09/06/15 23:19:16 3+Di/zeu
律「…へ?」
心臓が止まりそうになった。ムギ、まさか…やっぱり!
紬「…りっちゃんだけじゃないわ。澪ちゃん、唯ちゃん、梓ちゃんもそう。
合宿でお泊りしたり、お家に集まってパーティしたり、カフェでお茶したり。
そんな普通の女子高生としての時間を過ごせるお友達が、私の欲しかったもの。」
な、何だ、びっくりした。
でも、いつも笑ってるだけで、余り自分のことを喋らないムギの口から
こんな言葉を聞けるなんて、なんか嬉しいな。
そういえば、あの時のお礼も言っておこう。
律「そういえばさ、ムギ。」
紬「なに?」
律「学園祭の前に、澪と私がケンカしちゃったことがあったじゃん。
私が部活に顔出さなくて、さわちゃんが代わりのドラムを探すって言ったとき、
私の代わりはいない、って言ってくれたんだよね?」
紬「ああ、あの時の事ね。うん、あの時はそんな話聞きたくなかったから。
澪ちゃんから聞いたの?」
律「んーん。さわちゃんに聞いたんだよ。さわちゃん、実はカマかけてたらしくてな。」
紬「まあ、そうだったのね。」
律「ありがとな、ムギ。嬉しかったよ。」
紬「どういたしまして。それに、本心だもん。」
◆
律「今日はありがとう。紅茶、美味しかったよ。」
紬「いいのよ。また遊びに来てね。」
律「うん。…そうだ。また今度さ、みんなも呼んで、ムギん家でパーティやろうぜ。
一ヶ月前に予約しておいてさ。」
紬「そうね。それに、りっちゃんや澪ちゃんのお家にも遊びに行ってみたいわ。」
律「そうだな。じゃ、ローテーションでお泊りパーティだ!」
紬「賛成♪」
終わりです
豪邸に驚きっぱなしのりっちゃんをギャグテイストで書きたかったんだが
けっきょくほのぼの友情路線に修正しました
もっとムギとの絡みも見たいよりっちゃん!!