09/09/23 02:54:14 PeRpP10G
景気づけに…
唯ムギデート
唯「ムギちゃんおまたせ!待った~?」
紬「あ…今来たばかりよ!」
―今日、私と唯ちゃんは二人きりで出かけることになっている。いわゆるデートだ。
唯「さあムギちゃん、今日は私が案内してあげるよ!」
紬「はい♪」
というわけで、まず最初にやってきたのは映画館。
人がたくさんいて驚いたけれど、唯ちゃんが手を引いてくれていたので迷わずに済んだ。
心なしか、唯ちゃんの背中はいつもより大きく見えた。
そして唯ちゃんはどこからかポップコーンを買ってくると、にこにこと私に手渡した。
紬「ええと…これは?」
唯「ふふーん、映画館に来たらこれを食べなきゃ!必需品なんだよ?」
紬「そうなんだあ…!さすが唯ちゃん、何でも知ってるのね!」
唯「えへへ~♪」
見た映画は恋愛映画だったけど、内容はあまり頭に入ってこなかった。
なぜかというと、眠ってしまった唯ちゃんが、私に寄りかかっていたからだ。
シャンプーのいい匂いが漂ってきてドキドキして…とても映画どころではなかった。
今まで経験したことのない、とても幸せな時間だった。