09/09/12 21:56:32 sO78wxyI
「私お姉ちゃんの事、…大好きだよ…」
「…そっか、お姉ちゃんも憂の事大好きだよ!」
私はあの時、ちゃんとお姉ちゃんに告白ー…したつもりだった
けど、お姉ちゃんはその告白を愛の告白とは思わなかったみたいで…
「……はぁ…」
「…?憂、何かあった?さっきからため息ばっかり…」
「ううん、何でもないよ」
いけない、いけない…お姉ちゃんに心配させちゃうなんて…
あの告白以来私の方だけお姉ちゃんを意識しちゃって…
「憂!」
「なあに?」
お姉ちゃんの声が聞えて、後に振り向くと…
「!!ちょっ…お姉ちゃんっ!?」
お姉ちゃんは私をぎゅっと抱きしめていた
「憂、本当に何もなかったの?
憂が悲しいとお姉ちゃんも悲しいんだよ」
お姉ちゃんは私の耳元でそう言った
お姉ちゃんは…ずるい
お姉ちゃんはいつもそう、いつも辛い時に
私が一番望んでいた事をしてくれる。
そんなお姉ちゃんだから、
気がついたら私だけお姉ちゃんの事大好きで…
でもそんなお姉ちゃんの言葉に甘えて、本当の気持ちを言ってしまったら…
こんな風に抱いてもらう事もなくなってしまうかもしれない…
大好きなお姉ちゃん、どうか私の気持ちに気づいてよ