【とらドラ!】大河×竜児【クネクネ妄想】Vol10at ANICHARA2
【とらドラ!】大河×竜児【クネクネ妄想】Vol10 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 18:33:20 hxAnGo4c
★関連スレ
竹宮ゆゆこ102
スレリンク(magazin板)
アニメ「とらドラ!」声優総合スレッド
スレリンク(voice板)
【竹宮ゆゆこ】とらドラ2!【絶叫】
スレリンク(comic板)
【フラゲ】とらドラ!総合ネタバレスレ 3版目
スレリンク(bookall板)
【間島淳司】とらドラジオ!【喜多村英梨】
スレリンク(netradio板)
【PSP】とらドラP!part8【ポータブル】
スレリンク(handygame板)
とらドラ!の逢坂大河ちゃんについて教えてください
スレリンク(motenai板)
とらドラ!総合 
スレリンク(nhkdrama板)
【田村くん】竹宮ゆゆこ 17皿目【とらドラ!】
スレリンク(eroparo板)
★キャラスレ
【とらドラ!】キャラ総合スレ
スレリンク(anichara板)
とらドラ! 手乗りタイガー225匹目
スレリンク(anime2板)
とらドラ! てのりタイガー170人目
スレリンク(anime板)
とらドラ! 珍獣手乗りタイガー128匹目
スレリンク(aquarium板)
【とらドラ】逢坂大河は手乗りタイガー可愛い 5匹目
スレリンク(anichara2板)
【とらドラ!】櫛枝実乃梨は夢に一直線かわいい8
スレリンク(anichara2板)
【とらドラ!】川嶋亜美はモデルかわいい Part.7
スレリンク(anichara2板)
【とらドラ!】狩野すみれは兄貴かわいい【会長】3
スレリンク(anichara2板)
【とらドラ!】能登×木原ラブラブ妄想&香椎と春田
スレリンク(anichara2板)

3:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 18:33:59 hxAnGo4c
まとめサイトより

Q、1話の机が吹っ飛ぶシーンどういうこと?超能力?
A、ちがいます。ラブレターを鞄に入れてたら人が来たので、ロッカー隠れようとして凄い勢いで移動したんです。

Q、とらドラ!ってどんな作品なの?
A、とらドラ!は高校生特有の『思春期』という限られたひとときの中、
 友達と過ごしながら楽しいと感じたり、ある時は落ち込んだり、
 またある時は恋に悩んだりしながら、毎日を過ごしていくという作品です。
 (雑誌インタビューより)

Q、何クールですか?
A、2クール25話(DVD8巻構成)です。

Q、会長とあーみんの区別がつきません。
A、川嶋亜美(あーみん・ばかちー):前髪が朝倉風、ややたれ目、胸がおおきい、モデル
  URLリンク(www.tv-tokyo.co.jp)
  狩野すみれ(会長・兄貴):前髪ストレート、ややつり目
  URLリンク(www1.atwiki.jp)

【一目でわかるとらドラ!一話】
①猛獣が襲い掛かってきた
②お腹がすいていたのでご飯をあげた
③「気に入った。これからも飯つくってくれ、毛づくろいとかも頼むわ」
④襲われそうだし、ほっといたら死にそうなので、しぶしぶ飼うことに
⑤ご飯あげたら、ちょっと尻尾ふった ←今ここ
実際は竜児を犬扱いしている大河こそが
飼われている側っていうのが面白い

とらドラ! まとめwiki
URLリンク(www1.atwiki.jp)
とらドラ! AA保管庫(仮)
URLリンク(monabase.net)

4:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 18:36:24 hxAnGo4c
この板の設定

1レスあたり最大4096バイトで改行は60行まで可能

5:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 18:36:38 hxAnGo4c
(^ω^)乙 これは乙じゃなくてなんたらかんたらお

6:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 19:16:24 EyNNvfhd
>>1乙!
週1に1スレ消費か、いいペースだ。

7:虎破竜
09/06/06 22:58:25 cX/UtIXA
前スレ >>572の続き
----
「おう、なんだぁ?俺の飯に文句があるってのか」

普段と違う大河に、竜児もいきなりの低い声。たった3秒で一気に臨戦態勢になった二人は、どちらとも無く、ずいと立ち上がった。いい気になってうわさ話をしていた連中は、今や息をするのも忘れて二人を見ている。

「なによ、あたしに逆らおうっての?」
「けっ、でかいツラしやがって。女だからって手加減してやってんのがわかんねえのか」

エスカレートする二人を見ていた2年生が思わず「すげ、手乗りタイガー対ヤンキー高須か」と、笑ったのが運の尽きだった。

「ああああああぁ????」

と声を上げた竜児が目を眇めてその男子を見る。思わず尻でずり下がる2年生。

「おう、高見の見物のつもりか。お前2年だろ。名前言ってみろ」

すごまれて声も出ない男子。ギャラリーも、コントロールを失った状況に、助けを出すことすら出来ない。

「ちょっと、竜児。喧嘩の相手間違えてんじゃない?ギャラリーなんかほっときゃいいのよ。あんたつぶした後に全部殺せば目撃者もいないし一石二鳥よ」

鳥肌を立ててギャラリーが言葉の意味を噛みしめている頃合いに、はかったように大河が振り向く。あちこちでひっと声が上がる。

「お前ら見てんじゃねぇぞ!」

竜児が大声を張り上げたのが引き金となった。慌てて弁当箱をひっつかんだ生徒達が声も出せずに逃げ始めた。屋上は一瞬でパニック。我先にと逃げる生徒はものの15秒で姿を消した。残るは竜児と大河の二人のみ。

「さ、飯、飯!」
「あー、お腹すいた!」

再び座り込んだ二人は、何事もなかったように弁当に手をつける。

「結構効き目あるな」
「あんた怖すぎるのよ、その目」
「お前のほうが怖がられてたぞ」
「いやぁ、あんたの目には負けるわ。女子泣いてたわよ」
「そうか?」

実乃梨が大河に貸してくれた漫画を、二人して夜遅くまで読みふけったのが昨日の晩のこと。「喧嘩したふり」なんて見え見えの作戦が通じるかよ!と竜児はつっこんだのだが、いざ自分たちがやってみるとびっくりするほど効果があった。

「あんた、あの漫画机に置きっぱなしじゃない?やっちゃんに見せない方がいいわよ。えぐいし」
「大丈夫だろ。てか、ああいう柄の悪い顔つきの絵、泰子は結構好きだぞ」
「……………そう…」
「……………お前、今なんか失礼な事考えたろ!弁当返せ!」
「知らないわよ!」

せっかくのいい天気。せっかく嘘の喧嘩までして二人っきりになれたのに、つまらない喧嘩ばかり。クラスメートが関わらないのは実に賢明である。二人がいくらなんと言おうと、付き合っていないと言おうと、見て見ぬ振りを通す方がいい。関わらない方がいい。
だって、言うではないか。

夫婦げんかは犬も食わない、と。


8:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 22:59:31 cX/UtIXA
スレまたいだ!

思いついたけど没にしていたネタ。1時間で書いた。じゃ、風呂入ってくるノシ

9:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:07:01 hxAnGo4c
これはいい埋め立て&始まり
お疲れさまでした
オチもなかなかナイス

10:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:23:35 i1fPoTyb
幼児化竜児を書いてる者だがお久しぶりです。
てか新スレ立つのはやいな(゚Д゚)
因みに私,殆ど週末にしかここ来れないので投下も遅れてすみませぬ。
てな訳で前スレ164からの続きを次スレから。

11:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:25:21 i1fPoTyb

*****

…雀の声が聴こえる。
カーテンの隙間から日差しが漏れている。
どうやら朝を迎えたらしい。
竜児はあどけない三白眼をうっすら開きながら窓を見ていた

「ふぅ…っ!!」
突然右腕に電流が走った。
ふと見ると栗色の長くて柔らかいそれが目に飛び込む。
あぁ…。どうやら昨日はそのまま眠ってしまったようだ。
大河を抱いたままだったので頭の下にあった右腕が痺れていた。
一般的に言う腕枕。
だが今の竜児は推定5歳のガキ。大河の頭を支えるのはちょっと厳しかったのだろう。
その痛いようなくすぐったいような,むず痒い腕をゆっくりと引き抜いていく。
クッと笑いにも似た声を押し殺しながら無事生還。
「ぅへー。ジンジンする」
ブンブンと手を振り痺れをなくそうとするが効果ナシ。
なんだか余計に痺れてきた…。
ふと横で寝ている大河を見る…。
あっ…瞼が赤くなって軽く腫れて…
竜児はこの状態をここ数日間目撃してる。

退院してから毎朝,大河に会う度に赤く腫れていた。原因を聞いてみても「ただの夜更かし&寝不足よ」の一点張りだった。
でもそれは嘘。
竜児は昨日ので分かってしまった。
「…俺を想って毎日独りで泣いてたんだな…」
気付かなくてごめん。っと髪を優しく撫でる。

竜児はまだ気付いていない。
自分の気持ちが誰かに傾き始めてることを…。


朝9時半過ぎ。
まだ目を覚まさないお姫様を残し竜児は家を出た。

【ありがとう。さよなら。】

と書き置きを残して…。

12:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:26:25 i1fPoTyb

***

朝9時半過ぎ。
パタンと扉が閉まる音で1人の少女が目を覚ました。

「ん…朝かぁ」
大河様お目覚めである。
因みにどちらかと言うと昼に近い。

「う~また目が開かない」
大河はここ最近これだ。
毎日泣いてる間に眠りに落ちてしまう。だから涙でガチガチに固まった睫毛と瞼を思いっきり手で擦る。
「ふぅ…やっと開いた…あれ?」
ようやく開かれた目に映ったのは昨日と違う風景。

そう。竜児がいない

「竜児…?」
トイレかな?と思いまだ重たい体を起こし寝室を出てトイレへ…

「りゅーじーいるのー?」
ドンドンと扉を叩く。
だが返事はない…扉も開くし誰もいない。
きっとリビングだろう。
そう思い一端寝室に戻って着替える。

「今日は天気いいし、あいつを思いっきり楽しませてやろう♪」
大河がこう思うのも当然。
昨日出会ったばっかだけど,まだ5歳の子供で家なき子…つまり親はいない。
大河と同じ独りぼっちなのだ。
それにつきあの竜児にソックリときたら大河はチビ竜児が可愛くて可愛くて仕方ないのだ。

ヒラヒラフリルが可愛らしい大河お気に入りのワンピースを纏いリビングに向かう。
ガチャと扉を開ける
「竜児おは……ょ…」
だがそこには誰もいない。その代わりテーブルに一枚の紙があり手に取る。
「…何よ…これ…」
見た途端身震い。
やだやだやだ!なんで!?こっちの竜児までいなくなっちゃうの!?そんなの…
クシャッと紙を握りしめる
「…嫌だ!!」

大河は家を飛び出した。

13:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:27:42 i1fPoTyb

****

ただ今10時ちょい過ぎ。
竜児は今商店街に来ている。

大河の家を出て一端高須家へ行き財布を手にとりここにいる。
なんの為かって?
そんなの決まってるだろ!!あの爺さんを見つけ出していい加減この体を元に戻す為だ!

体が小さい分商店街を廻るのもかなり時間が掛かる。
竜児は息を切らしながら探し回った。
そして30分後,ついに…
「あっ!!いた!!」
爺さんを見つけ出した。

そして竜児が声を出したと同時に竜児からは聞こえない後ろの方でもう1人声をあげていた。
「あっ!!いた!!」
竜児を探して飛び出した大河だった。

「ちょっと,りゅー「おいっ!!爺さん!!」…っ!?」
竜児を呼び止めようとした大河だったが昨日とどこか雰囲気の違う竜児の叫びで言葉を詰まらせた。
そのまま電柱の影に身を隠して姿声を盗み見る。

「ん~?なんだい?僕?」
お爺さんは優しく訪ねた。
「僕じゃねえ!!俺は17歳だ!!」
「ははは。面白い事言うねぇ。なんの遊びだい?」
竜児は怒鳴るように否定したが爺さんはまともに受け取ってはくれない。

「遊びでもなんでもねぇよ!あんた一昨日の夕方に試供品のジュース配ってたろ!?」
あぁ,あぁ配ってたねぇ。っと穏やかに頷く。
「その時に…めっ…目つきの悪い高校生の男に会ってジュース渡しただろ!?」
自分でコンプレックスな所を言うのを戸惑いつつ声をあげる。
「はて?…ん~…はっ!うんうん。渡したねぇ。あれ?僕その高校生にソックリだねぇ」
「それ俺なんだよ!!俺は高須竜児。あのジュース飲んだせいでこんな体になっちまったが歴とした17歳の高校生2年生だ!!」
「あれま!こりゃおったまげた。」
両手を顔の横で開きビックリ表現する爺さん。
可愛くねぇよ…。

「兎に角俺を元に戻せ!!」
「それはだねぇ~…」

「…今の話し…本当…?」
爺さんが口を開いた瞬間後ろから別の声がした…

14:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:28:50 i1fPoTyb


「……えっ!?」
竜児には嫌と言う程聞き覚えのある声。
まさか…嘘だろ…?
そしてゆっくりと振り返り見上げる。
あぁ…誰か嘘だと言っ…
「あっ…あぁ…」
もちろんそこにいたのは
「あ…たっ…大河ぉ姉ちゃん…」
最強にして最恐の手乗りタイガー降臨である。


「おやおや。また可愛らしい女の子だね。小学生くらいかな?僕のお姉ちゃん?」
このジジイ空気読めよ!!そんな和やかムードじゃないってば!!
「いや…だから」
「ぉ~お,すまんすまん。君は高校生の高須君だったね」
だー!!だから空気読めって!!
ぐしゃぐしゃと頭を乱暴にかきむしりながら内心突っ込みを入れる。

「…竜児」
「はっはひぃ~!?」
突然名前を呼ばれる
そりゃ声も裏返るわな。
「今の話し…本当なの…?」
「ああああの…」
「…嘘でしょ?」
「いや…あの…ですかかから…」
「今なら笑って許してあげるから…嘘よね?」
「~~~~~っ」
もう声にもならない。
「竜児!!!」
「~~っっごめんなさい!!」
俺はその場で土下座した。
周囲からあんな小さい子に…とかいろいろ聞こえてくるが関係ない。
プライド?そんなもんとっくの昔にどぶ川に捨てたわ!!

「いっ…」
いっ…?チラッと大河を見る
「いぃぃぃいやぁぁぁぁぁぁぁ~~~!!!」
「ぉおう!?」
いかん!大河が壊れた!両手を頭に抱え上下左右に頭、体をブンブン振り回し悶える。
な…なんとカオスな状況なんだ。
周囲の目が余計に痛い!

「うそうそうそ!あんたほんとの本当にあの竜児なの!?…えっ?じゃあ何?…って事は…お…お風呂とか…寝るのとか…話した事とか…ぜ…全部竜児と………いぃぃぃいやぁぁぁぁぁぁぁ~~!」

あぁ…また壊れた。
誰か止めて…。

15:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:30:42 i1fPoTyb


「たたたた大河!すまん!だっ…騙すつもりはなかったんだ!ただタイミングを逃したと言うか…だから、な。と…取り敢えず落ち着け。」
そう。ここは商店街。
公衆の面前落ち着いてもらわなければ困る。
ただでさえ土下座やら奇声やらで目立ちまくってんだから。

「落ち着けだぁ~?こ…こここれが落ち着いていられるかぁぁぁ!」
ぁぁぁ。頼むから後で罵声でも殴る蹴るでもなんでも引き受けるから今は…
「ほっほっほっ。元気がいいね。お嬢さん。」
「…んだと!ごるらぁ!」
普段滑舌悪いくせにこうゆう巻き舌は得意なんだなこいつは…って爺さんよ。本当マジ空気読んで下さい。タイミング悪いです。

***


あの後近くにあったドーナツを速攻で買いに行き大河の口に無理矢理押し込めて、なんとか少し落ち着かせる事ができた。

「ほっほっ。高須君とやら、どうもあのジュースのせいでいろいろ大変だったみたいだね。」
「いや…ほんとマジで大変でした…」
「…ちっ!」モグモグ
大河さん舌打ちやめて…
「で、戻る方法だけど。高須君好きな子はいるかい?」
「えっ!?」
「!!」
この爺さん何をいきなり色気話しを振ってくんだ?
大河も隣で驚いてる。
「いや…あの…」
「いるわよ…」
えっ!?大河…?
「竜児にはちゃんと好きな子がいる!!」
答えたのは大河だった。「おまっ何言って…」
「ふむ。よし!で、改めて戻る方法だが,その高須君が本当に好きな子から接吻…つまりキスして貰えれば戻ると思うよ。」
「えっ!?」
「はっ!?」
「「…キスぅ~!?」」URLリンク(imepita.jp)

16:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:31:59 i1fPoTyb
取り敢えずここまで。
なんだかんだでもうすぐ終わりそうだ。

17:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:33:07 hxAnGo4c
お疲れ
ワクテカだぜ
つーか爺さんマイペースすぎんぐだぜw

18:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:36:03 L8pTUfm+
>>16
そう来たか。
てっきり、大河と添い寝したベットの中で元に戻ってるって落ちだと思ってたぜ。

19:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:37:43 hxAnGo4c
愛してる 愛してる
愛してる マジだよ
愛してる 愛してる
愛してる 証拠に チューしようぜ!!

ってやつですね
わかります

20:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 23:51:41 P6BWW9pK
竜児が今の状態でみのりんにキスすると
グルグルのアヒルマンみたいな感じに戻るのかね?
身体は5歳、顔だけ17歳みたいな

21: ◆odaAq0EgoE
09/06/07 01:07:32 41w7g75d
>>7
いいねGJ!wでもその当時、竜児達も2年な件w

「大河ぶつけんぞ」に吹いて、埋めネタ書き損なったろーがw塚、投げるのやめない!とか腹が捩れたわ!w

以下埋めネタ

「ねーねーチビトラ。高須君て家じゃどんな感じなの?」
「どんなってなにがよ?」
「ほら、学校でもあんたの世話やいてんじゃん?家だともっと大変なのかなーって」
「別に竜児は何もしてくれないよ?」
「へ?」
「大概私が動いて色々やってるよ?」
「うっそ・・・意外・・・」
「うんまあ、私がやりたいって言ってるからだけで、いざとなったら竜児も色々すると思うけど・・・」
「へー。高須君がやらないのも意外だけど、あんたがねー・・・」
「なによばかちーその言い方?」
「だーってさー、学校じゃあーんなになんにもしないあんたが、家じゃ甲斐甲斐しく動いてるってのが信じらんねーって」
「まあそれも妻の勤めよ」
「うっわ。あんたの口からそんな言葉が出るとは・・・人間変われば変わるモンね」
「なんとでもお言い。私は生まれ変わったのよ」
「はいはい。じゃあ料理の一つも出来るようになったんだ?」
「ううん。それは竜児がやるよ?」
「へ?・・・じゃあお風呂掃除とか?」
「それも竜児がやるよ」
「・・・洗濯?」
「竜児の日課」
「部屋の掃除・・・とか?」
「竜児の趣味だもん。逆に怒られちゃうよ」
「・・・じゃああんたなにしてんの?」
「伽」
「とぎ?」
「そう」
「って何?」
肩ポン
「実乃梨ちゃん?」
「あーみん・・・それ以上踏み込んじゃいけねー。・・・私と同じ目にあうぜ?(涙目)」
「へ?」

ちなみにみのりんは、ここから1時間惚気られましたw


22:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 01:18:11 NS4UBIjv
>>21

orz いつも3年の二人書いているから間違えた…が、
「お前2年だろ、顔見たことあるぞ。名前言ってみろ」的な意味に取れないこともないな。

ま、いいや。


23:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 01:27:11 41w7g75d
あとシュレディンガーの猫書いた人、感動した!w
俺等、このまま書いていいんだって思えた!うえーん!ありがとー!ΩÅΩ;

24:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 01:50:03 cwAyXUcG
>>8
この頃の原作の空気が好きだなー
良かったです。

幼竜児話は週刊かー、楽しみにまってます。

25:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 02:07:30 gwecZ3uW
「竜児のイメージカラーは赤ね」
「そうか?自分では黒とか青とかそっち系だと思うんだが」
「ううん、絶対赤。それでね、坂田金時……いわゆる金太郎とか漢の高祖とかは、母親が赤竜の夢を見た時に身篭ったっていう伝説があるの」
「急に話が飛んだな。で?」
「つまり、赤竜ってのは人間に子供を産ませようとする性質があるわけよ」
「またずいぶん理屈が飛躍したが……何が言いたいのかわかってきた気がするぞ」
「だからあんたがエロ犬なのはしかたがないことなのよね。
 私としては、それを受けとめるのに、や、やぶさかではないわけよ」

ギシギシアンアン

26:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 03:44:07 1u9y9L2v
まあ大河と竜児の二人の愛情表現の内訳は 会話1% 家事の共同作業1% デート1% その他1% 夜のスキンシップ96% くらいだしな

27:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 04:23:09 6xin1ydE
  別荘if

旅行も明日で終わり、あと寝て起きて帰るだけか~

だけど北村君と2人きりってだけであんなに疲れるなんて……… ふぅ~ 正直まいった。
竜児と2人なら何時間でも大丈夫なんだけど…… やっぱり竜児は家族みたいなもんだしね!

……ううん、違う。
やっぱり、わたし竜児を恋愛の対象として意識してるのかな? だからあんな夢を見たのかな?

正直に考えよう。

北村君と竜児…… うん、やっぱり今は北村君の方が好き!

 …………かな?

微妙だわ… 数字にしたら7対3? ううん、正直に6対4ってとこね。

コン!コン! 誰だろ?
「はい」
「ちびトラ、今イイ?」

ばかちー?なんだろ。なんか、いつもと雰囲気ちがうな……

「少しは楽しめた、祐作と過ごしてみて?」
「? …えぇ、それなりに」
「そう、それは良かったわ~」

「ハァッ?あんた何が言いたいの?」
「べっつに~」
「ナニ!!イライラするわね!」
 ………ドン!!
「こっちの方がイラついてるっーの!!みんなして隠して!高須君も祐作も実乃梨ちゃんも!」

「そしてあんたも!!」

「ちょ!ちょっと!ばかちー!!」
「私は川嶋亜美!! 川嶋亜美はどうしたらアンタたちの中に入れるのよ!」

「………私たちの中?」
「本当は気がついてるんでしょ、じぶ・ん・の………」
「じぶんの?……本心って事?かわしまさん …川嶋さん? ばかちー! ……寝てる」
コン!コン!
「大河!」
「…竜児」

「大河!何か凄い声がしてたけど大丈夫か?」
「うん、私は大丈夫。でも、ばかちーが……」
「川嶋が?うっ!このニオイ、酒だな」
「お酒?」
「あぁ、量は少ないみたいだけど。俺は泰子ので嗅ぎなれてるからな」


ばかちーは竜児が部屋に運んだ。女子の部屋に男だけはマズイと言われたので私も付いて行った。

そんな真面目な竜児は好きだから、プラス1ポイント!

でもばかちーをおんぶしてニヤケたから、マイナス1ポイント。

28:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 04:25:24 6xin1ydE
>>27のつづき

翌朝、ばかちーは部屋に来た事しか覚えていなかった。


私の本心か……

竜児とみのりんを応援する私

北村君が好きな私

竜児に惹かれてる私


どれが私の本心?

今はわからない……


だから今は全部が私の本心。


  ××××××

もぅ、帰って来ても主婦くさい事ばっかり言って~ だからあんたは2ポイント足りないのよ、まったく!。


………こんな竜児が、私の1番になる未来があるのかな?


あっ、置いて行かないでよ。  ……マイナス1ポイント!

「なぁ~ 今日特売あんだよ」

「うるさいっての」

でも竜児、あとたったの2ポイントだよ!

29:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 06:47:22 8OfPchRf
(*´Д`)ポワワ

30:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 06:50:03 8OfPchRf
>>25
ギシアンはいろんなネタを絡められるから良いな
そして夜には裸体で絡み合う大河と竜児


ギシギシアンアン

31:◇w++aZEMQ
09/06/07 07:27:56 GrHQjOkT
以前から目を左右に動かすたびに鋭い痛みが走っていた。別に三白眼が進化しようとしている
わけではないのだが、すぐ治るだろうと考えていた自分は甘かった。
数日後の朝、タイマーをセットしておいた目覚ましが狭い部屋中に鳴り響く。
しかし、いつもならこの時間帯は薄くとも日差しが差し込んでいたはずなのだが、今日視界が真っ暗だ。
タイマーは朝の6時にセットしてあるはずなのだが、何かの衝撃でズレて真夜中に鳴ったのだろうと
思い込み、二度目のために布団に潜り込んだ、が…、隣で寝ていたはずの大河が
「りゅーじ!今日はデートするから早く起きろって言ったでしょ!?」
「まだ夜じゃねぇか。国外に行くわけでもあるまい、さっさと寝ろよ」
「はぁ?清清しい…とまではいかないけど、一応明るいじゃない」

今、なんて言った?明るいってどこがだ?
「わりぃ、携帯取ってくれ」
「…すぐ傍にある物をこのあたしに取らせるなんていい度胸してるじゃない」
「…なんだかよく見えないんだ、なんでだ?」
「知らないわよ、ったく…はい、ケータイ」

すぐ傍……?まぁいい、とりあえず掌に落とされた携帯を確認しよう。
フリップを開けるが、いつもなら大河のニッコリ待ち受けが映るはず…なのだが。
「…携帯の充電切れてる…」
「…切れてないけど。竜児、ちょっとこっち向きなさい」

ドスの利いた声で呼ばれるが、ベッドの右側にいるという事が分かるだけで顔の位置はわからない。
「…はぁ!」
ぶわっと顔に物凄い風が来た。何が起きて、なぜ俺は一瞬殺気を覚えた?全身の鳥肌がぶわぁぁってこんな感じか?
「…あんたやっぱりおかしい。目、見えてないんじゃないの…?」
「んなわけあるか。で、今何したんだ?」
「全身全霊を込めたタイガーパンチ寸止めパージョンよ、普通これされたら誰でも目を閉じるくらいは
するはずなんだけど…あんたやっぱ変。三白眼営業してないんじゃないの?」
「……なんかマジで怖くなってきた。おい大河、一発ビンタをくれ」

喝を入れて貰って目を覚ましたい所だが、大河はフィアンセを殴るなんて嫌よ嫌嫌の嵐。
出会った頃なら言われなくても電気アンマや手刀、頼んでもいない事までして来たのに、今更遠慮してどうする。
「頼む殴ってくれ。目が見えないってなんだよ、ふざけんな…」

一生このままなのか、昔はカラーコンタクトやなんやらで自前の三白眼を封印しようとしたが
金がMOTTAINAIし、一応親から頂いたこの身に手を加えるのはいい気分じゃない。
封印されし三白眼よ…あんな事言って悪かった、あんな非道な事口走ってすまなかった。
謝罪する、頼む目を覚ましてくれ…。
「ダメ!殴るなんて絶対イヤだからね。とにかく病院行こう。デートは仕方ないけど治ってから
 行く事にしましょう、ね?」
「おう…すまん大河…。飯は昨日の残りのカレーで済ませるとしてとりあえず泰子をって…
確か慰安旅行の最中だったか」

確か泰子は昨日発の夜行バスで温泉旅行に行ってるはず。4日間という結構な間出かけるらしい。
「やっちゃんには私が連絡しとく。朝ご飯の用意も着替えも何でもしてあげる。
 だから…おとなしくしててね」


32:◇w++aZEMQ
09/06/07 07:29:12 GrHQjOkT
おぉ大河…今のお前は天使にしか見えないぞ。いや、見えてないけど瞼の裏に見えるよ。母?知らね。
「うおぉ…大河、俺は今猛烈に感動しているぞ…それと申し訳なさで涙が出そうだ」
「大げさよ。竜児は私がドジしてもどんなにいじけても傍に居て、愛してくれた。そのお礼」
「ありがとな…あ、そうだ大河。泰子には電話はしないで欲しいんだ。あいつ前々からこの旅行を楽しみ
 にしててな…俺なんかのせいでその旅行の空気をぶち壊しかねないし、下手したら帰ってきちまう」
「それもそうね…分かったわ。じゃあ帰ってきてから伝えましょ」
脳裏に大河が顎に手をあてて考える姿が様子が見えるぞ。何だ、見えなくてもちゃんと分かるんじゃないか。
大河が用意してくれた自分の軽い余所行きの服に着替え、手探りで座布団に座る。
しかし、目が見えないというのはここまで不安になるものなのか。
近くに置いてあったインコちゃんのエサをカゴにある空のエサ籠へ入れておとなしく大河を待つ。
トテトテと忙しく駆け回る大河の足音。しばらくするとお盆にカレーを乗せたのだろう、カチャカチャと
お皿がぶつかりあう音を立てながらこちらへやって来た。自分の前に置かれたのだろうカレーの匂いが鼻につく。
「はい、あーん」
「いや自分で食えるぞ?そこまで迷惑は掛けられなむごぉ!」
「つべこべ言わず食べなさい。はいあーん」

次々とカレーが口の中へ押し込まれて行く。傍から見ればバカップルだが、大河なりの労わりだ。
バカップルと言ったやつは北村だろうと誰だろうとタダじゃおかねぇ。
自分の食事を済ませると物凄い勢いで大河ががっつき始め、鍋をすっからかんにするのは見なくても分かる。
服を着て、保険証、身分証明書にサイフ。意味ないけど携帯。
その他大河のための7つ道具を揃え、大河も着替えを済ませる。
今日は平日。人も多くて恥ずかしいが大河に目となり足となって貰うしかない。
電柱が近づいたらステイ。自転車が来てもステイ。交差点でももちろんステイ。
電車に乗り、その中でもずっと大河は手を繋いでてくれた。改めて惚れ直すのは言うまでもない。
途中でなんやかんやあったが、共に隣街にある病院で検査を受けた。。
しかし、そこにはちゃんとした設備が備わっておらず、医者からの紹介で医科大学付属病院を紹介された。
それは大橋高校の近くにある総合病院と同じ区にある。
受付を済ませ、検診票を右手で持ち、左腕には大河が右腕を見せ付けるかのように絡ませている。
周囲の視線が身体に突き刺さるように痛いが、離せと言ったら泣き喚くので言えるはずもない。
エレベータで2階へ。窓口に検診票と紹介状を出す。目は相変わらずほんの少しの光をも伝えられないので
受付などが殆ど大河任せだ。申し訳ない、治ったらうんと甘えさせてやるから、覚悟しとけよな。

受付のお姉さんは愛らしい大河にはニッコリと微笑んだが、自分を見た瞬間にひっと静かに声をあげられた。
あんた一応眼科の受付嬢だろ?三白眼くらいでビビるなよ…。閉じているのは大河に不自然と言われたから、
仕方なく働く事を放棄した三白眼を見た目だけ起動させてあるのだが、その結果がこれだよ!
結構混んでいるのだろうか、周りはガヤガヤとうるさい。少女を誘拐しようとしている犯罪者と陰口を
叩かれているのは言うまでもない。別に耳を凝らさなくとも何を言ってるのか分かるのだから。
受付の前に供えられたソファに腰掛けて、自分の呼び出しを待つ事20分。目が見えないので暇を潰す事も
できない竜児を気遣い、ずっと大河は話しかけてくれた。感謝の言葉もない…。
「高須様ですね。どうぞこちらへ」

多分看護士さんだろう、女性の声が聞こえた。はい、と答えると手を握られて案内…と行きたい所だが。
「ちょっとあんた。竜児は私のなんだから、勝手に触らないでくれる?」
明らかに理不尽なドスの利きまくりな声で虎が吼え、咄嗟に嫉妬している大河の表情が脳裏に浮かぶ。



33:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 07:32:15 GrHQjOkT
書き込んだら結構あると思ってたやつもたったの2レスですか。
タイトルはまとめ人に任せるとして…。竜児の両目が見えなくなるっつーやつです。

あと、Jane使ってるんだけどトリップ固定する方法ないかな?毎回コピーするのは面倒でw

34:◇w++aZEMQ
09/06/07 07:36:03 GrHQjOkT
あれ◆が白抜きになってるんだけどw
これでどうかな。

35:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 08:03:33 YKvtKYuV
トリップは本人ある証拠
コピペなんかすると偽者の証として…

36: ◆YxBNagMyHI
09/06/07 08:04:49 gwecZ3uW
トリップは名前欄に「#任意の文字列」で。
たとえば↑の場合名前欄には「#2828妄想」と入れてある
なりすまし防止のため、そのままコピペすると◆が◇になるし、字体も太くなる。

37:◇YxBNagMyHI
09/06/07 08:06:04 gwecZ3uW
そのままコピペするとこうなる

38: ◆kAgaoZuZ1U
09/06/07 08:50:03 GrHQjOkT
なるほど!
コピペやってた俺を殴ってくれ\(^o^)/
>>31-32はこのトリップに変更お願いしますorz



39:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 09:27:21 8OfPchRf
>>33
書き込み欄にコテハン記録ってのあるからそこにチェック

40:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 10:55:05 jjxwsNlO
>>38
よし、大河ぶつけてやるからちょっとそこに座れw

41:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 11:16:46 NS4UBIjv
このスレ的に大河を投げるのはどうなんだ?
校内最高ランク危険生物とはいえ、中身はガラスのハートの少女なんだから、
ちょっとは大事にしてやれよ。



ということで、北村(全裸)をやるからそこに座れ >>38

42:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 11:48:12 mDgz0lK7
正確に言うと大河のとび蹴り用のカタパルトに俺はなる!です

>>33
Janeと言ってもいろいろある
Jane Styleなら以下の画像参照
URLリンク(sakuratan.ddo.jp)

>>38
なんか新鮮だ

43:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 11:50:29 mDgz0lK7
肝心の感想を忘れてたよ!

>>31-32
これは竜児がどうなっちゃうのか心配だぜ
甲斐甲斐しい大河カワユス

44:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 13:06:48 dHv1y3OK
>>28
あと2ポイント(だから頑張れ)
ってもう竜児圧勝だよなw

45:AAできたよー
09/06/07 14:10:32 GBWGIK+S
            _, :‐-_、
          '"´ : : `: : :⌒ヽ、
        /: : : /: : : : : : : : :丶:\
      /: / : : {: : : : :ヽ: : \: : ヽ':、
      ,': /: {: : :ト、: : : : }: : : :}l :l: !
      |: l: : :|\:| ヽl\|\/l:| :l: |
      |: l : T≧心、_  ィ匕≦T: : :l: |
      |: l ヽ代i::ソ    弋i:ソ/ : /小
      |:人: :ゝ ー      ー 厶イ : | ヽ
       j: : :ヽ >  __⌒__ ,.イ : !: : : ト、:丶
.     /: : /: : :l:〃^く〈〉>`ヽ: : :|: : :│ 〉: 〉
     /: : /|: : : |i{ >┴rく }i : |: : : ∨: /
.    /: : / .|: : : |:∨   _|人/: :│: : : : :/
   〈: : 〈 /: : :.:|:/`ー≦ァー'{: : ∧ : : : 〈
.   \ ∨: : : 〃7\_/\∧: ': : \: : : \
    ∠:_:_:_: ノ└L,___」L斗ュヘ : : : /: : : /
      r‐': :_:_:/:::::/  ヽ:::::∨{:_:.〈⌒>: 〉
         //      | |
        // Λ_Λ | |
        | |( ´Д`)// <うるせえ!大河ぶつけんぞ!
        \      |
          |   /
         /   /
     __  |   |  __
     \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   \
     ||\            \
     ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
        .||             . ||


46:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 15:24:56 8OfPchRf
本当にこのスレは才能にあふれてるな
若いって素晴らしいと21歳124ヶ月の俺は思うた

47:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 16:08:30 q7v6SkG7
>>45
俺笑い死んだwww

48:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 18:03:07 EsmMp3T1
「ピカチュウ!君に決めた!!」を思い出した

49:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 18:22:49 NSWe6+34
>>45
寧ろぶつけて欲しく思える俺はきっと病餅


それでは、三スレに及びだらだら続けてきたUSA終わらせます

50:異国の地で逢いましょう
09/06/07 18:24:04 NSWe6+34
汝、何故驚きたるや。思うていた事ではないのか。
やはり信じられぬのか。
Yes.
淡泊過ぎてなのか。
Yes.
認めたくないのか。
それはNo.
「フッ、何をそんなに驚く」
「いや、だって…狩野先輩って…フり…ましたよね?ん、アレ?アレレ?」
親友の想いが叶ったことには是非とも祝辞を述べたいのだが、イマイチ理解出来
ない。
確かに二人がそうであるような想像はしていた。だが、大衆意見を取れば、間違
いなくその線無しと訳される発言をされた後でのコレである。
「アレは北村を思ってだ。着いて来ぬようにな。だが、こうして着いて来てしま
った今、恋を我慢する道理はないだろう」
「すみれさん…それほどまでに…」
「裕作……」
もう一組を完全に無視して見つめ合う若い男女。熱い視線を交わし、互いに顔を
撫で、近付け、その唇が重なるまで後数センチ。
「トリップするなーーっ!!」
大河の手がその数センチを物凄い速さで突き抜けた。
「ア、アンタ達が付き合ってるのは判ったから、目の前でそんなキ…キ……」
竜児は、言い終わる事なく羞恥という名の敵に負けて顔を紅くした大河をそっと
、解決とは逆の方向だが抱き寄せて、少し困ったような顔をしてみせた。
「恥とかねぇのかよ」
「ダブルデートなんてこんなものだろ?」
「そうだぞ。キスはしたくなったらするものだ。流石に会議中は控えるがな」
止めるじゃなくて控えるか。良い具合に麻痺ってるなぁと思わず関心してしまっ
たが、それも数俊。いちゃつくイメージ零の狩野がこうも変化したのだがら、も
し自分達がアメリカの空気に感化された時、大丈夫だろうかと頭を巡らした。
(甘々+ちょっぴり大胆)×(かなり大胆+恥無し)
この式から産まれるのは、果たしてほほえましいカップルなのか、それとも恥ず
かしさを振り撒くカップルなのか。
答えは……余りにも簡単だったので敢えて出さないでおいた。
「そういえば高須。私はまだ各々の思い出話を聞いてないんだが、聞かしてもら
ってもいいか?ダブルデートに行く道すがらにでもさ」
「は?」
どうにもこうにも、狩野は竜虎とのダブルデートを所望のようだった。
疑問が愉快且つ快活に頭の中を跳ねる。
「ホ、ホワイ?」
竜児の口から飛び出したのは、カタカナ英語。しかも、主語が無いせいで何が『why
』なのかがかなり曖昧だ。
「Well...The doubledate is dream of all the girl having boyfriend.OK?(そ
うだな…ダブルデートが全彼氏持ち乙女の夢だから。というのじゃ駄目か?)」
しかし、そこは流石と言うべきか、狩野はきちんと意味を把握した上に英語で答
えを出してくれた。
だが、正直その説明にはかなり偏った意見があるように思えて仕方がない。
これもアメリカ染めの影響かとぼんやり思っていると、北村が口を開いた。
「すみれさん。高須も逢坂も長時間のフライトで疲れています。ダブルデートは
明日にした方が良いかと」

51:異国の地で逢いましょう
09/06/07 18:25:34 NSWe6+34
たが、その口からでた言葉は救助に来た船ででは無かった。何と言うことは無い
。唯の浮輪だ。
「おぉ、そうか。では二人とも、ホテルはこちらが用意するから、後はゆっくり
休め。明日の為に。我らの為に」
「じゃ、高須に逢坂。此処のホテルに行って俺らの名前を出すか、この地図を出
せ。そしたら、後は係員に従うだけだ。それじゃ!」
「あ…ま…」
待てよの語を継ぐ前に二人は竜児と逢坂の分の料金まで支払って去って行ってし
まった。
「むちゃくちゃだ」
「むちゃくちゃね」
竜と虎は、二人が消えた方を見ながら、いつの間にか確約した事になっているダ
ブルデートについてどうするか長い間考えた。


用意するとは言われた。此処に行けとも言われ、地図まで渡された。
それでも、頭の中では此処である筈が無いと思ってしまう。
地図の場所に指し示されたホテルはまさに別格。入口の前には頻繁にベンツが止
まるし、そこから降りる人は皆高そうなスーツに身を包んでいる。それをお迎え
する従業員の動きも、相手に最大限の尊慮を払いつつも滑らかで無駄が無い。
外観は、落ち着き払ったパールブラウン。窓の桟の一つ一つまで丁寧に磨かれ、
自ら汚れを弾いているかの如くだ。
敷地内にはプールと先程ドライバーを持っていた客が見えたから、恐らくゴルフ
場もあるのだろう。
恋人を横目で見れば、その目は丸く、口は半開きになったままで閉じない。
「ドウシマシタ?」
「「ひゃー!」」
呆然と佇む高級とは無縁の日本人二人を見て、ホテル側も流石に怪訝に思ったの
だろう。日本語を多少は話せる従業員を竜児達の元に寄越してきた。
だが、脳のドライブを必死に動かして、現実認識しようとする作業をしていた二
人に突然降り懸かった片言日本語は、おそらく英語で話されるよりも良い伏兵だ
ったのだろう。
二人は周章狼狽とし、北村から渡された紙をさっと出して、カタカタと震えたり
無駄に謝ったりしている。
従業員はそれを眉を潜めながらも受け取り、端からゆっくりと読んでいった。そ
れを最後まで読む時には従業員の顔から二人を疑う表情は消え、笑顔となってい
た。
「We have been expecting Mr.Takasu and Ms.Aisaka.Can I give you a
hand?.....OK, I'll take you the guest room.
(お待ちしておりました、高須様。逢坂様。さ、お荷物をお持ち致しましょう。
……それでは部屋までご案内させて頂きます)」
「セ、センキュー」
「ア、アリアリアリガ」
欧米では邪悪の象徴ともされるドラゴンと力の象徴であるタイガーは言われるが
ままに荷物を渡し、そして鴨の子のように後に続いた。
彼等がもう少ししっかりしていれば、この従業員の胸に付けられたK.S.と描か
れたピンバッジと、名札に印されたOwnerという文字に気付けたのかもしれない。

52:異国の地で逢いましょう
09/06/07 18:26:36 NSWe6+34
「Make yourself at home.(ごゆっくり)」
残酷にも魂此処に非ずの二人を一等級の部屋に残して、従業員は去って行った。
適当に打つ相槌の中で、大丈夫ですと言ってしまったのだから、一流の従業員の
としては過度な心配はかけられない。二人は彼を恨む事も今更文句を言うことも
出来はしないのだが。
「どーする?」
「……寝ましょう」
「寝るっつっても……」
部屋は外観に負けず、豪華絢爛。ダブルベッドサイズのシングルベッドが二つも
あるとはこは如何に。それでも部屋にはまだまだ充分なスペースがあるとは更に
こは如何に。
家具もシンプルでありながら匠の懲り具合がひしひしと感じられる良い物だ。
根っからの庶民とそんな彼氏と幸楽を共にして庶民化した二人には息苦しい。安
眠なんて、求めようがない。
「花は高い方が良いとでも思ってんのかよ、あの二人」
脱力感に襲われ、ぼふっと低反発のベッドに腰掛ける。そこで竜児の眉についと
皺が寄る。
「どうしたの?」
この完璧な部屋に汚れでも見つけてしまったのかと思った大河は、その愛らしい
瞳をくりくりさせながら竜児に問う。
「大河、これ聞いてろ」
懐からドスを出すような手つきで出したiPodのイヤホンを大河の耳につける。流
す曲は格調高きクラシック。
「え?なに?どういうこと?」
大河の困惑ぶりは尤もだが、詳しく説明することはしない。それが竜児の優しさ
だ。
「取り敢えず、暫くそれ聞いとけ。そしたら、そのうち眠くなるから」
大河を自分の元に抱き寄せて、頭を優しく撫でながらベッドに沈む。
当たり前だが、疲れている恋人を眠らしてあげることが目的では無い。
壁の向こうから響く生の嬌声を聞いた恋人が妙な気持ちを抱かないようにするた
めである。
(昼間の…それも普通のホテルなのにお構いなしなんて、オープンにも程がある
だろ…)
自由の国アメリカの恐ろしい面の認識について大幅な修正を加える。
犯罪大国、銃、差別、格差社会。そういった陰のイメージの物だけじゃない。
安寧、リンク、笑顔、自由。こういった陽のイメージにも怖い物が含まれてるん
だぞ、と。
ただ、自分の腕の中で心地良さそうにする大河を見て、アメリカ人を見習ってし
まいたい気持ちが沸かなくもない竜児であった。

53:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 18:31:29 NSWe6+34
>>52
以上です。ホントは一話完結予定だったのに、無駄にだらだら続けてしまって申し訳ない


でも、書いた本人としては英語話す大河出せたり、裸族出せたり、クールアンドビューティー出せたりしたので満足です

これから暫くはショートショートを書いて行きたい所存です。ではノシ

54:まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY
09/06/07 18:34:29 GBWGIK+S
>>45
                        ______
                        \        \
     _, -、                  |,.\        \
.  〃´ ^⌒ヽ               /   \        \
.  i{ /{八人}i              /    ,. i \_______\
  八ハ#゚ 、゚ノハ  パンパン       |    /.| |\||_______||~
  ノノ ノ)iてと八    ..         | .|   | | |  ||          ||
 ( (く/_j」〉ノ )   .  _./⌒..──' | / | | .||          ||
     (_ハ_)     ..  __/⌒ 二二ニニ ノ  U  ||        ||

た、大河…様、す、スミマセンでした…
ま、まとめサイトをとりあえず9スレ目まで更新しましたので、それでご勘弁を…
そして遅くなりましたが>>1乙で     ぐがっ!!


55:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 19:25:35 mPV0yUe6
ワロタ

56:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 19:38:01 q7v6SkG7
>>53
なかなか面白かった!
ダブルデート編も読みたいぜ!
まあそれは気が向いたらってことで
あるいはここで続編を誰かが書いてもオッケーという許可を出していただくという手も

>>54
おつんつん
ナイス大河w


57:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 19:41:06 2BWuCyf2
ええw

58:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 19:41:21 q7v6SkG7
自前でスクリプト組んで避難所作ってしまうとはなかなかやるな
さすがギコナビ使い

59:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 20:18:36 ZkZul/35
異国の人GJ!デート辺書けるなら期待してます。

まとめ人乙です。
おはようのディープキスワロタ

60:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 21:46:14 NS4UBIjv
>>54
いつも乙です。

時間のあるときでかまいませんので、9スレ目「竜撃虎」のタイトルを「竜撃虎 / 虎破竜」に
変更していただけると幸いです。地味ですが、前半と後半でタイトルが違うのです。

暇なときに気が向いたらで結構です。

61:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 21:55:34 h7CLUAPK
タイトルとファイル名が違うな…と思ったら両方でひとつの文章なんだ!
つくづく粋な必殺まとめ人だぜ

ところで俺の書いた話、♥が文字化けしているので、以下の部分またまた手直しお願いします

URLリンク(tigerxdragon.web.fc2.com)
「あーら別にいいじゃない減るもんじゃないし♥」

「竜児…私の前で…デレデレだって…エヘヘヘ♥」

URLリンク(tigerxdragon.web.fc2.com)
「それはもちろん高須くんがダ・イ・ス・キ♥だからよ」

URLリンク(tigerxdragon.web.fc2.com)
「あんたのおかげよ、竜児♥」

以上です
今度から♥の代わりに♪使おうかな

62:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 22:01:08 41w7g75d
>>60
なんで北斗の拳にこだわるw

63:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 22:18:10 h7CLUAPK
     北斗有情破顔拳
   \  テーレッテー    /
    \  ∧_∧   /
     .|∩( ・ω・)∩|
    / 丶    |/  \
  /   ( ⌒つ´)    \


64:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 22:34:24 NS4UBIjv
>>62
つーか、北斗の拳の技の名前が先にあって、あのストーリー思いついた。
みのりん、読んでそうだし。

65:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 22:41:46 41w7g75d
>>64
あーそうか。嘘勝負でまわり騙してって・・・納得だw塚、そこまで深いと気付かなかった。すまんorz 改めてGJ!


66:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 23:45:45 1u9y9L2v
竜虎の拳

67: ◆askgvpoGB.
09/06/07 23:49:53 9r1nJFBY

>>54
まとめ更新いつもお疲れ様です。コメントに大笑いしてしまいました。
退避の方はもしもの時に使わせて頂きます。ありがとうございました。

前スレで期待してくれてる方、本当に感謝です。
ですが、ちょっと週末忙しくてまだ出来上がっていません。
本日投下は無理そうです、ごめんなさい。

68:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 00:15:17 QG4Es5jB
>>66
そのネタで一本書いたらGJって言わせてもらうw

69:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 00:22:23 QG4Es5jB
ウチもあれだな。大河ぶつけんぞでテラワロタから、ifやらリングやら今は書けないわwあれ、正直流行語大賞にしてやりたいwww

70:まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY
09/06/08 00:58:08 JuobS2hf
>>60
タイトルを変更しました。気付かなかったです…

>>61
内容変更しました。
まとめる際にテキストに貼り付けているので、&herats;は気づきませんでした…

ご指摘ありがとうございました。
他にも修正があれば遠慮せずに言ってくださいね!!

          ___
       //⌒___ \
      //_/    \\ \
               \\ \
                ((   |   間違えて申し訳ございませんでした!!
                |  ∩   土下寝じゃ足りないから土下頭。
                |  | |
                |  | |
                |  / |   
 __________/__/_____


71:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 01:01:45 JuobS2hf
>>70
もしかして heart って書こうとした?
ハートも書けないなんてやばくない?>まとめ人
おまえ裏口入学だろ?>まとめ人

72:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 01:04:03 j2kGX8R7
>>68
無敵の竜 高須竜児
最強の虎 逢坂大河

ある日、北村がさらわれる

~中略~

「やめろ高須!その人は…その人は俺たちの!」

TO BE CONTINUED?

はいはい竜虎2ではMR.BIG使いだった俺が来ましたよ

73:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 01:05:07 j2kGX8R7
>>70
お疲れした
首ヤバスw

>>71
そこは&haruta;だろ…女子高生的に考えて

74:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 01:08:40 j2kGX8R7
>まとめる際にテキストに貼り付けているので

もしかしてdatからHTMLにして出してるんじゃなくて
テキストファイルからHTMLにしてるのか!?

75:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 02:20:52 53TzoAcS
>>56,59
だぶるでぇと編…だと…。そんな風に繋がる道があるとは思ってもいませんでした
故に構想とかうんたらが全くないっていう
良いのが浮かんだら是非書かせていただきますが、もし浮かばなかったら、その時は託します


そしてぇぇぇ、専門用語が飛び交う中空気読まずにぬる~い娘ネタの投下いきます

76:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 02:21:51 53TzoAcS
「俺と付き合ってください!」

気弱な男子Aの一世一代の大告白。

「俺、お前の事…その、す、好きかも」

明るく交友的なイケメン男子Cの少し照れながらの告白。

「愛してます!」

夢ある思春期に何を間違ったのか、女の身でありながら想いを告げる少女D。
それらに彼女は決まってこう答えた。

「あんたの気持ちは判ったわ。で、うちのお父さんより家事上手く出来んの?」

それに胸を張ってイエスと答え、散って行った者のなんと多き事か。



彼女の名は高須竜河、16歳。断りを入れておくが、決してお父さんと結婚したい
願望持ちの実父愛者ではない。
高須家の長女として産まれてこの方16年。見つめ続けた両親の背中はくっついて
いるか重なっているかだけ。
キスなんて朝だけで平均6回。
内訳は、おはように2+α回。ご馳走様で1+α回。ちょっとした空き時間に2
+α回。行ってきますで1+α回となっている。
そんなラブラブな両親の間に自分は娘とでしか入れない事は、文字を読めるよう
になったぐらいから判っている。
彼女にとって父親とは、男を測る目安なのだ。ただ、目安と言うには少し高すぎ
るのだけど。

「お前は人に好かれるより、まず誰かを好くことから始めろ」

父親は、傷心の男子を量産する竜河に対してよくそう言う。
その台詞も最近聞き飽きて来たので、ちょっと仕返しをしてやった。
そして、その結果がこれだ。
眼の前に突き付けられた木刀に視界の端で揺れるFカップ。そして、白くなって
沈む父親。
激情と歓喜と絶望が同時に入り交じる食卓なんて、高須家ぐらいなものだ。



77:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 02:22:57 53TzoAcS

「絶対に呼びなさい。下らない犬だったら、お母さんがそいつの首折るけどね」

殺気が半端ない。直接向けられた訳じゃないのに、戦慄を覚えてしまう。

「や~ん、ルカちゃんたら~。このこの~」

温度差が激しい。というか、胸を当てないで欲しい。虚しくなるから。胸をつん
つんしないで欲しい。悲しくなるから。

「お、おう。い、良い事じゃねぇか。祝ってやらねぇとな。そうだ、今日は赤い
飯と鳥のにっころがしとかに味噌のポタージュにしよう。ハハッ、ハハハ」

そして一番怖いのがこちらである。虚空を見つめたままぼそぼそと搾り出された
言葉に生気は無く、発言も常軌を逸っしている。

「と、と、と、とととり、とりっ、ととりとりっ」

三代目インコちゃんが竜児の発言の一部分を聞き取り、同類の肉が調理される怒
りと恐怖に顔を引き攣らせ、呪文のように『と』と『り』を連呼する。

「嘘よ嘘!彼氏がいるなんて嘘なの!だから、んな反応しないでよ!」

狂喜入り交じる空気に耐え切れなくなり、ついつい自白してしまった。
濃縮された空気がゆっくりと洗浄されてゆく。

「わ、わかってたわよそのぐらい」

母は意地を張っている。

「え~、楽しくな~い」

おば…やっちゃんは不服そうだ。

「……。」

父は安堵から力が抜けたのか、床に伏せて動かない。

「と、とりっ、とりっとりっ」

インコちゃんは変わっていない。
目まぐるしく変わる家族達に意識せず顔に笑みが燈る。
こんなにも楽しく騒がしく幸せな家庭を竜河は他には知らない。
たまに喧嘩もするが、総じてこの家族が本心から好きなんだと改めて認識したの
だ。
そう、幸せだ。
ハッと目を見開く。家、幸せ、好き、という単語が竜河の頭の中に有る人物の顔
を過ぎらせたからだ。
過ぎっただけで上気する自分の顔にさらに気付かされる。父を目安にしているの
は、本命がいることを隠しておきたいだけなのではないかと。

「と、富家君なら…い、良いかも……」

竜河が、自分が零した発言で空気がピシリと固まった事に気付くのは無事に妄想から帰還してからで
ある。

78:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 02:30:12 53TzoAcS
>>77
以上です。展開が早い割には、細かい描写も説明もなくてごめん

冨家君は竜虎夫妻の後輩の黒猫さんではありません。さくらとの息子みたいな、そんなアレです

79:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 02:38:38 cFvLgZxR
>>78
無駄にエロくて不幸な男子なのかw>富家君

80:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 02:54:36 vEsRHJKp
>>28のつづき
夏休み明け

「高須君、おはよー!」
「ヨォ!川嶋。休みはどんなだった?」

「もう、仕事ばっかりでぇ………!!高須君にも逢えなくてつまんなかったぁ~」
「ハァッ!?またお前は俺をからかって……もう腕を放してくれ」

このばかチワワだけは…… 竜児!何その顔は!!

「おはよう、川嶋さん。朝からお盛んね…」
「あら、逢坂さん居たの?わかんなかった~!」
「フン!早く竜児を放せ!アンタも鼻の下伸ばしてデレデレすんな!!」

「なに~逢坂さん。もしかして、やちもち?」
「!!」

……このチワワはこんな事にだけ敏感で!だったら他の所に気を使え!!

「俺がいつデレデレしてた!」

こっちの犬は鈍感だし!!

「ハァァ!ばかちーごときにこの駄犬がぁ~! マイナス1ポイント!!!……ハッ!」

私なにを言って……

「ハァッ?」
「エッ?なぁに~そのポイントって?」

あんたは黙ってろ!でもなんて言えば……

「そっ!それは…… そう!犬が主人の為に奉仕するのは当然だけど、優しい私はご褒美もって…」

よし!!良くやった、私!

「へぇ~ ポイントが貯まったらご褒美あげるの、逢坂さんが?
   良かったねぇ~高須君、ご褒美だって!」フフッ
「…なんだ?それ」

「もっ!もっと主人の為に頑張りなさいってことよ!鈍犬!アンタも頑張り次第では……」

「頑張り次第では?どうなるの逢坂さん!」

このバカチワワだけは……… 言ったる!!本当の自分の気持ちを言ってやるよ!


「………立派な犬になれる」
「成りたかねぇぞ!そんなもん! お前たちは朝から… 先に行くからな」

ハハハ……… 無理、言えない。

「……アンタも」
「…何よ」
「頑張り次第ね」
「…何が」
「何でもねぇー ア~ァ休み明けから亜美ちゃん、だる~い」

81:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 02:56:29 vEsRHJKp
>>80のつづき
修学旅行明け

私が望んでも手に入れられない、これ以上は竜児に迷惑をかけるだけだ。
これで最後にしよう。

「大河!!連絡もしないで何処にいってたんだ!」

「悪かったわよ、連絡もしないで。とにかく中に入れて話しがあるの」

××××××

「ほら、お茶。話しってなんだ」

「ありがとう。私ね、一人で頑張るって決めたの。もう竜児の家には来ないしお弁当も要らない。」

「オマエなんでそんな事」

「アンタとみのりんの為よ……。まだ望みがある、みのりんは竜児の事が好き」

「そんな事………」
「自信を持ちなさい!信じていれば大丈夫だから……… 帰るね」

「…………貰ってねぇぞ」
「…なにを」

「褒美を貰ってない。………今までお前の面倒をみたんだ、褒美をくれ」

「うん、良いよ」

「だったら、さっき言った事を取り消してくれ」

「……ありがとう、竜児。でも、それは出来ないの」
「何で!」

「ごめんなさい、本当に嬉しいけど無理。」

「でもご褒美はあげる。これが精一杯の私から出来る、竜児への気持ち。受け取って……」

竜児とした初めてのキスはしょっぱかった………



一年後

「りゅ~じ、私の『よい子ポイント』貯まってる?」

「オゥ!キス5回分はあるな」

「えぇ~ 昨日も7回もしたのに?竜児のエッチ!」

「なんだ、大河は嫌なのか?」

「イヤじゃないけど…… だって最近、竜児のキスがエッチなんだもん///」

「だろ!勉強してるんだよ。だから早速、勉強の成果を」

「うん///」

        みなさんごめんなさい

82:女装ネタ1
09/06/08 03:42:43 BJkm3UAg
お題:6巻if


「大河!……なんで、止めるんだよ!これは北村のための、」
「……北村くん、泣いてた。ねえ、一緒にいてあげて、竜児、お願い、北村くんのそばに、今はいてあげて」
「……た、」
「私じゃだめなの。―私では、そばにいてあげられないの」

 こんなことは間違っているだろうか。間違っているのかも。わからない。
 わかるのはただ、歩き出した足は止まらないということだけ。
 もう止まらない。

「みのりん!ばかちー!」
「おうともさ!」
「……今回だけだかんね、チビトラ」

 * * * *

『あなたが好きだ』

 その言葉は不器用だけど真っ直ぐで、とてつもなく全力で、そして…北村くんの正直な気持ちに溢れていた。
 全校生徒の眼前での、堂々過ぎるほどの愛の告白。
 バカだと思う。
 ガキだと思う。
 短絡していて、青臭くて、恥ずかしくて、決して格好よくなんかない。
 なんだって、よりにもよってそんな方法をとらなくてはいけない理由があるのかと。

 それがどうした。

 理由?そんなもの必要か?
 格好悪い?そうかもしれない。
 でもそれが北村裕作という人間だから。
 いつだって、何にだって、北村くんは真面目で、全力で、
 ひたすらに……ただひたすらに、一途に、純粋で。
 彼を笑う奴がいるのなら、私は問いたい。
 そんな風に誰かを好きなったことがあるのか。
 北村くん以上に、唯一人を深く激しく想ったことがあるのかと。



83:女装ネタ2
09/06/08 03:45:46 BJkm3UAg
 狩野すみれ。
 あの女は北村くんを虚仮にした。
 北村くんの気持ちから逃げて、弄んで、想いを踏みにじった。
 世界中の誰にも、どんな理由があったとしても、そんなことは許されない。
 たとえ拒絶でも、その恋は実らないのだとしても。
 ちゃんと正面から応えてくれたなら、北村くんだって悔いは無かった。
 今にして思えば、あの告白を応援演説にすり替えた後に、
『北村!後でちゃんと話そう』
 ―そんな一言を付け加えてくれたなら。
 そんな一言すら、なぜ言えない!
 今。
 こうして項垂れて、溢れる涙を止めることができない北村くんに、なぜ向き合えない!?
 どうしてここまで酷く、深く、人の心を傷つけることができる!?
 ―ああそうか、お前は傷ついたことなどないんだろう。
 大好きな人に、大切な人に、嫌われて、裏切られたことなんてないんだろう。
 だからその痛みがわからない。

 いい。もういい。
 狩野すみれ、お前なんかいらない。
 北村くんの心の傷は、私たちで癒してみせる。

 私の経験から言えば!
 精神的外傷は、より大きな精神的外傷で打ち消すことができる!はず!
 具体的にはやっちゃんの巨乳!

84:女装ネタ3
09/06/08 03:48:32 BJkm3UAg
「と、ゆーわけで北村くん!このナマモノを見て!」
「は~~い、ご開帳~~~♪」
「オラオラオラオラ、な~にカマトトぶってんだー!」
「おうっ…!」

 みのりんに背中を突き飛ばされてたたらを踏んだソイツは、北村くんの目の前で危うく踏み止まった。
 赤いブレザーに紐タイ、青のブリーツスカートという女子の制服。
 ややミニなスカートから覗く太腿には黒のニーソックスが装着されて、みのりん曰く『白く輝く絶対領域!イイネ!』な感じ。
 女子としては長身のバカチーの制服でもやや寸足らずで、あちこちパッツンパッツンだけど…まあ贅沢は言うまい!
 さあ!このツッコミどころ満載の凶悪危険物体を前にすれば、如何に傷心の北村くんと言えど…!

「………た……たかす…!?」
「お……おう」

 セミロングなウィッグを付け、バカチーに軽くメイクまでされた竜児は、引き攣った声を何とか搾り出した。
 ふははははははははははははははははは!
 ただでさえ目つきの悪さだけは極悪非道・凶悪無残な竜児、プラス女装!
 このグロテスクさの前ではクラウザーさんだってビックリよ!

「いやー、さすがに高須くんのスネ毛をガムテ脱毛する時は、
『私…こんなことするために17年間生きてきたのかな…』
 って人生の意味とか色々考えちゃったぜよ!」
「ケッ…まあこの亜美ちゃん様の制服を着られるんだから、ありがたく思いなさいな?
 え、でもこれもしかしてブルセラ?とか?」

 みのりん!ばかちー!
 協力ありがとう!あれこれ言いつつ妙にノリノリだった気はするけれど!

「さあ北村くん!そこの竜児を…いや高須竜子ちゃんを見て!
 グロいでしょ?キモいでしょ?
 なんかも~見るだけで眼球が汚染されちゃいそうでしょ!?
 自分で企画しておいてなんだけど、思わず逝ってしまえド変態!とかケリ入れそうになっちゃうでしょ!?」
「ひでぇよ大河!?」
「黙れ駄犬!
 さあ北村くん!竜子を見て!
 心の底からこみ上げてくるものがあるでしょう?
 なにやってんじゃボケとか死んでしまえカスとかキモイんじゃあっち逝けとか!
 我慢しなくていいの!さあ北村くん、思うがままに自分を解き放って!」
「爽やかに腐ったこと言ってんじゃねぇ!
 ―っていうか…こんな格好させられて…何のバツゲームだよこりゃ…」
 
 羞恥で顔を真赤にし、情けなさでその凶悪な三白眼をうっすら涙ぐませて、竜児は唇を噛む。
 薄いピンクのリップを塗られたその唇は、妙に色が冴えていた。
 …あれ?

「…た、たかす…本当に高須なのか…?」
「み、見るな…あんまり見ないでくれ北村…!」

 北村くんは茫然として、居心地悪そうにもじもじしている竜児を見ている。
 ほら目論見どおり。北村くんは泣くのも忘れて思考停止。
 確かにグロくてキモいけど、こんな竜児は私だって初めて見る。
 もの凄く新鮮。

85:女装ネタ4
09/06/08 03:51:12 BJkm3UAg
「フェフェフェ…フェ…フェ…フェフェ…ヒ…!」
「なんだろ……なんか私…変な気分…」
「う、うわ、俺を見るな!櫛枝!川嶋!そんな変な目で俺を見るな!」

 自分の腕で自らを抱きしめ、竜児は視線を避けるように身体全体でイヤイヤと身をよじる。
 あ、スカートが揺れて…微妙な…

「大河…もう勘弁してくれよ…」
「な、なに早々に泣き言なんかいっちゃってくれてるのよ!」

 あ…弱い。竜児がなんか弱い。
 いつもどこか飄々として落ち着いてるように見える竜児が、今は頼りない。
 でもそれが決して情けないとかじゃなくて…なんだこの気持ち!?

「大河……俺…」

 口元を右手で被い、耳朶まで朱に染めた竜児は、そうっ…と。
 今にも零れそうな涙をこらえた三白眼を私に向けかけて、微妙に視線をそらした。

 きゅん

「え……」

 乳首の先に、痺れたような感覚が流れた。

 ぶばああああああああああああっ!!!

「ぐほおおおおおおおおおおおっ!た…たかす、きゅん…!それ反則…!」
「みのりちゃん!?そんな瞬間失血死しそうな鼻血…ってなにぃ!
 この亜美ちゃん様の愛らしい小鼻から…赤いヌルッとした体液がぁ!!」

 やばいやばいやばいやばいやばいやばい。
 ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ。
 どうしよう。なんだコレ。
 わかんない。理解不能。なんだコレ。どうしよう。
 竜児がヘンだ。
 私がヘンだ。
 なんなの?なんなのいったい?

「たっ…高須!」
「おう!?」

 ゆらりと、北村くんが立ち上がる。
 何か…遠く、長い旅を続けてきた流離人のような目をして。

86:女装ネタ5
09/06/08 03:53:47 BJkm3UAg
「……ずっと前から思っていた。
 高須、お前くらい良い奴はいないって。
 もし俺が女だったら、俺は絶対にお前と付き合うだろうって思っていた」
「お…おう。もしかして褒めてくれてるのか?」
「当たり前だ!お前は自分を過小評価しすぎだ!
 お前くらい恋人として優良物件な男はいない!俺が保証する!
 高須、俺はお前と逢坂がつきあってるって噂が流れた時に、それは当然だと思った。
 逢坂がお前のことを嫌うわけがないし、お前が傍にいるなら、逢坂は幸せになれるから」
「…おう」
「だが……だが!
 高須、俺はこうも思っていた。
 ―お前が女だったなら、俺は迷わずお前に告白していただろうと!」
「……………はい?」

 竜児は何故か、一歩ひいた。

「高須…俺のために、俺を慰めるためにそんな格好までしてくれたお前のその優しさだけで、俺は救われたよ。
 そして高須…いや竜子さん!
 君はなんて……なんて素敵なひとなんだ…!」
「えーと。おい。北村?ひょっとして、お前、失恋のショックで錯乱してる?」
「錯乱などしていない!
 いやむしろハッキリと目が覚めた思いだ!
 俺は今、自分の本当の気持ちがわかった!
 会長が好きだと思ったその心にウソは無い。俺は本当に会長が好きだった!
 だが!俺は!
 俺の心にはもうずうっと前から……心の一番深い奥に、その気持ちが存在していたんだ」
「まて!いいから待て!落ち着け!まずは深呼吸だ!
 いいかお前は今、普通じゃない!それを自覚しろ!」
「ナニをいう高須!俺は今、人生の中でこれ以上ないくらい頭がスッキリした気分だ!
 最高にHIGH!ってヤツだな!」
「とにかく待て!速やかに待て!たちどころに待て!
 だから何故、服を脱ぐ!!?」
「お約束だっ!」

 身も蓋もねぇ!とクラス全員がつっこんだ。
 だかつっこまれた方は気にしちゃいねぇ。

87:女装ネタ6
09/06/08 03:55:47 BJkm3UAg
「竜子…竜子…
 りゅうこりゅうこりゅうこりゅうこりゅうこりゅうこりゅうこりゅうこりゅうこお~~ん!」
「やめんかバカタレぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 どごっ!

「たたたたいがっ!?」
「はっ!?思わず北村くんの肋骨の隙間から貫手いれて肺を強打しちゃったわ!?」
「ひでぇなソレ!」
「ううううっさい!助けてやったんだ礼くらい…ひい!?」

 むっくりと起き上がる新・生徒会長。
 ゆっくりとシャツを脱ぎ去り、上半身は既に裸(ら)だ!

「き、きたむらくんっ!?」
「不死身かお前!?」
「そんなことはないぞ!さっきの逢坂の攻撃で、実は呼吸すらつらい…
 だが!俺は引かぬ!媚びぬ!退かぬ!
 やっと見つけた真実の愛を貫きとおすまで!」
「いやそれ歪んでるから!見誤ってるから!」
「ひいいいいぃぃ!北村くんがベルトに手を!」

 爽やかな、迷いなど一点もない曇りなき瞳を向けて。
 盛大に間違った方向へと、今、北村裕作はその大いなる一歩を

「させねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 横から唐突に飛来した飛び蹴りが、“みしっ”と響いてはいけない音を立てて北村の即頭部で爆発した。

「こ・の・バ・カ・がっ!
 一体、何を、血迷っておるか――!!!」

 顔を真赤にしてブルブル震える拳を顔の前に翳して仁王立ち。
 それはついさっき退任した旧・生徒会長。
 狩野姉妹の兄貴の方こと狩野すみれ、ここに見参。

88:女装ネタ7
09/06/08 04:00:01 BJkm3UAg
「前からバカだバカだとは思っていたが…そこまでのMAXバカだったとは!
 本気で一度ブッ殺してやろうか!」
「先輩、あの、既に死にかけてますので。更にグリグリ踏んでるし。
 それ以上は洒落になりませんから」
「洒落にならんのはお前の方だこの公衆猥褻物陳列罪現行犯。真面目に警察へ通報するぞ」

 そう竜児の言葉を切って落とす兄貴の瞳はダイヤモンドダスト。

「…流石にあれはやりすぎだったよねとか、でも突然あんなところで告白されたら
パニクるのも仕方ないでしょとかああでも一言謝っておくべきかとかグチグチ
悩んでああもうとにかく仕切り直そう何か言おう私の気持ちはちゃんと伝えなきゃ
フェアじゃねぇとかもう留学決めた時だってこんなには悩まなかったぞ
コンチクショウ!ああもうムカツク!
 そう思ってきてみれば…きぃたむらぁああああ!
 貴様、この目つき悪いオカマの方が私より好みだとでも言うのか!?ああぁん!?
 傷ついた!わたし、めっさ傷ついたぞ北村!
 フフフフフ……ならば私の魅力というものを、思い切り貴様の身体に刻み込んでくれる…」
「「……こわい」」

 思わず手を取り合って異口同音な竜虎である。
 だから、まるで昔話の鬼婆が獲物の旅人を引きずっていくように連れていかれる北村を止められる者など誰もいなくて。
 というより、こんな揉め事は結局、当事者同士に任せておく方が良いだろうし。
 多分。

  * * * * *

 その後、すみれは予定通り夢を追うためアメリカへ旅立った。
 新旧生徒会長の間に何があったかは定かではないが、北村は正気を取り戻し、生徒会長として精力的に活動を開始している。
 亜美は『アレは行くところまで行き過ぎちゃって一周ループして戻ってきただけ』と評しているが。
 ただ、時折、生徒会にエアメールが届いているという事実はある。
 ともあれ、大橋高校は年末を迎え、忙しいながらも平穏な日々を取り戻しつつある。

「…………こういうのも、キモカワイイっていうのかしらね」
「何の話だ」
「別に。……ただやっぱアンタの顔は洒落になんないってこと」
「……誰のせいだと思ってるんだよアレは」
「なによあたしのせいだとでも言うわけ?」
「キッパリとそうだろ!」
「そもそもアンタの顔がひどいから弄られる原因になるのよ!つまりアンタが悪い!」
「そ、そんなこと思っていても言うか普通!?だいたい俺被害者だろ!?」
「まあ…遺憾よね」
「お前それだけで何でも済むと思うなよ!?」
「黙れ。そして腐れ」

 そして、相変わらずの竜虎の関係。
 でも、ふと気づくと竜児を見つめていることが多くなっている大河と、
 最近、大河が自分を見る目が微妙に変わってきたような気がする竜児がいて、
 そして互いに相手にそれを言い出せぬまま、変わらぬ日々を演じている。

89:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 07:44:25 VSm209xl
>>70
タイトル変更ありがとうございます。

以前charsetの話の時にソースをみて、まとめ作業の大変さに身震いしたことがあります。
土下図してお礼したいのはこっちです。いつもありがとう。

90:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 08:36:22 S3aGOurN
>>54
まとめ人さんいつもいつもお疲れさんです!HOTEL Heart Artaも綺麗に纏めてもらえて感謝してます!
しかし大河トゥルーエンド/大河グッドエンドには吹いたわww最初からそういう作り方しとけばよかったなww粋な計らいありがとう!

近いうち没ネタ短編も書こうと思います。

91:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 08:47:04 ogtO7pqW
>>78
やっちゃんが健在で何より
てかキスしすぎだろもっとやれ竜虎ww

>>81
続いたー
いきなり時間がキングクリムゾンッ!時間を吹っ飛ばす!したから何事かと思ったけど
俺は許す!

>>82-88
どうなることかと思ったけどうまくまとまってよかったです
女装竜児誰か描かないかな…

92:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 10:04:06 YDpZuCTV
竜子CGどっかで見たな

93:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 10:35:22 FGeforH0
女体化で検索すれば出てくる

94:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 11:43:16 QG4Es5jB
>>77
いいなwルカはもはや認定かもしれんねw

>>88
いいなw最初のシリアスさ、途中からのバカさ、更に最後の兄貴の壊れっぷり。すべてにおいて素晴らしいw

あー娘ネタ読んだら、余所で書いた双子ネタ投下したくなったw転載して良いかね?

95:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 11:44:57 0p6LdAwc
だめ

96:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 11:45:06 0p6LdAwc
よい

97:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 11:45:25 0p6LdAwc
さあどっちでしょうか?

98:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 11:46:08 gS9hs9ay
さあ?

99:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 12:26:06 HtzFfrCG
>>93
これか
URLリンク(yunakiti.blog79.fc2.com)

あえて画像に直リンはせぬが…竜児似の娘ってこんな感じになるんだろうな

100:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 12:49:25 HtzFfrCG
竜児 大河 エッチ で検索するとこのスレがヒットするとはこれいかに~

101:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 13:09:19 xKvyRSQW
そんな事検索するとはこれいかに…
さて、竜虎娘ネタあるんだけどエロパロのも超絶被ったボツ作があるわけだが…

102:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 14:27:12 QG4Es5jB
>>97
じゃあやめとくノシ

103:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 15:55:28 0p6LdAwc
>>102
そげんこついわんといてくだしあ

104:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 16:53:15 pXmv8Bq0
自分が書いたやつならいいんじゃね?

105:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 18:09:19 yOYRqQJb
つか、投下するかどうかを問うのは控えたほうがいい。
投下したければする、したくなければしない。

106:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 18:11:42 P6pEZnEk
つか、大河投げするかどうかを問うのは控えたほうがいい。
大河投げしたければする、死にたくなければしない。

107:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 18:12:52 /D9YjPtA
>>106
死にたい!!

108:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 21:13:19 VSm209xl
>>99
恐ろしいことに俺の持っているルカのイメージそのものだ。

>>77
おもしろい!出だし、大河を匂わせてあれっ?と持って行く流れとか、
「そして、その結果がこれだ」のドタバタ加減とか、本当にうまいよ。
ばかばかしい幸せとは竜虎スレにあるべき未来だね。いい!

竜児は、これだけショックを受けているところをみると女房だけじゃなくて
娘にもどっぷりおぼれているのか。二人で竜児を取り合うところをみてみたい
気もする。

あと、やっぱり富家君の伯母さんとか伯父さんに興味あるな。たぶん変な
人たちだ(w

109:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 21:17:10 VSm209xl
「ふーん。わがままな奴が増えたのね」

大河がノートパソコンの画面を覗きながらつぶやく。

雨の日の日曜日。竜児の作ったチャーハンをたらふく食べて一眠りした後、やおら起き上がった女王様の娯楽タイム。基本的に食べるかゴロゴロしかして無いくせに、
その上高須家では買おうと思っても買えないPCなんかをおもちゃ代わりに持ち込むのだから、竜児としては収まらない。皮肉の一つも言いたくなるのは当たり前である。

「お前にわがままなんていわれるような人生は、さぞつらいだろうな。何見てるんだよ」
「これよ」

大河が指差したサイトにはこんなことが書いてある。以下引用。

◇「会社のワガママちゃん」チェックリスト
1.「仕事がうまくいかないのは上司・先輩の指導が悪いからで、自分は十分にがんばっている」と考えている
2.「この部署の仕事は自分に向いていないから、やる気が起きない。○○課なら必ずうまくやれるのに」と周囲にもらす
3.業務に対して勇んで前向きな提案をするけれど、内容は稚拙、しかし本人は全くその認識がなく自信にあふれている
4.自身への適切な指導に対して表面的には聞くふりをするが、決して従おうとせず、強く指導するとふてくされる
5.「サポートしてもらってあたりまえ」的態度で、感謝の気持ちが薄い
URLリンク(diamond.jp)

「まったく、親のしつけがなっていないのよ。こんなことで社会を乗り切れるのかしら」
「…………お前。どの口でそんな事いってるんだ」
「何よ」

ぎろりと目を眇めてにらみつける大河に竜児がひるむ。こんなフワフワコットンの格好をしているくせに、嫌になるほど迫力がある。しかし、負けてはならじと竜児もにらみ返す。暴力なら負けるが眼力はそんなに負けてないはずだ。そんなには…コールド負けはしていないはず。

「これ、丸々お前じゃないか」
「なんですって!」

いきり立つ大河を、いいから聞けとなだめる。

「いいか?ちゃんと聞いてろよ。『北村君との仲がうまくいかないのは竜児の働きが悪いからで、自分は十分にがんばっている』と考えている。お前のことだろ」
「な、何よ!本当のことじゃない。この駄犬!」

言葉こそ強い。が、目を白黒させている。どうやら図星と自分でも思っているのだろう。

「『水泳は向いていないから、やる気が起きない。格闘技なら必ずうまくやれるのに』と周囲にもらす。あったなぁ、そんな話」
「むむむ無理があるわね」

無理があるのはお前の強がりの方だ

「計画に対して勇んで前向きな提案をするけれど、内容は稚拙、しかし本人は全くその認識がなく自信にあふれている。おいおい、これほとんど言い換える必要が無いぞ」
「なななななによ!私がいつ稚拙なこと言ったってのよ!」
「いつもだ」

竜児は軽くあしらう。今日は気分がいい。

「自身への適切な指導に対して表面的には聞くふりをするが、決して従おうとせず、強く指導するとふてくされる。すげぇ、一文字も言い換えずにお前のことだ」
「#”$!(&”#$!!!」

大河は、もはや顔を真っ赤にして歯軋りしている。自分の心に作り上げてきた虚像と、本当は分かっているけど目を背けたい自分の実像のギャップに苦しんでいる模様。

「『サポートしてもらってあたりまえ』的態度で、感謝の気持ちが薄い。お前、これも1文字も言い換えなかったぞ。いいか、これで分かるだろうけど、お前はわがまますぎる。なんでもやってもらって当たり前なんて気持ち、通じるのは高校までだぞ。
そんなことじゃ社会で通じるわけないんだ。大体お前はだな…」

竜児にも過失はあった。つい、いい気になってノートPCを見ながら説教臭いことを言ったりしたのだ。注意一秒怪我一生。大河が握りこぶしを振り上げたのには、まったく気づかなかった。

110:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 21:21:43 VSm209xl
(おしまい)

記事読んで2828してしまったので勢いで書いた。てか、記事タイトルの
「“傲慢なのに打たれ弱い” 未熟でワガママ…」で、反射的に大河の事が頭に浮かんだ。

竜児、がんばれ。お前しか大河を導けないぞ。

111:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 21:35:53 xKvyRSQW
実に面白いな。
とりあえず腫れ上がった頬を冷やすために脱ごう、な?

112:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 23:12:12 5p7/4OsS
大河の○○○が竜児の○○○を求めている


113:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 23:25:12 VSm209xl
大河のおなかが竜児のごはんを求めている

114:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 00:18:09 CBg4lagd
大河のみずぎが竜児のパットを求めている

115:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 01:45:56 iKoasUof
大河のマ○コが竜児のチ○ポを求めてる。

さあ!大河ぶつけバッチこーいっ!!

116:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 02:01:21 C8zgE0xn
>>115
OK、君には特別にKITAMURAをあげるから待ってなさい

117:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 05:13:04 qKzFs/Jg
大河のマ〇コは竜児の高須棒を求めている

118:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 13:16:20 Ba06fmvF
「あ、タイガー!何何、今日は一人?遂に見捨てられたわけ?」
「なんだばかちーか。毎日一つになってるし寂しいわけないじゃん」
「………」



「おぉ逢坂。久しぶりだな、高須を探してるんだが知らないか?」
「あ、北村君。竜児なら買い物だよ。コンドーム買うんだって」
「………」



「あ、大河~!久しぶり、今日は高須君と一緒じゃないの?」
「みのりーぬ!竜児なら薬局に行ってるよ」
「薬局?だれか病気なの?」
「ううん、新発売のコンドーム買うんだって」
「………」



「あれ、タイガーじゃね?」「本当だ、おーいタイガー!」
「ん?あぁカワウソにアホロンゲ。どしたの?」
「俺たち高須に頼まれてたCD貸したくてさ。探してんだけど知らないか?」
「竜児なら最近MDプレイヤーで1日中私のあえぎ声聴いてるから聴かないと思うけど?」
「………」「………」



「さて、帰ろうかな。あ、りゅうじぃ~」パタパタ
「なんだ大河、出掛けてたのか?」
「うん。それよりその袋何?」
「あぁ、激薄コンドームと、新しいおもちゃだな」
「へぇ、帰る前に私の家で試してみよ?」
「お前最近大胆になってきたよな…」
「えへへ。だめ?」
「だめなんて事あるものか。行こうぜ」
「うん!」



「「「「「………………」」」」」

119:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 14:10:36 /6SUZlN3
KY発言すまないが、ここってエロパロ板じゃないよな?
なんか最近そっちネタ多くないか?
ピュアハーツにはやや住みづらくなって来た気配がする……。


120:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 15:38:43 NBN4TTSw
>>91
こんなところでどうでしょう。
URLリンク(sakuratan.ddo.jp)
竜子単体
URLリンク(sakuratan.ddo.jp)

121:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 15:58:04 7Pfa1QpC
☆ノハヽ
从*^ー^) <ヒャークマーミ、ピートゥーパァー♪
~( )~
(  >> )  ギシギシアンアン

122:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 16:08:15 PFhyD1Lv
>>119
そんなssが投下された時にレスを返してあげたら?
そしたら自然とそっち流れになるさ、頑張ってくれ

ちなみに自分はどっちも好き

123:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 16:26:26 Cfc/uUAK
エロパロってなんか竜虎っぽくないんだもん(´・ω・`)

124:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 16:46:45 4pKIY7aV
>>120
こんなに可愛い子が男の子なはずがない!

だが現実には男です野郎です
ただし家事スキルは非常に高く成績優秀性格温厚です

125:タイトル未定
09/06/09 17:16:36 UdYlWuRR
新スレになったので性懲りもなく長編に挑戦しようと思う。
お付き合い下されば幸いでございます。
タイトルが決まらないので……しばらくは「タイトル未定」でお願いします。


-----------------------

「逢坂大河は居るか?」

そう言って2―Cの教室に現れたのはまもなく任期満了の生徒会長。兄貴こと狩野すみれだった。

「会長!逢坂はそこに居ますが……突然どうされたのですか?」

2―Cクラス委員にして次期生徒会会長候補、北村がすかさず駆け寄る。流石は名参謀。突然の事態にも対応は冷静だ。

「今回の件はお前にはまだ話せない。逢坂に直接話さねばならんのだ。いいか?逢坂」
「……ということらしい。逢坂、すまんが少しいいか?」

ここまで大河は一言も話していない。ちょうど竜児作、特製とんかつ弁当の最後の一切れをその胃袋に納めたところなのだ。
お昼ご飯という彼女にとって人生の至福の一時であるこの時間はいかに生徒会長であるとはいえ邪魔することは許されない。

一方その向かい側の机で竜児は困惑していた。確かに日頃から大河は何かと会長に盾突いている。
おそらくそれは会長とは相性が悪い、それだけではないだろう。おそらく―北村が会長に対して少なからず好意を寄せていることへの嫉妬が含まれているのだろう。
竜児の心にチクリと針を刺したような痛みが走った。しかし彼がその痛みの正体に気が付くのは後ほんの少し未来の話である。
しかしその会長が何の話を大河にするのだ?分からない。

126:タイトル未定
09/06/09 17:19:09 UdYlWuRR
ごめん切るとこ間違えた。
--------------------

「おい大河、お前俺の知らないところでなんかやったのか?」
「知らないわよ。でも生徒会長直々のお呼びだしだわ。
付き合ってあげようじゃないの」
「しかしだな……」
「大丈夫よ。なんかあったらぶっ飛ばすだけよ。
竜児は先に帰ってて。今日は特売の日でしょ?」
「……おう」


「いいわ。生徒会長様が私に何の話かしら?」
「……ここでは話せない、場所をかえよう。
帰り支度をしたら正門前に来い。いいな?」
「あら、生徒会長様でも生徒に隠し事があるのね。
恋愛の相談かしら?」
「逢坂!ちょっと言い過ぎだぞ」
「北村くん……」
「いいんだ北村。大して間違ってはいない。では逢坂、また後でな」

そう言い残して会長は去っていった。
それにしても会長が言った最後の言葉……まるで会長が大河に恋愛の相談を持ち掛けているような……。
そんな竜児の内心は他の二人も同じようであった。

127:タイトル未定
09/06/09 17:20:55 UdYlWuRR

「ふむ。問題児にしてはなかなかの早さじゃないか。
もっと待たされるかと思っていたぞ」
「なに、アンタ喧嘩売ってんの? ……まぁいいわ。
北村くんが早く行けって急かしたからよ」
「北村が……そうか」
「それで? どこに行けば会長様からのありがたーいお話は聞けるのかしら?」
「まぁそう急かすな。そうだな……ちょっと歩くがあそこにしよう。ついて来い」

そういって狩野は勝手に歩きだす。何処までも傲慢な女だ、と大河は思う。
しかし話を聞いてやると決めたのは私だ。つまらない話であれば後でぶっ飛ばしてしまえば良い。
大河は黙って着いていくことを選んだ。


「着いたぞ。ここなら大橋高校の生徒に邪魔はされまい」

歩くこと15分。狩野が向かった先はこの辺りでは有名なケーキ屋直営の喫茶店だった。人気なだけあって値段も相応で、確かに普通の高校生が帰り道に寄って行くような場所ではない。
しかし大河は根からのお嬢様育ちである。別にこれしきのことで驚くわけがない、といった風体であった。

「あら、最近の生徒会長は随分オシャレな店もご存知なのね」
「去年の文化祭でスポンサーになってもらった店の一つだ。なかなかに美味いぞ?」

随分女の子らしいところもあるのだな。ショーケースから好みのケーキを選ぶ狩野を見ながら大河は思った。

128:タイトル未定
09/06/09 17:24:29 UdYlWuRR

「さて、本題に入ろうか」

一通り注文を終え、大河の前にはオレンジタルトとアッサムティーが、狩野の前には苺のミルフィーユとダージリンティーが並んでいる。
大河はずっと不思議だった。一体彼女は私に何の話があるというのか。私に対してなにかの苦情を言うのであればこんな所に来る必要など無い。
それにさっきの言葉。私の吹っかけた挑発に「大してかわらない」と答えた。彼女は私に恋愛相談をしようとしているのか?
ますます分からない。彼女は3年であり、特に個人的な関係など全くない。むしろ大河は一方的に彼女を嫌っていさえした。それは彼女とて承知のはず。それを何故?

……だめだ。考えても仕方ない。ひとまず狩野の言うことを聞いてからにしよう。

そんな大河の意思は、次の狩野の一言であっさりと打ち崩されてしまう。


「話というのはな……北村のことだ」
「なっ……!」

大河の脳内はいきなり混乱の渦に巻き込まれてしまった。
どういうこと?なんで北村くんの相談を私にするの?だって私は……

「あいつはひょっとすると次の生徒会会長選挙には立候補しないかもしれない」
「……どういうこと?」

だって北村くんはこれまで生徒会の仕事を凄く頑張っていた。文化祭だって凄く盛り上がって……キャンプファイアーでの北村くんは凄くかっこよかった。
だから来年は、こんな会長の下じゃなくて、自分の生徒会を作り上げるんだって、そう思って……

129:タイトル未定
09/06/09 17:26:24 UdYlWuRR

「私はもうすぐアメリカに発つ」

それが何の関係があるっていうのよ。むしろ居なくなったら北村くんはもっと自由に……
そこで大河はある思いに至る。まさか。でももしかしたら……

「あいつは私が居なくなることを知れば……生徒会に居る意味を失ってしまうかもしれん」

……やっぱりそうなの?ズキリと大河の胸に痛みが走る。思い出せば北村くんはいつも狩野の側に居た。いや、居ようとしていた。
今日もそうだ。狩野が「お前には話せない」と言った後に浮かべたちょっと寂しそうな顔。私には分かる。

「そこで、逢坂。お前に頼みがあるんだ」

いつの間にか俯いていた自身の顔をハッとあげる。
胸がちぎれそうなほど痛い。きっと北村くんは……北村くんは……この人のことが好きなんだ……そしてきっとこの人はその事を知って……

「私が居なくなった後、もしあいつが弱気になるようなことがあったら、あいつを支えてやって欲しいんだ」

初めてこの人の顔を正面から見る。柔らかな西日が喫茶店の小さな窓から差し込み、彼女の顔を赤く照らし出す。
強い意思の篭った眼は真っ直ぐに私を見つめている。そして普段の男性的な態度とは似ても似つかない女性的な顔立ち。化粧をしなくても十分に美しい。
その表情は……あぁそうか。知っているだけじゃない。この人も多分……

西日のせいではないだろう。うっすらと赤みがさした頬がその全てを物語っていた。

130:タイトル未定
09/06/09 17:31:06 UdYlWuRR


隣のマンションの部屋の明かりが灯る。大河が家に帰ってきたのは思ったよりも早かったようだ。
それにしても……会長は何の話を大河にしたんだろう?

ピンポーン

程なくして高須家の呼び鈴が鳴る。―大河だ。
扉を開け、家に迎え入れてやる。晩御飯の準備はもう出来ている。今日はちょっと腕によりをかけて、竜児特製エビの甘口チリソースだ。きっと大河も気に入ってくれるに違いない。

「わぁ……おいしそ!ね、早く食べましょ?」
「おう!あとはご飯をよそうだけだ」

一見したところ大河の様子に代わりは無いようだ。少し安堵する。

「そういや大河、今日は会長と何の話してたんだ?」
「……その話は食べ終わってからで良い?今は美味しいご飯が食べたいの」
「……おう」

前言撤回。何か大きなことがあったのかもしれない。今までも大河が落ち込む姿は何度だってみてきた。でも今回のそれは今までとは違う。……一体何があったんだ?

結局今日の夕飯で、大河は一回しかおかわりをしなかった。

131:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 17:32:48 UdYlWuRR
>>125-130
申し訳ない。一旦休憩します。
現在竜虎分は激薄ですが後々上げていく積もりでおります。

132:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 18:06:35 NBN4TTSw
>>131
会長の意図が気になる。続き待ってます!

133:うわなんか流れ切っちゃう?
09/06/09 20:29:19 nVBNhtcO
お題:ギシアンに挑戦してみる

【習字】

 習字は精神安定に効果があるという話を聞いた。
 お前のドジ改善に少しは効果があるかもな、と大河に勧めたらグーで殴られた。
 だが、ドジを自覚している大河は結局、習字を始めることにしたらしい。

「でも、どんな字を書けばいいのかな?」
「別に何でもいいんじゃねーか?…自分の好きな言葉とか」
「好きな言葉……肉?」
「…せめて頭に牛とか豚とかつけろ」

 * * * *

 いつものように大河の部屋の掃除をしようと訪ねたら、本人はいなかった。
 コンビニにでも出かけたのだろう、と気にせず掃除を始める。
 もはや遠慮する間柄でもなし。勝手知ったる大河の部屋だ。
 …しかし習字を始めたせいで、やたらと半紙が散乱してるな。
 この書き損じの量…この分だけ森林が伐採され…MOTTAINAI!
 と。これは習作か?どれどれ……
『婚約者』
 えーと。…これ、もしかして好きな言葉?
『入籍』
 …うん。籍だけでも早く入れたいな。プロポーズしたんだし。
『結婚』『結婚式』『新婚』
 そうだよな。がんばらないと。早く大河に花嫁衣裳着せて…嫁にしてぇ。
『竜児』
 え。
『竜児』『竜児』『竜児』『竜児』『竜児』『竜児』『竜児』『りゅーじ』
 た、大河……。
 幸せにする。絶対お前、幸せにしてやる。幸せになろうな。
 どれ次は……
『妊娠』
 ぶはっ!!?
『妊娠』『妊娠』『子宝』『中田氏』『受精』『危険日』『孕』
 …………。
 なんだろう。なんなんだろう。この寒気というか怖気は?

「りゅーじ?」
「ひぃ!?」

 振り返った先の扉から、大河がじっとこちらを覗きこんでいた。

134:後半いってみよぅ
09/06/09 20:33:13 nVBNhtcO

「……見ちゃったんだ?」
「え、いや、あの。…ご、ごめん」

 …………沈黙。
 この沈黙が逆に恐ろしい。
 即座に罵詈雑言とかバイオレンスな展開に突入しないことが、すごい不気味。
 だが、わかる。この静寂は見かけだけのもの。
 眼に見えないだけで、事態は確実に破局へと向かっている。
 ふっ、と大河が微笑んだ。その手からヒラリと紙が落ちる。
 なんだあれ…『竜河』?

「りゅーう、じぃ~~~~~~♪」
「ルパンダイブ―――!?」

 ギシギシアンアン

 ちょ…ま「またない!」
 いまゴム「いらね!」
 せ、せめてそとに…
「大丈夫!わたし今日安全な日だから!」
「絶対ウソだあああああああああああ!!?」

 ギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアン!

 * * * *

「―というわけでお母さんは竜河を授かったのよ」
「ああ。そんなこともあったなあ」
「なに二人ともちょっといい話みたいに語ってるの!?」
「え、だってこれはお前のルーツなんだぞ?」
「そうそう。ちょっと若気の劣情がもよおした結果だけど」
「聞きたくなかったよそんなルーツ!っていうか年頃の娘相手に劣情とか言うなぁぁ!」

 いっそグレてやろうか。具体的には金髪とか。
 のしかかる疲労感に耐えながら、そんなことを考えてみたりする竜河であった。
 考えるだけで終わってしまうことは自覚しつつ。

 ―そんなわけで、高須家は今日も微妙に平和です。


  <了>

135:なんかもう…色んな人にごめんなさい
09/06/09 20:45:22 nVBNhtcO
自分、最近になってここに出入するようになったんですけど。
一番のお気に入りはギシアンだったり。

前のやつ(女装ネタ)もだけど、書いてるうちに止まらなくなって終わってみたら結構な分量に。
今回投下したのも、

竜児「お前好きな言葉ってあるか?」
大河「妊娠」
竜児「…………」
大河「…つけなくていいよ?」
→ギシアン

本当はこれくらいでまとめられる代物ですよね。でもまとめない。まとめられない。
だから短くサラリと面白いギシアンネタってスゲェなと。

今後もなんかネタ思いついたら書き込みたいなと思ってますのでご容赦くださいませ。


136:一応希望します
09/06/09 20:53:06 nVBNhtcO
え~と。
図々しいですが、今回のヤツってまとめてもらえるならギシアンスレに入るのかなぁ?

137:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 21:07:04 B7AQgy1f
子供にこんな事話せるなんてマジはんぱねぇっす
孕って何だろ?って考えたらすんげぇくだらないことに気づいた…

多分ギシアンにはならなかったような気がする…まとめ人に任せるしかないね

138:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 21:35:45 VLb9775+
1週間来なかっただけで凄い事になってやがる。
みんなお盛んだね!

>>まとめ人さん
自分の拙いSSっぽいものにまでタイトル与えてくださってありがとうございます。
まとめサイトで読むと自分の未熟さを痛い程感じましたので、精進致します。

あと、前スレ>>296さん。
細かい説明ありがとう!
とりあえず5巻まで買ったぜ!
wktkしつつ読み進んでおります。

俺、原作全部読んだらギシアン書くんだ……

139: ◆askgvpoGB.
09/06/09 21:38:06 NLBSAqKP

>>119
主犯格の自覚だけはいっちょまえにあります。
お目汚しだったのなら申し訳ありませんでした。
あと数日ご迷惑をお掛けすると思いますが、ご容赦下さい。

今晩0時過ぎには投下できると思います。


140:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 21:38:17 s+0ta1xb
>竜児「お前好きな言葉ってあるか?」
>大河「妊娠」

牛肉じゃないのかあああああw

141:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 21:45:13 hTkNeHsJ
ギシアンは保全っぽいちょいネタの傾向だったからな
でもこういうのも悪くないぜ

142:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 21:46:12 FuU6xJkY
>>134
>「なに二人ともちょっといい話みたいに語ってるの!?」
電車の中で人を笑わせないように

143:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 21:46:26 hTkNeHsJ
>>139
待ってるぜ!
てかそなたの作品はちょっと違うな
エロじゃなくてラブエロスだ

144:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 21:50:04 hTkNeHsJ
そういえば原作小説では橋の上で竜児がキスしてからずっとしてなかったと思ったっけよー
やっちゃんの実家の布団の上で今度は大河からキスしてるじゃねーかおい
すっかり忘れてて埋め立て小説書いちまったよどうすんだよ俺

とらドラは最終巻だけ竜児×大河のキスシーンに加えSEX描写ありでドン引き
スレリンク(morningcoffee板)
↑そしてこのスレタイの意味もやっとわかった
そりゃ「眠れるわけなど…」だよなぁ

まあ大河に机の中に押し込められてもしょうがないね!!

                        ______
                        \        \
     _, -、                  |,.\        \
.  〃´ ^⌒ヽ               /   \        \
.  i{ /{八人}i              /    ,. i \_______\
  八ハ#゚ 、゚ノハ  パンパン       |    /.| |\||_______||~
  ノノ ノ)iてと八    ..         | .|   | | |  ||          ||
 ( (く/_j」〉ノ )   .  _./⌒..──' | / | | .||          ||
     (_ハ_)     ..  __/⌒ 二二ニニ ノ  U  ||        ||

>>142
帰宅途中乙

145: ◆QHsKY7H.TY
09/06/09 21:57:21 DehMPbp9
>>1乙です。
まとめ人さんもいつもお疲れ様でございます。
さて、お久しぶりでございます。私一話からのIFをながながながながながながと書いてた者です。
前スレ490の続きです。
もう何スレ跨いでんのって感じですがご容赦下さい。

まだ終わりまで少しありますが、今回の書き方は自分にあまり合わない事に気付きました。
無事完結させた後、既に構想のある新たな方を書きたいと思います。
そっちは今回の反省を生かした書き方にしようと思います。
まだこれを終わらせるのに今少し時間がかかりますが、お付き合い下さいませ。

あとギシアンお題の方……思いっきり吹いたじゃねぇか!!w

では続きを。

146: ◆QHsKY7H.TY
09/06/09 21:59:16 DehMPbp9
***

「脊椎が損傷しています」
最初、言われたことがわからなかった。
足からは力が抜け、立っていられなくなりそうになる。
え?脊椎?何で?っていうかそれ大丈夫なの?
「……じゃあ竜児はもう……」
歩けないの?
「?…勘違いされているようですが、脊椎と脊髄は違います。今回、脊椎の損傷は見られましたが脊髄への損傷奇跡的に見られていません」
一瞬だけホッとし、
「恐らく、原因は春頃に強く背中を打ち付けたのだと思われます。状態の進行から見て、今までに多少の痛みを感じることはあったでしょう。しかし実際に損傷したのはそれぐらい前のようです」
崩れ落ちた。
嫌な予感はしていたのだ。
何の前触れもなく倒れた竜児を見て、胸が騒ぎ、何故か自分のせいだと思ったのだ。
春頃、背中に受けた強い衝撃。
これには覚えがある。
階段。
そう階段とクッキー。
自分のドジさを通り越して巡り合わせの悪さに嫌気がさす。
きっとアレだ。
私のせいだ。
足を踏み外して、階段から落ちた私を竜児は身を挺して庇ってくれた。
痛そうだったけど、その後平気そうにしてたからもう大丈夫なんだと思っていた。
なんて甘かったんだろう。
医者が竜児の容態を話していくが、すでに頭には入っていかない。
「100%損傷していないか、と言われるとお答えできません。現状の検査では発見されなかっただけで、これから日常生活をする上で発見出来なかった損傷がある場合もあります」
だというのに、嫌なことだけは聞こえてくる。
「現状では手術は行いませんが、もし悪化すれば手術が必要になります。とにかく今は無理をさせないで下さい。本人にはすでに説明してあります」
医者が頭を下げていなくなる。
「大河ちゃん……竜ちゃんに会いに行こう?」
医者の説明を聞いている時は一言も話さなかったやっちゃんが私を促してくれる。
でも、私はどんな顔してアイツに会えばいいんだろう?
きっと竜児は私を恨んで……ううん、竜児は恐らく私を恨まない。
だからこそ、私はどんな顔で竜児に会えばいいのかわからない。

***

147: ◆QHsKY7H.TY
09/06/09 22:00:25 DehMPbp9
結局、私は何も思いつかぬままやっちゃんに連れられて竜児の病室まで来てしまった。
部屋の前には「高須竜児」の文字があり、いやがおうにも竜児の現状を知らしめる。
ごくりと唾を飲み込み、踏み込んだ病室で竜児はベッドに横になって……いなかった。
「ん?……おぅ大河と泰子」
振り向く竜児は中腰になって窓枠に高須棒を突っ込み……ってオイ!!
「何やってんのよ!?」
声を荒げる。
アンタは今、腰や背中に負担かけちゃいけないんだから!!
「何って……見ての通り掃除だよ。いやぁ病院のくせに窓の桟は手を抜いてるようでよぉ」
「このバカ!!いいから横になっていなさい!!」
あわてて竜児を布団に押し込む。
「おぅ!?いや、でもな大河……」
「うるさい!!アンタもっと自分を大事にしなさいよ!!」
「……おぅ、すまん。でももうだいじょ「大丈夫なわけないでしょ」うぶ……大河……」
私は横になった竜児の隣に座り込んだ。
「大丈夫なわけ……ないじゃない……背中、痛いんでしょ?気を失うほど痛かったんでしょ!?今までも痛い時あったんでしょ!?」
「だ、大丈夫だって!!気にすんな、思ったよりも平気だ」
「そんなわけないじゃない!!」
ここが病院だということも忘れて大声を上げる。
「……大河ちゃん、竜ちゃん病院では静かに、ね?」
まるで小さな子供をあやすように、事実やっちゃんからは私達は子供に見えるのだろうが、メッという擬音つきで諫められる。
「……すまん大河、泰子」
「……私こそ」
やっちゃんのおかげで頭に上った血が冷めた、と同時に自分がやらねばならないことを自覚した。
「竜児、何かあったら言って。私が何でもするから」
「おいおい、今まで家事もまともやったことないんだろ?無理すんなよ」
「いいから」
私は手始めに高須棒を奪い取り、先程竜児が格闘していた汚れに取り掛かる。
「お、おい……」
私のせいで竜児はこうなった。
だから私が出来る限りのことをしなければ。

***

大河が急に俺の身の回りのことをやりだした。
俺はしばらく入退院を繰り返すそうだ。
その世話もやると勝手でた。
最初は断っていたんだが、大河はわりと俺を監視していて、俺が背になにか負担がかかるようなことをしようとすると鬼のような形相になる。
その為、自分が動くのを半ば諦めざるを得なくなっていた。
さらに、最初は洗濯や掃除がお粗末な大河が、ここ最近メキメキとそれらの腕を上げてきた。
「私が、あんたを世話するから」
そう言って憚らず、俺の傍に常に居てくれた。
嬉しい反面、申し訳ない。
まだ、赤の他人の大河にそこまでしてもらうなんて。
まだ?
そうだ、俺は文化祭以降大河にあの時感じた想いを打ち明けていない。
俺は、大河が大切なんだと。
ずっと傍に居てほしい、好きな人だと。
今こそ、伝えるべきではなかろうか。
まだ、俺は大河の世話になりっぱなしだ。
だけど治ったら大河にいろいろ我が侭を言わせてやりたい。
俺は、お前が好きだと、お前を一人にしたくないと、お前の我が侭を聞いてやりたいと、そう伝えたい。
気付けば、もうじきクリスマスだった。

***


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch