09/09/16 16:51:24 gRzlUn11
(>>672の続き)
あれから私は部屋に籠る事が多くなった
誰にも会いたくない、何もしたくない、もうこのまま…
そんな時だった
聡「お姉ちゃ~ん、お客さんだよ…、あっコラ、ちょ、かっ勝手に!」
唯「やっほー!りっちゃ~ん唯だよ~」
律「え!や、やだ、なんで勝手に家どころか、部屋にまで入ってきてんだよ!」
聡「ちょっと唯、…じゃなくて唯さん、困るよ!」
唯「えへへー、ごめんね!でもりっちゃんが中々携帯に出てくんないからさ~」
律「…分ったよ
聡ごめん、暫く二人で話がしたいから…」
聡「ああ、じゃあ俺下にいるから」
みんなには会いたくないと思っていたが、こうして直に唯が来てくれた事が嬉しかった
唯「私さ、HTT辞めちゃった!」
律「え、なんで!まさか私に同情して…」
唯「違うよ~、何か昔みたいに楽しくないし、私はやっぱりりっちゃんがいないと詰まんないよ!」
律「唯…」
唯「それにムギちゃんも辞めたがってるんだけど、そうなると事務所が凄く困るみたい
何でかな?まぁいいや!」
律「ムギも…」
唯「でも、みんなはみんな!私達は私達だよりっちゃん!」
律「唯…そうだな、そうだよな!」
唯…、高1の時に初めて教員室で出会ったドジっ子は、廃部しかけた軽音楽部の救世主となり、その後はバンドの顔になり、そして死さえ考えていた私の心を救ってくれた、掛替のない存在となった
ありがとう唯…