!」
―自宅
京「いやー!やっぱりモンスターバスター3は面白いな!買って正解だったぜ! おっとそろそろ親戚に電話しないと…」
プルルルル…
京「あれ…おかしいなぁ…電話が繋がらねーや」
ガチャッ
京「あ、おじさん…京太郎だけどさ」
電話『ただいま、旅行に行って一週間は帰ってくる事が出来ません。 用事のある方はピーと…』
京「……………」
――二日後の喫茶店にて
まこ「全く京太郎の奴、いつまで待たせるつもりなんじゃ! もうお客さんが一杯来とるっちゅうのに」
京「や、やあ染谷先輩…」
まこ「おお、やっと来たか京太郎!で、イチゴの方は大丈夫なんじゃろうな?」
京「は、はい……もちろん大丈夫ですよ……」
(大きな箱をまこに手渡す)
まこ「おお!思ったより沢山ありそうじゃの! どれどれ…」
867:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 18:46:17 Bu6HTy7RO
京「ちょっと待ったぁ!」
まこ「な、なんじゃ京太郎。いきなりデカイ声を出して…」
京「まだ箱を開けてはいけません先輩。このイチゴは非常にデリケートなため、外気に触れると鮮度が落ちていくんですよ。
ですから、調理する前に箱を開けた方が良いって親戚の人は言ってました」
まこ「そ、そうか…なら箱は開けん方がええな」
京「じゃあ俺はこれで…」
まこ「待ちんさい京太郎、せっかくだからウチで食べていけ! お前には感謝しとるんじゃからの」
京「いえ、咲との約束がありますから……」
まこ「ほう……おぬし、咲とのデートがあったんか!そりゃあすまんかったの!」
京「ははははは……じゃあ俺はこれで失礼しまーす!」ピュー
まこ「なんじゃアイツ……まぁ、ええわ!とにかくイチゴを運ばんと」
まこ「ぐっ…重い…イチゴってこんな重いもんじゃったけ……」
868:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 18:47:50 Bu6HTy7RO
客「おーいまこちゃん!そろそろイチゴ料理が食べたいんだけど!」
まこ「はい、すまんのう!今から新鮮なイチゴを皆に見せるけん待っとれ!」
ドスンッ
まこ「ほれ、これが今日、皆にご馳走する…イチゴじゃ~♪」
パカッ
一同「へ……?」
客「これは……ワカメ?」
まこ「な…な…なんじゃこりゃ~!!」
客「どういう事だい、まこちゃん!今日はワカメじゃなくてイチゴを食べに来たんだけど!」
まこ「あ、いや……ワシにもさっぱりじゃ…」
まこの親戚「まこちゃん!イチゴはどうしたのイチゴは!どういう事か説明してくれ!」
まこ「いえ……だからその……」
――次の日の麻雀部
ガシャーン!
鎧武者まこ「京太郎の馬鹿はどこじゃ!どこにいる!」
久「す、須賀君ならイチゴ狩りを楽しんでくるって静岡に行ったわよ……」
―終―
869:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 18:48:48 Bu6HTy7RO
ここまで
870:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 19:24:45 ZzoLg3DC0
GJです
咲が京太郎への恋心を自覚した所で〆ですか
続きが気になる〆かたですね
それとおまけに吹いたwww
こち亀っすか
871:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 22:30:35 kpeI/CJf0
GJっす! 続き期待してます
そして両津オチ吹いたw
872:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 22:52:10 6fw73Gcj0
>>847
じゃあとりあえず時間があいたらやってみます
873:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/17 23:07:08 3JdV8iFV0
,..-‐:.:‐-、
,.:'´:.:.:.:.ヽ:.:、:.:ヽ
/.:.::|:::i::{!::、_i、::i::::.i
/.:|:{::!、:ト' ィ=、i::|-、i:i
i :.;、イrf'i ー',,j! }:ト! >>872 ありがと♪
レ' |:::::i,,゙' _, ij ィ::/゙
}从ゝ、__,. |i/_
. _j _,..- `ヽ
,.:'ニ- i |
/ i | |
874:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/18 08:14:30 IOZYBotI0
:.:.:.:...::::::::ー-、-、/\\\:ヽ:ヽ::::::\
.::::::::::::::...\ メ、`ーァ、ヽ>-、ヽ::i、::::::::\ ,ヘ、___
::::::::::::::: .:::\、::;メ /f'::::‐┐、ヽ::iヽ:::ミーヽ /゙、:.:゙、 i \ ___
::゙、:::゙、ヽ、、:::::::::ヽヾ(!{::.:.::::::::´.i リ、 i::ミヾ /:.:.:.:.゙、:.:゙、 i \
:::::゙、....::、ヽ.\::::::i 丶:::::::::ノ;;;;;; ヽ、i /:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.:゙、! \
、::....:ミ、:::\ \:i  ̄ """ .i /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.:゙、、 /
:::\i::\メーヌ__ |_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙、:.:V`Y /
..::::ナー--メf'´:::::::し、 ` ,ノ |\ `ーr-、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>、!__| i /
:\:::ヽー-|l、::.:.::::::.:.:} ,,, , i ヽ. i /\.:.:.:.:.:.:.| \ !.|
、:::::\:`ー!、`ー--‐';;;;;; ´ ノ ヽ| `ー-、_|_/>、_)
、`ー-、`::ー::-::‐::フ"" ノi , ‐ ´ , / ___r'---、_ ヽ√
`ー-、::::`ーニ二ニー'<__´`ー-、 _..-┴‐┴'´:.:.:..:f-----、_`ヽ'
 ̄ ̄ ̄ ̄`ー-ミ ゙、:. ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|----‐'/ フ
京ちゃんおはよ♪
え、っちょっとやだ、やm…
875:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/18 15:43:53 +j8KL2DYO
ネタバレ
京太郎、ハギヨシをボコボコ!
京太郎「ワリゃあ… 咲の指ぃ返せや… お!? 咲の指ぃッ 返さんかいやコぅラぁああッ オドレの指も潰したらぁあ おらぁああッ!!!」
さらにボコボコ!
和「須賀君…凄…!!須賀京太郎の狂暴説も納得できるわ…」
井上が背後から京太郎をロック!
和が京太郎を助けるか迷う。
井上「今のうちに京太郎ぶち殺せぇえーッ!!!」
ハギヨシ立ち上がれず!
さらに背後からタコス登場で井上に頭突き!
タコス「出世払いをちぃと早めに返したじょ…きょおたろーッ!!」
京太郎「フン…ナマイキが……」
突然大爆発!
池田「華菜ちゃんの獲物に勝手に手を出して…何をしてくれてんのかなぁ…ねぇッ!!?
時間がないからあわてて急造したもので…火薬がたくさん入ってるけど…!!
死んだらまぁ…堪えて欲しいし!!!!」
コーチ「池田ぁあああああああああああああッ!!」
シィイイイイイイ (大量ダイナマイトに火をつける)
池田「クッ・・クックックッ・・ギャハハハハ」
おわり
次号「フリテンの罠。」に続く!!
876:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/18 16:27:32 XEUK2fE10
ちゃんとできるか不安なのであと二人ほど一緒にやってくれる人がいると助かります
あと詳しい更新のやり方を誰か教えてくれませんか?
877:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/18 22:59:04 nS1Cyi5b0
>>874
一体ナニを・・・
878:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/18 23:16:45 r3K9cVhW0
ひめはじめ
いや……事後か。
879:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 02:41:47 +TjMiIm50
これから毎日どこででもおっぱじめるんだね
880:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 07:07:33 kQ2nS/b80
>>876
手伝いたいところだけど自分も分からないんだよなー
881:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 08:30:12 Ya8hvBik0
咲「最近京ちゃんが無理矢理私にいやらしいことを・・・」
京太郎「はぁ!? んなのやってな」
咲「全然やらないんです!」
京太郎「・・・・・・へ?」
882:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 16:20:51 gyv6+yEI0
>>881
誰にいってるんだww
883:逆襲の京太郎 13/14 ◆MwXCHg/QQc
10/02/19 18:57:15 506uRVmHO
ボォォォォォッ
爆走する一台の車が京太郎に向かって来る。
それに乗っていたのは・・・ハギヨシだった。
―京太郎…お前は負けちゃあいけないんだ…負けてお前に何が残る…
悲しみしか残りゃあしないじゃないか!
これ以上お前が地獄を見るくらいなら…この俺が…
「この俺がお前を殺してやる…!!」
己に特攻してくるハギヨシに京太郎は涙を流し、そして笑う。
「さすが…俺の最初で最後の友だ…」
ガシャアアアン…!
大きな破壊音が闇夜に轟く。
この夜・・悪夢は幕を閉じた・・
夜が明ける頃・・全ての終わりを告げるかの様に朝日が差し込み・・
死闘が繰り広げられていたその場所には・・
幸せそうな顔で死んでいる―京太郎とハギヨシがいた・・・
200X年―夏―
四強と呼ばれた学園を潰すべく現れた反麻雀グループのリーダー須賀京太郎―
このかつてない最悪最強の敵の標的となった少女宮永咲―
この二人を中心に行われた戦争は
京太郎とその部下 ハギヨシの死をもって終結した
この後、清澄・風越・龍門渕・鶴賀の結束はますます強まるものと思われる―
須賀京太郎(15)
ハギヨシ(不詳)
――死亡
884:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 18:59:48 506uRVmHO
誤爆
885:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 20:02:39 gyv6+yEI0
>>884
何と間違えたwww
886:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 21:54:57 CVn/oz170
今咲スレで、合宿での咲ちゃんがなんか弱いって話題出てるけど
このスレ的には、合宿では近くに京ちゃんがいないから、深層心理の奥底でやる気にストッパー掛かってる。ってことでいいよね
887:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 22:19:10 59KWox5U0
そろそろ咲ちゃんに京ちゃん分を補充してやらなければいけないよな?
888:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 22:21:32 /JsyH2BQO
なにそれやらしい…
キスとかだよな?
889:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 23:30:20 CVn/oz170
咲「みんな強くてワクワクするよ~~・・・でも、なんだか負けがこんじゃって、自信なくしそう・・・」
咲「・・・・・・っていうか、何か違う・・・何か違うんだよね・・・今、この状況が・・・何か」
優希「もしもしきょうたろー! 元気かー!?」
咲「!? 」
優希「おう、こっちは楽しくやってるじぇー。お土産とかは何が」
咲「ちょ、ちょっと貸して優希ちゃん!!」 ガッ
優希「うわ! 咲ちゃん!?」
咲「も・・・もしもし?」
京太郎「ん? お、咲か?」
咲「うん! なんか久しぶりだね、京ちゃん」
京太郎「ははは。昨日出かける前に会ったばかりだろ」
咲「えへへ。そうだったかな?」
・・・・・・・・・
咲「うん。うん・・・あはは! もう、京ちゃんったら~!」
優希「あのー、咲ちゃん。そろそろ・・・」
咲「わかった京ちゃん。私、頑張るから! ・・・うん、ありがと。じゃあまた、合宿終わった後にね!」
ピッ
優希「あ・・・」
咲「んふふ。電話貸してくれてありがと、優希ちゃん! なんかスッキリしちゃった! 」
優希「う、うん。それはなによりだじぇ・・・ははは」
翌日
和「さ、咲さん・・・」
マホ「凄く強いです・・・昨日とは全然違う・・・」
衣「凄いぞ咲ー!!」
咲「えへへー」
890:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 23:30:27 kQ2nS/b80
ハグかもしれんぞ
891:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/19 23:31:52 7hqvoTSZ0
京ちゃん分が足りないから、今から家に来てもらおうっと♪
892:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 00:13:19 c4l6MwGC0
咲「あうう~~~」
部長「あらら、咲。強い人達と対局して、挫けちゃった?」
咲「京ちゃんに会いたい京ちゃんに会いたい京ちゃんに会いたいよ~~」
部長「・・・・・・」
893:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 09:54:56 6nWOM6K70
こりゃ緊急呼び出しですな
894:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 10:19:45 5qS1Aijj0
京「遅れて悪いな!咲!」
895:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 13:25:13 pAPKbNVzP
いやもうマジで京ちゃんいないから本気出せないんじゃないかな。咲ちゃん
896:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 14:12:54 6nWOM6K70
ワカメ喫茶店でカツ丼さんとの対決の時も、実はそれで・・・
897:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 15:22:13 GRB4XZs0O
てす
898:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 15:24:24 GRB4XZs0O
規制解除ktkr
899:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 16:49:04 vIBEBltPO
咲覚醒のきっかけに京太郎使ってくれたら一生立たんについていく
ないだろうけどなw
900:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 17:01:39 PyN/SvnaO
須賀君が出る幕はありません、わた…原村和さんが宮永さんを救うんですから
901:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 17:10:49 P0ddOQ8R0
アニメの影響受け続けたままだったら、タコス覚醒のきっかけに使われそうで
902:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 17:35:30 Wj0XSTYC0
本編の京咲についてはもう完全に諦めてる
最終的に誰かとくっつくとしてもタコスだろうしな
903:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 23:50:25 w+Qm/VAq0
>>899
京太郎の存在自体が壮大な伏線だったらむしろ噴くw
904:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/20 23:58:11 fJE3HGnV0
他の5人が全国に行く中、1人だけ取り残されて焦燥を感じる京太郎
夏休みに一念発起して咲に手伝ってもらって猛特訓
って考えてみたけど咲は教えるの下手そうだなあ
和とかの方が得意そうだ
905:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 00:31:32 6l8aAgAlO
京太郎の麻雀能力覚醒しないかな~
906:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 01:38:08 G2PNR8t/0
>>900
hrmrさん、いつもお勤めごくろうさん
907:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 02:37:19 zqM6qYQW0
>>902
今諦めたぁ!!!!!!
908:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 05:51:37 fQJk51UO0
照「強くなりたければ喰らえ!!!」
↓
京太郎「喰らう・・・・・・・・・のか・・・・・・?」
咲「やるよ・・・京ちゃんと、セックスをする」
京太郎「強くなりたいからか?」 咲「ちがうの」
咲「したいから」
↓
特別編 SAKI
↓
咲「近くに雀荘があります そこで白黒つけましょう」
衣「仕掛けられん・・・あれほどあった少女ぽい甘さが、すっかり消え去ってしまっている・・・!」
↓
咲「敗北をプレゼントどころじゃないよ・・・ ハコテンになるまで嶺上開花!!」
↓
部長「守る男の子ができただけであんなに変わっちゃうとはねえ」
最愛に比べりゃ、最強なんて・・・!
909:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 07:16:15 VgzpCpB70
>>908
咲父「咲・・・、色を知る年かッッッッッッ?」
910:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 07:20:21 VgzpCpB70
>>909
うわ、「!」が「?」に化けてやがる
911:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 11:59:02 0IDJcR1/0
>>910
非常に惜しい!
912:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 14:28:56 /iCwcHuO0
第1部
ギャンブラー咲
第2部
サキ
第3部
宮永咲 -Sister of Teru-
913:ななしさん@お腹いっぱい
10/02/21 20:10:32 Hiuizj11Q
京ちゃん………一緒にお風呂に入ろ♪
914:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 21:39:01 T0FqD+0FO
咲「京ちゃんなんか大っ嫌い!顔も見たくない!」タッタッタッ
京「ちょっ、待てよ咲!……はぁ、何で俺っていつもこうなのかねぇ…」
京「明日…、咲に謝らないとな……アイツ、許してくれるといいんだけど…」
子供「お母さーん!早く早く!」
ブゥゥゥゥゥ…
母親「まっ、待って!車が来てるわ、戻って来なさい!」
子供「えっ?」
ブゥゥゥゥゥン!
京「あ、危ない!」
ドンッ!
(京太郎、子供を突き飛ばす)
京「……悪い、咲…」
キィィィィィィ……
ガシャン……
【咲の自宅】
咲「はぁ…私、なんて事を言っちゃったんだろう…。京ちゃん…今頃落ち込んでるだろうなぁ…。
……明日、明日ちゃんと話をしよう!京ちゃんと仲直りして、いつもの様に一緒にお昼ご飯を…」
プルルルル
咲「あれ、電話だ…誰だろう?」
ガチャッ
咲「はい、もしも…部長、どうしたんですかこんな時間に…?」
久「―――…」
咲「えっ…」
ガタン…
咲「京ちゃんが……死ん…だ…?」
915:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 21:54:21 jwA8P1E00
続きは・・・
916:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 21:55:46 SmjUCciY0
鬱展開・・・
917:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 22:37:56 jwA8P1E00
咲が九連上がったら生き返るんだろ?な?
918:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 23:22:26 TUC0JfRyP
メカ京ちゃんとして
919:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 01:11:26 BtWoHjKl0
メカ京ちゃんワロタwww
920:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 01:26:28 tyR1t5uB0
霊界麻雀師編へ~
921:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 20:36:13 cQrkdvMs0
咲に取り付いて雀卓カレイドスコープ編だな
922:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 22:37:14 nhGk9UGUP
お風呂とか覗き放題か
923:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 23:37:54 /V/3Z7k20
咲「京ちゃん見ないでよ!ぜっっったい見ないでよ!」
924:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 00:53:44 +UfsDOx70
>>923
京太郎「咲の裸?間に合ってます」
925:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 03:12:41 YwG760po0
スーパーサッキー
926:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 14:42:31 CxEXAH9f0
個人的には恋人でなくても親友設定とか好きだな
まぁそこから恋心の芽生えとかは大いにありだけど
ところで次スレタイ何がいいかな
927:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 15:01:42 03mq6D+PO
京ちゃんは咲の婿!
928:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 23:23:22 z3TJ2Q59O
京「悪いな、咲……この特攻兵器は一人乗りなんだ……」
929:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 23:27:51 lVv6DxKz0
京太郎「俺は、咲のためにこそ死ににいく」
咲「京ちゃん!行かないで!!」
透華「永遠のー翼広げー たーだ君のためだけにー♪」
930:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 23:53:41 cI/UpL1S0
>>926
掛け合いを想像しやすいのは原作最初あたりの
軽いノリの京太郎とちょい冷めた咲だったりするよ
ボケとツッコミがはっきりしてるからかな
931:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/24 00:51:33 VUBPIyqT0
立てんてーと編集部に
「京太郎と咲の中学生時代を番外編で描いてください」って
メールを送りまくれば描いてくれるかな?
932:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/24 12:21:16 5P2aOG+BP
71 :名無しさん:2010/02/22(月) 23:11:12 ID:BfYkZyhs
中1の二人
昨日京ちゃんとえっちな事しちゃった
私は嫌だって言ったのに無理矢理・・・
赤ちゃん出来ちゃったかも
でもちょっと気持ちよかった・・・
今日は私から無理矢理してみようかな
やだ何考えてるんだろう私・・・えっちな女の子になっちゃったかな・・・
「京ちゃん?」
「なんださm・・・」
「んっ・・・//////」
「んっ・・・///」
「んっ・・・//////」
「ちょっちょい!」
「だめだった?」
「ちげー!なげえよ!」
「そっそうだよね、赤ちゃん出来ちゃうよね」
「キスしても子供できねーよ・・・」
「でも、ちゅーしたら赤ちゃん出来るって言ってる人見た事あるよ」
「んなの嘘だよ!」
「ふぇっ!そうなの!?」
933:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 00:28:18 MwAF2YoX0
今日暖かかったなー
咲ちゃんが花粉症とかだったら萌える
鼻水ズビズバ言わせてる所に颯爽と京ちゃん登場
934:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 01:00:50 rNQNAHjJ0
大きなくしゃみをして鼻水がかかるんですね
分かります
935:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 01:42:10 EGTzU9Sz0
>>932
やべええええwww
どんな官能展開かと思ったら咲ちゃんカワユスw
936:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 01:53:23 /Q8K6KUU0
513 名前: 釣り針(福岡県)[] 投稿日:2010/02/24(水) 12:46:31.07 ID:zxKevp2w
アニメも終わって本格的に原作派に移った人が増えたのか、なんかニュー速でも京咲な感じになっちゃったな
まあ確かに原作の咲ちゃんは京ちゃん好きだろう
でもみんな肝心なコト忘れてるよね。京ちゃんを好きな気持ちは、タコスも負けてないってコトを
一見わがままで負けん気が強いけど、実は一途な乙女のタコスこそ、絶対に京ちゃんと幸せになるべきだよね!
夏の大会が終わった後に、圧倒的麻雀の強さからその部内での存在感・権力を強めた咲ちゃんが
もう誰にも文句は言わせねー的な感じで、堂々と京ちゃんと付き合いだしたりしても
タコスは絶対に諦めないで!
いつまでも麻雀上手くならない京ちゃんに、「私が教えてやるじぇー!」と個人レッスンしようとしたら
咲ちゃんが来て「私が教えてあげるから、優希ちゃんは気を使わなくてもいいよ」「おお、咲から教えてもらった方がいいしな」
ってな感じで邪険に扱われるだろうけど、タコスは絶対に諦めちゃダメだ!
毎日部活が終わった後に、みんなに見せびらかす感じで咲ちゃんと京ちゃんがチューするけど、タコスはグッと耐え続ける!
そんな忍ぶ日々の中、もし部活に咲ちゃん京ちゃんタコスの3人しか来ない日があったりしたら
「3人なら麻雀できないし、今日はもう終わりでいいよねー」とか言って咲ちゃんと京ちゃんは2人ベッドに入ってイチャイチャしだす
「なにやってんだじぇ!」「優希ちゃん覗かないでよ・・・変態」「・・・すまん優希、ちょっと席を外してくれ」
ってな会話を繰り広げた後、結局部室から追い出されたタコスは泣きながら帰宅して、吐くまでタコス食い続けることになるんだけど
それでもタコス、諦めないで!
その翌日、部室のベッドに体液が染み付いているのを発見したタコスは、気が狂ったように笑い出したりするんだけど
それでもタコスは生きているのだ
937:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 02:05:06 yHVeTDW+P
もはやタコスいじめはデフォなのかwwwww
938:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 02:25:57 /Q8K6KUU0
>>937
福岡が拘ってるだけだけどなw
939:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 10:54:33 Df2Ys1hFP
タコスには酷だが、周囲の目を気にせずイチャイチャしまくる2人・・・見てみたいぜ
> アニメも終わって本格的に原作派に移った人が増えたのか、なんかニュー速でも京咲な感じになっちゃったな
アニメじゃそうでもなかったけど、やっぱり原作読んだら京咲に見えるよな
どうやらそう思ってたのは俺だけでなく、ニュー速でもそうみたいでちょっと安心したわw
940:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 17:48:34 NeOM0S8cO
投下してもよろしいか?
それともスレ立てしてからかな?
941:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 17:57:23 Df2Ys1hFP
投下していいんじゃない?
942:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 18:33:11 hLiJd9aE0
{ ̄ ̄∨´/_ ̄\::`ヽ
/ _二「_}二__ 〈::::ヽ::::`.<
┏┓ ┏┓ .∧≦__/::::::\_≧ノ::::::ハ:::::::::::\_. ┏┓┏┓┏┓
┃┃ ┏┛┗━┓ {:::::::::ハ:::、::::!::ナ、::}、:::::::::::::'< ̄ ̄. ┃┃┃┃┃┃
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┃┃ ┃┃┃┃ ハ:::::ト、 ∨ ノ ★ノ:::::::}. ┏┓┏┓┏┓
┗┛ ┗┛┗┛ . { .|:: | \. `ー ' ,ィ゙::::::::/. ┗┛┗┛┗┛
943:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 18:50:17 MwAF2YoX0
>>934
咲ちゃんは「くちっ」とか「くちゅんっ」とか可愛らしいくしゃみをするって京太郎の奴が言ってたぜ
944:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 20:00:54 MwAF2YoX0
テスト
945:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 21:26:24 NeOM0S8cO
番外編―甘えん坊咲ちゃん―
京太郎「ちーす、遅れてすいませ……」
咲「きょーちゃん!」ガバッ
京太郎「うおっ!? なんだよ、咲!急に抱きついて…」
咲「きょーちゃん!きょーちゃん!」スリスリ
京太郎「さ……咲? どうしたんだお前、なんだか様子が…」
タコス「うおっ!犬、何をやっているんだじぇ!」
和「そんな宮永さんが……私の可愛い宮永さんが…!」
京太郎「タコス、和…俺にも何が起きているのかさっぱり…」
まこ「ありゃりゃ……これは思っていたよりも重症じゃのう」
久「そうみたいね…どうしたものかしら」
京太郎「染谷先輩に部長……これはどういう事ですか!」
久「ええ、実はね…」
―――
咲「ルンルン♪」スリスリ
和「ちょっと須賀君、宮永さんから離れてください!」イライライライラ
タコス「そうだじょ京太郎!咲ちゃんから離れろ!」
京太郎「俺に言われても困るんだが…おい、咲…そんなにくっつくなよ」
咲「やーやー、きょーちゃんと一緒にいるのー!」スリスリ
京太郎「はぁ…やれやれだぜ」
946:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 21:27:24 NeOM0S8cO
和「……それで、部長が持ってきた薬を宮永さんが飲んだせいで幼い子供みたいになってしまったんですか…」
久「ええ…私用で使うために机の上に置いておいたんだけど、ジュースと間違えて飲んでしまったみたいなのよ…」
京太郎「ほう……薬の効果を試すために咲を実験に使ったんじゃなくて?」
ギクッ
久「な…何を言っているのかしら須賀君…?私達がそんな事をするはずないじゃない」
まこ「そ…そうじゃぞ京太郎!めったな事を言うな!」
京太郎(図星だな……)
和(図星ですね…)
咲「きょーちゃん、遊んで遊んで!」グイグイ
京太郎「いてて…そんなに手を引っ張るなよ咲」
和「……!宮永さんいや、宮永ちゃん!私が代わりに遊んであげますよ!」
京太郎「おっ…すまない和。ほら、このお姉ちゃんが遊んでくれるってよ」
和(フフフ…なんてかわいらしい宮永さんなのでしょう!一杯いーーっぱい私と遊びましょう!)
咲「……や!さきはピンクのお姉ちゃんなんかよりきょーちゃんと遊びたいの!きょーちゃん遊んで!遊んでー!」
和「そ……そんな……宮永…さん…」ガクリ
947:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 21:28:30 NeOM0S8cO
まこ「ほれ、京太郎…咲はお前に遊んで欲しいみたいじゃぞ。泣き出す前に遊んであげい」
京太郎「はぁ……分かりましたよ。咲、何をして遊ぶ?」
和「…………」イライライライライライラ
タコス「むむむ…!」
咲「うーんとね……お馬さんごっこがいい!」
京太郎「な……お馬さんごっこって……」
咲「きょーちゃんがお馬さんになるの!そしてさきがその上に乗って遊ぶのー!」
京太郎「ちょっと待て咲!それは少しまずいんじゃ…」
和「このお兄ちゃんの言う通りです!宮永ちゃん、代わりに私が馬に…」
咲「やーやー!きょーちゃんがお馬さんになってくれなきゃやーなの!」
和「み……宮永さん」ガクリ
久「ほら、須賀君…この子のリクエスト通りお馬さんになってあげなさい」
京太郎「ぶ…部長まで……ええい、仕方ない!ほら咲、お馬さんだぞ~!」
咲「わーい!きょーちゃんだーいすき!」
和「ブツブツブツブツ…」
タコス(羨ましいなぁ咲ちゃん……私もこんな風に京太郎と…)
京太郎「ヒヒーン……パカラッパカラッパカラッ…」
(なんだか……変な気分だぜ……)
948:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 21:31:20 NeOM0S8cO
咲「わーいわーい!もっともっときょーちゃん!」キャッキャッ
京太郎「はいはい…ヒヒーン!パカラッパカラッ…」
まこ「ほんまに楽しそうじゃのう…」
久「ええ…まるで本当の兄妹みたいね」
和「宮永さん……なんでこんな男なんかに…」
タコス「むむむ……私も京太郎に乗るじょ!」
京太郎「おい、タコス!何をするんだよ!」
タコス「うるさい、犬!ご主人様に反抗するな!」
咲「あーん!きょーちゃんは私と遊んでいるのー!たこすのお姉ちゃんはあっち行っててよー!」
タコス「京太郎は私の犬だじょ!だから私にも京太郎の背中に乗る権利はあるんだじぇ!」
咲「う…う…う…うえ~ん!たこすのお姉ちゃんがいじめる~!きょーちゃんをかえしてよ~!」
和「ちょっと優希…少しやり過ぎじゃ…」
京太郎「いい加減にしろタコス!咲を泣かしてどうするんだよ!」
咲「うえ~~んえんえん!うえ~~ん!」
タコス「う……ごめんだじょ……」グスン…
京太郎「ほーら咲、お兄ちゃんがもっと遊んであげるから泣くのはやめようね」ナデナデ
咲「ぐすっ……えっく……ほんとうに?ほんとうにもっともっと遊んでくれる?」
京太郎「ああ…お兄ちゃんは嘘はつかないぞ!」
咲「……わーい!きょーちゃんだいすき!」
タコス「……京太郎の馬鹿…」
和「………」イライライライラ
続く
949:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 21:33:11 NeOM0S8cO
ここまで、本編は休みです
おまけ【京太郎が咲と……】
URLリンク(imepita.jp)
950:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 22:43:43 rNQNAHjJ0
GJです、続くをワッフルワッフル
本編はお休みというともしやツヨナールの人?
ところで結構SS書いてる人は結構いるけれど
漫画とか一枚絵を描くって言う豪胆な人はいないんだろうか
951:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 23:04:06 Df2Ys1hFP
咲ちゃんかわええ・・・GJ!
952:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 10:05:17 QJ1f7n1O0
そろそろ次スレの時期かな?
この板は950過ぎると落ちやすくなるんだっけ
953:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 10:59:27 bf3F/HPW0
毎日複数のレスがあれば大丈夫みたい
その前に次のスレタイを考えようよ
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【幼馴染の時代】
954:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 11:27:49 iXcJRb4J0
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【愛の試練】
何考えているんだ、私は馬鹿か。
いや私はただ、本編の扱いに涙を流していただけなんだ……。
955:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 11:50:06 gPurIX9L0
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【仲人は嫁だな君】
956:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 17:23:44 XFJo+Xk50
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【ただの幼馴染からの卒業】
957:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 19:05:16 jTXTGCNI0
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【気になる2人】
958:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 21:23:26 7CQ760Do0
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【ようこそお姫様】
959:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 21:44:20 jTXTGCNI0
>>958
これいいね
ありそうでなかったスレタイ
960:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 22:05:44 UZ0sw9d00
もうすぐホワイトデーだが、それに関連付けようとしてなかなかできない
961:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 22:06:59 iXcJRb4J0
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【白い恋人】
ないな
962:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/27 04:10:49 cioM7Gj60
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【ずっと一緒だよ】
963:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/27 04:45:51 teySnyg80
>>958が第1希望
次点で>>961
964:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/27 13:48:18 mJjPBGVX0
970くらいで立てる?
965:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/27 16:52:15 7YdYZIQ+0
>>958でいいんじゃない?
966:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/27 22:58:44 k4Gf+J7e0
お姫様と呼ばれてまんざらでもない咲ちゃんなのであった
967:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 01:08:23 Gf/MDlg/0
貧乳姫でも?
968:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 01:25:32 KxbtzDLV0
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【中学のころからだというのにまるで長年の付き合いみたいに「咲」「京ちゃん」って親しそうに呼び合うなんてお前ら中学時代に何があったんだよこのー】
969:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 03:14:58 Gf/MDlg/0
一応キャラ紹介では「幼なじみ」ってなってるし、同じクラスは中学が初でも、それ以前から知り合いだった可能性も
970:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 04:31:53 H8MAjhGC0
別にもう次スレいらんだろ。
もともとこの二人、互いがほとんど興味ないし、妄想できねえし需要ねえよ。
971:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 07:08:34 Lqbf+vtlO
そんなことないよ!
京ちゃんはきっとわた……咲ちゃんのことが少なくとも気になってるはずだし、
咲ちゃんは京ちゃんのことが大好きなはずだよ!
972:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 07:31:59 wsSaLhK60
このスレがないと日々の糧がなくなるから困る
あと個人的にスレタイは>>962に一票
973:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 09:17:20 FEfoyj8P0
なんだhrmrさんだったのか
974:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 11:02:25 ZZAqjhTg0
とりあえず>>958が人気みたいだから、これで立ててみるわ
--
スレタイ
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ4【ようこそお姫様】
テンプレ
過去スレ
【咲 -Saki-】 京太郎×咲スレ 【夫婦】
スレリンク(anichara2板)
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ2【イイ嫁さんだなァ】
スレリンク(anichara2板)
【咲 -Saki-】 京太郎×咲スレ 3 【いい夫婦の日】
スレリンク(anichara2板)
975:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 11:04:26 ZZAqjhTg0
スレリンク(anichara2板)
976:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 12:04:10 urfCZ3r60
乙&うめ
地味に続くなこのスレw
977:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 13:58:05 IcLv/1tg0
【咲-Saki-】京太郎×咲スレ5【実は元恋人】
978:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 17:46:39 +iiM4d0S0
新スレ乙!
979:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 20:01:47 +iiM4d0S0
埋め小ネタ
咲「京ちゃーん、何してるの?」
京太郎「ん。咲の牌譜見てる。麻雀の勉強」
咲「ふぇ!? 私の?」
京太郎「ああ、部長に頼んで見せてもらってる」
咲「そ、そっか~。えへへ。私のを見て勉強かぁ。でもそれなら、私に直接言ってくれれば・・・」
京太郎「でも部員全員分の牌譜は、部長しか持ってないからな」
咲「え! 部員全員分?」
京太郎「ああ」
咲「(なんだ・・・私のを選んで見てたわけじゃないんだ・・・)」
京太郎「どした? 咲」
咲「別に・・・はぁ・・・」
980:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/01 00:22:31 C0aioOis0
残り20レス
981:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/01 00:29:02 cVr6mA/Q0
埋めちゃうよー。
梅雨を経て、樹木にかかる衣もその色を変え道行く人が夏の到来をしばしば感じられるようになったころ。
暦の上では夏至を少し過ぎ、七月に入ったばかりである。肌にかかる日差しはいまだにその輝きを極致にまで高めてはおらず、時折鉛色の雲と制空権を争っていた。
――ただ、心地よい風は確実に空の上から、地上にゆっくりと降りていた。ふと外に耳を向ければ、昨今の気象の移り変わりによって気の早くなったセミが鳴いている。
本来まだ土の中にいる伴侶たちは、その声を聞きいっそ滑稽に思っている事だろうか、それとも自らも早く外に出なければいけないと成長を推し進めているのだろうか。
ともかく、彼らは――宮永咲と、須賀京太郎はその声を部室の外にあるバルコニーのような場所で聞いていた。互いに互いを凝視し、その顔は二人とも真剣そのもの。
余人の入れる隙間など、どこにも無い。
――清澄高校、麻雀部。部員のほとんどが女子であるその部にも、今新たな風が吹き始めている。
先日の県予選を乗り越えた戦士たちは、新たに修行を始めるもの、休息をとるもの。
そして――何かの計画を練るもの、まさにこの二人がそれであった。
ごそごそとポケットをまさぐり、京太郎の制服からメモ帳のような紙が出てくる。
ところどころに走り書きのあるそれを彼はこっそりと咲に渡す。――小さく、機密と書かれていた。
京太郎は、再び周りに気を配りながら、口を開く。
「――というわけで、だ。……咲。七夕に遊びに行くぞ」
「う……うん!」
力強く頷く彼女の顔を、薄い影が横切った。二人を見下ろすパラソルの端が、風で少し靡いたのだ。彼らはテーブルを挟むようにして、日差しからその身をパラソルで守られている。
逆に言えば、それが無ければ日一日と強くなっていく日差しから身を守るものは何もないが、ともかくそのバルコニーの隅で、周りに聞こえないように神経を尖らせながらしかし咲には柔らかな口調で京太郎は言った。
傍から見れば年相応のカップルがよくやっている事、やましい事は何もしてはいないが、県予選を勝ち抜いたという事実は、即ち全国区への強敵を相手にするということと同義である。
この時になって二人が付き合っていると明かすというのは時期的に非常にまずい、周りの雰囲気に沿わず浮かれているとみなされるからだ。
そしてさらにまずい事に、咲はこの部の中でも切り札となる存在だ。
例え浮かれていると見なされなくとも、何らかの形で彼女の集中を遮ってしまうのは部の総意としてまずい――結局これは許されないのではないかとの後ろめたさから、いまだに彼は人に言えずにいた。
勿論、咲もそれは同様である。親友の原村和にさえ、それを話すことはできなかった。二人は、いわば二重の罪悪感に苦しんでいたともいえる。
ただし、県大会の後に場所をセッティングしてくれた部長には、どうあがいても「何も無かった」という嘘はつけない
――というよりついても無駄だというほうが正確だろうか、下手に言い訳をしなくとも何をされるか分からないのに、もしそこで下手に言い訳をすれば、咲と二人で白刃の上を裸足で歩くような危険を払わねばならない。
それならば、最初に言っておいてから堅く口止めをしておくのがよいだろうと彼は考えた。部長自身は先刻の理由から、部室内の雰囲気が悪くならないように配慮をして話さないでいてくれるといったが、少々気が揉むと言うか……。
――いや、本当のことを言おう、部長の口の軽さは信用できない、その内に……。
「ねえ、奥さん。知っている? 須賀君と宮永さんって付き合っているのよ」
というノリで話すとも限らない、この場合の奥さんが誰でも、こちらにとっては何もかわりはない。部長は何故か自分が知っていて人が知らないような事を嬉々として話す癖がある。
心の奥底で優越感でも感じているのであろうか? いや、何もそんなに難しく考える必要は無い。おそらくは、井戸端会議と同じようなものだろう。
あの部長には、咲の三割いや一割でよいから、もう少し口を堅くしてほしいものだと。
そこまで考えて、はたとそれを閉じた。彼は人のマイナス面しか考えられない自身を辟易したのだ。
――何もそんな邪推をせずに、人の好意は素直に受け取って置けばよいのに。京太郎、お前はそんなに度量の狭い男だったのか?
982:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/01 00:33:38 cVr6mA/Q0
「……くすっ」
ふとどこからか聞こえた女性の声、その声のするほうを二人が向くと部長が意地悪い笑いを表情に現していた。
既に半分疑心暗鬼になっている京太郎は、それがこちらに向けたものなのか、それとも卓に向けたものなのか分からない。
ともかく、いよいよ肝を冷やした京太郎は、いろいろな感情をこめて咲に視線を戻す。だが、彼の頬と背中には既に嫌な汗が数筋流れ始めていた。
「ごめんな……咲」
咲は京太郎がそんな事を考えていたとは知る由も無い、故に今口をついた「ごめんな」――を考えうる最悪の意味に捉えてしまう。
おもちゃを取り上げられた子供のような顔を一瞬京太郎に向けたが、彼は首を横に振る。
「お前は俺より背負っているものが多すぎるんだ、俺がその一つでも変わってやれたら」
「あ……そっち?」
「? そっち以外に何がある」
「あ……あはは、てっきり」
てっきり、デートも関係も中断されるのかと思ったなどとは、いえない咲である。
彼女の顔に、朱が注がれる。自覚したそれを隠すように、暑そうなそぶりをした。はたして心配になった京太郎はすぐに彼女と共に部室に戻った。
彼には、暑さで顔が赤くなったとしか考えられないはずだ。
咲は部屋に入った後に、先ほどの京太郎に習うようにして、ちらりと卓で打っている四人の方を見た。
現在一位は部長で、ついで原村、優希とその後を追っている。主に餌となっているのは染め手を主にして捨て牌が限られてくるまこだ。
三人が三人、まこの待っている牌にあたりをつけ、暗刻や順子でそれをとめていた。
「ぐぬぬぬぬ……」
先ほどからそんな音と共に、彼女は湯気を発している。
この順位では降りるという選択肢は避けたいが、それゆえに原村から絞り殺されやすい。
咲は、同じような光景を県大会大将戦で見たことがあるのを思い出す。現在は、東三局らしい。
「いっその事、染め手……止めたら?」
部長が、ニヤニヤと言い放つ。染谷はさらに苦い顔をして見せる。
「――言ってんさい」
「あ、染谷先輩、それロンだじょ。……えーと、12000だじょ!」
「――ぬがああああ! もうやめじゃ! もう駄目じゃ! やってられんわ!」
ついにハコになった彼女は、一度抜ける。
冷却のために飲み物を買いに部室から出て行った彼女を三人は横目で見たが、すぐにこちらにそれを向ける。
そのタイミングが同時というしか無かったので、驚いた咲は短い悲鳴を上げて京太郎の陰に隠れるように、それから逃れようとした。
――が無情というほかない、当然のように咲に代わりが求められた。とはいえ、咲としては今京太郎と計画を育てる時間のほうが大切だ。
ようやく待ち合わせ場所と、時間を決めたところでそんな事を言われてもというのが彼女の心の中にある異論。……とはいえ、部長に態度が不真面目だといわれても困る。
仕方なく咲は卓につこうとする。
983:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/01 00:34:15 VoeXPuH70
>>樹木にかかる衣
樹木にぶら下がってる衣の姿が浮かんだ件
984:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/01 00:38:00 cVr6mA/Q0
――京ちゃ~……ん。
去り際の彼女の眼がそういっている気がしたので、京太郎は彼女の左手を掴み――行くな、と目配せをした。
「ああ、犬は弱いから駄目だじょ」
「ぐっ……」
とはいえ彼の部室内での地位は低い、咲を止めようとしていた京太郎に、言葉の槍がつき刺さった。一瞬ひるんだ彼ではあったが、再び建て直し口を開こうとする。
「ごめんね須賀君、今は全国に向けての調整なの」
――が、機先を制される。彼にとって、これは非常に効いた言葉であった。
部長の持っている情報量、タイミング、笑顔、言動とどれをとっても抗える気がしなかった京太郎がついにフリーズしたのを見て、咲は仕方なく席に着いた。
「お願いします」
「負けないじぇ!」
「ふふふ……」
三者三様に咲に挨拶を述べる、咲は一つこくりと頷いた後に、サイコロを振った。
集中せねばならないと考えつつも、咲の頭の中は既にそんな事ができる状態ではない。
早く彼との会話に花を咲かせたい一心で、故に本気など出せるわけが無い。
配牌時の癖の違いからそれに気がつくもの、最初から知っている二人の関係を頼りになんとなく察しているもの、特に興味も無く何も考えていないもの。
しかしそれらの視線は一様に咲の残した結果にそそがれることとなった。
結論から言えば、咲の順位は三位。当然、それだけを見ればたいしたことではない。
しかしながら、彼女の点数は最初の持ち点に300を足したもの――±0だった。すぐに、原村が立ち上がって、咲に怒りを向ける。
「宮永さん!」
しかし、その後に続く言葉が出てこない。逆に、咲の弁護をするのはこれ以上なく簡単な事だとだれであろう検事の娘である原村は考えた。
――例えば、退部をしてくださいと言っても、全国戦が近づいている今になってそれが通るわけがない、人数の問題だ。
また、私との約束を破ったのですかといっても、今の咲はどこか意識が遠くに飛んでいるような印象を受ける、万が一彼女が何かの病気だったとしたら、それに追い討ちをかけた自らに対する評価が一気に下落するだろう。
知己を得る難しさを分かっている彼女に、今ここで踏み込む勇気は存在しない。
そんな腹のうちを見せることなく、原村は微笑を咲に返した。一瞬の間に対極の感情を揺らした原村を咲は見たが、よくも悪くも深くは考えずに視線をずらす他にする事はなかった。
逆にそんな咲を見て、それほどに重症なのだと、ずれた考えを原村はする。
「――今回は私の勝ちですね」
あえて原村はそう付け加えたが、よくよく咲を見ると先ほどまで自分を見ていた視線はあらぬ方向を向いている、それを追うようにつつ、と顔を動かすとなにやら赤いものが二つ目の端に映った。
それに呼応するかのように、ひょこりという擬音をつれて長い金髪をした女の子が姿を現した。
ランドセルを背負っていても特に違和感はない風貌をしているが、誰であろう全国区の魑魅魍魎の一人である、天江衣だ。
――どうやら、ほかの龍紋渕メンバーはいないらしく、ここに来たのは彼女の気まぐれらしい。
「ノノカはいるかー?」
「え? ええ……」
あまりの事に一瞬面を食らった彼女らではあったが、衣は気にせずに挨拶を続ける。
口調や声色は嬉々とした女性……女子のそれで、そこに魔物の影は見る影も無い。
だが……それは、紛れもなく魔物なのだと、そこに居る者はみな覚えていた。
「咲! 衣だぞ! 恙ないか?」
「う、うん。こんにちは……」
その衣も、ついに咲の点数を見る。同時に、首をかしげた。金の長い髪が衣の顔を罰の悪そうな態度で横切っていく。
だがそれには眼を向けることなく、衣は咲の顔をまじまじと見た。
「――どうかしたのか?」
「……なんでもないよ?」
なんでもないわけが無い、衣は何かの病であるのかと聞いたが、咲の返事は濁りに浸したものばかりで妙にすっきりしない。衣の記憶には、他人がこのような態度になった前例が無い。
よって何をどうすればよいのかもまったく分からないのだが、仮にも年上としてのプライドがある。
必死で、何か自身にできる事はないかと考え始めた。