09/09/07 22:20:32 ivbnYDng
さとりつ:勉強編
ある土曜の夕食後。
「おい、聡ーっ。」ドラムの練習をしていた律が、夕食の片づけをする聡に向かって明るく叫んだ。
「何、姉ちゃん?」食器を洗いながら聡も叫び返す。
「終わったら私の部屋に来い、以上っ。」一方的に伝えると、律は再びエレクトロニックドラムセットを叩き始めた。
「(まったく、何が「私の部屋に来い」だよ(どこかのツンデレじゃあるまいし)・・・・。今日は当番だったから仕方ないけど、ちょっとくらい手伝えよな・・・・・。)」
「で、何だよ、姉ちゃん?」タオルで両手を拭きつつ、片づけを終えた聡が二階へ上がってきた。
「ゲームしよーぜ。」
「は?」
「ゲームだよゲーム。最近やってないじゃん?」
「また唐突な・・・・・。」
「いいじゃんか。今日は土曜日だし。」
「宿題とか勉強とかしなくて良いのかよ。」
「そんなに勉強ばっかしてたら、身体中脳みそになっぞ?」
「ならないよ。」
「あ、そう。じゃあ、聡は今勉強がしたいんだ。そーかそーか・・・。」
「別にそういうわけでもないけど・・・・、姉ちゃんだって月曜日にテストあんだろ?」
「そりゃあるにはあるけどさー。そんなの日曜日の夜澪ん家で一夜漬けすr・・・・」
「澪姉もそろそろ姉ちゃんのこと見放すぞ。」
「(ピキーン!)・・・・そ、そ、そそそそそんなっ!!!」