【けいおん!】唯×紬スレat ANICHARA2
【けいおん!】唯×紬スレ - 暇つぶし2ch382:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 22:46:04 hFG3bBRQ
唯「……」

紬「……クス」

そっぽを向く唯ちゃんを、私はそっと抱きしめた。唯ちゃんは驚いたように体を震わせる。

唯「……!?」

紬「どうして唯ちゃんは怒ってるの?」

唯「…別に、怒ってなんかないもん」

紬「そうかしら。私には拗ねてるように見えるけどな」

唯「ムギちゃん…」

紬「なあに?」

唯「ムギちゃんは、私といるよりりっちゃんといた方がいいの?」

紬「さぁ、どうかしら。二人とも一緒にいてとても楽しいけど」

唯「もう、ちゃんと答えてよー」

紬「どっちが上だなんて選べないわ。二人とも大事な友達だもん」

唯「そっか…」

紬「でもね唯ちゃん、私今とってもうれしいの」

唯「なんで…?」

紬「だって、唯ちゃんがこんなにご機嫌ななめってことはそれだけ私のこと好きってことでしょう?」

唯「そ…それは…あ、もしかしてムギちゃん、わざと…?」

紬「さぁ、どうかしら?」

唯「うー…ムギちゃんのばかっ」

紬「うふふ♪」


>>358に感化された>>381に感化されて書いた

383:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 22:50:26 ndXYvKd1
イイヨイイヨ-

384:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 22:51:10 NmH8dT/t
>>382
Good&保守

385:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 23:25:10 IaPmUmCw
  _
´     ` ヽ
     ヾ   ;,
  ハ    ハ , ,:
. /彡 、   ..|ミ、   i
/   vへ |  ヽィ ノ
'  ==     ミ i ノ
ヽ::::::     :::::: { j   キマシタワーーー!!
 "   ワ   ノ  \
  " ー―  ":: ミ  ハ
、  i rへ  「⌒Y / 丿
ハ j i  j  〉¨¨´i /
 |/ /¨¨' i  l   |"

386:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 00:59:27 iTW+Zqnv
>>381
唯のキャラ崩壊してるけど…嫉妬して若干キレ気味の唯が可愛いw

387:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 01:43:47 xO8v3y7d
>>386
URLリンク(pic.2ch.at)
唯「……」


388:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 23:33:12 gnA1Gc5r
>>387
怖いw

389:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 23:39:27 X2Ja1jev
唯かっこよすぎワロタ

390:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 13:46:24 B6O6UnJt
琴吹家の許嫁からムギ姫を強奪する唯王子

391:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 23:25:20 O37tYhcK
澪「ここは私たちが食い止める。二人はこのまま逃げろ!」
唯「でも…」
律「気にするな、あたしら仲間だろ?」
紬「りっちゃん…」
梓「どうか二人ともお幸せに」
唯「くっ…、すまない。皆の犠牲無駄にはしないよ!」
      ○
       O
        o
         。
             . --/´ ̄` 一‐- .
            / ,.イ 、   ヽ. \ ミ 、
          /  イ | | ヽ.    ヽ ヽ   \
          ,ィ/   / !  、{   \   ト、    ヽヽ
        / /   / , |--、ヽ    `>.{‐ミ、i   ' '.
         / |  , /斗―`      ´⌒`ヽi ト.   }.ハ
        ′ :|   |′ { 、 `      ´、   ソ !  :   !
       i   .   l ,.ィ三ミ     ム三ミ、 }   ′ |
       |  !∧. | '´/i/i/   '   /i/i/ `| /:.:i |
       |   ヽ {                ノィ.:.:. |||    なーんてね
       ||  :.:.ト            /´ } .:.: |||
      i |  .:.:i       `  ̄ `´      从:.: ! ||
      } !   .:ハ              /|.:.:.:. | | {
      |i|    :|ヽ            イ:.:|:.:.:.: l 从
       }ハ|    :| :.:i\        . イ:. |:.:.!.:.:.:.:..小.{
     〃 .|    :| :.:|:.:.:l > --  ´ |:.|:.: |:/| .:.:.:.:ハ ヽ.
     /′ j!    { :.:|:.:.:|        l:ノ:.:./:.:|:.:.:.:.:. }  }i

392:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 00:24:40 Zsp8KNy8
夢見るムギちゃん

393:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 01:59:04 +k96jSQB
OK

394:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 07:37:14 FDPRZw7k
唯「ねぇ、ムギちゃん…」

紬「なあに唯ちゃん?」

唯「おっぱい触ってもいい?」

紬「!?」

唯「なんか見てたらマシュマロみたいにふわふわで美味しそうなんだもん」

紬「お、美味しくなんてないわよ」

唯「えー?ホントに??」

紬「本当よ」

唯「ホントにホントにホント?」

紬「本当に本当に本当よ。なんなら試しに…ハッ!?」

唯「にやり」

395:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 11:27:40 mY+gs3+Q
ニヤニヤするじゃないか

396:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 21:22:35 Qm8JV8xs
>>394
こう言うSSを見る時大抵電車に乗ってる俺って・・・



ニヤニヤした

397:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:01:23 an5/KClr
律「澪ー、一緒に帰ろうぜー♪」
澪「ちょ、ちょっとしがみつくな!」

今日も澪ちゃんとりっちゃんの二人は仲良く一緒に帰っていく。
その姿はまるで恋人同士のようで、思わず私の頬は緩んでしまう。

憂「梓ちゃん、帰ろ♪」
梓「あ、うん!」

憂ちゃんと梓ちゃんも、楽しそうに話しながら部室を後にしていく。
わざわざ迎えに来るなんて、あの二人もとっても仲良しなんだなぁ…私の頬はさらに緩む。

やっぱり、恋は必ずしも男女だけで成立するものではないと思う。女の子同士でも恋はできる!これが私の持論だ。

でも…皆にとってそれは変なのだろうか。
皆はただ友達として付き合っているだけなのに、それを恋愛とみなしてしまう自分は、やっぱり変なのだろうか…

唯「ねぇねぇ、ムギちゃんってばぁ」

ふと気付くと、私は唯ちゃんに肩を揺らされていた。
唯ちゃんは怪訝そうに私を見つめている。

紬「あ…ごめんなさい、なあに?」
唯「もう帰ろう?皆帰っちゃったよ」
紬「うん…そうね」

そういえば…唯ちゃんはどうなんだろう。恋をしたことはあるのだろうか。
本人はそういう話はあまりしないけど、もしかしたら…私は気になって、聞いてみることにした。

398:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:04:03 an5/KClr
紬「ねぇ唯ちゃん…恋したこと、ある?」
唯「えぇ!?な、なあにいきなり?」

私の質問に、唯ちゃんは驚いたような素振りを見せた。
無理もないか、私からこんな話を振るなんて今までなかったし。

紬「唯ちゃんはかわいいし、今まで誰かに好きっていわれたことあるんじゃない?」
唯「やだなぁ、ないよそんなのー!私なんか全然モテないって!」
紬「そう…なんだ」

唯ちゃんの答えに、安心している自分がいた。
よかった。唯ちゃんも私と同じなんだ…

唯「でも、なんでそんなこと聞くの?」
紬「うん、ちょっと…あ、もう一つ聞いていいかしら?」
唯「なに?」
紬「唯ちゃんは…お、女の子同士で…その…」
唯「女の子同士で…なに?」
紬「れ…恋愛するのって、どう思う?」
唯「へ?」

唯ちゃんはぽかーんと口を開けて私を見た。
ああ、何を聞いちゃったんだろう私…やっぱり、聞かない方がよかったかな。

紬「ご、ごめんなさい、聞かなかったことに…」
唯「そうだなぁ…私はなかなか難しいと思うな。」
紬「え…」

唯ちゃんの言葉は私にとって思いがけないものだった。
唯ちゃんなら、ありだよ~って、軽く受け入れてくれるものだと思っていたのだ。

399:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:05:34 an5/KClr
紬「ど、どうして?」
唯「やっぱり女の子同士だと友達っていうのが普通だよー」
紬「でも、女の子同士でも好きにはなるでしょ?」
唯「好きにはなるだろうけど…ドキドキしたりはしないと思うんだよねー
 澪ちゃんやりっちゃんだって多分一緒にいてドキドキしたりはしないと思うよ」
紬「そ、そっか…」

確かに…いくら仲がよくても、互いに意識をすることがなければ恋愛とは呼べないはずだ。

なんだか唯ちゃんの話を聞いているうちに、自信がなくなってしまった。やっぱり私の考え方、変なのかな…
そんなことを考えていると、不意に唯ちゃんの顔が目の前にあることに気がついた。

唯「でもね」
紬「な…なに?」
唯「私はムギちゃん見てるとドキドキするよ?」
紬「え…?そ、それどういう…」
唯「もう、ムギちゃんったら…こういうことだよ」

次の瞬間、私は唯ちゃんに抱きしめられていた。
唯ちゃんの柔らかい感触が、制服ごしに私の体を包みこむ。
私は何が起きているのか、すぐには理解できなかった。

紬「あ…えっと、ゆ、唯ちゃん?これ、一体…」
唯「私はムギちゃんにならできるってことだよ」
紬「な、何を?私、よく…」
唯「だから…恋だよ」

400:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:07:46 an5/KClr
恋ができる。唯ちゃんは確かにそう言った。それを誰に?私だ。
つまりこれは…唯ちゃんにこ、ここ…告白されたってこと…!?

紬「こ、恋って…えぇ!?」
唯「私、ムギちゃんと一緒にいると楽しいし落ち着くし、それに…」
紬「それに…?」
唯「ムギちゃんのこと…だ、大好きだから」
紬「……」カーッ…

大好き。
この一言だけで、私は頭が沸騰しそうに熱くなるのを感じた。

唯「ムギちゃん!?顔真っ赤だよ!大丈夫?」
紬「う、うん…でもさっき唯ちゃん、女の子同士は難しいって」
唯「それはあくまで普通はってことで、私は別だよ!」
紬「どうして?」
唯「だって私、ムギちゃんのことすごく好きだから」
紬「……」カーッ…
唯「ムギちゃん?」
紬「ご、ごめんなさい…私、こんなに一度に好き好き言われるの、初めてだから」
唯「あははー、大丈夫、そのうち慣れるよ!それで…ムギちゃんはどう?」
紬「どうって?」
唯「私と恋できる?」
紬「できるも何も…もうしちゃったわ」
唯「そっか…ねぇムギちゃん、ちょっといい?」
紬「え?なに…」
唯「大好きだよっ♪チュッ」


401:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:09:41 an5/KClr
頬に押し当てられた柔らかい感触が唯ちゃんの唇だとわかるまで、10秒ほどかかっただろうか。
それがわかった瞬間、私は何も言えなくなってしまう。

紬「ゆ…ゆゆ…」
唯「えへへー♪ムギちゃんっ♪」

唯ちゃんに抱きしめられながら、私は思った。

…しばらくは、唯ちゃんと一緒にいる時のドキドキは消えそうにないや。


fin

てなわけで書いてみましたー

402:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:12:54 Fp9QlYQD
GJ

403:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:18:13 yVcfVDrM
       /  l   .|  .|
    __  | __ |   | __ |
    l ヽ. |   |  |   |
.   | __| | __ | |^)_ |    ,-、
   _ |  | |   | .|ノ  |.    i  ヽ
  i'i. ヽ. -‐、 !   !-! ‐- ヽ.  〉、 l
 / _ ノ.ヽ. `' (ノo(ヽο/ ヽノ (ノ |
 ヽ. ,`ヽ,ソ    )ノ   ノ/o   |
   \ '  / / l     ()ヽ l
    ヽ.   '    |  (⌒ヽ  |
     ヽ.     |   しノ  /
      ヽ    l      /
最低だ・・・・・・・・俺って



404:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/18 23:17:35 RAzuYYlz


405:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/19 22:59:32 zn/B/Tsw
誰かネタを…

406:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/19 23:04:32 4NvC/ZOM
俺の部屋のあまりの寒さに普段色々紬からもらってばっかで
これじゃいけないと思い立った唯が憂に教わりながら
手編みの手袋やマフラーを紬にプレゼントしてあげると良いんじゃないかなと思った

407:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/20 02:48:26 gUH1XPMk
ある日、放課後の部室で、唯ちゃんが私に紙袋を差し出した。

唯「ムギちゃん、はいこれ!プレゼントだよっ♪」

紬「え?そんな、理由もないのにもらえないわよ!」

唯「私だって理由もないけどいつもムギちゃんからお菓子とかお茶とかもらってるよ?だから、受け取って!」

紬「唯ちゃん…じゃあ…いただくわね」

唯「開けてみて!」

紙袋を開けると、そこには淡いピンクのマフラーが入っていた。

紬「わぁ…これ、もしかして唯ちゃんが?」

唯「憂に教えてもらって編んだんだ~♪ちょっと失敗しちゃったとこもあるけど…」

紬「ううん、とっても上手に出来てるわ♪ありがとう、唯ちゃん」

唯「えへへー…照れるなぁ」

紬「さっそく着けてみていい?」

唯「うん!着けて着けてー♪」

紬「わぁ、すごくあったかい♪」

唯「ホント!?よかったー♪」

紬「…そうだ、試しに唯ちゃんも着けてみて?」

唯「え、でも」

紬「せっかく作ってくれたんだから、着け心地わかった方がいいでしょ?…はい」

唯「うん…わ、ホントにあったかいやー。ムギちゃんが着けてたからかな?」

紬「うん、そうかも♪」

408:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/20 02:52:24 gUH1XPMk
唯「そうだ…へへへ」

唯ちゃんはニヤリと微笑むと、マフラーを半分ほど外して私に巻いた。
さっきよりも温かいのは、唯ちゃんのぬくもりのおかげだろうか。

紬「わ…唯ちゃん?」

唯「前、憂にもしてあげたんだ~どう?」

紬「…うん、とってもあったかいわ♪」

唯「そうだ、今度からこうやって帰ろうか♪」

紬「えぇ…ちょっと恥ずかしいかも」

唯「大丈夫だよ~♪あったかければ気にならないって!」

紬「…うん、そうだねー♪」

唯「あったかあったか♪」

紬「あったかあったか♪」


おしまい

>>406から思い付いて書いてみました

409:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/20 13:03:32 bwWi86o7
この二人はホンマ癒されるわ~

410:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/20 14:55:56 GMs6B2Sv
URLリンク(ec3.images-amazon.com)

唯、抱きしめてるのかと

411:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/21 22:58:23 7XRT+4Zg
確かにそう見えるw
これは買わないといけないかな

412:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/22 19:11:02 x+RkMw6G
定期保守

413:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/22 22:16:19 42zMwrhc
癒しを求めて三千里…此処に辿りつきますた…


414:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/22 23:18:39 UIItpZSC
>>413
ようこそ、癒しの里へ
ここに来られた貴方はとても運がいい

415:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 01:50:32 kzWOYifi
>>413
よくきたね、過去ログでも見てゆっくりしていくといい

416:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 01:55:32 T7myo96G
唯→紬の失恋物が大好きな僕は、このスレでは異端ですかね・・・

417:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 20:03:19 qfzADdbz
「だから女の子同士じゃ子供はできないってムギちゃん.」
「やってみなけりゃ分かりません」

418:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 23:21:10 vKmPqbKE
仮にできたとして
どちらが生むのだろう?

419:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:05:41 sVUp6TNi
キーンコーンカーンコーン…

部活の始まりを告げるチャイムが鳴った。いつもならお茶を飲んで、色々な話をしている時間だ。
でも、その日の部室にはいつもの紅茶の香りは漂っていないし、美味しいお菓子もそのテーブルの上には並んでいなかった。
というのは…

律「ムギ、遅いなぁ…お茶飲まないとやる気出ないぜー…」
澪「いつもならとっくに来てるのに…どうしたんだろう」
唯「……」

いつまで経ってもムギちゃんが部活にやってこない。掃除当番だっていうのは聞いていたけど、それにしたって遅すぎる。
メールを送っても返事はないし、一体どうしたんだろう…

梓「そうだ、迎えに行ってみませんか?もしかしたら掃除が長引いてるのかも」
律「そうだな、じゃあ皆で…」
唯「あ、私が行くよ!大人数で行くのもなんだし」
澪「それもそうだな…じゃあ唯、頼むな」
律「寄り道すんなよー?」
唯「しないよー!それじゃ行ってくるね!」

私は急ぎ足で部室を後にすると、階段を一段飛ばしで駆け降りた。
憂に見られたら、危ないよ!と叱られてしまいそうだけど…でもそんなことは気にならなかった。
一刻も早く、ムギちゃんに会いたかったから。

420:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:11:02 sVUp6TNi
薄暗い廊下を駆け抜けて、私は自分の教室へとやってきた。
確かムギちゃんは教室の掃除当番だったはずだ。中を確認するべく扉に手を掛けた、その時―

「私…琴吹先輩のことが好きなんです!」

知らない子の声が聞こえてきた。
私はとっさに手を引っ込めた。
琴吹先輩って…ムギちゃんのことだよね…ムギちゃんを好きって…え?嘘、嘘…
私の頭は真っ白になる。そのまま扉の前に立ちすくんでいると、今度はムギちゃんの声が聞こえてきた。

紬「え、えっと…どういうこと?」
「今言った通りです!私、先輩のことが好きなんです。だから…付き合ってください」
紬「い、いきなりそんなこと言われても…」
「お願いします!」
紬「え、えっと…」

ムギちゃんは黙り込んでしまった。何か返事をするのに迷っているようだった。
それってつまり…付き合ってもいいかもって思ってる…?
そう考えたとたんに、胸に鋭い痛みが走った。

紬「私…」

気付くと私は走り出していた。ムギちゃんの言葉の続きを聞く勇気は、私にはなかった。

結局その日、私はそのまま家に帰った。その時の自分の顔は、皆には絶対に見られたくなかったから。

421:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:13:13 sVUp6TNi
唯「はっくしょん!」
憂「38度…今日は休まなきゃだめだね」

翌日、私は風邪を引いた。当たり前といえば当たり前だ。
カバンやギターはもちろん、マフラーも手袋も着けず、北風に吹かれて帰ってきたんだから。

憂「お姉ちゃん、昨日何があったの?律さんたちも心配して電話くれたんだよ?」
唯「…なんでもない」
憂「もう…じゃあ私は学校行くから、ゆっくり寝てなよ?」
唯「うん…」

憂が出ていくと、私はぼんやりと天井を見つめた。

…あの後ムギちゃんは、OKしたのかな。…したんだろうな。ムギちゃん、女の子同士で仲良くするのはいいことだって言ってたし。

不意に視界が潤んだ。私、どうして泣いてるんだろう…ムギちゃんが告白されたのが、そんなにショックだったのかな。
…違う。もちろんショックだったっていうのもあるけど、本当は…

唯「うぅ…ズズ…ムギちゃん…やだよぉ…」

本当は…ムギちゃんが誰かと付き合うのが嫌なんだ。だって私は、ムギちゃんのことが…

紬「なにが嫌なの?」
唯「きゃっ…!?」

突然、私の視界にムギちゃんの顔が現れた。
私は心臓が止まるんじゃないかというくらいに驚いて、何も言えずにその笑顔を見つめた。

422:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:16:53 sVUp6TNi
紬「唯ちゃん、具合はどう?」
唯「あ…だ、大じょ…はっくしょん!」
紬「大丈夫じゃないみたいね?はい、鼻かんで?」
唯「ズズ…ムギちゃん、どうして…?学校は?」
紬「私もお休みしちゃった♪唯ちゃんが心配だったから」
唯「な、なんで…?」
紬「なんでって…お友達のことを心配するのは当たり前でしょ?」
唯「……」

ムギちゃんの微笑みを見ていると、また胸が痛くなった。
こんな風に優しくされても、全然嬉しくない…だってもうムギちゃんは、あの子と付き合ってるんだから…

しばらく、二人を沈黙が包んだ。その間、私はムギちゃんに背を向けてベッドに横たわっていた。
しばらくして、ムギちゃんは静かに口を開いた。

紬「唯ちゃん、私ね?」
唯「……?」
紬「昨日後輩の子に…好きって言われたの」
唯「……!」

ムギちゃんの言葉に、私は思わず体を起こした。それでも必死に平静を保ってムギちゃんに言う。

唯「…へぇ、よかったね。それで、なんていう子なの?」
紬「…知らないの」
唯「え?知らないって…?」
紬「だって私…断っちゃったから」
唯「な…え?だってムギちゃん、あの時迷って…」

423:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:18:51 sVUp6TNi
紬「やっぱり唯ちゃんだったんだ。誰かが教室の前にいたような気がしたからもしかして…って思ってたんだけど」
唯「気付いてたんだ…ごめんなさい。盗み聞きしちゃって…」
紬「いいの。なかなか言わなかったのはね、知り合いには聞かれたくなかったからなの」
唯「なにを…?」
紬「私に好きな人がいるってこと」
唯「え…」
紬「さぁ、その人は誰でしょう?」

ムギちゃんの好きな人。一体誰だろう。澪ちゃん?りっちゃん?あずにゃん?それとも、クラスの誰か?それとも…

紬「時間切れ♪正解は…」
唯「あ…」

ムギちゃんは、私の体をぎゅっと抱きしめた。
私の熱っぽい体を、日だまりのような温かさが包み込んだ。

紬「唯ちゃんでしたー♪」
唯「む…ムギちゃん?な、なんで…?冗談でしょ?」
紬「冗談なんかじゃないわよ?私は唯ちゃんのこと大好きよ?」
唯「う、うそ…だって、だってムギちゃ…はっくしょん!うぅ…」
紬「大丈夫?はい」

再びティッシュで鼻を噛む私を見ながら、ムギちゃんは言う。

紬「ねぇ…唯ちゃん?」

424:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:20:28 sVUp6TNi
紬「私はホントに唯ちゃんのこと、大好きよ?
 いつも美味しそうにお菓子食べてくれるところとか、
 のんびりしてるところとか、ギターの練習ちゃんと頑張ってるところとか」
唯「……」
紬「ねぇ、唯ちゃんは私のこと、好き?」
唯「それは…」

正直、嬉しかった。ムギちゃんに好きって言われることが、とても嬉しかった。

唯「私も…好き」
紬「…ありがとう唯ちゃん。じゃあ、私の恋人になってくれる?」
唯「う…うん…でもホントに私なんかでいいの?もっとかわいい子が…むぎゅ」

ムギちゃんは私を強く抱きしめた。その胸に顔を埋めると、なんだかいい匂いがした。

紬「問答無用♪私は唯ちゃんがいいの!わかった?」
唯「…うん」
紬「じゃあ決まり♪今日から唯ちゃんは私の恋人ね♪」
唯「う…うん」
紬「じゃあ早く風邪を治して一緒に学校に行きましょう?というわけで…はい♪」

ムギちゃんは鍋を私に差し出した。中身はおかゆ。どうやら憂が作ってくれておいたものらしい。

唯「これを…どうするの?」
紬「朝ごはんまだでしょ、栄養つけなきゃだから…はい♪」

ムギちゃんはスプーンにおかゆを一口取って、私の口に差し出した。

425:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:24:09 sVUp6TNi
唯「いいよぉ、自分で食べられ…むぐ」
紬「さぁ、いっぱい食べて早く元気になってね、唯ちゃん♪」
唯「んぐぐ…っくしょん!」
紬「きゃあ!」
唯「ご、ごめん!」
紬「ぷっ…あはははは…」
唯「む、ムギちゃん?」
紬「私、おかゆだらけね♪」
唯「あはは…ホントだね」
紬「あ、唯ちゃんも口の周りに…あはははは!」
唯「え?ホントだ…ぷふふ、あはははは!」

―こうして、私たちは恋人になった。これからよろしくね、ムギちゃん♪

―――
夕方

憂「ただいまお姉ちゃ…あ、寝てる…ってなんでごはんつぶだらけなの!?紬さんまで!!

終わり

失恋ものにしようと思ったのに、気付いたらくっついてた…

426:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 02:41:17 A6Y5elaR
片思いが報われる瞬間って良いよね。最高だよね。
唯の片思いなんて上手く想像出来なかったけど、かなりツボに入ったw

427:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 11:45:43 kwIEjJ1d
>>425
GJ シリアスもいいけどハッピーエンドが一番!


428:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 19:14:00 BYkdFInc
おお…これは禿しくGJ!

429:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 20:07:03 CTz5Ia/U
失恋物だったら俺三日は寝込んでたわ
ハッピーエンド最高

430:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/25 23:13:44 gSZUGdGZ
*

431:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 00:33:10 yjxTaayd
「はい唯ちゃん特別のケーキよ、誕生日だもの」
「ムギちゃん?」
「ゆっくり舐め取って下さい」
「んふふ、じゃあ遠慮なく、頂きますっ!!」

432:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 11:19:50 m0pc2BfR
その日の朝、私はいつもより遅く家を出た。
それは寝坊をしたわけじゃない。、ある人と一緒に登校するためだ。その人というのは…

紬「あ…来た」

駅の前でしばらく待っていると、のんびりと歩いてくる唯ちゃんの姿が見えた。
よかった、今日は憂ちゃんは一緒じゃないみたいだ。

紬「唯ちゃん、おはよう♪」
唯「あ、ムギちゃん!おはよー♪」
紬「今日は一人?」
唯「うん、憂は後から来ると思うー」
紬「そうなんだー…」

ということは、あまりもたもたしていられない。
いや、別に憂ちゃんがいてもいいんだけど、これからすることを見られるのはなんていうか…恥ずかしい。

唯「ムギちゃーん」
紬「なっなに?」
唯「今朝はいつもよりあったかいねー」
紬「そ…そうかしら。私は寒いと思うけど」
唯「そう?ムギちゃんは寒がりなんだねぇ」

まぁ、確かに暖かいとは思うけど…それに同意するわけにはいかない。
してしまうと、これから渡すものを喜んでもらえないかもしれないから。

紬「…あの、唯ちゃん」
唯「んー?」
紬「きょ、今日のお誕生会、楽しみね」
唯「うん!ところでムギちゃん、例のブツはございますでしょうか…?」

433:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 11:23:10 m0pc2BfR
紬「もちろん!ケーキ、とっておきのを用意するわ!お菓子もたくさん!」
唯「ありがとムギちゃ~ん♪」

って、そうじゃなくて…私は意を決して、唯ちゃんに向き直った。

紬「ゆ、唯ちゃん!」
唯「ん?どしたの?」
紬「こ…これ!」

私はカバンから袋を取り出すと、唯ちゃんに差し出した。
唯ちゃんは面食らったような表情で、それを受け取った。よかった、渡せた…

唯「なあに?これ」
紬「皆より一足早いけど…唯ちゃん、お誕生日おめでとう。私からのプレゼントです」
唯「え…あ、ありがとうムギちゃん!」
紬「開けてみて?」
唯「うん、じゃあ……わぁ、かわいい!」

私からの唯ちゃんへの誕生日プレゼント、それは…自分で編んだ毛糸の帽子だ。
喜んでくれるかどうか不安だったけど…どうやらその心配は杞憂に終わりそうだ。
だって唯ちゃんは、真っ先に被ってくれているから。

唯「えへへ…似合うかな」
紬「うん…とっても」
唯「これもしかして、ムギちゃんが編んでくれたの?」
紬「ホントはマフラーとかセーターにしようと思ったんだけど、時間がなくて…」
唯「そうだったんだ…ありがとムギちゃん。これすっごく被り心地がいいよ!」

434:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 11:25:42 m0pc2BfR
紬「そっか…よかったわ。気にいってもらえたみたいで」
唯「えへへ~ムギちゃん帽子~♪これで今年の冬は安心だ~♪」

私の作った帽子を被って笑う唯ちゃんは、とても魅力的な笑顔を私に向ける。
こんな笑顔が見られるなんて…がんばってよかったかな。

唯「おっとっと前が…あはは、ちょこ~っとだけサイズ大きいかも」
紬「ご、ごめんなさい!す、すぐに編みなおして…」
唯「いいよいいよ!どうせすぐ大きくなるから!」
紬「え…そう?」

子供ならまだしも、高校生以降で頭のサイズはそんなに変わるのかなぁ…と気にはなったけど、まぁ、いいか♪
ちょっと大きめの方がかわいいし…

唯「ムギちゃん、こんなかわいい帽子くれてホントにありがと♪一生大事にするよ!」
紬「こ、こちらこそありがとう…そんなに大事にしてくれるなら、私もうれしいわ♪」
唯「帽子だけじゃないよ?私、ムギちゃんも一生大事にする!」
紬「え!そ、それって…えぇぇ…」

い、今のはまさか…そういうこと!?
いや、ただ単に友達としてとか、そういう意味なんだろうけど…でも、それでも…

435:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 11:27:04 m0pc2BfR
紬「…ふふっ♪」
唯「ムギちゃん、なんかうれしそうだね♪なんでー?」
紬「うん…プレゼント、ちゃんと渡せてよかったなって」
唯「そっか♪」
紬「あ、早く学校行かなくちゃ!誕生日に遅刻したら大変!」
唯「うん!じゃ急いで行こうムギちゃん!」
紬「きゃっ…?」

唯ちゃんは不意に私の手を掴むと、勢いよく走り出した。このドキドキは、走ってるからなのか、それとも…
まぁ、どちらでもいいかな。だって今私は、こんなにも幸せなんだから。


おしまい♪

436:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 23:25:04 KXY7QWil
                  -――-
            , :.´: : : : : : : : : : : : ::`ヽ
          //: : /',: : : : : : : : 、: : : : :.\
          、___/: /\/ ヽ : : : : {`ヽ::.',: : : : : :'.,
        `フ: ::|\/⌒ ',: : : : l\:.:. |.:i : : : : :::.
          i/:.:.|: :.}    レ' \|   ヽ|/: : i: :.ヽ i
         /: : :.',:.:i  h      h }: | : :|: : :|::|
        ,′i: : ヽ|  U      U |: i :.:.|): :.レ'
         i:.:.:.|: : : ',          ""レ': : :|: : : :i
         |: :.:|: :.::ハ ""  r┐   ',:.:.:. |: : :.:′
         ヾ:∧./: :人     ヽ    イ:.: :/:∧/
     ノヽ._ノヽ∩_ノヽノ >‐  ―‐<´ .|ル'V
    /-=≡ ≡≡≡ ≡=-{\ ヽ/  / `ヽ
    }.: :: :: :: :: ::: ::: ::: :: :: :..}/ ヽ. //    }
    {-========-{      /    /
   r人________ノ_へ._/     ′
   ヽ_ノ ̄ ̄   ̄ ̄.>代__ ノ   ` /
     ̄`ー― ´  |  \   / ヽ

437:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/28 08:05:31 UfZmN0/v
紬→唯派と、唯→紬派って、どっちが多いんだろう

438:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/28 18:28:38 TRlSOsv+
>>437
俺の中では圧倒的に唯紬

439:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/28 23:19:22 F/d0Bcp2
>>437
どちらでもおいしくいただけます

440:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 01:56:17 seG7szVe
yes

441:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 02:07:55 Mq4zgX7B
>>437
俺も唯紬
どっかのSSの、ムギに嫉妬しまくりの唯に萌え死んだ

442:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 15:16:46 JD9mKmB8
ぎゅっぎゅ♪

443:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 17:39:56 1pbnX1iO
むきゅむきゅ

444:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 22:42:33 j5DiEzX8
トコトコ

紬(あ、唯ちゃん来た…そうだ、寝たふりしちゃえ♪)

ガチャ

唯「ちわー、平沢ですー…あれ、ムギちゃん寝てる?せっかくサブちゃんの物まねしたのにぃ」

紬(サブ…?ふふふ、まぁいいや、近くに来たら脅かしちゃおっと)

唯「…寝てるんだぁー…そっかー…じゃあ、ちゅーしちゃお!」

紬(ええっ!?)

唯「ムギちゃんちゅー♪」

紬「ちょ、ちょ唯ちゃ…」

チュッ

紬「……///」

唯「あれ、ムギちゃん起きてたんだねぇ?」ニヤニヤ

紬「負けました…」

445:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 23:15:29 VLAtYEim
物真似フイタ(笑)

446:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/30 02:13:36 8MEA/exB
>>444
紬は攻められると弱い
もうこれが自分の中で常識化しつつある


447:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/30 02:20:31 8MEA/exB
スマン、あげちまった

448:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/30 10:03:46 s8apY6Nj
唯は付き合い始めは、それこそ澪みたいに照れまくって耳まで真っ赤にして、しばらくムギの顔もあんま見れない感じになりそう。
でもいざ覚悟決めて、手繋いだりフレンチキスしたりするのは唯からって感じがする。

まぁ総括すると、唯が意外とヘタレだったら萌えるよね、って話。

449:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/30 23:16:16 ySKvNA7F
y

450:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/01 01:36:10 qHP2Onrb
ほす

451:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 16:08:43 5V/n1TKf
前略、私こと秋山澪は、授業中に退屈して校庭を眺めていました。
唯たちのクラスの今日の体育はソフトボールのようです。

律「行くぜー唯!ていっ!」

唯「来いりっちゃ…へぶっ!」ガツン!

律の投じたボールは唯の腰を直撃、唯は倒れました。大丈夫かな、と思った矢先…

紬「唯ちゃん大丈夫!?ゆ…許すまじりっちゃん!でいやっ!!」

律「ちょ、ムギ!?う、目にゴミがっ…」ゴシュッ…

ムギがバットで打ったボールは律の額を直撃、律は保健室まで運ばれていった。果たして無事だろうか…

紬「唯ちゃん、大丈夫?」

唯「いてて…あぅ、足ねんざしちゃった…ムギちゃん、おんぶしてー」

紬「合点承知!唯ちゃん、保健室に行きましょう!」

今、どのようにすれば足をねんざするのか甚だ疑問ではあるけれど、ムギは唯をおぶって校舎へと入って行った。

唯「えへへ…ムギちゃんいい匂いがするねー♪」

紬「あら、唯ちゃんたら汗の匂いが好きだなんて意外とマニアックなのね?じゃあ保健室でもっと汗をかきましょう♪」

唯「やだ、ムギちゃんたらー♪」

あはは、うふふ…


―私は静かにノートを開いた。…ふふ、今日はいい歌詞が浮かびそうだ。

452:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 16:54:51 e/ezrtMV
ゴシュwwww

453:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 19:46:09 RJrKhgpA
メジャーかよwww

454:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 23:24:01 Qjr/ZTwB
ムギの性格が改変されてるww

455:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 23:30:11 hRzDEPnJ
どこから突っ込んでいいやらwww

456:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 11:25:56 N9Buc0Wr
でも、面白いwww

457:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 15:04:32 M+XXkFpy
お前らのことだからチェック済みだろうけど
最近百合板の方で良質な唯紬SSが多いぞ

458:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 22:19:07 REPoMJ0X
紬「なにがゴシュだ!コスしろコラァァ!!」

459:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 22:57:23 xaD5WIZ8
>>458
それ死亡フラグだから

460:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 23:29:14 1hXYvBPc
>>457
でも百合板は18禁

461:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 23:57:48 DJ87g0W1
こんにちは、琴吹紬です!突然ですが私たち、一緒に暮らすことになりました!
とはいっても、唯ちゃんのご両親が出張とその付き添い、憂ちゃんが友達の家に泊まりに行く1日だけですが…

唯「こうやって私の家で二人きりになるのって不思議だよねー」

紬「そうね、でも将来的には不思議じゃなくなるかも」

唯「え、それって一緒に暮らすってこと?」

紬「ふふふ、どうかしら♪」

唯「もう、ムギちゃんったらぁ」
紬「唯ちゃん、早くご飯食べないと冷めちゃうわよ?あーん」

唯「あーん…うん、おいしい!」

紬「なんだか新婚みたいね♪」

唯「そうだねー♪…ねぇムギちゃん、私のこと好き?」

紬「もちろん!大好きよ」

唯「えへへ…私もムギちゃん大好き。…あ、もうこんな時間!ムギちゃん、食べ終わったら先にお風呂入っちゃっていいよ?」

紬「あら、一緒に入ればいいんじゃない?」

唯「えぇっ!は、恥ずかしいよ…」

紬「ふふっ…唯ちゃんが照れるなんてこともあるのね」

唯「うぅ…ムギちゃんのいじわる!」

紬「わぁ、唯ちゃんが怒ったー♪」


このあと、私たちが一緒にお風呂に入ったかどうかは…内緒です♪

462:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 00:01:30 RHMm6Dx+
甘甘だなぁ

463:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 22:34:43 6DK106BW
なんか紬って常に余裕綽々だから、たまには心乱すところ見てみたいな

もちろんシリアスな意味でな

464:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 23:26:22 ylF7NspG
唯と紬じゃどちらが冷静を保てるかというと二人の性格からして紬だからなぁ

465:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:27:10 s0WUBowM
唯「ムギちゃん、一緒に部室行こっ♪」

今日も部活の時間になると、無邪気な笑顔を浮かべた唯ちゃんが私の元にやってきた。
不思議なもので、その笑顔を目にしたとたんに、一日の疲れが消えてしまう。
これは、いわゆる癒し効果っていうのかな?

紬「うん、行きましょ♪…あれ、りっちゃんは?」
唯「澪ちゃんのとこに行ったよー。先に行ってていいって」

それを聞いて、私はうれしくなる。わずかな時間だけど、唯ちゃんと二人になれる…ちょっぴり皆に罪悪感を感じるけど。

唯「ところで、今日のお菓子はなあに?」
紬「さぁ、なんでしょう?」
唯「うーん…シュークリーム!」
紬「正解♪唯ちゃんすごい!」
唯「えへへー♪それほどでも~」

こんな風に唯ちゃんとなんでもない会話をしながら部室に向かうのは、本当に楽しい。
それは短くて、ゆっくりと噛みしめている暇もないけれど―私にとっては、とても幸せな一時だ。

だから、贅沢を言ったらきっとバチが当たるよね。もっとこんな時間が増えたらいいな、なんて…

466:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:28:56 s0WUBowM
律「よし!今日はこれにて解散!」

りっちゃんの言葉を合図に、軽音部の皆はそれぞれ帰りの準備を始める。
楽しい学校生活の中で唯一、この時間は苦手だった。
ほんの短い時間だけど、皆とお別れしなきゃいけないから。唯ちゃんの顔を、見られなくなるから…

唯「ムギちゃん」
紬「な、なあに?」
唯「今日さ、一緒に帰らない?」
紬「え…ど、どうして?」
唯「澪ちゃんたち、楽器屋さんに行くらしいんだけどね?私、家の用事ですぐ帰らないとなんだ。
 ムギちゃんも電車の時間あるし、あまり寄り道できないでしょ?だから一緒に帰ろうかなって。平気?」
紬「あ…うん。大丈夫…」
唯「じゃあ決まりだね!えへへ♪」
紬「う、うん…」

唯ちゃんと一緒に帰る…。何を話したらいいんだろう。
私はうれしさと不安感が混じったような、なんとも言えない気持ちになっていた。

467:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:30:15 s0WUBowM
唯「うぅ、寒いねー」
紬「うん…寒いね」

私と唯ちゃんは、北風の吹き抜ける道を並んで歩いていた。
この季節になると、暗くなるのも早い。あちこちの家に飾られたクリスマスのイルミネーションが、幻想的な光を放っていた。

唯「りっちゃんたち、楽器屋さんについてる頃かなー」
紬「うん…そろそろかもね」
唯「あ、一番星見ーつけた!…一番でもないか。あはは」
紬「あはは…」

ダメだ。上手く会話ができない…学校じゃ普通に話せるのに、どうしてこんなにぎこちなくなっちゃうんだろう…

唯「ムーギーちゃん♪」
紬「な…ひゃあっ」

唯ちゃんは両手で私の頬を挟んでいた。手袋の柔らかい感触が、私を優しく包んだ。

唯「えへへ、あったかいでしょ。ぶーくろちゃん」
紬「う…うん。あったかい」
唯「…ねぇ、ムギちゃん」
紬「な、なあに?」

唯ちゃんは、まっすぐな眼差しで私を見つめた。
その瞳はどこか愁いを帯びていて、私は思わずドキッとしてしまう。

唯「私と一緒にいるの…どう思ってる?」
紬「え…?」
唯「楽しい?それとも、つまんない?」
紬「それは…もちろん、楽しいわよ?」
唯「…そっか」

468:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:32:33 s0WUBowM
唯ちゃんは私の顔から手を離すと、くるりと背を向けた。
その背中は、なんだかいつもより小さく見えた。

唯「実はね、今日用事があるっていうの嘘なんだ」
紬「え…嘘?」
唯「うん、嘘」
紬「どうしてそんな…」
唯「…ムギちゃんと一緒に帰りたかったからだよ」
紬「えっ…?」

私は、唯ちゃんの背中をじっと見つめた。唯ちゃんはそのまま続ける。

唯「私もムギちゃんと一緒にいるの、すっごく楽しいから…
 だから、もっと二人きりでいたいなって思ったの」
紬「唯ちゃん…」
唯「でも…やっぱりダメかも。私たちは、軽音部で一緒にいるから楽しいのかもね」
紬「そ…それは…」

何も言い返せなかった。実際、今の私はいつものように楽しめてはいなかったから。

唯「さ、早く帰ろ?遅くなっちゃう」

私たちはお互い、学校とか、軽音部っていう枠組みがあるからこそ幸せな関係でいられるのかもしれない…

紬「…うん」

やっぱり、今以上を望んじゃいけないのかな。贅沢を言っちゃ、いけないのかな…

唯「うぅ、寒いなぁ…」
紬「そんなこと…ない
唯「えー?寒いでしょー?」
紬「唯ちゃん…私たち、もっと一緒にいたっていいと思う」
唯「……!」

469:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:34:12 s0WUBowM
唯「…どうしてそう思うの?」
紬「だって…だって私は…」
唯「……?」
紬「唯ちゃんのこと、好きだから」

私は、唯ちゃんを抱きしめた。その小さな背中は一瞬震えたけれど、静かに私を受け入れてくれた。

唯「……」
紬「私、唯ちゃんのことが好きだから…一緒にいたいの」
唯「……」

こんな簡単なことにどうして今まで気付かなかったんだろう。
この気持ちは、贅沢とか、そういうことじゃない。
ただ唯ちゃんのことが好きだから、もっとそばにいたいって感じるんだ。

唯「…多分私も、ムギちゃんとおんなじだと思う」
紬「じゃあ、もっと一緒にいよう?もっと二人で…」
唯「でも…やっぱり私たちは今までのままでいた方がいいよ」
紬「ど、どうして…きゃ」

唯ちゃんはするりと私の腕をすり抜けて、また手袋で私の頬を挟んだ。

紬「ゆ…」
唯「ムギちゃん、私のこと好きって言ってくれたよね」
紬「…うん」
唯「それで…どう、したい?」
紬「だ、だから…もっと一緒に…」
唯「私と一緒にいて…どうなりたいの?」
紬「それは…」

答えは簡単だ。お互いに想い合うひとと一緒にいる間柄。それは―

紬「恋人…だよ。私、唯ちゃんの恋人になりたい」

470:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:36:56 s0WUBowM
そう言うと、唯ちゃんは照れくさそうに微笑んだ。でもその笑顔は、どこか辛そうで、今にも崩れ落ちてしまいそうな、そんな危うさを漂わせていた。

唯「私もだよ。私も、ムギちゃんと恋人になりたい」
紬「じゃあなろう?両想いなんだから、それでいいじゃない!」
唯「ダメなんだよ。ムギちゃん」

唯ちゃんは私から離れた。今まで唯ちゃんが触れていた頬からぬくもりが消えて、恐ろしく冷たくなっていく気がした。

紬「どうして?どうしてダメなの…?」
唯「…だってね、ムギちゃん。私たちは、軽音部員なんだよ。りっちゃんや澪ちゃん、あずにゃんとおんなじ、軽音部員なの。
 誰かを特別に好きになっちゃダメなんだよ」
紬「そんなことない!りっちゃんと澪ちゃんだってよく仲良くしてるし、唯ちゃんだって梓ちゃんに抱きついたりしてるじゃない!」
唯「りっちゃんと澪ちゃんは、幼なじみでしょ?私とあずにゃんは、先輩と後輩。恋してるわけじゃないよ」
紬「でも…でも…」

唯ちゃんは間違ってる。幼なじみだろうと先輩後輩だろうと、お互いが好きだってことは変わらない。
その度合いが強いか弱いか、ただそれだけのことじゃない。特別なことなんかじゃないよ…

471:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:41:57 s0WUBowM
でも私は、それを口に出すことをしなかった。いや、正確にはできなかったのかもしれない…

唯「…ごめんムギちゃん、私先に行くね。また明日」
紬「あ…」

一瞬見えた唯ちゃんの頬には、一筋、光るものがあった。
今すぐ駆け寄って、抱きしめてあげなきゃ。もう一度、好きだって言わなきゃ…
今それをしなかったら、明日になったら、もう今のまま、何も変わることはない。なんとなく、そんな気がしていた。
でも…頭ではわかっているのに、足が動かなかった。

―ダメなんだよ。ムギちゃん

紬「う……うぅ…」

その言葉を思い出すと、自然と涙が溢れ出た。唯ちゃんの言葉は、私の心に深く突き刺さっていた。
唯ちゃんの私に対する拒絶。それは、唯ちゃんの優しさで、冷たさで、強さで、弱さで…
一つ言えるのは、確かに私のことを想ってくれてるってこと。

だったら…私も、選ぼう。唯ちゃんと笑い合える、幸せな時間を過ごせるような、そんな道を。

紬「ありがとう…唯ちゃん」

誰もいない道でそっと呟いて、私はゆっくりと歩き出した。
唯ちゃんの想いを、唯ちゃんへの想いを、そっと胸に抱いて。


おわり
長文失礼

472:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 18:28:49 wJA0L5vO
終わりだと?俺は続きがあると見たね

473:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 18:58:24 8Di7/I8F
切ない。・゚・(ノД`)・゚・。

俺も続き希望

474:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:17:06 Nr4GUDn/
これは超大作の序章に過ぎない!

475:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:22:00 hyqpUDli
あと500レス余ってるから大丈夫だな

476:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:52:49 s0WUBowM
紬「はぁ…」

私は情けないため息をつきながら、いつものように部室へと向かっていた。体調はいつものように、とはいかないけど…

―結局、昨日は一睡もできなかった。
私の選択は正しかったのか、それとも間違っていたのか…答えの出ない問題をあれこれと考えているうちに、夜が明けてしまったのだ。
なんでこんなにモヤモヤするんだろう…唯ちゃんのこと、きっぱりと諦めたはずなのに。

紬「はぁ…」
唯「なにため息ついてるのー?」
紬「えっ…!?あ、ゆ、唯ちゃん!?」

突然私の眼前に、不思議そうな表情の唯ちゃんの顔が現れた。私は思わず飛び退いてしまう。

唯「もう、先に行っちゃうなんてひどいよムギちゃん」
紬「ご…ごめんなさい」
唯「今日も寒いねー。朝はなかなか布団から抜け出せなかったよー」
紬「そ、そうなんだ」
唯「こんな日はムギちゃんの入れたあったかい紅茶が飲みたいなー♪よろしくね♪」
紬「うん…」

ダメだ…やっぱりうまく話せない。唯ちゃんの顔を見るだけで、心がキリキリと痛くなる。
唯ちゃんは…なんともないのかな。昨日のこと、気にしてないのかな…

477:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:54:12 s0WUBowM
部室

唯「んー♪やっぱりおいしー♪」
紬「…唯ちゃん」
唯「ん?」
紬「昨日のことなんだけど…」
唯「あぁ、ごめんね?先に帰っちゃって」
紬「私こそごめんなさい。あんなこと…言っちゃって」
唯「いいんだよー。私、全然気にしてないし」

唯ちゃんの気にしてないという言葉に、私の胸はズキンと痛む。もちろん、それは二人にとって正しいことなんだっていうのは分かる。
でも一方で、自分と同じような感情を抱いていてくれたら…なんてわがままな願望も、なかなか捨てきれないでいた。

紬「ねぇ、唯ちゃん…」
唯「ん?」
紬「私…ホントはよくわからないの」
唯「なにが?」
紬「昨日唯ちゃんが言ってたこと…ねぇ、私たちやっぱり…」
唯「それはもういいんだよー。綺麗に忘れてさ、楽しく部活しよう?」

その時の唯ちゃんの笑顔は、とても残酷なものに見えた。
あんなに温かかった唯ちゃんの私への想いが、とても空虚なものに感じられた。
唯ちゃんの気持ちは、そんな軽いものだったの?そんなに簡単に忘れられるようなものだったの…?

唯「それにしても皆遅いねー。メールしてみよっか」
紬「そんな簡単に忘れられるわけ…ないじゃない」
唯「え…?」

478:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:57:16 s0WUBowM
紬「唯ちゃんは…最初から私のことなんて好きじゃなかったんだよ…」
唯「そんなこと…」
紬「そうなの!だからそんな簡単に忘れられるんじゃない!
 私と恋人になりたいって言ったのだって…ホントは嘘だったんでしょ?
 あれこれ理由付けたのだって、私を諦めさせて、それで…」
唯「……」
紬「それで…それで…わた…私を…」
唯「…ムギちゃん」
紬「……!」

唯ちゃんは私をきゅっと抱きしめた。その温かい胸に包まれたとたん、抑え込んでいた涙を止めることはできなくなった。

紬「ゆ…唯ちゃ…」
唯「よしよし…ごめんね」
紬「私…や、やっぱり…やっぱり、唯ちゃんと…いっ、一緒にいたいよ…」
唯「……」

唯ちゃんは何も言わない。ただ黙って、私を見つめていた。

紬「ねぇ、唯ちゃん…」
唯「さっきムギちゃんが言ってたこと…半分は当たってるかも」
紬「え…?」
唯「あ、ムギちゃんのことが好きなのと、恋人になりたいっていうのはホントだよ?
 でも…澪ちゃんたちのことを引き合いに出したのは、やっぱり変だよね」
紬「変…?」
唯「私…ホントは怖かったんだよ。ムギちゃんの恋人になるのが。ムギちゃんの特別な人になるのが」
唯「唯ちゃん…」

479:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:59:34 s0WUBowM
唯「でもね」
紬「……!」

唯ちゃんは、私の涙を拭うと、頬を両手の手のひらで挟んだ。昨日とは違って、唯ちゃんの体温が直接私に伝わってくる。

紬「ゆ…唯ちゃ…」
唯「もう、怖くない。私気付いたんだ。こんなにムギちゃんから想われてるのは、すごく幸せなことなんだって…
 ごめんね、泣かせちゃって」
紬「い…いいの…?」
唯「うん…ホントに、ごめんね」
紬「う、うん…」
唯「私ムギちゃんのこと、大切にするからね」
紬「私も!私も大切にする。唯ちゃんのこと、大切にするから」
唯「そっか…えへへ、ありがとう♪…じゃあこれは、その約束ね」

唯ちゃんはそう言うと、目を閉じて私に顔を近づけた。
それが意味することは、やっぱり…ちょっと恥ずかしいけど、私も目を閉じた。

やがて、その感触が私の唇に触れた。それは、今まで触れたどんな物よりもやわらかくて、温かくて…幸せな、味がした。



今度こそ終わりです
あと3レス目の一番下はムギちゃんのセリフです。間違えてたww

480:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 00:08:08 Dxgehar9
( ;∀;)イイハナシダナー

乙、感動した!

481:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 18:52:07 mfiPlGnE
このスレのおかげで唯ムギスキーになってしまった………


482:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 20:32:11 RMtyGTMD

良かったよまたなんか書いてくれ

483:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 23:29:26 02nHwrfg
続きがあってよかった~

484:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 02:39:26 8ab7lI1v
こんな良スレ落としてたまるか

保守

485:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 05:02:22 rLHvu2JC
紬み紬

486:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 05:21:56 nji/VAAn
公式ユイムギ!…とアズ
他2名

URLリンク(moepic3.moe-ren.net)

487:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 18:44:39 AhPZ594w
これは私が初めて恋をした時の話です。

唯「今日、ムギちゃん部活来るの遅いね・・・・」
律「掃除当番じゃなかったっけ?」
唯「そうだったっけ?ちょっと様子見てくる!」
律「遅くなるなよー!」
唯「わかったー!」

そう言って私はムギちゃんの元へ行きました。教室を見るとムギちゃんは珍しく教室で寝てました。

唯「珍しいな~ムギちゃんが教室で寝てるなんて・・・そうだ!ムギちゃんにいつもお世話になってるから今度は私がムギちゃんにお返しをしよう!」

そう思った私はムギちゃんをおんぶして音楽室まで行こうとしました。おんぶをして歩いている最中にムギちゃんは起きちゃいました。

紬「あれ?私ったら教室で寝てて・・・・それから・・・」
唯「私がおんぶして音楽室まで行こうとしてたんだよ~」
紬「あら・・・ごめんなさい、唯ちゃんの背中が気持ちよくて、ぐっすり眠っちゃったわ・・・」
唯「そのまま寝てて良いよ~、音楽室までおんぶしたまま連れて行ってあげるから!」
紬「無理しなくていいのよ、私は重いからおんぶしてる唯ちゃんが大変だわ」

ムギちゃんは私の背中から降りました、なんだか背中が寂しい・・・

紬「今度は私が連れて行く番ですわ~」

そう言ってムギちゃんは私を軽々と持ち上げてお姫様抱っこをしてくれました。

唯「すごいね~私を軽々と持ち上げるなんて」
紬「私、力があるからこれくらいは楽勝よ~」

私はムギちゃんに抱っこされている間、ずっとドキドキしていました。これが恋という物なのでしょうか?
ムギちゃんにお姫様抱っこされて行く音楽室への道は長くて短いようでした・・・・
部室に到着すると私がムギちゃんに抱っこされている様子をみんなが驚きながら見ていました

律「お前ら・・・・何やってんだ?」
梓「ムギ先輩って力持ちなんですか?」
澪「なにがあったんだ?」

ムギちゃんは私を降ろしてお菓子の準備を始めました。
今日は何のお菓子かな~?まぁ、なんでもいいや~ ムギちゃんが出してくれるお菓子は特別おいしいから♪

紬「今日は唯ちゃんが大好きなお菓子よ~」
唯「わ~い!ムギちゃん!ありがとう!」

私は胸のドキドキが抑えられなくて無意識にムギちゃんの頬っぺたにキスをしてしまいました!

紬「あら…唯ちゃんったら大胆ね……///」

終わり

SSを書くのは初めてなんですけど難しいですね~ 素人作品でゴメンなさい
それではまた~


488:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 22:48:39 HqtiM8Gr
ムギの口調がちょっと違う。
まあでも初めてならしょうがないかもね。GJでした。

489:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 23:13:21 j4Fr3BOP
c

490:ふわふわ時間@こたつ
09/12/08 03:19:40 qaEQdAAB
ある日の帰り道、ムギちゃんが唐突にこう言った。

紬「ねぇ唯ちゃん…唯ちゃんの家って、もうこたつ出した?」
唯「出したよー。毎日ぬくぬく気持ちいいよー♪」
紬「そう、なんだ…」
唯「?」

ムギちゃんはもじもじしながらうつむいている。どうしたんだろう…?
あ、もしかして…

唯「もしかして…こたつに入りたいの?」
紬「え?あ、えっと…う、うん」
唯「そういえば、ムギちゃんちこたつないって言ってたもんね。そうだ!今から私ん家来る?」
紬「ええ!い、いいの?迷惑じゃない?」
唯「いいんだよー。多分今誰もいないし」
紬「そ、そう…なんだ」

その日は部活が休みで、私たちは普段より早く下校できていた。
憂は友達とお茶の約束してるって言ってたし、ムギちゃんも気を使うことはないよね。

唯「じゃあ、今日は私と二人でお茶しよう!皆には内緒だよー?」
紬「…うん。内緒にする」
唯「てことで、スーパーでお菓子買っていこう!」
紬「きゃ、唯ちゃん待って…」

私はムギちゃんの手を引いて走り出した。
ムギちゃんはわくわくしているのか、早くも顔が真っ赤だ。こういうのって楽しいよね、ムギちゃん♪

491:ふわふわ時間@こたつ
09/12/08 03:24:15 qaEQdAAB
私たちはスーパーでお菓子を買い込んで、私の家へとやってきた。

唯「さ、ムギちゃんこたつだよー♪」
紬「それじゃ…お邪魔します」
唯「あはは、今日二回目だね。家入った時にも言ってた」
紬「うん…そうだね」

こたつに足を入れたムギちゃんは、しばらく黙っていた。
どうかしたのかな。顔が赤いし、こたつが冷たいってことはないだろうけど。

唯「どうムギちゃん、あったかい?」
紬「う、うん。すっごくあったかい」
唯「でしょー♪ムギちゃんの家も買えばいいのに」
紬「うん…多分そのうち買う…かも」

さっきからどうもムギちゃんに元気がない。お腹空いてるのかな?あ!もしかして…

唯「ムギちゃん、ちょっと待ってて!紅茶入れてくる!」
紬「え…?」

きっとムギちゃんは、いつもみたいに紅茶を飲めないから元気がないんだ。
私は台所に行くために立ち上がろうとした。すると…

紬「唯ちゃん!」
唯「!?」

ムギちゃんは私の手を掴んで、訴えるような眼差しを向けた。

唯「ど、どしたの?ムギちゃん」
紬「えっと…帰ってきたばかりだし、唯ちゃんもゆっくりして?」
唯「え、でも」
紬「お、お菓子食べよう?おいしそうよ?」
唯「うん…」

492:ふわふわ時間@こたつ
09/12/08 03:28:26 qaEQdAAB
なんか今日のムギちゃんは変だ。私はカントリーマアムを食べつつ、思い切って聞いてみることにした。

唯「ムギちゃん」
紬「なに?」
唯「やっぱり、私の家来るの嫌だった?もしそうだったらごめんね?」
紬「そ、そんなことないわ!ただ…」
唯「ただ?」
紬「こういう風に一人で唯ちゃんの家に来るの、初めてだから…ちょっと緊張しちゃって」
唯「そうだったんだー…」

よかった、私と一緒にいるのが嫌だっていうわけじゃないんだ。私はホッとした。

紬「唯ちゃん」
唯「んー?モグモグ」
紬「私…唯ちゃんとこんな風に二人きりでいれて、すごくうれしいの」
唯「そっかー、私もムギちゃんといるのうれしいよ♪」
紬「そ、それで…これからも、こうして唯ちゃんの家に来てもいい?」
唯「うん!毎日来てもいいよ?」
紬「ありがとう……ふふっ♪」

ムギちゃんは頬を染めて、うれしそうに笑った。それに釣られて、私も笑ってしまう。

唯「えへへ…あ、パイの実食べる?あーん」
紬「えっ……うん♪」

そういえば、こたつはいつ買うんだろう…?まあいいか♪
買わない方が、こうしてムギちゃんの笑顔が見られるから。

おしまい

493:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 03:30:23 qaEQdAAB
てことで投下してみました
こたつ見てたら思い付きました~

494:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 09:08:44 /JIxfbK5
おお!モーニングコーヒーならぬモーニング唯ムギ!!
純情すぎて2828するぜ

495:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 23:38:25 xYr2Roqp
最近はSSも豊富でスレが潤っている

496:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 00:35:34 AsfI8hFh
最近アニメのEDで唯とムギが隣いるだけでにやける
病気かな

497:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 01:08:59 pByGZPKS
いたって正常だろ

498:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 02:46:52 cpO08G1q
唯のストッキングを嗅いだり被ったりするムギちゃんが見えれば重体


唯をベンチに座らせてゆっくりストッキングを脱がせた後足をペロペロするムギちゃんが見えたら即死

499:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 03:59:22 S9uWbW0v
唯の方がムギを溺愛してる感じの方が自分は萌えるんだがお前らはどうだろう?
ムギに片想いして、アイスが喉を通らないくらい胸を痛めてる唯とか萌えます。
ムギとちょっと目が合ったら、すぐ逸らしちゃう唯とか最強です。

500:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 04:05:19 TQQPqcpC
それはいいな
誰か書いてくださいお願いします

501:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 04:10:41 5yfDcGNG
たしかに唯→紬はあんまり見かけないね
俺の持ってる同人も紬→唯がほとんどだし

502:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 11:29:56 EKuGzpL7
URLリンク(www.dokidokivisual.com)

1月号の表紙とか

503:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 19:35:56 AsfI8hFh
>>502
何なのこの表紙、神なの?

504:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 22:20:27 iwzTa68U
>>499
俺もどちらかというと唯→紬派かな
愛されてるムギがなんか好き
まあ基本どっちでもいけるし、気分次第で変わるけどw

505:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 23:55:09 W6ssy/9d


506:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/10 03:44:22 8lavKxdk
ガチャ

唯「…ムギちゃん」

紬「こんにちは唯ちゃ…きゃっ」

二人きりの部室で、急に唯ちゃんが抱きついてきた。私はあわてて唯ちゃんを受け止める。

紬「ど…どうしたの?唯ちゃん」

唯「…寂しかった」

紬「え?寂しかったって…私たち、教室で会ったでしょ?」

唯「そうだけど…ムギちゃんともっと一緒にいたいのに、あまりいられなかったから」

紬「あら?休み時間のたびにおしゃべりしてたのに?」

唯「…うん」

紬「お昼休みにお弁当、二人で食べたのに?」

唯「…うん」

紬「そっか…ふふ、唯ちゃんは欲張りね」

唯「だって…んぎゅ」

私は唯ちゃんを強く抱き締めた。唯ちゃんは照れ臭そうに目を細めている。

唯「ねぇ、ムギちゃん…皆がくるまでこうしてていい?」

紬「いいわよ?あと今日は特別に、いいこいいこしてあげる♪」

唯「えへへー…♪」

終わり

唯が甘える感じで書いてみました
眠くて地の文はあまり書けなかったので、後でもっと色々書いてみます

507:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/10 18:05:53 cAnCufj0
>>506
すばらしい、糖分98%だ。
GJ!

508:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/10 23:58:51 XBYMkzK+
(’ー‘)

509:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/11 01:06:05 F0Ovwyd8
>>506

甘くてGJ!

510:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/11 04:33:07 f4MILZOk
甘いうまい

511:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/11 17:28:40 vDv9Wgep
甘過ぎ
だがそれがいい

512:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/11 23:49:11 0zZAs5eE
.

513:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 03:18:55 KYJqDPRU
―私は、ムギちゃんのことが好きだ。
優しくて、あったかくて、かわいくて、素敵な笑顔を向けてくれる、そんなムギちゃんのことが、大好きだ。

紬「はい唯ちゃん、ケーキよ♪」

唯「…ありがと、ムギちゃん」

紬「いえいえ♪」

その『好き』は、友達としてだとか、部活の仲間として、のものじゃない。
はっきりと言い切ることはできないけど、それは恋をする人に対しての『好き』だと思う。
その人のことを考えていると胸が苦しくなって、切なくなって、とても甘酸っぱい気持ちになる…そういう『好き』なんだと思う。
だから私は、ムギちゃんのことをこんなにも意識してしまっているんだ。

紬「ねぇ唯ちゃん」

唯「な…なに?」

紬「最近元気ないみたいだけど…どうかしたの?」

唯「な、なんでもないよ?」

紬「そう?ならいいけど…あ、お茶のおかわりどう?」

唯「うん…お願い」

紬「はい♪」

唯「…ありがとね、ムギちゃん」

でも…私は告白なんてしない。
する勇気もないし、する意味なんてないってこともわかってるから。

どんなに好きでいても、どんなに見つめていても、どんなに一緒にいても…私たちは友達でしかないんだから。

514:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 03:25:46 KYJqDPRU
でも…どうしてもこの気持ちは消せない。
ただの友達として見ようとしても、どうしても胸が苦しくなってしまう。

ねぇムギちゃん…私、どうしたらいいのかな。
もし、思い切って告白したら…ムギちゃんはなんて言うかな。
これはうぬぼれかもしれないけど…きっとムギちゃんは、私のこと好きだって言ってくれるよね。
それで…皆のことも好きだって言うんだよね。
ムギちゃんは私のことも、澪ちゃんも、りっちゃんも、あずにゃんも、平等に、同じように好きだと思うから。

紬「唯ちゃん、ケーキ食べないの?」

唯「あ…うん、食べるよ。ちょっとぼーっとしちゃった」

紬「じゃあ一口食べさせてあげる。はい、あーん」

唯「……」

紬「唯ちゃん?」

唯「…一つ、聞いてもいい?」

紬「なあに?」

唯「ムギちゃんは、誰かのことを好きになったことある?」

紬「え?」

ムギちゃんは面食らった表情で私を見つめた。もしかしたら、私の気持ちに感づいたり…なんていうのは甘い考えだよね。
その表情からは、怪訝な様子しか感じ取れない。

唯「どう?」

紬「それって…恋したことあるかどうかってこと?」

唯「…うん」

紬「それなら…」

515:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 03:29:27 KYJqDPRU
紬「今のところはないわ。唯ちゃんは?」

唯「私?私は…」

ムギちゃんのことが好きなんだよ。
そう言えたなら、どれだけ楽だろう。何も考えずに自分の気持ちを伝えることができたなら、どれだけ楽だろう…

唯「…いないよ。ムギちゃんにいないんだもん、私にいるわけないよー」

紬「そ、そうなの?」

唯「そうなんだよ♪でもムギちゃんかわいいし、いつかかっこいい男の子と付き合うんだろうねー」

本当の気持ちをごまかすように、言いたくないことを言っている自分が白々しく、情けなく感じられた。
はっきり、いつもみたいに自分の言いたいことを言えばいいのに…どうして出来ないのかな。

唯「ムギちゃん、誰かと付き合ったりしたら、その時は教えてね?そしたら…」

紬「そしたら?」

唯「…なんでもない。じゃ、ケーキいただきます♪

紬「…?うん。どうぞ♪」

―ムギちゃんが、私の知らない誰かの隣で笑っているのを見たら、そしたら…ムギちゃんのこと、きれいに諦められると思うから。
だから、せめてそれまでは…どんなに胸が痛くても我慢するから、どんなに泣きたくても我慢するから、だから…

ムギちゃんのこと、『好き』でいてもいいよね。

516:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 03:32:17 KYJqDPRU
以上、投下してみました

甘甘もいいけどたまにはこういうのもどうかということで

517:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 08:22:43 TNaC6Eei
たくあんはほのかに甘いよね

518:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 12:20:15 fm2R6mHT
>>516
せつねえ…目からギー太が……
GJ!

519:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 13:36:14 uytDwvDV
>>516
あぁ、やっぱりムギちゃんは自分の事となると鈍感なんだな

だがそれがいい、GJ!!

520:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 23:55:10 vDARL+31
r

521:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 00:38:07 gTlinUU0
残ってるけいおんカップリングスレの中で、このスレのカップリングだけ妙にマイナーな感じがするw

522:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 01:24:17 gO8Thw3K
>>521
メジャーなの以外は残らないんだよ

523:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 02:32:24 p8dYzJ/L
なら律紬は絶対落ちるかなぁ
個人的にはいいカップリングだと思ってる

524:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 02:39:24 aGIx2bn9
このスレがここまで残ってるのが凄いww
意外と需要あったのね

>>523
澪×律が強すぎるからなぁ~…

525:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 03:14:14 UV83+Jkj
冷静になれば確かにマイナーなのかな。
うーん、OPとかで隣り合わせなだけで唯ムギがジャスティスに見えるから意識した事なかったぜ

526:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 11:28:24 gO8Thw3K
>>523
結局、書き手がつくかつかないかが大きいけどな

憂梓→書き手つかなくて落ち
澪梓→書き手つかない+唯アンチ(約1名)スレ化により落ち

立てる前に1つか2つSS書き溜めといてから立てれば自然と盛り上がる……はず

スレチごめん

527:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 16:22:52 PaewQvzS
URLリンク(www1.uploda.tv)
URLリンク(www1.uploda.tv)

いろいろ

528:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 16:54:27 aGIx2bn9
>>527
ニヤニヤした

529:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 18:37:13 xLlqjobJ
二人とも可愛いなぁ…
ほんま唯紬は世界の良心やで

530:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 18:43:40 pALxgsor
上で律紬ってでてるが、律唯スレもないし、やっぱマイナーなのは落ちるかな。

531:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 19:44:58 UV83+Jkj
>>527
二枚目の左下がお見合いにしか見えない><

532:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 21:22:09 db+aDMrL
俺は狙われた街を思い出したが。

533:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 23:52:40 QjIFBB6A
>>531
お見合いの妄想してみた


紬「えぇ、本日はお日柄もよく…」

唯「ムギちゃん、スピーチじゃないんだからー」

紬「そ、そう?…えっと、琴吹紬です。よろしくお願いします」

唯「平沢唯です、よろしくお願い申しあげます!それじゃえっと…ムギちゃんのご趣味はなんですか?」

紬「キーボードとティータイムを少々…唯ちゃんは?」

唯「ギー太を少々…あ、お休みの日はゴロゴロしたりお昼寝したりしてます」

紬「まぁ、多趣味ですのね♪」

唯「いやぁそんなー♪一口にゴロゴロと言っても、意外に奥が深いんですー♪」

紬「そうなんですか!私、知りませんでした♪」

唯「ところで、ムギちゃんはとってもかわいいですねぇ」

紬「そ、そうでしょうか?」

唯「はい!かわいくて気立てもよくて、とっても優しいムギちゃんは最高です!」

紬「まぁ、唯ちゃんったら♪」

唯「ムギちゃん、私と結婚を前提にお付き合いしてください!」

紬「喜んで♪」

534:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 23:53:09 0X+kfAQE
萌えた

535:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/14 00:17:32 4vyA+OM8
>>525
レンガ門のデュアルうおー
でおなかいっぱいになるよね

536:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/14 00:20:46 bQ4phj++
とりあえず二人の進学先が同じでよかった

537:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/14 00:53:22 lsdFcV/6
>>533
よし俺仲人やるわ!!!

>>535
二人して両手広げてるとこ?あれは可愛いww
最初の唯がムギに飛び付くとこは言うに及ばず、
最後らへん走る時に隣同士で走ってるだけでも何か唯ムギを感じる俺は唯ムギ中毒

538:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/14 14:19:46 i6MMBZH0
琴吹唯になるのか
平沢紬になるのか

539:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/14 23:17:02 cUfKBFq+
唯「ムギちゃんの家に嫁げば一生お金に困らない!」
紬「でも、ちゃんと働いてね♪」

540:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/14 23:56:33 a6lFUdih
ある日の朝、学校に行く準備をしているとムギちゃんが怖い声で私を座らせました。

紬「唯ちゃん、ちょっと座って?」

唯「な、なに?早くしないと遅れちゃうよ?」

紬「…これ、どういうこと?」

唯「こ…これは!」

ムギちゃんが差し出したのは、私とあずにゃんが部室で抱き合っているのを激写した写真でした。
まさか、見られていただなんて…!!

唯「あ、えっと…そ、その…」

紬「こそこそ隠れてこんなことしてただなんて…唯ちゃんはとんだ浮気者ね?」

唯「ごめんなさいムギちゃん!つい勢いで…こんなつもりじゃなかったんだよぉ」

紬「つまり勢いで誰とでもこんなことするってことね?…唯ちゃん、最低」

ムギちゃんはプイとそっぽを向いてしまいました。その横顔からははっきりと怒りのオーラが漂っています。

唯「ムギちゃん、ホントにごめん!もう絶対しないよ!」

紬「……」

唯「ムギちゃーん…」

完全に怒らせちゃったかな…そう思っていると、ムギちゃんは静かに口を開きました。

紬「じゃあ……約束よ?」

唯「うん!約束する!もうムギちゃん以外の子には絶対抱きつかないよ!」

紬「…絶対だからね?」

唯「うん!」

541:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/14 23:58:20 a6lFUdih
唯「ムギちゃんっ♪」

紬「きゃ…」

私はムギちゃんに抱きつきました。その顔が赤くなったので、私はホッと胸を撫で下ろします。

紬「唯ちゃん…一つだけお願い聞いてくれる?」

唯「うん!なんでもござれ!」

紬「今日は二人で学校に行って、二人でお弁当を食べて、二人でお茶飲んで、二人でお買い物に行きましょう」

唯「いいけど…それじゃあいつも通りだよ?」

紬「いいの!釘刺しとかないと、誰かさんが浮気しちゃうもの」

唯「う…耳が痛いです」

紬「それじゃ、そろそろ学校に行きましょう♪」

どうやらムギちゃんのご機嫌はすっかり元通りのようです。
私は再びホッとして、ムギちゃんと二人、学校に向かうのでした。

紬「あと、二人でお風呂に入って、二人で寝るのも忘れずにね?」

唯「なっ!?…う、うん!」


終わり

※写真提供:律

542:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/15 05:18:01 p6JaJcMF
>唯「いいけど…それじゃあいつも通りだよ?」

あいつって誰?
何通りだよ?

543:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/15 06:11:49 9q2xwah7
それじゃあ、いつも通りだよ

日常と変わらん事ってわけだと思うぞ、あいつってwww

544:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/15 07:08:01 p6JaJcMF
εミ(っ>_<)っ

545:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/15 18:41:24 YdjLpB2I
ムギちゃんって、ユーモアのセンスは皆無っぽいよね
たまぁに小さい声で軽くボケたりするんだけど、あまりにも寒いボケだから、空気が凍り付いて、
空気を変えてしまったことに気付いて赤い顔しながらあたふたするムギが可愛いすぎて思わず抱きつく唯ちゃんがという図が頭に浮かび上がってきた

546:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/15 19:17:22 RQTvKiJr
まあまあまあまあまあまあ

547:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/15 19:37:51 f5e3wNcB
何故だろう唯紬目覚めてから本編を見直すと
唯が紬に片想いしてるようにしか見えなくなってくるのは…
末期なのか

548:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/15 23:21:52 EDjAWxBZ
いたって正常

549:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 00:23:21 tPGQpbSd
今日から>>547も立派な唯ムギスト

550:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 03:39:13 NOQmuxAQ
唯「…ムギちゃ~ん」

紬「な、なぁに?」

唯「早くえっちしよーよー…」

紬「ち、ちょっと待ってて……まだ、心の準備が……」

唯「……」

紬「……」

唯「…ごめん。もういい加減待てないから」

紬「え、ええっ!?///」

唯「散々待ったじゃん。もう本当に、止める気ないからね」

紬「あっ、ちょっと、待って!お願い!」

唯「…うるさいなぁ」

紬「そ、そうだっ!ケーキ!ケーキがあるからっ、食べない?…食べよ?そうしよう!」

唯「いらない」

紬「アイスもあるよっ?唯ちゃんアイス大好きでしょ?」

唯「いらないってばそんなの」

紬「な、なんでっ?どうしてっ?いつもはあんなに好きだって……!」

唯「……ムギちゃんじゃないと……お腹いっぱいになんないの」

紬「……///」


何より大好きなお菓子よりムギを取る唯萌え

551:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 10:32:36 vXEYU6BW
>>550
瞳の色が真っ黒な唯しか想像出来ん!

552:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 11:34:17 z43h7h02
>>550
ヤンデレ唯かいw

553:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 15:37:52 NOQmuxAQ
ヤンデレっぽく書いたつもりはマジでなかったww
ただ唯も、好きな人が出来れば、こんな感じになっちゃうかなぁ、と

554:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 15:39:14 m4p/ouJr
>>551
貼れと言われた気がした
URLリンク(imepita.jp)

555:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 16:45:01 n20m4YdU


556:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 20:55:05 tPGQpbSd
>>554
唯「ムギちゃんが私以外の子に笑ってる…」

557:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 22:03:43 NOQmuxAQ
妹共々、平沢家には代々ヤンデレの血が…

558:ヤンデレ唯ちゃん
09/12/16 22:58:50 hbWlaMnF
その日も部活が終わると、唯ちゃんは一目散に私の腕にしがみついてきました。

唯「ムギちゃん、一緒に帰ろっ♪」ギュッ

紬「ごめんなさい、今日は澪ちゃんとお茶の約束があるから一緒には帰れないの」

唯「…なんで?」

紬「どうしても曲のことで相談したいことがあって…」

唯「そうじゃないよムギちゃん…なんで他の子と約束するの?」

紬「え…?」

唯「ムギちゃんは私とお付き合いしてるんだよ?だったら私以外の子と二人きりになんてなっちゃダメだよね」

紬「ゆ、唯ちゃん…?」

唯「わかったらメールして早く断ってよ。私たち二人で帰るんだから」

紬「わ、わかった…わかったからそんな怖い顔しないで?」

唯「……」

――

紬「唯ちゃん、断ったから帰ろ……きゃ!?」

唯ちゃんは突然私を押し倒すと、私に馬乗りになりました。

紬「ゆ、唯ちゃん…?なにを…」

唯「ん?お仕置きだよ」

紬「お仕置き…?」

唯「そうだよ。ムギちゃんが浮気しようとしたからお仕置きするの」

唯ちゃんは私の服を無理矢理に脱がせ始めました。普段の優しい笑顔で…

紬「だ、ダメ…!」

唯「えへへ…ムギちゃん、大好きだよ♪」

END

559:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 23:19:16 uGu4dQs9
歪んだ愛

560:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/16 23:58:19 Y38sfzZI
>>558
やばい萌えた

ヤンデレ興味なかったはずなのに

561:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/17 01:10:13 UfqS4U+H
次は是非ヤンデレムギで

562:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/17 01:58:14 aLOH3cZM
お互いヤンデレだったらバランス・・・とれないな

563:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/17 02:35:12 JnBHIDjB
>>562
チュッ

唯「ムギちゃん……アイシテル……」フフフ

紬「ワタシの可愛い唯……ゼッタイ誰にもワタサナイんだから……」ウフフ

唯「ムギちゃんさえいれば他に何もいらないや……あぁ、ムギちゃんムギちゃんムギちゃんムギちゃんムギちゃんムギちゃんムギちゃん」アハハ

紬「そうね、だったらこんな世界変えちゃおうか♪」ウフフ


「「フ タ リ ダ ケ ノ セ カ イ ニ」」



なんだこれは

564:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/17 02:39:07 NPhX1pti
普段軽音部で律とかとはしゃいでるときはいつも通りの唯or紬だけど
二人きりになった途端…みたいなのにも萌えるわ
別にヤンデレじゃなくてもいいけどw

565:ヤンデレムギちゃん
09/12/17 04:10:45 ZTBWAYNY
紬「…唯ちゃん」

唯「な、なに?」

紬「今日はずいぶんりっちゃんたちと仲がよかったのね?あんなにくっついて」

唯「そ、そうかな……なんかごめん」

紬「…大丈夫よ。全然怒ってないから。だって私、唯ちゃんのこと大好きだもの」

唯「ムギちゃ…きゃっ」

ギュウッ

紬「…抱きしめても、いいわよね?」

唯「いいけど…く、苦しいよムギちゃん…」

紬「私、唯ちゃんのこと大好き。壊しちゃいたいくらい、唯ちゃんのことが好きなの。
 …唯ちゃんも私のこと好きよね?だったら、どんなに強く抱きしめたって大丈夫よね」

ギュウゥ…

唯「むっ…ムギ…ちゃ…」

紬「…これは、梓ちゃんに抱きついた分」

ギュウゥゥッ…

唯「…っ…あっ……」

紬「…これは、りっちゃんにケーキを食べさせた分。澪ちゃんには何もしなかったから、こんなものかな」

唯「ぷはっ……む、ムギちゃ…」

紬「あら唯ちゃん、よだれが垂れちゃってるわよ?私がきれいにしてあげる」

唯「んんっ…ん…んっ……」

紬「わぁ、どんどん溢れてくるのね?でも大丈夫。今日も外が真っ暗になるまで、ずーっと私がきれいにしてあげるから♪」

唯「う…うん……」

終わり

566:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/17 05:08:42 7Qg98Iw4
>>566

やべえよ攻めムギが好きな俺にはたまらん!

567:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/17 07:40:19 bsCoEeIf
何だこのスレは…唯ムギ好きな俺のオアシスじゃないか!

568:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/17 20:09:36 TWMrkB2A
三巻は唯ムギ的に美味しいところがあるのかしら

569:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/17 23:09:53 kQtp0d9e
>>563
わろた

570:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/18 00:09:49 F5G6qKrX
君はいつも上の空。私の視線に気付かないのかな
君の視線の先にあるのは、いつもの二人、澪ちゃんとりっちゃん
少し青みがかった君の目が、その二人に向けていつもと違った輝きを放っていると
私の居場所はどこかと探しに行きたくなる
もっと私を見てほしい

「さーて、もう暗いしかえろーぜー!」
「今日も結局練習すすまなかったよ・・・大体律は―」
「まあまあ、お片づけ済ませて帰りましょ!」
きっと・・・今しかない
「澪ちゃんとりっちゃん先に帰りなよ!私とムギちゃんで片付けるから!」
三人が目を見開いて私のほうを見る そこまで驚くこと無いじゃん!
ただ・・・自分でもこんなことを言うなんて信じられない
今私、必死になりすぎてるかもしれない

「ふふふ・・・」
「どうしたのムギちゃん?」
「え?だって珍しいな・・・って。唯ちゃんが率先してお片づけなんて・・・」
「えへへ・・・そうかなあ」
今・・・今私は君の笑顔を独り占めにしている
もう誰にも邪魔はさせない
私は扉のほうに歩み寄り、部室の鍵を閉めた
「・・・唯ちゃん?」
君が少し怯えを含んだ目で私を見てきた
今の私、自分で言うのもなんだけど・・・私らしくない表情してると思う
だけど・・・そんなことはもうどうだっていい。私は君の腕を掴み、
無理やり長椅子のほうへと引っ張り寄せ、そこに押し込むように座らせた
「・・・・ムギちゃん」
「・・・・・」
君は何も言わず、目を閉じた
その頬に手を添えると、その肌の暖かさが私の涙腺を刺激して
自分の中の何かが崩れ去るのを感じた
「ムギちゃん・・・・好きだよ」
そう言いたいんだけど、涙と嗚咽混じりにしか声が出せなくて
意思を思い通りに伝えられてない気がして
ずっと・・・何回も同じ言葉を繰り返した。
涙で潤んだ視界は、ありのままに物事を映すことはもうしない
だけど、感じた。私の体を包み込む暖かい体温・・・
「・・・ごめんね、唯ちゃん」
謝ったってもう知らない、ムギちゃんの馬鹿
声を荒げて、偽りの言葉をただただ投げつけた
君はその言葉を全て受け止めて、また私を抱きしめる力を強めた
体の奥底から湧き上がってくる熱が行き場を失い、涙へと姿を変えてまたこぼれ始める
生まれて初めてかもしれない・・・こんな感覚。悲しくて、寂しくて、でも嬉しくて、暖かい

澪ちゃんの歌詞、その意味がやっとわかった気がする
私はただ、今の気持ちを表す辞書にもない言葉を、捜し続けている

571:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/18 00:11:52 F5G6qKrX
初めて投下しました
唯がムギへの恋心から不安定になったりしたら可愛いかなと
こんなの唯らしくないと思うかもしれませんすいません
あと文章無理に綺麗に書こうとしてる感じですいません
それじゃどうもすいません

572:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/18 02:56:18 j0IJlr0Z
唯→紬好きの自分からしたら最高な内容でしたw
これくらいならキャラ崩壊とは思わないかな。
唯は確かに変人だけど、恋心を抱いたら人並みに悩んだり苦しんだり泣いたりしそうだ。

573:恋人
09/12/18 04:17:25 3Dj1vZtE
コンコン…カチャ

約束の時間から少し遅れて、私は静かに窓を叩いた。すると、すぐに唯ちゃんがその鍵を開けて顔を覗かせる。

紬「遅れてごめんなさい…出てくるのに戸惑っちゃって」
唯「…急いでね。そろそろ憂がお風呂出ちゃうから」

靴とわずかな荷物を持って家の中に入ると、暖かい空気が私を包んだ。でものんびりしている暇はない。私たちは急ぎ足で階段を登った。
どうして私は今、こんなことをしているのか…理由はごく簡単。唯ちゃんの家に泊まるためだ。
これだけなら別に珍しくもない理由だろう。今どきの女子高生だったら、友達の家に泊まるくらい普通にあるはず。
でも…それが恋人の家だとしたら?話は違ってくるだろう。それを家族や周りの人に話す人はまずいない。
そして今の私たちの状況は、後者にあてはまる。このお泊まりは周りの皆には内緒。私たちだけの秘密なのだ。

唯「ふぅ…なんとか部屋まで来れたね」
紬「うん…」

「お姉ちゃーん!もう寝るのー?」

階下から憂ちゃんの声が聞こえてきた。あぶない。もう少し遅れてたら間違いなく鉢合わせしていただろう。

唯「うん!おやすみー!…ふぅ、これでもう平気だよ」
紬「うん…ぎりぎりだったね」

574:恋人
09/12/18 04:20:07 3Dj1vZtE
唯「でも…ホントに隠れる必要あったのかなぁ。憂なら大丈夫だと思うけど」
紬「だって…平日の夜に泊まりに来るなんてどう考えても不自然じゃない。…それに」
唯「…ムギちゃん」

私は唯ちゃんの肩を掴むと、倒れ込むようにベッドに横たわった。

紬「こんなことするんだもの…朝、気まずくて憂ちゃんの顔見れないわ」
唯「…そっか。ところで家の人にはなんて言ってきたの?」
紬「お友達の家に泊まるって。念のために、唯ちゃんの携帯の番号教えちゃった」
唯「まぁ、何も嘘ついてるわけじゃないし大丈夫だよね」
紬「あら、一つあるじゃない?」
唯「あ…そうだよね。私たち、友達じゃないんだよね」
紬「そうよ。私たちは…」
唯紬「恋人…」

声がぴったり合ったことがおかしくて、私たちはお互いの顔を見て吹き出した。
幸福感と緊張感と罪悪感と、唯ちゃんを独占することのできる優越感。
色々な感情が入り交じって、おかしなテンションになってしまう。
私は高まる鼓動を抑えて、静かに唯ちゃんに言った。

紬「…唯ちゃん」
唯「なあに?」
紬「触っても…いい?」
唯「…うん。いいよ…」

575:恋人
09/12/18 04:29:04 3Dj1vZtE
私は唯ちゃんの胸にそっと手をやった。唯ちゃんは小さく体を震わせたけれど、黙って私の手を受け入れてくれた。

紬「…唯ちゃん、すごく柔らかい」
唯「そう…かな…ふふっ…♪くすぐったいよ…」
紬「…今度は、唯ちゃんが触って?」
唯「…うん」

唯ちゃんはおずおずと私の胸に手のひらを乗せた。服の上からでも、はっきりとそのぬくもりが感じ取れる。

唯「…痛くない?」
紬「うん、平気…」
唯「そっか…よかった」
紬「…ねぇ唯ちゃん、そろそろ…」
唯「も、もう?ちょっとその…恥ずかしいよ」
紬「…私だってそうよ。でも大丈夫。私たち恋人なんだから。二人一緒なら、大丈夫」
唯「…うん」

私は唯ちゃんの着ていたシャツをゆっくりと脱がせてあげた。唯ちゃんも、私のブラウスのボタンをゆっくり外す。
…私たちの手は、同じように震えていたけれど。

頬を赤く染めた唯ちゃんは、驚くほどに大人びていて、官能的な雰囲気を醸し出していた。

紬「唯…ちゃん…ホントに…いいの?」
唯「うん…さっきムギちゃんも言ったでしょ。…二人一緒なら大丈夫だって」
紬「うん…唯ちゃん、愛してる」
唯「うん…ありがとう……」

576:恋人
09/12/18 04:33:29 3Dj1vZtE
こんな時間が、いつまでも続いたらいいのに。しばらく私は、そう願わずにはいられない時間を過ごした。
私は唯ちゃんの笑顔、ぬくもり、優しさ…唯ちゃんの全てを手に入れてしまった。
それは幸せなことのはずなのに、どこか恐ろしいことにも感じられた。
人を愛するって、こんなに重いことなんだ。私は初めて感じるその感情に戸惑っていた。
でも私は、唯ちゃんを絶対に離さない。だって、私は―

紬「…唯、ちゃん」
唯「……ん?」
紬「…大好き」
唯「うん…私も、大好き」

私の胸の上で、唯ちゃんは優しく笑った。それは、今まで見たことのない、優しい笑顔だった。




以上です
ちょっと性的な表現が入ってしまいました。不快な気分になった方がいたらお許しを

577:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/18 18:13:15 b8yNdl8k
>>568
裏表紙

578:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/18 22:19:47 Dc3mluMy
SSダッシュだぜー

579:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/18 22:53:10 cFtvaHbB
まさかの良作ラッシュ……
>>571>>576も乙!!!


ふと思ったんだが、律と澪はバンドでいうリズム隊で、
唯とムギはギターとキーボードで歌のメロディーを作る役割なんだよな。
そういう意味でも、二人で練習とかやってみてほしい。

580:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/18 23:25:30 lMWUFhGN
GソロとKeyソロの掛け合いとかいいよね
メロスピとかの

URLリンク(www.dotup.org)

581:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/18 23:51:14 RU88KDVF
>>577
まだ買っていない俺に詳しく教えてくれ

582:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/19 00:37:27 ZsyZcjUS
OPの間奏聞いてると
律→唯→ムギ→澪→律
という一通な輪を想像してしまう…

583:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/19 02:45:06 4EHXensL
ムギスレよりてん

URLリンク(www.dotup.org)
URLリンク(www.dotup.org)

584:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/19 02:58:17 8KcgbTQs
仲良く

585:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/19 03:13:14 8KcgbTQs
金曜日の夜は、ムギは唯の家に泊まりに行ったりしそう。
そんで一晩中ベッドの中でイチャイチャしたりして、そのうち疲れて、仲良く就寝。
翌日。昼まで寝てる二人を起こしにきた憂。
「お姉ちゃんが二人になったみたいです」なんて皮肉られながらも、ムギは相変わらず唯と二人してイチャイチャ。憂ブチギレ寸前。
「夕飯の材料買ってくるよ~」と唯はムギと二人でスーパーまで行き、野菜を品定め。新婚夫婦ごっこを満喫。
夕方の帰り道。西日で真っ赤な道を二人して歩く。なんとなくロマンチックな雰囲気を鈍感な唯が珍しく察し、照れながらも、ムギの腕に自分の腕を絡める。
すると、そんなイチャイチャ場面をご近所の奥様に目撃され、「仲良いのね~」とからかわれてしまう始末。二人して仲良く赤面。
家に帰ると、ストライキを起こした憂を慰める。なんとか三人で夕飯にありついたとさ。

ここまで妄想を吐き出したところで、寝る。

586:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/19 07:34:07 w+M13zVd
賢者モードになるまで吐き出しちゃダメです><

587:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/19 11:04:06 018OLVaI
なんか家でイチャイチャしてそうな唯梓や唯憂と違って、部室でイチャイチャするイメージが圧倒的に強い>唯紬

588:唯×紬=?
09/12/19 22:41:29 NPyt3xGX
私と唯ちゃんが顔を合わせるのは、基本的に学校にいる間と下校時のわずかな時間だけだ。
そのうち、二人きりになれる時間というのは本当にわずかしかない。
私は今のままで十分なんだけど、唯ちゃんは不満なようで…

唯「ムギちゃんともっと二人きりになりたい!」

放課後、二人きりの部室。テーブル越しに向き合った唯ちゃんが高らかにそう言った。
突然そんなこと言われても、どう反応していいか分からない…

紬「…うん」
唯「うんじゃなくってー!もう、ムギちゃんはそう思わないの?」
紬「私は別に今のままでも…皆といるの楽しいし」
唯「ムギちゃんはわかってないなぁ。お友達と一緒にいる時間と好きな人と一緒にいる時間は別物なんだよ?」
紬「そ、そうなの?」
唯「そうなのです!甘い物は別腹って言うでしょ?それと同じだよ!」
紬「そっかぁ…なるほど」

唯ちゃんの言うことには不思議な説得力があった。
確かに、私にとって唯ちゃんといる時間は他の皆といるのとは違うものだと思う。
甘いというかふわふわしてるというか、とっても居心地がいいのだ。…それがちょうど今の時間なんだけど。

589:唯×紬=?
09/12/19 22:42:46 NPyt3xGX
唯「もっと二人っきりになる方法、なにかないかなー?」
紬「うーん…どうかしらー♪」
唯「…ムギちゃん、真面目に考えてる?」
紬「え?も、もちろん!」
唯「ホント?さっきから私の顔ばっかり見てるじゃん」
紬「そ、そう?気のせいじゃない?」
唯「もう、ムギちゃんはしょうがないなー♪」
紬「あ…えへへ…」

唯ちゃんに頭を撫でられながら、私はあることを思ついた。

紬「ねぇ、唯ちゃん」
唯「ん?」
紬「一緒にいる時間を増やすのは難しいかもしれないけど…その代わりに今までの二倍仲良くするっていうのはどう?」
唯「二倍?」
紬「そう。そうしたら今までの二倍一緒にいるってことになるじゃない」
唯「ふむふむ…」

唯ちゃんはしばらく考えてから、パッと顔を輝かせた。どうやら、私の言いたいことがわかってもらえたようだ。

唯「なるほど名案だね!すごいねムギちゃん、天才だよ!」
紬「そ、そんな…大げさよ」
唯「でも二倍仲良くするって言っても、具体的に何すればいいのかな?」
紬「それは…うーん?」
唯「そうだ!ずっと手を繋いでよう!」
紬「じゃあ…私は唯ちゃんにケーキ食べさせてあげる♪」

590:唯×紬=?
09/12/19 22:45:04 NPyt3xGX
唯「ムギちゃん、隣に座りなよ!今度からりっちゃんと席替え!」
紬「うん♪」

私は席を移動すると、既に口を開けて準備万端な唯ちゃんにケーキを食べさせてあげた。

唯「おいひー♪」
紬「よかった♪ね、こうすれば二倍楽しいでしょ?」
唯「うん♪ムギちゃん、もっとくっつきなよー」
紬「あ…うん」

肩と肩をくっつけて手を繋いでいると、不思議とぽかぽかしてきた。
自分で言うのもなんだけど…唯ちゃんのいう通り、私の提案は名案なのかもしれない。
だってこうすれば、色々なものが二倍になるから。唯ちゃんから感じるぬくもりも、今まで感じていた幸せも、一緒にいられることの嬉しさも。

唯「ところで、ケーキも二倍にならないかな?」
紬「だーめ♪」

おしまい


というわけで書いてみました
連投失礼しました

591:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/19 23:14:01 j6eO6Yes
ラブラブいいねぇ

592:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/19 23:56:42 jtrIzvMj
d

593:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/20 09:42:04 Wbo9P77n
3巻よんで唯とムギは似たもの同士だと思った

594:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/20 19:10:02 md3vaG9r
青い花の二人がこの二人に似てる気がする。
あーちゃんが唯でふみちゃんがムギ。

595:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/20 23:30:46 D5wJjAu1
n

596:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/21 02:24:44 mtFOM0aO
この二人は片思いシチュが思い浮かびにくいなぁ
でもどっちかがどっちかに片思いしてたら凄い萌える

597:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/21 17:29:08 6xJ2NSYO
片思いだったら俺は唯→紬が好きだな。
唯の懸命なアプローチをことごとく天然でかわしていく紬みたいのが好きだ
もしくわ紬に嫉妬してほしくて梓に抱きつきながらチラチラ紬を見てる唯とか萌える

598:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/21 18:22:59 dK24KCY/
片思いというと違うかもしれないが、唯→←紬が萌える。

好きだけど現実に実るわけないとか思い込んでる紬と、好きだからどうにか成就させたい唯みたいな。

599:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/21 18:46:31 YLXs2qdS
実は両想いなのに片想いと片想いのすれ違いになってるという感じか

600:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/21 19:12:43 D1/D4vod
俺も片思いものなら唯→ムギかな。もちろん逆も全然アリだが。
様々なフラグを立てまくってるモテまくりの唯が、ムギに対して切ない片思いをしてるとこが見てみたい。
きっと、ムギと手が触れたりちょっと顔が近くなったりするたびに、可愛い挙動を見せてくれるに違いないw

601:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/21 21:09:47 IR4B9y4V
澪にタイ結びなおしてもらって、りっちゃんに「大好きだよ!」といわれたが
実は両方ムギちゃんにやってほしかった唯ちゃんでした

602:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/21 23:23:22 l8FXLEvd
みんな想像力逞しいな

603:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 02:28:07 NWVsDLY2
ムギと唯が喧嘩する話とか原作がやらないかな~
もちろん仲直り後はより仲良くなってる感じで

604:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 10:23:04 EicwSeA4
>>603
やる可能性があるとしたら11話の脚本家じゃね?

でも、二人とも人に突っかかったりしなさそうだしなぁ…

605:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 20:43:19 9soyMTT1
>>603
喧嘩の原因は何だろうか、
用事でちょっと遅れた唯がお菓子楽しみにしてたら丁度切らしてしまったとか、
すりよってくる唯をムギが「唯ちゃんは梓ちゃんとくっつかなきゃ駄目なの!」って言って拒否するとか。
ああだめだ浮かばんww



606:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 20:55:40 NWVsDLY2
生理痛で、しかもその日部活後にバイトで、一週間後にライブ控えてて、早く新らしい歌詞に曲をつけなきゃいけないってプレッシャーのときに
唯にお菓子関係のことでワガママ言われたりしたらさすがのムギちゃんもブチギレるかもしんないかも。

607:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 20:57:10 0NhMwBh7
自分の恋愛事情には鈍感なムギちゃんが唯のアプローチに気付かず
唯が一方的に拗ねちゃうとかならあり得なくもない気もするんだが

608:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 21:13:30 IOBz3j/H
>>607
そ  れ  だ

609:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 21:18:02 E3jiz+zp
それ以前にこの二人がそんな簡単にキレないだろうな。

610:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 22:56:55 4qo68V+n
3レスほど投下します


唯「ム、ムギちゃん!」
紬「なあに?唯ちゃん」
唯「これ!」

私がムギちゃんに差し出したのは、ほんのりと甘い香りが漂うピンクの紙袋。
中には、昨日買ったクッキーが入っている。

紬「これは…?」
唯「あ、あのね、いつもムギちゃんにお菓子もらってばかりじゃ悪いから…今日は私がクッキー持ってきたの」
紬「わぁ…ありがとう唯ちゃん!」
唯「う、うん…買ってきたやつで悪いんだけど」
紬「そんなことないわ。とっても美味しそう♪」
唯「そう?えへへ…じゃあムギちゃん、食べて…」
紬「じゃあ、皆が来たら食べましょう♪」
唯「え?」
紬「さっそくお皿に移さなきゃね!あ、飲み物は紅茶で大丈夫かしら」
唯「ム、ムギちゃん違うの、それは…」
紬「心配しなくたって大丈夫よ。せっかく持ってきたんだから、きっと皆喜んでくれるわよ?」
唯「ムギちゃん…」

ムギちゃんは勘違いしている。そのクッキーは、ムギちゃんだけに食べてほしくて持ってきたのに…

紬「あ、やっぱりミルクティーの方がいいかしら?」
唯「……ばか」
紬「え?」
唯「ムギちゃんのばかっ!」

611:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 22:57:56 4qo68V+n
突然唯ちゃんが大きな声を出したので、私は驚いて固まってしまった。

紬「ゆ、唯ちゃん…?」
唯「……」ガタン

唯ちゃんは机に突っ伏して黙り込んでしまった。その肩は、小刻みに震えているようだった。
どうしたんだろう、私なにか気に障ること言ったかな…あ、もしかして…

紬「唯ちゃん…もしかしてココアが飲みたかったの?」
唯「……」

唯ちゃんは黙ったままだ。飲み物のことで怒ってるんじゃないとしたら…一体なんだろう。
ふと、机の上のクッキーが目に入った。もしかしたら…

紬「唯ちゃん」
唯「……」
紬「もしかして、クッキー…」
唯「……」チラ
紬「今すぐ食べたかったの?」
唯「……」ガク

唯ちゃんは一瞬顔を上げかけたけれど、すぐに下げてしまった。これも違うとなると…ダメ、わからない…

―――

…ムギちゃんがここまで鈍感だとは思わなかった。いい加減察してくれたっていいのに…
でも、こういうところがムギちゃんのいいところでもあるのかもしれない。それに…

的外れなことばかりだけど、私が拗ねてる理由を一生懸命に分かろうとしてくれる、こういうところを私は好きになったんだと思うから…

612:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 22:59:31 4qo68V+n
唯「…ムギちゃん」

紬「は、はいっ?」

唯「…クッキー、食べて」

紬「え?今?」

唯「…そう。早く」

紬「う、うん…いただきます」

唯「…おいしい?」

紬「うん…おいしいわ」

唯「そっか…よかった♪ムギちゃん、このクッキー全部食べていいからね」

紬「え?ぜ、全部?」

唯「そ、全部!これはムギちゃんのために持ってきたんだから」

紬「そ、そうだったんだ…あ、これを私が皆で食べようって言ったから怒ってたの?」

唯「…うん」

紬「唯ちゃん…ごめんなさい、わかってあげられなくて」

唯「ううん…私こそ、ばかって言ってごめんね」

紬「でもこのクッキー、一人で全部食べるには多すぎない?」

唯「え、そうかなぁ?」

紬「それにあまりたくさん食べるとふ、太っちゃうし…だから半分こしましょう?皆には内緒で。ね♪」

唯「…うん♪」



終わり
失礼しました

613:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/22 23:11:11 0NhMwBh7
そう!これ!このすれ違いが良い!
GJ

614:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/23 00:28:10 QYa0a1+L
>>612

こういうの大好き
GJ

615:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/23 23:50:26 XNNFLAgE
.

616:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/24 15:15:14 nOkxjX7/
この二人には、クリスマスは家で過ごすよりどっかのお店で過ごしてほしい


617:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/24 15:29:51 qAxLJoaJ
唯の家でこたつで三人ほっこりケーキ食べながらテレビ観て過ごすってのも良いぞ
そのあと流れで軽音部員みんな呼び出して、みんなで明石屋サンタ観たりみたいな

618:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/24 16:12:24 Kv4eMySp
律澪夫妻とダブルデートのあと、二人でそのへんの喫茶店かなんかで二次会
隣同士に座ってほっぺ突っつきあったりしてなさい

619:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/24 23:22:02 nOkxjX7/
唯「あははは!この人何言っちゃってるんだろ!ひー!」
憂「お姉ちゃん!紬さん来てるのに炬燵に転がっちゃ駄目だよ!起きて!」
紬「気にしないで。二人ともお茶飲む?」
唯「飲むー。ねね、ムギちゃんも一緒にテレビ見ようよ!クリスマスの特番おもしろいよ?」
紬「今からケーキ切らなきゃいけないから後で行くわ」
憂「すみません、お手伝いしたいんですけど用事が…」
紬「うふふ、いいわよ。デートの約束があるものね」
唯「デート!?私聞いてないよ!!」
憂「ち、違うよ!梓ちゃんと遊びに行くの!」
紬「遅くならないうちに帰るのよ?」
憂「はいっ!」




全然クリスマスとかじゃないけど何ともないぜ!

620:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/24 23:50:07 4cLaDuv5


621:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/25 01:07:28 w4CrE4x9
ムギって憂や和に負けないくらい唯の世話焼いてるよな

622:唯ムギsweet Christmas
09/12/25 14:41:52 VCp1OMvT
唯「ムギちゃーん♪早くケーキ食べよ~!」
紬「う、うん!」

今日は12月24日、クリスマスイブです。
冬休みということもあり、私は唯ちゃんの家にお泊まりすることになりました。
ちなみに、唯ちゃんのご両親は旅行、憂ちゃんは梓ちゃんの家にお泊まり。
正真正銘、二人きりのクリスマスです。

紬「はい唯ちゃん、いちごもたくさん乗せたからいっぱい食べてね?」
唯「わーい!いただきまーす♪」
紬「そんなに急いで食べなくても大丈夫よ♪なくなったりしないから」
唯「んぐんぐ…うんっ!」

唯ちゃんは美味しそうにケーキを頬張っています。いつもよりちょっぴり嬉しそうに見えるのは、私の気のせいでしょうか。
うっとりと眺めていると、それに気付いた唯ちゃんは何を勘違いしたのか、私の顔の前にケーキを一口差し出しました。

唯「ムギちゃん、あーん♪」
紬「えっ!?」
唯「ケーキ、食べさせてほしいならはっきり言いなよ?ほら、あーん♪」
紬「いや、そういうわけじゃ…ないこともないんだけど、私はただ単に唯ちゃんをその…モグ」
唯「えへへ…おいしい?」
紬「……うん。おいしい」
唯「そっか!よかったねー♪」

623:唯ムギsweet Christmas
09/12/25 14:43:33 VCp1OMvT
唯ちゃんはとびきりの笑顔を私に向けました。…かわいすぎて、ケーキの味が分かりません。
頭をクラクラさせていると、唯ちゃんは甘えたような声を出しながら、私に体を寄せてきました。

唯「ねぇムギちゃん…私、もっと甘いの食べたいな」
紬「えっ?そ、それって…」
唯「ね、いいでしょ?私、もう我慢できないよ」

唯ちゃんの訴えるような瞳と赤らんだ頬が、私の目の前にありました。
その体は少し火照っていて、体全体から色気のようなものまで感じとることができます。
。さっきの笑顔とのギャップも相まって、私の心臓の鼓動は最高潮に高まっていました。

紬「い…いいよ…?」
唯「ありがと…ムギちゃん」

唯ちゃんは私の頬に手を当てて、ゆっくりと口づけをしました。
うっすらとさっきのクリームの味がしたけど、それを遥かに上回る甘さが、私の脳に痺れるような感覚をもたらします。
私は思わず、唯ちゃんの体を強く抱きしめていました。

唯「…んっ……」
紬「あ、ごめんなさい!私、つい…」
唯「…大丈夫だよ。ムギちゃん、すごく柔らかいから全然苦しくないよ」
紬「そう…?」
唯「ムギちゃん…今日はずっと、このままでいようね」
紬「…うん」

624:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/25 21:33:00 oXnlO4DF
最高に甘いなGJ
唯攻めって、なんか妙にエロい
普段あんなにあどけない赤子のような唯さんの軽い言葉攻めとかもうたまらんよ。サンタさんありがとう!

625:midnight love
09/12/26 03:25:07 KYrt0atZ
ムギちゃん。あなたにそう呼ばれると、私はとても嬉しくなる。
唯ちゃん。そう私が呼ぶと、あなたはとても嬉しそうな顔をする。
軽音部でちゃん付けで呼び合うのは、あなたと私の二人だけ。
それは普通なようで、特別なこと。普通の関係のようで、特別な関係。

とても、幸せな関係。

「ねぇムギちゃん」
「なあに?唯ちゃん」
「ムギちゃんは、どうしてこんなにあったかいの?」
「さぁ、どうしてかしら」
「きっと、優しいからだね。心があったかいから、体もあったかくなるんだよ」
「唯ちゃんにそう言われると、嬉しいな」
「うん…私も嬉しい」

私の体を抱きしめる唯ちゃんと、唯ちゃんの体を抱きしめる私。
二人の体温が合わさって、ぬくもりが二倍になる。幸せも、二倍になる。

そして今日も、私たちは語り合う。

「好きだよ。ムギちゃん」
「どういうところが?」
「全部…かな」
「じゃあ私も、唯ちゃんの全部が好き」
「そっか」

街中が、日本中が、世界中が眠っているような夜に、私たちは愛を語り合う。誰にも秘密の、私たち二人だけの愛を。

「そろそろ、寝よっか」
「うん…おやすみなさい、唯ちゃん」
「おやすみ、ムギちゃん」

「「大好き」」


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