09/07/18 20:17:45 cvOptC+d
その日の夜、龍門渕麻雀部の扉を開く者があった。
現れた人物を見て、一同が身を固くする。
「お前だな、噂の須賀京太郎ってのは」
「……………………」
「たいそう、強いそうだね」
「ここに来たということは、目的は一つですわね」
「……よく知ってるな。話が早くて助かるぜ」
部室にいたのは5人。井上純、沢村智紀、国広一、龍門渕透華。
そして。
「今宵は満月、それも夜は衣の力が最も発現せし時」
「ええ、それを狙いましたからね。天江先輩」
「貴様は妖異幻怪の気形なのか?」
「さぁ……その身で確かめてみたらどうでしょう」
「こんなにも月が紅いから、本気で玩弄して打ち毀す」
「こんなにも月が紅いのに」
「「楽しい夜になりそうだ」」
須賀京太郎VS天江衣、死闘の幕が開いた。