【けいおん!】唯×梓スレ 2at ANICHARA2
【けいおん!】唯×梓スレ 2 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/28 22:06:39 SFveBwhc
>>148
かわ唯な!GJ!

最近ss多くて嬉しい限り!

151:↓コイツをどう思う
09/07/29 00:37:46 2e4fifqy
ある日唯は梓に呼び出された。
唯「え・・隊を辞めるって?」
梓「はい・・両親の病気が悪化して・・」
唯「・・・・わかった。あずにゃんはお父さんとお母さんの所にいってあげて」
梓「で・・でも・・」
唯「しょうがないよ。そういうことじゃ・・」
梓「本当にすいません」
梓が隊を去ったその日から・・・。
学校
ハ「ねえ?唯」
唯「・・・・・・・」
苺「おい、平沢」
魔「ちょっと唯・・」
枯「お~い、唯ちゃ~ん」
唯「・・・・・・・あずにゃん・・・」
任務(戦闘)中
敵「おい、あれ見ろよ」
敵「ああ」
敵「背中がガラ空きだぜ」
敵「死ね!!隊長格!!」
唯「あずにゃんあずにゃんあずにゃんあずにゃんあずにゃんあずにゃん」
敵「なっ・・・」
敵「うぎゃあああああ!!」
敵「う・・うわあああああ!!」
敵「ゆ・・ゆるして・・・ぐえっ・・」
苺「おい、これ以上やるとまずいんじゃねえのか?」
ハ「確かに・・いつもの唯ちゃんじゃないわね」
枯「バンド練習にも身が入ってないようだったし・・唯ちゃん」
魔「もう、これくらいでやめようよ梓・・・」
隊長室
唯「さてと・・早くを終わらせないと・・」
唯はそう言い机の上を見る。そこには、積み上げられた書類の山があった。
普段なら、これを梓と二人で片付けるのだが・・・。
唯(そっか・・あずにゃんいないんだった。それにいつもこんなに手伝ってもらってたんだ。・・・隊長なのに・・・)
唯はそう思うと、地道に片づけていくことにした。しかし。
唯「あ・・何だか眠くなって・・・」
睡魔に勝てずに寝てしまった。
数時間後
?「起きてください、唯隊長」
唯「あと少し~」
?「ダメです。こんな所で寝たら、風邪ひきますよ」
唯「・・・あ・・あれ・・あずにゃん?」
梓「はい、唯隊長」
唯「あ・・ああ・・あずにゃ~~~ん!!」
梓「ちょっ・・唯隊長。苦しいです」
唯「ふぇえええ~ん。よかったよかった」
梓「泣かないでください。唯隊長。それに・・・」
唯「ふぇ・・それに?」
梓「この書類の山を片づけちゃいましょう。手伝いますよ」
唯「うん」
翌日から、副隊長に引きずられていく情けない隊長の姿が、再度目撃されたという。
~END~

↑すいません、痛いオリジナル設定とか、けいおんじゃないキャラ(ハ、苺、枯、魔)とかだして。唯×梓のつもりで書きました。

152:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 00:56:35 JmZc3uh4
ハ、苺、枯、魔ってのがどこの誰だか分からん

153:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 01:14:07 nIqiphRo
文化祭のライブがきっかけに可愛い後輩達になつかれるようになった唯を見て
嫉妬してしまうあずにゃんが見たいれす

154:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 01:29:15 bUWYOP0L
>>153
同志発見!
「あのギターの先輩、カッコイイよね」
「今度はなしかけてみようかな」
なんて話してるクラスメイトを見て、普段の唯先輩を知らないから
なんて余裕を見せている梓だったけど、
紹介を頼まれて、それくらいならと紹介して、クラスメイトと楽しそうに話す唯を見て
なんかどよどよとした気持ちが生まれてきて戸惑ったり。
クラスメイトが帰って、嬉しそうにしている唯に、きつく当ってしまったり。
そしてすぐに後悔して、私なにやってるんだろと落ち込んだりして。
そのあとでこじらせるか、すぐ仲直りさせるかで短編か長編に分岐か…
妄想が膨らみますね!

155:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 01:59:06 niBGkqAF
>>153

「中野さん、ちょっといいかな?」
 今日もクラスの子に声をかけられる。
「うん? 何か用?」
 だいたいわかるけど……。
「その、軽音部に平沢先輩っているでしょ?」
 やっぱり。
「唯先輩がどうかした?」
 半ばテンプレとなった返事を返すと、その子は顔を赤らめながら、
「できたら、私のことを紹介してほしいなって……」
 そんなことを言うのだった。
「はぁ……」
 正直、今まで何度も繰り返してきたやり取りだから驚かないけど……。
 ―唯先輩、意外ともてるんだなぁ……。
 確かに、かわいいのはわかるけど……。



後はしらん

ところでここって他のところで投下したのでもいいのか?

156:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 02:09:52 JmZc3uh4
そのような不届き者は後でこっそり憂さんが穏便に始末します
「ごめんね、お姉ちゃんと梓ちゃんと私の邪魔をする人はどうしても許せなくて…」


黒いってレベルじゃねえな

157:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 06:36:40 CJAGWZ0V
寝起きでss置いてきます。

「少女達の憂鬱」
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

158:勝負あり! 1-2
09/07/29 06:41:06 mwuB18eB
>>155

(うぅ…気が重い…)

いつもは楽しみでしょうがない音楽室への足取りは今日はとてつもなくて重い…
押し切られたとは言え自分の好きな人に別の娘を紹介しなくちゃならないなんて、こんなにきつい話はない

なにより断り切れなかった自分にすごくイヤだ…
後ろではクラスの娘が唯先輩がどれだけカッコいいか、ずっと力説してるし…

(唯先輩がステキなのはもう十分知ってるよ…)

心の中でクラスメートに反撃しながら、私は音楽室のドアを開いた

「遅くなりましたー…」
「あ~ずにゃ~んっ」

…開いた瞬間には、もう唯先輩の顔が私の間近にまで迫っていて……って早ッ!



159:勝負あり! 2-2
09/07/29 06:41:59 mwuB18eB
「まちくたびれてあずにゃん分が切れそうだったよ~」
「きょ、今日は掃除当番だから遅くなるって言っといたじゃないですか」
「これでも我慢してたんだよ~。あんまり寂しいから教室まで迎えに行こうかなって思っちゃったけど…」
「昨夜あんなにお話ししたじゃないてすか…」
「でもでも、あずにゃん、昨日は泊まってってくれなかったし…やっぱり寂しいよ~…ぎゅ~っ」
「も、もう、唯先輩ったら…」
「あれ~?今日はお客さんと一緒なの?」
「へ?あ!」

いつも通りのスキンシップにのめり込んでて忘れそうになっちゃったけど、今日はクラスの娘と一緒だったっけ!

「初めまして、あずにゃんの嫁こと平沢唯ですっ!あ、でもでもあずにゃんも私の嫁なんだよね~。
どっちも女の子の場合、なんて言うのがいいのかな?先輩だしメインギターだから私のほうが旦那様って名乗るべきかな?
どう思う?あずにゃん?」
「えぇっと………」

…引き受けた以上、最低限の責任は果たそうと考えてはいたんだけど。
紹介を始める前に私についてきたクラスメートは目を丸くしたまま固まってしまい、
続いて顔を真っ赤にして卒倒してしまった…

は、初めて見る人には刺激強かったかな…

慌てて彼女を抱き起こしたら「ゆいあず最高!」と言われちゃいました(しかも鼻血つきで)。


160:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 10:19:41 +/+dNirp
>>157
相変わらず素晴らしいぜ

>>159
まさかの紬二号

161:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 12:05:35 743gJfhm
>>139
とりあえず添い寝は1から読み直したいのでうp願う。載ってれば誰かが保管庫に転載してくれるはずw

>>148
当然あずにゃんからのお返しも有りますよねv??

>>157
おk、待ってましたw

>>159
昨日はって事はしょっちゅう泊まりこんでるんですね、判ります。


…如何やら俺は『ゆいあず』と言う名の不治の病に陥ってるようだ。

162:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 12:29:36 nBEUYQTb
決して終わらない、エンドレスユイアズです

163:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 12:31:51 VME0Cptu
>>157>>159
GJ!
どちらともオチにワラタw

>>161
添い寝シリーズはwikiに誘導してたよ。

164:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 13:21:54 VME0Cptu
って、ごめん…食い違いな事言ってしまったけど、添い寝さんの唯梓はこっちに行けば見れるよ。

URLリンク(www39.atwiki.jp)

165:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 14:03:52 M9SaubWz
外では蝉が元気いっぱい鳴いている夏休みのある日。
「えと、ここはこうやって、それからこう……。よし、出来た!」
「では忘れないうちにもう一度やってみましょうか」
音楽室にいるのは私と唯先輩の二人だけだった。

澪先輩は夏期講習が、律先輩とムギ先輩は朝に予定がそれぞれ入っていたために軽音部としての練習は午後からとなっていた。
だけど前の日に唯先輩が『みんなとの練習の前に教えてほしいとこがあるんだけどいいかな?』とのお願いをしてきたため、
断る理由もない私は朝から音楽室にこもって唯先輩と二人きりでギターの練習していた。
先輩に頼られて悪い気はしないし、私もいつか唯先輩と二人で練習したいと思っていたこともあって、この状況はとても嬉しかった、……んだけど、
「ふう、それにしても暑いねー」
「そうですね……」
この時すでに音楽室は想定外の暑さとなってしまっていた。
窓は開けてるけど残念なことにほぼ無風状態のため空気の流れがほとんどない。
そこへ夏の太陽の灼熱光線というダブルパンチで音楽室はまさに蒸し風呂状態となっていた。
静かにしてても汗はとめどなく流れるし、心なしか脈も速くなっている気がする。

「ホント、夏なんかなくなっちゃえばいいのに。あずにゃんもそう思わない?」
「……」
「あずにゃん?」
「……え、何です?」
唯先輩がどうしたの?と言わんばかりの表情で私の顔をうかがっている。無意識とはいえどうやら唯先輩を無視してしまったらしい。
これもきっと暑さのせいだ。暑さのせいで頭が回らなくなってきてるんだ。しっかりしなきゃ。
自分にそう言い聞かせ、唯先輩の言葉に反応できなかったことを自省する。
「あずにゃん大丈夫?少し休む?」
私の様子を見かねた唯先輩が心配して声をかけてくれた。唯先輩のこんなさりげない優しさに私は何度となく助けられてきた。
暑さに少しやられ気味だけど、優しい先輩にこれ以上心配をかけさせないためにもここは元気なところをアピールして安心させてあげなきゃ。
「ひえ、せんふぁい。だひじょうふれす」
唯先輩を安心させよう、その考えとは裏腹に呂律の回っていない言葉。それは私の異常事態を示すには十分だった。
「はれ?」
「あずにゃん!?どうしたの!?」
思いがけない私の舌足らずな返答に唯先輩は驚きを隠せず、より大きな声で私に呼び掛ける。
しかし私は唯先輩の呼び掛けに答えることすらできずに意識を闇へと落としてしまった。


「……ん」
目を覚ますと私は見知らぬ場所にいた。何か情報を求め、ふと横に目をやるとそこには両親と白衣を着た人が立っていた。
その白衣の人―お医者さんの話によれば、私は中度の熱中症だったらしく、音楽室で倒れてここに運ばれたそうだ。
ただ中度といっても侮ってはいけないようで、放置したり誤った処置をすれば命の危険もあったと聞かされ私は背筋の凍る思いがした。
念のため一日の入院措置がとられること、そしてすぐに対応してくれた人に感謝すること、その二点を告げて先生と両親は病室を出て行った。
一人になった病室で私は考える。
あの時一緒にいたのは……、ぼんやりとした記憶を必死で呼び戻すと一人の先輩の顔が浮かんできた。
「唯先輩だ……」
命の恩人といっても過言ではないその人は、私の中の想像にもかかわらず私に笑いかけてくれている。
その夏の太陽よりも明るい笑顔に私の胸は熱くなった。
「唯先輩……」

166:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 14:07:19 M9SaubWz
翌日、何事もなく退院を迎え病院を出るとそこには軽音部の先輩たちが待ってくれていた。
両親は私がすでに心配する状況でないこともあり、先に帰るから先輩たちと話してきなさいと言ってその場を去っていった。

「あっずにゃーん」
真っ先に唯先輩が抱きついてきて、想像ではない本物の笑顔をめいっぱい私の顔に擦り寄せてくる。
いつもなら少しばかり鬱陶しく感じることもあるこのスキンシップも、今はとても嬉しく思える。
そんな私たちの様子を見ながら澪先輩が私に話しかけてきた。
「梓、無事でよかったよ。それにしても昨日はかなりびっくりしたぞ。
 授業中に突然唯がやってきて、『澪ちゃん大変、あずにゃんが倒れた』って言うもんだからさ。
 先生もみんなも、もちろん私も呆気にとられてると『何してるの、早く行ってあげて。私は救急車呼ぶから』って」
「凄い行動力と決断力だったんだよな、普段からそれくらいやってくれりゃいいのに」
律先輩の皮肉交じりの褒め言葉に、唯先輩は私に抱きついたまま答える。
「だって大事な大事なあずにゃんが大変なことになっちゃったんだよ。そこには他に私しかいなかったんだし、当たり前のことをしただけだよ」
唯先輩は当たり前のことだと言ってるけど、緊急時に実際に行動できる人は少ないと聞く。
唯先輩が早急に行動を起こしていなかったら私は一体どうなっていたのか。それを考えると感謝の気持ちから涙が出てきた。
「唯先輩、グスッ、本当に、グスッ、ありがとうございました」
突然泣き出した私に唯先輩は戸惑いの表情を見せた。だけどすぐにニコリと微笑み私の頭を撫でながら優しく語りかけてくれた。
「あずにゃんが一番大変だったんだよね。ごめんね、私がもっと早く気付いてあげてたらこんな大変な思いさせずにすんだのにね」
―どうして唯先輩が謝るんですか?唯先輩のおかげで私は今こうしていられるんですよ―
溢れ出る気持ちを伝えようとするのに、涙のせいで全く言葉になってくれない。そんな自分が悔しくて、私は唯先輩の胸を借りて泣き続けた。
そんな私を唯先輩は何も言わずにずっと優しく抱きしめてくれていた。

どれだけ泣いただろう、私はゆっくりと唯先輩の胸から顔を離す。
「……すみません。みっともないとこ見せちゃいましたね」
「ううん、いろいろあったんだから泣きたいときは泣いていいんだよ。嬉しいことも辛いこともみんなで分け合おう」
唯先輩は相変わらず温かく、そして少し恥ずかしい言葉をかけてくれる。
……いつからだろう、そんな唯先輩に特別な想いを抱きだしたのは。
その答えは分からない。いや、分かる必要なんかないのかもしれない。今、この瞬間、唯先輩が好き。もうそれでいいじゃない。
この出来事は私の中でぼんやりとしていた唯先輩への想いをはっきりとしたものにさせるために神様が私に与えた試練でありプレゼントだったのかもしれない。
なら、その神様に対して私の答えを示さなくちゃ……。

「唯先輩、本当にありがとうございました。私、この出来事であることに気付いたんです。
 いえ、気付いたというより、改めて気付かされたって言ったほうがいいのかもしれません。
 それを唯先輩に言うべきか一晩かけて考えたんですけど、言うことにしました。聞いてくれますか?」
「なーに?あずにゃん」
純粋無垢な笑顔を私に向けて続きを待つ唯先輩。
もう何度となく見てきた笑顔なのに、そのおかげであの時とは違う理由で脈が速くなる。
高まる気持ちを抑えるために私は大きく深呼吸をし、覚悟を決めて唯先輩と正対する。
そして、心からの気持ちを精一杯言葉にして唯先輩にぶつけた。


「私、唯先輩のことが……」

167:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 14:52:31 niBGkqAF
>>164
あー、勝手に保管しといたんだけど大丈夫だった?
他にもいろいろ保管してるんだけど、だめなら言ってくれ
確認したら削除するから

とりあえずまとめてGJ

168:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 19:08:44 VME0Cptu
>>166
GJ!
その後の唯はあずちゃんの告白の返事間違いなしにしか思えないね!

>>167
多分、作者さんと管理人さんが容認してるなら大丈夫じゃないかな?

169:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 20:17:45 niBGkqAF
>>168
そうか
管理人は放任主義だし作者がどう思うかだな
しばらくは回答待ちしとくよ

170:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 22:00:59 dm/Q7HXy
>>164
見れないんだが・・・

171:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 22:06:03 niBGkqAF
>>170
どういう意味で見れない?
文章が消えてる? リンクが繋がらない?

172:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 22:34:28 dm/Q7HXy
>>171
URLがクリックできないし直接入力しても繋がらない



173:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 22:52:37 +/+dNirp
普通に繋がるけどな
やり方が悪いんでない?

174:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 23:11:25 FJmV+UeP
まさかと思うがh抜き知らないとかじゃないよな

175:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 23:17:36 dm/Q7HXy
h抜きって何?

176:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 23:22:08 FJmV+UeP
それくらいググれ

177:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 23:23:06 4UcxQiNw
少しは自分で調べろよ
URLリンク(ja.wikipedia.org)

あと、2ch見るなら専ブラ使えよ。(専ブラが何か聞くなよ

178:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 23:29:28 dm/Q7HXy
h抜きの意味が分かったしつながった!
協力してくれた方々本当にありがとう

179:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 23:38:41 9G1DrecR
みなさんお疲れ様です。

唯×梓×澪×美穂子(キャプテン)×ハルヒ×なのは×秋葉×苺×紬×サヴァリス×律

書けたらいいな。

180:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/29 23:40:55 9G1DrecR
↑おもらし×ドラ×ピンクも

181:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/30 00:07:58 niBGkqAF
期待してる

182:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/30 11:41:49 ay7YK5za
誰も突っ込まないんだなw

今年も合宿に行くとしたら必ず唯梓描写を出してほしいなぁ。
後、夏祭りを一緒に行くイベントもあったらいいなぁ、と思っている。

183:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/30 19:04:17 YZ0/YLuZ
合宿では今年も一緒に寝てくれるさ

184:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/30 22:44:31 H4rQ0G3S
澪スレより転載
URLリンク(ranobe.com)
やはりこの2人はもうなんていうかその

185:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/30 22:59:26 iQ/OHxdk
>>184
とりあえずムギは俺と変わってくれマジで

186:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/30 23:35:57 KLq7T0mi
いい加減誰か唯と梓の結婚後の話書いてくれ

187:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/30 23:41:14 9PkkA4vO
>>184
ムギが後押ししてるっぽいw

188:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/31 00:56:08 ydXcA1wz
>>184
これは破壊力抜群!あずにゃんの表情がもうたまらん!

189:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/31 01:03:16 qiVjus4N
そう見える

190:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/31 03:17:40 xHM1Xo77
>>184
唯と梓はお互いでいい表情をしながら一番おいしい位置にいるなw
片方の手で重ねあいつつ、もう片方のあずにゃんの手を唯が握ってて素晴らしい!

191:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/31 14:31:26 0CKM4OFJ
なんだこの唯梓画像はwwけしかrもっとやれ!!
ムギ、これからも後押しお願いします。

192:ゆいあずでばれんたいんとかあふたぁ ◆/BV3adiQ.o
09/07/31 21:22:12 DgM2/N97
 唯先輩からチョコレートをもらった後。
「おじゃましま~す」
「はいどうぞ」
 お返しを用意していなかった私は、唯先輩を家に招待することにした。
「今日は両親とかいないの?」
「はい、二人とも仕事で外に行ってて」
「そっか、じゃあ今は二人っきりだね」
 ぴくっ。
 二人っきりという何気ない言葉にどきりとする。
 そうか……今、唯先輩と二人っきりなんだ……。
 いまさらその事実を認識する。
「あずにゃん、どうしたの?」
「あ、いえ……なんでもないです」
 内心のどきどきを悟られないように普段通り答える。
「そっか」
 すると、唯先輩はあっさりと引いてくれた。
 ……ほぅっ。
「それじゃ、上がってください」
「うんっ」
 心臓を落ち着けてから、唯先輩を家に上げる。
 ……こんなのでこの先大丈夫なのかな……。

193:ゆいあずでばれんたいんとかあふたぁ ◆/BV3adiQ.o
09/07/31 21:23:04 DgM2/N97
「それにしても、あずにゃんから誘われるとは思わなかったよ~」
 廊下を歩きながら、隣で唯先輩がそんなことを言う。
「そりゃ……お返しがまだでしたから」
 言いながら、もらったときの暴挙を思い出して赤面する。
 気持ちが暴走しちゃったからなぁ……。
「お返しって……今から作るの?」
「はい」
 気がつくと、リビングに着いていた。
「チョコ作るのってそんなに早くできるの?」
「まぁ、少し待っててください」
「わかった」
 唯先輩にはリビングで待っててもらい、私は台所へと向かう。
「えっと、まず―」
 牛乳150ccを電子レンジで1分間暖める。
「その間に……?」
 買ってきたチョコレートを細かく砕いてカップに入れる。
「牛乳が温まったら―」
 それを半分ぐらいカップに注いでよくかき混ぜ、チョコレートを溶かす。
「しっかりと溶けたら……?」
 残りの牛乳を全部注いでよく混ぜ、マシュマロを浮かべる。
「最後に―」
 マシュマロが膨らむまで電子レンジで暖める……と。
「―できたっ」

194:ゆいあずでばれんたいんとかあふたぁ ◆/BV3adiQ.o
09/07/31 21:23:57 DgM2/N97
 完成したものを持ってリビングへ向かうと、唯先輩は開口一番に―。
「待ちくたびれたよぉ~」
 ―ぶーたれた。
「待たせてしまってすみません」
 言いながら、左手に持ったカップを掲げると、
「それ、なぁに?」
 途端に元気になる先輩。
「ホットチョコレートです」
「いいにお~い」
「これが、私からのお返しです」
「わぁ~い」
 ……どうしてこんなことをしたのかわからない。
「―え?」
 喜んで伸ばされる唯先輩の手を寸前で避けると、目の前には不服そうな唯先輩の顔が。
 そのまま左手を口に持っていく。
 ごくごく。
「え、ちょ、それ私のじゃ―」
 それ以上、唯先輩の言葉は続かなかった。
「んむ……」
「ん……」
 私が、唯先輩の口を塞いだために。
 舌で唯先輩の唇を割り、口内へと侵入する。
 そして、チョコレートを口移ししながら唯先輩の舌を見つけ出し、私の舌を絡める。
 ……甘い。チョコレートの甘さもあるんだろうけど、唯先輩の舌はとても甘かった。
「んっ……んぐ……」
「ふ……ん、ぅ……」
 唯先輩の腰に手を回す。
 私は、唯先輩の舌の甘さを味わいながら目を閉じた―



「―ぷはっ」
 それから何分経っただろうか。
 軽く10分ほど唯先輩の口内を味わい尽くし、ようやく唇を離した。
「あっ……」
 唯先輩はまだ満足してないとでも言いたげな顔でこちらを見てくる。
 赤い顔に潤んだ眼がいやらしい。
「……これが、私からのお返しです」
「お返し……」
「満足ですか?」
 そう言うと、唯先輩は恥ずかしそうに、
「まだ、満足してないかな……」
 と、言った。
 あぁもうどうにでもなれっ!
「それじゃ、続きは私の部屋で―」
 勇気を出して自室に誘うと、唯先輩はますます顔を赤くしながら―
「うんっ」
 ―だけど、とびっきりの笑顔でそう返事をしてくれた。



Fin

195:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/31 21:25:22 DgM2/N97
本スレでおさるさん食らったためこちらに先に投下
行数制限忘れてて1つレスが増えて申し訳ない
転載と思われちゃかなんので酉を一応

お目汚し失礼した
それでは

196:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/31 21:40:06 +CcFakDT
>>195
GJ
まったくここは心のオアシスだよ

197:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/31 22:02:27 5ySFbNZM
>>195
最高でした

198:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/31 23:16:03 GUWMqArR
>>195
あれ?なんか鼻から赤い鼻水が・・・・・・

199:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 00:10:49 /HvUSIH/
>>195
ニヨニヨが止まらないww

自分もss置いてきます。
「第1次ねこ大戦!」
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

あ、一応R-18なんで、気をつけてください。

200:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 00:26:38 dNlYC3fa
>>199
俺最近 「ゆいあずシリーズ EP○  ※『○○○○○○』の続き」  
って所を見るだけでもうハァーン(AA略  ってなるw

URLリンク(up2.viploader.net)



201:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 01:34:29 phbB2Oiu
>>200
ああ、おそろいだなんてもうかわいい

202:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 01:50:08 HsPEGeCH
やばい・・・理性が・・・。

203:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 13:23:29 IQUNJe5f
>>199
最高でした!

2人はもっと日常的にねこ耳おそろでいてもいいような気がしてきた
ギターひくときとか

204:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 13:55:18 LwfOwgQt
「えーと、確かここら辺のはず……。あ、もうみなさん集まってる」
私が集合場所に到着すると、すでに先輩たちは集まっていた。
「すいません、お待たせしました」
「遅い!先輩を待たせるとはどういうことだ!」
律先輩のお怒りの言葉がとんでくる。
「おい律、梓だって集合時間より前に来たんだからそんなに怒るなよ」
澪先輩が助け舟を出してくれた。澪先輩の言うとおり、私がここに到着したのは集合時間の十分前だ。
十分前に着けば大丈夫、その考えが間違いだった。
何かイベントごととなったときの先輩―特に律先輩の行動力をすっかり忘れていた。
「まあ、そうだな。梓も遅れたわけじゃないし、気を取り直して行くとするか」
すぐに機嫌を取り戻した律先輩の号令で、私たちは花火大会会場に向けて出発した。

「今度の花火大会、みんなで行かない?」
律先輩の一言で軽音部のメンバーで花火大会へ行くことは半ば強制的に決定した。
「ちなみに、参加資格は浴衣を着てくることね」
そのとき提示された参加資格をちゃんと守って、当日は全員浴衣姿で集まった。
最初は正直面倒だと思ったけど、澪先輩の凛とした姿やムギ先輩のはんなりとした立ち居振る舞い、
そして唯先輩の普段とは違う可愛らしさが見られたのであのとき浴衣を着てくるように言ってくれた律先輩に心の中で感謝の言葉を述べた。
律先輩は、まあカッコよかったかな。

会場に到着してみるとすでに人で溢れかえっていた。
「みんな、はぐれるなよ。特に梓は小さいんだからより気をつけろよ」
「言われなくても気をつけますよ。あと身長のことは言わないでください。きっともう少し大きくなるはずです」
律先輩、心配してくれるのは嬉しいですけど、一言余計です。
「私は今のままのあずにゃんが好きだけどな。だってあずにゃん仔猫みたいで可愛いんだもん」
可愛いって小動物的可愛さですか。後半部分を少し残念に思っている自分がいた。
「でもこの人だかりだとホントにはぐれちゃうかもしれないね。あずにゃん、手、繋ぐ?」
「え、えと、すみません。それはさすがに……」
唯先輩の心遣いはとても嬉しいけど、人前でそれはさすがに恥ずかしい。
私が断ると唯先輩は少し残念そうに差し出した手を引っ込めた。
悪いことしたかな、とも思ったけど、改めて私から手を差し出す勇気はなかった。

律先輩が花火見物の穴場ポイント知っているというので全員でそこへ向かうこととなった。
私はお祭り名物の屋台を眺めながら先輩たちについていく。すると不意に何かとぶつかった。
何かと思って目をやると、見たところ小学校低学年ぐらいの男の子がキョトンとした表情で私を見ている。
推測するにお互いよそ見をしていて気づかずにぶつかってしまったようだ。
知ってる人とはぐれちゃダメだよ、そう注意して男の子と別れる。そのとき私はあることに気づいた。
―あれ?先輩?
そこにいるはずの先輩たちがいない。誰も私が立ち止まったことに気付かなかったのだろうか。
すぐ近くにいるだろうとしばらく先輩たちを探してみるけど、誰一人見つけられない。
早く見つけたい、そんな気持ちを無視して慣れない浴衣という格好、加えて夏の暑さが私の体力を容赦なく奪っていった。
しかたなく近くにあったベンチに座り込む。
何年振りだろう、私は迷子になっていた。言いようのない不安が私を包む。
高校生にもなって、と思われるかもしれないけど、やっぱり一人は心細い。
さっき律先輩に気をつけろと言われたばかりだったのに、さっき男の子に注意したばかりなのに、
そして、何故恥ずかしがらずに唯先輩の提案を受け入れておかなかったのか、後悔の念が私を襲う。
「……そうだ、携帯」
焦りが周りを見えなくさせていた。
なんで早く気付かなかったんだろうと自嘲して、私は浴衣に合わせて持ってきた小物入れの中から携帯を取り出そうとした。
「あれ?あれ?……ない!?」
家に忘れたのか、はたまたどこかで落としたのか、そんなことはどうでもよかった。
唯一の連絡手段であり頼みの綱であった携帯がない。その事実が私を奈落の底に突き落とす。
「どうしよう……」
一度安心してしまった反動で、不安は絶望へと変化してしまった。
冷静になって考えれば他の解決策が浮かんだのかもしれない。
しかし心理状況がそれを許してくれない。私は捨てられた仔猫のようにただただ震え、どうすることもできなかった。

205:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 13:58:27 LwfOwgQt
―そのとき、
「あずにゃん!」
ざわめきの中から耳に届いた聞きなれた声、その人しか使わない私のあだ名。それは私を絶望の淵から救い出してくれた。
「唯先輩……」
汗をかき、息は上がっている。必死に私を探してくれていたことは容易に想像できた。
「ハア、ハア、良かったー。気付いたらいなくなっちゃってたからみんなで必死に探してたんだよ。
 携帯にかけても繋がらないから澪ちゃんなんか『何か事件に巻き込まれたんじゃないか』って凄い心配しちゃってさ……」
唯先輩の言葉を全て聞くことなく、私は唯先輩に抱きついた。
「ほえっ!?あずにゃん?」
私の突然の行動に驚きの声を上げる唯先輩。しかしその声に答える余裕は私になかった。
「怖かったです……」
安心感から出る涙もあるんだと、このとき改めて実感した。

落ち着きを取り戻し、私はさっきまで一人で座っていたベンチに唯先輩と腰掛ける。
座り心地は変わらない。でも居心地は良かった。それはたぶん、隣に唯先輩がいるから。
「とりあえずみんなにあずにゃん無事捕獲完了の連絡はしといたほうがいいよね」
他の先輩たちに私を見つけたとの内容のメールを送信する唯先輩。
「よし、送信完了。それじゃもう少しここで休んでいい?。正直私も緊張しっぱなしだったから、少し疲れちゃったんだ」
「すみませんでした、ご心配とご迷惑をお掛けしてしまって」
「ううん、私たちも気づかなくてごめんね。気づいたらあずにゃんがいない、ってみんな慌てちゃって……」
唯先輩は私がいなくなったあとの先輩たちの様子を詳しく話してくれた。
涙ながらに心配してくれた澪先輩、そんな澪先輩を励ましながらみなさんに的確に指示を出して私を見つけようとしてくれた律先輩、
ムギ先輩は人海戦術をしたらどうかと斉藤さん、だったかな、をはじめ何人かに声をかけてくれてたらしい。
そして息が切れるほど必死になって探し出してくれた唯先輩。
そんな先輩たちの温かさに胸が熱くなった。

「それじゃそろそろ行こうか、花火始まる前にみんなと合流しよ」
体力も回復し、スクッと立ち上がった唯先輩に私はひとつのお願いをしようと声をかける。
「あ、あの、唯先輩。またはぐれちゃうといけないんで、手、繋いでもらっていいですか?」
ついさっき自分から断った手前、私は恐る恐る右手を差し出す。
「もちろんいいよ」
私の気持ちを知ってか知らずか、唯先輩はためらいなくその手をぎゅっと握り返してくれた。
その繋がれた手を照らすように突然空が明るくなる。
それは私が唯先輩の温かさを感じるのと同じタイミングで夜空に咲いた一輪の花。
私たちはお互いの手を握ったまま、夜空に儚く散る花に見とれていた。
「うわあ、綺麗だね」
「はい……」
「……って、いけない!花火始まっちゃったよ。早くみんなのところ行かなきゃ」
―私は、二人きりでもいいです。
口をついて出そうになったセリフを私は必死に飲み込む。みなさんに散々心配かけたんだから、ここでわがままなんて言えません。
「そうですね、急ぎましょう」
―今さっきのセリフ、いつかきっと使うから。
私は私自身と約束して、手を引く唯先輩に身を委ねる。
そのとき夜空に現れたのは、ハートマークの花火だった。

206:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 15:07:45 pb9TFpYz
>>205
GJ

207:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 16:46:17 ZyDhKyGP
猫ちゃん!!猫ちゃんハァハァ!!良かったね唯ちゃん!!可愛い嫁がいて!

208:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 17:48:11 dH8jNeeJ
>>199 >>200
いかんまた赤い鼻水が・・・・・・

209:ゆいあずで結婚後のお話とか ◆/BV3adiQ.o
09/08/01 22:14:17 pb9TFpYz
「ほら唯、起きてってば」
「ん……あと10分……」
「それさっきも言ってたよ?」
 せっかく今日は二人でゆっくりできるのに、唯は一向に起きようとしない。
 しょうがないから奥の手を使おうかな……。
「ほら、唯先輩、起きてくださいよ」
 ぴくっ。
 まだ付き合う前の呼び方で唯に声をかけると、唯はぴくりと反応した。
「んぅ……あずにゃん……」
 と、こちらは付き合っても変わらない呼び方で返事をしてきた。
「さ、起きてください」
 反応したことに気をよくして、唯先輩の体に手を回すと、
「あずにゃんも一緒に寝ようよ~」
 逆に唯先輩の布団に引き込まれた。
「わわっ」
 油断していた私は、大した抵抗もできずに唯先輩の布団へと納まってしまった。
「ん~あずにゃんあったか~い」
 すりすり。
 そのまま唯に抱き抱えられ、頬ずりをされる。
「ちょ、ちょっと唯……」
 久しぶりの感触がくすぐったい。
「それじゃおやすみ~」
 と、そんなことを考えていると、唯はいつの間にか私を抱き枕にしてすやすやと寝息を立てていた。
「ちょ、ちょっと、唯?」
 言葉をかけても帰ってくるのは穏やかな寝息だけ。
 おまけに後ろから抱きしめられているから抜け出すこともできない。
「……はぁ」
 また、唯のペースに乗せられちゃったな……。
 だけどそれが心地良い。
 ……背中に唯の体温を感じながら、私ももう一眠りすることにする。
「―おやすみなさい」



Fin

210:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 22:15:23 pb9TFpYz
昨日同様
未婚者の俺には書けないネタだったので誰か他の人が書いてくれるのも見たい

お目汚し失礼した
それでは

211:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 22:34:15 NhybWH2X
みなさんすごいな。

僕じゃ書けないよ。

どうすればエロパロ書けるのかな?

212:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 23:17:58 ZyDhKyGP
>>209
やっぱり結婚後も最高でした
俺はもうだめかもしれません

213:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/01 23:19:04 b3/Njnft
本読んでたくさん話をかくといいよ。

214:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 00:52:26 m/SHyh57
>>209
GJ!!

215:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 05:29:25 2tYrhaSi
すごく今更だけど、原作買った。>>50の言う通り妄想そのままだった…死ぬかと思った
それにしても職人が増えてるな。皆GJすぎるww
しかしゆいにゃんもいいけど、俺の中だと唯は犬っぽい感じが…こんな感じで
URLリンク(nagamochi.info)
線で力尽きて塗りが雑ですまない

216:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 05:37:38 o8qf0aq3
>>215
光速で保存余裕でした

二人とも可愛すぎだろ

217:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 05:42:49 c7ijynuh
>>215
もう余計なことはいわないこれだけ言っておく
萌えた、ありがとう

218:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 06:59:34 nLjXC8sZ
>>215
な、なんだ、これは…

萌ええええええええええええええ

219:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 09:00:23 4NZopDFL
>>215
こ、これは、やばいぞww
うーん、これは唯を犬にしておけばよかったかも・・・・。

そしていつものごとくss置いてきます。
「Moonlit Lovers」
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

まさかのシリアス!

220:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 09:13:21 nLjXC8sZ
>>219
毎度毎度マジでお疲れ様です
ぐおおお後編早くきてくれええええええ!!!

221:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 09:17:11 c7ijynuh
>>220
後編を・・・後編をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

222:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 09:22:13 ZhwdfF5U
>>215
いい…実にいい…

>>219
朝っぱらから乙

>糖分ばかりだと胸焼けしますので・・・・。
うん、気持ちは分かる

223:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 10:19:13 bONNfhZZ
>>215
冒頭のカラー漫画はもちろん、裏表紙とカバー裏も凄まじかったよね!
自分も唯は犬っぽいイメージ-がありますが、この絵可愛すぎるww
原作とアニメで逆にされてた唯にカウンターでお返しされた感じに見えます。

>>219
やっぱり夢オチだったんですね。
続きがもの凄く気になるううう!

224:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 10:22:13 bONNfhZZ
>>223
って、お返しされた→お返しした、の間違いだった。

225:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 14:52:22 vUm+VfeR
>>215
ちょ、萌え殺す気かww
GJ!!

226:梓唯で電気あんまとか
09/08/02 22:00:17 qcdJJnyu
R-18


「そ、それじゃ……」
「うん……」
 唯先輩の期待のこもった潤んだ瞳で見つめられながら、唯先輩の太腿の間に右足を差し込む。
「はぅ……」
 勢い少しパジャマに触れただけで、唯先輩の口から小さく吐息が漏れた。
 唯先輩の両足首を固定しながら、足のつま先を唯先輩のあそこに入れてみる。
「いたっ」
「あ、ご、ごめんなさい」
 ……けど、まだ少しも濡れていないせいで入らなかった。
「あずにゃん、それはもう少ししてからだよぉ……」
「す、すみません……」
 やっぱり初めてだとよくわからない。
「んっ……もう少し上のほうをお願い」
 唯先輩の指示に従って足を少しずらす。
「こ……こうですか?」
「うん、それで……っん」
 唯先輩のクリトリスの上を、揉み続ける。
「先輩、もう少し強くしますよ?」
「ん、うん? ひゃっ」
 唯先輩の反応がよくなったことに嬉しくなり、さらに足を強く動かす。
「あ、あずにゃん……んくっ」
「先輩は、ここが一番気持ちいいんですね」
 ようやく見つけた先輩の弱点を重点的に責める。
 すると、見る間に唯先輩のあそこがぐちょぐちょになってきた。
「あ、あずにゃ……ちょっと、強すぎ……んくぅっ」
 そう言いながらも、唯先輩は与えられる快感を逃さないように私の右足をしっかりと挟んでいる。
 ……かわいい。
「ごめんなさい、無理です」
「んぁっ……ひゃっ……あずにゃぁ……んっ」
 唯先輩はイヤイヤをするように首を振っている。
 ……だけど、もう止まらない。
 すっかり火のついてしまった私はさらに足を激しく動かす。
「唯先輩って淫乱だったんですね」
 さらに言葉責めまでしてみると―
「いや……お願いだから……んっ、そんなこと……言わないで……はぅっ」
 ―唯先輩は泣きながら私に懇願してきた。
 そんな唯先輩の表情を見た私は、どこからかプチンという音が聞こえた。
「そんなことを言いながら、ここはもうぐちょぐちょですよ?」
「い、いや……言わないで……」
「そんなこと言いながら、また増えてきましたよ? 唯先輩ってドMだったんですね」
 冷酷に言い放ち、さらに足を激しく動かす。
「だ、だめぇ……そんなこと……言わないでぇ!」
 唯先輩はわんわんと泣きながら首を横に振り続けている。
「我慢する必要は無いんですよ?」
 強情な先輩を堕とすために、唯先輩の耳元で甘く囁く。
「はぅ……もうだめっ……ひゃああぁっ」
 すると、唯先輩の喘ぎ声の感覚が一気に短くなった。
 ……そろそろかな……。
「も、だめ……いっちゃ……いっちゃうよ……ああんっ!」
「いっちゃっていいんですよ? ……唯」
 とどめに、耳元で名前を囁いてあげると―
「だめ! いっちゃう! ……ふぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
 ―唯先輩はびくびくと身体を震わせ、叫び声をあげながら、絶頂に達した。



Fin

227:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 22:01:55 qcdJJnyu
お目汚し失礼した
それでは

228:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 22:54:48 qgWAPcTz
>>226

モノがモノだけに一応場所は考えた方が宜しかろう

229:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 22:55:00 2xqCBJPg
>>227
ちょwww
俺を萌えコロス気か!?

230:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 23:30:48 APEKm17c
右足を中につっこんで動かしてるのかとオモタよ

231:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/02 23:55:40 Q2+sV93U
>>230
入らんだろwwwwwww

232:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/03 01:25:03 NbuYY1mt
>>230
さすがにグロ鬼畜すぎるだろ…使い物にならなくなっちまう(((( ;゚Д゚)))

233:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/03 06:38:00 tytJwyMy
昨日のssの続き置いてきます。

「Moonlit Lovers」 中編
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

後編になるはずが中編になってしまった!
まだ続く・・・。

234:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/03 06:46:55 COcPVem9
>>233
( ;∀;)イイハナシダナー とりあえず不安はなくなったよ。
これで後編はまったり待つことができる

235:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/03 18:12:54 aNdU7R/m
「あ・・・降ってきちゃった・・・。」
部室に1人残って練習をしていた私はギターを下ろし、窓に近づいた。さっきまでぐずついていた空はついにこらえきれなくなった様に大粒の雨を降らせている。
「ハア~、参ったなあ~。今日傘持って無いよ・・・。」
そうつぶやいた途端音楽室のドアが勢い良く開いた。反射的に振り返ると先に帰った筈の唯先輩が立っていた。
「あずにゃんまだいたんだあ~♪」
唯先輩が早速飛びついてきた。正直言ってこんなに蒸し暑い日にはあまりくっつかないで欲しい物だ。
私は先輩を素早く避けた。
「ブウ~!あずにゃんのいじわるう~。」
唯先輩は膨れっ面で私に抗議してきた。
「所であずにゃん何してたのお~?」
「私はギターの練習です。せ、先輩こそ何してたんですか?
先に帰った筈じゃあ・・・。」
「私は追試だよ~。この前のテストで赤点取っちゃって・・・。テヘッ♪」
「・・・テヘッ♪じゃ無いですよ先輩。受かったんですか?」
私が半ば呆れ加減で聞くと唯先輩は待ってましたとばかりにカバンの中から回答を取り出した。
「私が本気を出せばこんなモンですよお~!」
確かに回答にはマルがびっしり書かれている。
「澪先輩に教わったんですね・・・?」
「ギクリ!あずにゃん何でわかったの?まさかストーカー・・・?」
「ち、ち、違いますよお~!」
「ふふふ。あずにゃんかあいい~♪
一緒に帰ろっか!」


236:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/03 18:13:55 aNdU7R/m
唯先輩は私に飛びっきりの笑顔を投げかた。
「・・・ヒキョウです・・・。」
笑顔に思わずそんな言葉が漏れる。何時からか唯先輩を特に気にかける様になったのは・・・。

「んん~?あずにゃん傘無いの?なら入れてってあげるよ~♪」
「!!!い、良いですよ!そ、そんな先輩に悪いですし・・・。」
「ダメだよあずにゃんが風邪引いちゃうよ~!」
何故かドキドキと高鳴る心臓・・・一体どうしたんだろう?
「そ、それじゃあお言葉に甘えて・・・。」
「らじゃあ~お言葉に甘えられます!」
唯先輩はそう言ってピンクで花柄の傘をさした。先輩の可愛い物コレクションの一つだろう。私は先輩の隣にいそいそと入り込んだ。
「ではあずにゃん家に出発~。」
「お、お願いします・・・。」

だれかこの続きをたのむ


237:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/03 20:01:15 drZtKN/u
>>236

「でね~」
「そうですか……」
 それから5分ほど。唯先輩はずっと喋ってくれてるけど、私は生返事しか返せない。
 なぜなら、胸の動悸を抑えるのに必死で唯先輩の言葉に耳を向けられないからだ。
「あずにゃん、どうしたの?」
「へ?」
 気がつくと、唯先輩が足を止めて私の顔を覗き込んでいた。
「なんだかぼーっとしてたよ?」
「それは……」
 言えない。唯先輩には絶対に。
「それは?」
「な、なんでもないです。さ、行きましょう」
「う、うん……」
 そして、また二人で歩き出す。
「憂がこの前ね~」
「憂らしいですね」
 それからしばらくすると、ようやく会話ができる程度までには治まった。
「でね―あっ」
 突然、唯先輩が足を止めた。
「どうしたんですか?」
「雨、止んでるよ」
 唯先輩はそう言って傘を畳む。
 すると―
「わぁ……」
 ―雲の隙間から太陽が顔を出していた。
「すっかり晴れですね」
「そうだね~」
「それじゃ、行こっか」
 言いながら右手で私の左手を掴まれる。
「あ、あの……」
「うん? なぁに?」
「この手はいったい……」
「手を繋いだほうが楽しいよ~」
 答えにならない答えを返して、唯先輩は繋いだ手を上下に振り出した。
「子どもですか……」
「さぁ! あずにゃんちにれっつご~っ!」
「……はぁ」
 ―結局、家に着くまでまた胸の動悸を抑えることになった。



Fin




……申し訳ない

238:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/03 20:14:49 9KfXOGvD
>>237
ありがと
なるほど、こうやって作るのか

239:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/03 22:44:16 ngpStxah
全くどいつもこいつも素晴らしいわ

240:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/03 23:51:45 /jCdZtiL
梓スレより転載
URLリンク(sukima.vip2ch.com)

241:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 00:42:58 b5rajz9b
うはwww完全に唯×梓
だれかこのネタでSS書いてくれ

242:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 00:51:42 +fhGKvre
寝る前にss置いてきます。
やっと完結です。

「Moonlit Lovers」 後編
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

後編はR-18です。

243:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 01:23:02 1fAISYvm
>>240
猫耳を装着してもっと素直にあずにゃんの可愛さをアピールすれば本物の猫に負けずに唯は振り向き返してくれるはず
がんばれあずにゃん!
>>242
GJ!!!!!
やばい、最高すぎる…あまりにも悶えすぎて意識失いそうに……

244:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 02:10:30 VhKBfxC0
眠い中書いたので内容がよく解らないが一応
URLリンク(www39.atwiki.jp)

お目汚し失礼した
それでは

245:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 03:48:28 b5rajz9b
>>244
GJ!

246:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 05:02:20 b5rajz9b
結局妄想が爆発しました・・・。
『あずにゃんの嫉妬』
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

247:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 07:50:47 fmlTpSac
GJだがメ欄にはsageと入れた方がいい

248:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 08:18:18 08VNwGTY
GJだがmailはsageがお勧め。

最後から二つ目が由比先輩になってるので推敲推奨。

249:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 08:51:45 OkN7N4tw
お前達なんでこんなにGJすぎるんだ・・・

250:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 09:11:39 ntX3yYBe
…やべぇ…これだから唯梓は止められない…GJだお前ら…

251:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 09:37:00 L34uHrzP
>>246
GJ!いつも乙

>感動で涙と勃起が止まらない…貴方にはこれからもゆいあずで書いてほしいです…。

>ほかのカプに浮気しないでください…お願いします…。
>貴方のような神にゆいあず以外のカプを書かれては悔しい気持ちで夜寝れなくなってしまいますから…


>あと下の唯憂派の方はどうぞ回線を切って首でも吊って死んでいて下さいね^^

>あ、それとここに書き込むのもやめてくださいね。汚れちゃいますから^^;

保管庫でこういうマナー悪い書き込みすんの止めろよ

252:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 09:42:06 8k+/Cjff
GJがとらまない。
あずにゃんかわいいよあずにゃん!

253:嫉妬あずゆい
09/08/04 10:24:12 FmSaJjPA
先を越された!超GJです!
折角なので、一応置いておきます。
>>240発祥、あまあまにしようとしたはずが若干シリアス気味に。
嫉妬あずゆい

「あ~ずにゃん!」
「わっ…もう、またですか」
今日も今日はで唯先輩は私に抱きついてくる。
それはもう日常と呼べるくらい、いつものことになってしまった光景で。
違うことといえば、抱きつくときの「あずにゃん」のアクセントくらいなもの。
はぁとため息で返しはするものの、先輩に抱きつかれるのは別に嫌ってわけじゃない。
やわらかくてあったかくて、なんだかほわっとするから。
だけど、やっぱりこうも癖になってしまってるのは駄目だと思う。
音楽室内だけならまだいいけど、このままどんどん調子に乗られて教室とか街中とか、あまつさえライブ中とかにされたらさすがにたまらない。
ここはやはりびしっと注意すべきだろうと思う。
「あずにゃ~ん、よしよし」
「はわ…」
…うぅ、折角びしっと行こうと思ったのに―頭なでるのは反則です、先輩。
―仕方ないですね、もう少しこのままでいさせてあげます。
「…え?」
そう思った矢先、ふいっと唯先輩が私から離れた。もうしばらくはその感触の中にいられると思った私は、つい怪訝げな声をあげてしまう。
しまったと思って慌てて口を塞いだけど、こんな残念そうな顔をしていたら私がこの一連の行為を悪くなく思っていることが唯先輩に知られてしまうって慌てたけど。
―そんな必要もなく、すでに唯先輩の瞳には私は映ってはいなかった。
「わあ、ムギちゃんその子どうしたの?」
「うふふ、そこを歩いてたの。なでてあげたらなついちゃって、連れてきちゃった」
その視線の先にはムギ先輩―正確には、その腕の中に抱かれる黒くて小さな子猫がいた。
唯先輩はその子をじーっと眺めつつ、ほわっとした笑顔を浮かべている。
それを目にしたとき、ぎゅっと胸が痛んだ。
だって…いつもなら、先輩がその表情を浮かべるときには、その瞳に映っているのは私のはずなのに。
「ねね、私も抱いていいかな?」
「もちろんよ。はい、唯ちゃん」
「ありがとう、ムギちゃん!」
ムギ先輩に子猫を渡してもらった唯先輩は、その子を腕に抱いて更にほわっとした笑顔を浮かべていた。
それは、私を抱きしめるときのいつもの笑顔より、もっとずっと輝いて見えて。
ぎゅっと締め付けられるような胸の痛みは、いつの間にか抉られるようなものに変わっていた。
―何で、何でそんな風に笑うんですか。私はここにいるのに。先輩の腕の中にいるのは私じゃないのに。
「うふふ、かわいいよね~」
「そうね、うふふ」
やだ、いやだよ―私以外に、そんな言葉使っちゃ―いやだ。
くらりと意識が揺らぐ。胸の痛みに、その一瞬だけ私の意識は途切れていた。
「フー!」
「え?」
「…あ」
気がつくと私はまるで猫みたいに、先輩の腕の中で居心地良さそうにしていた子猫を威嚇していた。
子猫はびっくりして、ふいっと先輩の腕を逃げ出す。私はといえば、私のいるべきそこから、その子を追い出すことができたことに一瞬だけ満足して。
そしてその一瞬後、どうしようもないほどの後悔が湧き出してきた。
私はいったい何をしてるんだろう、と。

254:嫉妬あずゆい2/3
09/08/04 10:25:00 FmSaJjPA
「あずにゃん!もう、なにしてるの!」
同時に、先輩の怒った声が降りかかってきて、私はびくっと体を振るわせる。
そう、先輩が怒るのも無理はない。折角先輩が可愛い子猫と戯れていた楽しいはずの時間を、私は邪魔をしてしまったんだ。
―ただ、私が―そう、さびしくてその子が羨ましかったからという理由だけで。
ちらりとその姿を追うと、子猫はムギ先輩の腕の中でなだめられていた。そのおびえた様子は、私のせいに他ならない。
それをぎゅっと焼き付けられているようで、その熱に耐えかねて、私は目をそらした。
だけど、こちらを見ているはずの唯先輩と目を合わせられない。そうしてしまうときっと怒った顔と出会ってしまうから。
だから、地面に視線を落とした。俯いた私の視界には、木張りの床と微かに震える私の膝下だけが映っている。
顔を上げなきゃいけないのに、顔を上げられない。私はぎゅっと唇を噛んで、それを見つめ続けている。
怒られて当然のことをしたのに、そうされるべきだと思うのに、それでも私はそれから逃げようとしている。
私はただ、唯先輩にぎゅっとされて、可愛がられて、微笑みかけられて―そうして欲しかっただけなのに。
私は悪くない。悪いのは、私にかまってくれなかった先輩と、私の場所を奪ってしまったあの子なんだ。
そんな自己弁護みたいなものまで沸いてきている。ちょっと気を抜けば、そんな独りよがりな理由が自分を埋め尽くそうとしまっていて。
それを、先輩には見せたくなかった。読み取らせたくなかった。
そんな汚い自分を、何とか取り繕っていたかった。
その浅ましさが余計に悲しかった。―こんな自分は、先輩の傍にいちゃいけないんじゃないかと思えるほどに。
「…ぇぐっ…」
じわりと、熱い何かがあふれ出しそうになる。それが何か気がついて、慌てて止めようとしたけど、それは全然止まってくれなかった。
不用意に浮かべたそのフレーズが、いけなかったらしい。そんなの、思っちゃいけなかったことなのに。
そんなこと、絶対に許容できないことだから。それを、そのシーンを思い浮かべるだけで、胸が張り裂けてしまうほどに痛くなってしまうから。
「…あずにゃん?」
先輩の声に疑問が混じる。駄目だ、こんなの、見せちゃいけない。気付かれないようにしなきゃ。気付かれない間に、止めてしまわないといけない。
自分がこんなに弱くて浅ましい人間だと、先輩にだけは見せたくない。見せちゃいけない。そうしたらきっと先輩は―
「…な、泣いてるの?」
なのになんで、これは止まってくれないんだろう。それどころか、どんどん勢いを増していくんだろう。
下を向いた私の足元には、ぽたぽたと水滴が生まれている。頬を伝い、あごをなでていく感触。
まるで漫画みたいな量。このままほうっておいたら、水たまりができてしまうんじゃないかと思うくらいに。
駄目、そんなの。先輩に気付かれちゃう。その前に、逃げなきゃ。
私の目の前には、先輩の気配。いつものほんわりとある意味泰然としたそれじゃなくて、戸惑いを含んだ気配。
今なら、逃げられる。素早く走り去ってしまえば、呼び止められることなく音楽室を飛び出せる。
その後どうしようかなんて全然思いつかなかったけど―今は逃げなきゃ。逃げて、逃げて、無かったことにしなきゃいけない。
「にゃあ」
「…!」
そうきびすを返そうとした私の足元に、今のわたしの唯一の視界に、ふいっとその子が現れた。
思わず足を止められた私を、じっと見上げてくる。
―まるで、逃げちゃ駄目、と私にお説教をしているかのように。
「にゃあ」
もう一度無く。そうだよ、と答えるかのように。
なんで、そんな。逃げちゃ駄目なら、私はどうしたらいいっていうの。
それには、その子は答えてくれなかった。ただじっと私を見上げ続けている。その視線が私をぐいっと押していく。
それに押されて、少しだけ視界が上がった。そして視界の上の端のほうに、先輩の顔がちょっとだけ映った。
私を心配そうに見つめていて、それでもどうしたらいいかわからずおろおろする先輩の顔が。
それはいつもの見慣れた表情じゃなくて―ああ、私は先輩にこんな表情をさせてしまってたんですね。

255:嫉妬あずゆい3/3
09/08/04 10:26:07 FmSaJjPA
瞬間、何かが決壊した。あふれてくるものすべてが完全に止められなくなって、何もわからなくなって、ただその胸にしがみついた。
そうしていないと、自分がどうにかなってしまいそうだったから。
自分の泣き声が、何処か遠くで誰か違う人間が上げているもののように聞こえる。そんなはずは無いのに、それは間違いなく自分のもののはずなのに。
全てを吐き出すように、ぶつけるように、それでいてそれを受け止めて欲しいなんて願うように、その声は響いてる。
そう、逃げることができないのなら、そうするしかない。
だけどそれは、あまりにみっともなくて、どうしようもない願い。そんなのを表に出したら、間違いなく幻滅されてしまう。それなのに、その声はまだ私の鼓膜を揺さぶっている。
まるでこれこそが正しいことなんだって、私に突きつけるように。
いやだ、もうやめてよ。今ならきっとまだ間に合う。無かったことにして―いつもの私に戻って。
―そうして、嘘の自分を続けるの?
ぐらりと何かが揺らいで、そして、何かに支えられた。
ぴたりと声がやむ。私の鼓膜を揺らしていた、私の声が消えている。
一瞬呆けて、そしてすぐにそれに気がつく。ぎゅっといつものように、ううん、いつもよりもずっと優しく私を抱きしめているあたたかな腕に。
それが止めてくれた。それだけで、永遠に止まらないかと思っていたそれは、あっさりと止まってくれた。
「ごめんね、あずにゃん」
先輩はそのまま、優しく私の頭をなでる。それに負けないくらいの優しい声が聞こえてくる。
あんな姿を見せた私なのに、それでも先輩はいつものように、抱きしめてくれている。
私のそれを知られてしまったのに、それでもぎゅっと抱きしめてくれてる。
私を、受け止めてくれようとしている。
「…なんで…先輩が謝るんですか」
かすれる声を絞り上げるように、そう答えた。無理にでも口を動かさないと、また泣いてしまいそうだったから。
悲しいからじゃなくて、それとは正反対の理由で。
それは、まるで胸にびっしり張り付いていた氷を溶かすように、私を苛んでいたもの全てを消してくれた。
「ごめんね、私バカだから…あずにゃんの気持ちに気がつかなかった」
先輩の腕が、より強く私を胸に押し付ける。それが嬉しくて―そう、嬉しくてまた涙があふれそうになる。
「違います、バカなのは、私のほうです」
いけないのに。いっぱい迷惑かけたから、嬉しくなるより先に謝らないといけないのに。
だけど、そうしようとすると、先輩はそうさせないようにぎゅっと私の頭を胸に押し付ける。 謝っていいのは私だけだよって、そう言わんばかりに。
だから私は、むぎゅっとしか喋れなくなって、やがてそれを断念させられることになった。
―ごめんなさい。そして、ありがとうございます、唯先輩。
だから、その気持ちだけでも伝えようと、唯先輩に負けないくらい強く、その背中に手を回し、抱きしめた。

どれくらい時間がたったのだろう。気が付けば私は先輩の胸の中で、いつものほわっとした気分に身を委ねていた。
力が抜けてふにゃっとなった私に、先輩もまたふわっとした笑顔を見せてくれている。それは、さっきの子猫に見せた笑顔よりずっと優しく、暖かくて。
ううん、そんな比較なんていらない。これは、私だけの先輩の笑顔。それだけでいいんだと思う。
その傍にずっといられるように、置いていかれないように、私も前にすすまないと。
きゅっと意思を込めて、先輩の瞳に目を合わせた。
「先輩、学園祭のライブの前のこと、覚えてますか?」
「…え?えーっと、なんだっけ?」
唐突な私の質問に、先輩はきょとんとした顔を見せる。
ふふ、すきだらけですよ、先輩。
「仲直りのちゅー、です」
そう言って、無造作に唇を寄せる。あの時とは逆のシチュエーション。
その動作にはわわっと驚いた先輩の表情に、小さくくすりと笑うと、私はそうっと唇を合わせた。

256:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 10:32:42 FmSaJjPA
以上となります。
途中でムギが空気になっていますが…
彼女は唯にあずにゃんがどうして泣いているのかブロックサインを送っていたり、
最後のシーンのあと鼻血を吹いて倒れたりしているということでひとつ。

257:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 12:52:42 VhKBfxC0
>>256
GJ

258:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 13:14:34 8k+/Cjff
>>256
ふおおおお萌えた!!
なんだこの二人、いいなあ。

嫉妬するあずにゃんはとても可愛いとおもう

259:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 13:40:05 b5rajz9b
嫉妬する唯は怖いけどね・・・。

260:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 13:45:40 II8JU15r
>>259
お前メアド晒して大丈夫なのか

261:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 13:53:10 8k+/Cjff
というかsageた方がいいっていわれたろ>>259

262:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 13:58:51 b5rajz9b
おりょ?さげsageられてない・・・?

263:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 14:00:10 b5rajz9b
>>260
古い携帯のアドレスだから大丈夫さあ

264:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 14:07:43 Q94Mm05E
コスプレイヤー、マニア、おたく、占い師 募集!
ライブチャット「マニアカデミー」

265:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 16:31:15 hr3tJg2o
夏だなぁ

266:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 17:44:43 b5rajz9b
2chなんて全くやった事無かったんで・・・。不快な気分にさせてしまったらすみません。

267:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 18:10:10 1fAISYvm
>>266
どんまい

268:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 21:04:58 IkF8ykCK
>>246
一応「中野」さんな
あずにゃんがキレるぞ

269:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 21:44:18 b5rajz9b
あ、普通の中野だったのか。
原作で読んでても仲野だと勘違いしてたわ。
思い込みって怖いね・・・。

270:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 22:13:41 b5rajz9b
と、言うか皆結構細かい所見てくるな。
昨日の夜遅くに書いた物なんで細かいミスはあると思うが勘弁してくれ

271:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 22:20:54 pdgdAxUs
書く側は話が頭に入ってるから気づかない&気にならない部分でも
読む側は内容知らないし初見だから細かい所までしっかり読む

書いてるうちにだんだん見えにくくなるから
うpする前に半日ぐらい寝かせて再チェックするのが吉

272:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/04 22:30:37 b5rajz9b
>>271
そうだな
良い忠告を有り難う

あれだな、中二の時に書いた小説を読んで死にたくなる的な・・・。

273:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/05 04:24:09 T4UNU0vm
ほしゅがてらに。
あずにゃんに首ったけ逸話的な何か。

「まったく…もう」
階段の隅にちょこんと腰を下ろして、大きく溜息をつく。
その理由は、なんて説明するまでもない。私の溜息の理由の大半は、あの人発祥だから。
勿論、その逆もそうなんだけど―なんて反射的にフォローを入れてしまう自分が憎い。
なんだかんだ言いつつも、私はあの人のことが嫌いではないのだろう。
「でも、あれはあんまりですよ、先輩」
新曲を合わせてみようって言われて、先輩が練習熱心なのが嬉しくて即座にOKしたのはほんの数分前。
でも、あれ、なんか歌詞が違うなって思ったときにはもう遅くて。それが、その言葉が嬉しく無かったわけじゃない。
だけど、皆の前で「あずにゃんにもう首ったけ♪」なんて歌われた私の身にもなって欲しいと思う。
顔から火が出る、って比喩じゃなかったんだ、なんて実感させられる日が来るとは思わなかった。
だけど、それとは正反対に、唯先輩は平然と―ううん、いつもより少しだけ真剣な表情で私を見つめていた。
その私の中の何かを溶かしてしまいそうな眼差しに、更に私の頬は熱さをましてしまう。
おそらくは防衛本能。それが決定的に私をおかしくしてしまう前に、私の脚は勝手に私の体を音楽室から飛び出させていた。
そして今ここに座ってる。ギターを置く間も無かったから、私のムスタング―むったんを肩に下げたまま。
「皆心配してるかな…突然飛び出しちゃったから」
そう考えると申し訳ない気分になる。何より、唯先輩に何も返せずに、飛び出してしまったことに関しては後悔しか浮かんでこない。
だけど、もう少しだけ時間が欲しかった。ちゃんと私のままで、先輩と向き合えるまでの冷却時間を置きたかった。
じゃないと、熱に浮かされた私は、それこそとんでもないことをしてしまいそうだったから。
クールダウンが必要。でもどうしよう。般若心経でも唱えようかな。もしくは素数でも数えた方がいいのかな。
そんなもので、今にも私を暴走させてしまいそうなこの熱が収まるとはとても思えなかったけど。
ふと、沈静に集中する思考に、なんかが割り込んできているのに気がついた。それは、聞き覚えのあるギターリフ。
発生源はむったんで、奏でてるのは私の指。…ああ、思考に置いていかれて文字通り手持ち無沙汰だった指先が、勝手に動いちゃったんだ。
でもよりによってこれはないよ。これって、さっきのあの曲じゃない。こんなの聞いてたら、落ち着けるはずないよ。
今はそれから思考を離さないといけないのに。
「あずにゃんに首ったけ…か」
けれども、そう呟いた自分の声は、驚くほど落ち着いたものだった。それを聞いた自分は意外に思うでもなく、ただ自然と笑みを浮べていた。
旋律は続いていく。音の中、浮かんでくるのはやっぱり唯先輩の姿。
歌ってた先輩は本当にいい顔をしていて。私の大好きな笑顔を浮かべていて。
私のことを大好きだって、そんな笑顔を浮かべてくれていた。
そしてそれは、最後のあの眼差しへとつながっていく。
先程目にした、私をおかしくしてしまいそうになった、あの一連の光景。
それが、今の私の心を驚くほど落ち着けてくれていた。何故だろう、それは決して冷やしてくれる類のものじゃないのに。
どちらかといえば、更に熱するもの。それはぐんぐん私の温度を上げて、その限界まで上げきってしまって。
そして、そこで安定させてくれていた。
最高点まで熱くなった、私の心の形。それをちゃんと見据えて、掴まえて、確かな形で認めてしまえばいいだけだった。
「私のほうこそ、先輩に首ったけ、ですよ」
ポツリと呟きが零れる。そう、それが答え。
さてと―私は、腰を上げ、きゅっと音楽室のほうへと目を向ける。
答えは見つかった。だからあとは、先輩にそれを伝えるだけ。だけども、私の脚はまだ動こうとはしてくれない。
だって、考えないといけませんから。あんな方法で思いを伝えてくれた先輩に、ちゃんと仕返しできるような―大好きの伝え方を。

274:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/05 04:47:16 93x8Mwa3
>>273
GJ

275:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/05 04:49:47 Y0R5z63Y
>>273
GJ  途中神父がいたが気のせいだよな

276:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/05 07:42:10 JUiO6DHO
もし二人の間に子供ができたら、その名前は椎なんてどうだろう

277:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/05 08:08:28 Y0R5z63Y
なるほど、呼び方はしぃにゃんかしぃちゃんか? 女の子前提で言ってるが 

278:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/05 09:37:43 JUiO6DHO
だいたいそんな感じ
名前の由来はわかるよね?
親の染色体が両方ともXXだから当然女の子

279:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/05 14:51:38 CpA5jry+
名前は他にも「ゆず」とかどうかな?

280:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/05 15:23:17 CpA5jry+
    …ムカつく…
今の気持ちを言葉に表すとこんなカンジ…かな
私は自分の部屋のベットに寝転がった。
なんで…なんでこんな事にになっちゃたんだろう…
深くため息をついた。このため息の理由はー…

・一時間前・
部活が終わった放課後、唯先輩に誘われムギ先輩と私で
唯先輩の家に練習をしに行った。
みんな唯先輩の部屋で練習をしていた
「あずにゃーん、ここはどうやるのー??」
「えっと、ここはですね…」
「唯ちゃん、梓ちゃんちょっと私のキーボード聞いてくれる?」
「あっはいー…」 その時ガチャという音がして、
「ただいまー…」という自信が無さそうな元気のない憂の声が聞えた。
「憂、おかえりー!」と唯先輩が憂を励ますように部屋を出て行った。
私たちもつられて部屋からでた。すると…「にゃあ」と言う声が聞えた。
         一瞬、時間が止まった
「え…?」私は思わず声を出した。むぎ先輩も
「あら?猫…??」と呟いた
「ええええ!?」階段の下の方から唯先輩の大声が響いた。
      …何があったんだろう…
パタパタ…と唯先輩が階段を上がってきた。
「どうしたの?唯ちゃん」ムギ先輩が尋ねる
「あっあのね憂が子猫拾ってきちゃったの!!」
そう言った唯先輩の腕の中には小さな黒猫が丸くなっていた。

もうすでにやってる人いたけど、ノリでやってみた。
誰か…誰か続きを…!!






281:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/05 17:33:10 DxiLVq7c
「でも可愛いわね。この猫ちゃん。」
ムギ先輩が唯先輩の抱いている猫を受け取りなでる。猫は気持ち良さそうにゴロゴロと喉をならした。
「ですよね~。かわいそうでついつい拾ってきちゃったの。」
部屋に飲み物を持って上がってきた憂が言う。
「これじゃあ私でも拾ってきちゃったと思うよ~。
クロちゃん可愛いねえ~♪」
「お姉ちゃん早速名前着けちゃったの・・・。」
憂が苦笑いをする。
「先輩、練習はどうしたんですか!」
子猫の登場に何故かムッとした私はちょっと怒り気味に先輩方に言った。
「ええ~。こんな可愛いクロちゃんをほっといて練習なんて駄目だよ~。」
唯先輩が満面の笑顔で答えた。ムギ先輩も練習を再開する気はないようだ。私は憂が持ってきてくれたジュースを飲みながら唯先輩達が子猫をかわいがっているのを眺めていた。
「あずにゃんもナデナデしなよ~。可愛いよ~♪」
私が一人でむくれているのを見た唯先輩が私に子猫を差し出してきた。子猫はうれしそうに私に近寄ってくる。
その時私の中で何かが崩れた。無意識のうちに私の膝の上にいる猫をはねのけ、唯先輩の部屋から飛び出した。
・・・正直言って自分でも何をしているのか分からなかった。私を呼び止める声を聞こえない振りをしてそのまま逃げる様に唯先輩の家を飛び出した。

そんなこんなで私は今猛烈に後悔している。家への途中で何回か足を止めて唯先輩達に謝ろうかと思ったけど、その時のやるせなさを思うとどうしても足が動かなかった。
「はあ・・・。」
唯先輩の事を思うと本日何度目か分からないため息が自然に出た。
 
 疲れたのでこの先は誰か頼む・・・。





282:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 01:38:30 aaqhFdSA
頑張れ~!

283:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 02:17:59 FIACGaE/
>>281続き。頑張る。頑張った。

―ふと、聞きなれた電子音が耳に入った。
伏せていた顔を上げる。携帯の着信音だ。
正直、誰かと話をする気にはなれなかったし、メールだとしても、返す気にはなれない。
けれど、なんとなく、取らなければいけないような気がして、携帯に手を伸ばした。

『着信 唯センパイ』

どきり、とした。
たった数文字で、こんなにも動悸が激しくなるものなのだろうか、というほどだった。
今日何度目かの溜息の理由。その原因。私の行為。猫の声。全てが頭で再生される。
どうしよう。
どうしよう。先輩。私悪い子です。だから、きっと先輩怒ってますよね。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
その言葉達を、電話機の向こうのあの人に言うべきなのに、指が通話ボタンを押さない。
胸が、痛い。

―と、電子音が途切れた。
瞬間、私は何かに解放されたように、起こしていた体をドサリとベッドに預ける。
何やってんだろう、私。
こんなんじゃ、ホントに唯先輩に―
携帯の画面見る。軽音部の皆さんの集合写真。その待ち受け。
画面の唯先輩は、笑っている。

先輩。
話したいです、先輩。
謝りたいです、先輩。
唯先ぱ―

284:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 02:23:50 FIACGaE/
ピリリリリリ♪

携帯が、鳴った。

私は、先ほどの私とは打って変わったように、即座に通話ボタンを押した。

『あずにゃん!?』

電話機の向こうのあの人は、予想に反して、ものすごく嬉しそうに、かつ、ホッとしたように、私のあだ名を呼んでくれた。
その声だけで、なぜだろうか、ひとつの雫がポトリと、私の瞳から零れ落ちた。

『よかったぁ~。あずにゃん、今日急にいなくなっちゃうし、電話にも出てくんないしで、私、完全に嫌われちゃったのかと思ったよ~』

唯先輩の、えへへと苦笑交じりの表情が浮かび上がる。

「そ、そんなことありません!!」

私は、自分でも気づかないうちに大きく否定していた。
『え?』と先輩は不思議そうに呟く。もういい。今日は私のせいで迷惑をかけた。私のせいで唯先輩にも、ムギ先輩にも、憂にも、そしてあの猫にも迷惑をかけたのだ。
なにより、私は唯先輩に「嫌われた」と思わせてしまった。
なら、今ここで、全部言ってしまおう。
さっき、自分の中にしまってしまった言葉達を。

「わた、私は、唯先輩を嫌いだなんて、そんなこと思ったの、一度もありません!!
ただ、ただ私は、唯先輩のこと取られちゃうって……、ネコさん相手に、思っちゃっただけです!!
本当に、本当にごめんなさい!!わ、私、やです。取られちゃうことよりも、何よりも、唯先輩に嫌われることが、一番嫌です!!
なのに、なのにあんなこと……。グスッ、す、すいません。自分でも何言ってるのか……。と、とにかく、ごめんなさい。ムギ先輩達にも……、ごめんなさいって、あの」
『あずにゃん』

電子音交じりの、だけれど、変わらずあたたかい唯先輩の言葉が、私の言葉を遮った。

285:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 02:32:55 FIACGaE/
私は、いつの間にか涙でボロボロな顔を戻すため、ゴシゴシと顔を手で拭って、聞き返した。

「なんですか?」

気付かない内に、声は涙声だ。

『私はね、あずにゃんのこと、嫌いになったことなんて、一度もないよ』

それなのに、唯先輩は、

『確かに、今日のことは、びっくりしたけど……。でも、ちゃんと理由、分かったもんね。やきもちだって。私、あずにゃんに、嫌われた訳じゃないって。それだけで、十分だよ』

いつもと変わらない声で―見えないけど―表情で。

『私もごめんね、あずにゃん。あと、やきもち焼いてくれて、ありがとう。なんか、嬉しかったよ。えへへ』

私のことを、優しく、包んでくれた。


通話を終え、画面を見ると、私の隣で唯先輩が、優しく笑っていた。

286:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 02:38:32 FIACGaE/
翌日。
まず、私がおずおずと部室に入ると、唯先輩が私に愛情表現という名の抱きつきをお見舞いしてくれた。
続いて、ムギ先輩が、昨日の子猫は家で飼うことにした、との報告を変わらぬ笑顔でしてくれた。
私は、どうしよもなく申し訳なく、かつ恥ずかしくなって、ごめんなさい!、とムギ先輩に大声で謝ってしまった。
部室に響くその声は、律先輩、澪先輩の興味を不本意にも注いでしまったらしく、私はその2人から怒涛の質問攻めを食らうことと相成った。

ムギ先輩は、まぁまぁ、といつものようになだめモード(両手にティーセット)。
律先輩は、うるさい……、こほん、騒がしいほどに一方的なインタビュー。
澪先輩は、そんな律先輩の唯一の止め役という名のオアシス。

そして、唯先輩は、私のことを苦しいくらいに、けれど、嬉しいくらいに、抱きしめて、微笑んでくれる。
そんな、日常の風景。

おわり

すいません、予想よりはるかに長くなりました……。

287:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 03:04:18 4Wvoy4lV
おつかれさま&GJ!
やはり嫉妬ネタは萌えますね…!

288:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 04:15:21 xa4c+yFd
なんだこの統制されたスレは

289:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 07:42:28 lRh8Yljz
唯「卍解!!」

梓「ゆ・・・唯先輩それは?」

唯「私の卍解・・・『大聖堂雲丹(カテドラルウンタン)』だよ」

梓「卍解?」

290:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 07:58:38 W9xsc5Z7
おはあずにゃん てか何このまともなSS
このスレ的にありえんだろがw
まさか本物の紳士降臨か・・・・

291:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 08:00:56 W9xsc5Z7
誤爆
あずにゃんスレかとおもてた

292:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 08:11:31 iH0zyl09
>>288
何それ怖い

293:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 13:21:27 4Wvoy4lV
>>290
おはあずにゃんという挨拶から
挨拶に「おはあずにゃん」を使い始めた唯に、最初は恥ずかしくて止めたものの結局受け入れることになった梓が
対抗して「おはゆいにゃん」と言い始めて
そうして顔をあわせるたびににゃんにゃん言い合うようになった二人を見て
もう甘いのはおなか一杯ですという律澪と鼻血を吹き続けるムギの姿が浮かんだのは
このスレ的には正しいのかな…

294:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 13:39:08 E0k9Nhtr
>>293
え、PCに唯梓SSが大量保存されてる俺に比べればまだまだ・・・。

妄想が止まりませぬ・・・。

295:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 14:03:46 +WoWvjSl
「憂、おっはよー!」
「お姉ちゃん珍しく早起きだねっ」
憂と私は椅子に座り朝食を食べ始めた
「…………」
ふと気がつくと、憂は私の顔をじっーと見ていた
「あの…憂?」  
「お姉ちゃん、何か良いことあった?」
「えっ!?」    
「なんだか、いつも以上ににこにこしてて楽しそう」
「そっそう…かな?」
同じ屋根の下で暮らしている妹の憂が言うのだから私は
本当ににこにこしていたんだ…そう思うと、なんだか恥ずかしくなる
だって…しょうがないよね?だって今日はあずにゃんが私の家に
遊びに来てくれるんだもん!! 
憂は他の友達と買い物行くって言ってるし、久しぶりに二人っきり♪
思いっきりイチャイチャできるっ!
実はこの前までは、私とあずにゃんは部室でイチャイチャしてたんだけど…
むぎちゃんがビデオカメラ片手に出血多量で救急車に運ばれていって
それ以来、澪ちゃん達に注意されて部室ではイチャイチャ禁止だったんだよね


私はさっさと朝食を食べ終わらせ、憂を送り出した
それから少し経つとピンポーンと音がした
「あずにゃんだぁ!」
私は全力疾走で玄関まで行きドアを開けた
そこには見慣れた黒いツインテールのかわいい女の子が立っていた
「あずにゃんっ!」
私は勢いよくあずにゃんに抱きついた
「わっ唯先輩!?」
こうしてあずにゃんに抱きつくのは何日ぶりだろう
あずにゃんは見掛けよりも細くて、小さくて本物の子猫みたいに可愛い
「唯先輩、やめてくださいっ」
気がつくとあずにゃんの顔は真っ赤かだった
私はこのあずにゃんの顔に弱いんだよなぁ~
「あはは、ごめんね~」
と言ってあずにゃんを家の中に入れた
「あのね、あずにゃん今日家には私達しかいないんだよ?
 久しぶりに二人っきりだね、あずにゃん♪」
そうあずにゃんの耳元で囁く
「なっ何言ってるんですか!!もぅ」
あずにゃんは相変わらず耳が弱いみたい


ごめんなさい、誰か続きを…

296:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 14:19:00 E0k9Nhtr
なんかバトンが流行ってるな

297:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 15:01:44 BJrThUND
夏休みだからね

298:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 15:30:22 E0k9Nhtr
だが、個人的には大歓迎だ

299:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 16:30:18 NA3OOE8Y
みなさんさすがベテランです。


300:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 16:53:31 +WoWvjSl
>10

301:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 17:32:55 +WoWvjSl
>295 続き思いついたんで自分で書きますねー


「さっあずにゃん、私の部屋で待ってて!ジュース入れてくるね」
「あっはい!」
あずにゃんは階段を上がっていった
私は冷蔵庫を開けてじーっと考え込んだ
どうしようかなー、りんごジュースかオレンジジュースか
あずにゃんどっちがスキかなぁ?
…あっそうだ!


…唯の部屋…
「先輩まだかなぁ…」
「おまたせっあずにゃん!」
「わっびっくりしたぁ…唯先輩、
 遅かったですね何かあったんですか?」
「ふっふっふっよくぞ聞いてくれたね!あずにゃん!!
 実は私特製のジュースを作ってたんだよっ」
「唯先輩の…特製のジュース!?」
あずにゃんは、私が持っている二つのジュースをじーっと見つめている、疑いの目で。
まぁ、無理も無いかも なんか変な色に濁ってるし。ダメもとでもこんな事するんじゃなかったなぁ
私はあずにゃんに分からない様に小さなため息をついた
あずにゃんは、ゆっくり私からジュースを受け取りごくっと唾を飲んだ
「あっあずにゃん、無理…しなくていいよ?」
「いっいいんです!せっかく、先輩が私のために作ってくれたんだもん…!えいっ」
「あっ」あずにゃんはごくっとジュースを一口飲んだ
「あずにゃん、大丈夫!?」
「…い」
「え?」
「おいしい…!!」 
「えええええええええ!!?嘘っ」
「嘘じゃないですよっ先輩も飲んでみてください!!」
私は信じられなくてごくっとジュースを飲んだ
「……意外と飲める、かも」


「先輩、このジュースどうやって作ったんですか?」
「え~と…」
たしか…
オレンジジュース    いっぱい
りんごジュース     たっぷり
牛乳          ちょっぴり
赤ワイン        どばっと
麦茶          すこし
憂特製の調味料     どっさり
                 …ダメだこりゃ
てゆーか、ジュースが美味しかったのって…憂の特製調味料のおかげ?
「唯先輩!どうしたんですか?ぼーっとして」
「あっごめん、いやちょっと憂はすごいなーって思って」
「?」

疲れた…ちょこっと休憩します
続き書けるひとがいたら自由に書いちゃってください。
私は思いついたら書きますね♪

302:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 17:37:38 o8FY6bpV
なんというニヤニヤ
わっふるわっふる!

303:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 18:49:09 Y8MGaiHY
スタッフブログの監督ふかふかしてる唯ママにひっついてる子あずにゃん超かわええ

304:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 19:07:40 kS86NKrI
監督なにやってんだw

305:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 20:25:49 kS86NKrI
ああ、SS書きたいけど恋愛経験0
andそういう類いの本とか読まない俺にはシチュエーションが思い浮かばないよ・・・。
誰かhelp!

306:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 22:43:24 IwWlYzNx
>>303
見た
甘えんぼあずにゃんに萌えた

307:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/06 23:47:53 DVfmWkA5
>>301
>赤ワイン        どばっと

\(^o^)/

308:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 10:05:42 AFCGf/7q
あずにゃん視点が多いな
ま、その方が書きやすそうですね

309:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 10:51:57 MsKzpPCG
>>308
唯視点だとかなり厳しいだろ

310:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 10:58:27 VjoU4bf3
ショートショート以下だと明らかに書きやすいですねー
ツンデレ属性め。
波が出しやすい!

唯だと、少しギミックが欲しくなってしまうので長くなりがちです。
そのうち長いのも落としたいところですね。

311:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 11:13:42 VjoU4bf3
なんだろう、この気持ち。
ふわふわってして、ぬくぬくってして、ぽかぽかするの。
いつも、そんな気持ちに任せてぎゅーってしてるんだけど。
それだけでよかったはずなんだけど。
最近、なんだろうなって気持ちが浮かんできたりしてる。
ふわふわってして、ぬくぬくってして、ぽかぽかしてるのに。
ときどきちくっとするものがあるんだ。
それはだんだん、少しずつだけど大きくなって行ってて。
ときどきだけど、ふわふわだけじゃいられないときがあるの。
今もそう、胸がきゅっとなって…なんだか苦しい。
―ねえ、あずにゃん。これ、なんなのかな。
どうすれば、治るのかな。このままだと私、あずにゃんと一緒にいられなくなっちゃうのかな。

それは嫌。それだけは絶対に嫌。

だから、考えよう。この気持ちがなんなのか。どうすればいいのか。
私、一生懸命考えるよ。
だって、もっとずっとあずにゃんの傍にいたいから。もっと近くにいたいから。

そうだ、私も詩書いてみようかな。
澪ちゃんも、何か悩みがあるときは詩を書いてみるといい、って言ってたし。
うん、そうしよ。今ならなんかいいのがかけそうな気がするよ。
うふふ、かけたら、ムギちゃんに曲をつけてもらお。
何か、気分が乗ってきたよ。よし、書くぞ~
タイトルは…そうだね、こんなのどうかな。
『あずにゃんに首ったけ』
うん、これで行ってみよう!


これから1000円期間の高速道路に乗り出すというのに何やってるんだか。
とりあえず書いてみた!

312:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 12:08:46 XC4WuO7T
12話で梓の「唯先輩はだらしなさ過ぎです!」のセリフとその後のくだりに底知れないゆいあずを感じた

313:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 15:42:54 CSfBeX80
梓スレより転載
URLリンク(up2.viploader.net)

314:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 17:45:54 12+hJBoH
>>313
こ、これは…

315:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 19:00:12 MaSx0hGX
>>313
唯はあずにゃんにぬくもりを与えてる感じだと見えるけど
はたから見たらエッチな事しそうにも見え…げっふんげっふん

あっ、とりあえず俺も某スレで拾った唯梓絵の一部を貼ってみるね。

URLリンク(sukima.vip2ch.com)
URLリンク(sukima.vip2ch.com)
URLリンク(sukima.vip2ch.com)

316:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 19:40:20 CmOfYR3R
ほぼ○クシブの絵な件

317:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 19:55:06 ohIKGVAZ
遂にゆいあず大勝利の日がやって参りましたよ皆さん!

601 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/08/07(金) 19:45:50 ID:XJpa5nz7
あずにゃんとちゅーちゅーしたいよぉー!

URLリンク(uploader.rgr.jp)

318:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 19:55:31 P1i4sRww
>>315
二枚目が素晴らしい・・・。

319:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 20:43:42 1VU8zM0Q
>>317
唯梓、律澪がムギちゃんのオススメセットということか

320:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 20:46:32 XiAASIit
>>317
唯と梓らぶらぶすぎるw

321:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 21:55:03 nG/M4dUK
>>317
見れぬのう

322:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 22:04:18 CSfBeX80
 朝。
「おはようございます」
 部室の扉を開けて先輩たちにあいさつをして、さあ今日も頑張ろうと思い―
「おはあずにゃん!」
 いきなり唯先輩に出端を挫かれた。
「なんですかおはあずにゃんって」
 いつもどおり、抱きついてこようとする唯先輩をかわしながらそう訊ねる。
「あずにゃん専用の朝のあいさつだよっ」
 唯先輩は少し残念そうに、だけど笑顔でそう答えた。
 そんな顔をしても抱きつかれるのは恥ずかしいから嫌ですよ。てか専用ってなんですか。
「専用は専用だよ~。おはあずにゃん!」
「恥ずかしいからやめてください」
「え~? かわいいのに~」
「どこがですか」
 まったく……唯先輩のスキンシップは全部恥ずかしいから苦手だ。
 ……いや、まあ、嫌な訳じゃなくてむしろ嬉しいんだけど……。
「とにかく、やめてくださいよ」
「やだよ~。あいさつはおはあずにゃんで決まったもん!」
「……はぁ」
 こうなった唯先輩は止まらないから、結局私が折れるしかない。
 それに、専用と言われて悪い気はしないし……。
「わかりました。もうあいさつはそれでいいです」
「ほんと? やったぁ~」
「わぁっ!?」
 まさかこのタイミングで抱きついてくるとは思わなかった。
「ちょ、先輩、抱きつかないでくださいよ」
「だってあずにゃん気持ちいいんだもん~」
 唯先輩はそう言ってさらに体を摺り寄せてくる。
「そんな理由で―ひゃっ」
 引き離そうとしたら、唯先輩がさらにぎゅっと抱きついてきて思わず声を上げてしまった。
「唯先輩、とにかく離れてくださいっ」
「どうして?」
「どうしてもです!」
 少し強めに言うと、唯先輩はしぶしぶながらも私から離れてくれた。
 ……危なかった。これ以上抱きしめられてたら心臓がおかしくなってしまう。
 今のうちに深呼吸をして、唯先輩にかき乱された心を落ち着ける。
 ……よし。
「でも、それだと不公平ですよね」
「なにが?」
「あいさつです。唯先輩からは『おはあずにゃん』なんて恥ずかしいことを言われるんですから」
「確かに不公平だね~。でも、どうするの?」
 首を傾けながらそう聞いてくる唯先輩に、私は自身を持って言い切る。
「私から唯先輩へのあいさつは『おはゆいにゃん』にします!」
「おはゆいにゃん? なんだかかわいいね~」
「そう……ですか?」
「うん! もっと言って!」
「嫌ですよそんな」
 何度も使うものじゃないでしょう。
「うぅ~。……おはあずにゃん!」
「む……。おはゆいにゃん!」
「おはあずにゃん!」
「おはゆいにゃん!」


 二人がにゃんにゃんと言い合っている頃。
 律と澪はもう甘いのはおなかいっぱいですと口から砂糖を吐き続け、紬は鼻血を吹き続けていた。



Fin

323:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 22:05:21 CSfBeX80
お目汚し失礼した
それでは

324:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 22:28:07 ZB+5BRbt
>>322
糖尿病にする気か

325:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/07 23:36:40 xZtLkJKR
>>322
もっとにゃんにゃんするべき。べし

326:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/08 01:00:26 beU5RN/4
もっとにゃんにゃんしたらムギみたいになっちゃいそうだ

>>317
見にくいのが残念だけど、ようやく雑誌で唯梓(と律澪)カップルを推進してくれた訳か…
ちなみにその本の名前はメガミマガジンなんだろうか??

327:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/08 16:56:15 x9EzYqlh
今月のきららだが、

二人揃ってさわ子に怒られ
二人並んで演奏に魅入り
日焼けした梓に抱きついたシーンの背景が雰囲気たっぷり
夜こっそり抜け出した唯に近寄る梓
両腕にしていた虫除けバンドを片方梓に分けてあげる唯
「こんなところで内緒の話?」との律のツッコミに顔を赤らめて反論する梓
素っ頓狂な唯の意見に同意する梓


唯梓は最早鉄板

328:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/08 19:03:39 X8HBILkF
iPS実用化マダー

329:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/08 19:36:28 DTypNoT3
>>327
きらら読んだがなんという唯梓・・・
付録のアンソロも良かった

330:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/08 20:17:44 beU5RN/4
>>327
うちの方ではまだ発売してないからまだ見てないけど
これまで以上に期待できそうだ!今月のきらら絶対に買うよ!
原作の方も唯梓を推進してくれる事を信じてよかった…。

331:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/09 04:25:54 T3jR8grV
予約しとけばよかった

332:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/09 18:02:48 R1kND276
今回のあずゆい分はかなり
特に最後のページは独壇場状態
ラストの二コマ目の表情とか、個人的にかなり来ました
ネタとして妄想してたのが本編で来るとはw

333:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/09 18:19:18 mD3FtWfS
原作の梓は唯よりも澪にべったりと聞いていたが、買ってみようかな

334:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/09 18:26:30 ImcecOBF
澪は律にべったりだからなぁ

335:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/09 18:38:01 LfCu/BCH
左利きのギター奏者を見つけて大興奮

飯の買出しそっちのけでそのバンドのTシャツ購入

早速着替え、律にも勧める

夜、早速お揃いで現れる二人


律澪も言わずもがなの鉄板ぶり
唯梓が新婚夫婦だとすればこっちは酸いも甘いも知り尽くした熟年夫婦だが

336:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/10 00:19:26 S7W+0cIJ
唯×梓

律×澪


紬<ハァハァ

でいいよもう

337:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/10 01:15:05 xagZUw2m
……ムギちゃんが幸せなら、それで……

338:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/10 01:43:36 gWOL3beD
ムギちゃんにはさわ子先生がいるさ

339:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/10 01:53:37 pFFSWW3a
>>337
俺たちが幸せなように、我等の代表である紬様も幸せなのさ

340:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/10 17:31:40 RVBhrblh
ふむ…とりあえず今からメイト行って買ってくるよ。

BD見て思った事…OPはやっぱギー太とむったんのツインじゃなきゃダメだよな??

341:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/10 20:19:08 gWOL3beD
ギー太×むったん

342:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/10 21:04:29 /7TWETF6
               ___
          ., -‐ '"::::::::::::::::::::::`> 、
.         /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
        /:::::::::::::::::::::::ィ:::::::::::::::::::l::::::::::::: \ , --‐‐-..,
       ,':::::::::l:::::::::::::/|:ト,:::::::::::::: ト,::::::::::::::::`ヽ‐- / /   ヽ
       イ::::::!:::|:::::::l ム+!-、:::::::::::| V::::|:::::::::::::トゝト/ /    ヽ
     /:::::::::: |:: |:::::::!/  _L  、::::イ厂l::/:::::::.:::::}  ゙.-〈__r,'、   ヽ_
.  /::::::::ハ::: !:::lハ::::レ'朽.ヾ  ヽ/,チモミ〈|::::::::::::/    ゙‐ヽ、_,,  /l
. /::::::::/ .ヽ }::::::::ヽト弋_ソ     ト' リ 〉l:::::::,イ     .,//゙l   //\ お前らココおかしいんじゃねえか?
/::::::::/    Ⅵ::::::::: | ,,,,,,   ,  `´ イ レ':∧     |l    //   }
::::::::/       l:::::::::::|    __  "" j: |l::::::: |     |,l   //    l
:::: /         !::::::::::|    ヽ...ノ   ノ::::|ハ:::::: |   .___l ヽ //     |
::./         l:::::::::|>、      イ:::::::::ハ::::: !___./ |  ∨/      ,}
'         入:::: l`ヽ、`' ‐r<  |:::::::/  l:::::::!    .,|          ,l
       , -<  |ヽゝ  ,ィV,、 ト、_lイ/   !::::::l\           /
     /      |  ト  / 〉仆、j  l>、_   !:::::} ヽ         /j
.    /       \ ヽ' //l!!ト、v |;;;| >、 .!:::::l
.     {        く  V〈/.ハl } | |;;;|   } !::: |

343:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/10 21:10:56 /7TWETF6
誤爆

344:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/10 21:23:27 Hl30VG9x
>>342
笑わすなwwwwペロペロ(^ω^)

345:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/11 02:14:17 7KY4dvL7
あずにゃんスレに帰りなさいこの変態紳士

346:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/11 11:37:43 mxSkBDVS
いつも通りのスキンシップ→澪にからかわれる→あずにゃんが慌てて唯を振りほどく→唯先輩とはそんなんじゃありません(必死に弁解)→あずにゃんの一番は澪ちゃんなのかな…→笑顔の裏でどん底に落ち込む唯

という電波を受信したのでこれから書きます

347:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/11 12:55:35 GQMvCSRT
wktkしながら待ってます

348:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/11 14:04:43 DPAMyWUP
ニヤニヤしながら待ってます

349:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/11 14:51:04 vn4vEkg2
>>346
前途中まで書いてた内容とかぶっててびっくりしたww
頑張ってください。待ってます

350:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/11 17:31:44 GszhZviZ
>>349
おまえもな

351:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/11 21:47:32 aKaslppH
・姉にするなら澪
・結婚するなら唯

本音はこれだろ

352:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/12 03:36:06 I4M8QCOq
>>351
>>351
俺もアニメだけでなく原作もそんな感じだと思ってた。

特に最近は相変わらず梓は唯に対してはツンデレなとこがあるけど
以前に比べて素直な表情でなおかつ本当に気になるのは唯に見える態度で唯に接してきてたし
唯も最近は以前に増して梓にメロメロな表情を見せながら抱きつくシーンが幾度かあったから
唯梓推進になってきてるじゃないかと思ってたけど、今月の話とミニアンソロジーを見てそれが間違いないのが確信した。

353:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/12 03:42:12 I4M8QCOq
>>352
って、ミスって二重アンカーしてしまった…

それと、ミニアンソロジー見て→ミニアンソロジーの最後のページの絵を見て
に訂正。

354:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/12 03:46:51 OXWpqkWR
アニメから逆輸入してる感じがしないでもない
2巻は澪梓の気が強いし
俺としてはこの調子でいい、この調子がいい

355:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/12 07:46:06 ZEyvfRDy
>>351
確かに言うとおりかも


憧れてるのは澪
特別なのは唯

これもかな

356:拒絶1
09/08/12 09:21:49 f5Xd+4O7
「あーずにゃ~ん」
「も、もう…唯先輩ったら…」

最近、あずにゃんを抱き締めるのが楽しくてしょうがない。
楽しいのとはちょっと違うのかな。
嬉しくて、あったかい。

最初のうちは嫌がられることもあったんだけど、今では抱き付いても受け入れてくれてる感じがするんだ~。

ふっふっふ~、あずにゃんのハートは私が射止めたのだ~。
…本当は私のほうが射止められちゃったんだけどね。

最近はもうあずにゃんを見つけると反射的に手が伸びちゃってる。
一秒でも長くあずにゃんに触れていたくて、ずっとあずにゃんの一番近くにいたくて…。

うーん…私って独占欲強いのかも。

「今日はみんなで合わせるって決めてたじゃないですか。みっちり練習しましょうよ」
「もちろん!あずにゃんの為にもがんばっちゃうよ~。でもそれにはあずにゃん分を補給しないとね」
「そ、そう言うことなら…特別に…いいですよ」

あー、もうずるいくらいキュートだよぅ。
ほんのりほっぺを赤くしてね、ウルウルした目で見つめられたら、私、もう…っ!

「あずにゃ~ん、むちゅちゃ~」
「そ、それはさすがにダメですっ!ダメですって!まだ心の準備がぁ~っ!」



357:拒絶2
09/08/12 09:23:20 f5Xd+4O7
むむむ、チュ~はNGかぁ。
でも、あずにゃん、「まだ心の準備が」って言ってたよね、今。
それっていつかはOK…ってことなのかな。
心の準備ができたら私と…。

「唯先輩?どうかしたんですか?」
「ふぇっ?な、なにが?」
「顔真っ赤ですよ。…もしかしてまた風邪引いたんじゃ…」
「だ、大丈夫っ。私は元気いっぱいだよ。あずにゃん分も補給してるし。…でも、もっとあずにゃん分補給できたらもっと元気になるかも」
「それだったら…その…満タンになるまで補給してもいいですよ。ち、チュ~はダメですけどっ!」

えーーーっと、無理です(断言)。
こんな可愛いこと言われちゃったら我慢なんて絶対無理っ!
澪ちゃんに欲情したりっちゃん(リバースも有り)が誰にも止められないように
あずにゃんにときめいた平沢唯を止めることは誰にもできないのですっ!

「仲良しなのはいいけど、もう少しTPOを考えてくれよ。目のやり場に困るよ」

チュ~しようとしてたら澪ちゃんに呆れられちった。
澪ちゃんなら私の気持ちがわかると思ったのになぁ。

澪ちゃんは気付いてないけど、りっちゃんとふたりで何してるか、もうバレバレなんだぞ~。

358:拒絶3
09/08/12 09:24:30 f5Xd+4O7
こないだだって腕組んで帰ってたし、部室でも膝枕してたし、トイレの個室で「りつー」「みおー」ってなんか叫び合ってたし。

…あ、バレバレ以前に隠す気がないのか。
さすがりっちゃんあんど澪ちゃん!年季が違うね!

「ま、待ってください、澪先輩!私と唯先輩はそんなんじゃありませんっ!」

澪ちゃんたちの熟年夫婦っぷりをあずにゃんとの新婚生活の参考にさせてもらお。
…そんな風に考えてたとき、あずにゃんが私の腕を振りほどいた。

今までどんなに嫌がっても振りほどくことはしなかったのに。

私を受け入れてくれてるんだって自信もあったのに。

…初めてあずにゃんに拒絶された。



(続きます)

359:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/12 13:47:21 0SpTItuK
(・∀・)イイヨイイヨー

360:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/12 20:28:21 7IGPFGor


これって>>346>>356-358でFA?

361:346
09/08/12 21:36:17 f5Xd+4O7
>>360
Yes.I am
少しずつ書いてます

362:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/13 01:07:52 r/J7PPkG
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +

363:ちょ(ryあずゆい
09/08/13 01:33:51 vJH3rBFk
箸安め代わりに、ちょこっとした奴を。
タイトルが付けにくい…ちょっとした日常の一コマあずゆい…とかで


ぷちん、と軽く小さな音と共に、手の甲に刺すような痛みが走った。
反射的に手を引っ込めると、今まさに纏めようとしていた髪がばさりと広がる。
やり直しか、と小さくため息をついて、そして私は初めて床に落ちる切れたヘアゴムに気がついた。
「…そっか、切れちゃったんだ」
実際、いつもの形に髪を纏め上げるなんて毎日繰り返していることであり、傍から見るよりずっとたやすいことだ。
だから、そういうアクシデントでも起こらない限り、ミスを起こしてしまうなんてことはまずない。
つまりは、最初からその可能性に思い当たるべきだったはずなのに。
「お気に入り、だったんだけどな」
別に特別なもの、というわけではなく、中学のころからずっと使っていたというだけの理由だけど。
そろそろそれが寿命を迎えることもわかっていたし、だからあらかじめ替えのゴムを用意していたりもしている。
そういうドライな自分にほんの僅かな嫌悪感を感じたりしたものの、適切な行為であることもまた確かで。
そう結論付けてしまうということは、その程度のお気に入りだったということなのだろう。
引き出しからそれを取り出して、髪を両側で結い上げる。
いつもよりも少し固めのそれは、私の髪型をいつもの形に固定してくれた。
「…そろそろ行こう。遅刻しちゃうし」
かばんを持ち、立ち上がる。最後にもう一度だけ振り返った、鏡の中の私は、いつもと変わらぬ姿で、それでも何処かやはり違って見えた。

放課後、私はいつもどおり音楽室へと向かって、廊下を歩く。
窓から差し込む光は、私の影を床に作り上げる。私の歩みに合わせて、ふわふわ動く黒い影。
丁度頭の部分の両側で、二本の尻尾がゆらゆら揺れている。
この髪形の私だからこそできる、いつものことだけど、少しだけ楽しく思えてしまう光景。
そっと、私の影をその形にしている二本のヘアゴムに触れる。
今朝下ろしたての、新しいヘアゴム。だけど、作る形は昨日までと同じ。
じっと見比べてみても、それをいつも見慣れてる私の目を持ってしても、その違いを見出すことはできない。
だけども、確かに昨日とは違うはずのそれ。
「誰も気付かなかった…な」
当たり前だけど。たとえばこれがきらきら光ってたり、特徴的な飾りでも付いていれば話は違ったのだろうけど。
少しだけ色が違うけど、それはもともと同じ色だったものの経年変化という些細なもので。
そう、スペアとして用意していたのは同じ種類のゴムだった。別に違うのでもよかったけど、そうしてしまう程度にはお気に入りだったということ。
そして、スペアになってしまったこのゴムは、私がお気に入りだと思っていたものと同じだけど違うものだということ。
―違いといえるものは、その程度のことで。むしろ、気づくほうがおかしい、というべきなんだろう。
私でさえも、もし昨日の私と今の私をひょいっと置き換えてみたとしたら―今朝の記憶のない私を持ってきたとしたら―きっとこの変化には気付くことはないのだろうと思える。
それは何か、変な気分だった。何かもやもやしたような、そんなものが胸の底のあたりにたまっている。
だけど、それが何なのかはわからない。何かすっきりしないとしか言いようがなくて、その対処法なんてかけらも浮かんでこなかった。
仕方がない、とため息でそれを打ち消そうとして―そこで初めて私はその気配に気がついた。
今にも私を包み込もうとする、暖かくて柔らかくて、優しいものに。


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