【咲 -Saki-】 京太郎×咲スレ 3 【いい夫婦の日】at ANICHARA2
【咲 -Saki-】 京太郎×咲スレ 3 【いい夫婦の日】 - 暇つぶし2ch600:みやながさき
10/01/17 21:22:30 nkMvJ5Uw
明日は京ちゃんに会える…>>591試してみます

601:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/17 21:36:33 Ut5/BUr7
咲「(京ちゃんはいつも理由付けて誘うけど、私の事どう思ってるんだろう・・・)」
咲「(本当に安く済むだけだからなのかなぁ・・・)」
咲「・・・・・・」
咲「(そんなのやだよ・・・・・・私、京ちゃんの事大好きなのに・・・・・・)」
咲「・・・・・・」
咲「(はぁ・・・明日の映画で告白してみてもきっとフラれちゃう・・・)」
咲「(今のままの方が京ちゃんとの時間をたくさん過ごせるのかも・・・)」
咲「・・・・・・」
咲「・・・・・・」
咲「(ダメだよ!・・・京ちゃんへの気持ち隠しきれないよ・・・爆発しちゃうよ!)」

602:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/17 23:18:03 siPqTQOv
そして結局いつも通りの二人のまま・・・

603:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 00:19:17 L/HC7i67
それでも双方共に意識して以前より距離が近づくという展開をですね

604:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 09:56:46 023q3bMt
ほっぺにチューくらいは

605:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 15:25:08 0I6XlgkC
抱きついてちっぱい押し付けるくらいは

606:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 16:02:57 hAEV6KoL
まさにタコス派工作

607:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 21:00:44 09Awm4zZ
女子「ねえねえ咲ちゃん。須賀君とはもうチューとかしたの?」
咲「え、えええ!? 急に何聞いて・・・」
女子「だって、ずーーっと仲良いし。正直に答えなさいよ~」
咲「え、えへへ・・・それはノーコメントってことで」
女子「ノーコメントだって! あーやーしーいー! きゃーー!!」
咲「あはは・・・」
女子「ねえねえ、じゃあえっちなコトは!?」
咲「ぶっ! ・・・そ、それは~~・・・えっと、じゃあノーコメントかな?」
女子「キャーーー!! あやしすぎる!!」
咲「え、えへへ・・・・・・ふぁ・・・くしゅん!」
女子「あれれ、そのくしゃみ。愛しの須賀君が咲ちゃんの噂してたからだったりして~」
咲「もう、からかわないでよー! うふふ」


男子「なあ須賀、お前宮永ともうヤってんの?」
京太郎「はあ? 何をさ」
男子「えっちなことに決まってるだろ!」
京太郎「やってねーよ、馬鹿!」
男子「えー? じゃあおっぱい揉むのは?」
京太郎「やってない。っつーか揉むほど無いだろアイツ」
(くしゅん!)
男子「チューとかは?」
京太郎「・・・やってない」
男子「なんだよツマンネーな」
京太郎「あのなあ。アイツはただ幼なじみなだけで」
嫁だな君「チューはしてただろ」
京太郎「・・・・・・」
嫁だな君「中学の頃に、誰もいない・・・とお前らは思ってた教室で。実は俺あの時見てた」
京太郎「・・・お前、こんなトコロで覗きの自白するなよ・・・いやアレは、その・・・モノのはずみと言うか・・・」
男子「なんだお前。つまり、中学の時にキスまでやってんのに、それ以上何もしてないってのか?」
京太郎「う・・・」
嫁だな君「そうなるな」
男子「・・・」
京太郎「なんだよ! だから俺と咲とは別に」
男子「イ○ポ野郎」
嫁だな君「イ○ポ野郎」
京太郎「うるせえおめーら!」


咲「(『ほっぺに』チューって・・・えっちなことに入るのかな? ・・・多分入るよね、うん)」

608:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 21:44:35 0I6XlgkC
咲ちゃんかわええのう

609:みやながさき
10/01/18 21:56:36 SHfGPXQt
今朝>>591試してみたんですけど京ちゃんすごくびっくりしてました
それでその後何だかぎこちなくなって今日はお昼誘われませんでした…
これって脈なし…ですよね…
はぁ…

610:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 22:07:54 CvD9nk5j
>>607
無垢な咲ちゃんかわいい
>>609
それは脈ありだよ・・・

611:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 22:18:13 L/HC7i67
うむ、個人的に京太郎は良い意味でも悪い意味でも無自覚で鈍感だから
ぐいぐい攻めていかないと駄目だと思うよ
まあ何が言いたいのかというと逃げが出来ない状況(部室や公衆の面前)を作って
そこで告白するとか

612:みやながさき
10/01/18 22:35:26 SHfGPXQt
>>610ど…どうして脈ありなんですか?
>>611ホントあり得ないってくらい鈍感なんですよね京ちゃんは
でも皆の前で告白するのは…うーん…恥ずかしいです…

613:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 22:49:02 09Awm4zZ
無理矢理チューしか

614:みやながさき
10/01/18 23:44:57 SHfGPXQt
むっ無理やりチューなんて気持ちを確かめてからでないと…!
でも京ちゃん鈍いし多少強引な方がいいんですかね…うーん…

最近京ちゃんのことばかり考えてしまします…告白する勇気もないくせに…
自分で自分が嫌になります…

615:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 23:53:44 w/y3l9bC
ちゅーしよ

616:みやながさき
10/01/18 23:59:21 SHfGPXQt
>>615あっあなたとですか!?ごめんなさい…
私がちゅーしたいのは京ty…あ…いや…

617:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/19 00:26:15 P67y1Vav
京太郎「・・・」ジーーーー
咲「/// ・・・な、何、京ちゃん? さっきから私のこと見つめて・・・」
京太郎「いや・・・俺はこの前までずっと思ってたコトがあるんだけど」
咲「?」
京太郎「中学王者だった和って胸スゲーし、おっぱいの大きさと麻雀の強さは比例する・・・と」
咲「・・・はぁ?」
京太郎「でも咲って麻雀強いワリに胸小s」
ばちんっ
京太郎「・・・・・・いやゴメン。つまりは俺の持論は間違いだったと」
咲「当たり前だよ! えっち!」

618:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/19 09:09:11 T+fnLJbn0
京ちゃんには一度ひんぬーの良さを教えてやらないといけないな

咲ちゃんが直々に

619:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/19 12:16:19 SE0XWXfR0
おっぱい大好き

620:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/19 18:25:13 SkBuappT0
京太郎「あ、ゴキブリ」
咲「え!? きゃあ!!」
だきっ
京太郎「うおっ。おい咲、抱きつくなよ」
咲「だって、ゴキブリが~」
クラスメイト「ひゅーひゅーお二人さん、こんな昼間から何やってんのよ~」
京太郎「違うって! おい咲、ゴキブリもういないから」
咲「ふぇええ・・・」
嫁だな君「おっぱい星人の須賀の事だ。今咲ちゃんの胸の感触を存分に楽しんでいるに違いない」
咲「へ?」
クラスメイト「きゃー! 須賀君ったらえっち!」
咲「そ、そうなの? 京ちゃん」
京太郎「・・・はぁ? ・・・えーと・・・んん・・・なにも感触が無いんだけど」
咲「・・・」
嫁だな君「・・・」
クラスメイト「・・・」
京太郎「・・・あ、ごめん・・・」
咲「・・・・・・・・・」

621:みやながさき
10/01/19 19:29:17 wSob7s4Z0
あんまり貧乳貧乳言わないで下さい…気にしてるんですから
ていうかちょっとくらいありますよ そりゃ原村さんには負けますけど

622:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/19 20:36:15 Na95gjh4P
>>620
最後のごめんってのは、ひんぬー指摘したことを謝ったのか
それとも、我慢できずに今から京ちゃんの方からも抱きしめちゃうってことを、前もって謝ったのか

623:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/20 00:20:15 nabIZo8K0
モチロン後者だったよ!
ね、京ちゃん? えへへ///



・・・なーんてね

624:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/20 10:14:36 N32Yd3pD0
京ちゃんは、咲ちゃんをぎゅっと抱きしめて「好きだ、咲」とか耳元でささやくべき

625:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/20 11:15:37 q6W3MeWGP
で、チューだな

626:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/20 19:11:52 jGVWQKSe0
某スレで、京ちゃんが女装して咲ちゃんとえっちな事云々って話題が出たけど
このスレ的にはどうなのか
全年齢向けだし、一応えっちな事は置いとくとして

627:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/20 22:21:07 q6W3MeWGP
京ちゃんが女装したら、咲ちゃんは
1、爆笑する
2、冷ややかに「何やってんの?」と言う
3、「綺麗かも・・・」と複雑な心境になる
4、ぽーーっと見惚れる

628:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 00:55:15 fRMHZWzx0
最初冷ややかな目で見るけど、しばらくしてふとおかしくなって爆笑する

629:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 03:41:22 2prwhEVV0
そしてつい漏れる

630:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 10:06:23 SWDyAEcF0
京太郎「またもらしたのか」

631:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 10:38:02 ZdNgQmpDO
咲「うん。京ちゃんと付き合ってるって事をクラスメイトに」

632:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 11:01:14 K3lwrr9S0
嫁だな君「言われなくても、みんなもうとっくに知ってたけどな」

633:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 22:12:31 YvLu1tYzP
否定すればするほど深みにハマっていく京ちゃん

634:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 23:16:13 +tYB6HJJ0
最近SSの投下がなくて寂しいと言ってみるテスト

635:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 01:01:47 WaqjMjig0
>>626見て思いついたネタ投下

部長「私も引退するし、冬の大会で団体戦出場は無理かしら・・・」
京太郎「そうですねー。来年新入生がいっぱい入ってくれることを祈って、とりあえず今回は個人戦で頑張りましょう」
まこ「夏の大会の前に咲が入ってくれた時みたいに、今回も途中入部者がくればいいのにのー」
京太郎「そっすねー」
部長「あの時は、イザとなったら須賀君を女装させてごまかそうとか思ってたっけ。ははは」
京太郎「そういえばそんな事も言ってましたね。あははは」
まこ「そうじゃのー。アホみたいな事言ってたのう。はっはっは」
部長「ははははは・・・」
まこ「・・・」
部長「・・・」
京太郎「あはは・・・・・・どうしたんすか? 二人とも・・・え?」


咲「おつかれさまでーす」
部長「はい、咲。あらどうしたの? ジャージで」
咲「掃除当番で、バケツの水ひっくり返しちゃって。えへへ・・・」
まこ「そうか、大変じゃったのう。じゃ、ちょっとわしらは出かけてくるから」
咲「はい?」
部長「あの子見張っててね。絶対着替えさせたらダメよー?」
咲「あの子? ・・・あ、金髪ロングの綺麗な女の子・・・新入部員ですか?」
京太郎「うわー! 見るな咲!」
咲「へ? ・・・きょ、京ちゃん!?」
部長「じゃあね~」
咲「あ、ちょっと」
部長「よし、私はパッパと学生議会の用事済まして、演劇部から化粧道具借りて・・・」
まこ「わしは一度家に戻って色々と衣装を。あ、そうだアレも取って来なくちゃな」

すたこらすたこら

咲「行っちゃった・・・え、えーと京ちゃん・・・女装の趣味が?」
京太郎「違う! これは部長達に無理矢理だなあ」
咲「無理矢理女子用の制服着せられて、カツラ被せられて、口紅まで塗られて・・・?」
京太郎「う”・・・」
咲「逆らえばよかったじゃん」
京太郎「いや、それはだな。色々とワケが・・・」
咲「ワケ? ふーん・・・」ジトー
京太郎「な、なんだよその目は・・・だから俺にこんな趣味はねーっての!」
咲「じゃあそのワケってなあに?」
京太郎「あ、いや・・・それはその・・・言えないけど」
咲「・・・」ジトーーー
京太郎「・・・・・・な、なんだよ」
咲「うんうん分かった分かった。みんなには言わないから」
京太郎「わかってねーだろ!」

636:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 01:03:34 WaqjMjig0
咲「でも京ちゃん、結構女装似合ってるかも」
京太郎「からかうなよ」
咲「ホントだよ。最初見たとき気付かなかったし。絶対女装の才能あるよ!」
京太郎「おいおい、褒めてるのかもしれないけど、あんまり嬉しくねーぞソレ」
咲「あはは。ごめんごめん・・・でも、良く見るとやっぱり男の子だね。肩幅も広いし」
京太郎「当たり前だろ」
咲「胸もぺったんこで」

ぴと

咲「固いし」
京太郎「いちいち触らなくても分かるだろ。ま、胸が無いのは咲とお揃いだな」
咲「あー何ソレひっどーい!」

どんっ

京太郎「うわっ、オイ押すな・・・」
咲「あっ、ごめ・・・きゃあ!」

どすーん!



京太郎「いてて・・・咲、大丈夫か?」
咲「う、うん・・・京ちゃんが下敷きになってくれたから・・・あ、ありがと」
京太郎「・・・」
咲「・・・」
京太郎「・・・な、なんか・・・今、俺達、傍から見るとスゲー変な構図なんじゃないか?」
咲「・・・う、うん・・・」どきどき
京太郎「俺は女装してるし、お前はジャージだし・・・男のお前が、女の俺を押し倒してる図・・・みたいな?」
咲「・・・じゃ、ジャージのデザイン男女一緒だしね。私達の学校」
京太郎「・・・」どきどき
咲「・・・」どきどきどき
京太郎「さ、咲・・・いつまでこうして」
咲「ねえ、京ちゃん・・・胸が・・・すっごいどきどきしてる・・・」
京太郎「・・・・・・」
咲「・・・・・・」
スーーー
京太郎「さ、咲?」
咲「黙って・・・今は私が襲ってる役なんだから・・・ごめんね、おとなしくキス・・・」
京太郎「おい、役ってお前・・・」
咲「んっ・・・あ・・・」
京太郎「んん・・・」

637:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 01:06:55 WaqjMjig0

・・・・・・・・・

咲「ぷはっ・・・はぁ、はぁ・・・」
京太郎「ふ・・・はぁ・・・長いキスだったな・・・窒息するかと思ったぞ」
咲「えへへ・・・・・・ねえ、まだどきどきしてるのが止まらないよ」
京太郎「ん・・・俺も。っていうか、さっきよりずっとどきどきしてる」
咲「・・・・・・このまま、してもいいかな・・・? なんて・・・」
京太郎「・・・襲ってる役はお前なんだろ? 好きにしろよ・・・俺は・・・別にいいけど・・・」
咲「うん・・・えへへ。ねえ、やっぱりそのカツラ外していい?」
京太郎「え? ああ」
ファサッ
咲「・・・うふふ。やっぱりこっちの京ちゃんの方がカッコイイよ」
京太郎「あ、ありがと」
咲「その服も・・・あはは。襲ってる役らしく、脱がせちゃおうかな?」
京太郎「ははは。ご自由にどうぞ」

ぬぎぬぎ

咲「えへへへへ/// ・・・ねえ京ちゃん。手、出して」
京太郎「手?」
咲「握っていーい?」
京太郎「ああ」

ぎゅっ

咲「・・・えいっ」

むにゅ

京太郎「お、おい? む、胸に手当ってるけど・・・」
咲「言ったでしょ? 私の胸、すっごいどきどきしてるって・・・わ、分かるかな?」
京太郎「お・・・おう」
咲「・・・どんどん、どきどきが大きくなっていってるよ・・・私ね、京ちゃんとこんなこと出来るのが嬉しくて・・・えへへ、ちょっと泣きそうかも」
京太郎「咲・・・俺も・・・う、嬉しいぞ?」
咲「えへへ・・・京ちゃん、好きだよ・・・大好き」
京太郎「ああ。俺も・・・咲、好きだ」
咲「/// ねえ、もっかいキスから・・・」
京太郎「ん・・・」

ちゅっ・・・

638:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 01:08:47 WaqjMjig0
・・・・・・・・・

 バタン!!

部長「待たせたわね! さ、完璧な女の子になるためにお化粧よ、須賀君!」
まこ「おう、可愛い衣装もあるぞ!!」
京&咲「!!?」

 ばっ!!

京太郎「は、はははは先輩方、お早いお帰りで・・・あと30分は帰ってこないかと」
咲「あははは・・・」
部長「用事が早く済んでね。まこもタクシーまで使っちゃって・・・って、須賀君!! ダメじゃないの女装解いたら!!」
京太郎「え? これは・・・ははは」
まこ「あーあー。カツラも脱いで、上半身も裸で・・・咲、京太郎が着替えないように言ったじゃろ」
咲「えっと・・・あはは。すみません」
部長「もう、なんで脱いじゃうのよ須賀君。女装に慣れないとダメだって言ったでしょ」
京太郎「だから正気ですか部長! 女装して大会に出れるわけが無いでしょ」
咲「女装して大会にぃ!?」
部長「あら、そんな反抗的だと約束のものあげないわよ?」
咲「約束のもの? あ、京ちゃんが言ってた女装を断れないワケって・・・」
京太郎「! あー! あー!! わかりました部長! 言う事聞きますからそのことは今は・・・」
まこ「そうじゃぞ京太郎。黙って言う事聞いてれば、この和の生写真セットをだな・・・」
京太郎「あー!!」
咲「・・・生写真? ・・・和ちゃんの?」
京太郎「あ、いや咲。これは・・・」
咲「へー、和ちゃんの生写真のために女装してたんだ。へー・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
京太郎「お、落ち着け咲・・・」
咲「京ちゃんの馬鹿!!」
ばちーん! ばちーん!
京太郎「いて! いていてっ! さ、咲やめろ」
咲「やめない!」
ばちーん!
京太郎「いてーー!」

部長「・・・あら大変」
まこ「・・・まあ、面白いからこのまま見とくか」

おわり

639:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 07:12:11 O3UfSwup0
GJ!!
それにしても駄目だこの先輩、早く何とかしないとwwww

640:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 13:47:04 aT1/OF5uP
咲ちゃん可愛いよおおおおおおお

641:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 18:34:11 aT1/OF5uP
やっぱ大量規制のせいか、人少ないな
咲ちゃんスレでも出来てたけど、ここでも避難所作ったほうがいいかな

642:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 19:10:15 aT1/OF5uP
ってことで作ってきました
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

643:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 22:59:09 O3UfSwup0
乙です
ってか仕事速いな

644:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 00:48:52 BiBkh1Ta0
乙っす

645:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 06:19:18 T1RxmRnT0
>>638
どうせなら
部長「…まぁ、面白いからこのまま見てましょ」
まこ「あんた…やっぱ鬼じゃ」
でもいいなw

646:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 10:39:55 ijEUEwO/0
避難所乙

今日も咲ちゃんと京ちゃんは、仲良く二人で遊びにいってるのかな

647:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 19:15:38 cN2EHhkk0
個人的には京ちゃんは良い意味でも悪い意味でも無自覚無神経だから
きっと和や優希も誘ってると思う

648:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 19:16:56 fdOqxYZm0
咲「1月も、もう3週過ぎちゃったね」
京太郎「ああ。なーんか遊んでばっかだったな」
咲「そうだね。・・・10回」
京太郎「え、何が?」
咲「今年に入ってから一緒に、で、デー・・・二人一緒に遊んだ回数だよ」
京太郎「数えてたのかよ」
咲「5日の始業式までの4日間、そこから土日祝日6回・・・学校無い日は全部京ちゃんと一緒だったんだよね」
京太郎「へー。どうりで咲の顔ばっかり見てたわけだ」
咲「・・・ねえ。クラスメイトのAちゃんが言うにはさ。こ、これって私達付き合ってるも同然・・・」ごにょごにょ
京太郎「ん? なんだって?」
咲「・・・う、ううん。なんでもない」
京太郎「そんじゃ、明日も一緒にどっか遊び行くか?」
咲「うん! 映画とか」
京太郎「いや、金無いからダメだ。ブラブラしよう」
咲「・・・ま、いいけどさ」

649:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 00:53:39 LEwo3Dqb0
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  ヾi 、:.\:.:\:.]〈  っ::::;:i    ̄`            _,∠|:|: : : : .:|:.|―-
    ヽ!:.i、`゙ー-r≧   >≠    ,      " "   /  |:! : : : :.:|:.!////
     |:.|:.:.:.:.:.:.:\!  ,, ,,                /   i!: : : : : ::i:.i////
     |:.|: : : : :.:.:.i i       r== "ヽ      /   i: : : : : :.:i:.|////
     | |: : : : : :.:i:.:|\     ∨__ノ)   /    /: : : : : :.:i.:|////
     |:| : : : : :.:.|:イ |:::|l`ー-..、    ̄ ̄   /     / : : : : : :.:|/////
      |.|: : : : : :.:|:∧ i:.:!i::::::::::::::`i ー-‐ '    ,..-‐:/: : : : : : :.:.i!/////

650:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 04:59:31 zxN/RMU30
hrmrさん避難所まで乗り込むのやめてください

651:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 09:23:56 oyrkjzMp0
今日も咲ちゃんと京ちゃんは仲良くデート

652:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 15:19:56 ZyZGTaMpP
避難所転載


10 名前:名無しさん 投稿日: 2010/01/24(日) 13:41:02 ID:2MNMK26U
こちらスネーク
京太郎と咲が映画館に入場していくのを確認

653:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 16:26:30 ZyZGTaMpP
12 :名無しさん:2010/01/24(日) 15:54:04 ID:2MNMK26U
こちらスネーク
張り込みから二時間 二人が映画館から出てきた 手をつないでいる
だめだ 二人のイチャラに 中てらて もう ついせき できな
かゆ うま

654:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 20:10:40 GZ3DL+bm0
一緒に映画か
>>648との情報を合わせて推理すると・・・

京「お、恋人割引半額だってさ。これなら入れるぞー」
咲「恋び・・・!?」
京「よーし、じゃあ今から俺と咲は恋人って事で。バレないよう気をつけろよ」
咲「ははははは、はひ! よよよよろしく!」
腕組んで入館

って感じだな!

655:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 00:27:13 KlaZA+3/0
京「おい、映画館出たしもう腕離してもいいんだぞ?」
咲「も、もうちょっとだけ・・・このままがいいな・・・」
京「(どきっ)・・・ま、まあちょっとくらいならいっか・・・(あれ? 咲ってこんなに可愛かったっけ?)」

656:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 02:42:41 Lmt39GxW0
>>654
原作初期の二人だったら

咲「ええー、京ちゃんと恋人…なんで私が…」
京「そういいつつ顔が緩んでるぞ?」
咲「緩んでません!」
京「いいじゃねーか、演技演技」
咲「わっ、ち、ちょっと待ってよ!あぁもう…」
京太郎に肩を抱かれつつ入館

って感じ?

657:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 09:51:57 kYrBFkOw0
そして劇中にちょっとえっちなシーンがたくさんあって、双方気まずくなったりするんですね

658:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 16:56:56 yd9xrvl+0
カップル限定のパフェとかランチとかも一緒に食べるんだな

659:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 19:01:44 ijBU5Ol6P
避難所転載

14 名前:名無しさん 投稿日: 2010/01/25(月) 03:15:41 ID:/LxMutis
こちらスネーク、京ちゃんと咲が林の中でキスしてるの発見
カメラ持ってくるんだった、邪魔しちゃ悪いので遠巻きから見守って帰ってくる

660:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 19:40:37 lnVfc7s20
その夜、咲ちゃんは
「京ちゃんとチューしちゃった・・・チューしちゃった! えへへへへへ~」
とニヤニヤしながらゴロゴロ転がったりジタバタはしゃいだりするんですね

661:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:05:42 ijBU5Ol6P
避難所転載

15 :名無しさん:2010/01/25(月) 19:36:26 ID:SOC48nN2
規制長引きそうなんでこちらに投下します


中学校
ワイワイガヤガヤ
京「さっ…咲」

咲「京ちゃん どうしたの?」

京「いや…ちょっと話したいことが」

咲「?なぁに?」

京「あのさ こんsy」

A「さっきっちゃーん!」ガバッ!

咲「うわわっ!?」

京「おっと」

B「ちょっと落ち着きなよA」

A「咲ちゃん今週の土曜空いてる?」

京「!」

662:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:06:31 ijBU5Ol6P
16 :名無しさん:2010/01/25(月) 19:37:42 ID:SOC48nN2
咲「え…空いてるけど…」

A「やたっ!お祭行こうよお祭!」

咲「お祭?どこの?」

B「清澄神社 しばらくやってなかったんだけど村おこし的な意味でまた始めるんだってさ」

咲「へぇ~全然しらなかったよ」

A「だから一緒に行こうよ 三人で」

咲「うんいいよ 楽しそう」

A「いぇ~!」

B「じゃあ決まりだな」

京「はぁ…」

咲「あ 京ちゃんごめん それで話って?」

京「いやいいんだ 何でもない」

咲「?ホントに?」

京「ホントホント 大したことじゃないから」

咲「その慌てよう…さてはまた変なこと言おうとしたんでしょ」

京「そっそうなんだよ 珍しく鋭いな咲」

咲「何かいまバカにされた」

京「んなことないって じゃあな(嫁だなでも誘うか…)」

663:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:07:24 ijBU5Ol6P
17 :名無しさん:2010/01/25(月) 19:38:33 ID:SOC48nN2
A「須賀君と話してたの?何か元気なかったみたいだけど」

咲「わかんない Aちゃんがタイミングよく抱きついてきたから」

B「あたしら…ちょっとまずいことしちゃったかも 一大決心だっただろうに」

A「あ やっぱり?私もそう思った」

咲「???」

A「こんなことしちゃったらもう誘わないだろうなー」

B「お前がいきなり飛び出していくからだよA」

A「な!私のせい!?」

咲「ねぇ何の話?」

B「………まぁ肝心のこの子がこれじゃあねぇ」

A「でも何とかしてあげようよBちゃん」

咲「だから何の話ー!?」

664:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:08:52 ijBU5Ol6P
18 :名無しさん:2010/01/25(月) 19:39:10 ID:SOC48nN2
お祭当日
京「(お…)…悪い嫁だな ちょっと待っててくれ」



京「咲どうした?三人で来てたんじゃなかったのか?」

咲「あ 京ちゃん それが二人とはぐれちゃって…ちょっと金魚見てただけなんだけどね」

京「まぁそんなとこだろうと思ったけど」

咲「京ちゃんは一人?」

京「いや 嫁だなと来てんだけど」

咲「そうなんだ じゃあ私もう少し探してみるね」

京「ん~ああ…うん」

咲「?じゃあね」



嫁だな「どうしたの咲ちゃんは」

京「いや友達とはぐれたから探してたんだって」

嫁だな「冷たいなお前 一緒に探してやれよ仲いいんだから」

京「いやでも…」

嫁だな「祭で浮かれた連中に絡まれたりしたらどうすんだよ 俺のことはいいからさっさと行ったれ」

京「…ん ホント悪いな」

665:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:09:37 ijBU5Ol6P
19 :名無しさん:2010/01/25(月) 19:40:03 ID:SOC48nN2
京「咲ー」

咲「京ちゃん どうしたの?」

京「俺も一緒に探してやるよ」

咲「え?いいよそんなの 嫁だな君と一緒に来てるんでしょ?」

京「あいつに追い返されたんだよ 一緒に探してやれって」

咲「え~…何かごめんね」

京「俺もお前ひとりじゃ危なっかしいと思ってたし」

咲「あーまた私のことバカにして」

京「してないしてない それより咲浴衣なんだな 似合ってるじゃん」

咲「え?そう?ありがとう// お母さんのお古なんだ//」

京「貧乳には浴衣が良く似合うんだよ」

咲「京ちゃぁん…」

京「間違えた 可愛い貧乳には浴衣が良く似合うんだよ」

咲「もういいです 早く探そう」

666:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:10:26 ijBU5Ol6P
20 :名無しさん:2010/01/25(月) 19:41:03 ID:SOC48nN2
咲「あ…」

京「見つかった?」

咲「ううんあれ 射的」

京「どうかしたのか?」

咲「あれ来るときに三人でやったんだ あのぬいぐるみ狙ったんだけど獲れなかった」

京「ふ~ん」

おじちゃん「お お嬢ちゃんまた来たね 今度は彼氏連れて挑戦かい?」

咲「なっ!?かっ彼氏じゃないですよ~!」

京「………」

おじちゃん「はっはっは ちょっと獲りやすくしたげるからもう一回やってみるかい?」

京「じゃあ俺が一回だけ」

おじちゃん「まいどあり」

咲「京ちゃん頑張ってー」

667:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:11:14 ijBU5Ol6P
21 :名無しさん:2010/01/25(月) 19:43:05 ID:SOC48nN2
咲「京ちゃん射的上手だねー」

京「俺とお前じゃリーチの差があるしな 景品の上の方を狙うのがコツなんだよ」

咲「おじさん獲りやすくしてくれてたみたいだしね」

京「…そうだな……あのおじさんの言ってたことは本当だった」

咲「うん」

京「あのおじさんの言ってたことは本当だった」

咲「?何で二回言ったの?」

京「やっぱり鈍いな咲は」

咲「?またバカにする…でもありがとうぬいぐるみ」

京「俺だと思って可愛がってやってくれ」

咲「うん 大切にするよ」

京「っああ//」

668:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:12:29 ijBU5Ol6P
22 :名無しさん:2010/01/25(月) 19:44:51 ID:SOC48nN2
京「結局見つからなかったな」

咲「うん…学校で謝っとかなくちゃ」

ヒュルルル ド-ン!!

咲「花火!」

京「そういや祭の最後に花火があるとかって」

ヒュルルル ドーン!!
咲「わぁ…」

京「………」

咲「私花火って大好き」

京「………」

咲「花火も『咲く』って言うのかな?」

京「………」

咲「京ちゃん?どうしたの?」

京「いやもう俺の心の花火もどっかんどっかんで」

咲「あはは なにそれ 綺麗だねー花火」

京「花火よりも咲のh」
ヒュルルル ドーン!!!!
咲「え?なぁに?」

京「いやーははは//…うおおおおおおたーまやーーーー!!!!」

咲「ちょっ京ちゃん恥ずかしいよっ!//」



A「いやーごめんね嫁だな君 君の須賀君を」

B「悪いな嫁だな君 須賀君との約束を」

嫁だな「俺はホモか何かか」
おわり


669:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:13:22 ijBU5Ol6P
以上、避難所からSSの転載でした
作者さんGJ

670:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 22:40:01 kIlNhZE70
咲の抱き枕や添い寝シーツで寝る京太郎が見たい

671:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 23:12:16 lnVfc7s20
>>668
GJ!
っていうかもう二人付き合ってるだろコレ!!

672:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/26 10:12:19 n9GqHrfc0
A、Bは咲ちゃんと京ちゃんを応援しながらも、京ちゃんと嫁だな君の仲を想像してニヤニヤするという複雑な立場に違いない

673:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 09:03:50 gkitdtr2P
避難所から転載

29:名無しさん
10/01/26(火) 16:56:22 ID:WX379ieE
おバカなエロコメ投下します
苦手な人はスルー推奨
二年後の春の話です

674:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 09:05:02 gkitdtr2P
30:名無しさん
10/01/26(火) 16:57:30 ID:WX379ieE

 咲登校中

咲(来週から高校最後の大会かぁ・・・)

咲(・・・)

咲(京ちゃん大丈夫かなぁ・・・)

京「さ!き!」ムニュ

咲「ふぇっ!京ちゃん!」

京「いい感触だ」キラッ

咲「ちょっと!いきなり出てきて胸触らないでよ!」

京「ふぅん・・・また大きくなったな」キラッ

咲「もう!京ちゃんが毎日揉むからでしょ!」

京「お前、小さいの気にしてなかったっけ?」キラッ

咲「そうだけど・・・制服の胸の辺りがきつきつだよぉ」

京「ほぅ・・・」

咲「なっなに?ジロジロ見て」

京「いい眺めだ」

咲「ばか!」

 ポカッ

京「いてっ!」

675:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 09:06:22 gkitdtr2P
31:名無しさん
10/01/26(火) 16:58:31 ID:WX379ieE

咲「京ちゃんなんか知らない!先に行くから!」

 ズカズカズカ

京「あぁあ!待ってぇ咲ぃ」

 タッタッタ

京「咲?」

咲「なぁに!?」

京「Eカップになったか?」

咲「今Dカップですぅ!」

京「じゃあもっと揉まないとな!」キラッ

咲「ばかっ!」

 ポカッ

京「あぁあ!」



 ガサガサ

嫁だな君(俺の言った通り揉んでおいてよかっただろ・・・京太郎)

-終わり-

676:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 09:09:17 gkitdtr2P
32:名無しさん
10/01/26(火) 17:23:51 ID:WX379ieE
以上です
書くの忘れましたが18禁じゃないです

677:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 15:28:07 cu9SQ60D0
すっかり『嫁だな君』が定着したな

678:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 16:29:02 WqYaDg0A0
>>664
>悪い嫁だな
理解するのに少し時間がかかった

679:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 00:26:26 uGXszB/eO
規制解けた
京咲!京咲!

680:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 08:08:09 WFTQn5nBO
テスト

681:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 12:05:10 3tar/zAE0
書き込めるとうれしいなー

682:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 12:28:28 oipiNz7vO
咲ちゃんもうすぐバレンタインデーだね

683:みやながさき
10/01/28 22:55:42 UIIfx15a0
今年は手作りに挑戦です

684:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/29 01:37:45 8VAu+rLK0
中一

咲「こ、今年のバレンタインは京ちゃんにチョコあげてみようかな、
べ、別に深い意味はないけど義理は大切だもんね。いつも仲良くしてもらってるし。
でも京ちゃんにだけあげて本命だと思われたら…それはそれで!」


咲「はい京ちゃん、えと、その…バレンタインのチョコです」

京「うお、サンキュー。咲がくれるとは思わなかった。おまえバレンタインとか興味ないかと思ってたよ。
他のやつにもあげたの?」

咲「ううん!誰にも!…京ちゃんだけ、だよ…」

京「そりゃ光栄」モグモグ

咲「……」ドキドキ

京「チョコっていいよなー、俺こう見えて甘いもの好きなんだ」モグモグ

咲「あの…それだけ…?」

京「なにが?」

咲「いえ、なんでも…」


685:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/29 01:40:07 8VAu+rLK0
中二

咲「今年は高級なチョコにしよう、にんげんのチョコよりうまいってどこかの魔人さんも言ってたし。
それでラッピングも豪華にして、これなら京ちゃんだって…!」


咲「京ちゃん、チョコどうぞ」

京「おお、さんきゅ。て、去年と違って随分豪華だな。
モグモグ…うわ、味もすげーいい!高かったんじゃないかこれ」

咲「う、うん。ちょっと気合いれてみました」

京「な、なんか悪いな。お返しはこっちもなるべく頑張るよ、期待しててくれ」モグモグ

咲「あの…それだけ…?」

京「なにが?」

咲「お返しより期待してたものがあったりなかったりするんだけど…」

京「え?な、なんだよそれ」

咲「いえ、いいです…」



686:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/29 01:42:08 8VAu+rLK0
中三

咲「今年はもう手作りでいこう!京ちゃん鈍いからこっちもそれくらいやんなきゃダメだ!
クラスの中で一人だけチョコあげて三年目だよ?それで手作りだよ!?
いくらゾウ亀並に鈍い京ちゃんだって、今度こそ私の気持ちに気づいてくれるはず…!」


咲「はい京ちゃん、チョコレート」

京「お、おう、ありがとな。…なんで目血走ってんの?」

咲「気合とか鈍重な誰かさんに対する不満とかいろいろ」

京「よくわからんが…これもしかして手作り?」

咲「うん!手作り!京ちゃんだけにあげる手作りチョコ!」

京「そ、そか、じゃあ心していただきます」モグモグ

咲「……」ギンギンギラギラ

京「…おお、うまいなこれ、店で売っててもおかしくないレベルだ。
咲パティシエとかいけるんじゃね?」

咲「それだけ?」

京「え…なにが?」


687:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/29 01:46:04 8VAu+rLK0
咲「それ徹夜してつくった手作りチョコなんだけど。
私、チョコあげるのなんて京ちゃんだけなんだけど。
味よりこめられた気合とかその裏側の気持ちとかに気づいてほしかったんだけど、あ、でも味褒めてくれたのは嬉しかったです。
京ちゃんの感想はそれだけ?」

京「…すまん、何言ってるかわからん」

咲「……………」

京「えと、咲さん…?」

咲「京ちゃん」ニコ

京「はい」

咲「せっかくだから食べさせてあげるね」

京「え、い、いいよ」

咲「遠慮しないで、ほらあーん」グリグリグリ

京「ちょ、咲さん、そこ口じゃないです、鼻です」

咲「え?なに?なんて言ってるかわかんない。
やっぱり鈍すぎる人は日本語も不自由になっちゃうのかな?」シュインシュインシュイン

京「なんか変なオーラでてる、金色に光ってる!
ていうかそこは口じゃなくて目…あだだだだ!!!!」

以上です


688:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/29 02:07:06 SqvbTKH10
GJ!!!
目が笑ってない咲が見えるwww
ってかこんなこと三年の続けたらそりゃ怒るわ

689:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/29 02:42:40 RY42VE7K0
>>687
いいよいいよー咲ちゃんかわいいよー
勝手に高一編作ってみた

咲「押してダメなら引いてみよう」

咲「京ちゃん今日バレンタインデーだね チョコもらえた?」

京「いや…それが全然…」

咲「ふ~ん」

京「おいおい咲もくれないのかよ 去年までくれてたのにさ」

咲「私からのチョコ ホントに欲しい?」

京「欲しいさ」

咲「じゃああげる ハッピーバレンタイン京ちゃん」

京「おお!用意してくれてんじゃん!大好きだよ咲!」

咲「っ!////いっ…いいえ…//」

690:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 01:27:36 4gdMysTl0
咲さんよぉ待ち遠しいのは分かるけどまだ一月だぜwww
バレンタインの前に節分もあるし二月二日は京ちゃんの誕生日だし

691:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 02:06:50 sKIm68gK0
そうだ、豆まきだ!
清澄の誰が鬼?
優希だじぇ!

692:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 12:36:14 6WpOayf2O
「みやながさき」は今日はいないんだな

693:みやながさき
10/01/30 14:45:42 4fNCMyNV0
いますよ 今日はお休みですから京ちゃんに会えません

694:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 19:40:25 WC44hL4+O
明日も会えないね…

695:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 20:11:54 4gdMysTl0
遊びに行けば良いじゃないっすかwww
後個人的には咲と京太郎は中学時代双方の家に遊びに行ったことがあると思ってる

696:みやながさき
10/01/30 20:33:24 4fNCMyNV0
そうですね…明日日曜ですし思い切って遊びに行ってみようかな…

697:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 22:07:09 3YMuKLTO0
そういえば、宮永さん、バレンタインデーには何か作戦を練っているんですか?

698:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 23:59:25 Gcp+7xlxO
ちょこっとだけ…

699:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 06:30:08 GOi4gC1d0
>>698
   ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'

700:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 07:10:41 n8rn7ldUO
今年のバレンタインは日曜だから、家知ってる幼なじみは超有利ですな

アレ? 家知ってるよね?

701:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 21:37:51 epIIi0AT0
宮永さん的には、チョコを京ちゃんちで渡してさ、いい雰囲気になってそのまま…っていう作戦ですね?

702:みやながさき
10/01/31 21:59:09 U+mGF3+P0
そ、そのまま…ゴクリ
でも京ちゃんホント鈍いからチョコだけ貰ってはいさよならってことも…
まず家にあげてもらうとこから考えなきゃ…

703:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 23:41:52 sjPnn6mCO
もし京太郎が病に侵されて余命1ヶ月しかないと言われたら咲はどんな反応をするのだろうか

704:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/01 04:20:47 ZU3zFTur0
>>703
ボロボロに泣きながら無理矢理押し倒してでも中に出してもらって京ちゃんと一緒にいた証しを
残しかねないがそのシーンを想像して涙が出てきた

705:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/01 13:12:21 DLORuFYTO
>>702
「せっかく来たんだからお茶くらい出さない? フツー」と、少々強めな態度で上がり込む…

なんていうか咲ちゃんって普段おどおどしてる感じだけど、京ちゃん(付き合い長い仲良い相手)にはちゃんと自分を出せるってイメージ

706:みやながさき
10/02/01 20:14:42 iJLNGUdG0
そうですね ちょっと図々しいかもしれないけどそのくらいしなきゃですよね
ところで明日京ちゃんの誕生日なのでこんなのプレゼントしてみようと思います
京ちゃんいっつもレディースランチだから…

Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
  人     人     人    .人   人     人
_/  \_/  \_/  \_/  \/  \_/ 
お弁当作るよ券        宮永咲
-------------------
放課後までにこれを提示すれば
-------------------
翌日お弁当を作ってきます
-------------------

-------------------
※この券は今日から高校卒業まで有効です
-------------------
※この券は京ちゃん専用です
-------------------
※お弁当を受け取った日は必ず私と一緒に
-------------------
昼食をとって感想を述べて下さい
-------------------
※紛失した場合は再発行します
-------------------


Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
  人     人     人    .人   人     人
_/  \_/  \_/  \_/  \/  \_/ 

どうですか?

707:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/01 22:33:58 RLIs0wrN0
うん、いいね

708:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 00:05:46 l2nIV4800
咲「もしもし、京ちゃん?誕生日おめでと♪」

709:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 01:00:59 HbmIFGU+0
宮永さんは0:00ジャストに京ちゃんに電話したはず

710:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 01:24:29 MVCVpJ6SP
咲「もしもし京ちゃん? まだ起きてる」
京太郎「あう・・・ふぁあ・・・ああ、咲・・・」
咲「あ、ゴメン・・・起こしちゃった?」
京太郎「ん。いや、大丈夫。今から寝ようと布団に入ったトコだから」
咲「そう、ならよかった・・・あのさ京ちゃん! 誕生日おめでとう!!」
京太郎「ん・・・ああそっか、今日俺の誕生日だったな。サンキュー」
咲「えへへ」
京太郎「でも、わざわざ電話しなくても良かったのに」
咲「えっとね・・・そ、その・・・明日の朝、一緒に登校しよ! 京ちゃん家まで迎えにくるから、待ってて」
京太郎「へ? まあ別にいいけど・・・なんで?」
咲「わ、渡したいモノがあるの・・・絶対待っててよ! 忘れないでね!」
京太郎「おう、分かった。待ってるから」
咲「え、えへへ・・・/// じゃあ、おやすみなさい」
京太郎「おやすみー。また明日な」

ピッ

咲「・・・手編みのマフラー・・・京ちゃん、喜んでくれるかな?」
・・・・・・
咲「『待ってるから』・・・だって・・・・・・ん~~!!」 ニヤニヤ
じたばたじたばた

711:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 11:41:22 olU2mi5y0

「ふぅ…掃除終わりっと」
一人の男子生徒が箒を持ちながら麻雀部の部室で大きくため息をついた。
彼の名前は須賀京太郎。彼の所属する清澄高校麻雀部は男子一人に女子五人という、規模は小さいながらも全国を目指す活気溢れる麻雀部である。
彼女達は県大会において強豪を相手に苦戦を強いられながらも見事に優勝を果たし、全国大会への切符を手に入れた。
一方の京太郎自身はといえば…麻雀に関してはてんで話にならないほど弱く、そのせいか部室の掃除や買い出しなどの雑務はほとんど彼の役目という待遇を受けている。
けれども彼はその事について特に気にはしていない。まぁ、これも仕方ないやねと感覚で毎日こなしている。
そんな軽い所が彼の良い所でもあり、悪い所でもあった。
そして今日もまた他の部員よりも早く部室に来て彼女達のために掃除をこなしていた。
「にしても、全国大会か……咲の奴は大丈夫かねぇ」
京太郎は机の上に置いてあった写真を眺める、先の県大会で優勝した時に撮られたものだ。咲は自分の姉である宮永照と仲直りして、また一緒に暮らすためにこの麻雀部に入部した。

712:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 11:43:24 NgLdGLnA0
そんな咲を京太郎は気にかけていた。咲は非常にプレッシャーに弱い人間だ、もし自分の姉と仲直りする事が出来なかったら…という考えが咲に重圧をかけているのかもしれない。
それでなくとも、咲は他の仲間に対する思いが人一倍強い人間なのだ。
それらが彼女を縛る鎖となって咲の力を奪ってしまうのではないか。
京太郎はその事を不安に思っていた。
「まぁ、和や部長達がきっと力になってくれるさ…」
写真を手に持ちながら京太郎は笑みを浮かべた。
咲なら心配ない、今の咲には和を始め彼女を支えてくれる仲間達が沢山いる。
咲がへこたれても皆が咲の力となってくれるだろう…県大会の時みたいにな。
京太郎はそんな咲に頼もしさを感じると共に寂しさを感じていた。
中学校の時は一緒にいる時間が多かったのに、咲が麻雀部に入部してからは一緒にいる機会がほとんどなくなった。
帰る時は和やタコスと三人で、最近では登校する時もその二人と一緒だ。
昼食の時も三人で食べる事も多く…今の京太郎は昼食の時はたった一人で食べている。
この前もレディースランチを食べるべく咲を誘ってみたが原村さん達と食べるから、と体よく断わられてしまった。

713:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 11:45:04 NZIbTIUG0
もはや咲は自分を必要としていない、京太郎はそう考えると少し悲しくなった。
でも、いいさ…あいつが幸せならそれで良いんだ。今の俺には…咲の頑張っている姿を見届けるしか出来ないんだから。京太郎は深くため息をつきながらゆっくり写真を撫でた。
ズキンッ…
「か、はぁ!」
写真が京太郎の手から落ちる。京太郎は胸をおさえながらその場でうずくまった。
「また……かよ!くそっ……」
心臓が裂けるほどの強い激痛が胸を襲う、それに対し京太郎はギリリッと歯を食いしばりながら懸命に耐えている。
(一体…どうなってんだよ…この痛みは…!)
実は京太郎を襲う胸の激痛は一度や二度の事ではない。
初めて京太郎が胸の痛みに襲われたのは咲が麻雀部に入部する事を決意した時だった。
京太郎が家に帰る途中、急に胸のちょっとした痛みが走った。京太郎は不審に思ったが、まぁ…少し疲れているんだろうなと考えただけで特に気にはしなかった。
そんな彼の軽い性格が後々に自分を苦しめる事になろうとは―。
その日を境に胸の痛みが京太郎を襲う様になった。

714:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 18:11:58 YujTQ8qb0
ちょ、何だこの重い話は!支援です

715:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 20:28:09 /dfHCIyz0
>>713

最初の内は軽い動悸程度だったが、日を重ねる事にそれは強い痛みへと変わっていった。
流石の京太郎も自分の身体の異変に気付き、病院へ行こうとも考えた。
けれども彼はそうしなかった…何故なら麻雀部の県大会が近かったから。
大会が近いのにもかかわらず、自分が病院へ行けば他の部員―特に心配性の咲に少なからず動揺を与えかねない。
京太郎はそれを恐れたのである。結局、彼は胸の激痛を皆に隠したまま県大会に望んだ。
けれども身体の異常はそんな彼を許す事はなかった。応援している時も、買い出しに行っている時も―胸の激痛は彼を襲った。
実は男子個人戦の時も痛みは襲っていた…恐らく京太郎は痛みをおさえるのに必死で麻雀どころではなかっただろう。
それでも彼はその事を他の部員に悟られぬ様、必死で耐え抜いた。
激痛と戦いながらも麻雀部の皆のためにサポートを続けた。
彼女達に全国大会に行って欲しかったから、咲の願いであるお姉ちゃんと仲直りしてまた一緒に暮らすという夢を叶えて欲しかったから―。
皆に空気扱いされようが、こき使われようが京太郎は不満を言う事もなくこなし続けた。
全ては咲のため、麻雀の仲間達のために…。

716:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 20:31:34 veR2w2JN0
「はぁ…はぁ…!」
ようやく京太郎の胸から激痛が消えた。彼は胸から手を離すと、落としてしまった写真を拾う。
(危ない所だった…)
京太郎は顔から流れる汗を拭いながらフゥッとため息をついた。
こんな所を他の部員に見られてはいけない、せっかく全国に行けるのに皆に要らぬ心配をかけさせる訳にはいかないのだ。
「しかし…」
京太郎はポツリと呟く。
県大会が終わってから胸の激痛が毎日の様に襲ってくる。
今までは皆に隠しながら上手くやってこれたけど、このままだといずれバレてしまうだろう。

「……はタコスに限るじぇ~!」
「もう……ゆーきったら…」
考え事をしていた京太郎の耳に咲達の話し声が聞こえてきた。
まずい、咲達がやってくる。
京太郎は急いで写真を机の上に戻し、麻雀卓の前に座る。
「じゃーん!ゆーき様の登場だじぇ!」
タコスの高らかな声と共に勢いよくドアが開かれ、三人が部室の中にやってきた。
「なーにが、ゆーき様だよタコス。 お前の名前なんかタコスで十分だよ」
「むっ!犬、今日も来るのが早いな!感心、感心!」
「ばーか、お前に褒められても嬉しくないっての!」

717:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 23:55:40 qys1CZPl0
タコスに嫌味を言いながら何もなかったのように振る舞う京太郎。
けれども、再びあの激痛がやってくるのではないかと内心では恐怖を感じていた。
「おっ、もう皆そろってみたいじゃな」
「そうみたいね、大会に向けて頑張っているみたいで安心したわ」
咲達に続いて久とまこが部室へとやって来る。久は京太郎の方へと歩み寄るとニッコリと微笑んだ。
「須賀く~ん、悪いんだけど…ちょっと買い物に行ってもらえないかしら?」
毎度お馴染みの久の買い出し指令。慣れている事とはいえ、少しヘコんでしまう。
「またですか部長? 分かりましたよ、行って来ます…」
「すまないわね須賀君。 はいこれ、お金と買い物リスト」
財布とメモを久から受け取った京太郎はドアに向かって歩き出す。
「出来るだけ早くお願いね~」
「アンタ…鬼じゃな」
やれやれ、部長も人使いが荒いなぁ…まぁ、これも仕方ないやね。
京太郎はメモを確認しつつ、ドアに手をかけようとした。
ズキンッ…
(………!)
くそっ、またかよ!胸の激痛が再び京太郎を襲い始める。
堪えろ、堪えるんだ京太郎。皆に感付かれる前に早くこの部室から出るんだ。

718:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/03 00:01:31 i7nbUcFX0
京太郎は自分にそう言い聞かせながら扉を開ける。
「どうしたの京ちゃん?なんだか具合が悪そうだけど…」
そんな彼の異変に気が付いたのか咲は京太郎に声をかける。
「い…いや、ちょっとお腹が痛くなっただけさ。 咲が気にする事じゃねーよ」
今にも気絶しそうな激痛に堪えながら京太郎はニカッと咲に笑みを見せる。
「そう?具合が悪いんだったら私が代わりに買い物に行っても…」
「大丈夫、大丈夫!咲はそんな事を気にせずに麻雀の練習を頑張れよ!」
京太郎は咲に手を振りながら部室の扉を開ける。
バタンッ
「が…あぁ…!」
扉が閉じるのと同時にその場でうずくまる京太郎。彼の額からポタポタと脂汗が流れ落ちる。
これ以上はやばいかもしれない。明日は休みだから咲達にバレる前に病院に行く事にしよう。
京太郎はゆっくりと立ち上がるとフラフラと歩き出した。

その後、心配していた胸の痛みに襲われる事もなく部活が終わり京太郎は帰る準備をする。
久し振りに咲と二人で帰ろうかな。
そう思った京太郎は咲に声をかけようとした。

719:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/03 00:04:35 ah37/pLN0
「咲、久し振りに一緒にかえ…」
「咲ちゃ~ん!新しいタコス屋さんが近くで出来たみたいだから、のどちゃんと一緒に行こうだじぇ!」
京太郎の話を遮るように咲に飛び掛かるタコス。彼女のタイミングの悪さは間違いなく麻雀部の中で一番であろう。
「う、うん…いいよ。 またこの間みたいに食べ過ぎないでね?」
「大丈夫だじぇ!タコスに限っては私の胃袋は宇宙なんだじぇ~!」
「もう、ゆーきったら。 この前の事で懲りてないんですか? 大体ゆーきはいつも……」
タコスと和の登場で京太郎は完全に蚊帳の外へと追いやられてしまった。
「ん…、どうかしたの京ちゃん? 何か話があったみたいだけど…」
「あ…ああ!なんでもねーよ!特に気にする事でもないからよ!」
「そう…? なら良いんだけど…」
「咲きちゃーん!早く行くんだじぇ!」
「う、うん…それじゃあね京ちゃん」
咲は鞄を持つと和達の所へと走り出した。そんな咲の後ろ姿を京太郎は一人、悲しそうに眺めていた。
もう、咲の目には俺なんか写っていないんだな。
「なんだかなぁ…」
一人取り残された部室で京太郎はポツリ呟く。

720:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/03 00:07:19 i7nbUcFX0
それにしてもなんで急に咲と一緒に帰ろうと思ったのだろう?
京太郎は考えてみたが結局、その理由が分からなかった。
…もしかしたら明日、病院へ行く事への不安が京太郎をそうさせたのかもしれない。

次の日、京太郎は皆に内緒で病院へ行った。診察内容はもちろん胸の痛みについてだ。
何が原因で胸に激痛が走るのか京太郎は知りたかった。
(まぁ、薬か何か飲めばすぐに治るだろ! でも、手術を受ける事になったら…そん時はそん時だ)
検査を受けながら京太郎はいつも通り軽い気持ちでそう考えていた。
しかし―運命は彼に残酷な現実を突き付ける事となる。

「須賀君…今日、君は家族の方と一緒に来たのかな?」
京太郎の担当医が重々しい口調で彼に問い掛ける。
「いえ、一人で来ましたけど……何か?」
「そうか……出来ればご家族の方と一緒に話がしたかったのだが…」
担当医の言葉に京太郎は言い知れぬ恐怖を感じる。
自分の身に何か重大な事が起こっているのではないのか。
そんな不安から京太郎は担当医に質問をぶつけてみる。
「その……何が原因なのでしょうか? その…胸の激痛について…」

721:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/03 00:27:07 un2AbZ5F0
今回はここまで。
>>703を元にしました


そしてかつて投下させてもらった麻雀ツヨナールに続きがあった事に驚きながら床につく。

>>714
感謝致します

722:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/03 00:58:05 /MRRszPn0
うおぅ、なんだか物凄く重そうな話だ…でも読み応えありました
続き楽しみにしてます

723:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/03 01:05:00 aKm7v7By0
>>721
続き期待してます!

724:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/03 01:07:54 YaX/BHOv0
と、とりあえず京咲でラブが見れるならそれで……
とりあえずGJの言葉は全て終わるまで取って置かせてください

725:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/04 00:26:09 Ghc7PeVz0
ツヨナールの元々の作者さんか、GJ!!

726:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/04 10:47:57 tpJmd51eO
>>721
ハッピーエンドになることを祈りつつ
期待してます!!

727:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/04 20:39:38 EThdgyRWP
避難所転

41 :名無しさん:2010/02/04(木) 18:55:56 ID:eNpopJmE
ショート二本

京「ふぁ~ねみ」

咲「京ちゃんまた夜更かししたの?

京「咲の事考えてると眠れねーんだよなぁ・・・」

咲「(/////)・・・・・・早く寝ないとダメだからね!」

京「わーってるわーってる」



京「さーて、デザート食おうかなぁ」

咲「まだ食べるの?」

京「男には食わなきゃいけない時だってあるんだぜ?」

咲「京ちゃん、食べ過ぎは体に良くないよ?」

京「ん?俺が食べたいのは咲だぞ」

咲「(//////)」カァァァ

咲「ばか!京ちゃんのばか!大好き!ばか!」

728:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/04 23:46:14 tpJmd51eO
京太郎・・・
GJ!

729:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 00:34:26 YE0d4Rb+0
京ちゃん…今回も出番なかったね…

730:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 07:40:04 JRuE9MlTP
女の子だけの合宿だからなあ

731:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 11:31:58 JRuE9MlTP
避難所転載・・・間違えて京太郎スレの方に張ってた

43 :名無しさん:2010/02/05(金) 08:43:27 ID:eQ6tD7cw
規制により代行を依頼します

>>720
担当医は無言のまま心臓の辺りを撮影したレントゲン写真を京太郎に見せる。
「……君の心臓に極めて危険な異常が見つかった」
「………え?」
担当医の言葉に京太郎は言葉を失った。極めて危険な異常だって?どういう事だよ、それ。
京太郎は逃げ出したい気持ちをおさえながら担当医に質問を続ける。
「それって…、どういう異常なんですか? 治すためには手術も…必要だって事ですか先生?」
手術をすれば治る、京太郎はそう担当医に言って欲しかった。
しかし、担当医は首を横に振ると写真をそっと京太郎に手渡した。
「京太郎君……残念ながら君の心臓の異常は現代の医療技術では治す事は不可能なんだ」
「治す事は不可能って…!?じゃあ俺は、一体どうなってしまうんですか!?」
「……辛い現実かもしれないが、君の心臓はかなり病に蝕まれている。
恐らく一ヵ月…長くても二ヵ月しか君の心臓は耐える事は出来ないだろう」
担当医から告げられた無情な余命宣告―自分は後一ヵ月しか生きる事が出来ない。
そんな現実に直面した京太郎は目の前が真っ暗になっていく感覚に襲われた。

732:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 11:32:52 JRuE9MlTP
44 :名無しさん:2010/02/05(金) 08:45:12 ID:eQ6tD7cw
嘘だろ?俺が…死ぬ?たった一ヵ月で死ぬ…?
身体中の震えが止まらない、これが夢であったらどんなに救われるだろう。
でも―今、自分がいるのは紛れもない現実。自分に残された時間は一ヵ月のみという残酷な現実である。
「京太郎君…私は君に入院する事を勧める。 今の君は非常に危険な状態だ」
「……でも、入院したとしてもそれで治る事はないんですよね?」
「確かにそうだが……それでも幾何かは余命を延ばす事は出来る。 それに今の状態で日常生活を送るのは極めて困難だろう。 それは君が一番分かっている事じゃないのかね?」
担当医の言葉に京太郎は自分の胸に手を当てる。確かに担当医の言う通り何時、どこで胸の痛みが襲って来るのか分からない。
もし、昨日みたいに咲達と一緒にいる時に痛みに襲われてしまったら…?
普通に考えれば担当医の言う通り、入院するべきなのだろう。
けれども―
「少し…考えさせてください」

その日の夜、京太郎はベッドに横になりながら物思いにふけっていた。
余命一ヵ月―自分に残された時間はあまりにも短い、その時間をどう使うべきなのか?

733:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 11:33:33 JRuE9MlTP
45 :名無しさん:2010/02/05(金) 08:47:28 ID:eQ6tD7cw
病院に入院して、ただただ死ぬのを待つだけなのか?
それとも悲しみに暮れ、毎日を泣きながら過ごすのか?
いっそ、どうせ死ぬんだったらと己の欲望のままに生きるのか?
「違う…」
そうだ、俺にはやらなくてはならない事がある。入院しては助からないのは分かっている。
やけを起こしたり開き直って欲望に生きるなんてのは愚の骨頂だ。
京太郎はある決意を固めた。

「何かしら須賀君、私達に話があるって」
「いえ、ちょっと皆に言いたい事がありまして…」
京太郎は麻雀部の面々を見渡しながらニッコリと微笑む。
(きっと皆、怒るだろうなぁ…でももう決めた事なんだから仕方ないよな)
京太郎の決意、それは―
「俺、今日で麻雀部をやめさせてもらいます」
京太郎の退部宣言、いきなりの事態に麻雀部の一同は驚愕した表情で京太郎の顔を見た。
京太郎は考えた。これ以上、自分が麻雀部にいれば必ず彼女達の足手纏いになるだろう。
それならば自分がいなくなれば良いだけの事だ、空気である俺がいなくても皆は構わないろうしな。
五人だけでも楽しくやっていけるさ…今までだってそうだったのだから。

734:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 23:36:29 S1a3YgPj0
おぉぉ、なんか雰囲気がどんどん重く……
続きに期待です

735:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 00:06:58 sQJaPBWEO
その先にあるのは光か闇か・・・気になる!
続き期待してます!

736:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 02:31:48 pfNopOxZ0
46 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 02:18:30 ID:ZXn58CdE
>>733
「ちょ、ちょっと待て京太郎!やめるってどういう事じゃ!?」
「ええ、ですから今日をもって麻雀部を退部させていただきます」
「な、なんでだじょ京太郎!!もうすぐ全国大会があるのに……理由を言え理由を!」
「理由か……まぁ、単純に飽きたから…かな?」
「飽きたって、そんな無責任な…そんな理由で退部なんて恥ずかしいとは思わないんですか!?」
「仕方ないだろ?本当に飽きちまったんだから」
まこを始め、タコス、和が口々に質問を京太郎に並びたてる。
咲はその様子をただ呆然と眺めていた。
(京ちゃん…なんで?)
自分が麻雀部にいるのは京太郎が誘ってくれたから。なのに何故、その誘った人間がやめるなんて言い出すのか?
何故、このタイミングで言い出すのか―咲には全く理解出来なかった。
咲はチラッと部長である久の方に目をやる、久はまこ達の様子を見ているだけで何も言おうとはしない。
「とにかく、もうここには来ないから! 退部届け、ここに置いておきますんで。 今までありがとうございました、それじゃ!」
京太郎は【退部届け】と書かれた封筒を机の上に置くと足早に部室から出ていった。



737:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 05:11:21 0Ae2AFSK0
転載が止まったので続きは俺が

47 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 02:21:34 ID:ZXn58CdE
「ちょっと待って京ちゃ…!」
「宮永さん!あんな人、追う必要はありません!」
京太郎の所に行こうとする咲を和が止める。
「なんで止めるの原村さん…? このままじゃ京ちゃんが…」
「須賀君の事なら放っておきましょう! 飽きたからって理由でやめるなんて……見損ないました!」
「でも……」
「のどちゃんの言う通りだじぇ! あんな裏切り者なんか……いない方が…いいんだじぇ……」
「そんな…優希ちゃんまで…」
「あんな奴…あんな奴、もうどうでもいいんだじぇ!」
タコスは目に涙を浮かべながら叫ぶ。タコスも咲と同じく、京太郎が退部すると聞いて大きなショックを受けていた。
少なからず京太郎に好意を抱いていたタコスにとって、京太郎の退部宣言は自分の気持ちを裏切られたようなものである。
だからこそタコスはそんな京太郎に強い怒りを感じてしまったのだろう。
その事がタコスが咲を止める理由になっていた―本当は自分も京太郎の所に行きたいはずなのに。
「なぁ部長、アンタさっきから何も言わんがどういうつもりなんじゃ? …ワシはてっきり京太郎を止めるもんかと」

48 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 02:23:14 ID:ZXn58CdE
咲達が揉めている一方でまこは久に問い掛ける。
自分の部のメンバーがやめようとしているのにもかかわらず、一向に動こうとしない久。
そんな彼女をまこは疑問に思っていた。
「ええ、ちょっと気になる事があってね」
「気になる事……なんじゃいそれは?」
「まぁ、そう大した事じゃないんだけど……今はこの状況をどうにかしないとね」
「確かに部長の言う通りじゃのう。 このままじゃあ練習どころじゃないわい」
京太郎の事も気になるが、咲達を落ち着かせないといけない。
久はパンパンと手を強く叩いて彼女達の注意を引いた。
「はーい、皆!須賀君についての話はここまでにして、練習を再開するわよ!」
「そ、そんな…部長! 部長は京ちゃんの事が気にならないんですか!?」
「もちろん、須賀君の事については気にはなっているけど…。 彼の処遇については後々決めるとして、今は練習に集中するべきだと私は思うわ」
「で、でも……」
「宮永さん、私は部長の言っている事が正しいと思います。 須賀君と違って私達には全国大会があるんですよ?
宮永さんの気持ちは分かりますけど、今は大会に向けて練習をするべきです…違いますか?」

738:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 05:12:04 0Ae2AFSK0
49 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 02:25:55 ID:ZXn58CdE
「……………」
久と和の言葉に咲は押し黙ってしまう。二人が言うように自分達には全国大会がある…お姉ちゃんを始め、全国の強豪が待ち構えているだろう。
それは頭では分かっている、分かってはいるけど―。
「咲ちゃん! しっかりするんだじぇ! あんな奴の事なんか気にする必要はないじょ!」
タコスもまた、咲に練習をするように促す。
「優希ちゃん…」
このまま京太郎の話をしていても時間は無駄に過ぎていくだけである。
「分かりました…」
皆の説得に咲はようやく京太郎の件について諦める事を決めた。
「じゃあ、練習を始めるわよ!」
咲は雀卓の椅子に座りながら京太郎の事の思う―京ちゃん…本当に麻雀部やめちゃうのかなぁ?

咲はギュッとスカートを握った。
―さっきからずっと胸騒ぎがする。なんだろう、凄く嫌な感じがするけど…。まるでお姉ちゃんがいなくなったあの時…ううん、それ以上に感じる。
「考え…過ぎだよね」
咲はボソリと呟く。京ちゃんがいなくなるなんて絶対にない。
だって京ちゃんとは……昔からずっと一緒にいたんだから。そしてこれからもずっと京ちゃんと一緒に……。

739:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 07:32:30 md7J2EZu0
GJです、続きが気になって仕方がない
一体二人の関係はどうなってしまうんだろう


740:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 21:06:58 8A8sNUiY0
全体的に薄桃色で咲が見上げている
京「荷物持ってやろうか?」咲「これくらい持てるよ!」

みたいな画像誰か持ってませんか?

741:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 21:10:23 8A8sNUiY0
あと現在重厚なSSが連載中のようですけど流れぶった切ってほんわかSS投下してもいいんですかね?

742:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 21:23:47 qtcjzkdFP
いいんじゃない?

743:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 21:38:36 sQJaPBWEO
>>740
小さいのですが
URLリンク(w.upup.be)
pixivにあります

744:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 23:46:11 md7J2EZu0
>>741
構うことはない
存分に投下したまえ

745:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 00:00:48 eVdvdmP60
>>743
GJ!このあと咲は転びそう。
それにしても対応が滅茶苦茶早いですな。

746:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:20:40 preI4aXo0
京「くそーこの分じゃまたラスだなー この『ハギヨシ』って人強すぎる」

京「………みんな合宿元気でやってっかなー」

京「おっといかん 集中集中」

京「テンパイ…ラス確のリーチとか情けな…リーチっと」

京「お…カン リンシャン牌は…おおリンシャンカイホウ…って裏10!?」
【リーチ ツモ リンシャンカイホウ ドラ10】【数え役満】
京「逆転トップ…!!!うおおおやったー!!!!!」

京「よっしゃーこの調子でガンg」
prrr prrr prrr
京「なんだよいいときに…って咲んちから?あいつ合宿行ってんじゃ…」

京「はいもしもし」


747:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:21:34 preI4aXo0
透華「ツモ!4000オール!私の逆転トップですわね!」

咲「あうぅ…」

モモ「リンシャンさん調子良くないみたいっすね…」

加治木「そういうときもあるだろう」

智紀「スランプ…」

アニキ「でも透華に負けるなんてな」

透華「ちょっと!それどういう意味ですの!?」

キャプテン「仲良く仲良く」

久「体調悪いわけでもなさそうだし…何かあったの?咲」

咲「わからないです…本調子じゃないのは確かなんですけど…」

和「大会の時のような緊張感がないからじゃないでしょうか…?」

まこ「ん~けど咲は部活の時もばしばし和了るしのぉ」

咲「私…ちょっと休憩してきますねっ」
ガラッ
京「失礼しまーすってうお!?」

咲「ぅあっぷ…!?きょ京ちゃん!?」


748:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:22:28 preI4aXo0
久「あら須賀君 どうしたの?」

京「咲これ 親父さんからお届けもの 合宿費」

咲「え!?これかばんの中に入れたはずじゃ…」

京「今朝玄関口に忘れてたってさ 現地徴収なんだろ」

咲「忘れてたんだ…気付かなかったよ…」

京「部長 これ咲の親父さんから差し入れです お菓子類」

久「うわぁありがたいわね お父さんによろしくね咲」

京「あと咲これ 歯ブラシとドライヤーと酔い止め薬」

みはるん「歯ブラシにドライヤー!?」

池田「なんだしなんだし!清澄の大将は一年のくせにもう彼氏持ちかし!」

咲「ええっ!?そそそんなんじゃないですよ!//京ちゃんとは幼馴染で…」

京「そんなんとは何だそんなんとは」

咲「京ちゃんも調子に乗らない!」

ワハハ「なかなかいい男じゃないかワハハ」

かおりん「幼馴染で両想いなんて素敵ですね~」

睦月「うむ」

咲「だから違うんですってばぁ…//」

京「しかしなんだこの楽園は…」

咲「む…京ちゃん早く帰ってよ混乱しちゃうから」

久「まぁまぁちょっと休んでいきなさいよ 咲のためにせっかくここまで来てくれたんだし」

咲「それは…そうですけど…」

京「じゃあお言葉に甘えて」

優希「あれ?咲ちゃん休憩に行くんじゃなかったのか?」

咲「ぅぐ…えと…」

久「じゃあ須賀君は私たちと一緒にお茶でも飲みましょうか」ニヤニヤ

咲「京ちゃん!休憩するところはあっち!」

京「いや俺は別にここで…」

咲「いいから行くよ!」


749:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:23:21 preI4aXo0
京「何だよいきなり」

咲「だって京ちゃんデレデレしてるんだもん…」

京「そりゃあんだけレディに囲まれりゃあな」

咲「ダメ!デレデレ禁止!みっともないよ」

京「へいへい ところでさっきどこ行こうとしてたんだ?またトイレか?」

咲「ちっ違うよ!//ちょっと調子悪かったから休憩しようと思って…」

京「調子悪いって大丈夫なのか?」

咲「あ…ううんそうじゃなくて…麻雀が本調子じゃないなってこと」

京「何で?やっぱり身体壊してるんじゃないのか?」

咲「身体は大丈夫だよ 原因はよくわからないけど」

京「ならいいけど…お!そうだ!」ギュッ!!

咲「ひゃあ!?//なっなに!?//京ちゃんいきなり…!//」

京「聞いてくれよ咲!さっき俺数え役満あがったんだぜ!」

咲「うっうん…//すごいね…//」

京「だからさ そのツキを咲に分けてやろうと思って ハンドインハンドで」

咲「あ…ありがと//」

京「ふむ 上手く伝わったかな?」スッ

咲「うん!大丈夫!//」

京「それじゃもう一局行ってみますか 俺も見てるから」

咲「うん!頑張るよ!」

京「よし!」

咲「……………あの…京ちゃん…さっきは言いそびれたけどいろいろ持って来てくれてありがとう」

京「ん?おう気にすんな」

咲「それと…その…早く帰ってなんて嘘だから…」

京「ああ」

咲「でもデレデレしちゃダメだよ 気になっちゃうから」

京「へいへい」


750:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:25:50 preI4aXo0
咲「ロン!国士無双!」

咲「ロン!緑一色!」

咲「ツモ!リンシャンカイホウ!」

透華「なんですのこれは!!」

智紀「まるで別人…」

久「調子戻ってきたみたいね」

咲「えへへ…」チラ

衣「おい!次は馬になれ!」

京「ちょ…ちょっと待って…」ゼーハーゼーハー

アニキ「なんだぁだらしねえなぁ 男のくせに」

優希「こいつは私の犬だじょ!勝手に命令するな!」

衣「何だお前は ちびのくせして」

優希「お前の方がちびだじょ!」

衣「なにをー!」

一「まぁまぁ衣 清澄の方も」


751:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:26:32 preI4aXo0
咲「もぉ…」

睦月「えとロン!發のみ2000点です」

咲「あ…」

久「なるほどなるほど そういうことか 須賀君ちょっとこっち来てちょうだい!」

京「はい!何でしょう?」

久「咲の闘牌をよーく見ててあげて」

咲「………////」

京「見てるだけでいいんですか?」

咲「ツモ リンシャンカイホウ//」

京「おお!咲やったじゃん!」

咲「うん//」


752:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:27:15 preI4aXo0
久「さて 急遽合宿への参加が決まった須賀君ですが…君の寝る部屋がとれませんでした」

まこ「ここは予約制で部屋も余っとらんかったけぇの」

久「といっても私たちと一緒に寝るとなると何されるかわからないし…」

優希「それは危険だじょ!」

京「何もしませんよ…」

久「まぁそれは冗談だけど 私の立場としても一緒に寝てくれとは言いづらいのよね 一応この合宿の責任者だし」

咲「まさか野宿しろなんて言わないですよね…?」

久「私もそこまで鬼じゃないわ 須賀君にはこの押し入れで寝てもらいたいんだけど 幸い布団は余ってたし…我慢してもらえるかしら?」

京「全然平気ですよ」

久「悪いわね まぁ咲に操を立てるって意味でも押し入れで寝てもらった方がいいかもしれないし」

京「ミサオって何ですか?部長」

久「操って言うのはねぇ…」

咲「いいですから!//はい京ちゃんおやすみなさい!//」


753:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 12:28:18 preI4aXo0
咲「……………」

咲「……………」

咲「………京ちゃん寝た?」トントン

京「なんだいのびた君」

咲「あのさ京ちゃん 今日は本当にありがとう」

京「歯も磨けたし髪も乾かせたしな」

咲「うん それもあるけど…何か大切なものを掴めた気がする」

京「大切なものって?」

咲「…ナイショ」

京「何だそりゃ」

咲「ねぇ京ちゃんこっち向いて」

京「ん~?」

咲「っ」

京「っ!……なっ!おまっ…!」

咲「…おやすみ//」

おわり


754:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/07 18:14:48 15N1aiq/P
GJ! ニヤニヤしたw
京ちゃんの前では俄然頑張る咲ちゃん可愛い

755:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 01:07:01 TzhB3IhZ0
大変おいしゅうございました
もっとこーキスするSSも増えてほしいと思う

756:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 01:40:13 5zOY5aaW0
京太郎「だめですよ、お義姉さん・・・あっ・・・・・・」
という照×京とそれを見て激怒する咲が見たい

757:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 01:41:58 BNNsH3KF0
いつの間にか規制解除されてたんでこっちにも
URLリンク(sukima.vip2ch.com)
URLリンク(sukima.vip2ch.com)

つーか雑談系の板にはまだ書き込めんのね・・・

758:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 04:04:12 Ma5arMaQ0
っかー(>ヮ<グッジョブ過ぎるぜ!!

759:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 08:45:55 qSsd/0yL0
>>757
上の画像をよく見ると、右下のやつの右に修正した跡があるんだなw

760:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 09:13:54 CHjGPJmc0
>>753超gj!咲ちゃんのパワーの源は京ちゃんなんですねw
嫉妬する咲ちゃん可愛い 京太郎がリンシャンであがるのもなんかいい

761:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 18:32:36 aeprpcsO0
>>757
バレたかww
その部分がやたらピンク色だったんで
背景を切り張りして落ち着いた色にしてみたwww

っていうかペイント使って修正したんでバレバレだなw

762:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/08 20:30:49 9JnVo9OEP
>>757
京ちゃんも俺みたいに、「おっぱい無いの気にしてる咲かわえーなー」と思ってたのか!

763:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 10:53:46 BL/GK4VE0
おはよう 俺の可愛い咲

764:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 14:56:37 JGxO/hTm0
京太郎乙

765:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 18:29:27 Gy+LeUgNP
バレンタイン前だし、当日のこと考えてソワソワしまくってるだろうな。咲ちゃん

766:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:39:48 ZB/534uh0
54 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:37:07 ID:xCzkFENc
代行お願いします

>>738
「これで…良かったんだよな」
屋上で横になりながら京太郎は一人呟く。きっと麻雀部では俺の悪口でも言っている頃だろう…特にタコスが。
でも、これで良いんだ。
これは俺一人さえいなくなれば済む事なのだから。
分かっている事なのに―、覚悟したはずなのに―

なのに…何故……
涙が止まらないんだ…?

胸が痛む…いつもの激痛とは違う胸の痛みがチクチクと突き刺さる。
「畜生…死にたくねぇ…」
もっともっと生きたい。
咲や麻雀部の皆と…ずっと一緒にいたい。
でも、それは許されない…何故なら俺には咲達と違って、もう未来はないのだから。
未来のない人間が未来のある人間の邪魔をする事などあってはならない。
だから俺は、この道を選んだんだ。
京太郎は袖で涙を拭うとスッと起き上がる。すでに辺りは夕焼けに染まっていた。
「もうこんな時間か…もう皆、帰っただろう」
そろそろ自分も帰らなければ。京太郎は首をコキコキと鳴らすと鞄を持って起き上がった。
「ここにいたのね須賀君」
いきなり声をかけられた京太郎は後ろを振り向くと、久が笑みを浮かべながらそこに立っていた。

767:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:41:04 ZB/534uh0
55 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:38:15 ID:xCzkFENc
「ぶ、部長…?何でここに…」
「あら、私がここに来てはいけない理由でもあるのかしら?」
「いや…そういう訳じゃあないんですけどね……ハハハ」
あたふたした様子で京太郎はわざとらしく笑う。
「それで部長…一体何をしにここに…?」
「そうね……ちょっと須賀君に聞きたい事があったから…かしら」
久は不敵な笑みを浮かべながら京太郎の顔を見つめる。
聞きたい事がある…京太郎はその言葉を聞いてドキッとした。
久は時として人の心の中を見透かす様な発言をする事がある。もしかして自分が隠し事をしている事に気付いてしまったのか…?
その真意を確かめるため、京太郎は恐る恐る久に尋ねてみた。
「聞きたい事があるって何ですか? 麻雀部を退部した理由ならさっき述べた様に飽きたからで…」
「それは嘘ね」
強い口調で京太郎に言い放つ久。彼女の表情がさっきまでの笑顔とは一転、真剣な表情へと変わる。
「須賀君は今まで散々と雑用を任されたのにも関わらず、しっかりとやってくれたじゃない。 そんな責任感があるあなたが、飽きたからって理由で急に退部するなんて…私には考えられないわ」


768:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:41:55 ZB/534uh0
56 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:40:45 ID:xCzkFENc
ちょっとした番外編

ツヨナール・和

京「ロン!国士無双32000点!これで和がぶっ飛びで終了だ!」

和「そ、そんな…!また役満だなんて…」

まこ「こりゃあたまげたのぅ…まさか和が三回連続で京太郎の役満を直撃するなんて…」

和「こんな…こんなオカルトあり得ません!」

タコス「むむっ!さてはお前、イカサマをしているな京太郎!」

京「おいおい、全自動卓だぞここは」

咲「京ちゃん凄い…いつの間にこんなに強くなったの!?」

京「へへ…咲が俺に力を与えてくれているのさ。 お前のおかげだよ…咲」

咲「きょ、京ちゃんったら……///」

まこ「おーおー、熱いのうお二人さん!熱い事熱い事…」

久「フフフ、愛の力だなんて中々ロマンチックじゃない」

和「……………」(ドドドドドドドドド)

タコス(のどちゃん……なんだか顔が怖いんだじぇ…)

和「もう一回!もう一回勝負です須賀君! 次は絶対に負けませんからね!」

京「ああ、いいぜ…今度はどっちが勝つのか楽しみだぜ!」(ガサゴソ…)

タコス「よーし!今度は私が勝つんだじぇ!」

769:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:43:28 ZB/534uh0
57 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:43:19 ID:xCzkFENc
キュポンッ

京「ゴグゴク……フヒヒヒ、ツヨナールうめぇ」(ボソッ

咲「京ちゃん頑張って!」

京太郎「ああ、頑張るから応援してくれよな咲!」

咲「うん!////」

和(くっ……宮永さん…私にも応援してくださいよ……)


―結局、この戦いでも和は京太郎に役満を振り込んで敗北する事となった

その日の帰り道

和「グスン……まさか…須賀君に6回連続で負けるなんて…あんなの…イカサマに決まっています!
でも…このままじゃ宮永さんが……私の宮永さんが須賀君の毒牙に……ああ!」(欲しい…宮永さんのために須賀君を倒す力が欲しいです!)

少年「ねぇねぇ、そこのお姉さん!」

和「えっ……もしかして私の事ですか?」

少年「うん、そうだよ!ちょっとだけでもいいから商品を見てってよ!
色々と面白いものを売っているからさ!」(ニコッ)

和「えーと…ごめんね僕、私はそういうのは買わな……)

【麻雀ツヨナール】

和「あの…この麻雀ツヨナールって…」

少年「おっ!さすがはお姉さん、お目が高い!これはね、飲むだけで麻雀が強くなる代物なんだよ!」

770:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:44:09 ZB/534uh0
58 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/09(火) 19:44:39 ID:xCzkFENc
和「フフッ、すいませんけどそんな簡単な嘘には騙され……ハッ!?」(もしかして須賀君はツヨナールを使って……?
だとしたらこれを使えば須賀君に……!)

少年「どうかしたのお姉さん…?」

和「い、いえ…なんでもありません。 ところでこのドリンクの値段はどれくらいでしょうか…?」

少年「おっ!買ってくれるのお姉さん!?えーとね、今回は特別に5000円にしておいてあげるよ!」

和「ご…ごせんえ……」(た…高い…高いですけど……これで須賀君を倒す事が出来るなら。
いえ、あの卑怯極まりない男から宮永さんを取り返せるなら…安いものです!)

和「か…買います!ツヨナールを一つください!」

少年「まいど~!その薬には制限時間があるから気をつけてね~!」

和「分かりました、それじゃあ失礼します…」
(フフフ…須賀君、明日があなたの命日です!必ず、あなたから宮永さん取り返してみせますからね!
そして宮永さん……あなたは私と一緒に……!)


続くかな



771:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 21:56:52 Gy+LeUgNP
続き期待

772:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/10 12:09:42 kG6EH4BA0
おはよう 俺の可愛い咲 今日も可愛いな

773:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/10 18:19:33 hU/8tAO60
「はぁ? キモいんだけど」
ってアニメ版の咲が言ってたよ京ちゃん

774:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/10 18:24:43 GZyYC7w00
>>773
hrmrさん毎度毎度お疲れ様っす

775:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/10 22:54:29 NoK8kAqUO
咲ちゃん明日祝日だからバレンタインの準備をするといいよ
そしてその準備に京ちゃんを誘えばいいよ
そしたらさすがの京ちゃんも気付く…はず…

776:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 00:36:57 7yw87yI00
アニメは京咲にひどいことをし過ぎたよね
咲ちゃんは積極的に京ちゃんのこと忘れるし「がんばって京ちゃん」から応援する気が感じられないし説得力がなさすぎる…

777:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 00:49:52 2vCEf6YD0
>>775
一緒に作ったら、義理としか思われないんじゃないか?w

778:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 05:09:02 85Si28v10
いい物発見♪
URLリンク(up3.viploader.net)

779:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 05:33:39 7zeUgc6N0
>>778
これは素晴らしい

っていうかここどこだw

780:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 12:15:08 sLIr0cN/O
>>778これはもう恋人決定だなw

>>779電車の中だと思った

781:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 19:06:19 v6PeagWN0
デートの帰りか! デートの帰りだな!!

782:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 19:56:00 K6zeGnNJ0
よかったなバレンタインまであと4日だぞ

783:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 20:29:31 sLIr0cN/O
>>782それは酷すぎるぜhrmrさん…

784:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/11 23:14:33 3T7uLUY0P
14日日曜日だが、部活でみんな登校して来て
部長や染谷先輩、のどっち達が京ちゃんに義理チョコあげる中、この流れでさりげなく自分もあげちゃおうか
それともちゃんと本命だと分かるように、別のトコで渡したほうがいいのか。咲ちゃん迷ったりするんだろうな
そしてタコスがなんか本命っぽいチョコ渡したのをみて、焦りまくったり

785:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 00:28:28 f17X3xVy0
京太郎「ほらほら咲、見てみろよ~。今年はこんなにチョコ貰っちゃったぜ」
咲「ふーん、よかったね。どうせ義理ばっかりだろうけど」
京太郎「う”・・・それを言うなよ。せっかく和からも貰えたっていうのに・・・」
咲「・・・(結局、みんなと一緒にってのもなんか恥ずかしくて・・・私のチョコ渡すタイミング逃しちゃった・・・)」
京太郎「でも、義理でもやっぱ貰えると嬉しいな。優希のなんか、こんなにでかいし」
咲「(それって、義理じゃないんじゃ・・・)」
京太郎「・・・で、あー・・・咲は、今年はくれないの?」
咲「! ・・・ほ、欲しい?」
京太郎「そりゃモチロン」
咲「・・・ちょっと待ってて・・・(ガサゴソ)・・・はい、あげる」
京太郎「おお。サンキュー! さすが咲!」
咲「ほ、本当はもっと早く渡したかったんだけど・・・」
京太郎「今年はハート型かあ。よく出来てるなあ」
咲「・・・その形ってのは、義理じゃないって意味だからね」
京太郎「ん? なんか言ったか?」
咲「う、ううん! 何も言ってないよ。あはは」

786:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 03:16:45 HdByg7dK0
>>785
>咲「・・・その形ってのは、義理じゃないって意味だからね」
>京太郎「ん? なんか言ったか?」
>咲「う、ううん! 何も言ってないよ。あはは」
たまらんww
京咲の良さはこういうところにあるよなww


787:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 10:02:10 XKANRsWk0
これは京ちゃんも実は気付いてるけど、気恥ずかしくて気付いてないフリしてるな

788:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 15:50:46 nLfghv040
京太郎大人気だな

789:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 16:10:21 9pqbwkrk0
>>785
いい嫁さんだなぁ

790:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 20:21:43 tjpfyJ9G0
このバカップルめ!!

791:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 23:48:02 V7tRHzv60
京太郎と咲ちゃんが幸せになってくれるなら俺死んでもいい

792:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 00:30:30 I8jmN/G70
二人の過去話とかそろそろやってくれないかなー照さんのことも含めて
誰か中学時代3年間をSSとして書いてくれませんか

793:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 00:47:51 c7FF7GSv0
二人がいつ出会ったのかが興味深いな
中学からクラスメイトだったらしいが、中1で初めて顔合わせたのか
もしくは小学生、またはそれ以前の小さい頃から知り合いだったが、中学で始めてクラス一緒になったのか

後者の場合、咲とクラスメイトになる前の京太郎はむしろ照との仲がよかった、とかなら面白いかも

794:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 13:13:27 J2feNxNq0
お姉ちゃんと京ちゃんが仲良く話してたら、咲ちゃんがちょっと不機嫌な顔になって
京ちゃんの服のすそをちょんとつまんで引っ張ったり

795:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 15:43:24 2Y2KQFOj0
京太郎は小六の頃から、咲ニーを1日も欠かしたことが無いよ

796:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 21:28:55 uYV3hYnFP
タコス「>>795・・・なーんてな!」
京太郎「おい、セクハラはやめろ馬鹿!」
咲「(咲にいってなんだろ・・・? 私の・・・にい・・・おにいちゃん? そんなのいないし)」

797:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 00:03:08 ILzGMFHSO
PC規制中なので携帯から投下します
中編で全4話の予定です


798:チョコレートと恋の魔法(1話Aパート)
10/02/14 00:06:14 ILzGMFHSO
「さき・・・」

「さき・・・」

「さき?」


「ふえっ!」

私は仰向けの体を動かさずに目と口だけを勢い良く開けた

「また同じ夢・・・これで三日連続・・・」

抑揚の小さい声で言いながら少し体を起こす
自然と視界に入って来たアナログ時計は午前3時を指していた

「これって金縛り?それとも誰かがこの部屋に入って来たの?」

怖がりな私は気持ち悪さと不安にかられながらも原因を考え始める

「金縛りってもっと怖い夢見そうだし・・・」

「泥棒さんや変態さんが入って来た跡は無いし・・・」

「それにあの声どこかで聞いたことあるような・・・」

ぼそぼそと呟いていたがすぐにその空間は無機質な秒針の音に支配された

「明日学校だし寝よう・・・」

座椅子を倒すように布団に戻った

799:チョコレートと恋の魔法(1話Aパート)
10/02/14 00:09:19 wrwQxhPFO
翌日2月4日、いつもの様に身支度をして学校へ向かう
でも今日は少し緊張してる
京ちゃんとのデートの約束をするから

「京ちゃん!おはよ」

「おぉ咲、おはよっ!」

「・・・」

「ん?咲、いきなり黙ってどうしたんだ?」

「えと、ちょっとね。そんなことより早く行こう!」

自分の位置を京ちゃんの半歩後ろに固定しながら付いていく
しばらく話しながら歩いていると京ちゃんが気付いた

「咲、今日はその・・・なんか固いぞ?」

学校まであと5分の所
車が一台通り過ぎた後私は口を開けた

「あのさ京ちゃん」

「どうしたんだ?そんなに改まって」

京ちゃんは手首を肩に載せて持っていたかばんを下ろして振り返った
そして桜色になっていた私の顔は赤くなる

「あのその・・・一緒にお出かけしよ?」

心臓が蕾だとしたら開花してしまうかのようだ
でも次の言葉を聞いた途端に顔は桜色に戻った

800:チョコレートと恋の魔法(1話Aパート)
10/02/14 00:12:09 wrwQxhPFO

「なんだそんなことか。たまに行ってるだろ?」

いつもの反応に気が楽になったけど
気持ちが上手く伝わってない事に焦る

「そっそのそうじゃなくて・・・バレンタイン」

「そうかバレンタ・・・えっ!マジか!?」

「うん。一緒にデートしよ?」

「あっああ、良いぜ!」

想像以上の反応にその場で跳びはねたいくらいだったけど恥ずかしくて京ちゃんを
置き去りにして学校へ走った

「京ちゃん楽しみにしててね!」

「おう!」

(バレンタインに咲とデートかぁ・・・)

(これって両思いってことだよな!)

(よし!今日は赤飯だ!)

(・・・にしても俺、鈍感だし情けねぇ・・・)

801:チョコレートと恋の魔法(1話Aパート)
10/02/14 00:16:07 wrwQxhPFO
放課後の部活で京ちゃんと何度も目が合った
その度京ちゃんは微笑んだから私もその度朱くなった気がする
そして帰り道に京ちゃんとたくさんたくさんお話して、別れた後つま先の小走りで家まで向かった

「ただいま!」

「ってお父さんはまだ帰ってないかぁ」

「ふふっ、京ちゃん」

浮かれて回りの物が完全に見えて無いけど部屋へルートは体が完全に記憶してるから無意識のうちに辿り着きベットにダイブする

「「咲、お前が一番可愛いよ」かぁ・・・」

抱いた枕で半分顔を隠しながら今日の会話を反すうする

「世界がこんなに明るく見えたこと無いよ・・・京ちゃん大好き!」

ゴロゴロジタバタしながら自分だけの世界に浸っているとあの声が聞こえてきた

「さき・・・」

「さき・・・」


「ふえっ!あの声!」

一気に現実に引き戻され不安とともに緊張が生まれた


802:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 01:06:10 i+AzifL00
……終わり?

803:『チョコレートと恋の魔法』第1話Bパート
10/02/14 01:09:44 wrwQxhPFO
「どうして今?いつもは寝てる時なのに」

その声はますます大きくなる

「さき・・・」

「さき?」

「さき!」


「なっ何!?」

顔が引き攣った
そして次の瞬間体が勝手に動きだす

「ふぇーつ!何これ!」

謎の力に胸の当たりを引っ張られ家を飛び出した

「少し浮いてるよ!」

訳も分からないまま前髪が後ろに流れてしまう程のスピードで移動する

「お尻!お尻見えちゃう!」

半泣き状態で口を大きく開けながらスカートを押さえ始めると動きが止った

「うぅ・・・怖かったよぉ」

へたり込んで涙を拭いながらも場所を確認する

「坂の下公園?」

家からの下り坂の突き当たりにある普通の公園
たまに青空読書をしにくるここは夕方になると人気が無くなる
今は夜だから完全に人が居なくなり静寂がに包まれていた
切れかけの青白い光だけが点滅して自己主張している


804:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:11:16 wrwQxhPFO

「帰ろう・・・」

夕飯の支度もあるから足速に出口に向かうと公園の奥の方から人の声が聞こえてきた

「やっやめろ!ゴミプロ雀士!」

「なぁいいじゃないか」

(衣ちゃんとカツ丼さん?)

入口の門に裏に隠れて顔を出し様子を見る事にした
衣ちゃんだけやっと見える

「こっ殺すつもりか!?」

明らかに衣ちゃんの様子がおかしい

「カツ丼さんは何をしようとしてるの?」

恐る恐る上半身を門から出すとそこにはカツ丼さんを巨大化した様な怪物が見えた

「ふぇつ!!」

思わず大きな声を出して尻餅を付く
するとその3メートルはありそうな怪物は機械的にこちらへ体を向けた

「誰かいるのか?」

(見つかっちゃう!)

「・・・・・・・」

「・・・そこか!」

(ばれたちゃった!)


805:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:13:01 wrwQxhPFO
私の存在に気づくと大きな足で地面に後を付けながらのっそり近づいてきた
甲冑の様な堅固な体
カツ丼さんと般若を混ぜた様な猟奇的な顔

「!!」

声が出ない
私の太ももに汗がにじみ出てくる
逃げる事も出来ない

「お前か!」

怪物と目が合う
遅いけど確実に近づいて来る
ここで震えるしかなかった

そしてとうとう私の前に来た

(大きい!)

もはや地味な感想しか浮かばない私は死を覚悟していた
怪物が私の首に手を伸ばす

(私まだ死にたくないのに!)
(やり残した事が沢山あるのに!)

(助けて!!)

その瞬間体が半径3メートルほどの光の玉に包まれていた
怪物の様子は見えない

「さき・・・」

「さき?」

(またあの声!)

「これは何なんですか?」

答えてはくれない

「咲?あの子を守りたくないの?」

「そっそうだけど」

「咲・・・森林限界を超えた山の頂上にさえ花が咲くこともある・・・」
「お前もその花の様に強くなれ!」

「おっお姉ちゃん!?」

光玉は瞬時に私の体をまとい視界が元に戻る

806:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:16:20 wrwQxhPFO

「お姉ちゃんなの?」

「お姉ちゃんじゃないよぉ」

「じゃあ誰なの?」

「私の名前はテルテル」

「そっそうなんですか(明らかにお姉ちゃんの声だよぉ)」

さっきまでの絶望と恐怖は完全に忘れて声だけテルテルさんと世間話をしてると
自分の体に異変が起きている事に気づいた

「あっあれ?視線が高い!」

急いで自分の体に目をやった

「せっ背が伸びてる!それにモデルさんみたいなスタイルになってるし、服も剣士のお姉さんみたい」

「おっぱいも大きい・・・」

大きくなった胸を確認しながら視線を下にやると恥ずかしい事に気づく

「ふぇっ!スカート短すぎるよ!」

前屈みになったことでもう一つ気づいた

「髪も少し伸びてる・・・」

訳が分からなくなって驚きと喜びが混ざった声でテルテルに聞いてみた

「あの・・・これ・・・」

「すごく似合ってるよ!」

「ありがとうございます・・・そっそうじゃなくて!」

「ごめん、お友達がピンチなんだよね」

「そういえば衣ちゃん!」

振り返ると怪物は立ち上がっていた

807:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:18:50 wrwQxhPFO

「どうしよう!衣ちゃんの方に向かってる」

「うぅん。とりあえず体当たりして?」

「そんなの無理だよぉ」

「大丈夫だから早く!」

衣ちゃんを助けたい一心でテルテルさんの言葉を信じで精一杯ぶつかる

「えいっ!」

「ぐっ!!」

怪物は放物線を描いてフェンスに叩きつけられた

「すごいよ!」

「うん、あの怪物は弱い方だから体当たりだけで気を失っちゃったみたい」

(弱い方?)

「あっ!衣ちゃんを連れて逃げなきゃ!」

「それはだめ!」

「どうして?」

「あの人を元に戻さなきゃ」

「でもどうやって?」

「ほっぺにちゅー」

「・・・こっ恐いよぉ・・・」

「早くして?起きちゃうから!」

「わっ分かったよぉ」

808:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:21:09 wrwQxhPFO

急いで怪物の方へ足を踏み出すと次の瞬間フェンスの前に居た

(すごい・・・足も速い)

「ほっぺにちゅー」

目をつむぶりながらやけくそにやった

「ぐわぁあぁあぁ!」

怪物の体から黒い光が蒸気の様に吹き出しカツ丼さんに戻る

「よかった・・・元に戻ったよ・・・」

「さあ、帰ろっか」

「でっでもカツ丼さんが・・・衣ちゃんも気を失ってるし・・・」

「誰かに見つかるとまずいの。それにその二人はほっといて大丈夫だよ?」

「うん・・・」

二人を心配しながらも家に帰ろうと試しに思いっ切りジャンプをしてみた
一回で家の玄関に着地出来た

「どうなってるの?」

「部屋に戻ってから話すよ」

どこかで納得が行っていないせいか膨れながらドアに手をかけたけどすぐに動きが止まった

「この格好は・・・」

「すごく似合ってるよ!」

「ありがとうございます・・・そっそうじゃなくてどうやって戻すの?」

「もう戻ると思うよ」

テルテルさんが言うか言わないかのタイミングで私の体から無数の小さな光が
八方に弾け飛んで元の体に戻った

809:チョコレートと恋の魔法(1話Bパート)
10/02/14 01:28:33 wrwQxhPFO

急いでご飯を作って部屋に駆け上がる
テルテルさんを呼んだ

「おねえ・・・じゃなくてテルテルさん?」

「作り終わったんだね」

「うん。えと、テルテルさんって体は無いんですか?」

「多分無いよ」

「多分って・・・」

「・・・咲?」

「なっなに?」

「これから話す事を良く聞いて?」

「どうしたの?急に恐い声で・・・」

「まず何から話そうかな?」

「・・・」


テルテルさんは30分話し続けた
その内容にショック受けて3時になっても眠れずにいる

「京ちゃん・・・」


それは京ちゃんと私の仲を引き裂いてしまうものだった
そして昨晩から降り始めた冷たい雨はまだ降り続いている


チョコレートと恋の魔法(第1話)おわり


810:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 01:29:23 wrwQxhPFO
今日はここまでです

811:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 01:57:28 dWBKyrbJ0
バレンタインネタかと思ったら変身ヒロインネタだなんて予想外すぎる
そしてテルテルさんに吹いた
第2話楽しみにしてます

812:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 02:03:32 5N8d5wAh0
携帯からなんてご苦労様です
続きがとても楽しみです

それと差し出がましいようですが避難所に書き込んで誰かに代理で
ココに投下してもらうという手はどうでしょうか

813:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 02:25:31 wrwQxhPFO
話の構造上切れる所が少なくレス数が大きくなってしまうので皆さんの負担にならなければいいんですが・・・

明日はAパートとBパートを分けて避難所に投下してみます
その時はお願いします

814:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 10:14:59 THtXHq0z0
GJ!
携帯からご苦労様です

815:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 22:16:57 ZaMmhOUt0
ちゃんとチョコ渡せたんだろうか咲ちゃんは

816:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 22:47:52 4GG4LHIq0
咲ちゃんのことだからずっこけて台無しにしそうでーこーわーいー

817:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 23:09:49 WACdEQs6O
咲にとって京太郎の存在ってなんなのだろう

818:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 23:21:30 5N8d5wAh0
中学時代唯一の友達
高校に入ってからは異性でもっとも身近な存在
と俺は仮定する

819:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 23:39:07 tuqWvsZ30
とりあえず連載初期の段階では、一番親しい友達って感じじゃないかな
それが恋愛感情かどうかは、自分でも分かってない

京太郎にとっては、妹とかその辺だろうなあ

820:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/14 23:50:23 4GG4LHIq0
原作の咲ちゃんは多少強引だけど自分を引っ張ってくれてる存在
また素直な自分を出せる唯一の存在としてとても大事にしてそう

アニメの咲はもう道端に転がってる小石とかそういうふうにしか思ってないと思う
それくらい放送開始から最終話にかけて酷い扱いをしてる

元祖ドラマCDは二人の絆が他メディアよりも強い印象があるからたぶん何気に両想いだろう

821:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 00:58:04 oNJclZWe0
>>819
「嫁じゃない」って言われて「そんなキッパリ否定しなくても…」な反応してたから
周りからはそう見られてるって意識はあると思うんだよね
最初のドラマCDでは「うむっ!」って妙に嬉しそうに肯定してたし

822:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 11:35:29 ty6wKeDM0
でもあの時、京ちゃんの方から「嫁さんじゃねーよ」と否定してたら
多分咲ちゃんはムッとしてたはず

823:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 21:17:54 v9CpoNOs0
嫁だな君「咲ちゃんはいい嫁さんだナア」
咲「嫁さんちがいm
京太郎「嫁じゃねーから」
嫁だな君「・・・息ピッタリじゃん」
咲「(そ、そりゃ私も否定しちゃったけど・・・別に京ちゃんもああキッパリと否定しなくても・・・ブツブツ)」

824:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:17:21 a5Vc0MNO0
2月14日
デート帰りの電車は少し混んでいた。乗車率120%ほどの車内で、私たちは並んで立っている。
「今日楽しかったね」
「ああ 特に昼飯食ったとこの店員さん シャツにケチャップついてんだもんなー」
京ちゃんは思い出したように笑い出す。私にとって一番楽しいのは京ちゃんとこうやって笑いあう時間。
映画館では話すことはできないし、ランチでは彼が食事に集中し、雑貨屋さんでは私が品物に目を奪われる。
「おかしかったよね」
「教えてあげたら恥ずかしそうにしてたよな」
頭一つ分高い位置から発せられる彼の言葉はまるで私に降り注いでくるよう。
いまは私の、私だけのために。
京ちゃんと一緒にいるだけで私は幸せ。大きな手で包みこまれているようにほっとする。暖かくて、穏やか。
私が唯一、私でいられる人。私のすべてをさらけ出せる人。
京ちゃんにも同じ気持ちでいてほしい。


825:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:18:18 a5Vc0MNO0
電車がカーブにさしかかるところで急ブレーキがかかった。
「あっ」
いつものことだからわかるはずなのに、つい私はよろめいてしまう。同時に京ちゃんが私に向かって手を差し伸べてきた。
私はためらいなく京ちゃんの腕につかまる。
礼を言う代わりに京ちゃんに微笑みかけると、彼もまた私に微笑みかけてくれる。微笑み返しだ。
「ったく咲はこれだからなー」
「今のは仕方ないよっ」
「少しは学習しろよな」
京ちゃんの軽口の調子がいつもと少し違う。言葉に詰まったように出てくる軽口だ。頬がわずかに赤みがさしている。
(照れてるんだ…照れてくれてるんだ…)
この反応が見たくて毎回わざとよろめくことを京ちゃんはたぶん知らない。嬉しくて思わず京ちゃんの腕をつかむ手に力が入ってしまう。
「いてててっ 冗談だって」
「ん~~~」
京ちゃんは気付かないままだけど、それでもいい。私だって照れてるから。


826:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/15 23:19:04 a5Vc0MNO0
主要駅の一つで乗客の大半は降りていった。車内が一気に静かになる。
「座ろうぜ咲」
空いてる席の一つを指さして京ちゃんが勧めてくれる。
車体に沿った長椅子に座った私たちの距離はいつもより近い。どきどきするけど安心する。
「外 暗くなってきたね」
「ああ」
太陽が山の向こうに沈んでしまっても、私の気持ちまで沈むことはない。デートは終わりを迎えようとしているのにちっとも悲しくない。
私の心は満たされている。
「京ちゃん 肩」
「ん」
私が言うと京ちゃんは少し身体を寄せてくる。皆まで言わなくても通じている。
私は自分の頭を京ちゃんに預ける。ゼロ距離だ。
「咲だけずりー」
京ちゃんの肩に預けた私の頭に、さらに京ちゃんが頭を重ねてくる。
京ちゃんの肌で、顔で、声で、匂いで京ちゃんを感じることができる。
こんな幸せな時間を、私はほかに知らない。



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