09/10/02 18:48:48 yG9PLfIk
>>312
唯「大学初日なのに寝坊するなんて…遅刻しちゃう!」
桜咲く道を走る唯
その道の先にひとつの影を見つける
まるで唯を待つかのように立ち止まっている
肩から見慣れたギターを…唯にとって決して忘れることの出来ないギターを提げている
それだけで自分を待っていたのが誰だかわかり、だからこそ驚きを隠せない唯
唯「あずにゃん…?」
唯を待っていたのは転校したあの日からずっと離れた町で暮らしていた梓だった
唯「どうして…?」
梓「飛び級の手続きがやっと終わりました。これからは唯先輩と同じ大学に通えます」
驚き覚め遣らぬといった様子の唯に梓は優しくほほ笑みかける
唯「本当に?」
梓「はい」
唯「もうライヴやスタジオで集まるとか週末お泊まりとかで我慢しなくてもいいの?」
梓「はい」
唯「………………」
梓の力強い返事に、唯は華が開いたような明るい笑顔を咲かせる
力いっぱい梓の胸に飛び込んでいく唯
それを優しく、けれど二度と離さないように抱き留める梓
唯「これからはずっと一緒だよ」
再会を果たした恋人たちを祝福するように、桜の雨が降り頻った………
律澪「いや、しょっちゅう逢ってるし」
紬「長い間応援ありがとうございました! かきふらい先生の次回作(世界中に飛び散った唯ちゃんの記憶を梓ちゃんが集めるの)にご期待くだハァハァ」