【けいおん!】唯×憂スレat ANICHARA2
【けいおん!】唯×憂スレ - 暇つぶし2ch500:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/19 22:58:45 CyUKknOa
>>499
仲良くする娘が誰になるかだよねぇ…
個人的には梓かムギ、律あたりがあり得ると思うけどね
もちろんオチ付きで

501:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 01:24:57 DsYEAFTx
私達は駅前のゲームセンターに来ています。律っちゃんがドラムマニアをやってるんですが…

憂「うわぁ~、律先輩凄いです~!」

律「へへーん♪このくらいはドラマーとして当然かなー♪」

憂は律っちゃんにベッタリです。私になんてちっとも構ってくれません!

澪「梓、次はあれやってみよう。」

梓「はい!」

紬「(いいですわぁ~♪澪さんと梓さん、まるで恋人同士みたいです…。)」

澪ちゃんとあずにゃんは色んなゲームをしてます。ムギちゃんはそれを見て幸せそうにしてます。

律「唯ー!ギターのもあるんだぜ?やってみなよ。」

唯「おお~!」

ここは憂に良いトコ見せないとね!

唯「おっ?…ありゃ?…うぅぅ~…!」

律「あははは!」

憂「お、お姉ちゃん…。」

散々な結果になった…。

唯「こ、こんなの、本物のギターと違うもん…!」

律「そりゃそうさ!けど、なかなか奥が深いんだぜー?」

そう言って律っちゃんがまたドラムマニアを始める。憂も嬉しそうに見てる。

唯「トイレ行って来る…。」

憂「律先輩、本当に凄いですね。」

律「だろ~?」


唯「はぁ~…。憂ったら、律っちゃんばっかり……」

ふくれた顔をしていると、誰かがトイレに入って来た。

502:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 01:38:37 DsYEAFTx
憂「お姉ちゃん。」

憂だった。心配して来てくれたのかな?

唯「憂?どしたの~?」

憂「なんか、お姉ちゃんが楽しくなさそうだったから……」

唯「そ、そんな事無いよ~?」

精一杯の強がり。でも、憂には見抜かれてた。

憂「じゃあ、一緒にプリクラ撮ろうよ?」

唯「えぇ~…?姉妹でプリクラ撮るって何か恥ずかしくない~?」

心とは裏腹な言葉が出る。本当は凄く嬉しかった。

憂「そんな事無いよ。一緒に撮ろうよ~!」

憂に引っ張られてプリクラ機の前に到着。ま、抵抗はしなかったけどね♪

憂「フレームはこれでいい?」

唯「う、うん。」

憂「じゃ、撮るよ~?」

その瞬間、憂が私のほっぺにチューをした。

唯「う、憂!?」

憂は顔を赤くして、こう言った。

憂「お姉ちゃん、大好きだよ。」

唯「わ、私だってー……」

澪「唯達だったのか。」

梓「プリクラ撮ったんですか?見せて下さいよー!」

唯「えっ!?」

そ、それは、それは出来ない……!確か、憂が私に…ちゅ、チューを……

澪「姉妹でプリクラか、本当に仲が良いんだな。」

憂「はい!」

梓「先輩!見せて下さいよー!」

唯「こ、これはダメぇぇ~!」

503:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 02:33:10 jlRfqD3o
>>502
これで終わり…かな?
ともかくGJ!憂ちゃんたら大胆ねw

キャラソンはいよいよ今日かぁ…(場所にも寄るが)

504:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 08:28:42 ML5eJO5c
BD4巻発売前日キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

505:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 11:02:11 L8xWwi+Y
唯憂は俺たちのドリーム
そして、揺ぎ無いジャスティス

506:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 11:57:03 r/KGDDag
キャラソン楽しみだなー

507:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 12:34:58 I9Ijnh7G
>>491
どこでDL出来る?

508:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 18:54:48 35aN5vxa
つべに上がってる

509:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 21:42:05 /h54m3FZ
まあ、発売は明日だから明日すべてがわかるな。
しかもBD4巻(7話の唯憂回)も発売だし。

唯憂スキーにはたまらないな。

510:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 22:16:41 r/KGDDag
今、VIPで憂のキャラソンの歌詞を見つけたんだけど、
歌詞に泣いた。感動した。

もう二人を離ればなれにしたくないって強く思った。

511:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 00:23:43 qSitvrdf
声が枯れてる唯を憂が携帯でムービー撮ろうとする漫画の画像を間違って消してしまったみたいだorz
どなたか持ってたらうpしてくれませんか?

512:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 00:33:47 BNmW+vjU
ほい
URLリンク(ranobe.com)

元はpixivだけどな
URLリンク(www.pixiv.net)

513:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 00:41:40 bWkrwP1R
>>512
ありがたく保存させていただきました!

514:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 01:17:33 qSitvrdf
>>512
ありがとう!

515:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 03:20:00 ktNkY9U2
唯「憂ってかわいいよねえ」

ある夜、お姉ちゃんが唐突にこんなことを言い出した。なにを照れくさいことを言うんだろう?

憂「ど、どうしたの?お姉ちゃん」
唯「なんか変かな?かわいいからかわいいって言ったんだよ」
憂「そ…それなら、お姉ちゃんだってかわいいよ。私たちそっくりなんだもん」
唯「私は…かわいくないよ。全然」

お姉ちゃんはそんなことをポツリと、らしくない悲しそうな目で言った。

憂「なに言ってるのお姉ちゃん?お姉ちゃんはすごく…」
唯「…私ね、たまにすごく不安になるんだ。ホントに私がお姉ちゃんでいいのかなって」
憂「お姉ちゃん…」
唯「ホントは憂がお姉ちゃんで、私は間違えて先に生まれてきちゃったのかも…とか」
憂「そんなことないよ!お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ?」
唯「でも、憂の方がしっかりしてるでしょ?私はお姉ちゃんらしくないもん」
憂「そんなこと…」
唯「…もし私が憂みたいになんでもできたら、憂に迷惑かけずに済んだのかもね」

お姉ちゃんの言葉に、胸が締め付けられるような感覚を感じた。
私は思わず、お姉ちゃんの手をギュッと掴む。

516:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 03:27:11 ktNkY9U2
唯「憂…?」
憂「違う、違うよ…今の私がいるのはお姉ちゃんがいてくれたからなんだよ?」
唯「そんなこと…」
憂「そうなんだよ!私が家事頑張るのは、お姉ちゃんに喜んでほしいからなの!
 お姉ちゃんがなんでもできたら、私きっと家事なんてやらないよ?」
唯「でも…」
憂「お姉ちゃんはお姉ちゃんなんだよ。妹でもダメ。お姉ちゃんだからいいんだよ」
唯「……」

お姉ちゃんはなにも言わずに、静かに私に抱きついた。その力は、いつもよりも強かった。

唯「うっ…えぐっ…わ、わた…うえぇ…」
憂「お姉ちゃん…よしよし」
唯「あっ…あり…うっ…うえっ…あ、ありがどぉ…」
憂「もう、泣かないでお姉ちゃん?」
唯「ずびー…ゔん…」

―ねぇお姉ちゃん、家事ができなくても、勉強ができなくても、泣き虫でも、ドジでも…
お姉ちゃんは私のお姉ちゃんなんだよ。
私のことを世界で一番好きでいてくれて、見守ってくれる、そんなあなたのことが、私は―

憂「お姉ちゃん」
唯「ん…?ずー…」
憂「大好きだよ」
チュッ…
唯「憂…」
憂「さ、一緒に寝よう?」
唯「う、うん…あ、あの、憂?」
憂「なあに?」
唯「私も…大好きだよ」
憂「えへへ…うん♪」

517:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 03:30:09 ktNkY9U2
以上です
キャラソンに刺激されてSS投下してみた
あまりうまく書けませんでしたが…

518:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 03:33:50 Tk07u6X3
>>517
乙~
キャラソンの「よくできた子って―」の歌詞は憂にとっての唯がどんな人かを表してると思う
というか憂にとって唯は優しさと暖かさの備わった可愛いお姉ちゃんなんだよねぇ

519:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 07:09:38 Geivb+wR
BD4巻うらおんまで唯憂とは・・・
やるな

520:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 07:11:33 Brto/Fap
>>519
kwsk

521:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 07:23:42 Geivb+wR
>>520
少しだけ




今回の出番は唯と憂だけ
憂が子供のころを回想するって感じで
最後はいつも通りの酷いおちだったがwww

522:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 16:19:09 IWpaBIb8
>>517

では、今からキャラソン買ってくる!

523:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 18:05:34 bWkrwP1R
憂のキャラソンを聞いた唯
 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /^ヽ
: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :/: : : :/ } : : ヽ二ニ :_‐-
: : : : : : :/: : : : : : : / : :// : : /: : : /: : :i : '; : : : : : \: `丶.__
: : : : : :/ : : : /: : /: : : ∧\ : :/ : : :/: : : :| : :}: : :ヽ : : : \: : :\: : :`
: : : : :/ : : : /: : /: : : / : :\,ン:_:_:/|: : : : |: /: ヽ : }: : : : : :ヽ: : : \: :
: : : : ': : : : :l : : | : : : : / /' : / `ト !: : : /:| : : :V: : : : : : : :'; : : : :ヽ
: : : :l: : : : : |: : : : : : : :|/l/ /    l: |: :〃ト!、: : l: : : : : : : : :l: : : : : :
: : : :|: : : :}: |: : : : : : : :|,:ィ'´   ー=ミレ'!: /__|从\ |: : : : : : : : :|: : : : : :
: : : :l : : /: : : : :|: : : : :| :|   :::::::::::::  j/'ァーミヽ : | : i: : : : : : :| : : ;/ :
、 : : : {:/: : : : : :|: : : : :|: |          〉 ::::::::: `Vj : |: : : : :/ :|ー:7 : :
^ヽ : ハ: : : :} : ハ : : :|:!       ノ        } : : |: : : 〃:/l/ : : :
:::::::V:::::l: : ;イ :/ ヽ: : ト:、:、             /: : : l ://:/:´: : : : :/
::::::::{::::::j/::レ'::ヽ  }>、\ヽ>-/}         //: : :ノ: :ィ'彡, -―<
::::::::::::::::::::::::::::::::::}\: :イ:` ;} : :/  、       /イ: : :/ノ|//::::::::::::::::::`
::::::::::::::::::::::::::::::::::l  〉 j///    ` ーァヘ /- "  //::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::l /          /:::::::ハ      /{:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::l              ::::::::/ {iヽ     //l:::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l             |:::::::|、 V{   // ,|:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ            l::::::ハ jJ、 /  /|:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::\ヾ::::ハ            l:::/:::::l |ベ/  /:::!:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::、丶\}         ';:{::::::::l|/|ヘ./:::: |:::::::::::::::::::::::::
、::::::::::::::::::::::::::ヾ:::`ヽ::::ヽ        〉ヽ:::::lj//| |:::::ノ!::::::::::::::::::::::::
::ヽ::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::}          {:::}::::):://| |::〈::::|::::::::::::::::::::::::
:::::::\::::::::::::::::::::::::::::\::::::、        ヽ\:/∧| |::/::::|::::::::::::::::::::::::
唯「憂、私をこんなにも思っててくれたんだね…
  私も憂が大好きだよ…」

憂「うん……//」

524:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 18:53:46 pLxwrNwZ
そのAAの画像ってないのかね

525:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 19:56:56 IWpaBIb8
今、キャラソン買ってきて聞いた。
いやいや、憂の声らしさが無かったけど、すごく良かった。
7話を思いながら聞くと良いねこの曲。

526:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 21:16:25 qSitvrdf
いつか巣立つその日までとか、そんな悲しいこと言うなよ…

527:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 22:45:02 BNmW+vjU
おまえら4巻DVDおまけのうらおん見てみろ
死ねるぞ

528:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 22:46:20 mGhu+5sR
>>527
もうすでに死んできた

529:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 22:48:21 D3b4i/bl
>>527
俺も死んだ・・・
なんだあの唯憂は

530:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/21 23:00:04 csjLnkFz
>>527
うわーこのEP2期でやってくれ

531:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 00:13:32 gr2z18JN
うお、うらおんはまだ見てないというか期待してなかったが意外といいのか今回w

532:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 00:15:18 LbCT4QjF
>>531
俺もまだ見てないけど、オチが酷いらしい。

533:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 00:19:38 tw4KwC8v
うらおんはちび唯憂が出てくる

534:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 00:34:17 2jsPQ9dA
ようつべにあるよ

535:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 00:55:43 6tMe9bf1
消されてる…

536:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 00:57:34 Ih1IFyYh
唯が憂のほっぺにチュー…だと…

537:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 08:24:30 1goJlFTj
オチまでたっぷり憂唯でした
そういえばもうそろそろくりすまちゅーの季節か

538:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 18:30:02 fXRqkMF7
誰か唯憂で微エロ書いてくれ。いや書いて下さいお願いします

539:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 18:49:47 DFG0SyfW
vipに逝け!

540:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 20:40:07 fXRqkMF7
死ね!!

541:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 21:05:02 eYSS1UbN
唯憂はキスまでがいいんだよ。
一番近い存在だけど近いだけに手が出せないみたいな。

542:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 21:20:31 QJyzoWWT
唯憂にエロは似合わない。
エロよりも姉妹で仲良しSS見てた方が飯がうまい!

543:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 22:34:40 fXRqkMF7
おいまておっぱい揉むくらいならいいと思わないか?

544:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 22:40:26 /CMbqjxT
誰が憂のおっぱいを育てたと……

健やかな寝息を漏らす唇にドギマギして寝付けないくらいがいいかな……

545:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/22 22:47:28 fXRqkMF7
じゃあ

唯が冗談で胸揉む→憂が思いのほか感じてしまう→あ……ごめん→もうお姉ちゃんったら…→普通に抱きつく→仲良し

でお願いします

546:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 00:17:22 hPbvkHq+
唯の胸が小さい→憂の胸を見て気にする→憂が唯の胸をもんであげる
の展開も悪くない

547:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 01:32:28 BAWfT09u
URLリンク(10.niceboat.org)
URLリンク(10.niceboat.org)
URLリンク(10.niceboat.org)
URLリンク(10.niceboat.org)
URLリンク(10.niceboat.org)

548:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 01:34:13 BAWfT09u
すまん最後間違えたorz

549:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 01:39:07 XnfXNcLV
最後ワロタw


ううむ、けしからん!実にけしからん!!

550:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 01:45:14 8SbFkFif
誰だよこの蒼狸

551:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 02:43:37 Rdq9NEFq
まさか憂て胸唯より大きいの?


552:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 09:19:05 vGY2xDHf
胸が大きいだけじゃなく体重も重いらしい
唯が育てただけのことはある

553:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 11:03:57 iq3hbEQ/
マリオよりルイージの方が背が高いみたいなものか

554:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 12:19:09 BAWfT09u
まあアイツらは双子だけどな

555:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 13:50:29 toDlc5he
京大でしょ

556:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 18:01:00 Rdq9NEFq
あぁ残念だ……唯憂では普通に唯の方が大きいのがベターなのに……Oh……God……please……help……me

557:胸のサイズと姉の矜持と[1/3]
09/10/23 18:02:51 n5wPD4lt
 姉と妹。姉妹。私と憂。

 一年だけ早く産まれた私には、一年ものアドバンテージがある。
 だから、その間に妹より成長する余地は十分にあったのだ。

 子供の頃からよく似ていると言われて育った私と憂。
 顔は勿論、身長も体重も、殆ど変わらないと言っていい。

 今の今まで、全くといっていい程気にしてはいなかった。
 けれど、目の当たりにして初めて分かるその現実。

 音を立てて崩れて行く、私の僅かながらの矜持。

唯「……」

 妹の胸部に実ったその果実を物凄い勢いでガン見する。

 これである。
 私も妹も、年代的にはその成長が最も顕著に現れるティーンエイジャーの筈。
 にも関わらず、私のソレは中学時代からあまり変化をしていないように思える。
 対照的に妹は、人並みの成長を遂げて今に至る。

 神は私を見放したのか?
 ならば私の中で神は死んだ。
 Oh...God Of Death!!

 微妙に意味が違うような気がした。

唯「……」

憂「お、お姉ちゃん?」

唯「……」

憂「お姉ちゃんってば!」

唯「え? ああ、うん」

憂「どうしたの? ……その、そんなに胸なんか見て」

唯「ずるくない?」

憂「な、なにが?」

558:胸のサイズと姉の矜持と[2/3]
09/10/23 18:03:58 n5wPD4lt
唯「この差が」

 言って、妹の胸を掴む。

憂「きゃっ!」

 なんということか。
 さわり心地が私のものとはまるで違うではないか。
 いや、別にそんな自分の胸意識して触ったことないけど。
 ほら、弾力というか膨張率というか。
 ……膨張率は違うな。と慌てて首を振る。

 少なくとも私のようにスッカスカでは無い。

 誰がスッカスカだこのやろう。

 私だってあずにゃんよりはあるんだから!

 物思いに耽りながら、妹の胸を撫で繰り回しているうち、ふと我に返る。

唯「あ、ごめん憂……」

憂「……」

 じんわりと涙を溜めて、上気している妹。
 見たことのない表情だった。

唯「あ、あれ、やりすぎた……? お、怒ってる?」

憂「……」

 手を離そうとすると、憂は私の手をがっしりと掴む。

憂「お姉ちゃん」

唯「は、はい!?」 

憂「胸は好きな人に揉まれると大きくなるんだよ」

唯「そ、そうなんだ……」

憂「私はお姉ちゃんのことが大好きなの」

唯「憂……」

 その言葉に、胸のうちから何かがこみ上げてくる。
 目頭が熱い。
 ごめんね、憂。憂の気持ちも考えずに、胸の大きさ程度の事で妬んでて、ごめんね。

憂「……お姉ちゃん、私のこと好き?」

唯「うん、大好きだよ」

 だから、私は素直な言葉を口にした。

憂「そう、良かった。このままだとお姉ちゃんと私の差がもっと開いちゃうもんね」

唯「……え?」

559:胸のサイズと姉の矜持と[3/3]
09/10/23 18:05:03 n5wPD4lt
 にやりと笑う憂。そして、私の肩に伸ばされた細くて白い腕。
 次の瞬間、背中に僅かな痛みが走った。
 目まぐるしく変化する視界。
 今私の目に映るのは、口元の緩んだ憂の顔と、リビングの天井。
 それが一体どういうことかといえば……。

 あぁ、押し倒されたんだ。

唯「え!? ちょ、ちょっ―」

 鎖骨の辺りの奇妙な感触に、身を振るわせる。

唯「ひっ!?」

 見れば、そこに舌を這わせる妹の姿。

憂「お姉ちゃんが先に手を出してきたんだから、覚悟はできてるよね?」

唯「ま、待って、どうして、脱がそうと、す、するのかな?」

憂「直接の方が効果があるからに決まってるでしょ?」

唯「ご、ごめんなさい、お姉ちゃんが悪かったから、その、両手をわしわしするのやめて―」

憂「問答無用ーっ!!」

(省略されました。続きを読むにはこのレスに安価をつけて変態と罵ってください)

560:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 18:08:55 Dy+ikyIQ
>>559
変態、変態、変態!

さあ書けよ書いてください。

561:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 18:11:12 VcpF5PjC
>>559
変態!この、変態!

562:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 18:13:44 n5wPD4lt
…なんていうかその、ごめん

次はあったかSS書くから許してっ!!
ちなみに変態と罵っても続きは見れませんが俺が喜びます

そんなワケで、駄文失礼いたしましたwww

563:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 18:47:47 iIrpLvkW
>>562
何を言っているんだこの変態!早く続きを書くんだ変態!

564:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 18:53:20 Rdq9NEFq
>>562続きを書かないとゆるさない

565:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 19:17:54 lnNW0EBr
つ「エロパロスレ」

ここなら堂々と書けるぞ。てか書いて下さい。

566:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 21:43:48 02zPIare
>>562

オラァ!変態!!さっさとかけよ!

567:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 21:44:29 8JjvmwqK
>>562
変態変態変態変態変態変態変態変態変態変態変態!!!!











続きお願いします。

568:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/23 22:21:37 nDoT+xI9
おまえらw


>>547
最後わざとだろww

569:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 00:12:58 AzDvkoYF
お前らの団結力に感動したww

570:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 01:24:18 kdvVEWvR
>>559
      Y^´       ∨// /,∠ ,. ' /l/// /, ' , '/ ! | l }´     〈
       〉    変  〈/ , ' // ̄`>< /// /// _,.=‐|'"´l l〈  変  /
        〈    態.   ∨, '/l|   ,.'-‐、`//`7/  /''"´__ | ハ l丿  態   {
     人)   ! !   (/!  |ヽ〈_ ・.ノ〃  〃 /  '/⌒ヾ.! ,' !く   ! !  (_
 ト、__/   ヽ、_,.イ    /l l |:::::::```/:::::/...´..   //´。ヽ }! ,'  !! )     /
ト'    亦   ,イ⌒ヽ/   !l l ! l し   J ::::::::::::::::::::``‐-</ /  ,'、`Y´Τ`Y
l      夂   (ハ ヽ l i   ! l ', !   , -―-、_   ′::::::::::::: //! Λ ヽ、ヽl
ヽ          〉,\ ! i   ',.l `、'、/_,. ―- 、_``ヽ、  ι  〃,'/! ヽ、\ ヽ、
 !     能   // ,' lヽ! ii  ',l  ∨\'⌒ヽー-、 `ヽ、!   / ハ ノヽ._人_从_,. \
 |    心   { / ,' ' ,! ll  l`、 { ヽ' \     ヽ  '  '´   Λ ',}      ( \
.丿         ∨ // ,',! l l  l ヽ`、 \  \   ∨   し /! ∨  変   ,ゝ、
∧     / /   ヾノ //l l l  l、_ヽ\ \   ヽ , '   ,.イ |ノ    態   (ヽ
/ノ__  ゚ ゚  (⌒`〃'j | l  l   l `ヽ `ヽ、.ヽ _,.}'′ ,.イl {  | ヽ   ! !   ,ゝ\
/ /`Y⌒ヽ/⌒ 〃 ノ | l   l   l   } ヽ、._ } ノ,.イ l | ! !  |  )_

571:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 01:51:01 Vl7vKvQ0
変態さん続きを…おやすみ

572:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 15:48:12 qdFVbrNH
もっと唯憂をください。

573:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 02:11:30 ZHKFOLTI
過疎ってますな~

574:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 03:53:27 /6iZQ3v7

投稿するぞー(´∀`)ノ


私は妹が好きだ。いつからなんて分からない。どうしてかなんて分からない。いつの間にか好きになっていた。


だけど私達は女の子同士しかも姉妹。いつか離ればなれになる日がくる。だから私は憂にこの気持ちを知られないようにしようと思った。それが憂のため、なにより自分ためだった。


でも、そんな私の決意を揺らがすことが起こった。


ーーー

「今日は軽音部休みだから憂と帰ろーっと」

素早く憂にメールをする。もちろん返事はOKだった。
久しぶりに憂と帰るので私は我慢できず憂の教室まで迎えに行った。

575:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 04:16:22 /6iZQ3v7

「それでねー」
「あははっ」

教室から声がする。憂とあずにゃんだ。私は2人の会話が気になって声をかけずに教室を覗き込んだ。

「っ…!?」

2人を見た瞬間息をのんだ。いや、正確にはあずにゃんが憂を見つめる顔だった。その表情を私は知っている。愛おしい人を見るときの表情、私が憂を見るときの表情だった。

目的だった2人の会話なんて耳にはいらないくらい私は焦っていた。

576:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 04:39:53 /6iZQ3v7

もしかしたらあずにゃんは憂のことを…
考えたくなかった。

「うっ憂!!」

私はとっさに憂に声をかけた。
「おっお姉ちゃん!?」

「ゆっ唯先輩っ!?」

2人は慌ててこっちを見た。聞かれたらまずい会話だったのだろうか?憂は普通だったがあずにゃんの顔は赤くなっていた。余計に考えたくなくなり、今すぐ憂をあずにゃんから遠ざけたかった。

「憂遅いよー早く帰ろー?」
私は平静を装って言った。

「ごっごめん。じゃあね、梓ちゃん」

「あっうん!また明日ね憂!唯先輩もさようなら。」

「あずにゃんばいばぁーい」


私は憂の手をひいて素早く教室を出た。

577:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 05:05:39 /6iZQ3v7

私は憂の手を繋いだまま何も考えず早歩きで家路へ向かった。
「おっお姉ちゃんどうしたの?」アセアセ

「あっえとお姉ちゃん今日すっごくおなかすいちゃて~」

「もう、お姉ちゃんたら」

「えへへ」

憂が鈍感で良かった。そのままさっきのことを考えないようにしていたが…

「あっあのお姉ちゃん」

「んー?」

「さっきの梓ちゃんと私の会話聞いてた??」

「…聞いてないよー」

「そっか」ホッ

少し安心したような憂の表情に私は絶望を感じた。何を話してたの?どうしてあずにゃんはあんな顔をしていたの?憂はあずにゃんのことどう思ってるの?聞きたいことは山ほどあったが怖くて聞けなかった。

それから私は憂と上手く話せなかった。憂が会話を作ろうとしてくれたけど続かなかった。


…ごめんね憂

578:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 05:30:24 /6iZQ3v7

「たっただいまー」

「…」

「えっとお姉ちゃん、すぐご飯作るからね!!」

「…うん」

今まで繋いでいた手をすり抜けて憂が急いでキッチンに向かった。私はそれだけで憂が遠くへ行ってしまうような気がした。

憂が急いでくれたお陰ですぐにご飯を食べられた。お腹がすいたと言ったので、全部たべたが、いつものような楽しい食事ではなかった。

「ごちそう様でした…」

「あっあのお姉ちゃん」オロオロ

「すごく美味しかったよー。」
「えっ?あっありがとう!あっそれでお姉ちゃ…」

「ごめん…今日はもう寝るね…」

「っ…うん。おっおやすみなさい」

私は素早く自分の部屋へ向かった。そのとき見えた憂の顔は今にも泣き出しそうな顔だった。
ああ、私が一番させたくない顔だったのに…

579:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 05:49:10 /6iZQ3v7

私は部屋で一人反省していた。
「はぁ、なんであんな態度とっちゃったんだろ…大好きな人にあんな顔までさせて」

そして私は考えた。これからどうすればいいのかを。あの顔からみて、あずにゃんはきっと憂のことが好きだ。憂は分からないけど会話を聞かれたくなかったみたいだからもしかしたら…
「まだそうと決まってないよ…」

また私は考えるのを止めた。いつか離れるを分かっていたはずなのに…まったくダメなお姉ちゃんだ。

「…とにかく謝ろう」

憂は優しいからきっと許してくれる。明日からはいつもどうりの私達にもどれるはずだ。

そう思ったら急に体が軽くなった気がして、私はすぐに憂の部屋へ向かった。

580:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 06:04:32 /6iZQ3v7

憂の部屋の前。

「…っ…ひっくっ」

中から憂の泣く声がした。

「っ…!?」

ああ、泣かせてしまった。早く憂に謝ろう。

そう思ってノックをしようとしたそのとき…

「ひっく…あっ梓ちゃんっ…あのね…っ」

憂があずにゃんと電話しているのが分かった。私は自分の中の決意が壊れていくのが分かった。

やめて、私から憂をとらないで!!

私はノックもせず憂の部屋に飛び込んだ。

581:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 06:21:11 /6iZQ3v7

「ふぇっ!?お姉ちゃん!?」

いきなり飛び込んできた私を見て憂は凄くビックリしていた。その顔は涙でぐしゃぐしゃだった。

「ごめん…憂」

「えっちょっ、なにするのお姉ちゃん!?」オロオロ

私は憂の手から携帯を取り上げた。

『もしもし、憂!?』

「もしもし、あずにゃん…」

『えっ!?唯先輩!?』

「ごめんね、憂と大事な話があるから切るね…」

『はぁ!?ちょっ私だって憂と大事な話がっ』ピッ

本当にごめんねあずにゃん…

電話を切って憂に向き直る。憂はなにがなんだか分からないといった顔をしていた。私そんな憂に微笑んでから、憂を思いっきり抱きしめた。

582:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 06:43:55 /6iZQ3v7

「おっお姉ちゃ」

「私から離れないでよ憂…」

ぎゅう、私さらに憂をきつく抱きしめた。

「お願い…あずにゃんの所にいかないでっ」


もう気持ちを抑えることなんてできなかった。いや、きっと今日のようなことがなくても抑えられなかったのだろう。だって私は憂をこんなにも…

「愛してるの…」

「えっ?」

この気持ちが伝わるようにもう一度言った。

「私、憂のことが好き、大好き、愛してるの…姉妹なのにごめんね、憂はあずにゃんのこと好きなのにこんなこと言ってごめん。でも、この気持ちを抑えられなかったっ…ひっくっ…本当に憂を愛してるから」

もしかしたら憂に拒絶されるもしれない。それでも私は憂の気持ちが知りたくて憂の顔を見た…

583:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 06:44:58 /6iZQ3v7

「おっお姉ちゃ」

「私から離れないでよ憂…」

ぎゅう、私さらに憂をきつく抱きしめた。

「お願い…あずにゃんの所にいかないでっ」


もう気持ちを抑えることなんてできなかった。いや、きっと今日のようなことがなくても抑えられなかったのだろう。だって私は憂をこんなにも…

「愛してるの…」

「えっ?」

この気持ちが伝わるようにもう一度言った。

「私、憂のことが好き、大好き、愛してるの…姉妹なのにごめんね、憂はあずにゃんのこと好きなのにこんなこと言ってごめん。でも、この気持ちを抑えられなかったっ…ひっくっ…本当に憂を愛してるから」

「…」

憂が黙ってしまった。もしかしたら憂に拒絶されるもしれない。それでも私は憂の気持ちが知りたくて憂の顔を見た…

584:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 07:02:14 /6iZQ3v7

憂の顔は…


明らかに赤面していた。
そんな憂の顔を予想してなかったので私は拍子抜けした。

「…憂?」

「…っ!?」カァ///

あっもっと赤くなった。

「わっ私もお姉ちゃんのことだっ大好きっ!!」

「っ!?」カァ//////

あれ?でも…

「あっあずにゃんは!!??」

「あっ梓ちゃんは友達だよっ」
「でもっさっき電話して」

「あれは、お姉ちゃんに嫌われたのかと思って相談しようとしただけだよ」

「あっ今日の帰るときあずにゃんの顔!!」

「顔???」

「憂のこと凄く愛おしいそうな眼で見てた…」

585:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 07:22:00 /6iZQ3v7

「ちっ違うよ!それは多分、梓ちゃんが澪さんのこと考えてたからだよ!!」

「澪ちゃん??」

「あっ…」

いったいどうゆうことだろう?
「憂、教えて」ジー

「うぅっ梓ちゃんは澪さんのことが好きなの…たがら相談のってただけなの」

ということは…私のはやとちりだった??
でも…

「ね、憂。私のこと好きって言ってくれたよね?」ニヤニヤ

「うっうん///」

「もっかい言って…」

私は憂が逃げらんないようにベッドに抑えつけた。

586:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 07:40:12 /6iZQ3v7

「わっお姉ちゃっ」

「う~い、言って…」

「っ~///すっ好き!!!」

「もっと」スッ

私は憂の頬に手を当てた。

「好きっ!!!大好きだよ///」

「私もだよ…」チュッ

「っ////!?」カァ


こうして私達は姉妹から恋人になった。


後日、あずにゃんには2人で謝りにいった。澪ちゃんとのことを全力で応援することを誓った。頑張れあずにゃん!!!それから…


「うーいー」

「なーに?お姉ちゃん」

「ずーっと一緒にいてね!!」

「もちろんだよ、お姉ちゃん!!」

「「えへへ~」」


ーfinー

587:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 07:42:07 JeNidONC
朝早くから乙
良かったよ

588:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 07:43:02 /6iZQ3v7

駄文失礼しました。初めてだから許してくれっ


憂→唯っぽいのが多いから唯→憂っぽいのにしてみた。

589:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 07:51:32 AOBZGbJX
>>588
乙。萌えた

しかし、リアルタイムで読んでたから生殺し状態が続いてキツかったw
百合スレのSSガイドラインを参考にしてみては?

590:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 13:02:18 /6iZQ3v7

>>589

初めてだったし、携帯でチマチマやってたからー
生殺しとかすまんかった(^^;)

また書くかもしれんからそんときは参考させてもらいます。

591:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 13:43:16 HLpestaW
乙ー
いやいや唯→憂もいいねぇ。

ここから唯があずにゃっくに嫉妬する展開も
見てみたかったかも。とにかく良かった。またなにか書いてよ。

592:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 14:23:48 ZHKFOLTI
>>588

また何か書いてね。

593:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 17:09:30 nlddTTRU
そこそこ金は持ってるんだろうが、
「政令指定都市の駅前に一ヘクタールの土地を持ってる」
ってのはウソだろ。

地図みりゃわかるがそんな更地はないし。万一開発された土地
の地主なら「老人ホームにする」なんて権利関係からも簡単に
出来ない。

594:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 17:47:00 Qf7hWAIr
>>593
何の誤爆だよw

595:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 19:37:12 KoCiNkR/
ふいたww

596:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 23:28:07 nlddTTRU
平沢家の話に決まってるだろう!と強弁してみる。

スミマセン誤爆です。

597:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 23:40:02 HfA4ew3C
松ヶ崎の駅前?

598:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/26 14:36:15 GdjBkw2A
つまり、老後に憂は今の家を唯専用の老人ホームにしてずーっと唯の介護を続けるわけですね、
わかりました


599:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/26 16:32:01 qhbfn9hy
>>598
氏ね

600:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/26 17:08:36 Tl6Xicze
唯憂のオススメの同人誌を教えて。
もちろん非エロで。

601:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 00:50:18 yS/PbYEA
、     /: : : : : : : : : : ト、: \丶: : : : : : : : ` ー-  ._ ,.'´..: :´ : : : : : : : : :
: :丶、 __/: : : : : : : : : : : : | \: :\: : : : : : : : : : : : :ヽーン'´: : : : : : : : : : : : : :
,ゝ: : :, ': : /: : : : : : : : : : : :|  ';\: ヾ: 、:\: : : : :ヽ : }/ : : : : : : : : : : : : : : : :
: : :,〃 : :/: : : : /: : : : : /:|   l  \ヽ \: ヽ:.:. : : :∨: : : : : : : : : : : : : : : :/:
: ://: : : :! : : :.:.|: : : : : /l ノ|  |  `ヾー-ヽ: : ;:、} : : l: : : : : : : : : : : : : : : :l: :
/{|: : : l: : :/.:.|: : : : /"|: :l    |       ヽ:}.: ';. :|: : : : : : : : : : : : : : :l: :
/} | : : :|: :,:.:.:.l : : : l  !: l   |  ..:::'    jハ: :}ー ' : : : : / : : : : : : : : : |: :
ノ !: :、: :l : :l.:.: :iヽ : レ-j/、   |  ::′      V : :/: : : :/ : : : : : : : : : : l: :
ヽ人 : ヽl: : |.: : | lヽ:|ィ'三ヽ      _  _  /: :/: : : 〃: : : :/: : : : : : : : :
:.:./|l\: :l: : l : : |:| ハ!, ヘ._,ハ     "ィ彡三ヽ {: :/ : : /:/: : : :/: : : : : : : : i: :
:.:.| !.:';.:.\ : | : : ||〈{ ト :.:.:.; t         ヽヽヽ ノ/ : : /:.:} : : : i: : : : : : : : :|:
ヽ|」:.:.:ヽ.:.:.ヽ!、: :l ヾ ヽこ.′        -=彡' : : :/:〃 : : : |: : : : : : : : : :| :
/: ヘ:.:.:.:.:\{j/ \ヽ   ヽヽヽ          /: : : : l/ {: : : : :| : : : : : : : : : | :
´  \:ト :_ヽ   、\         ノ / : : :/: : :!: : : : : : :l : : : : : : : : :|
          ` ー--ヽ       `¨ _.∠-‐<V: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : : |:
                ヽ、    ,, ''´        `丶|: :|: : : : : ヽ : : : : : : : : l
         ___ ,/ >''´-―- ._       l: :|、: : : : : :\ : : : : : : |
    /´__`ヽ\{/         `丶、    ヽ| \: :、: : : ヾ:、: : : : :|
   / '´    \ ∨                 \     \ ヾ:、ー―-ヽ: : : :
   /         ン'⌒丶、              `丶、              丶-


602:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 20:24:07 WutBPkL4
とらのあなで売ってる「ういぱん!」オススメ
ジャンルはコメディで絵柄はアニメっぽい
一般誌だけど憂が唯のパンツになる話なのでパンツ描写が多いほか憂が唯のLovelySysterLOVEに好き好き大好きしちゃうシーンあり
「〇〇はこんな事しない言わない!」ってシーンも無くよくキャラも掴めてる
昨日アキバとらの一般誌フロアに売ってたからまだ買えると思う

603:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 22:39:31 zwL7K3Tg
>>602
ありがとう!探してみるな。
それにしても過疎ってるなー

604:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 02:52:28 LBOvBc6e
         / ̄\
        |     |
          \_/
         _|___
       /     \
      /  ::\:::::::/::\
    /    <●>::::::<●> \    一日1レスでもあればミリオンは目指せる
     |       (__人__)   |      ミリオンハンターの俺が言うんだ間違いない
      \      ` ⌒ ´  ,/
.      /⌒~" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |

605:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 14:03:41 2ZPSZOXY
燃料投下を待ちつつageておく

606:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 22:53:00 obJnFrwp
>>605
いやさ、なんかまたこのスレでSS書きたいと思ってるんだが、
ネタが無いんだよね。

607:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/29 08:07:05 iptLeXH9
>>606
キスシーン

608:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/29 12:48:47 CVQZGQEM
 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /^ヽ
: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :/: : : :/ } : : ヽ二ニ :_‐-
: : : : : : :/: : : : : : : / : :// : : /: : : /: : :i : '; : : : : : \: `丶.__
: : : : : :/ : : : /: : /: : : ∧\ : :/ : : :/: : : :| : :}: : :ヽ : : : \: : :\: : :`
: : : : :/ : : : /: : /: : : / : :\,ン:_:_:/|: : : : |: /: ヽ : }: : : : : :ヽ: : : \: :
: : : : ': : : : :l : : | : : : : / /' : / `ト !: : : /:| : : :V: : : : : : : :'; : : : :ヽ
: : : :l: : : : : |: : : : : : : :|/l/ /    l: |: :〃ト!、: : l: : : : : : : : :l: : : : : :
: : : :|: : : :}: |: : : : : : : :|,:ィ'´   ー=ミレ'!: /__|从\ |: : : : : : : : :|: : : : : :
: : : :l : : /: : : : :|: : : : :| :|   :::::::::::::  j/'ァーミヽ : | : i: : : : : : :| : : ;/ :
、 : : : {:/: : : : : :|: : : : :|: |          〉 ::::::::: `Vj : |: : : : :/ :|ー:7 : :
^ヽ : ハ: : : :} : ハ : : :|:!       ノ        } : : |: : : 〃:/l/ : : :
:::::::V:::::l: : ;イ :/ ヽ: : ト:、:、             /: : : l ://:/:´: : : : :/ 
::::::::{::::::j/::レ'::ヽ  }>、\ヽ>-/}         //: : :ノ: :ィ'彡, -―<  
::::::::::::::::::::::::::::::::::}\: :イ:` ;} : :/  、       /イ: : :/ノ|//::::::::::::::::::`
::::::::::::::::::::::::::::::::::l  〉 j///    ` ーァヘ /- "  //::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::l /          /:::::::ハ      /{:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::l              ::::::::/ {iヽ     //l:::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l             |:::::::|、 V{   // ,|:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ            l::::::ハ jJ、 /  /|:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::\ヾ::::ハ            l:::/:::::l |ベ/  /:::!:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::、丶\}         ';:{::::::::l|/|ヘ./:::: |:::::::::::::::::::::::::
、::::::::::::::::::::::::::ヾ:::`ヽ::::ヽ        〉ヽ:::::lj//| |:::::ノ!::::::::::::::::::::::::
::ヽ::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::}          {:::}::::):://| |::〈::::|::::::::::::::::::::::::
:::::::\::::::::::::::::::::::::::::\::::::、        ヽ\:/∧| |::/::::|::::::::::::::::::::::::


609:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/29 15:01:03 rVlI0vxA
欧米ではキスは挨拶みたいなものだとムギ辺りに吹き込まれた唯が
おはよう、ありがとう、おやすみの度に憂にちゅーするようになれ

610:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/29 15:18:20 rVlI0vxA
いってきます、ただいま、いただきます、ごちそうさまを忘れてた

611:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/30 22:25:51 TLpN4SMI
ネタ無しか……

612:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 01:40:57 8acrWDzm
>>611
お前>>606か?
そんな無意味なレスする暇があるなら自分でネタ考えればいい

あと過疎ってるとか言ってるヤツも一々言わなくていいよ
余計過疎るだけだ

613:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 02:06:00 wa9ZUv5J
唯憂はまったり進行のほうがいいよ。

614:ハロウィンの後で[1/4]
09/11/01 01:20:15 I+Wn3cYP
梓「お邪魔しましたー」

律「また月曜日にな、唯」

唯「うん、ばいばーい」

澪「明日も休みだからって、昼過ぎまで寝て憂ちゃんに迷惑かけるなよ?」

唯「ちゃんと起きるよ、失敬な!」

さわ子「月曜日も遅刻しちゃダメよー、唯ちゃん?」

唯「もう、さわちゃんまで酷いなー」

紬「それじゃあ唯ちゃん、憂ちゃん、おやすみなさい」

憂「はい、おやすみなさーい」

唯「おやすみー」

 ハロウィンの夜。
 狼男の律さん、吸血鬼の紬さん、魔女の澪さん、猫の梓ちゃんがそれぞれ帰路に着く。
 ちなみに、私が天使でお姉ちゃんが悪魔。
 天使と言っても、チュールレースのパーティドレスに小さな羽をつけた程度の瑣末な衣装である。
 澪さんが最後まで衣装を着ることを拒んでいたけれど、私も少しだけその気持ちが分かった。
 だって、どう考えたって恥ずかしい。
 私の隣でなんの抵抗も無く衣装に袖を通すお姉ちゃんが少しだけ羨ましくて、二重の意味で悪魔が似合うな、なんて取るに足りない思考を巡らせたりもした。
 衣装の提供は勿論、顧問のさわ子先生。
 当初妖精の羽を装着していた先生は、テンションが上がりすぎたのかなんなのか、気がつけばお姉ちゃんの作ったジャックランタンを被っていた。
 羽が生えてて頭がカボチャで鼻から下がライダーマン。後光さえ差しているような錯覚を抱くその風貌に、私はただ世界の安寧を願った。

唯「楽しかったねー、ういー」

憂「うん、すっごく楽しかったよ」

 パーティの後は、二人仲良く後片付け。
 「とっておくといいわ」というさわ子先生の好意に甘えて、衣装はそのまま頂く形となった。
 家事をすると汚れちゃうし(白は汚れが目立つしね)、動きにくいという理由で私はすぐに着替えたけれど、
 お姉ちゃんは気に入ったのか、はたまた面倒臭いだけなのか、そのままだった。

615:ハロウィンの後で[2/4]
09/11/01 01:22:08 I+Wn3cYP
唯「あずにゃんの猫耳、可愛かったなー」

憂「そうだね。でも、お姉ちゃんも凄く可愛いと思うよ?」

唯「んー、そっかなぁ」

 レースフリルがあしらわれた黒のゴシックドレスと、私の着ていた天使と対となるキュートな悪魔の羽。
 そんな衣装に身を包んだお姉ちゃんは、えへへーと照れ笑いを浮かべながらその場でくるりと回る。
 今すぐにでも抱きしめたくなる可愛らしさだけど、お願いだから食器を置いてからにして欲しい。
 いや、フォークがね。その手に持ったフォークが怖いんです。悪魔かよ! と思ったら悪魔だった。

唯「ありがと。憂も可愛かったよー」

憂「えー、それっていつもは可愛くないってこと?」

唯「ち、違うよ、いつも十分可愛いし!」

憂「ふふ、冗談だよ。ありがとね、お姉ちゃん」

唯「もう、憂のいじわるー。これじゃ私より憂の方が悪魔っぽいじゃん」

憂「お姉ちゃんは天使も似合いそうだよね」

唯「ね、ね、それじゃあ衣装交換してみようよ」

憂「後片付け終わったらね」

唯「はーい」

 ハロウィンはもう終わったというのに、まるで子供である。
 斯く言う私も、食器を洗う手が先ほどよりも早くなっていた。当社比1.4倍くらい。
 ……だって、見たいじゃない。お姉ちゃんの天使衣装。

616:ハロウィンの後で[3/4]
09/11/01 01:23:51 I+Wn3cYP
憂「これで終わり、っと」

 最後の一枚を洗い終えて、リビングの方に向き直る。

憂「お姉ちゃん、片付け終わったー?」

 そう尋ねながら、リビングを覗く―が。

唯「……」

 床で伸びていた。

憂「衣装、皺になっちゃうよ?」

唯「うんー」

憂「全く……」

 呆れる素振りをみせて、こっそりお姉ちゃんに近付く。
 遊び疲れたんだろうな、と思う。朝から楽しみにしてたみたいだし。
 私はお姉ちゃんの隣にそっと腰を下ろした。

憂「私も疲れちゃった」

 そう言って寝転ぶ。

唯「ごろごろするのって、気持ちいいよねー」

憂「ふふ。でもダメだよ、皺になるから着替えなきゃ」

唯「憂だってごろごろしてるじゃん」

憂「私は私服だもん」

唯「ぶー」

 お姉ちゃんが私とは反対向きに寝返りを打った。
 私は背を向けるお姉ちゃんを後ろから抱きしめる。

617:ハロウィンの後で[4/4]
09/11/01 01:25:26 I+Wn3cYP
唯「憂?」

憂「着替えさせてあげよっか?」

唯「ん、んぅーーー。お願いします」

憂「少しは嫌がろうよ」

唯「だって嫌じゃないもん」

 ごろごろ。
 お姉ちゃんが私の方に向き直り

唯・憂「えへへー」

 目が合った所で、思わず笑みが漏れる。

唯「ういー」

憂「なーあーにー?」

唯「愛してるー」

憂「はいはい」

 交わされるのは、益体の無い会話。

憂「お姉ちゃんー」

唯「なーあーにー?」

憂「愛してるー」

唯「ふふん、そうかねそうかね」

 偉そうだ。でもそこがかわいらしい。


 ―夜は、今日も更けて行く。

618:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/01 01:29:16 I+Wn3cYP
ハロウィン前を唯梓の方で投下してたりしますが、繋がってるようであんまり繋がってませんw
そして3レスのつもりが、段落の都合で区切ったら4レスになりました。すんませんw

ではでは、駄文失礼いたしましたー

619:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/01 01:43:47 PHUHxkue
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     .| ハロウィンはいい。私の空腹を満たしてくれる
      \
        ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ...| ̄ ̄ |
   /:::|  ___|       ∧∧    ∧∧
  /::::_|___|_    ( 。_。).  ( 。_。)
  ||:::::::( ´∀`)    /<▽>  /<▽>
  ||::/ <ヽ∞/>\   |::::::;;;;::/  |::::::;;;;::/
  ||::|   <ヽ/>.- |  |:と),__」   |:と),__」
_..||::|   o  o ...|_ξ .|::::::::|    .|::::::::|
\  \__(久)__/_\:::::::|    |:::::::|
.||.i\        、__ノフ \:|    |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\   |::::::|
.|| ゙ヽ i    ハ i ハ i ハ i ハ |  し'_つ
.||   ゙|i~^~^~^~^~^~^~|i~
   ...||             ||

620:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/01 10:53:05 GkLBL5+9
>>618
良かったです。
最後に当たり前みたいに愛してるーって言い合ったとこに萌えた!

621:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/01 11:20:21 RCTCvU2Z
どこの海の巫女かと

622:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 03:35:37 u8bENNGq
>>618

良かった。

623:冬のはじまりの夜に
09/11/03 04:00:48 1f2HgPyF
唯「憂、今日は寒いねー」
憂「そうだねぇ、木枯らしも吹いたっていうし、すっかり冬だね」
唯「ってことで、一緒に寝てもいい?」
憂「ってことでって、どういうことかよくわからないけど…うん、いいよ」
唯「えへへ、ありがとー♪」

というわけで、私とお姉ちゃんは一緒に寝ることになった。
こんな風に一緒の布団に入るのは久しぶりだ。

憂「お姉ちゃん、窮屈じゃない?」
唯「大丈夫だよー。それにくっついてた方があったかいし♪」

お姉ちゃんは私の体に優しく手を回した。
少し恥ずかしかったけど、その感触が心地よくて、私は体をお姉ちゃんに預ける。

憂「…あったかいね」
唯「うん、ぽかぽかだね」

本当にお姉ちゃんはあったかい。
こうしてそばにいると、心も体もしあわせで満たされていくような気がする。
お姉ちゃんがいたから、このあたたかさがあったから、今の私はあるんだろうと思う。
だけど、いや、だからこそ、たまに怖くなる。
いつかは、お姉ちゃんと離れて別々に暮らしていかなければならない日がやって来るだろう。
そうなったら、私は生きていけるんだろうか。
そばにお姉ちゃんがいなくても、しっかりと前を向いて歩いていけるんだろうか…

624:冬のはじまりの夜に
09/11/03 04:03:52 1f2HgPyF
唯「憂?もう寝ちゃった?」
憂「え?お、起きてるよ。なあに?」
唯「うん、憂はあったかいなぁって思って。んー♪いいにおいー♪」

お姉ちゃんは私の背中に顔を押し付けて気持ちよさそうな声を上げた。
こんな風に甘えられるのはとてもうれしい。自分は頼られているんだっていう気がして、がんばろうという気になれる。
だけどその一方で、心細さもあった。
自分は本当にそこまで強いんだろうか。お姉ちゃんという存在がなかったら、私はこんな生き方はできないんじゃないか。一人きりの私は、実はとても弱い人間なんじゃないか…

憂「ねぇ、お姉ちゃん」
唯「ふわ~ぁ…なあに?」
憂「お姉ちゃんは、私と離れ離れになっても生きていける?」
唯「え?なあにいきなり」
憂「うん…ちょっと気になったから」
唯「うーん…」

この時の私は、どんな答えを期待していたのだろう。
もしかしたら無意識に、『うん、私憂がいなきゃ生きていけない』って言ってほしかったのかもしれない。
でも、お姉ちゃんの答えは違った。

唯「多分…生きていけると思うな」

625:冬のはじまりの夜に
09/11/03 04:07:00 1f2HgPyF
憂「…どうして、そう思うの?」
唯「私、料理もできないし洗濯もできないし…失敗しちゃうかもしれないけど…でも、憂がいるから」
憂「お姉ちゃん、だから離れ離れなんだよ?私はそばにはいないんだよ?一人ぼっちなんだよ?それでも…大丈夫なの?」
唯「近くにいなくっても、憂はいるよ。どんなに離れてたって、消えてなくなっちゃうわけじゃないでしょ?」
憂「……!」
唯「だから私、絶対にくじけたりしないよ。それに」

お姉ちゃんは私を抱きしめる腕に力を込めて、静かに言った。

唯「私たちは姉妹なんだもん。どんな時だって一人なんかじゃないよ」
憂「お姉…ちゃん…」

私はバカだ…こんなに大切な、こんなに当たり前なことにも気付かないで弱気になるなんて。
そうだ、私にはお姉ちゃんがいる。たとえそばにいなくたって、お姉ちゃんはいるんだ。
だから私は一人ぼっちになんてならない。いつでも強い自分のまま、まっすぐに生きていけるんだ。

626:冬のはじまりの夜に
09/11/03 04:10:09 1f2HgPyF
唯「憂はどう?私がいなくても生きていける?」
憂「うん、大丈夫だよ。だって私はお姉ちゃんの妹なんだもん」
唯「さすが私の妹だね」!」
憂「でもお姉ちゃんはこれから色々覚えないといけないことがあるから、がんばらないとだね」
唯「う…ま、まあなんとかなるんじゃないかなー?」
憂「あはは、もう、お姉ちゃんたら」

私はお姉ちゃんに向き合うと、ぎゅっとお姉ちゃんを抱きしめた。さっきお姉ちゃんがしてくれたように優しく、強く。

唯「憂?」
憂「たまには、私からでもいいでしょ?」
唯「…うん、いいかも♪」

将来のことは色々不安だ。時には寂しくなることや、泣いてしまうこともあるかもしれない。
でも、きっと大丈夫だよね。お姉ちゃんも私も、きっと笑顔で乗り越えられると思うから。

―だから、よろしくねお姉ちゃん。いつか旅立つその日まで。



おわり

627:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 04:11:46 1f2HgPyF
以上です
真夜中…というかもう朝という時間に失礼しました

628:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 06:53:54 NExU/8Y3
祭日の朝から泣いた

629:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 10:55:59 2kBk5ntM
>>627
いいねGJ
脳内再生余裕でした

630:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 14:14:32 1aO/VUB5
GJ~心があったかあったか

PC規制終わったら俺も投下するんでよろしくな。

631:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 16:53:29 iRFcHjE3
>>630
脂肪フラグ立てやがった……

632:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 17:31:13 6r2upqZt
URLリンク(stat001.ameba.jp)
URLリンク(stat001.ameba.jp)
URLリンク(stat001.ameba.jp)
URLリンク(stat001.ameba.jp)
URLリンク(stat001.ameba.jp)


633:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 17:33:25 6r2upqZt
―公園―
憂「いい天気だねー」
唯「いいてんき」
憂「あっ、あっちに犬の散歩してる人がいるよ」
 「見に行こうよお姉ちゃん」
唯「わんわん!わんわんお!」
憂「かわいいーですねー、何歳なんですか?」
犬の飼い主「2歳です」
憂「2歳だってー、かわいいねー」
唯「かわいい!かわいい!わんわんお!かわいい!」
犬の飼い主「触ってみますか?」
憂「いいんですか?お姉ちゃん、撫でてもいいって」
唯「かぁいいー! わんわん!」ナデナデ ナデナデ
憂「かわいいねぇ お姉ちゃん」
犬の飼い主「よかったな~、ポチ 撫でてもらって」
犬の飼い主「よし、そろそろ行くか」

唯「えー、まだ撫でたいー」
憂「お姉ちゃん、迷惑になるから駄目だよー」
唯「撫でたいよーーー」
犬の飼い主「あー、いいですよ(ちょっとおかしい子なのかな?)」
憂「すいません・・・」
唯「わんわーん うりうりー」

―20分経過―
犬の飼い主「あの、もういいかな? 犬も疲れてるし・・・」
犬「ぜぇぜぇ・・・」

唯「まーだ、まーだ!」
犬の飼い主「チッ・・・」

憂「すいません すいません」
犬の飼い主「行くぞ!ポチ」

飼い主は強引に犬を連れていった

唯「おおおおおおお!」

唯は犬のもとへ走っていった
唯「わんわん! 」ナデナデ くしゃくしゃ
犬の飼い主「ちょ、しつこいって!!」
犬「ぜぇぜぇ・・・ハァハァ」
憂「お姉ちゃん駄目だよ!」
犬の飼い主「あー!もう!」

飼い主は犬を抱えて逃げた

唯「あーーー!わんわんーーーーーーー」

憂は唯が犬を追いかけないように唯の体を押さえる

憂「お姉ちゃん・・・落ち着いて・・・」
唯「わんわんおー・・・わんわん・・・」

憂は唯が犬を追いかけないように唯の体を押さえる

憂「お姉ちゃん・・・落ち着いて・・・」
唯「わんわんおー・・・ わんわん・・・」

634:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 18:08:50 UskgxoaE
結局一日中寒かった…
唯は間違いなく憂の部屋に行って一緒の布団でぬくぬくする

635:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 18:42:59 2kBk5ntM
唯ちゃんならもうコタツ出してる気がする
憂ちゃんにまだ早いよと言われながら唯の押しに負けて出しちゃう憂ちゃん
それで2人であったかしてるよきっと

636:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 19:12:04 k0ruE1qZ
こたつに入ったけど外に出てる身体が寒いとぼやく唯
それを聞いて早速唯の隣に潜り込んで抱き付く憂
そして二人であったかあったか


ああ、たまりません!

637:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 21:09:01 iRFcHjE3
>>636
こいつムギじゃね?

638:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 22:26:44 62+dnhbl
こたつに入って本を読み始める憂とちょっと構ってほしい唯
早速、憂に抱き着いてゴロゴロする唯に「しょうがないなぁ、お姉ちゃんは」と
唯を優しく撫でる憂


ええ、もう止まりません!

639:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 23:02:58 35Mmhu6T
↑こっちがムギじゃね?



 おこた。うん、そうだ。炬燵を出そう。
 今秋一番の冷え込みを記録した今日。そろそろ本格的な冬支度を始めてもいいかもしれない。
 少なからず、寒いのが苦手なお姉ちゃんの瞳は懸命にそう訴えていた。

憂「炬燵、出そっか」

唯「うわーい」

 リビングで毛布に包まりながら寝転がっていたお姉ちゃんが、こちらを見ずに歓声を上げた。
 嬉しさを身体で表現しているのだろうか。左右に世話しなく転がる姿を見て、思わず頬が緩む。

憂「よいしょ、っと……」

 押入れから炬燵布団を引っ張り出し、家具調炬燵の上に敷く。
 冬場以外はテーブルとして使っているのだから、とりたてて労力は要らない。
 後はコンセントを繋げば……

唯「うい」

憂「どうしたの?」

唯「私も手伝うよ!」

 包まっていた毛布をふぁさっ、と脱ぎ捨たお姉ちゃんが、凛々しい表情を作った。

憂「ありがとう、お姉ちゃん。……えっと、じゃあこれを」

 電源コードを手渡すと、お姉ちゃんは炬燵の中に潜り込み、やがてひょっこりと顔を出した。
 それを設置完了の合図と受け取り、私は炬燵のスイッチを入れた。

唯「……炬燵って、スイッチ入れてから暖かくなるまで、すっごく寒く感じるんだよね」

 炬燵は暖かいものだっていう思い込みがあるから、冬場の冷えた炬燵は尚更そう感じるのだろう。
 しかし、そんな心理学的思考はお呼びではない。
 私はそうだね、と相槌を打ってからお姉ちゃんを見据えた。

憂「すぐに暖まるから、それまでくっついてようか」

 私の言葉に、きょとんと目を瞬かせるお姉ちゃん。
 頬がゆるやかに朱色に染まり、その表情はやがて優しい微笑みへと変わった。
 私はお姉ちゃんの隣へと潜り込み、ぎゅっと身を寄せた。

唯「あったかいね、憂」
憂「あったかいね、お姉ちゃん」

 木枯らしが運んだ小さな幸せ。
 ―どんなに寒い冬の日も、お姉ちゃんと一緒なら温かい。



>>636のせいで気が付いたら書いてた

640:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 23:17:39 1aO/VUB5
>>639
ああああああああ!!!!!!!良いいいいいい!!!!!
素晴らしい

641:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 23:22:59 2kBk5ntM
>>639
GJでした
俺がコタツの話題を出したんだが
こんないいSSになるとは

642:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 23:36:31 UskgxoaE
おまえらのせいで俺の心があったかあったかになってしまったじゃないか!
GJ!

643:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 23:45:04 BonvEbbK
くっつく相手のいないオレには
また厳しい季節がやってくるなあ…

644:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 23:50:47 2kBk5ntM
>>643
なにを言ってるんだ
俺らには唯ちゃんと憂ちゃんがいるじゃないか

645:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 02:32:37 bz3UAKTx
憂唯は間接暖房

646:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 02:53:19 oDbM8yPY
うっまれた時から仲良し~♪

647:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 22:27:03 x02hIu7g
>>646
感動した

648:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 00:39:21 1ikKgzeG
URLリンク(www.dotup.org)

649:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 01:20:50 1qa3/AwP
美しい

650:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 02:02:57 kdFtAOE8
うっまれた時から仲良し~♪
「ういー、いっしょにあそぼっ」

「ういーほわいとくりすますだよ~」

「私今日から中学生だよ~制服似合う?」

「私高校受かったよ!」

「私、部活始めたよ!軽音部って言うんだ~」

「あったか、あったか~」

「憂~合格おめでとー」

「明日のライブ憂のために頑張るよっ!」

「私もいよいよ卒業だね…寂しいな~」

「大学受かったよ~」

「私ね実は彼氏が出来たんだー」

「憂、私に家事教えて欲しいんだけど」

「私、実は結婚することになったんの」

「ウェディングドレス…似合う?」

「今まで…ありがとね」


唯スレのお父さんシリーズのあれを憂でやってみたが、難しい。

651:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 05:24:16 NPayzKYK
やめて

652:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 11:17:53 JDVspXRm
>>650
これはまたキツいものを…
忘れた頃に使わせてもらいます

653:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 14:19:47 JodWfWN4
お姉ちゃん!お姉ちゃん!お姉ちゃん!お姉ちゃんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!平沢唯たんの茶色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
マンガ一巻のお姉ちゃんかわいかったよぅ!!あぁぁあああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
ブルーレイ決まって良かったねお姉ちゃん!あぁあああああ!かわいい!お姉ちゃん!かわいい!あっああぁああ!
コミック3巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!ア二メなんて現実じゃない!!!!あ…マンガもブルーレイもよく考えたら…
お 姉 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁああああああああああ!!はぁああああああん!!桜ヶ丘高校ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のお姉ちゃんが私を見てる?
表紙絵のお姉ちゃんが私を見てるぞ!お姉ちゃんが私を見てるぞ!挿絵のお姉ちゃんが私を見てるぞ!!!
ブルーレイのお姉ちゃんが私に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私にはお姉ちゃんがいる!!やったよさわちゃん!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのお姉ちゃああああああああああああああん!!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ梓ちゃんぁあ!!律、律さん!!紬さんぁああああああ!!!和さんぁあああ!!
ううっうぅうう!!私の想いよお姉ちゃんへ届け!!桜ヶ丘高校のお姉ちゃんへ届け!

654:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 15:05:53 BzHiDh0L
憂ちゃん落ち着けw

655:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 15:13:28 qkKLfGl6
ちょっとワロタw

656:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 22:10:54 kdFtAOE8
~幼稚園時代~

先生「ういちゃんの将来の夢を教えてください」

うい「はい、わたしはおねえちゃんのおよめさんになることです」

~小学校時代~

校長「作文コンクール最優秀賞…
6年2組平沢憂!」

憂「はい!」

校長「では、作品を発表してください」

憂「『私の自慢のお姉ちゃん』6年2組平沢憂―」

ありそう……

657:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 22:32:57 EwbitkI2
>>656
めちゃくちゃありそうwww
出来た妹だから最優秀賞にもなっちゃうし
でも6年生ということは唯はこのことを知らない

658:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 00:31:01 2Q3PM7Eb
原作1、2巻を読み返してたんだけど、
唯憂ないな~月間だから軽音部の話を描かなきゃいけないのはわかるけど、
クリスマスも憂の合格発表もアニメなんだよなって改めて実感した。
唯と憂が話してるシーンが少ない。
アニメを見習ってかきふらい先生も唯憂を増やしてほしいな~

659:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 00:34:47 LIjiZsCX
単行本にもアニメにもないすばらしい唯憂回が原作にはあるぞ
3巻にたぶん入ると思う

660:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 00:36:40 HX5hohe5
きらら10月号の唯憂は至高
あと9月号の最初の絵も唯憂だったよね

661:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 00:37:31 3MymmOwA
>>658
U&Iを忘れたのか?

662:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 00:42:15 9rsoB3sL
3巻っていつごろ出るの?待ちきれない

663:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 00:58:30 2Q3PM7Eb
>>661
唯憂と騒がれてたから見た。実はきららを見始めたのが10号からだからよく分からないんだ。
唯の憂の大切に思う気持ちにジーンときた。

664:私の自慢のお姉ちゃん
09/11/07 03:36:34 JWvWM6Fi
それはとある休日、お姉ちゃんと一緒に押し入れの整理をしていた時のことでした。

憂「お姉ちゃーん、取れたー?」
唯「もう、ちょっと…ふぬぬ…取れた!」

お姉ちゃんが押し入れの奥から引きずり出したのは、埃だらけの段ボール箱だった。
その表面にはでかでかとマジックで、「唯とういのプリソト」と書かれている。

憂「…これ、お姉ちゃんが書いたの?」
唯「た、多分…あはは、私、昔は字下手だったなぁ」
憂「(あまり今と変わらないような…)そ、それはさておき早く整理しなくちゃね!」

ガムテープを剥がすと、中には小学校時代の私たちのプリントやテストの答案が入っていた。
もうかれこれ、小学校を卒業してから私は4年、お姉ちゃんは5年になる。いつの間にか、そんなになるんだな…

唯「ねえ憂、覚えてる?私が小5の時さ…」
憂「あぁ、覚えてる覚えてる!それでお姉ちゃん確か…」

昔のことを話すのはどうしてこんなに楽しいんだろう。
私とお姉ちゃんはすっかり作業を忘れて思い出話に浸るのだった。

665:私の自慢のお姉ちゃん
09/11/07 03:40:22 JWvWM6Fi

憂「それでさー…あ!お姉ちゃん、もうこんな時間!」
唯「ホントだ、すっかり話しこんじゃったね…ん?なんだろこれ」
憂「どうしたの?」

お姉ちゃんは段ボールから紙の束を取り出すと、しばらく黙ってそれを見つめていた。
なんの紙だろう?私はお姉ちゃんの手元をそっと覗いた。どうやら原稿用紙のようだ。
お姉ちゃんのかな…ふと用紙の隅に目をやると、そこには―

『私の自慢のお姉ちゃん』6年2組 平沢憂

憂「あっ!?そ、それ…!」

それは、私が小六の時にコンクールで賞をもらった作文だった。
てっきり捨ててしまったのかと思ってたけど、まさかこんなところにあっただなんて…いや、そんなことよりも!

憂「お姉ちゃん!そ、それは読んじゃ…」
唯「……」

時すでに遅し…お姉ちゃんはすべて読み終えたのか、原稿用紙を閉じてしまった。

ど、どうしよう…何を書いたかは覚えてないけど、タイトルからして本人に読まれたらものすごく恥ずかしいものではあるはずだろうな…
だからお姉ちゃんの目に触れないようしまいこんでおいたはずだったのに…

唯「憂…」
憂「お、お姉ちゃん、それは…その…」
唯「憂ーー!!」ガバッ
憂「!?」

666:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/07 03:44:00 JWvWM6Fi
お姉ちゃんは突然私に抱きついた。まさかの反応に、私は戸惑ってしまう。

憂「ど…どうしたのお姉ちゃん?」
唯「憂…私のこと、こんな風に書いててくれてたなんてうれしいよぉぉ!」
憂「え?な、なにが書いてあったの!?」
唯「えっとね…『私のお姉ちゃんは、いつも私のことをぎゅっと抱きしめて、とても幸せな気持ちにしてくれます。
 私は、そんなお姉ちゃんのことが大好きです。私も一生懸命がんばって、お姉ちゃんのことを守ってあげたいです』だって」

顔から火が出る、というのはこんな感覚だろうか…
私は自分の顔が真っ赤になっていくのを感じていた。

憂「お…お姉ちゃん、それはね、あくまで小学校の頃子供心に書いたことで…」
唯「じゃあ、今は私のこと大好きじゃないの?」
憂「そ、そうじゃないけど…」
唯「ならなにも気にすることないよ!私も憂のことが大好きなのは変わらないし!」
憂「え…?う、うん…」

お姉ちゃんは力を込めて私をぎゅっと抱きしめた。
こうされると幸せな気持ちになれるのは、小学生の頃から変わらないや…

唯「憂ー、幸せ?」
憂「うん、幸せだよ」
唯「えへへ、私もだよー♪」
憂「そっか♪ねえ、お姉ちゃん…?」

667:私の自慢のお姉ちゃん
09/11/07 03:51:10 JWvWM6Fi
唯「なに?」
憂「私、これからもお姉ちゃんのこと…がんばって守ってあげるからね」
唯「ホントー?頼もしいなー」
憂「えへへー…でもお姉ちゃんもがんばらなきゃダメだよ?まずは、このプリントの整理から!」
唯「うへー…」
憂「終わったらアイスがあるから、がんばろうお姉ちゃん!」
唯「ホント!?よーし、がんばるぞー!」
憂「あはは…」

お姉ちゃんは、小学校の頃からあまり変わらないみたいだ。
そしてこれから先何年、何十年経っても、大きくは変わらないと思う。

―ねえお姉ちゃん、私も一生懸命がんばるから…いつまでも、私の自慢のお姉ちゃんのままでいてね。


終わり

668:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/07 03:54:25 JWvWM6Fi
以上です
>>656を見て思い付きました

というわけで深夜に失礼&3レス目に名前欄にタイトル入れるの忘れてすみません

669:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/07 04:32:24 3K2NCZUc

やっぱり唯憂は素晴らしいな。

670:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/07 05:56:25 ANVBzr//
俺も平沢家の押し入れに住んでみたい

671:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/07 06:34:39 rhoYFUKg
                             /  ̄ `ヽ、
                          /"       \_
.       、___       ___  |   ...:::─-.、 \ `ー- 、_
         \ `ー‐-< ̄      ̄ ̄ ̄`ー-.、_:::::::ヽ、 \       ̄ `ヽ、
         >'´                  `ヽ、::ヽ、 \         |
          /                       \__:ヽ.  ヽ.     |
       /  ./    i              \     ∧,〉::ヽ.  ヽ    /
.      /  :/   ,'  ;| :|       | ::      \   ハ〉:::::}   |   /
     / ,' :/   /  /| :|      /'| :i:.        ヽ   |::: :|   |   |
     | ,| ::l   ,.-‐/、| :|    i:: /,-|‐|-、       ヽ.|   |:::::l   |   |
     |/| ::|   | ,/  | :l∨   |::/  | :|∨    、_.\.  |:::/  ..|  ,ノ
      | ::|ノ   | | __ヽ| ∨   |/  | :| \    ヽ::. ̄:  |:,'   リ/
       |∠  人| ,ィ弐ミ、 ∨ |  __ヽ|_ |:\   \:::_ /:    /,∧
      ヽ|  ∧ ,イ f_):::::|` \|  ,ィZ弐ミ、| |:: \.  /´ |'    ,<   >
       |/::::ハ l V::::::|     ´    | |::.  |`:ー:|  |ヽ._ノ  l,/ヽ.l
       ノ | |、ハ` ゛-‐  ,      /// |ノl  ,ハ:::.:.:|  |
        ̄ヽト、::|       ___        ,|/ 人|、:|  |r'^ヽ、_
            ヽ、     |:::. |    /-‐'<⌒ヽノ゛:/  / /`ヽ、
              |:::>:.、 ヽ_ ノ  ,.イ::::::::i:::::l`ヽ、ヽゝ-/ / ,イ: |
              ヽ|人::::>‐- ‐ " |:|:::::::人:(   〉 ヽ_`ー'^‐':: /
               _,r:-‐;|    |:‐、‐-、__`   |    `ヽ.   /
           _,.イΧ/-‐' :|     :`ー〉Χ/ `ー-ゝ、    ,/
       /´ ̄  |.__|Χ|        /Χ/|     | ‐-‐  |
      /  i    | |Χ|‐-、  ,.-‐/Χ/ :|     |  : : |、
    /ヽ、  |    ゝ ヽx\   ,/Χ/  :|  、i::  |    | \

672:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/07 11:06:32 EtylJsHP
>>668
おつおつ
唯憂の日常は何でこんなにあったかあったかなんだろうな

673:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/07 12:57:09 wbuSoYiC
>>668

やっぱり唯憂は日常が一番素晴らしいね。

674:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/08 04:27:10 KCVWgwSN
さあきらら発売日が近づいて来ました。

U&Iはどうなるのか。

675:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/09 04:25:40 t3OoXlV9
―ねぇキミのお姉ちゃんで私良かった―

676:平沢憂の憂鬱1
09/11/09 04:35:14 tlh+pRI4
憂「お姉ちゃん、朝だよ!起きて」
唯「う~ん…」
憂「ほら、早く起きないと養護学校のバスに遅れちゃうよ!」
唯「うー、学校やだ!」
憂「ダメだよ!ちゃんと学校行かないと」
唯「やーだ!!のどたたんと同じ学校じゃなきゃやだ!」
憂「そんなこと無理でしょ!お姉ちゃんには普通の学校は入れないの分かっているでしょ!」
 「それに養護学校にお友達もいるんだし」
唯「やだ!のどたたんと同じがいい!!」
憂「気持ちは分かるけど、お姉ちゃんは和さんと同じ学校は行かれないの」
 「だから早く起きて。朝ご飯はお姉ちゃんの好きな卵焼きだよ」
唯「うん!唯起きる」
憂(卵焼きで喜ぶお姉ちゃん、無邪気でかわいいなあ~)

唯「うーいの卵焼きはおいしいよ」モグモグ
憂「ありがとう。お姉ちゃんにそう言われると本当に嬉しいよ」

お姉ちゃん可愛い・・・ぼーと見とれていたいが、そうはさせてくれない。
唯は箸どころかスプーンやフォークも満足に扱えないから、折角の料理も床やテーブルにこぼれたり、唯の顔や体にくっついてしまう。
憂は直ぐに現実に引き戻され、それらを拾わなくてはならない。

ブブブー

突然大きな音が鳴った。そして直ぐに悪臭が漂ってきた。
唯は食事中にうんちを漏らしてしまったのだ。

唯「……」
憂「お姉ちゃん!また漏らしたでしょー!!食事の時は止めてよねー!」

憂は思わず声を荒げてしまった。

677:平沢憂の憂鬱2
09/11/09 04:37:14 tlh+pRI4
唯は一瞬ビクッとしたが、すぐにまた朝食を食べ始めた。
むしろ、溜まっていた物を排泄して気持ちがよくなったせいか、食欲が増して食べるスピードが速くなった。
まるで、獣がようやくありつけたエサをがっつくような食べっぷりだ。

モグモグ、ぺチャグチャ

汚い、汚すぎる。
幾ら池沼でも、これが高校生の食べ方であろうか?

憂も獣のような姉の姿に我慢できず、ついに切れた!

憂「ふざけないで!!」

パシーン、パシーン

憂は思いっきり唯を殴った。
憂の怒りは収まらず、手元にあった小瓶を唯に投げつけた。


唯「うわーん、うわーん。痛いよー、ヒック、うわーーん」
 「うーいがぶった、うーいが怒ったよー」

唯は、耳をつんざく様な大声を出して泣きわめく。
我に返った憂は、また愛する姉に手を挙げてしまった自分に対し、激しく自責の念を感じた。

憂「どうして?どうして私はお姉ちゃんのことを分かってあげられないのだろう…」

池沼な姉が人の言うことが出来ないことは十分分かっている筈なのに、
「なんでこんな簡単なことが出来ないの?」
という、歯がゆい思いが言動に現れてしまう。
愛するが故に怒るのだが、姉には全く通じない。

憂(私、どうしたらいいんだろう……?)

流石の憂もかなり落ち込んでしまった。

678:平沢憂の憂鬱3
09/11/09 04:38:26 tlh+pRI4
憂「ねえ、お姉ちゃん、私どうしたらいいんだろう?」
 「お姉ちゃんが出来ないことを分かっていながら、怒るなんて最低だよね」

憂はポロポロと涙を流す。
池沼な姉を愛するが故の苦悩である。

しかし、唯にはなんで怒った方の憂が泣いているのか理解できなかった。

唯「うーい、私が悪いのに、なんで泣いてるの?」
憂「ごめんね、お姉ちゃん。お姉ちゃんは悪く無いよ。悪いのは私なんだよ」
唯「なんで?だって、私またうんち漏らしちゃったんだよ。悪いんだよね」
憂「悪く無いよ。お姉ちゃんはおむつしているから、うんちしたって悪く無いんだよ。」 「それなのに、私はお姉ちゃんのことを怒ったりして…」

憂の涙は止まらない。
唯は自分の思うように排泄が出来ないから、15歳になる今でもおむつをしている。
それを怒るのは、おむつをした赤ちゃんがうんちをして怒っているような物だ。
出来ないことを要求するのは酷だ。

しかし、理屈では分かっていても、憂は姉が一刻も早くおむつが取れるようにトイレの習慣を教え続けているため、全然進歩のない姉に苛立ちを感じているのも無理は無い。

でも、こんなことで悩んではいられない。
姉の面倒は自分が見ると長期出張する両親に約束した手前、ここで挫折するわけにはいかない。
憂自身が望んだ姉と2人のみの生活である。
初心を思い出し、憂は次の行動に移った。

憂「さあお姉ちゃん、おむつ取り替えてサッパリしようね」
唯「うん。うーいが泣くの止めて嬉しいよ」
憂「お姉ちゃんは優しいんだね…」(また少しホロリと目頭が熱くなる)

憂は慣れた手つきで、姉のおむつを交換する。

憂「お姉ちゃん、新しいおむつだよ。綺麗になったよ」
 「あ、いけない!もうこんな時間!急がないとバスに送れちゃう」
唯「もう行くの?ごはんまだ残っているよ」
憂「もう時間が無いから、残りはお昼のお弁当で食べられるよ」
唯「うん、わかった。唯急ぐ」

とりあえず唯を送り出さないことにには…
憂は唯の支度だけ揃えると、唯をせかすように外にでる。

いつもなら、憂も制服を着て唯を送った後でそのまま学校へ行くのだが、今日はそんな余裕はなかった。

憂(仕方ない、今日は2限目からかな)


憂は中学3年、つまり受験生である。
高校受験を控えた今年受験勉強に励まなくはならないのだが、それ以上に唯の世話で一杯一杯の状態である。

何故そこまで自分を犠牲にして、姉の唯に尽くすのだろうか?
しかも、姉は池沼なので幾ら尽くしても正常の精神状態にはならないことは分かっている。残酷な言い方をすれば、無駄な努力である。

それに、姉は痴呆症も患っているため、むしろ悪くなる可能性が高いのである。
池沼なままの将来の姉とは反対に、自分の可能性は沢山広がる可能性のある憂である。
なのに、その自分の可能性を自分で止めてしまっているのである。

池沼な姉と、自分の可能性。どちらを取るかは自明の理である。

しかし、憂は自分の可能性を捨ててしまったのだ。
この選択をした時点で、憂自身も既に精神的に病んでいたと言えるだろう。

679:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/09 09:07:38 biHNVGYh
今日は二人であったかあったかするにはあったかすぎる日だな…

680:憂の背伸び
09/11/09 14:30:54 yB7+Fm3w
唯「ねぇ、憂が出した oui!!愛言葉って曲の歌詞で、意味が分からない所があるんだけど…」
憂「え、どこ?」(お姉ちゃんにはフランス語は無理だよね)
唯「un duex trios なんだけど…」
憂(やっぱりお姉ちゃんは期待を裏切らないや~、かわいい)
 「それはフランス語で1、2、3という意味だよ」
唯「trios って3なのか~」
和「それを言うなら trois だわね」
憂「…」
唯「…」
和「憂ちゃん、無理しなくていいから。私の曲の出来には勝てないから」
憂「おぎゃーーおぎゃーー!!」


681:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/09 14:55:09 s7H1+F/L
荒らしそろそろぶっ殺してやる

682:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/09 15:09:07 rXSfC0Fy
>>681
気持ちは分かるが、
荒らし報告する時に自演レスと分けるの困難だからそういう物言いも自重してくれ

683:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/09 15:59:39 t3OoXlV9
ID:yB7+Fm3w
ID:tlh+pRI4
荒らしのため報告よろしく。

スルーは規制の対象にならないので、以後荒らしが出たら
ID表示のみで。

684:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/09 18:07:30 jKLJGTP2
きららは唯あずだったなー

U&I…

685:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/09 20:04:53 9ARPF/2E
>>684
伏線でどこかで使われたりしないのかな。
まあ、かきふらいはそういうの考えてなさそうな気がする。

686:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/10 15:49:23 1+mcXL0Q
卒業ライブにU&Iなんてのもいいな。

687:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/11 00:41:35 K+hCWe0l
誰かU&Iがらみで唯憂SSお願いします

688:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/11 01:15:45 s7YUj59Z
>>687
と言われても規制でPCがね……

689:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/11 17:23:54 K+hCWe0l
そうですか・・・・
ホント何のための規制なんだかwww

690:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/11 23:21:38 KhsqI4tb
U&I見逃したから3巻出るまで見られない。
ちくしょー

691:学祭のあとに…
09/11/11 23:45:42 p4q4vK/z
U&I。YOU&I。あなたとわたし。お姉ちゃんと私。私とお姉ちゃん…

それは、お姉ちゃんが作った歌。私のために作ってくれた、世界で一曲だけの歌。
今、その歌をお姉ちゃんはステージの上で力強く歌っている。まっすぐな目で、まっすぐな声で。

それは私の目に、私の耳に、確かに届いている。
お姉ちゃんが私に向けてくれた優しさやあたたかさ、その全てが、歌に乗って私の心に響いている。

私は頬を伝う涙にも気付かずに、ただひたすらにその演奏を聞いていた。
ひたすらに、ステージの上にいるお姉ちゃんを、見つめていた。

692:学祭のあとに…
09/11/11 23:47:41 p4q4vK/z

唯「…あ、憂!?」

軽音部の部室の扉を開くと、机に突っ伏していたお姉ちゃんは顔を上げてすっとんきょうな声を上げた。
それは私が来たことに対する驚きだろうか。それとも、このTシャツを着ていることに対してのものだろうか。

唯「部室に来るなんてどしたのー?あ、ていうか憂もそのシャツ着てくれてたんだね!」

…両方だった。なんとなく、お姉ちゃんらしい。
ここに来たのは、明確な目的があったからっていうわけじゃない。
ただ、あの演奏を聞いてどうしてもお姉ちゃんに会いたくなっただけだった。

憂「うん、ちょっとね…ところで、皆さんは?」

唯「皆は教室に行ってるよー。私、疲れたからちょっと休んでたの」

憂「そうなんだ…」

私はお姉ちゃんの隣に座って、その横顔を見つめた。
さすがに劇や泊まり込みで丸2日学校で過ごしたのは堪えたのか、疲労の色が見て取れる。

憂「…ライブ、お疲れさま。お姉ちゃん、すごくかっこよかったよ」

唯「いやいや~♪皆の演奏があったからだよ」

憂「それでも…お姉ちゃんが一番かっこよかったよ」

唯「そうかなぁ?ありがとー♪」


693:学祭のあとに…
09/11/11 23:50:24 p4q4vK/z
お姉ちゃんは照れくさそうに頭を掻いたけど、私はお世辞を言っているわけではなかった。
本当に、あの時のお姉ちゃんは誰よりもかっこよく見えたのだ。

憂「…お姉ちゃん」

唯「なあに?」

憂「U&I…だっけ。あの歌の歌詞って、私が風邪ひいた時作ってくれたんだよね」

唯「そうだよ。書いてたら寝ちゃったんだけどね」

憂「あの歌詞の『キミ』って…私のこと?」

唯「うん。憂の寝顔見ながら、思いついたこと書いたんだー」

憂「そっか…ねぇお姉ちゃん、あの歌って、私からお姉ちゃんに向けての歌にもなるんだよ」

唯「え?そう…かな?」

憂「そうだよ。お姉ちゃんにとっての『キミ』は私で、私にとっての『キミ』はお姉ちゃんなの」

唯「あ、なるほどぉー…」

感心したような表情を浮かべるお姉ちゃんの頬を、私はそっと撫でた。
お姉ちゃんはくすぐったそうに目を細める。

唯「もう、やめてよー♪」

憂「ふふっ…お姉ちゃんのほっぺ、柔らかいね」

唯「…ねぇ、憂?」

憂「なに?」

唯「私ね、ライブの時は暗くて憂見つけられなかったんだけど…憂のために頑張って歌ったよ」

憂「うん…ありがとう、お姉ちゃん」

唯「えへへ~♪」

694:学祭のあとに…
09/11/11 23:56:35 p4q4vK/z
お姉ちゃんはうれしそうに微笑んだ。それに釣られて、私の頬も緩む。

憂「じゃあお礼に、今日はお姉ちゃんの好きなもの作ってあげるね♪」

唯「やったー♪さすが憂ー!」

憂「きゃっ…もう、お姉ちゃんたら」

勢いよく抱きついてきたお姉ちゃんは、いつものように温かかった。
その体を抱きしめて、私は小さくつぶやく。

憂「…お姉ちゃん、大好き」

唯「え?なんか言った?」

憂「なんでもないよ!」

唯「わ…憂、苦しいよぅー♪」


―お姉ちゃん、最高の歌をありがとう。いつまでも、あなたと私は一緒だよ。

終わり

695:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/11 23:58:42 p4q4vK/z
>>687
てことで、徒然なるままに書いてみた

複数レス失礼しました

696:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/12 00:00:53 K+hCWe0l
>>695
要望に答えてくれてありがとう感動した!
アニメではこんな感じのもやってほしい

697:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/12 02:12:35 I4RwrTPT
>>696
GJ!

698:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 01:12:58 APktwJOK
規制うざいな…

699:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 02:44:40 wLqAQkuf
何で規制されてるの?

700:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 23:38:14 hFG3bBRQ
唯「憂~うが~」

憂「きゃあっ!お姉ちゃんどうしてジェイソンのお面を!?」

唯「今日は13日の金曜日だからだよ~うが~」

憂「じゃあどうして孫の手を持って襲いかかってくるの!?」

唯「ノコギリは危ないしそもそも家にないからだよ~うが~」

憂「じゃあどうして私に抱きついてくるの!?」

唯「憂がかわいいからだよ~うが~」

憂「じゃあ…お姉ちゃんに、襲われちゃおっかな…♪」

701:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 23:56:59 AdwFAb9+
>>700
本当に平沢家ではこんなことしてそうだ
孫の手で遊ぶ唯ちゃんと襲われちゃう憂ちゃんかわいい

702:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 01:23:15 xO8v3y7d
孫の手かわ唯憂

703:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 02:51:50 /1gNYpbW
その後孫の手でくすぐりあうんですね。

704:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 05:05:26 vAYkxHCR
唯憂大好き!

705:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 12:16:03 OnhchyIB
>>700
いいなあ
実にいいなあ…

706:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 23:11:59 Ou1pSrx3
唯「あずにゃんってかわいいなー(チラッ」

憂「そ、そうなんだー」

唯「あずにゃんに抱きつくとあったかくて気持ちいいなー(チラッ」

憂「へ、へぇー」

唯「あずにゃん大好きだなー(チラッ」

憂「……」

唯「憂ー、どうしたのそんな顔して~?」

憂「別になんでも!」

唯「もしかして、やきもち焼いてる~?」

憂「…だったら?」

唯「んも~憂ったら~♪」

憂「お、お姉ちゃん離…」

唯「なにー?離してほしい?」

憂「…さないでいいや」

唯「りょうかいっ!」



以後、いちゃいちゃ時間!

707:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 03:31:48 uH4GlkFD
>>706
焼きもち憂ちゃんGJ

708:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 03:38:01 1Ti/p7Ps
きらら見たがライブあっさり終わっちゃってたな…
憂が劇見てうっとりしてたのは木役の唯に見とれてたからなんだろうなw

709:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 14:07:54 uH4GlkFD
>>708
少なくとも俺はそう解釈している

710:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 17:06:23 L5ddeJgK
SS書いたので投下します。
    【雨の日の出来事】

今日は日曜日。私は買い物にスーパーにいた。少ししか買うのがなかったから買い物は、
少しで済んだ。雨が降ってきそうだったし、早く帰らなきゃとスーパーから出ると―

ザーーーーー

雨が降っていた。手遅れだった。携帯はすぐ帰るからって持ってきてないし、
公衆電話はここから遠いからどっち道濡れるし……
―どうしよう…やっぱ濡れながら帰るしか…。

憂「いつになったら止むんだろう…」

しばらく雨がやむまで入口の前で待っていた。

でも待つこと15分、雨が止むことは無かった。一向に降り続く強い雨。
こういう時ってなぜか強い孤独感になり惨めになり、寂しくなり、不安になる。

「お姉ちゃん待って~」

「もう遅いよ、ほら傘小さいんだからもっとこっちきなさい」

「うん!」

となりにひとつに傘に入りながら仲良く帰る姉妹がいた。

「お姉ちゃん帰ったらゲームしよっ!」

「宿題やってからね!」

「え~~ケチ~」

「「あはは」」



711:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 17:07:36 L5ddeJgK
憂「………」

小学生くらいの姉妹が楽しそうに傘に入りながら帰って行った。
ただ、雨がやむのを待っているだけなのにどうしてこんな孤独感になるんだろう。
どんよりと薄暗い雲。私の気持ちを余計に不安にさせる。

そういえば小学校の頃…

憂『雨だどうしようかさ持ってきてないよ…』

唯『ういー!」

憂『あっお姉ちゃん」

唯『どうしたの?かさ持ってないの?』

憂『うん…雨降ると思ってなくて』

唯『ちょっと待ってて!!』

憂『?』

唯『ジャーン!!!』

憂『わあー!お姉ちゃん!!』パアアアア

唯『実はかさずっと持って帰るのを忘れてて…てへへ」

唯『一つしかないから憂も入って入って!」

憂『うん!ありがと!お姉ちゃん』

唯『あいあい傘だね~」

憂『へへ//』

712:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 17:08:35 L5ddeJgK
―お姉ちゃん……
確か昔こんなことがあったっけ?その姉妹を見て私は
ふと小学校時代を思い出していた。
私の昔の大切な思い出として…。

憂「お姉ちゃん……」

二人の姉妹が視界から消えるとまた孤独感が私を襲う。
みんなから強いとかしっかりしてるといわれるけど、
私は実際そこまで完璧ではない。

憂「雨…やまないかなー」

降り続く雨が降る空を見上げ私はため息をつく。寂しくて不安な今。
―お姉ちゃんに会いたい。
―お姉ちゃんの顔が見たい。

唯『憂~』
唯『憂の料理は世界一だよ~』

お姉ちゃん……。

雨が降ってるだけなのに、ただ雨がやむまで一人なだけなのに、
帰ったらお姉ちゃんに会えるのに…
どうしてこんなにも寂しいんだろう、不安なんだろう。
そんな自分が嫌だ……雨はなんか暗いから鬱になるから嫌いだ。

憂「早く家に帰りたいよ……」

私はひたすら雨が止むのを待った。

713:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 17:09:40 L5ddeJgK
寂しい、寂しいよ~

待っても待っても雨は止まない。

「ぅぃ~」

!今お姉ちゃんの声が聞こえた。遠くから走りながら手を振っている。
お姉ちゃんだ!

唯「うい~」

お姉ちゃんが私に手を振り走ってくる。駐車場を渡り一歩一歩こっちに
あの私の大好きな声が、大好きな人が、そして、
―大好きなお姉ちゃんが…。

唯「えへへ、憂携帯持っていかないから心配したよ~雨いきなり降り出して、
  どしゃ降りになるんだもん。たぶん憂帰れなくてと思ってむかえにきたんだ~」

憂「お姉ちゃん……」ジワッ

ふと、目が熱くなる…なんかその優しい笑顔と優しい口調、大好きなお姉ちゃんに会えて
なぜか涙があふれ出す。

唯「う、憂!?きゅ、急にどうしたの?頭痛いの?だ、大丈夫!?」アタフタ

憂「ち、違うのグスッ、なんでもないの。少し寂しかっただけなのグスッ、
  お姉ちゃんを見たらな、なんか安心しちゃって…へへ//」

寂しさや孤独感がお姉ちゃんの顔を見て、消えてすごく安心した私。

唯「も~憂ったら~」ギュウ

私を抱きしめてくれる。そうこの感じ、とても安心できる
―やっぱり、こういう時はお姉ちゃんだ。

唯「帰ろ?憂~」ニコッ

714:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 17:10:31 L5ddeJgK
抱きつくのを止め私に笑顔で問いかけた。まだ抱きついていたかったけど、
場所も場所だしね…。

憂「うん…!ごめんねなんか心配かけて~でももう大丈夫だよ!」

唯「そっか~なんかさびしがり屋の憂もかわいいよ。へへ~」

憂「か、からかわないでよぅ~//」

私の涙はすっかり治まった。お姉ちゃんを見て元気になれた。
ありがとうお姉ちゃん!

唯「あーーー!!!」

憂「!!ど、どうしたのお姉ちゃん!?」

唯「ど、どうしよー憂、傘憂の持ってくるの忘れっちゃったよぅ~」アタフタ

憂「お、お姉ちゃんたら~」

こういうところも相変わらずなんだから…もうお姉ちゃんは~

唯「ご、ごめんねぇ~」シュン

憂「ううん、私すごく嬉しいよー!だって急いでまで私の所に迎えに来てくれたんだもん!
  ありがと、お姉ちゃん!本当にうれしいよ」ニコッ

本当にうれしいよお姉ちゃん!ありがとうね!
心から私はお姉ちゃんに感謝した。

唯「うん!でも傘が……」

715:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 17:11:31 L5ddeJgK
憂「大丈夫だよ~二人で一つの傘に入って帰れば!」

そう、あの頃みたいに―

唯「おおーその手があったか。ほら憂~おいで」

あの小学校のあの日みたいに―

憂「うん!」

唯「ほらもっとこっちおいでよ~」

二人で同じ傘で仲良く帰ったあの日みたいに―

憂「なんかあったかいね」

唯「なんかあいあい傘みたいだね~」

憂「手、つないでいい?」

唯「いいよ~」ギュッ

またあのころ見たいに傘で一つになった私たち。お姉ちゃんには話すのは、
止めておこう。あの日も今日も私だけの大切な思い出だから―
ずっと、ずっと心にしまい込んでおくんだ~

唯「あっ、雨止んだね!」

憂「ほんとだ~」

空は晴れてきれいな赤い夕焼け空が広がっていく。きれいな太陽が私たちを
照らす。全てを明るく包む夕方5時。


716:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 17:12:39 L5ddeJgK
唯「きれいだねー」

憂「うん!」

雨のち晴れ。私も雨のち晴れ。お姉ちゃんという太陽で私の曇ってた空を
綺麗にしてくれた。温めてくれた。
太陽が無いと人間は生きてけない。だから私はお姉ちゃんがいないと生きていけない。
お姉ちゃんがいて、今の私がいる。それだけ私にとって大切な大切な人。

憂「ねえお姉ちゃん」

唯「なあに?」

憂「このまま家に帰ろ?」

唯「せっかくだしね~あいあい傘で帰ろっか。家も近いし」

憂「うん!」

いい思い出に残った今日。

憂「今日晩ご飯はお姉ちゃんの大好きなの作るねっ」

唯「わ~いありがとう憂~私憂の料理世界で一番好きだよ」

憂「ありがとう!頑張っちゃおうかな、へへ」

唯「私、憂みたいないい子が妹でよかった」

憂「私もお姉ちゃんみたいな優しい人がお姉ちゃんでよかった!」

唯「へへ//」

本当に本当にお姉ちゃんの妹でよかった!

二人で仲良く手をつないで一つの傘に入りながら帰る私たち。
すっかり晴れているのに私たちだけ傘のまま。恥ずかしくないもん。
この傘の中は私とお姉ちゃんの二人だけの世界だもん。誰にも邪魔させない。

この先五十年、六十年たっても今日とあの日のことは絶対に忘れない。

―だって私の心の中だけにずーっとずーっとしまいこんで大切に残しておくからね!

そんな雨の日の出来事でした。


Fin

717:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 17:19:38 L5ddeJgK
あとがき!
今回は猿になりたくないのでage進行で行書いた。

これは自分の体験で雨が降っていて止むのを一人で待つ時って
結構さびしい気持ちになったりするんだよな。
まあ俺の場合は濡れて帰ったけど。

そんな小さなエピソードを唯憂でやってみた。
少しラブラブ感(特に憂)が強い気がするけど。
うまく書けたかと思う。

では失礼しました。

718:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 18:41:21 ASp+yUFz
うほっ!あったかあったかストーリーGJ!
憂はお姉ちゃん離れ当分できそうにないなww

719:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 19:00:13 Bqs9SHL7
すばらしい!GJ
毎回このスレのSS見て泣きそうになるのは俺だけか?

720:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 20:05:39 BFJs2msb
はあ~、かわいいなあ~

721:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 22:20:09 uH4GlkFD
>>717

かなり唯と憂のキャラがうまく書けてるな。
いい話でした。

722:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 23:04:19 /8QKe81O
>>717
いやぁー読んでるとすごくあったかあったかになりますね
唯ちゃんらしいし憂ちゃんらしかったです
次回も期待してます

723:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 00:57:08 nkamv7le
>>717
また何か頼むよ。

次は唯中心によろしくな。

724:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 02:26:35 h5u/HbmK
>>706の別バージョンみたいなの書いてみた。


唯「あずにゃんはかわいいな~」チラッ

憂「うん!そうだよね♪」ニコニコ
唯(…あれ?)

憂「でもギターやってるときはかっこいいよね!」ニコニコ

唯「そっそうだねー」ムッ

憂「?…かっこいいと言えば律さんもかっこいいよね♪」

唯「…そだね」ムスー

憂「おっお姉ちゃん??」アセアセ

唯「憂はかっこいい人がいいんだねー」ツーン

憂「えっ!?」オロオロ

唯「どうせ私はかっこよくないですよー」プイッ

憂「…もしかしてヤキモチ妬いてるの??」

唯(…!?憂にさせるつもりだったのにいつの間に!?)ハッ
唯「…だって憂が」ムー

憂「…お姉ちゃんが一番かっこいいよ!」ギュー
唯「っ!?///」

憂「エヘヘ///いつもと立場逆転だね」テレテレ
唯「うっうん…」

憂「…嫌だった?」アセアセ
唯「ぜっ全然嫌じゃないよ!!でも…」クルッ

憂「?…わっ!」
唯「…うん。やっぱりこっちがいいや~vV」ギュー

憂「もうっ…私もこっちがいいかも//」
唯「でしょー♪」ギュー

唯憂「エヘヘ~」


以下イチャつき時間。

725:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 02:31:08 h5u/HbmK
駄文失礼&>>706さんちょとパクってすいませんでした!!

726:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 21:54:31 nkamv7le
>>725
いいよー

727:ぽかぽか唯憂
09/11/16 23:12:38 2Ui6O3Zp
ある夜、お風呂上がりにソファーでテレビを見ていると…

憂「くしゅん!」
唯「憂、大丈夫ー?上着はどうしたの?」
憂「今洗濯に出しちゃってて…着るのがないの」
唯「じゃあ私の部屋のを…あ、私も洗濯しちゃったんだ」
憂「大丈夫だよ、ちょっと鼻がむずむずしただけだから…くしゅん!」
唯「どうしよう、憂が風邪ひいちゃう…そうだ!」

お姉ちゃんは何を思い付いたのか、私に手招きをした。

憂「お姉ちゃん、どうしたの?」
唯「えへへ…憂、ちょっとこっち来て?」

言う通りに立つと、不意にお姉ちゃんは後ろから私の体を抱き締めた。
私は突然のことにドキッとしてしまう。

憂「お、お姉ちゃん?」
唯「これならあったかいでしょー?よっと」

そのままお姉ちゃんはソファーに座ってしまった。私はお姉ちゃんの膝の上に腰を掛ける形になる。

憂「…重くない?」
唯「ぜんぜん?ちょうどいい重さだよー」
憂「そう…かな?」
唯「んー♪憂はあったかいね~♪あったかあったか♪」

気付くと、体の悪寒は消えていた。
背中のお姉ちゃんは、ひだまりのように温かかった。

憂「…ありがとう、お姉ちゃん。すごくあったかいよ」
唯「うん♪」


おわり

728:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 23:13:42 lTvu59Qz
GJ
姉妹愛ってなんかいいよね

729:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 23:13:56 2Ui6O3Zp
以上です
IDが憂だったので書いてみました~

730:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 23:17:51 6x1+k4/X
>>729
GJ!やっぱ唯憂は生きがいだわ

731:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 09:13:30 xuyBFK4T
唯憂はほのぼの感がたまらない

732:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 09:15:19 lAfJ3fBZ
朝からあったかあったか♪

733:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 22:54:24 TXwp/Lic
唯「君がいなくちゃ、何も出来ない♪」

憂「お姉ちゃん…//」

734:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:00:07 qBa83n1R
唯「君のごはんが食べたいよ♪」

735:夢の続きを[1/8]
09/11/17 23:00:43 cbvPx/Vc
 唇にそっと触れる優しい感触。
 お日様みたいにあったかなお姉ちゃんのぬくもりが、私を満たす。
 重ねた唇から伝わる微熱。
 火照った体は理性を跳ね除けて、お姉ちゃんを求める。
 私は、お姉ちゃんの背にそっと手をまわし、閉じていた目をゆっくりと開けた。

憂「……あ」

 戸外から雨音だけが聞こえる静かな朝。
 私の手は天井に向けて伸びて、虚しく空を切っていた。

憂「なんて夢見てるんだろう、私……」

 まだ幾許か熱い顔を、枕に埋めて呟く。
 冬も近付く土曜日の朝。
 時刻は既に9時をまわっていた。

憂「く、9時!?」

 休日とはいえ、寝すぎである。
 私はベッドから飛び起きて着替えを済ませると、脳内で本日の予定を組み立てていく。
 まずは朝食の準備をして、それから洗濯と掃除と……。

憂「っと、その前にお姉ちゃんを起こして……」

 自分の口から漏れたその名に、再び顔が熱くなる。

憂「わぁああっ! 何考えてるんだよおおぉ!」

 私は家事を後回しにして、ベッドに倒れこんでしばらく悶えた。


736:夢の続きを[2/8]
09/11/17 23:01:34 cbvPx/Vc
唯「ういー?」

憂「……」

唯「憂ってば」

憂「あ、え!? なに、お姉ちゃん?」

唯「そんなに見つめられると食べにくいよ」

憂「うん、ごめん……」

唯「なんだかぼーっとしてるし……、大丈夫?」

憂「だ、大丈夫だよ。ほら、元気げん―」

 元気をアピールしようと腕を振りかざした瞬間、左手がジュースの注いであるグラスに触れて、がしゃん、と言う音を立てた。
 オレンジ色の液体が勢いよく広がる。
 それはテーブルの上だけに留まらず、炬燵布団を浸食し、お姉ちゃんの白いフリースをも滲ませた。

憂「ご、ごめん!」

 慌てた私は、テーブルの対角にあった布巾に手を伸ばそうとして、今度はお姉ちゃんのグラスに触れた。

唯「うわっ!?」

 その衝撃でグラスは倒れ、テーブルの上の水溜りは私のグラスと合流して、更にその規模を拡大した。
 普段ならありえないような失態に、私の脳は際限なく動揺していた。

 このままではお姉ちゃんが風邪をひいてしまう―。

憂「お姉ちゃん、脱いで!」

唯「え、ええ!?」

憂「ほら、はやく!」

唯「いや、その前にここ拭かないと!」

 お姉ちゃんのフリースに手をかけたところで、ようやく私は制止した。
 そうだ、まずはテーブルの上の大洪水をなんとかしなくては―。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch