09/08/12 12:15:58 DlbULbAI
申し訳ないんで明るいのも書いた
※
聡(あー鬱だ…)
学校から帰宅して一直線に自室に行くと、聡はベッドに仰向けに身を投げ出した。
聡「いてっ…」
斜め掛けの学生鞄の金具が腰に当たる。
仕方なく起き上がると、聡は鞄を開けてある物を取り出した。
聡「あーいやだ。やりたくね―…。はぁ…」
重い腰を起こして鏡の前まで行く。
それを自分の前に当てがった。
聡「ないわー、これはないわ…」
ガチャ。
律「なあ、聡――」
聡「はへっ?!」
二人して固まる。
律「……聡…お前……何鏡の前でナース服かかげてんの…?」
聡「い、いや姉ちゃんこれは違…ッ」
律「いい、言い訳なんぞ聞きたくない!」
聡「誤解だって、これは…っ」
がしっ。
律「大丈夫これでも姉ちゃんスク水とかメイド服とか結構見慣れてるから。聡がどんな趣味でも姉ちゃんは聡が好きだぞ!」
聡「ちがーーーう!」
律「おっと目から鼻水が…。ゴミでも入ったかな?」
聡「ちょ、姉ちゃん違う、これは文化祭の―」
律「じゃ、私はこれで!」
バタンッ。
聡「…オカマバーだって…」
誤解が解けたのは三日後である。