10/01/08 14:17:26 /vEgAvK9
「……」ドキドキ
「ムギちゃん、こんなにほっぺが赤くなっちゃってる…冷やしてあげるね」
「あぅっ…あっ…」
唯ちゃんは私の頬を舐めた。
敏感な頬に舌の感触が触れた瞬間、私は思わず唯ちゃんを抱きしめていた。
「や、やめ…て、唯ちゃん…私、壊れちゃうよ…」
「ふふっ…ムギちゃんはやっぱりおいしいね。…ここはどうかな」
「唯ちゃん…」
唯ちゃんは私のタイをほどくと、ブラウスのボタンを上から外していった。
ああ、もう私たち、戻れなくなっちゃう…?
と目を閉じたところで、扉を叩く音がした。
ドンドン!「誰かいるの?」
「あ、先生だ!はぁ、しょうがない…ムギちゃん、早く服着よう」
「う…うん…」
あわてて服を着て先生を保健室に入れた唯ちゃんは、もういつも通りの笑顔だった。
す、すごい変わり身…
私はホッとしている一方でちょっとがっかりしていた。少し…残念かも。
と肩を落としつつ廊下を歩く私に、唯ちゃんはボソッと言ったのだった。
「…安心してムギちゃん」
「えっ!?」
「また今度、続きしようね♪」
「あ、えっと…う、うん!」
おわり