09/11/04 23:02:31 rSiR4njf
クリスマスイブには、みんなに内緒でムギちゃんにだけプレゼントしたりする唯
「いつものお菓子の、お礼!」
なんて、若干照れくさそうにしながら、憂の指導のもと作った手縫いのマフラーを片手間にムギに差し出す唯
いつもは天然でほわほわしてて抜けてるのに、こうやって自分から計画してプレゼントしたりするのは不慣れで、それが少しだけ、照れくさくて、あんまりムギのほうを向けない唯
そんな珍しい様子の唯を見て不思議に思いながらも、悪い気は少しも起きないムギは、にっこり笑って、唯の冷たくそして紅くなった頬を、優しく一撫で。
「えっ、な、なにっっ!?//」
「耳まで真っ赤よ?唯ちゃん♪」
そんなふうにからかわれて、より一層顔が熱くなっていく唯
そんな唯を見て、より一層笑顔になれてしまうムギ
「もうっ!!ムギちゃんのバカ!!//」
そんなふうに悪態吐きながらも、それでも、胸の奥から、どうしようもないほどの嬉しさがこみ上げてきて、
押し留めようとしても、どうしてもニヤケてしまう自分の表情を、隣にいるムギにだけは見られないようにそっぽを向いて、
冬の空の下、二人きりの帰り道。
ひとつのマフラーを二人の首に巻きつけて、そして、どこまでも歩いていく。
みたいなSS、誰か書いてくれないかな