09/10/24 03:31:37 SaBrZlQX
ある日の帰り道、唯ちゃんと一緒にコンビニの前を通りかかると『肉まん発売中!』ののぼりが目に入った。
紬「あら?」
唯「どしたのムギちゃん?」
紬「うん、コンビニにも肉まんって売ってるんだなあって」
唯「やだなムギちゃん、肉まんとかって普通コンビニで買うもんでしょー?」
紬「え?中華料理屋さんで出てくるものでしょ?こう、器に入って大きいのが…」
唯「…ムギちゃん、よく聞いて!」
唯ちゃんは私の肩をガシッと掴むと、なにやら深刻な表情で私に詰め寄った。
紬「な、なに?」
唯「あのねムギちゃん…それは肉まんであって肉まんじゃないの…」
紬「え!」
唯「私たち日本人にとっての肉まんっていうのは、あの蒸し器の中にある手のひらサイズのものを言うんだよ!」
紬「そ、そうなの!?」
唯「そうなの!ムギちゃんはまだ真の肉まんを知らないんだよ!」
紬「がーん!」
知らなかった…私は日本人でありながら、本物の肉まんを食べることなく満足していただなんて…
紬「グスン…私…日本人として失格ね…」
唯「安心してムギちゃん、今こそ真の肉まんを食べよう?さあ」
唯ちゃんが差し出した手を掴み、私はコンビニへと足を踏み入れた。
318:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 03:33:39 SaBrZlQX
10分後、肉まんを一つずつ持った私たちは公園のベンチに座っていた。
唯「じゃあ、食べようか!」
紬「はい!いただきます!あーん…」
唯「あ、そんなに一気に頬張ったら…」
紬「んぁ、あふい!」
唯「ダメだよムギちゃん、熱いんだからちょっとずつ食べなきゃ」
紬「う、うん…」
恐るべし肉まん、こんなにも熱を帯びているだなんて…これはゆっくり食べないと火傷を…
唯「ごちそうさまー」
紬「も、もう!?」
唯「甘いよムギちゃん、肉まんを食べる上で最も大事なのは、熱いうちにいかに食べられるか、ってことなんだよ…」
紬「そうなのね…唯ちゃんすごい!憧れちゃう!」
唯「いやはや、照れるなぁ…」
紬「じゃあ、私も頑張って食べるわ!もぐもぐ…あ、あつ…」
唯「ふぁっくしょん!」
紬「どうしたの?」
唯「あはは…急いで食べたせいで温まらなかった…」
紬「もう、唯ちゃんたら…」
唯「ねぇねぇ、ムギちゃん温かいから、ちょっとくっついててもいい?」
紬「え?」
唯「そんじゃあ失礼しまーす」
そう言うと唯ちゃんは、私にピタリとくっついた。ほっぺとほっぺがぶつかって、思わずドキッとしてしまう。
319:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 03:37:42 SaBrZlQX
紬「ゆ、唯ちゃん、ちょっと近すぎないかしら?」
唯「そうかなー、あったかくてちょうどいいよ?」
紬「う…」
至近距離での唯ちゃんの笑顔にまたもドキッとした私は、あわててすっかり冷めた肉まんをぱくりと頬張る。
…どうしよう、ドキドキしててあまり味がわからない…
と、ここで唯ちゃんが私の手の肉まんをじーっと見つめているのに気がついた。
紬「…もしかして、食べたいの?」
唯「い、いや!そんなつもりじゃ…」
紬「よかったらどうぞ?私は半分くらいで十分だから」
唯「でも…いいの?」
紬「うん、だから…はい」
私は残りの肉まんを唯ちゃんに渡した。どうせこの状況じゃ味もわからないし、おいしく食べてくれた方がいい。
唯「ありがとうムギちゃん!じゃあ、いただきまーす」
紬「あんまりあわてて食べちゃダメよ?」
唯「大丈夫大丈…むぐ!ゲホゲホ…」
紬「クス、言ったそばから…」
唯「えへへ…あ、はい、最後の一口どうぞ!あーん」
唯ちゃんは肉まんを一口分、私の口へと持ってきた。少し恥ずかしかったけど、素直にそれを食べた。
それはわずかだったけど、とても温かく、おいしく感じた。
320:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 03:42:35 SaBrZlQX
そのまま私たちはベンチで寄り添いながら、夕暮れの公園を眺めていた。
不思議と、寒さは感じなかった。
唯「ねぇムギちゃん、おいしかったね、肉まん。柔らかくてあったくて」
紬「うん、そうだね」
唯「ま、ムギちゃんもあったくて柔らかいけどねー」
紬「あら、唯ちゃんもよ?えいっ♪」
唯「わ、ほっぺつんつんするのやめてよー♪えい!私も仕返し!」
紬「きゃっ♪」
いつの間にか、私は心も体もぽかぽかになっていた。それは肉まんだけのおかげじゃないよね、唯ちゃん♪
終わり
真夜中ながら久しぶりに投下してみました
321:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 11:06:36 Irj4EJVI
>>317-320
イイヨーイイヨイイヨー
ちょっと肉まん買ってくるわ
322:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 15:35:54 k3PBCqaq
>>317-320
笑った
323:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/24 15:44:49 DdewjBxv
>>317-320
いいぞもっとやれ
ついでに保守
324:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 22:02:56 OIIHjHdr
-──- 、
. : ´: : : : : : : : :l: : : : : : : : : : :\
. /: /: : :/|: : : :|: : : : : : : l : : : : ヽ
/: : / \/ |: : : :|、 : : : : : |: : : : : :ヽ
/: : : :/ \/ __ノ|: : :.|∧ ゝ:_:_:_: : |: : : : : : : : .
/:/: :.{: : :/ 八: : | ヽ \: : : | : : :|: : : : : :i
{:/: :/: :|: :/ /⌒ヽ \| /⌒ヽヽ:.:|: : : }: : :} : : |
. /: :/ : 八/ / } / } 〉|: :/: : /: : .〈
/: :/: : : : / {_ ノ {_ ノ∧人:/: : /: : : :∧ 保守しただけでニート?
| :/: : : : / しノ ////// しし'/: : : : :/ :/ヽ: : : : |
|/: : : : :.{ r-~く /: : : : :/:./ ノ : : |: :|
|: : : :/ :丶 |/ ', /: : : : :/: /Y: : : : :|: :|
| : : ∧: : : \ {/ } /: : : : :/: /: :|: : : : ハノ
\/ \: : : :>─r ァ t─ァ/: : : /: /: :/: :ノ/
\:_:_|.:.:.:/./厶ヾ" /|_/|_:/:.:ヽ/
/YYY.:.:.:.:./.:ィ7ト、V.: /YYヽ.:.:.:.:.:.}
/\ /.:.:.:.:く〃 // }}'.:.:.{ /∨.:.:./
. /:.:.:.:.V.:.:.:.:.:.:.{{i // ノノ.:.:. ∨.:.:.:.:}.:.:/
325:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 23:37:38 H/AwchhB
-――‐-
. :´==/: : : : : \: : : \
/ /: :/{: :{: : : : : :ヽ: : : :',
/: :{=/\{: : |\}X: : : '.: : : :}
{: :人{ 、 \| 、 ヽ: j: : : :i
|/: :ハ ○ ○ ∧/ ト: : |
|: :j: Y xx xx{:/ : |ノ: :| ムギちゃんに養ってもらう!
{八: ゝ_ {ヽ /: : :.:|: ;} }
\{\{ >ァr‐七{: : /リ:/|/
// {メ^く_/∨`ヽ
/' 〈 /:∧∨ 〉 }
326:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/26 03:00:09 +6bGNZTq
うんたん♪うんたん♪
___
/:::::::::::::::::`ー
/::::::::ミxイ::::::::::ヽ
{::::|:::V ´_}:::八::::}‘,
. /:::::|::::| ≡´ ミ}/::::} うんたん♪
. ^レ::|::/、 ヮ }/:N うんたん♪
`ー7^内⌒Y^′
♪ に圦 ̄ jヽ
|_8 ̄[,」ノ〉
. ‘ァ元ーと´
. `′  ̄
327:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 00:00:00 gJ+6amSy
唯「ムギちゃんの眉毛って太いよね」
紬「そ、そうかしら?」
唯「もしかして、いつぞやの夢みたいにたくあんだったりして!」
紬「あはは、そんなわけ…」
唯「よし、確かめてみよう!」
紬「ちょ、唯ちゃん!?」
唯「いただきます!ぺろっ」
紬「きゃあっ!」
唯「うーん、なんも味しないやー」
紬「もう、唯ちゃんたらっ!」
唯「えへへ、ごめーん」
紬「こうなったら、やり返しちゃうんだから!」
唯「わ、や、やめてよムギちゃーん」
紬「やめない!ぺろっ」
唯「あははは!くすぐったーい♪」
紬「じゃあもっとしてあげる♪」
ははは…気がついたら書いていた
328:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 03:35:07 6yabSmhH
日付変更とともに降ってきたSS…!!
329:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 23:51:45 gJ+6amSy
ある日音楽室の扉を開くと、そこにはメイドさんがいた―
紬「こんにちはー…」
唯「おかえりなさいませムギさま!」
紬「はい、ただい…って唯ちゃん!?なな、なにその格好!?」
唯「いやぁ、さわちゃんが新しいメイド服作ったから着ろって聞かなくてさ~♪似合う?」
紬「う…うん…」
以前みんなで来た時は忙しくてあまり見れなかったけど、まじまじと見るとメイド唯ちゃんはとてつもなくかわいい。
おまけに、そのメイド服は以前の物と違いスカート丈が短くなっていた…さわ子先生、あなたって人は最高の先生です…
ああ、かわいすぎる…メイドカチューシャ、黒のストッキング、純白のエプロン!
紬「萌え萌えキュン…」
唯「ムギちゃん?どしたの?」
紬「え!?あ、いやなんでもないの!」
唯「ふうん?あ、せっかくだからメイドごっこしようよ!ムギちゃんはご主人さまね!」
紬「え!わ、私がご主人さま!?」
唯「他に誰もいないでしょー?じゃあスタート!ムギさま、なにかしてほしいことはございますでしょうか?」
紬「え、あー、えーっと…急に言われても…」
330:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 23:53:54 gJ+6amSy
してほしいことは色々あるけど…
あ、でも今私はご主人さまで唯ちゃんはメイドなんだし、多少のわがままは許されるんじゃ…うん、きっと許されるはずよね!
紬「じゃ、じゃあ…お茶を入れてもらおうかしら」
唯「あいあいさー!少々お待ちを!」
シュババッとティーセットを取り出す唯ちゃんはまさにメイドそのもの。
ああ、なんてかわいいんだろう…
ガチャーン!
唯「ああっ!ティーカップがぁ!あう、お湯こぼしちゃった!」
…ドジッ娘メイドってところも、なかなかこれはこれで…
唯「お、お待たせしました!紅茶とクッキーです!」
紬「どうもありがとう♪それじゃいただきま…」
いや、ちょっと待って?どうせならもっと色々してもらったほうがいいんじゃ…うん、きっとそうよね!
紬「それじゃ唯ちゃん、クッキーを食べさせてもらおうかしら」
唯「え、でも自分で食べたほうが…」
紬「いいの!私がしてほしいことはなんでもしてくれるんでしょ?」
唯「わ、わかりました!それじゃムギさま、お口を開けてください!」
紬「あーん♪」
ああ、唯ちゃんにこんなことしてもらうなんて…しかもメイド服で…
331:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 23:55:39 gJ+6amSy
唯「どうですか、おいしいですか?」
紬「ええ、唯ちゃんに食べさせてもらったおかげでとってもおいしいわ♪」
唯「え、そうですか?えへへ~♪」
紬「そうだ唯ちゃん、今度は私が食べさせてあげるわね」
唯「いえ!そんなムギさまの手を煩わせるようなことは…」
紬「私は唯ちゃんに食べてもらいたいの!これも私がしてもらいたいことなんだからいいでしょ?」
唯「あ、そっか…じゃあ、いただきます!」
唯ちゃんはあーんと口を開けた。目をつぶっているのは、歯医者さんの感覚になってるから?
それにしても、かわいい。
紬「それじゃあ、どうぞー…」
ガチャ
律「おーす!二人とも遅れてごめ…って、ムギ!?」
澪「な、なにやってんだおまえら…!」
梓「こ、コスプレまでして…」
りっちゃんたちがドアを開けて立ち尽くしていた。しまった、3人の存在をまったく頭に入れていなかった…
紬「あ、いやこれはさわ子先生が…」
唯「ふふん、私はムギさまのメイドなのです!」
律「敬語まで使って…唯、完全にメイドとして調教されたのか…!」
澪「ちょ、調教!?」
梓「ふ、不潔です!」
ど、どうしよう、私変な人に思われてる!?
332:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 23:59:21 gJ+6amSy
紬「ち、違うの皆、これは唯ちゃんから言い出したことで…
かわいいメイドさんの唯ちゃんに色々とご奉仕をしてもらおうだなんてこれっぽっちも考えてないの!」
律「考えてんじゃねーか!」
紬「は、しまっ…つい…」
澪「唯、とにかく服を着替えろ!」
唯「いやです!私はメイドなんですー!」
梓「ここまで頑なになるなんて…ムギ先輩、一体何をしたんですか!」
紬「も、もうこうなったら…唯ちゃん!メイドとして私の家で働いて!」
唯「はい!」
律澪梓「ええー!」
終わり
8話を見て思い付きました
333:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 00:35:09 azoTyyhB
これで唯はニートにならずに済んだなw
334:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 02:55:35 LBOvBc6e
給料良さそう!
335:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 22:56:46 Jw5KLZdp
寸爪F
寸卅F
}卅{
|卅|
|卅| 私の名前はムギー太
≪|卅|== 琴吹グループの独自の科学技術によって琴吹紬とギー太がフュージョンした姿…
《 |卅|
l| |卅ト、_ これで唯ちゃんのあんな姿やこんな姿も見放題…
/「:::{>く }:\
{::::::::>《_人》:::<:ハ.
}::i::::\ⅥⅣ:::/:i::}
| :i::::::: \//::::i::|
/:::i:::::::::::::o ::::::::i::|
{::::;::::::::::::::::::::::::/i::|
/:|:/i::::::::::::::o:::::::::::i:|
く:::j::::>=-、::o :::::::::i:|
<>─┬i¬Ti>┘
336:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/29 23:27:13 vnwos5df
きも
337:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/30 01:17:44 Wgb8cbYB
ちいい
338:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/30 04:12:08 t58suLc8
保守ですの
339:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/30 22:27:26 700zZQQr
ケーキもぐもぐ
340:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/30 23:43:58 7+AQcOSC
唯はいつも食べてばかり
341:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 13:43:19 uMo5xWCF
そのうちムギのケーキを食べないと禁断症状が
342:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 21:25:41 tncrb71V
ムギを食べればOK
343:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 21:32:47 jHPOSbvQ
ムギのケーキとか新しい隠語かよw
344:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 22:56:47 X8nFm0/4
今日はハロウィン。私はケーキを持って、唯ちゃんの家に遊びにきました。
唯「ムギちゃんいらっしゃい!ところでそれはなにかなぁ?なんだかおいしい匂いがするよー♪」
紬「うふふ、パンプキンケーキよ!どうぞめしあがれ♪」
唯「わぁい!いただきまーす!もぐもぐ…んむっ!んむむ…」
紬「ゆ、唯ちゃん大丈夫?」
唯「はぁ、はぁ…ふふふムギちゃんめ、トリックオアトリートのトリックはこういうことだったんだね…」
紬「…唯ちゃんがあわてて食べたからなんじゃない?」
唯「もぐもぐ、ん~♪おいしい~♪」
紬「あ、聞いてない…もう、唯ちゃんったら」
ちなみに憂ちゃんはお友達とお出かけしているらしく、今この家には私と唯ちゃんの二人だけ。
私はちょっぴりドキドキしながら、唯ちゃんとのんびりした時間を過ごしていた。
345:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 22:58:30 X8nFm0/4
唯「そうだ、私もお菓子用意したんだー♪はいどうぞ!」
紬「わぁ、ありがとう…なにかしら?」
唯「カボチャのクッキーだよー!食べて食べてー♪」
紬「いただきます♪サクッ…うん、おいしい!」
唯「でしょー♪私が作ったんだよ!このクッキー!」
紬「わぁ、すごい!」
唯「…のラッピング!」
紬「…あはは…でも、綺麗に出来たわね」
唯「えへへー…あ、そうだ!」
唯ちゃんは、何かを思い付いたのかケーキを一口分フォークに取った。
それをどうするんだろう…と思っていると、スッと私の顔の前に差し出した。も、もしかして…?
唯「ムギちゃん、あーん」
紬「ゆ、唯ちゃん?それは唯ちゃんのために作って来たのよ?」
唯「だからってムギちゃんが食べちゃダメってことはないでしょー?
とってもおいしいんだから、ムギちゃんも食べなきゃ!ほら、あーん」
紬「…あーん」
唯ちゃんはケーキを私の口に入れると、満足そうに微笑んだ。その笑顔はとってもかわいくて、とっても温かくて…私はとっても幸せな気持ちになる。
唯「ムギちゃん、おいしい?」
紬「…うん。とってもおいしい♪」
346:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 23:00:56 X8nFm0/4
唯「あ、私のクッキーもおいしそうだなぁ…」
紬「…唯ちゃん、食べる?」
唯「え、いいのー?それじゃあお言葉に甘えちゃおっかな♪」
紬「最初から食べるつもりだったんじゃない?はい唯ちゃん、口開けて」
唯「んへへー♪あーん…」
大きく開いた唯ちゃんの口に、クッキーを一つ入れてあげた。
つまらないようにゆっくりと入れてあげると、唯ちゃんは幸せそうにもぐもぐと頬張る。そのしぐさがあまりにかわいくて、私の頬は緩んでしまう。
唯「ムギちゃん、どしたの?ニコニコしちゃって」
紬「ううん、なんでも…そうだ唯ちゃん、まだお菓子あるから一緒に食べましょう?」
唯「わーい♪ムギちゃん大好きー♪」
紬「だ、だだ…ええ!?」
ぷしゅー…と湯気が出るんじゃないかというくらいに、私の顔は熱くなった。
大好き…もちろんお菓子をくれるからだとか、友達としてとか…そういう意味で言ったんだろうけど、それはわかってるんだけど…
それでも私は嬉しくて、思わず唯ちゃんにこう言った。
紬「わ、私も…唯ちゃんのこと、だ、大好き!」
347:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 23:02:55 X8nFm0/4
唯「ムギちゃん…ありがとう♪」
唯ちゃんは満面の笑みを浮かべて私に微笑みかけた。
そういえば私、こんな風に友達に大好きって言ったり言われるの、初めてかも…
唯「ねえねえムギちゃん、早くお菓子食べようよー?」
紬「もう、結局お菓子なんだから…」
唯「えへへー♪また食べさせてあげるからね!」
紬「…うん♪」
―どうやら、今年のハロウィンは今までで一番楽しくなりそうです。
おしまい
ハロウィンネタ書いてみました!
348:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/31 23:20:30 bVQO+MTL
おいしくいただきました
349:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/01 23:17:13 o7BEaho2
////| 厶-- 、│ │ | i '
////l | /  ̄ ̄` | { :∧ | : | | |
////l | :/x≠=ミ. | 八 厶,! | | |
////| Ⅵ ん/ハ j/ ∨⌒| | : j / :!
////| リ 弋 .:ソ x=ミj∧ : / ,′
////| ,′ヽヽ ん/゚} }! . ://
////| ! ゝ.:ン |: / ,′ /
////|:│ ヽヽ / |/ / /
////|: |.\ ° ,イ ' / /
350:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 23:09:07 VlP0uNZc
_/⌒\
. . : ´: : : : :.ヽ: : .ヽ:` : . 、
/. : : : : :/. : : :ⅰ'; : : : : : : : .\
. :/.: : :/- 、.: :/l: :}.: : :|、: : \: .\
. / .:/. : : : /. :`ヽ:厶| ,: : : :j、\: : : ヽ: .`、ー-
′. : : : : : :L: :_:_:/ lハ: : :/ \ : : : : : ヽ
i. : : i : : : : :「: ¨ア |:/ ヽ: : }: :}.: :.
|: : : |: : : i: :|/γ⌒ヽ :レ′ '⌒ヽ /.:.∨: ハ: }
l: /|:i: : :|: :| 弋 丿 弋 丿.' : : :∨ レ
/. : l |: : :|:| ( ノ ∪ { : : : : } ムギちゃーんどこ~
/. : {: : l:| : : l :| '''' ''' Y: : : : 早くお菓子食べないと禁断症状が…
. {: : ∧: :||: : : |/\ r‐'⌒ヽ ,ノ: : : :八ヽ. /゙)
(ヽ ∩|: : : |: : : :〕i: . ´ ̄ . :i〔: : : : (\ ハ V / /゙)
ヽ\j |从 _:| : : /,ノ/\`¨フ´ヽ: :从: :レ \` V /
⊂ニ´ Y´ノ'アア7l∧ x示x |∧アアアハ⊂ニ ´ ,ノ
r一' ´ ,人////|/∧/ ,小. ヽ/∧///∧ ,x >、 ノ}
 ̄ >、 {ノ/|∧//\/{_/,ハ.ヽ.}'/∧///{'///爪//
{//爪///|/∧///,>〈/ ヽ 〉///∧'/∧//// 〈
351:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 23:11:33 CQURXvNy
11月に入って急激に過疎りだしたな…
352:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/03 23:24:22 5UDkOmvP
いいえ私は、過疎り座の女~
353:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 00:03:03 u6eBf1qG
>>352
【審議中】
/| ̄ ̄ ̄|..(ω・` )
/| ̄ ̄ ̄|....|φ ∪ ) ∧,,∧
| ̄ ̄ ̄|....|/ `u-u´ ( )
|___|/ ∧,,∧ ( o ∪
|| || (´・ω・) ∧,,∧ `u-u´
( つロと) (´・ω・)
`u-u´ (∪ つロ_____
`u-u/ = = /|
| ̄ ̄ ̄ ̄| |
| アニキャラ| |
354:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 14:52:50 euVdVzAb
うんたん
355:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 20:30:34 2wtE6nMW
/: / : : : !: : : : : : : : : : \
/: : :/: : : : : !:ヽ: : : : : : : : : : \
/: :./=/ |: : i: : :ト、 :\: : : : : : : : : : ヽ
. / : /=/ i: :.|ヽ: :! \:.ィ: : ヽ : : : : : : : ', 高校をでて
/: : :i: :ト 、 ト、:.! ヽ!/ \ : : !: : : : : : : : ! 嫁ぎ先が
,': : : ハ: | `T ヾ ィf心ヽ: | : : : : : : : :|
|: !: :!: :N. /fてi トじ} 〉リ:: : : : :!: : : !
!: !: :!: :ハ ヽVxリ ゞ'' | : : : : :|: : : :! ムギちゃん
| |: : !: : ハ ,,,,¨ ' "" ハ : : : :.i: : : :!
| |: : |: : : ! , ,' : :/: : :,': : : :|
!: :ハ: : 人 ` ´ ,:.!: / : : / : : : :i
|: ! ',: : : :.>.、 ,. イ/:|/: : ::/: : /: :リ
ヾ! Vi : :.八: `T ´ __,/: : :.! :./仏イレイ
从: : |>イ^! / 从ハ|/ / ⌒>‐‐、
ゝ:|://只/ /::::::/ 厶イ::::::::::::::
__/::::://! ! |ヽ/::/:::/ /::::::::::::::::::::::
/::::::::::く/ / |. ! ):く::::::/ /:::::::::::::::::::::::::
|:::::::::::::::::し' 八__/:::::::〉/ /::::::::::::::::::::::::::::
356:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 23:02:31 rSiR4njf
クリスマスイブには、みんなに内緒でムギちゃんにだけプレゼントしたりする唯
「いつものお菓子の、お礼!」
なんて、若干照れくさそうにしながら、憂の指導のもと作った手縫いのマフラーを片手間にムギに差し出す唯
いつもは天然でほわほわしてて抜けてるのに、こうやって自分から計画してプレゼントしたりするのは不慣れで、それが少しだけ、照れくさくて、あんまりムギのほうを向けない唯
そんな珍しい様子の唯を見て不思議に思いながらも、悪い気は少しも起きないムギは、にっこり笑って、唯の冷たくそして紅くなった頬を、優しく一撫で。
「えっ、な、なにっっ!?//」
「耳まで真っ赤よ?唯ちゃん♪」
そんなふうにからかわれて、より一層顔が熱くなっていく唯
そんな唯を見て、より一層笑顔になれてしまうムギ
「もうっ!!ムギちゃんのバカ!!//」
そんなふうに悪態吐きながらも、それでも、胸の奥から、どうしようもないほどの嬉しさがこみ上げてきて、
押し留めようとしても、どうしてもニヤケてしまう自分の表情を、隣にいるムギにだけは見られないようにそっぽを向いて、
冬の空の下、二人きりの帰り道。
ひとつのマフラーを二人の首に巻きつけて、そして、どこまでも歩いていく。
みたいなSS、誰か書いてくれないかな
357:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 23:05:53 h1e80ZCv
>>356
そこまで書けるなら全部自分で書いてみるとよい
358:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 23:11:52 rSiR4njf
ムギにからかわれていじける唯とか可愛いよね
ムギが律と二人で遊んだのを知って、泣いちゃうくらい妬いちゃう唯って可愛いよね
そして、唯が嫉妬で死にそうになっているのを知りながら、全部故意でやってるムギちゃんも最高に可愛い
359:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 23:55:38 68SD39IC
嫉妬する唯ってのは新鮮だな
見てみたい
360:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 03:42:57 Mvl5oT62
それは、いつもの放課後のこと…
唯「ムギちゃーん♪今日のお菓子はなあに?」
紬「ごめんなさい唯ちゃん、もう用意してあるから食べてて?」
唯「え?ムギちゃん…?」
ムギちゃんは私と目も合わせずに、なにやら澪ちゃんと話を始めた。
曲のことだろうか。それにしても…
澪「ここなんだけどさ、ちょっと変えてみないか?」
紬「そうね、じゃあここを…」
梓「最近あの二人、いつもあんな感じですよね」
律「なんか仲良さそうだよなー。私は作曲とかわかんないから入っていけないぜ…」
唯「……」
ムギちゃんはとても楽しそうだった。澪ちゃんと話しているその表情は、とてもいきいきとしていた。
心なしか私といる時よりも楽しそうな気がして、なんとなくいやな気持ちになる。
紬「これでどうかしら?」
澪「うん、いいかも!ムギ、すごいな!」
紬「そんなことは…澪ちゃんが頑張ったからよ」
澪「いやいや、ムギが手伝ってくれたからだよ!」
紬「そうかしら…」
ムギちゃんはとてもうれしそうな顔をしていた。それって、澪ちゃんに言われたからなのかな…
もし本当にそうだったら…嫌だよ、ムギちゃん…
361:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 03:46:59 Mvl5oT62
結局、その日はムギちゃんとほとんど話せないままで部活が終わってしまった。
私はちらちらとムギちゃんを見ていたけど、ムギちゃんは澪ちゃんと話してばかりで、目も合わなかった。
…ムギちゃんの、ばか。
梓「それじゃお先に失礼します!」
律「お先ー、ほら澪、帰るぞー」
澪「あ、ああ!じゃあなムギ、今日はありがとう」
紬「どういたしまして♪」
ムギちゃんはまた澪ちゃんに笑いかけた。そんな顔、私にはほとんど見せてくれないのに…
二人きりになった部室を、しばらく沈黙が包んだ。その沈黙を破ったのは、ムギちゃんだった。
紬「唯ちゃん、一緒に帰ろう?」
唯「……!」
その日初めて話しかけられて、私は一瞬うれしくなる。
けれどさっきのムギちゃんの様子を思い出すと、そう簡単にOKはできなかった。
唯「…やだ」
紬「どうして?」
唯「嫌なものは嫌なの!」
紬「でも、いつもは一緒に帰ってるじゃない?どうして急に嫌なんて言うの?」
唯「だって…」
紬「当ててあげる。私が澪ちゃんと仲良くしてたから、焼きもち焼いてるんでしょ」
ムギちゃんはそう言いながら、後ろからそっと私を抱きしめた。ふわふわした髪の毛が、私の頬をくすぐった。
362:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 03:50:13 Mvl5oT62
唯「な…」
紬「そんなことわかってるわよ。唯ちゃん、ずーっと私たちのことにらんでたもの」
唯「じゃ、じゃあ…最初から全部わかっててやってたの?」
紬「そうよ♪」
唯「そんな…ひどいよムギちゃん」
紬「ひどいだなんて…私はちょっと確かめたかっただけよ?」
ムギちゃんは私の体に覆い被さるようにすると、私の顔に頬ずりをした。
私は恥ずかしくてドキドキしてしまう。
唯「た…確かめたかったって?」
紬「唯ちゃんが、どれくらい私のこと好きかどうか…
本当に私のことが好きなら、とっても焼きもち焼くはずだから」
唯「…やっぱり、ひどいよムギちゃん。私はそんなことしなくたってムギちゃんのこと大好きなのに」
紬「そうかも…ごめんね唯ちゃん。私ちょっとやりすぎちゃったかも」
唯「もうこんなことしないでね?ムギちゃんが他の誰かとくっついたりしてるの見るの嫌だから」
紬「うん。もうしないわ」
唯「…ムギちゃん」
紬「なあに?」
唯「私も、ムギちゃんみたいに抱きつきたいな」
紬「え?」
唯「いいでしょ?今日はすごく寂しい思いしたんだから」
紬「…うん、いいわよ」
363:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 03:54:08 Mvl5oT62
その言葉を聞くと、私はすぐにムギちゃんに抱きついた。
思い切り背中に手を回して、思い切り胸に顔を埋めた。ムギちゃんの胸は、とってもいい匂いがした。
唯「ムギちゃん、私ムギちゃんのこと大好き…だから、私のことだけ見てて…?」
紬「うん…本当に嫌な思いさせてごめんね?私も大好きよ、唯ちゃん」
ムギちゃんは、私の頭を優しく撫でた。
その手は、とてもあたたかかった。
終わり
なんとか書いてみた
364:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 09:40:38 3KO6MofZ
>>363
GJ!
唯可愛いよ唯
365:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 21:21:49 jrk6FI35
くんかくんか
366:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 23:32:58 2yiUQGdN
>>360-363
悶えた
GJ
367:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 06:12:19 UTehL43j
おはゆいむぎ
368:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 08:32:54 RWlW2rmR
>>363
GJ
369:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 10:10:59 ta9tbb87
GJ
370:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/06 23:59:45 iyxNDk4P
3
371:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/07 07:58:14 mr0bDu00
実はこのカップリングが一番エロさを秘めてる気がする
372:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/07 23:33:42 QulPbCY3
唯「ムギムギ紬ちゃん~♪」
紬「何?その歌」
唯「今度の文化祭のために私が作ったんだ」
373:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/08 23:17:05 MJlBoPuO
_____
´ `丶
/ / \. \
│ { \ ヽ \
/ , /| 、 ', ヽ
. ,′ / | |\ ヽ |
/ | _j | ヽ |-、 | i
| l l'´八 | |⌒. | |
| l |⌒ _\| \| ', j ' | │
i 八 |xぅ心. ィアi心 ∨ / |
', ∧ |{{ ト/ハ. ト//ハ.}}∨ | /
∨ ヽハ V:ソ 込:.ソ ,′ ト. ,′
. / 、、 , 、、、 ,′ jノ {
. i } / 八
. | 人 ー ' / \| まったり保守
. | / > イ′ / 人 \
. | ∧ />r ´ / / / \ \
人 │ / }/::/ 〉// / /\ } \
. 〈 ノ {/^こ'<フ/∧ { / /:::::::::> 人 ヽ
人 / rz‐'⌒ーヘ_ }ハ{. /::::://::::::::::ー:-...、
{:::::∨_/=======ヘ>‐ヘ /::::://::::::::::::::::::::::::::::::} }
|::::::;「└-、 ヽー ∨:// :::::::::::::::::::::::::::::::::;′ノ
|:::/入 ヽ .::::}‐ ∨ イ:::::::/:::::::::::::::::::::::::: //
_|厶' |::::.. ,′ .::::厶 ∨|:::::::{:::::::::::::::::::::::::::::「
//::∧ ゝ:::ノ .::::人- }::\::ハ::::::::::::::::::::::::::∧
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{:ノ:::::::::::::::::::∨└─‐く:/::::::::/:∨::::::::::::::\:::::::::/::::::: /
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{:::::::::::::::::::O::::::人:::::::::::::()::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉ヽ::} }
374:放課後コーヒータイム
09/11/09 23:46:38 4RCQEXZv
その日、下校するべく玄関の扉を開くと…
唯「わぁ、寒いねー」
紬「そうだね…っくしゅん!」
唯「ムギちゃん、大丈夫?」
紬「うん…ちょっと風が冷たかったから…」
唯「…ちょっと待ってて!」
紬「え?唯ちゃん?」
唯ちゃんは突然校内に戻っていってしまった。どうしたんだろう、何か忘れ物でもしたのかな…
それにしても、まだ11月だというのに夕暮れの空気は思っていたよりも冷たい。
そろそろ手袋も用意した方がいいかな…そんなことを思っていると、不意に頬に温かいものが押し当てられた。
紬「きゃんっ!」
唯「あ、ごめーん…びっくりしちゃった?」
紬「う、ううん…ところで、それは…?」
唯ちゃんの手には、缶コーヒーが一本握られていた。
さっきはこれを押し当てたんだ…正直びっくりしたけど、すごくあったかくて、頬にはまだぬくもりが残っていた。
唯「自販機で買ってきたんだー!はいムギちゃん、どうぞ!」
紬「え…でも、唯ちゃんの分は?」
唯「買おうと思ったんだけど、お金足りなくってさー」
紬「じゃあ、お金渡すから買ってきて?」
唯「いいよいいよ、もう帰らなきゃ遅くなっちゃうし」
紬「でも…」
375:放課後コーヒータイム
09/11/09 23:51:01 4RCQEXZv
唯「いいからいいから!ほら、これはムギちゃんの!」
唯ちゃんは強引にコーヒーを握らせて、その手を優しく包みこんだ。その温かさに、思わずドキッとしてしまう。
唯「ムギちゃんは毎日おいしいお茶入れてくれるんだから、私にもコーヒーくらいはおごらせて?ね?」
紬「う…うん…」
私は唯ちゃんの笑顔に何も言い返せなくなって、ただ握られた手を見つめていた。
とても温かい、唯ちゃんの手。それは、私の手のひらにあるコーヒーよりもずっと優しい温かさだった。
唯「ムギちゃん?早く飲みなよー」
紬「う、うん!じゃあ…いただきます」
私がコーヒーを飲んでいるのを、唯ちゃんは嬉しそうに眺めていた…けど。
唯「はっくしょん!」
紬「ゆ、唯ちゃん?」
唯「あはは…私も体冷えちゃったかも」
そんな唯ちゃんを見て、私はあることを思い付く。
それは少し恥ずかしいけど…でも、唯ちゃんがこのまま震えているのは見たくない。
紬「唯ちゃん、どうぞ」
唯「え…?」
紬「飲んで?体あったまるから」
唯「でも、これはムギちゃんの…」
紬「もう私のなんだから、どうしたっていいでしょ?だから…ね?」
唯「ホントに…いいの?」
376:放課後コーヒータイム
09/11/09 23:53:45 4RCQEXZv
紬「うん♪さぁ、早く飲まなきゃ冷めちゃうわよ?」
唯「じゃ、じゃあ…ちょっとだけもらうね」
今度は私が唯ちゃんを眺める方になる。体があったまったからか、やっぱり唯ちゃんは嬉しそうだ。
紬「唯ちゃん、あったまった?」
唯「うん!あったまったよ!…あ、そういえばこれって間接キスだね」
紬「…そ、そう…だね…」
臆面もなくそんなことを言う唯ちゃん。恥ずかしく、ないのかな…私はこんなにドキドキしてるのに…
唯「ムギちゃん顔赤いね、そんなにあったまったんだ?」
紬「う…うん…」
唯「あ、もうこんな時間!早く帰ろう?」
そう言って、唯ちゃんは右手を差し出した。私は一瞬ためらったものの、おずおずとその手を握った。
紬「帰ろっか、唯ちゃん♪」
唯「うんっ♪」
もしかしたら、これから唯ちゃんと二人で帰る時は手袋はいらないかもしれないな。
だって唯ちゃんの手は、こんなにも私の手を温めてくれるんだから。
終わり
377:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/09 23:55:17 4RCQEXZv
以上
久々に投下してみましたー
378:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/10 07:47:45 7sk8Zt1p
gj!
379:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/10 23:17:11 +0+xN+Lr
心の中がとても温まりました
380:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/12 23:37:03 ZUo4QRRa
やばい、かなり過疎ってきている
もっとネタを…
381:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/12 23:48:32 rHj9ZI3R
唯「―先週の日曜日、ムギちゃん、家にいなかったよね」
紬「う、うん。そうだけど、どうして?」
唯「……携帯繋がんなかったから、家に電話した」
紬「そ、そっかぁ」
「「……」」
唯「……どこ、行ってたの」
紬「たまたま外を歩いてたら、りっちゃんと会ったから」
唯「それで?」
紬「それでそのまま、遊んだの」
唯「……ふぅ~ん」
紬「……」
紬「あ、あの」
唯「なに?」
紬「ごめんなさい……」
唯「……どうして?」
紬「唯ちゃん、何か用があったんでしょう?」
唯「……別に」
唯「それで?」
紬「え」
唯「りっちゃんと遊んで、楽しかった?」
紬「……」
紬「う、うん……」
唯「……」
唯「ふぅ~ん……」
>>358に感化されて書いた
ムギも故意にはやってないにしろ、唯に反抗するみたいに律とかと遊んでたらちょっと萌える
382:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 22:46:04 hFG3bBRQ
唯「……」
紬「……クス」
そっぽを向く唯ちゃんを、私はそっと抱きしめた。唯ちゃんは驚いたように体を震わせる。
唯「……!?」
紬「どうして唯ちゃんは怒ってるの?」
唯「…別に、怒ってなんかないもん」
紬「そうかしら。私には拗ねてるように見えるけどな」
唯「ムギちゃん…」
紬「なあに?」
唯「ムギちゃんは、私といるよりりっちゃんといた方がいいの?」
紬「さぁ、どうかしら。二人とも一緒にいてとても楽しいけど」
唯「もう、ちゃんと答えてよー」
紬「どっちが上だなんて選べないわ。二人とも大事な友達だもん」
唯「そっか…」
紬「でもね唯ちゃん、私今とってもうれしいの」
唯「なんで…?」
紬「だって、唯ちゃんがこんなにご機嫌ななめってことはそれだけ私のこと好きってことでしょう?」
唯「そ…それは…あ、もしかしてムギちゃん、わざと…?」
紬「さぁ、どうかしら?」
唯「うー…ムギちゃんのばかっ」
紬「うふふ♪」
>>358に感化された>>381に感化されて書いた
383:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 22:50:26 ndXYvKd1
イイヨイイヨ-
384:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 22:51:10 NmH8dT/t
>>382
Good&保守
385:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 23:25:10 IaPmUmCw
_
´ ` ヽ
ヾ ;,
ハ ハ , ,:
. /彡 、 ..|ミ、 i
/ vへ | ヽィ ノ
' == ミ i ノ
ヽ:::::: :::::: { j キマシタワーーー!!
" ワ ノ \
" ー― ":: ミ ハ
、 i rへ 「⌒Y / 丿
ハ j i j 〉¨¨´i /
|/ /¨¨' i l |"
386:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 00:59:27 iTW+Zqnv
>>381
唯のキャラ崩壊してるけど…嫉妬して若干キレ気味の唯が可愛いw
387:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 01:43:47 xO8v3y7d
>>386
URLリンク(pic.2ch.at)
唯「……」
388:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 23:33:12 gnA1Gc5r
>>387
怖いw
389:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 23:39:27 X2Ja1jev
唯かっこよすぎワロタ
390:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 13:46:24 B6O6UnJt
琴吹家の許嫁からムギ姫を強奪する唯王子
391:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 23:25:20 O37tYhcK
澪「ここは私たちが食い止める。二人はこのまま逃げろ!」
唯「でも…」
律「気にするな、あたしら仲間だろ?」
紬「りっちゃん…」
梓「どうか二人ともお幸せに」
唯「くっ…、すまない。皆の犠牲無駄にはしないよ!」
○
O
o
。
. --/´ ̄` 一‐- .
/ ,.イ 、 ヽ. \ ミ 、
/ イ | | ヽ. ヽ ヽ \
,ィ/ / ! 、{ \ ト、 ヽヽ
/ / / , |--、ヽ `>.{‐ミ、i ' '.
/ | , /斗―` ´⌒`ヽi ト. }.ハ
′ :| |′ { 、 ` ´、 ソ ! : !
i . l ,.ィ三ミ ム三ミ、 } ′ |
| !∧. | '´/i/i/ ' /i/i/ `| /:.:i |
| ヽ { ノィ.:.:. ||| なーんてね
|| :.:.ト /´ } .:.: |||
i | .:.:i `  ̄ `´ 从:.: ! ||
} ! .:ハ /|.:.:.:. | | {
|i| :|ヽ イ:.:|:.:.:.: l 从
}ハ| :| :.:i\ . イ:. |:.:.!.:.:.:.:..小.{
〃 .| :| :.:|:.:.:l > -- ´ |:.|:.: |:/| .:.:.:.:ハ ヽ.
/′ j! { :.:|:.:.:| l:ノ:.:./:.:|:.:.:.:.:. } }i
392:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/16 00:24:40 Zsp8KNy8
夢見るムギちゃん
393:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 01:59:04 +k96jSQB
OK
394:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 07:37:14 FDPRZw7k
唯「ねぇ、ムギちゃん…」
紬「なあに唯ちゃん?」
唯「おっぱい触ってもいい?」
紬「!?」
唯「なんか見てたらマシュマロみたいにふわふわで美味しそうなんだもん」
紬「お、美味しくなんてないわよ」
唯「えー?ホントに??」
紬「本当よ」
唯「ホントにホントにホント?」
紬「本当に本当に本当よ。なんなら試しに…ハッ!?」
唯「にやり」
395:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 11:27:40 mY+gs3+Q
ニヤニヤするじゃないか
396:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 21:22:35 Qm8JV8xs
>>394
こう言うSSを見る時大抵電車に乗ってる俺って・・・
ニヤニヤした
397:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:01:23 an5/KClr
律「澪ー、一緒に帰ろうぜー♪」
澪「ちょ、ちょっとしがみつくな!」
今日も澪ちゃんとりっちゃんの二人は仲良く一緒に帰っていく。
その姿はまるで恋人同士のようで、思わず私の頬は緩んでしまう。
憂「梓ちゃん、帰ろ♪」
梓「あ、うん!」
憂ちゃんと梓ちゃんも、楽しそうに話しながら部室を後にしていく。
わざわざ迎えに来るなんて、あの二人もとっても仲良しなんだなぁ…私の頬はさらに緩む。
やっぱり、恋は必ずしも男女だけで成立するものではないと思う。女の子同士でも恋はできる!これが私の持論だ。
でも…皆にとってそれは変なのだろうか。
皆はただ友達として付き合っているだけなのに、それを恋愛とみなしてしまう自分は、やっぱり変なのだろうか…
唯「ねぇねぇ、ムギちゃんってばぁ」
ふと気付くと、私は唯ちゃんに肩を揺らされていた。
唯ちゃんは怪訝そうに私を見つめている。
紬「あ…ごめんなさい、なあに?」
唯「もう帰ろう?皆帰っちゃったよ」
紬「うん…そうね」
そういえば…唯ちゃんはどうなんだろう。恋をしたことはあるのだろうか。
本人はそういう話はあまりしないけど、もしかしたら…私は気になって、聞いてみることにした。
398:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:04:03 an5/KClr
紬「ねぇ唯ちゃん…恋したこと、ある?」
唯「えぇ!?な、なあにいきなり?」
私の質問に、唯ちゃんは驚いたような素振りを見せた。
無理もないか、私からこんな話を振るなんて今までなかったし。
紬「唯ちゃんはかわいいし、今まで誰かに好きっていわれたことあるんじゃない?」
唯「やだなぁ、ないよそんなのー!私なんか全然モテないって!」
紬「そう…なんだ」
唯ちゃんの答えに、安心している自分がいた。
よかった。唯ちゃんも私と同じなんだ…
唯「でも、なんでそんなこと聞くの?」
紬「うん、ちょっと…あ、もう一つ聞いていいかしら?」
唯「なに?」
紬「唯ちゃんは…お、女の子同士で…その…」
唯「女の子同士で…なに?」
紬「れ…恋愛するのって、どう思う?」
唯「へ?」
唯ちゃんはぽかーんと口を開けて私を見た。
ああ、何を聞いちゃったんだろう私…やっぱり、聞かない方がよかったかな。
紬「ご、ごめんなさい、聞かなかったことに…」
唯「そうだなぁ…私はなかなか難しいと思うな。」
紬「え…」
唯ちゃんの言葉は私にとって思いがけないものだった。
唯ちゃんなら、ありだよ~って、軽く受け入れてくれるものだと思っていたのだ。
399:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:05:34 an5/KClr
紬「ど、どうして?」
唯「やっぱり女の子同士だと友達っていうのが普通だよー」
紬「でも、女の子同士でも好きにはなるでしょ?」
唯「好きにはなるだろうけど…ドキドキしたりはしないと思うんだよねー
澪ちゃんやりっちゃんだって多分一緒にいてドキドキしたりはしないと思うよ」
紬「そ、そっか…」
確かに…いくら仲がよくても、互いに意識をすることがなければ恋愛とは呼べないはずだ。
なんだか唯ちゃんの話を聞いているうちに、自信がなくなってしまった。やっぱり私の考え方、変なのかな…
そんなことを考えていると、不意に唯ちゃんの顔が目の前にあることに気がついた。
唯「でもね」
紬「な…なに?」
唯「私はムギちゃん見てるとドキドキするよ?」
紬「え…?そ、それどういう…」
唯「もう、ムギちゃんったら…こういうことだよ」
次の瞬間、私は唯ちゃんに抱きしめられていた。
唯ちゃんの柔らかい感触が、制服ごしに私の体を包みこむ。
私は何が起きているのか、すぐには理解できなかった。
紬「あ…えっと、ゆ、唯ちゃん?これ、一体…」
唯「私はムギちゃんにならできるってことだよ」
紬「な、何を?私、よく…」
唯「だから…恋だよ」
400:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:07:46 an5/KClr
恋ができる。唯ちゃんは確かにそう言った。それを誰に?私だ。
つまりこれは…唯ちゃんにこ、ここ…告白されたってこと…!?
紬「こ、恋って…えぇ!?」
唯「私、ムギちゃんと一緒にいると楽しいし落ち着くし、それに…」
紬「それに…?」
唯「ムギちゃんのこと…だ、大好きだから」
紬「……」カーッ…
大好き。
この一言だけで、私は頭が沸騰しそうに熱くなるのを感じた。
唯「ムギちゃん!?顔真っ赤だよ!大丈夫?」
紬「う、うん…でもさっき唯ちゃん、女の子同士は難しいって」
唯「それはあくまで普通はってことで、私は別だよ!」
紬「どうして?」
唯「だって私、ムギちゃんのことすごく好きだから」
紬「……」カーッ…
唯「ムギちゃん?」
紬「ご、ごめんなさい…私、こんなに一度に好き好き言われるの、初めてだから」
唯「あははー、大丈夫、そのうち慣れるよ!それで…ムギちゃんはどう?」
紬「どうって?」
唯「私と恋できる?」
紬「できるも何も…もうしちゃったわ」
唯「そっか…ねぇムギちゃん、ちょっといい?」
紬「え?なに…」
唯「大好きだよっ♪チュッ」
401:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:09:41 an5/KClr
頬に押し当てられた柔らかい感触が唯ちゃんの唇だとわかるまで、10秒ほどかかっただろうか。
それがわかった瞬間、私は何も言えなくなってしまう。
紬「ゆ…ゆゆ…」
唯「えへへー♪ムギちゃんっ♪」
唯ちゃんに抱きしめられながら、私は思った。
…しばらくは、唯ちゃんと一緒にいる時のドキドキは消えそうにないや。
fin
てなわけで書いてみましたー
402:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:12:54 Fp9QlYQD
GJ
403:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/17 23:18:13 yVcfVDrM
/ l .| .|
__ | __ | | __ |
l ヽ. | | | |
. | __| | __ | |^)_ | ,-、
_ | | | | .|ノ |. i ヽ
i'i. ヽ. -‐、 ! !-! ‐- ヽ. 〉、 l
/ _ ノ.ヽ. `' (ノo(ヽο/ ヽノ (ノ |
ヽ. ,`ヽ,ソ )ノ ノ/o |
\ ' / / l ()ヽ l
ヽ. ' | (⌒ヽ |
ヽ. | しノ /
ヽ l /
最低だ・・・・・・・・俺って
404:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/18 23:17:35 RAzuYYlz
お
405:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/19 22:59:32 zn/B/Tsw
誰かネタを…
406:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/19 23:04:32 4NvC/ZOM
俺の部屋のあまりの寒さに普段色々紬からもらってばっかで
これじゃいけないと思い立った唯が憂に教わりながら
手編みの手袋やマフラーを紬にプレゼントしてあげると良いんじゃないかなと思った
407:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/20 02:48:26 gUH1XPMk
ある日、放課後の部室で、唯ちゃんが私に紙袋を差し出した。
唯「ムギちゃん、はいこれ!プレゼントだよっ♪」
紬「え?そんな、理由もないのにもらえないわよ!」
唯「私だって理由もないけどいつもムギちゃんからお菓子とかお茶とかもらってるよ?だから、受け取って!」
紬「唯ちゃん…じゃあ…いただくわね」
唯「開けてみて!」
紙袋を開けると、そこには淡いピンクのマフラーが入っていた。
紬「わぁ…これ、もしかして唯ちゃんが?」
唯「憂に教えてもらって編んだんだ~♪ちょっと失敗しちゃったとこもあるけど…」
紬「ううん、とっても上手に出来てるわ♪ありがとう、唯ちゃん」
唯「えへへー…照れるなぁ」
紬「さっそく着けてみていい?」
唯「うん!着けて着けてー♪」
紬「わぁ、すごくあったかい♪」
唯「ホント!?よかったー♪」
紬「…そうだ、試しに唯ちゃんも着けてみて?」
唯「え、でも」
紬「せっかく作ってくれたんだから、着け心地わかった方がいいでしょ?…はい」
唯「うん…わ、ホントにあったかいやー。ムギちゃんが着けてたからかな?」
紬「うん、そうかも♪」
408:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/20 02:52:24 gUH1XPMk
唯「そうだ…へへへ」
唯ちゃんはニヤリと微笑むと、マフラーを半分ほど外して私に巻いた。
さっきよりも温かいのは、唯ちゃんのぬくもりのおかげだろうか。
紬「わ…唯ちゃん?」
唯「前、憂にもしてあげたんだ~どう?」
紬「…うん、とってもあったかいわ♪」
唯「そうだ、今度からこうやって帰ろうか♪」
紬「えぇ…ちょっと恥ずかしいかも」
唯「大丈夫だよ~♪あったかければ気にならないって!」
紬「…うん、そうだねー♪」
唯「あったかあったか♪」
紬「あったかあったか♪」
おしまい
>>406から思い付いて書いてみました
409:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/20 13:03:32 bwWi86o7
この二人はホンマ癒されるわ~
410:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/20 14:55:56 GMs6B2Sv
URLリンク(ec3.images-amazon.com)
唯、抱きしめてるのかと
411:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/21 22:58:23 7XRT+4Zg
確かにそう見えるw
これは買わないといけないかな
412:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/22 19:11:02 x+RkMw6G
定期保守
413:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/22 22:16:19 42zMwrhc
癒しを求めて三千里…此処に辿りつきますた…
414:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/22 23:18:39 UIItpZSC
>>413
ようこそ、癒しの里へ
ここに来られた貴方はとても運がいい
415:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 01:50:32 kzWOYifi
>>413
よくきたね、過去ログでも見てゆっくりしていくといい
416:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 01:55:32 T7myo96G
唯→紬の失恋物が大好きな僕は、このスレでは異端ですかね・・・
417:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 20:03:19 qfzADdbz
「だから女の子同士じゃ子供はできないってムギちゃん.」
「やってみなけりゃ分かりません」
418:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/23 23:21:10 vKmPqbKE
仮にできたとして
どちらが生むのだろう?
419:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:05:41 sVUp6TNi
キーンコーンカーンコーン…
部活の始まりを告げるチャイムが鳴った。いつもならお茶を飲んで、色々な話をしている時間だ。
でも、その日の部室にはいつもの紅茶の香りは漂っていないし、美味しいお菓子もそのテーブルの上には並んでいなかった。
というのは…
律「ムギ、遅いなぁ…お茶飲まないとやる気出ないぜー…」
澪「いつもならとっくに来てるのに…どうしたんだろう」
唯「……」
いつまで経ってもムギちゃんが部活にやってこない。掃除当番だっていうのは聞いていたけど、それにしたって遅すぎる。
メールを送っても返事はないし、一体どうしたんだろう…
梓「そうだ、迎えに行ってみませんか?もしかしたら掃除が長引いてるのかも」
律「そうだな、じゃあ皆で…」
唯「あ、私が行くよ!大人数で行くのもなんだし」
澪「それもそうだな…じゃあ唯、頼むな」
律「寄り道すんなよー?」
唯「しないよー!それじゃ行ってくるね!」
私は急ぎ足で部室を後にすると、階段を一段飛ばしで駆け降りた。
憂に見られたら、危ないよ!と叱られてしまいそうだけど…でもそんなことは気にならなかった。
一刻も早く、ムギちゃんに会いたかったから。
420:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:11:02 sVUp6TNi
薄暗い廊下を駆け抜けて、私は自分の教室へとやってきた。
確かムギちゃんは教室の掃除当番だったはずだ。中を確認するべく扉に手を掛けた、その時―
「私…琴吹先輩のことが好きなんです!」
知らない子の声が聞こえてきた。
私はとっさに手を引っ込めた。
琴吹先輩って…ムギちゃんのことだよね…ムギちゃんを好きって…え?嘘、嘘…
私の頭は真っ白になる。そのまま扉の前に立ちすくんでいると、今度はムギちゃんの声が聞こえてきた。
紬「え、えっと…どういうこと?」
「今言った通りです!私、先輩のことが好きなんです。だから…付き合ってください」
紬「い、いきなりそんなこと言われても…」
「お願いします!」
紬「え、えっと…」
ムギちゃんは黙り込んでしまった。何か返事をするのに迷っているようだった。
それってつまり…付き合ってもいいかもって思ってる…?
そう考えたとたんに、胸に鋭い痛みが走った。
紬「私…」
気付くと私は走り出していた。ムギちゃんの言葉の続きを聞く勇気は、私にはなかった。
結局その日、私はそのまま家に帰った。その時の自分の顔は、皆には絶対に見られたくなかったから。
421:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:13:13 sVUp6TNi
唯「はっくしょん!」
憂「38度…今日は休まなきゃだめだね」
翌日、私は風邪を引いた。当たり前といえば当たり前だ。
カバンやギターはもちろん、マフラーも手袋も着けず、北風に吹かれて帰ってきたんだから。
憂「お姉ちゃん、昨日何があったの?律さんたちも心配して電話くれたんだよ?」
唯「…なんでもない」
憂「もう…じゃあ私は学校行くから、ゆっくり寝てなよ?」
唯「うん…」
憂が出ていくと、私はぼんやりと天井を見つめた。
…あの後ムギちゃんは、OKしたのかな。…したんだろうな。ムギちゃん、女の子同士で仲良くするのはいいことだって言ってたし。
不意に視界が潤んだ。私、どうして泣いてるんだろう…ムギちゃんが告白されたのが、そんなにショックだったのかな。
…違う。もちろんショックだったっていうのもあるけど、本当は…
唯「うぅ…ズズ…ムギちゃん…やだよぉ…」
本当は…ムギちゃんが誰かと付き合うのが嫌なんだ。だって私は、ムギちゃんのことが…
紬「なにが嫌なの?」
唯「きゃっ…!?」
突然、私の視界にムギちゃんの顔が現れた。
私は心臓が止まるんじゃないかというくらいに驚いて、何も言えずにその笑顔を見つめた。
422:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:16:53 sVUp6TNi
紬「唯ちゃん、具合はどう?」
唯「あ…だ、大じょ…はっくしょん!」
紬「大丈夫じゃないみたいね?はい、鼻かんで?」
唯「ズズ…ムギちゃん、どうして…?学校は?」
紬「私もお休みしちゃった♪唯ちゃんが心配だったから」
唯「な、なんで…?」
紬「なんでって…お友達のことを心配するのは当たり前でしょ?」
唯「……」
ムギちゃんの微笑みを見ていると、また胸が痛くなった。
こんな風に優しくされても、全然嬉しくない…だってもうムギちゃんは、あの子と付き合ってるんだから…
しばらく、二人を沈黙が包んだ。その間、私はムギちゃんに背を向けてベッドに横たわっていた。
しばらくして、ムギちゃんは静かに口を開いた。
紬「唯ちゃん、私ね?」
唯「……?」
紬「昨日後輩の子に…好きって言われたの」
唯「……!」
ムギちゃんの言葉に、私は思わず体を起こした。それでも必死に平静を保ってムギちゃんに言う。
唯「…へぇ、よかったね。それで、なんていう子なの?」
紬「…知らないの」
唯「え?知らないって…?」
紬「だって私…断っちゃったから」
唯「な…え?だってムギちゃん、あの時迷って…」
423:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:18:51 sVUp6TNi
紬「やっぱり唯ちゃんだったんだ。誰かが教室の前にいたような気がしたからもしかして…って思ってたんだけど」
唯「気付いてたんだ…ごめんなさい。盗み聞きしちゃって…」
紬「いいの。なかなか言わなかったのはね、知り合いには聞かれたくなかったからなの」
唯「なにを…?」
紬「私に好きな人がいるってこと」
唯「え…」
紬「さぁ、その人は誰でしょう?」
ムギちゃんの好きな人。一体誰だろう。澪ちゃん?りっちゃん?あずにゃん?それとも、クラスの誰か?それとも…
紬「時間切れ♪正解は…」
唯「あ…」
ムギちゃんは、私の体をぎゅっと抱きしめた。
私の熱っぽい体を、日だまりのような温かさが包み込んだ。
紬「唯ちゃんでしたー♪」
唯「む…ムギちゃん?な、なんで…?冗談でしょ?」
紬「冗談なんかじゃないわよ?私は唯ちゃんのこと大好きよ?」
唯「う、うそ…だって、だってムギちゃ…はっくしょん!うぅ…」
紬「大丈夫?はい」
再びティッシュで鼻を噛む私を見ながら、ムギちゃんは言う。
紬「ねぇ…唯ちゃん?」
424:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:20:28 sVUp6TNi
紬「私はホントに唯ちゃんのこと、大好きよ?
いつも美味しそうにお菓子食べてくれるところとか、
のんびりしてるところとか、ギターの練習ちゃんと頑張ってるところとか」
唯「……」
紬「ねぇ、唯ちゃんは私のこと、好き?」
唯「それは…」
正直、嬉しかった。ムギちゃんに好きって言われることが、とても嬉しかった。
唯「私も…好き」
紬「…ありがとう唯ちゃん。じゃあ、私の恋人になってくれる?」
唯「う…うん…でもホントに私なんかでいいの?もっとかわいい子が…むぎゅ」
ムギちゃんは私を強く抱きしめた。その胸に顔を埋めると、なんだかいい匂いがした。
紬「問答無用♪私は唯ちゃんがいいの!わかった?」
唯「…うん」
紬「じゃあ決まり♪今日から唯ちゃんは私の恋人ね♪」
唯「う…うん」
紬「じゃあ早く風邪を治して一緒に学校に行きましょう?というわけで…はい♪」
ムギちゃんは鍋を私に差し出した。中身はおかゆ。どうやら憂が作ってくれておいたものらしい。
唯「これを…どうするの?」
紬「朝ごはんまだでしょ、栄養つけなきゃだから…はい♪」
ムギちゃんはスプーンにおかゆを一口取って、私の口に差し出した。
425:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 01:24:09 sVUp6TNi
唯「いいよぉ、自分で食べられ…むぐ」
紬「さぁ、いっぱい食べて早く元気になってね、唯ちゃん♪」
唯「んぐぐ…っくしょん!」
紬「きゃあ!」
唯「ご、ごめん!」
紬「ぷっ…あはははは…」
唯「む、ムギちゃん?」
紬「私、おかゆだらけね♪」
唯「あはは…ホントだね」
紬「あ、唯ちゃんも口の周りに…あはははは!」
唯「え?ホントだ…ぷふふ、あはははは!」
―こうして、私たちは恋人になった。これからよろしくね、ムギちゃん♪
―――
夕方
憂「ただいまお姉ちゃ…あ、寝てる…ってなんでごはんつぶだらけなの!?紬さんまで!!
終わり
失恋ものにしようと思ったのに、気付いたらくっついてた…
426:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 02:41:17 A6Y5elaR
片思いが報われる瞬間って良いよね。最高だよね。
唯の片思いなんて上手く想像出来なかったけど、かなりツボに入ったw
427:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 11:45:43 kwIEjJ1d
>>425
GJ シリアスもいいけどハッピーエンドが一番!
428:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 19:14:00 BYkdFInc
おお…これは禿しくGJ!
429:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/24 20:07:03 CTz5Ia/U
失恋物だったら俺三日は寝込んでたわ
ハッピーエンド最高
430:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/25 23:13:44 gSZUGdGZ
*
431:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 00:33:10 yjxTaayd
「はい唯ちゃん特別のケーキよ、誕生日だもの」
「ムギちゃん?」
「ゆっくり舐め取って下さい」
「んふふ、じゃあ遠慮なく、頂きますっ!!」
432:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 11:19:50 m0pc2BfR
その日の朝、私はいつもより遅く家を出た。
それは寝坊をしたわけじゃない。、ある人と一緒に登校するためだ。その人というのは…
紬「あ…来た」
駅の前でしばらく待っていると、のんびりと歩いてくる唯ちゃんの姿が見えた。
よかった、今日は憂ちゃんは一緒じゃないみたいだ。
紬「唯ちゃん、おはよう♪」
唯「あ、ムギちゃん!おはよー♪」
紬「今日は一人?」
唯「うん、憂は後から来ると思うー」
紬「そうなんだー…」
ということは、あまりもたもたしていられない。
いや、別に憂ちゃんがいてもいいんだけど、これからすることを見られるのはなんていうか…恥ずかしい。
唯「ムギちゃーん」
紬「なっなに?」
唯「今朝はいつもよりあったかいねー」
紬「そ…そうかしら。私は寒いと思うけど」
唯「そう?ムギちゃんは寒がりなんだねぇ」
まぁ、確かに暖かいとは思うけど…それに同意するわけにはいかない。
してしまうと、これから渡すものを喜んでもらえないかもしれないから。
紬「…あの、唯ちゃん」
唯「んー?」
紬「きょ、今日のお誕生会、楽しみね」
唯「うん!ところでムギちゃん、例のブツはございますでしょうか…?」
433:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 11:23:10 m0pc2BfR
紬「もちろん!ケーキ、とっておきのを用意するわ!お菓子もたくさん!」
唯「ありがとムギちゃ~ん♪」
って、そうじゃなくて…私は意を決して、唯ちゃんに向き直った。
紬「ゆ、唯ちゃん!」
唯「ん?どしたの?」
紬「こ…これ!」
私はカバンから袋を取り出すと、唯ちゃんに差し出した。
唯ちゃんは面食らったような表情で、それを受け取った。よかった、渡せた…
唯「なあに?これ」
紬「皆より一足早いけど…唯ちゃん、お誕生日おめでとう。私からのプレゼントです」
唯「え…あ、ありがとうムギちゃん!」
紬「開けてみて?」
唯「うん、じゃあ……わぁ、かわいい!」
私からの唯ちゃんへの誕生日プレゼント、それは…自分で編んだ毛糸の帽子だ。
喜んでくれるかどうか不安だったけど…どうやらその心配は杞憂に終わりそうだ。
だって唯ちゃんは、真っ先に被ってくれているから。
唯「えへへ…似合うかな」
紬「うん…とっても」
唯「これもしかして、ムギちゃんが編んでくれたの?」
紬「ホントはマフラーとかセーターにしようと思ったんだけど、時間がなくて…」
唯「そうだったんだ…ありがとムギちゃん。これすっごく被り心地がいいよ!」
434:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 11:25:42 m0pc2BfR
紬「そっか…よかったわ。気にいってもらえたみたいで」
唯「えへへ~ムギちゃん帽子~♪これで今年の冬は安心だ~♪」
私の作った帽子を被って笑う唯ちゃんは、とても魅力的な笑顔を私に向ける。
こんな笑顔が見られるなんて…がんばってよかったかな。
唯「おっとっと前が…あはは、ちょこ~っとだけサイズ大きいかも」
紬「ご、ごめんなさい!す、すぐに編みなおして…」
唯「いいよいいよ!どうせすぐ大きくなるから!」
紬「え…そう?」
子供ならまだしも、高校生以降で頭のサイズはそんなに変わるのかなぁ…と気にはなったけど、まぁ、いいか♪
ちょっと大きめの方がかわいいし…
唯「ムギちゃん、こんなかわいい帽子くれてホントにありがと♪一生大事にするよ!」
紬「こ、こちらこそありがとう…そんなに大事にしてくれるなら、私もうれしいわ♪」
唯「帽子だけじゃないよ?私、ムギちゃんも一生大事にする!」
紬「え!そ、それって…えぇぇ…」
い、今のはまさか…そういうこと!?
いや、ただ単に友達としてとか、そういう意味なんだろうけど…でも、それでも…
435:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 11:27:04 m0pc2BfR
紬「…ふふっ♪」
唯「ムギちゃん、なんかうれしそうだね♪なんでー?」
紬「うん…プレゼント、ちゃんと渡せてよかったなって」
唯「そっか♪」
紬「あ、早く学校行かなくちゃ!誕生日に遅刻したら大変!」
唯「うん!じゃ急いで行こうムギちゃん!」
紬「きゃっ…?」
唯ちゃんは不意に私の手を掴むと、勢いよく走り出した。このドキドキは、走ってるからなのか、それとも…
まぁ、どちらでもいいかな。だって今私は、こんなにも幸せなんだから。
おしまい♪
436:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/27 23:25:04 KXY7QWil
-――-
, :.´: : : : : : : : : : : : ::`ヽ
//: : /',: : : : : : : : 、: : : : :.\
、___/: /\/ ヽ : : : : {`ヽ::.',: : : : : :'.,
`フ: ::|\/⌒ ',: : : : l\:.:. |.:i : : : : :::.
i/:.:.|: :.} レ' \| ヽ|/: : i: :.ヽ i
/: : :.',:.:i h h }: | : :|: : :|::|
,′i: : ヽ| U U |: i :.:.|): :.レ'
i:.:.:.|: : : ', ""レ': : :|: : : :i
|: :.:|: :.::ハ "" r┐ ',:.:.:. |: : :.:′
ヾ:∧./: :人 ヽ イ:.: :/:∧/
ノヽ._ノヽ∩_ノヽノ >‐ ―‐<´ .|ル'V
/-=≡ ≡≡≡ ≡=-{\ ヽ/ / `ヽ
}.: :: :: :: :: ::: ::: ::: :: :: :..}/ ヽ. // }
{-========-{ / /
r人________ノ_へ._/ ′
ヽ_ノ ̄ ̄  ̄ ̄.>代__ ノ ` /
 ̄`ー― ´ | \ / ヽ
437:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/28 08:05:31 UfZmN0/v
紬→唯派と、唯→紬派って、どっちが多いんだろう
438:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/28 18:28:38 TRlSOsv+
>>437
俺の中では圧倒的に唯紬
439:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/28 23:19:22 F/d0Bcp2
>>437
どちらでもおいしくいただけます
440:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 01:56:17 seG7szVe
yes
441:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 02:07:55 Mq4zgX7B
>>437
俺も唯紬
どっかのSSの、ムギに嫉妬しまくりの唯に萌え死んだ
442:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 15:16:46 JD9mKmB8
ぎゅっぎゅ♪
443:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 17:39:56 1pbnX1iO
むきゅむきゅ
444:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 22:42:33 j5DiEzX8
トコトコ
紬(あ、唯ちゃん来た…そうだ、寝たふりしちゃえ♪)
ガチャ
唯「ちわー、平沢ですー…あれ、ムギちゃん寝てる?せっかくサブちゃんの物まねしたのにぃ」
紬(サブ…?ふふふ、まぁいいや、近くに来たら脅かしちゃおっと)
唯「…寝てるんだぁー…そっかー…じゃあ、ちゅーしちゃお!」
紬(ええっ!?)
唯「ムギちゃんちゅー♪」
紬「ちょ、ちょ唯ちゃ…」
チュッ
紬「……///」
唯「あれ、ムギちゃん起きてたんだねぇ?」ニヤニヤ
紬「負けました…」
445:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/29 23:15:29 VLAtYEim
物真似フイタ(笑)
446:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/30 02:13:36 8MEA/exB
>>444
紬は攻められると弱い
もうこれが自分の中で常識化しつつある
447:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/30 02:20:31 8MEA/exB
スマン、あげちまった
448:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/30 10:03:46 s8apY6Nj
唯は付き合い始めは、それこそ澪みたいに照れまくって耳まで真っ赤にして、しばらくムギの顔もあんま見れない感じになりそう。
でもいざ覚悟決めて、手繋いだりフレンチキスしたりするのは唯からって感じがする。
まぁ総括すると、唯が意外とヘタレだったら萌えるよね、って話。
449:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/30 23:16:16 ySKvNA7F
y
450:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/01 01:36:10 qHP2Onrb
ほす
451:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 16:08:43 5V/n1TKf
前略、私こと秋山澪は、授業中に退屈して校庭を眺めていました。
唯たちのクラスの今日の体育はソフトボールのようです。
律「行くぜー唯!ていっ!」
唯「来いりっちゃ…へぶっ!」ガツン!
律の投じたボールは唯の腰を直撃、唯は倒れました。大丈夫かな、と思った矢先…
紬「唯ちゃん大丈夫!?ゆ…許すまじりっちゃん!でいやっ!!」
律「ちょ、ムギ!?う、目にゴミがっ…」ゴシュッ…
ムギがバットで打ったボールは律の額を直撃、律は保健室まで運ばれていった。果たして無事だろうか…
紬「唯ちゃん、大丈夫?」
唯「いてて…あぅ、足ねんざしちゃった…ムギちゃん、おんぶしてー」
紬「合点承知!唯ちゃん、保健室に行きましょう!」
今、どのようにすれば足をねんざするのか甚だ疑問ではあるけれど、ムギは唯をおぶって校舎へと入って行った。
唯「えへへ…ムギちゃんいい匂いがするねー♪」
紬「あら、唯ちゃんたら汗の匂いが好きだなんて意外とマニアックなのね?じゃあ保健室でもっと汗をかきましょう♪」
唯「やだ、ムギちゃんたらー♪」
あはは、うふふ…
―私は静かにノートを開いた。…ふふ、今日はいい歌詞が浮かびそうだ。
452:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 16:54:51 e/ezrtMV
ゴシュwwww
453:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 19:46:09 RJrKhgpA
メジャーかよwww
454:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 23:24:01 Qjr/ZTwB
ムギの性格が改変されてるww
455:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 23:30:11 hRzDEPnJ
どこから突っ込んでいいやらwww
456:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 11:25:56 N9Buc0Wr
でも、面白いwww
457:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 15:04:32 M+XXkFpy
お前らのことだからチェック済みだろうけど
最近百合板の方で良質な唯紬SSが多いぞ
458:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 22:19:07 REPoMJ0X
紬「なにがゴシュだ!コスしろコラァァ!!」
459:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 22:57:23 xaD5WIZ8
>>458
それ死亡フラグだから
460:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 23:29:14 1hXYvBPc
>>457
でも百合板は18禁
461:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/03 23:57:48 DJ87g0W1
こんにちは、琴吹紬です!突然ですが私たち、一緒に暮らすことになりました!
とはいっても、唯ちゃんのご両親が出張とその付き添い、憂ちゃんが友達の家に泊まりに行く1日だけですが…
唯「こうやって私の家で二人きりになるのって不思議だよねー」
紬「そうね、でも将来的には不思議じゃなくなるかも」
唯「え、それって一緒に暮らすってこと?」
紬「ふふふ、どうかしら♪」
唯「もう、ムギちゃんったらぁ」
紬「唯ちゃん、早くご飯食べないと冷めちゃうわよ?あーん」
唯「あーん…うん、おいしい!」
紬「なんだか新婚みたいね♪」
唯「そうだねー♪…ねぇムギちゃん、私のこと好き?」
紬「もちろん!大好きよ」
唯「えへへ…私もムギちゃん大好き。…あ、もうこんな時間!ムギちゃん、食べ終わったら先にお風呂入っちゃっていいよ?」
紬「あら、一緒に入ればいいんじゃない?」
唯「えぇっ!は、恥ずかしいよ…」
紬「ふふっ…唯ちゃんが照れるなんてこともあるのね」
唯「うぅ…ムギちゃんのいじわる!」
紬「わぁ、唯ちゃんが怒ったー♪」
このあと、私たちが一緒にお風呂に入ったかどうかは…内緒です♪
462:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 00:01:30 RHMm6Dx+
甘甘だなぁ
463:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 22:34:43 6DK106BW
なんか紬って常に余裕綽々だから、たまには心乱すところ見てみたいな
もちろんシリアスな意味でな
464:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 23:26:22 ylF7NspG
唯と紬じゃどちらが冷静を保てるかというと二人の性格からして紬だからなぁ
465:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:27:10 s0WUBowM
唯「ムギちゃん、一緒に部室行こっ♪」
今日も部活の時間になると、無邪気な笑顔を浮かべた唯ちゃんが私の元にやってきた。
不思議なもので、その笑顔を目にしたとたんに、一日の疲れが消えてしまう。
これは、いわゆる癒し効果っていうのかな?
紬「うん、行きましょ♪…あれ、りっちゃんは?」
唯「澪ちゃんのとこに行ったよー。先に行ってていいって」
それを聞いて、私はうれしくなる。わずかな時間だけど、唯ちゃんと二人になれる…ちょっぴり皆に罪悪感を感じるけど。
唯「ところで、今日のお菓子はなあに?」
紬「さぁ、なんでしょう?」
唯「うーん…シュークリーム!」
紬「正解♪唯ちゃんすごい!」
唯「えへへー♪それほどでも~」
こんな風に唯ちゃんとなんでもない会話をしながら部室に向かうのは、本当に楽しい。
それは短くて、ゆっくりと噛みしめている暇もないけれど―私にとっては、とても幸せな一時だ。
だから、贅沢を言ったらきっとバチが当たるよね。もっとこんな時間が増えたらいいな、なんて…
466:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:28:56 s0WUBowM
律「よし!今日はこれにて解散!」
りっちゃんの言葉を合図に、軽音部の皆はそれぞれ帰りの準備を始める。
楽しい学校生活の中で唯一、この時間は苦手だった。
ほんの短い時間だけど、皆とお別れしなきゃいけないから。唯ちゃんの顔を、見られなくなるから…
唯「ムギちゃん」
紬「な、なあに?」
唯「今日さ、一緒に帰らない?」
紬「え…ど、どうして?」
唯「澪ちゃんたち、楽器屋さんに行くらしいんだけどね?私、家の用事ですぐ帰らないとなんだ。
ムギちゃんも電車の時間あるし、あまり寄り道できないでしょ?だから一緒に帰ろうかなって。平気?」
紬「あ…うん。大丈夫…」
唯「じゃあ決まりだね!えへへ♪」
紬「う、うん…」
唯ちゃんと一緒に帰る…。何を話したらいいんだろう。
私はうれしさと不安感が混じったような、なんとも言えない気持ちになっていた。
467:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:30:15 s0WUBowM
唯「うぅ、寒いねー」
紬「うん…寒いね」
私と唯ちゃんは、北風の吹き抜ける道を並んで歩いていた。
この季節になると、暗くなるのも早い。あちこちの家に飾られたクリスマスのイルミネーションが、幻想的な光を放っていた。
唯「りっちゃんたち、楽器屋さんについてる頃かなー」
紬「うん…そろそろかもね」
唯「あ、一番星見ーつけた!…一番でもないか。あはは」
紬「あはは…」
ダメだ。上手く会話ができない…学校じゃ普通に話せるのに、どうしてこんなにぎこちなくなっちゃうんだろう…
唯「ムーギーちゃん♪」
紬「な…ひゃあっ」
唯ちゃんは両手で私の頬を挟んでいた。手袋の柔らかい感触が、私を優しく包んだ。
唯「えへへ、あったかいでしょ。ぶーくろちゃん」
紬「う…うん。あったかい」
唯「…ねぇ、ムギちゃん」
紬「な、なあに?」
唯ちゃんは、まっすぐな眼差しで私を見つめた。
その瞳はどこか愁いを帯びていて、私は思わずドキッとしてしまう。
唯「私と一緒にいるの…どう思ってる?」
紬「え…?」
唯「楽しい?それとも、つまんない?」
紬「それは…もちろん、楽しいわよ?」
唯「…そっか」
468:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:32:33 s0WUBowM
唯ちゃんは私の顔から手を離すと、くるりと背を向けた。
その背中は、なんだかいつもより小さく見えた。
唯「実はね、今日用事があるっていうの嘘なんだ」
紬「え…嘘?」
唯「うん、嘘」
紬「どうしてそんな…」
唯「…ムギちゃんと一緒に帰りたかったからだよ」
紬「えっ…?」
私は、唯ちゃんの背中をじっと見つめた。唯ちゃんはそのまま続ける。
唯「私もムギちゃんと一緒にいるの、すっごく楽しいから…
だから、もっと二人きりでいたいなって思ったの」
紬「唯ちゃん…」
唯「でも…やっぱりダメかも。私たちは、軽音部で一緒にいるから楽しいのかもね」
紬「そ…それは…」
何も言い返せなかった。実際、今の私はいつものように楽しめてはいなかったから。
唯「さ、早く帰ろ?遅くなっちゃう」
私たちはお互い、学校とか、軽音部っていう枠組みがあるからこそ幸せな関係でいられるのかもしれない…
紬「…うん」
やっぱり、今以上を望んじゃいけないのかな。贅沢を言っちゃ、いけないのかな…
唯「うぅ、寒いなぁ…」
紬「そんなこと…ない
唯「えー?寒いでしょー?」
紬「唯ちゃん…私たち、もっと一緒にいたっていいと思う」
唯「……!」
469:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:34:12 s0WUBowM
唯「…どうしてそう思うの?」
紬「だって…だって私は…」
唯「……?」
紬「唯ちゃんのこと、好きだから」
私は、唯ちゃんを抱きしめた。その小さな背中は一瞬震えたけれど、静かに私を受け入れてくれた。
唯「……」
紬「私、唯ちゃんのことが好きだから…一緒にいたいの」
唯「……」
こんな簡単なことにどうして今まで気付かなかったんだろう。
この気持ちは、贅沢とか、そういうことじゃない。
ただ唯ちゃんのことが好きだから、もっとそばにいたいって感じるんだ。
唯「…多分私も、ムギちゃんとおんなじだと思う」
紬「じゃあ、もっと一緒にいよう?もっと二人で…」
唯「でも…やっぱり私たちは今までのままでいた方がいいよ」
紬「ど、どうして…きゃ」
唯ちゃんはするりと私の腕をすり抜けて、また手袋で私の頬を挟んだ。
紬「ゆ…」
唯「ムギちゃん、私のこと好きって言ってくれたよね」
紬「…うん」
唯「それで…どう、したい?」
紬「だ、だから…もっと一緒に…」
唯「私と一緒にいて…どうなりたいの?」
紬「それは…」
答えは簡単だ。お互いに想い合うひとと一緒にいる間柄。それは―
紬「恋人…だよ。私、唯ちゃんの恋人になりたい」
470:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:36:56 s0WUBowM
そう言うと、唯ちゃんは照れくさそうに微笑んだ。でもその笑顔は、どこか辛そうで、今にも崩れ落ちてしまいそうな、そんな危うさを漂わせていた。
唯「私もだよ。私も、ムギちゃんと恋人になりたい」
紬「じゃあなろう?両想いなんだから、それでいいじゃない!」
唯「ダメなんだよ。ムギちゃん」
唯ちゃんは私から離れた。今まで唯ちゃんが触れていた頬からぬくもりが消えて、恐ろしく冷たくなっていく気がした。
紬「どうして?どうしてダメなの…?」
唯「…だってね、ムギちゃん。私たちは、軽音部員なんだよ。りっちゃんや澪ちゃん、あずにゃんとおんなじ、軽音部員なの。
誰かを特別に好きになっちゃダメなんだよ」
紬「そんなことない!りっちゃんと澪ちゃんだってよく仲良くしてるし、唯ちゃんだって梓ちゃんに抱きついたりしてるじゃない!」
唯「りっちゃんと澪ちゃんは、幼なじみでしょ?私とあずにゃんは、先輩と後輩。恋してるわけじゃないよ」
紬「でも…でも…」
唯ちゃんは間違ってる。幼なじみだろうと先輩後輩だろうと、お互いが好きだってことは変わらない。
その度合いが強いか弱いか、ただそれだけのことじゃない。特別なことなんかじゃないよ…
471:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 16:41:57 s0WUBowM
でも私は、それを口に出すことをしなかった。いや、正確にはできなかったのかもしれない…
唯「…ごめんムギちゃん、私先に行くね。また明日」
紬「あ…」
一瞬見えた唯ちゃんの頬には、一筋、光るものがあった。
今すぐ駆け寄って、抱きしめてあげなきゃ。もう一度、好きだって言わなきゃ…
今それをしなかったら、明日になったら、もう今のまま、何も変わることはない。なんとなく、そんな気がしていた。
でも…頭ではわかっているのに、足が動かなかった。
―ダメなんだよ。ムギちゃん
紬「う……うぅ…」
その言葉を思い出すと、自然と涙が溢れ出た。唯ちゃんの言葉は、私の心に深く突き刺さっていた。
唯ちゃんの私に対する拒絶。それは、唯ちゃんの優しさで、冷たさで、強さで、弱さで…
一つ言えるのは、確かに私のことを想ってくれてるってこと。
だったら…私も、選ぼう。唯ちゃんと笑い合える、幸せな時間を過ごせるような、そんな道を。
紬「ありがとう…唯ちゃん」
誰もいない道でそっと呟いて、私はゆっくりと歩き出した。
唯ちゃんの想いを、唯ちゃんへの想いを、そっと胸に抱いて。
おわり
長文失礼
472:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 18:28:49 wJA0L5vO
終わりだと?俺は続きがあると見たね
473:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 18:58:24 8Di7/I8F
切ない。・゚・(ノД`)・゚・。
俺も続き希望
474:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:17:06 Nr4GUDn/
これは超大作の序章に過ぎない!
475:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:22:00 hyqpUDli
あと500レス余ってるから大丈夫だな
476:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:52:49 s0WUBowM
紬「はぁ…」
私は情けないため息をつきながら、いつものように部室へと向かっていた。体調はいつものように、とはいかないけど…
―結局、昨日は一睡もできなかった。
私の選択は正しかったのか、それとも間違っていたのか…答えの出ない問題をあれこれと考えているうちに、夜が明けてしまったのだ。
なんでこんなにモヤモヤするんだろう…唯ちゃんのこと、きっぱりと諦めたはずなのに。
紬「はぁ…」
唯「なにため息ついてるのー?」
紬「えっ…!?あ、ゆ、唯ちゃん!?」
突然私の眼前に、不思議そうな表情の唯ちゃんの顔が現れた。私は思わず飛び退いてしまう。
唯「もう、先に行っちゃうなんてひどいよムギちゃん」
紬「ご…ごめんなさい」
唯「今日も寒いねー。朝はなかなか布団から抜け出せなかったよー」
紬「そ、そうなんだ」
唯「こんな日はムギちゃんの入れたあったかい紅茶が飲みたいなー♪よろしくね♪」
紬「うん…」
ダメだ…やっぱりうまく話せない。唯ちゃんの顔を見るだけで、心がキリキリと痛くなる。
唯ちゃんは…なんともないのかな。昨日のこと、気にしてないのかな…
477:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:54:12 s0WUBowM
部室
唯「んー♪やっぱりおいしー♪」
紬「…唯ちゃん」
唯「ん?」
紬「昨日のことなんだけど…」
唯「あぁ、ごめんね?先に帰っちゃって」
紬「私こそごめんなさい。あんなこと…言っちゃって」
唯「いいんだよー。私、全然気にしてないし」
唯ちゃんの気にしてないという言葉に、私の胸はズキンと痛む。もちろん、それは二人にとって正しいことなんだっていうのは分かる。
でも一方で、自分と同じような感情を抱いていてくれたら…なんてわがままな願望も、なかなか捨てきれないでいた。
紬「ねぇ、唯ちゃん…」
唯「ん?」
紬「私…ホントはよくわからないの」
唯「なにが?」
紬「昨日唯ちゃんが言ってたこと…ねぇ、私たちやっぱり…」
唯「それはもういいんだよー。綺麗に忘れてさ、楽しく部活しよう?」
その時の唯ちゃんの笑顔は、とても残酷なものに見えた。
あんなに温かかった唯ちゃんの私への想いが、とても空虚なものに感じられた。
唯ちゃんの気持ちは、そんな軽いものだったの?そんなに簡単に忘れられるようなものだったの…?
唯「それにしても皆遅いねー。メールしてみよっか」
紬「そんな簡単に忘れられるわけ…ないじゃない」
唯「え…?」
478:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:57:16 s0WUBowM
紬「唯ちゃんは…最初から私のことなんて好きじゃなかったんだよ…」
唯「そんなこと…」
紬「そうなの!だからそんな簡単に忘れられるんじゃない!
私と恋人になりたいって言ったのだって…ホントは嘘だったんでしょ?
あれこれ理由付けたのだって、私を諦めさせて、それで…」
唯「……」
紬「それで…それで…わた…私を…」
唯「…ムギちゃん」
紬「……!」
唯ちゃんは私をきゅっと抱きしめた。その温かい胸に包まれたとたん、抑え込んでいた涙を止めることはできなくなった。
紬「ゆ…唯ちゃ…」
唯「よしよし…ごめんね」
紬「私…や、やっぱり…やっぱり、唯ちゃんと…いっ、一緒にいたいよ…」
唯「……」
唯ちゃんは何も言わない。ただ黙って、私を見つめていた。
紬「ねぇ、唯ちゃん…」
唯「さっきムギちゃんが言ってたこと…半分は当たってるかも」
紬「え…?」
唯「あ、ムギちゃんのことが好きなのと、恋人になりたいっていうのはホントだよ?
でも…澪ちゃんたちのことを引き合いに出したのは、やっぱり変だよね」
紬「変…?」
唯「私…ホントは怖かったんだよ。ムギちゃんの恋人になるのが。ムギちゃんの特別な人になるのが」
唯「唯ちゃん…」
479:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 23:59:34 s0WUBowM
唯「でもね」
紬「……!」
唯ちゃんは、私の涙を拭うと、頬を両手の手のひらで挟んだ。昨日とは違って、唯ちゃんの体温が直接私に伝わってくる。
紬「ゆ…唯ちゃ…」
唯「もう、怖くない。私気付いたんだ。こんなにムギちゃんから想われてるのは、すごく幸せなことなんだって…
ごめんね、泣かせちゃって」
紬「い…いいの…?」
唯「うん…ホントに、ごめんね」
紬「う、うん…」
唯「私ムギちゃんのこと、大切にするからね」
紬「私も!私も大切にする。唯ちゃんのこと、大切にするから」
唯「そっか…えへへ、ありがとう♪…じゃあこれは、その約束ね」
唯ちゃんはそう言うと、目を閉じて私に顔を近づけた。
それが意味することは、やっぱり…ちょっと恥ずかしいけど、私も目を閉じた。
やがて、その感触が私の唇に触れた。それは、今まで触れたどんな物よりもやわらかくて、温かくて…幸せな、味がした。
今度こそ終わりです
あと3レス目の一番下はムギちゃんのセリフです。間違えてたww
480:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 00:08:08 Dxgehar9
( ;∀;)イイハナシダナー
乙、感動した!
481:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 18:52:07 mfiPlGnE
このスレのおかげで唯ムギスキーになってしまった………
482:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 20:32:11 RMtyGTMD
乙
良かったよまたなんか書いてくれ
483:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 23:29:26 02nHwrfg
続きがあってよかった~
484:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 02:39:26 8ab7lI1v
こんな良スレ落としてたまるか
保守
485:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 05:02:22 rLHvu2JC
紬み紬
486:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 05:21:56 nji/VAAn
公式ユイムギ!…とアズ
他2名
URLリンク(moepic3.moe-ren.net)
487:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 18:44:39 AhPZ594w
これは私が初めて恋をした時の話です。
唯「今日、ムギちゃん部活来るの遅いね・・・・」
律「掃除当番じゃなかったっけ?」
唯「そうだったっけ?ちょっと様子見てくる!」
律「遅くなるなよー!」
唯「わかったー!」
そう言って私はムギちゃんの元へ行きました。教室を見るとムギちゃんは珍しく教室で寝てました。
唯「珍しいな~ムギちゃんが教室で寝てるなんて・・・そうだ!ムギちゃんにいつもお世話になってるから今度は私がムギちゃんにお返しをしよう!」
そう思った私はムギちゃんをおんぶして音楽室まで行こうとしました。おんぶをして歩いている最中にムギちゃんは起きちゃいました。
紬「あれ?私ったら教室で寝てて・・・・それから・・・」
唯「私がおんぶして音楽室まで行こうとしてたんだよ~」
紬「あら・・・ごめんなさい、唯ちゃんの背中が気持ちよくて、ぐっすり眠っちゃったわ・・・」
唯「そのまま寝てて良いよ~、音楽室までおんぶしたまま連れて行ってあげるから!」
紬「無理しなくていいのよ、私は重いからおんぶしてる唯ちゃんが大変だわ」
ムギちゃんは私の背中から降りました、なんだか背中が寂しい・・・
紬「今度は私が連れて行く番ですわ~」
そう言ってムギちゃんは私を軽々と持ち上げてお姫様抱っこをしてくれました。
唯「すごいね~私を軽々と持ち上げるなんて」
紬「私、力があるからこれくらいは楽勝よ~」
私はムギちゃんに抱っこされている間、ずっとドキドキしていました。これが恋という物なのでしょうか?
ムギちゃんにお姫様抱っこされて行く音楽室への道は長くて短いようでした・・・・
部室に到着すると私がムギちゃんに抱っこされている様子をみんなが驚きながら見ていました
律「お前ら・・・・何やってんだ?」
梓「ムギ先輩って力持ちなんですか?」
澪「なにがあったんだ?」
ムギちゃんは私を降ろしてお菓子の準備を始めました。
今日は何のお菓子かな~?まぁ、なんでもいいや~ ムギちゃんが出してくれるお菓子は特別おいしいから♪
紬「今日は唯ちゃんが大好きなお菓子よ~」
唯「わ~い!ムギちゃん!ありがとう!」
私は胸のドキドキが抑えられなくて無意識にムギちゃんの頬っぺたにキスをしてしまいました!
紬「あら…唯ちゃんったら大胆ね……///」
終わり
SSを書くのは初めてなんですけど難しいですね~ 素人作品でゴメンなさい
それではまた~
488:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 22:48:39 HqtiM8Gr
ムギの口調がちょっと違う。
まあでも初めてならしょうがないかもね。GJでした。
489:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 23:13:21 j4Fr3BOP
c
490:ふわふわ時間@こたつ
09/12/08 03:19:40 qaEQdAAB
ある日の帰り道、ムギちゃんが唐突にこう言った。
紬「ねぇ唯ちゃん…唯ちゃんの家って、もうこたつ出した?」
唯「出したよー。毎日ぬくぬく気持ちいいよー♪」
紬「そう、なんだ…」
唯「?」
ムギちゃんはもじもじしながらうつむいている。どうしたんだろう…?
あ、もしかして…
唯「もしかして…こたつに入りたいの?」
紬「え?あ、えっと…う、うん」
唯「そういえば、ムギちゃんちこたつないって言ってたもんね。そうだ!今から私ん家来る?」
紬「ええ!い、いいの?迷惑じゃない?」
唯「いいんだよー。多分今誰もいないし」
紬「そ、そう…なんだ」
その日は部活が休みで、私たちは普段より早く下校できていた。
憂は友達とお茶の約束してるって言ってたし、ムギちゃんも気を使うことはないよね。
唯「じゃあ、今日は私と二人でお茶しよう!皆には内緒だよー?」
紬「…うん。内緒にする」
唯「てことで、スーパーでお菓子買っていこう!」
紬「きゃ、唯ちゃん待って…」
私はムギちゃんの手を引いて走り出した。
ムギちゃんはわくわくしているのか、早くも顔が真っ赤だ。こういうのって楽しいよね、ムギちゃん♪
491:ふわふわ時間@こたつ
09/12/08 03:24:15 qaEQdAAB
私たちはスーパーでお菓子を買い込んで、私の家へとやってきた。
唯「さ、ムギちゃんこたつだよー♪」
紬「それじゃ…お邪魔します」
唯「あはは、今日二回目だね。家入った時にも言ってた」
紬「うん…そうだね」
こたつに足を入れたムギちゃんは、しばらく黙っていた。
どうかしたのかな。顔が赤いし、こたつが冷たいってことはないだろうけど。
唯「どうムギちゃん、あったかい?」
紬「う、うん。すっごくあったかい」
唯「でしょー♪ムギちゃんの家も買えばいいのに」
紬「うん…多分そのうち買う…かも」
さっきからどうもムギちゃんに元気がない。お腹空いてるのかな?あ!もしかして…
唯「ムギちゃん、ちょっと待ってて!紅茶入れてくる!」
紬「え…?」
きっとムギちゃんは、いつもみたいに紅茶を飲めないから元気がないんだ。
私は台所に行くために立ち上がろうとした。すると…
紬「唯ちゃん!」
唯「!?」
ムギちゃんは私の手を掴んで、訴えるような眼差しを向けた。
唯「ど、どしたの?ムギちゃん」
紬「えっと…帰ってきたばかりだし、唯ちゃんもゆっくりして?」
唯「え、でも」
紬「お、お菓子食べよう?おいしそうよ?」
唯「うん…」
492:ふわふわ時間@こたつ
09/12/08 03:28:26 qaEQdAAB
なんか今日のムギちゃんは変だ。私はカントリーマアムを食べつつ、思い切って聞いてみることにした。
唯「ムギちゃん」
紬「なに?」
唯「やっぱり、私の家来るの嫌だった?もしそうだったらごめんね?」
紬「そ、そんなことないわ!ただ…」
唯「ただ?」
紬「こういう風に一人で唯ちゃんの家に来るの、初めてだから…ちょっと緊張しちゃって」
唯「そうだったんだー…」
よかった、私と一緒にいるのが嫌だっていうわけじゃないんだ。私はホッとした。
紬「唯ちゃん」
唯「んー?モグモグ」
紬「私…唯ちゃんとこんな風に二人きりでいれて、すごくうれしいの」
唯「そっかー、私もムギちゃんといるのうれしいよ♪」
紬「そ、それで…これからも、こうして唯ちゃんの家に来てもいい?」
唯「うん!毎日来てもいいよ?」
紬「ありがとう……ふふっ♪」
ムギちゃんは頬を染めて、うれしそうに笑った。それに釣られて、私も笑ってしまう。
唯「えへへ…あ、パイの実食べる?あーん」
紬「えっ……うん♪」
そういえば、こたつはいつ買うんだろう…?まあいいか♪
買わない方が、こうしてムギちゃんの笑顔が見られるから。
おしまい
493:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 03:30:23 qaEQdAAB
てことで投下してみました
こたつ見てたら思い付きました~
494:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 09:08:44 /JIxfbK5
おお!モーニングコーヒーならぬモーニング唯ムギ!!
純情すぎて2828するぜ
495:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 23:38:25 xYr2Roqp
最近はSSも豊富でスレが潤っている
496:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 00:35:34 AsfI8hFh
最近アニメのEDで唯とムギが隣いるだけでにやける
病気かな
497:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 01:08:59 pByGZPKS
いたって正常だろ
498:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 02:46:52 cpO08G1q
唯のストッキングを嗅いだり被ったりするムギちゃんが見えれば重体
唯をベンチに座らせてゆっくりストッキングを脱がせた後足をペロペロするムギちゃんが見えたら即死
499:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 03:59:22 S9uWbW0v
唯の方がムギを溺愛してる感じの方が自分は萌えるんだがお前らはどうだろう?
ムギに片想いして、アイスが喉を通らないくらい胸を痛めてる唯とか萌えます。
ムギとちょっと目が合ったら、すぐ逸らしちゃう唯とか最強です。
500:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 04:05:19 TQQPqcpC
それはいいな
誰か書いてくださいお願いします
501:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 04:10:41 5yfDcGNG
たしかに唯→紬はあんまり見かけないね
俺の持ってる同人も紬→唯がほとんどだし
502:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 11:29:56 EKuGzpL7
URLリンク(www.dokidokivisual.com)
1月号の表紙とか
503:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 19:35:56 AsfI8hFh
>>502
何なのこの表紙、神なの?
504:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 22:20:27 iwzTa68U
>>499
俺もどちらかというと唯→紬派かな
愛されてるムギがなんか好き
まあ基本どっちでもいけるし、気分次第で変わるけどw
505:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 23:55:09 W6ssy/9d
ぬ
506:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/10 03:44:22 8lavKxdk
ガチャ
唯「…ムギちゃん」
紬「こんにちは唯ちゃ…きゃっ」
二人きりの部室で、急に唯ちゃんが抱きついてきた。私はあわてて唯ちゃんを受け止める。
紬「ど…どうしたの?唯ちゃん」
唯「…寂しかった」
紬「え?寂しかったって…私たち、教室で会ったでしょ?」
唯「そうだけど…ムギちゃんともっと一緒にいたいのに、あまりいられなかったから」
紬「あら?休み時間のたびにおしゃべりしてたのに?」
唯「…うん」
紬「お昼休みにお弁当、二人で食べたのに?」
唯「…うん」
紬「そっか…ふふ、唯ちゃんは欲張りね」
唯「だって…んぎゅ」
私は唯ちゃんを強く抱き締めた。唯ちゃんは照れ臭そうに目を細めている。
唯「ねぇ、ムギちゃん…皆がくるまでこうしてていい?」
紬「いいわよ?あと今日は特別に、いいこいいこしてあげる♪」
唯「えへへー…♪」
終わり
唯が甘える感じで書いてみました
眠くて地の文はあまり書けなかったので、後でもっと色々書いてみます
507:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/10 18:05:53 cAnCufj0
>>506
すばらしい、糖分98%だ。
GJ!
508:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/10 23:58:51 XBYMkzK+
(’ー‘)
509:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/11 01:06:05 F0Ovwyd8
>>506
甘くてGJ!
510:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/11 04:33:07 f4MILZOk
甘いうまい
511:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/11 17:28:40 vDv9Wgep
甘過ぎ
だがそれがいい
512:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/11 23:49:11 0zZAs5eE
.
513:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 03:18:55 KYJqDPRU
―私は、ムギちゃんのことが好きだ。
優しくて、あったかくて、かわいくて、素敵な笑顔を向けてくれる、そんなムギちゃんのことが、大好きだ。
紬「はい唯ちゃん、ケーキよ♪」
唯「…ありがと、ムギちゃん」
紬「いえいえ♪」
その『好き』は、友達としてだとか、部活の仲間として、のものじゃない。
はっきりと言い切ることはできないけど、それは恋をする人に対しての『好き』だと思う。
その人のことを考えていると胸が苦しくなって、切なくなって、とても甘酸っぱい気持ちになる…そういう『好き』なんだと思う。
だから私は、ムギちゃんのことをこんなにも意識してしまっているんだ。
紬「ねぇ唯ちゃん」
唯「な…なに?」
紬「最近元気ないみたいだけど…どうかしたの?」
唯「な、なんでもないよ?」
紬「そう?ならいいけど…あ、お茶のおかわりどう?」
唯「うん…お願い」
紬「はい♪」
唯「…ありがとね、ムギちゃん」
でも…私は告白なんてしない。
する勇気もないし、する意味なんてないってこともわかってるから。
どんなに好きでいても、どんなに見つめていても、どんなに一緒にいても…私たちは友達でしかないんだから。
514:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 03:25:46 KYJqDPRU
でも…どうしてもこの気持ちは消せない。
ただの友達として見ようとしても、どうしても胸が苦しくなってしまう。
ねぇムギちゃん…私、どうしたらいいのかな。
もし、思い切って告白したら…ムギちゃんはなんて言うかな。
これはうぬぼれかもしれないけど…きっとムギちゃんは、私のこと好きだって言ってくれるよね。
それで…皆のことも好きだって言うんだよね。
ムギちゃんは私のことも、澪ちゃんも、りっちゃんも、あずにゃんも、平等に、同じように好きだと思うから。
紬「唯ちゃん、ケーキ食べないの?」
唯「あ…うん、食べるよ。ちょっとぼーっとしちゃった」
紬「じゃあ一口食べさせてあげる。はい、あーん」
唯「……」
紬「唯ちゃん?」
唯「…一つ、聞いてもいい?」
紬「なあに?」
唯「ムギちゃんは、誰かのことを好きになったことある?」
紬「え?」
ムギちゃんは面食らった表情で私を見つめた。もしかしたら、私の気持ちに感づいたり…なんていうのは甘い考えだよね。
その表情からは、怪訝な様子しか感じ取れない。
唯「どう?」
紬「それって…恋したことあるかどうかってこと?」
唯「…うん」
紬「それなら…」
515:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 03:29:27 KYJqDPRU
紬「今のところはないわ。唯ちゃんは?」
唯「私?私は…」
ムギちゃんのことが好きなんだよ。
そう言えたなら、どれだけ楽だろう。何も考えずに自分の気持ちを伝えることができたなら、どれだけ楽だろう…
唯「…いないよ。ムギちゃんにいないんだもん、私にいるわけないよー」
紬「そ、そうなの?」
唯「そうなんだよ♪でもムギちゃんかわいいし、いつかかっこいい男の子と付き合うんだろうねー」
本当の気持ちをごまかすように、言いたくないことを言っている自分が白々しく、情けなく感じられた。
はっきり、いつもみたいに自分の言いたいことを言えばいいのに…どうして出来ないのかな。
唯「ムギちゃん、誰かと付き合ったりしたら、その時は教えてね?そしたら…」
紬「そしたら?」
唯「…なんでもない。じゃ、ケーキいただきます♪
紬「…?うん。どうぞ♪」
―ムギちゃんが、私の知らない誰かの隣で笑っているのを見たら、そしたら…ムギちゃんのこと、きれいに諦められると思うから。
だから、せめてそれまでは…どんなに胸が痛くても我慢するから、どんなに泣きたくても我慢するから、だから…
ムギちゃんのこと、『好き』でいてもいいよね。
516:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 03:32:17 KYJqDPRU
以上、投下してみました
甘甘もいいけどたまにはこういうのもどうかということで
517:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 08:22:43 TNaC6Eei
たくあんはほのかに甘いよね
518:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 12:20:15 fm2R6mHT
>>516
せつねえ…目からギー太が……
GJ!
519:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 13:36:14 uytDwvDV
>>516
あぁ、やっぱりムギちゃんは自分の事となると鈍感なんだな
だがそれがいい、GJ!!
520:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/12 23:55:10 vDARL+31
r
521:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 00:38:07 gTlinUU0
残ってるけいおんカップリングスレの中で、このスレのカップリングだけ妙にマイナーな感じがするw
522:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 01:24:17 gO8Thw3K
>>521
メジャーなの以外は残らないんだよ
523:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 02:32:24 p8dYzJ/L
なら律紬は絶対落ちるかなぁ
個人的にはいいカップリングだと思ってる
524:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 02:39:24 aGIx2bn9
このスレがここまで残ってるのが凄いww
意外と需要あったのね
>>523
澪×律が強すぎるからなぁ~…
525:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 03:14:14 UV83+Jkj
冷静になれば確かにマイナーなのかな。
うーん、OPとかで隣り合わせなだけで唯ムギがジャスティスに見えるから意識した事なかったぜ
526:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 11:28:24 gO8Thw3K
>>523
結局、書き手がつくかつかないかが大きいけどな
憂梓→書き手つかなくて落ち
澪梓→書き手つかない+唯アンチ(約1名)スレ化により落ち
立てる前に1つか2つSS書き溜めといてから立てれば自然と盛り上がる……はず
スレチごめん
527:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 16:22:52 PaewQvzS
URLリンク(www1.uploda.tv)
URLリンク(www1.uploda.tv)
いろいろ
528:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 16:54:27 aGIx2bn9
>>527
ニヤニヤした
529:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 18:37:13 xLlqjobJ
二人とも可愛いなぁ…
ほんま唯紬は世界の良心やで
530:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 18:43:40 pALxgsor
上で律紬ってでてるが、律唯スレもないし、やっぱマイナーなのは落ちるかな。
531:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 19:44:58 UV83+Jkj
>>527
二枚目の左下がお見合いにしか見えない><
532:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 21:22:09 db+aDMrL
俺は狙われた街を思い出したが。
533:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 23:52:40 QjIFBB6A
>>531
お見合いの妄想してみた
紬「えぇ、本日はお日柄もよく…」
唯「ムギちゃん、スピーチじゃないんだからー」
紬「そ、そう?…えっと、琴吹紬です。よろしくお願いします」
唯「平沢唯です、よろしくお願い申しあげます!それじゃえっと…ムギちゃんのご趣味はなんですか?」
紬「キーボードとティータイムを少々…唯ちゃんは?」
唯「ギー太を少々…あ、お休みの日はゴロゴロしたりお昼寝したりしてます」
紬「まぁ、多趣味ですのね♪」
唯「いやぁそんなー♪一口にゴロゴロと言っても、意外に奥が深いんですー♪」
紬「そうなんですか!私、知りませんでした♪」
唯「ところで、ムギちゃんはとってもかわいいですねぇ」
紬「そ、そうでしょうか?」
唯「はい!かわいくて気立てもよくて、とっても優しいムギちゃんは最高です!」
紬「まぁ、唯ちゃんったら♪」
唯「ムギちゃん、私と結婚を前提にお付き合いしてください!」
紬「喜んで♪」