09/08/15 05:09:08 jYV3fzky
簡易版(仮組みの)だけど、美琴が好きな人へ。
「何で私が、あ、あいつの、よ、嫁なのよ……!」
そろそろ発火能力に開花するのではないかと思えるほど、美琴の顔は赤みを増していく。
体が熱くて、鼓動が高鳴る。何かが止まらない。
「大体、お嫁さんってのは――」
(お嫁さんっていうのは、えっと……毎朝ご飯用意して)
『そろそろ起きなさい。朝よ』
『もう……こんな時間か』
『ご飯出来てるわよ。さっさと起きる!』
『いやー、中々寝させてくれなかったから眠くて……』
『私だって眠いわよ!寝かせてくれなかったのはあんたでしょ!?』
(男の人を起こして、一緒にご飯食べたり、お仕事に行くときに……)
『じゃ、俺はそろそろ行くぞ』
『いってらっしゃい。……ねえ、その。ちょっと、いい?』
『――って朝から!?』
『いいでしょ?減らないんだからいくらでもしてやる、って言ったのはあんたよ。
だから、ちょっとだけ……ダメ?』
『……ダメじゃないです』
(……って見送ろうとして)
『お弁当は持ったわね?』
『……実は結構恥ずかしいんだよな、愛妻弁当』
『私のお弁当、食べたくないの?』
『食べたいです』
『宜しい』
『お昼が楽しみです……。あと、いつもありがとな』
『ちょ……!?不意打ちなんてずるいわよ――も、もう一回して』
(……っていうのとか、するのよね?
あ、あいつと…私が…き――接ぷ…口……)