09/07/23 11:05:33 gbQQHGyB
嫌われてもいい。
今日こそ、この想いを伝えよう。
俺はそう決めた。
日曜日。
人気の無い公園のブランコに、二人並んで座っている。
突然の呼び出しにも関わらず、快く応じてくれたその人は、「青いなぁ」と空を仰ぎながら気持ち良さそうにブランコを漕いでいる。
その隣で、俺は一人緊張していた。
「…あのさ」
「んー?」
「ーーー俺、お前の事好きなんだ」
「へ??」
きょとんとされた。そりゃそうだ。
予想はしていた。
たっぷり三秒ほど間があって、その人は言った。
聡「…いや、俺も好きだよ?友達だし」