09/09/16 08:33:56 gRzlUn11
>>668の続き
あれは確か私が20才の時だ
卒業後も私達HTTの5人はバンド活動を続けていた。地元のライブハウスでは好評で、そこそこ人気もあった
そんなある日、澪から呼び出された
律「何だ~澪、話って?」
澪「実は、この前のライブでレコード会社の人が…」
律「えっ、も、もしかしてスカウト!プロデビュー!!」
澪「話を聞け!…まぁ、簡単に言うとそうなんだけど…」
律「すごいよ!すごいよ!澪ちゅわ~ん!私達がいずれ武道館で…」
澪「ちょ、ちょっと話を最後まで聞けよ!
いきなりプロじゃなくて、先ずはインディーズからなんだけど、それには条件があって…」
律「どんな?もう何でもしちゃうよ!」
澪「…既に事務所に所属している二人の子がいて、その子達もHTTのメンバーに入れるって条件なんだけど…」
律「合計7人か~、でも賑やかでいいんじゃない?」
澪「いや…、その二人はドラムとベースなんだよ…」
律「えっ、どういう事…」
澪「事務所が正式にデビューさせたいのはその二人と、キーボードのムギ、ギターの唯と梓…」
律「…じゃ、じゃあ、わ、私達二人がHTTから、外されるって事なのか!?」
澪「あ、あの~、私にはベースではなくて、その~、正式にボーカルをやって欲しいって…
律、ゴメン!ゴメン…ごめんなさい…」
律「・・・」
その後の事は何も覚えていない
それ以来私は、何度も本気で死ぬ事を考えた