09/09/22 09:19:59 v4PyG+9C
(>>742の続き)
聡「お姉ちゃん、もう少し綺麗な言葉遣いできないの?メシとかクソとか止めないと…」
律「なんで~?メシはメシだしクソはクソじゃん!」
聡「だめだよ、聡美が真似しちゃうよ…」
律「聡は細かいな、ねぇ聡美ちゅわ~ん」
聡美「きゃ♪きゃ♪」
楽しい時間だった、そして何よりも姉は幸せそうだった
夕食後はコーヒーを飲みながらテレビを見ていた
音楽番組だったが、突然なんの紹介も無しにHTT(放課後ティータイム)が画面に現われて演奏を初めた
聡「あっ…、そうだ野球の結果はどうなったかな?」
律「いや、替えなくていいよ…大丈夫」
姉は懐かしそうに、そして少し淋しそうに画面を見つめていた
律「澪は堂々としてるな、それに梓は相変わらず上手いし、でもムギはなんかプレイに落着きがない感じがするな…」
聡「・・・」
律「みんなに…会いたいな…」
聞こえないよう小さく呟いたつもりだが、僕にははっきりと聞こえた
聡「そうだ!実家の近くの公園覚えてる?」
律「ああ、二人でよく遊んだよな」
聡「あの公園、区画整理で無くなるらしいんだ」
律「そうか、なんか切ないな~」
聡「明日行かない?」
律「ん~そうだな…、久し振りに実家にも顔出すかな」
聡「僕も明日は夕方なら時間あるからさ」
その時、閃光のようにある考えが浮んだ
聡「じゃあ帰るわ!公園の事は明日にでも連絡するから!!」
律「え、もっとゆっくりしていけば…」
聡「ゴメン、じゃあ又明日!」
家を出てから、僕はある人物に電話をした
・・・・・・
そして数分後には電話を切った。全ては明日だ…