09/06/17 03:10:32 0gcYKPVf
律 「もう最終回だね。」
俺 「うん。」
律 「できることなら…終わりたくないんだ。俺の事が心配で」
俺 「うん。」
律 「あたしがいなくなったら独りだね」
俺 「うん。」
律 「大丈夫?」
俺 「うん」
律 「そっか」
店長「確かに今はバイト辞めちゃって人足りないけどねぇ……。」
俺 「ぼ、僕がきちんと職を得ないと、りっちゃんが安心してアニメ終了を迎えられないんです!お願いします!皿洗いでも皮むきでも何でもします!」
店長「わかった!わーかったから離せ!バイトからなら雇ってあげるから!あとウチは本屋だから!皿洗いも皮むきもないから!」
律 「もう、馬鹿。」
俺 「見たろ、りっちゃん、面接受かったんだよ。」
俺 「俺一人で。もう安心して終われるだろ、りっちゃん。」
律 「うん」
俺 「適当に応募したから何屋かわかってなかったんだぜ」
律 「…うん」
俺 「それなのに受かるって店長優しいよな」
律 「……うん」
俺 「初任給でDVD予約するよ。一緒に見ような」
律 「………うん」
俺 「LAMYがあるから大丈夫だよ。いつでも一緒だよ」
俺 「」
りっちゃん。けいおん!が終わってから、心がガランとしちゃったよ。
でも……すぐになれると思う。
だから………。
心配するなよりっちゃん。
律 「よっ」
俺 「りっちゃん!?」
律 「お前、DVD頼んだの忘れてたろ!」
俺 「す、すっかり忘れてた……」
律 「あ、こいつ泣いてやがる。そんなに律様が帰ってきたのが嬉しいのか~?」
俺 「嬉しくない!これからずーっとりっちゃんと一緒に暮らさない!うっ、うっ……」
律 「泣くこたないだろ。ほら、笑って、一緒にDVD見ようよ!」
俺 「うん!とりあえずりっちゃんとずっと一緒に過ごすためにバイト辞めて来るね!」
律 「成長しろーっ!」
というわけでTV放送が終わっても、DVDとして、BDとして、そしてもちろん隊員ひとりひとりの心の中に、りっちゃんはいる。
ときどきでいいから、終わってしまったアニメのことも思い出してみてもいいんじゃないかな。