09/06/16 03:22:29 +bl2aDLA
律「うわっ!ちょ、泣くなよぉ・・・」
律「もう・・・しょうがないヤツだなぁ」
律「お前ってば、ホントそそっかしいよな~」
律「でも・・・私、お前のそういう所好きだぜ」
こんなに情けなくて弱い俺を見て、彼女はいつも微笑んでくれる。
律「な~んか、ほっとけなくてさ」
俺「え?そうかな・・・?」
律「だって、私の隣にいつもいたじゃん。そういうヤツがさ・・・」
俺「ああ、澪ちゃんの事か。懐かしいな」
律「澪のヤツ、後輩にも懐かれちゃって・・・校内じゃ人気者だよ」
俺「へ~、久しぶりに会いたいなぁ。可愛かったもんな」
律「ほお~、言ってくれるじゃない?私という人がいながら・・・」
俺「いや、あ、あの・・・そういう訳じゃ・・・」
律「どうせ私は女らしさもない・・・」
俺「そ、そんな事は・・・言って・・・」
律「澪みたいな美少女じゃないし・・・」
俺「だ、だから・・・そんな・・・」
律「特別可愛くもないしさ・・・」
俺「もう!悪かったって!」
律「へへへっ、冗談だよ♪」
俺「はぁ・・・?」
律「お前といるとホント楽しいよ。肩も凝らないし・・・ありがとな」
俺「お、おう・・・(汗)」
時に彼女は、俺のことを弄んだり、からかったりしてくる。
でも、その時の笑顔はまるで等身大の彼女を見てるかのようで・・・
─そう、それは澪ちゃんに向けられていた時と同じ笑顔にも見えた。