09/08/18 20:41:52 io2dynXC
訂正。とある科学の御坂妹でした。
ごめんなさい。というわけで、
「これは……『とある科学の御坂妹(シスターズ)』?」
その同人誌の表紙には、二頭身サイズの妹達(シスターズ)が表紙を飾っている。
恐らく―上条当麻が御坂妹と呼ぶ―検体番号(シリアルナンバー)一○○三二号だろう。
『レイプ目って言うな、とミサカは視線を送ります』という台詞が書かれ、『きのこ練乳』なる
怪しい缶ジュースを抱いて座り込んでいる。
(何これやばい……!か、可愛い!お持ち帰り仕様!?)
欲しい。こんな妹ならお持ち帰りしたい。
上条当麻の部屋に行ったり撫でられたり頭の上に乗ったりしてるのは確かに気になる。
どうやったのかと問い詰めたい。
そのお持ち帰りサイズでそういう事情なら堂々と……!
――と考え始めた辺りではっとした。
顔を真っ赤にして頭を振り、たった今想像したことを振り払おうとする。
(あいつになでなであいつに抱っこあいつの部屋に――)
できなかった。
妄想が膨らんでいく。
(あいつの部屋に、と、泊まったら……?お風呂は?……い、入れてもらうの!?)
腰にタオルを一枚だけ巻いた上条当麻の姿が浮かんで、
『御坂、風呂一緒で大丈夫か?』
彼の声が頭の中で流れた。
「ふ、ふ……」
そろそろ限界だった。
そこへ声がかかった。
「お?御坂か。何読んで――」
「……ふにゃー」
「んだアあああああああ!?」