【咲 -Saki-】 京太郎×咲スレ 【夫婦】at ANICHARA2
【咲 -Saki-】 京太郎×咲スレ 【夫婦】 - 暇つぶし2ch200:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/22 16:05:44 muhLZ38K
幼馴染だからちっちゃいころ一緒に風呂はいったこともあるんだろうな
それで貧乳は見慣れててタコスには反応しないで巨乳の和に惹かれるとか

201:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/22 19:57:28 PXay47uP
幼なじみだっけ?

202:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 00:38:48 zcEm89vR
幼なじみらしい

203:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 00:41:38 lVmdzsOs
ちょw もう200突破かよwww

204:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 01:16:51 zcEm89vR
なにが創作欲をかきたてるんだ

205:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 01:20:24 EBXSbXj1
京タコよりも京咲だな

でも久京もアリダナ

206:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 04:48:49 0MOjlPpB
初心者繋がりで京×妹尾

207:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 16:11:44 aCrjVJDH
京アニ

208:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 16:32:31 Vqpqt/v8
京京

京×女装京もしくはTS京

209:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 17:35:46 Nc1l6ULT
>>175
カチャ…カチャ…
麻雀卓の上で京太郎は一人、麻雀牌を理牌している。
京太郎がツヨナールを手に入れてから数日が経った。
いつもは賑やかなはずの麻雀部―だが今は誰も口を開こうとしない。
牌同士の擦れる音が部室で静かに響く。
「なぁ、タコス。暇だから二人麻雀でもやらないか?」
椅子に座っていたタコスは京太郎の方をチラッと見るが、怯えた様子ですぐに顔を俯ける。
「……遠慮するじぇ。どうせ京太郎には勝てないんだじぇ」
タコスは震えた声で京太郎に答える。いつもの元気な姿はそこにはなかった。
「そっか。じゃあ咲、俺と麻雀しようぜ」
「ごめん…私も遠慮しとくよ……」
咲もタコスと同じく京太郎から視線を逸らして答える。
「………ふーん」
京太郎は理牌の手を止め部室を見渡す。
久も、和も、まこも、京太郎の方を見ようともしない。まるで、京太郎を避ける様に。
その姿を見た京太郎は、やれやれといった様子で頭をかくとおもむろに口を開く。
「もう、やめにしませんか皆?気持ち悪いでしょう……こういうの」
返事はない。張り詰めた空気が部室内を漂う。
ただ、時計の針が動く音だけが六人の耳の中に入って来る。

210:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 17:36:27 Nc1l6ULT
「……誰のせいでこんなんなってると思っとるんじゃ……」
沈黙を破ったのはまこだった。彼女はスッと立ち上がると雀卓の前に移動して京太郎を睨み付ける。
その様子を京太郎はフンッと鼻で笑いながら眺める。
「どうしたんですか染谷先輩?まさか俺のせいだって言いたいんですか?」
「ああ、はっきり言ったる! 麻雀部がこんなん暗くなったのは、アンタがふざけた麻雀を始めたせいじゃろうが!」
まこと京太郎の衝突。久を始め、他の部員達はその様子を固唾を呑んで無言で見つめる。

「ふざけた麻雀って……俺はただ、普通に麻雀を……」
「普通?何が普通じゃ!ずっと一人に対して粘着し続けたりするんが普通の麻雀か!?
 アンタがやっとるんは最低な麻雀じゃ!人の心を傷付ける下卑た麻雀じゃ!」
怒りに震えるまこの言葉。それを見た京太郎は両手で顔をゴシゴシ洗う様な仕草をした後、ニヤリと冷たい笑みを浮かべる。
「心外だなぁ……自分達が負けるのを俺のせいにされるなんてね」
「……なんじゃと?」
「俺に勝てないのは単純に皆が弱いのが原因でしょう?人のせいにしないで欲しいものですね」
バンッ!
まこは雀卓を強く叩き付ける。その表情は怒りに満ちていた。

211:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 17:49:57 THBavkfZ
京太郎カッケーwwwww
今まで最近スイーツがよく言う典型的な草食男子だったのに
完全に肉食だなwww

212:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 18:41:47 UpJIW1H1
続きキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
正直>>175で終わったのかと思ってたぜ
ともかくGJ

213:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 19:04:51 EfMzcph2
個人的にはラスボスは京太郎であってほしい
実は照が偵察に送り込んだスパイだったとかで

214:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 19:45:32 gQvOoudh
粘着されてたの誰だっけ?

215:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 19:47:00 TjNISi0w
>>214
わからない・・・・・・

216:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 20:12:21 F6Hedbi1
続きktkr!

>>68のこのくだりが好きさw

        _ , . -‐─-、,_
       ィ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.、
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    /.:.:.:.:.:.:/.:.:./.:.:.:.:..イ.:.:.l.:.:.:.:.:ヽ
   ,'.:./.:.:.:/.:.:./.:/.:.:./ l.:.:.ハ.:.:.:.:.:::',   京太郎に体を買ってもらえよ。なぁ。いくらでも払えるだろう?
    l.:/ .:.:.,'.:.:..:l/‐-/  l.:/ -',.:.:.:.::::',   好きなんだよなぁ。京太郎が。買って貰えよ。できるよなぁ?
   |.:.>‐l .:.:>ちホ:::::::::::/ちホV.:.:.:.:.:|   一石二鳥だよなぁ?
   |.:.{  |.:./{ ト-j:::::::::::::::ト‐j l/:}゙∨
   ',八__|/_  `´      `´ ハ.リ
      )ハ::\  'ー=-' ノ
         Vl:::〕  r≦
        ,x<:::::::<    ヽ:::`x
     / \ヽ:::\___}::://ヽ

217:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 21:06:14 O9erhzQ4
>>216
AAとセリフがマッチし過ぎwwwwwww

218:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 21:07:58 EbMtZ1V/
嫌やこんなん俺が愛した咲ちゃんやない・・(´;ω;`)

219:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 21:09:23 qtH0Dz8v
黒咲はいいねw

220:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 21:15:22 mgNovpaE
いつの間にか異色SSスレとして再生していたんだな

221:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 21:38:30 TjNISi0w
これ現在執筆者が二人いるんだよな?

222:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 21:55:22 8vfpTqI/
咲だけは京太郎と麻雀すると思ったんだが
どうやら違うんだなwww
粘着と言えばアカギの得意中の得意戦法で
Vシマネのアカギでは完全に矢作さんを二度と麻雀をできない風にしたからなwww

223:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 22:52:40 Nc1l6ULT
「京太郎……もういっぺん言うてみい」
「そ、染谷先輩…落ち着いてください!京ちゃんも…」
「咲は黙っとれ!」
まさに部室は一触即発の危機。それでも京太郎は面倒くさそうにあくびをすると、やれやれといった様子でまこを見る。
「だから言っているじゃないですか?皆が弱いから負けるんだって。 こんなんで大会に勝つ事なんて出来るんですかねぇ?
俺はもう心配で心配で……」
まこを馬鹿にするかの様な京太郎の言葉。
ついに堪忍袋の緒が切れたまこは京太郎の胸ぐらを掴む。
「わりゃあ、いつからそんな腐れになったんじゃ!?人を舐めんのも大概にせぇよ!」
恐ろしい形相で京太郎に詰め寄るまこ。

しかし京太郎はそんなまこに臆する事もなく、彼女を嘲笑った。
「やれやれ、そんなに俺に勝てないのが悔しいんですか染谷先輩。 なんなら俺の方は点棒なしで勝負してあげましょうか? それなら皆だって俺に勝てるかもしれませんよ」
「京太郎!わりゃあいい加減に…」
「やめて、まこ」
ようやく久が口を開く。普段は穏やかな久の顔も今は厳しい表情に変わっていた。
「ぶ、部長……」
「お願い、まこ……今は抑えてちょうだい」

224:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 22:53:29 Nc1l6ULT
久の言葉にまこは少し苛ついた様子で京太郎から離れる。
久は改めて京太郎の方を見ると顔をしかめた。
「須賀君、まこの言う通り最近のあなたはどうかしているわ。 確かにあなたは強くなったかもしれない。
でも、今のあなたには仲間を思いやる気持ちが全くないわ。
私の知っている須賀君は……皆の事を思いやる事の出来る優しい人間だったはずよ?
どうして、あなたは変わってしまったの?」
久は悲しそうな顔をして京太郎を見つめる。
京太郎はしばらくの間、黙ってうつむいていたがおもむろに立ち上がるとぶつぶつと何かを呟く。
仲間…?
仲間だって…?
ふざけんな…!

「京…ちゃん?」
咲が京太郎の名前を呼んだ瞬間、彼はいきなり高らかに笑い出した。
「フハハハ、アーハッハッハッ!ハハハハハ!アハハアハ!ハハハハ!」
狂気に満ちた笑いが部室内に響き渡る。
その異常な事態に久も、まこも、和も、咲も、タコスも―呆然と京太郎を見つめる事しか出来ない。
やがて、京太郎は笑うのをやめると冷酷な目つきで久の方に顔を向ける。
「部長、まさかアンタの口から仲間なんて言葉が出るなんて思いませんでしたよ。 正直、反吐が出るぜ」

225:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/23 23:51:19 GWd8Mq7J
黒杉www

226:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 13:52:57 en2FpAmL
もはやルルーシュww

227:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 14:06:46 6J8QWmtc
1話で京太郎の飲みかけの紅茶を
平然と飲んで間接キスする部長

228:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 14:18:29 RaDL4PrZ
>>227
京太郎の筆おろしをする久が見てみたひ

229:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 14:47:31 ZrxrIao6
タコスがヤンデレ化します

230:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 15:14:09 wdjZzHja
>>227
エロすなぁ

231:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 16:39:07 2WwcK0dY
みんなが京ちゃんに恋をしました。

232:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 19:01:44 4b/N8xkq
>>222
どうでもいいが……
V島根?
>>224
京ちゃんやめて!と泣きつく咲を妄想したくなるが
この淡い期待はもろくも打ち砕かれるんだろうなあ……

233:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 19:02:54 r0kdx8JJ
まともな流れで安心した

234:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 19:10:01 6dXN0vJ+
続きが楽しみすぎるw

235:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 19:37:14 G0L7YiBn
>>227
部長もお茶目だよな
俺の飲みかけと間違えてるとは…

236:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 21:07:29 wdjZzHja
島根・・

237:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 22:44:05 bwj3rCmE
>>209のタコスがもう可哀想で可哀想でいたたまれない…
これはひぐらしの問題編みたいなものなんだよな!?
この話が無事終わったら(無事には終わらなさそうだけどw)ほのぼの京タコの解答編が始まるんだよな!?
そうだと言ってくれw

238:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 23:44:37 oHv/R07O
>>237
一連のSSが始まった時からこのスレのタコスは不幸なんだ。
スレ民すら誰も本名で呼びすらしねぇw

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   |.:.>‐l .:.:>ちホ:::::::::::/ちホV.:.:.:.:.:|
   |.:.{  |.:./{ ト-j:::::::::::::::ト‐j l/:}゙∨ 負けるやつは、いつまでも負け続けるんだよタコス
   ',八__|/_  `´      `´ ハ.リ
      )ハ::\  'ー=-' ノ
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239:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 23:49:40 r0kdx8JJ
咲AAの目の辺りの ちホ が気になって仕方ない件

240:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/24 23:58:38 oHv/R07O
なるほど、元のAA(ストパンの黒芳佳AA)から改変されたときに
目と眉のパーツ「ち」が少しずれた様なので気になるのかも知れない。

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   ',八__|/_  `´      `´ ハ.リ
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241:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:12:29 iE94mEov
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   |.:.>‐ l .:.:>ちチ:::::::::::/ちチV:.:.:.:.:|
   |.:.{  |.:./{ ト-j:::::::::::::::ト‐j l/:}゙∨ 負けるやつは、いつまでも負け続けるんだよタコス
   ',八__|/_  `´      `´ ハ.リ
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242:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:36:16 fmrr5cV5
>>224
京太郎は忘れていなかった。あの時、久達が話していた事を。
そして許せなかった。自分を爪弾にしようとした久達を。

「何が言いたいのかしら須賀君…?」
「とぼけないでくださいよ部長。 俺がいない時、皆で話していたじゃないですか……時間が勿体ないから俺を大会には参加させないってね」
その言葉に久は一瞬びっくりした様な表情をしたが、すぐに元に戻す。

「……聞いていたの?」
「ええ、扉の向こうで聞かせていただきましたよ…俺の扱いに困っているとかね。 咲が入部して俺が要らなくなったんでしょう?
全く、俺も皆のために一生懸命頑張って来たのにな……まるで馬鹿みたいだぜ」
京太郎は少し悲しそうな様子で頭を強く撫でる。
「それは違います!部長はそういうつもりじゃあ……」
「いいのよ、和」
何かを言いかけた和を久がとめる。久はフゥッとため息を吐くと京太郎の顔を眺める。

「須賀君…確かに私はあなたに大会の棄権を勧めようとした、それは認めるわ。
でも、それが理由で皆に嫌がらせをするのはお門違いというものよ。
責めるのは部長である私だけにして……これ以上、他の皆を傷付けるのはやめて…お願い」

243:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:37:08 fmrr5cV5
責任はあるのは自分だけ、だから皆を責めるのはやめて。
久のその言葉を聞いた京太郎はポリポリと頬をかくと、フッと鼻で笑った。
何を、今さら。
散々、皆で俺を馬鹿にしておいて都合が良いこった。マジでムカつくぜ―!

「おやおや部長、随分と俺以外の部員には寛容なんですね? あっ、なるほど。大会が近いから貴重な戦力には手を出すなって訳ですか…。
なんだかんだ言って部長も大会の方が―」

パシンッ!

久の平手が京太郎の頬を叩く。平手打ちされた所が見る見るうちに赤くなっていく。
久は平手打ちをした手を握り締めながら無言で京太郎を見つめる。
京太郎は叩かれた頬を何回か撫でるような仕草をした後、チッと舌打ちをすると鋭い目付きで久を睨み付ける。
「……分かったよ、分かったって…。 俺がここからいなくなればいいんだろ?
それが望みなんだもんな……アンタらの。 確かに俺はアンタらにとって何の役にも立ちゃしない疫病神だしな…。
麻雀部を辞めてやるよ…良かったじゃねぇか、これで前みたいに楽しい日々が戻ってくるんだぜ?
どうぞ五人で全国大会を目指して頑張ってください……今までありがとうございました……じゃあね」


244:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:38:14 fmrr5cV5
京太郎はヒラヒラと手を振ると鞄を持って扉へと向かって歩き出す。
「京ちゃん待って!」
咲の呼び止めにも振り返る事もせず、京太郎は部室から立ち去って行った。

「勝てば勝つほど俺の周りから人が離れていく……か」
京太郎は歩きながら手に持ったツヨナールを見つめる。
確かに俺の周りから人はいなくなった。しかし、どっちにしても同じ事だ。
弱いままでも俺は誰からも相手にされないだろう。
なら俺は―強者として生きていく。
でなければ……麻雀部を去った意味がないんだからな。

「京ちゃん!」
京太郎は後ろを向く。そこには肩で大きく息をする咲の姿があった。
「……何しに来たんだ咲」
「お願い京ちゃん、帰って来て……皆も京ちゃんの事を心配しているよ!」
「馬鹿だなぁ、咲…俺はやめるってはっきり言っちまったんだぞ? 今さら帰る事なんて出来るかよ」
「じゃ、じゃあ……一緒に謝ろう! 私も京ちゃんと一緒に皆に謝るから! 皆だってきっと許してくれるよ!
だから……だから戻って来て京ちゃん! お願い…やめるなんて言わないで…!」
目を潤ませながら咲は京太郎に戻ってくる様に説得する。
京太郎は何も言わず、ジッと咲を見つめる。

245:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:41:30 kOLljUA6
その時、イデが発動した。

246:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:41:35 HuU7gqQX
今度は右下のハ.リが気になるぞw
だが俺にはAAを作る能力は無い…
誰か
「あぁ・・・構わないぜ。倍たぁ、豪儀じゃあねぇか。
命の取り合いなら、歓迎だ。三尺高ぇ所にその首上げてやるぜ」

「タコス。この嶺上牌で死ね」
も頼む……!
ところで咲の口は開いているのか?

247:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:46:33 utbyOXsG
ようやく京咲展開が来たのかwww

248:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:47:30 HuU7gqQX
>>242-244
やっとみんなの咲ちゃんが帰ってきた!

249:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:50:22 PWA4jVqj
イデに吹いたwwwwwwww

250:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 00:57:31 EjGVJFON
原作は百合展開が受けなかったら京太郎×咲に路線変更したと思うから路線変更としてこれはいいねえ


251:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 01:15:40 sXuuCw0d
ここでまさかのスレタイにふさわしい内容
しかしツヨナールという名前を見るたびバッファロー五郎の顔が思い浮かんで困るw

252:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 01:30:32 PWA4jVqj
待て待て、これは黒崎の複線では・・・

253:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 02:00:15 KXpS5reK
>>252
筑鉄黒崎の櫛形ホーム?

254:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 02:25:29 ccOflGRA
池田の憂鬱

「ま、負けた…」
その日、池田は人生最大にして最悪の敗北を味わった。
「もうマジ無理だし…。麻雀やめようかな。キャプテンにも会わせる顔がない」
池田は落ち込んでいた。
彼女本来の覇気はすっかりとしょげ、自慢の猫耳も垂れ下がり憂鬱な色を出していた。
そこに鼻歌を歌いながら近づいてくる男一人。
「頑張っちゃった頑張った我々テンパイ即リーワーイワーイ♪」
この脳天気でKYな男こそ我らが主人公・京太郎である。
その男はその勢い故にその彼女とぶつかる羽目になった。
「あっスミマセン。ちょっと俺浮かれちゃってて♪!↑。ってえー」
彼も事態をようやく飲み込めた。
自分の前に泣いている女の子一人、童貞の彼が焦るのも無理はない。

255:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 02:39:45 ccOflGRA
「うわっ、あ、あの、すみません!気づかなくて…」
「だ、大丈夫ですかぁ~?」
「わ、わたしもうだめだよぉ…もうキャプテンにも見放されちゃうし!」
「わ、私が殴られるのはいいけど!きゃ、キャプテンが殴られるのはマジ勘弁して!だし。。」
「きゃ、きゃぷてぇえんん」
「ちょっと待て。そのキャプテンって奴にお前は見放されたのか」
「直接は言われてないけど、きっとそうに違いないし。だって私から麻雀取ったら何も残らない!!」
「直接言われてないならまだどうか分かんないだろ?今から会いに行ってこい」
「もし駄目だったらここに戻れ。俺がそのキャプテンて奴の所に一緒に乗り込んでやるから」
「でも…でも…」
「お前の中のキャプテンの記憶はそんな奴だったのか?負けたら見放すようなそんな冷たい奴だったのか?」
「(違う…キャプテンはいつも私に優しくて…それで、それで!)」
「ありがとう!私キャプテンの所に行ってくる!!」

256:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 02:51:14 ccOflGRA
彼女の背中を見つめながら京太郎は一人思いを巡らす。
自分は…自分はあんなに誰かの事をひたすら思うことが出来る
-そんな人間だっただろうか
-軽い気持ちでのどっちは俺の嫁!などとホザいていなかっただろうか
俺もまだまだだな、と彼は思う。
そしてまた登場人物が一人。
大将にして幼なじみである咲である。
彼女がもたらした知らせ、それは対戦相手の落とし物がもたらしたストーリー。
自分が対戦が終わり感慨に浸っていると猫耳がぽつんとテーブルに残されていたのに気づいたという。
そう言えば猫耳を付けていたのは確か池田さんだったかな?
そう思い彼女は持ってきたのだがこれからインタビューがあるという事だ。
よって必然的に選手ではない俺が運ぶ事になる。
京ちゃんよろしく!と彼女の言葉にああわかった、と返す。

257:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 03:11:33 YeEDlxXa
彼女とは長い付き合いだ。
周りからは夫婦と揶揄される事も多々あるが、お互い深い感情を持ってはいないだろう。
ついこの前の事だ。
タコスが「後ろがいいから席譲って欲しいんだじぇ」と合宿のバス席のお願いをした時
咲は何の迷いもなく一瞬で「いいよ」と即答したのだから。
いや待てよ、なんであの時タコスは後ろが良かったんだ…?
おっとそんな事を考えてる場合ではない、早く届けないと。
今にも猫ではなくライオンになってしまうかもしれない。
-風越女子高校前-
京太郎は緊張していた。
いったいどんなおっぱいが出てくるのかと思うと。
ん?あれ?この声?
中からは言い争うような声が聞こえた。
こりゃ取り込み中かな?後にしたほうが良さそうだと帰りかけたその時、耳に響く声。
「キャプテンには!!どうかお願いします…」
聞き覚えのある少女の声、キャプテンという単語。
これだけで彼に扉を開けさせるには十分だった。
今の彼を止められる者はいなかっただろう。
例えそれが地獄の門だと彼が知ったとしても。
彼が見た物、それはスラっとした女の人がさっきの女の子を殴ろうとしている場面だった。。

258:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 04:09:11 z+fI5+/s
タコスはタコス以外の呼び方ねーのかよwww
誰が書いてもタコスじゃねーかw

259:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 12:37:31 LWr3b3Ej
新展開www

260:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 19:33:35 fmrr5cV5
>>244
変わらないな、咲は本当に変わらない。
こんなになっちまっても咲は俺の事を心配してくれる。
昔からそう、コイツは自分よりも他人の事ばっかり心配してる。
咲は本当に優しい奴だ……ちょっと臆病な所もあるけどな。

「ありがとな、咲……こんな俺を心配してくれて」
優しい微笑みを浮かべる京太郎。その姿を見た咲は嬉しそうな表情で京太郎に駆け寄る。
「でもな、咲」
笑顔が、消えた。京太郎はどこか悲しそう目で咲を見つめる。
今の俺には…優しさなんて必要ないんだ。
俺に必要なのは『力』なんだ、絶対的な……力が。
「京ちゃん…?」
「俺はな、もう麻雀部には戻らないって決めたんだ。あそこには…俺の居場所はないんだからよ」
「……どうして?どうしてそんな事を言うの京ちゃん!? どうして京ちゃんは変わっちゃったの!
本当に、本当にどうして―!?」
涙をポロポロと流しながら咲は叫ぶ。
帰って来て欲しい、やめて欲しくない。その言葉が京太郎の胸に刺さる。
咲は俺のために泣いてくれている、それが今の京太郎にとって辛い。
もういい、ツヨナールの事を咲に言おう。そうすれば咲だってあきらめてくれるだろう。

261:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 19:34:32 fmrr5cV5
「―咲。 もし、俺が強くなったのは薬のおかげって言ったら……どうする?」
京太郎は鞄からツヨナールを取り出すと咲に見せ付ける。
「それ、どういう事なの……京ちゃん」
「俺が麻雀で強くなったのはこのツヨナールって奴のおかげなんだよ。 俺は練習前にこれを飲んで麻雀をしていたんだ。
はっきり言えば……俺はイカサマをしていたって訳さ」
京太郎は淡々とツヨナールの事を話す。咲は信じられないといった感じで彼の話を聞いていたが、話が進んでいく内に暗い表情へと変わっていった。
「どうだ咲。 薬を使っている奴をお前が麻雀部に引き戻そうとしているんだぞ?
それでも、お前は…俺の事を止めるのか?」
改めて咲を見る、咲は顔をうつむかせたまま動かない。

これで良い。これで咲もあきらめるだろう。
京太郎はフッと笑う、これで俺の周りから人はいなくなった……これで俺は一人だ。
京太郎が再び口を開こうとした丁度その時、咲が口を開く。
「だったら…だったらそんな薬やめちゃいなよ! 京ちゃんだってそんなの使って勝ったって嬉しくないんでしょ?
私、京ちゃんが薬を使っていた事を誰にも言わないよ!
ね?だから部室に戻って二人で皆に謝ろ!」

262:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 19:35:36 fmrr5cV5
まだ、心配してくれるのか。京太郎は自分の目頭が熱くなるのを感じた。
自分の事をこんなにも思ってくれる人がいる。
自分のために泣いてくれる人がいる。
京太郎は咲の元に歩み寄ろうとした―自分を思ってくれる彼女の元に。

『京ちゃんごめんね……私、皆と一緒に全国大会に行きたいの』

急にツヨナールを手に入れた夜に見た夢が京太郎の頭の中に浮かんだ。
京太郎は歩みを止め、拳を強く握り締める。
そうだ……俺は―。

「京ちゃん……?」
「ごめん、咲…俺にはこれを……ツヨナールをやめる事は出来ない。 だから俺は…麻雀部には戻れない」
風が流れる。京太郎は静かに、そして強く咲に言い放つ。
ピチャッ……
咲の目から大粒の涙が落ちた。

「なんで……分かってくれないの京ちゃん! 薬を使って勝ってもそんなの自分の実力じゃないんだよ!?
薬に頼るなんて、そんなのおかしい!おかしいよ!」
涙を拭かず、声を枯らしながら咲は叫ぶ。
私は京ちゃんにやめて欲しくない、ただそれだけなのに―その声がどうして京ちゃんに届かないの?
咲の目から溢れ出て止まらない。
一方の京太郎は咲の悲痛の叫びを目を閉じながら聞いている。

263:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 19:37:25 fmrr5cV5
やがて、京太郎は目を開くと切なそうに笑う。
「咲、お前には分からないだろうな……負け続ける人間の気持ちは」
「えっ…?」
「お前達は特別な力を持っている……けど、俺は違う。 俺は何の力を持たない……ただの凡人だ。
どんなに頑張っても、お前達と一緒に歩く事が出来ないんだよ。
そんな俺が強くなるためには……ツヨナールに頼るしかないのさ」
自分には何の力もない。その現実がずっと京太郎に重くのしかかって来た。
だからこそ、京太郎はツヨナールの力を使う事に決めたのである。

「咲、全国大会……頑張れよ……。 お姉ちゃんに会えると良いな……じゃあな」
京太郎はスッと振り返ると歩みを進める。もう、あの頃には戻る事はないだろう…。
「行かないで京ちゃん!」
咲は京太郎へと手を伸ばす。しかし、その手は京太郎には届く事はなかった。
(俺は……一人で戦う…一人で勝ち続ける……ツヨナールを使って…)
京太郎は歩く。咲達とは違う―光の当たる事のない、闇の道を。

一人、残された咲はその場で泣き崩れる。
そして責める……京太郎をとめられなかった自分自身を。
「京ちゃぁぁぁぁぁぁん!」
咲の悲痛な叫び声が、校舎内に響き渡った。

264:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 20:25:43 FXJt5RlJ
( ;∀;)イイハナシダナー

265:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 20:54:08 3+HNtaEN
続編キター

266:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 21:20:04 nB1TQ8xj
池田華菜の日記~4月11日付より抜粋~

4月11日 晴れ
今日部室でお昼ご飯に食べようと思って買い置きしてあった焼きそばパンを見たらないし!
友達に聞いても知らないって言うし困った。泣いた。
そしたらキャプテンがやってきてお昼ご飯をわけてくれた。なんでも、友達と先に食べてしまって
おなかが減ってないという話。
遠慮しようと思ったけど完食した。玉子焼きうまかった。またちょっと泣いた。
途中でコーチ(鬼畜)がやってきてまた文句を言いかけたけど黙認されたみたいだった。
キャプテン良い人。手作りのお菓子も最高だった。



久保貴子の日記~4月11日付より抜粋~

新入生が入ってきて、いよいよ大会に臨むべくチーム編成を検討する。
福路を筆頭に今年こそ全国へ行ってもらわねばならない。その意味では去年こそ本命だった。
結果を残せなければ私は更迭されるかもしれないが、悔いはない。

思えば去年のこの時期、私は池田華菜にかつての私を見ていたのだと思う。
かつて少女だった私は麻雀が好きで好きでたまらなかった。しかし環境が変わり、ただ麻雀が
好きなだけの少女を世間は許してはくれなかった・・・のだと思う。

チームを牽引するためには力だけではなしえないものがある。高みに立ってはじめて見える景色。
それを見たものだけが共有できる世界。池田にはそれを見てもらいたいと思う。誰よりもはやく。
いつまでも麻雀が好きなだけでは勝てない。
そのためなら鬼になろうと決めた。挫折を知っている私だからこそできるのだと信じている。

今日も昼食を忘れたと言って池田は福路に泣きついていた。ずぼらな所もかつての私に似ている。
面倒見がいい福路は弁当を分けてやっていたが、ふと気になって声をかけた。
彼女がついさっき昼食をとっていたのを見かけたからだ。福路がこちらに合図をするので何も言わな
かったが、余分に用意していたのだろう。

生徒をきつく叱る私と大らかな福路の性格でチームの絆は維持されている。彼女の気配りには本当
に助けられていた。
まずは予選。ここを勝ち上がって池田に全国の世界に立ってもらいたい。
一緒にすすめられていた、あのテトラポット状のお菓子はなんだろう。ひどく気になった。

                            4月11日 快晴 
                           かつての私が大空へ飛び立つことを切に祈りながら


267:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 21:25:33 nB1TQ8xj
>>266
福路美穂子の日記~4月11日付(門外不出)より抜粋~

四月十一日 晴

部室に行くと焼きそばパンが置いてあった。
華菜のだろうと思ってとりあえず食べる。たいして美味くはないが、消失したパンで涙ぐむ華菜を想像
するとゾクゾクした。
食べている途中コーチがやってきてチーム編成の話。
やはりコーチは池田を育て上げたいと思っているようだ。真意は別にしてガンガン泣かして欲しい。
ある種の変態的な欲望で眩暈がする。たまらなひ(笑)

いったん部室から出て、ものかげから伺っていると華菜がやってきて騒いでいた。
焼きそばパンはやはり彼女のものだったらしく、みるみるうちに猫耳がへたっていくのが心地よい。
そして颯爽と登場する私。
この日のために作った弁当を渡すとまた泣いた。ほっぺたをつねってもうちょっと泣かしてやろうかと
思ったが自重する。そういうキャラじゃないし。

食べているとコーチがまたやってきて、何か言いかける。さっき私が焼きそばパンを食べていたのを
見られたからだ。とりあえず笑顔でごまかした。

最後に手作りで挑戦したネコ餌のカリカリを華菜に与えてみる。
耳が物凄く動いて美味そうにたべた。やはりこいつはネコ。次はまたたびを用意しよう。



      \ヽ, ,、
        `''|/ノ
         .|
     _    |
    \`ヽ、|
      \, V
        `L,,_
        |ヽ、)
         |         ,、
       ./         ヽYノ
       /     r''ヽ、.|
       .|      `ー-ヽ|ヮ
      |         `|
       |           |
       ヽ,         |
        ヽ,        |  ,,....::::::::':::ヽ
     ____,.ヽ....::::'''::::::::::::''、´::::::::::::::::::::::l
     l::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::\::::、:::::::::::::::::::l
      l::::::::::::/:::/::ハ:::lヽ::::::::::::::\:::::、:::::::::::/
      l:::::::〈::::/、( ゙、! ヽノ\::::::ヽ:::::::、:::/
      l::〈:::::〉    u     >、:::ヽ:::::\
      /:::::〉\_       ィ´=ミ、::::ヽ:::::::\
       /::::/:!/,"::ヾ'    "lO:::::ハ }} :::::、::::::::::\
.     /:::::/:::::l l:l:::::lj     し::ノ;ノ '"';::::lヽ::::::::::::.、
    /::::/:::::::::i `=" '   `¨ ⊂⊃ソ;:l丿::l丶::::::、
    /:::/::::::::::::ゝ⊃  <^ .-v  u ,--イ|ハ:::|  \|
   .//|/{/\|`  _  `ー‐'  _ i';/|:::/リ `
      にゃー    ¨T:::'   L-、___
                    ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                    d⌒) ./| _ノ  __ノ


268:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 21:44:17 V38ZYtut
キャプテン酷ェwww
最高だわ!
またこの路線続けてください


269:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 22:20:27 ccOflGRA
池田の憂鬱Ⅱ

「おい!あんた何やってるんだ!」怒号じみた声が控室中に響く。
「何ってお前こそ何だ。これは私の教育だ。部外者は口を挟まないで貰いたい」
教育?それがお前に取っての教育なのか?か弱い女の子をいたぶって苦しめるのが教育だって言うのか!?
「もういいから…私だけが犠牲になれば―済む事だし―」
そう言い扉を閉めようとする池田。彼女の目には涙が浮かんでいる。
「おい、待てよ。これお前んとこの高校の生徒が落とした筈なんだ。それを届けるためにきたんだ」
「あ、それ。私のだし…」
いけだぁ!!と再び怒号が響き渡る控室。
「まだお前そんな物付けていたのか?そんな物を付けているからいつまで経っても強くなれないんだ!!」
「あっ!止めて!それだけは捨てないで…」彼女の猫耳は今にもごみ箱に放り投げられようとしていた。
「おいちょっと待てよ。それは彼女の大事な物だろ?」
「よく分からないけど何か自分に取って大切な物を持ってプレイする。それで麻雀がより強くなる奴だっているみたいだぜ(俺は良く分からないけど)」
「ああ?んな訳ないだろ?これはただのゴミでそれ以上の価値はない」冷酷な台詞が彼女の頬を伝う涙に冷たく当たる。
何故だ。
「お前にそれを捨てる資格があるのか?猫耳を付けても意味がないという証拠があるのか?」
何故なんだ。
「効果があるかどうか、そしてお前が彼女を殴る資格があるかどうか」
何故ここまで熱くなれるのか。
「麻雀で闘えよ。そうまで言うくらいなんだから楽勝に彼女には勝てるんだろうな!」
それは好きな人の事も侮辱されたように感じる。ただその一点にすぎないのだろう。

270:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 22:21:17 ccOflGRA
「麻雀で戦えだと。…むむいいだろう。ぼこぼこにして二度と闘えなくしてやる」
女の人の手から猫耳が荒く投げ渡される。それを付けた少女。
猫を被る事によって彼女はより強くなるのだろう。
「文堂!お前入れ!」「は、はいっ!」
こうして俺と池田とコーチと文堂さんの四人で卓を囲む事になった。
―結果―
と書くのも、もったない程、池田の圧勝だった。
コーチはと言えば、部屋の隅で丸く小さくなっていた。
自分で言ってしまった事だし相当堪えているに違いない。
これでしばらくは大人しくしているだろう。
「ほ、本当にありがとう!なんてお礼を言ったらいいか分からない…」
「いや、別にいいんだ。俺が勝手にやった事だしな」
「あなたの事、キャプテンの次くらいに好きかもしれないよ。本当にありがとね!」
彼女の屈託のない笑顔は見ているこっちまで笑顔にさせてくれる物だ。
さて部外者は去るかと風越女子高校控室に背を向け歩き出す俺。
その背にはいつまでも池田とキャプテンの笑顔が映っているような気がした。

271:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 22:22:01 ccOflGRA
「おーっす!ただいま」
「あっおかえりー京ちゃん。無事渡せた?」
「ああばっちりな」ん?咲の顔が紅潮してるな。インタビューのせいか。
どーん!と突然の体当たりを受けよろける俺。
「京太郎遅いんだじぇ。これからタコスカップを開こうと思っていたのに遅いから待ちくたびれたじょ」
なんだよタコスか。ってタコスカップって何だ?
「ふふーん知らないのなら教えてやるじょ。タコスカップというのは賞金がタコス一年分なんだじょ!」
おいおいタコス一年分?そりゃ何の冗談だ。
「いや賞金の使い道を決めるクジでゆーきの奴が見事当たりを引きおってな。短期の集中力は半端ないじゃけん」
そりゃけったいな使い道だな。タコスの奴なんか自作タコスの歌まで歌ってノリノリだ。
「で参加者は?6人て事はサンマでやるのか?」
わたしは別にいいわ。われも別にいいのぉ一年生に譲るじゃけん。という事は俺達四人でやるのか。
「うおータコスは誰にも渡さないじょ!!」妙に燃えてるな。
「京ちゃん。私も負けないから」その微笑みは何だ、怖いぞ、咲。
それにしても毎度けしからんおっぱいだぞ俺の嫁のどっち。
と電話の音。和に?え?何々?
「あのーすいません。父からすぐ戻ってくるように言われたので今日はこれで」
マジかよ。俺の女神さまがぁ。。
「そうすると1人足りないわね。どうしようかしらな」
バーン!!
漫画みたいな扉の開き方だって?仕方ないだろ、実際にそう開いたんだから。
そこから出て来た奴も漫画みたいな奴だった。そう猫耳を付けてな……
そいつはこう一言叫んで俺たちの輪に堂々とウザったらしく割り込んできたんだ。
――そろそろまぜろよ――

272:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/25 22:24:56 ccOflGRA
「おーっす!ただいま」
「あっおかえりー京ちゃん。無事渡せた?」
「ああばっちりな」ん?咲の顔が紅潮してるな。インタビューのせいか。
どーん!と突然の体当たりを受けよろける俺。
「京太郎遅いんだじぇ。これからタコスカップを開こうと思っていたのに遅いから待ちくたびれたじょ」
なんだよタコスか。ってタコスカップって何だ?
「ふふーん知らないのなら教えてやるじょ。タコスカップというのは賞金がタコス一年分なんだじょ!」
おいおいタコス一年分?そりゃ何の冗談だ。
「いや賞金の使い道を決めるクジでゆーきの奴が見事当たりを引きおってな。短期の集中力は半端ないじゃけん」
そりゃけったいな使い道だな。タコスの奴なんか自作タコスの歌まで歌ってノリノリだ。
「で参加者は?6人て事はサンマでやるのか?」
わたしは別にいいわ。われも別にいいのぉ一年生に譲るじゃけん。という事は俺達四人でやるのか。
「うおータコスは誰にも渡さないじょ!!」妙に燃えてるな。
「京ちゃん。私も負けないから」その微笑みは何だ、怖いぞ、咲。
それにしても毎度けしからんおっぱいだぞ俺の嫁のどっち。
と電話の音。和に?え?何々?
「あのーすいません。父からすぐ戻ってくるように言われたので今日はこれで」
マジかよ。俺の女神さまがぁ。。
「そうすると1人足りないわね。どうしようかしらな」
バーン!!
漫画みたいな扉の開き方だって?仕方ないだろ、実際にそう開いたんだから。
そこから出て来た奴も漫画みたいな奴だった。そう猫耳を付けてな……
そいつはこう一言叫んで俺たちの輪に堂々とウザったらしく割り込んできたんだ。
――そろそろまぜろよ――

273:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 00:07:11 LnEwRfKM
池田の猫耳は取れるのか

274:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 12:53:43 QBSxBfpF
>>273
URLリンク(ranobe.com)

275:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 13:24:40 uVVjCgU+
>>228のご要望にお応えして
「先輩、俺、もっとうまくなりたいんです!!」
「いいわよ。まこ、布団を用意して。」
「ここでするんかい……」
(一時間後)
「違うわよ。もっとこう、滑らかに。……そうそう、うまくなってきたわね。」
「久の手綱さばきは見事なものじゃのう」


276:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 16:08:29 mMMdhEl3
まこ出てけよwwww

277:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 16:54:47 bv7VHPxu
部長は見られる方が燃えるんだよw


278:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 21:35:40 OcMls/q3
まだこの隔離スレ落ちてなかったの
さっさと消えろよ

279:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 22:02:48 7qu7H5qw
何しにきたんだよw

280:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 22:17:30 dOksEhWR
久「はぁ……はぁ……き、京君……ご、合格よ! 」

京「はい! ご指導ありがとうございました!! 」


281:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 22:18:36 A4E68uAw
まこどこいったw

282:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/26 22:45:35 hYjuoM7r
まこは二人を見ながらG行為に励んでいます

283:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 00:01:13 cR3JNIMx
久「じゃあ、京君! 次はまこの相手をしなさい! 」

京「えぇ!? ま、マジっすか!? 」

久「こうゆうのは、経験を積む事が一番の近道なのよ? 」




まこ「………!? 」

284:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 00:18:00 NRJb3Bw+
なんかあんまエロくなくてほのぼのしとるなw

285:275
09/05/27 02:09:54 bfpIXJRE
なんか勝手に進んでるwww

地味に京君がツボにはまったwww

286:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 05:53:38 cR3JNIMx
だって………なぁ?
ほら、過激なエロは咲と和がやって(ry…


287:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 06:05:02 f+8SfPCj
いつの間にか京ハーレムスレになってるぜ

288:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 07:26:54 cR3JNIMx
京「よし! これで俺も女子の前で緊張せずに麻雀が打てる!! ………もうあの頃の童貞だった俺じゃない!! 」


まこ「はぁ……はぁ……なかなか、やりよるなぁ~ 久! この特訓は成功みたいやな? 」

久「……当たり前よ! 彼もこの特訓のおかげで、一皮剥けたみたい……」



京「もう、和のおっぱいなんか怖くないんだ! 今度こそ勝ってやる!! ……勝って、あのデカぱいを掴みとるんだあぁぁぁぁ!!!! 」

女子群妄想恐怖症に克服する京太郎

289:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 11:20:32 WYw+AISh
>>288
>一皮剥けたみたい
もうエロい風にしか聞こえねーじゃねーかよw

290:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 12:33:36 NU+Xl3PP
咲「京!二の二をするぞ!」
京太郎「ヘイ、咲さん、わかりました、衣に一発ぎゃふんといわしましょう」

291:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 13:12:54 WYw+AISh
>>287
そしてそのハーレムからもやはり締め出しをくらうタコスwww

292:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 14:44:44 0zarI0TL
京太郎もパンツはいてないのか?

293:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 19:26:21 LiojgUsK
あの世界では男性器がいらないのかもしれない

294:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 22:15:58 pLMUoxaE
咲「京ちゃん、余計なものチョッキンしようね」

295:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 22:20:37 0Se4CNYv
ここから猟奇展開

296:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/27 23:12:22 gs8VdHMf
>>294
京「ああ、あのタコスのことだろう?」

297:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/28 01:23:54 a6HaqrTA
MC-SOMEYA「人は誰でも、華やかな夢に憧れる。
嶺上開花での上がりを狙う者、
あえて悪い待ちにして上がりを狙う者。
はたまたタコス一年分を手にしたい者。
そんな夢の終着点、それがこの、THE QUIZ SHOW!」

……ただまこと片桐が似てると思っただけだ。他意はない。
7問正解した後九蓮宝燈チャンスに挑戦することができます。

298:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/28 17:31:55 wgcndtG/
部室のPCから某掲示板に書き込みしている京太郎

京「咲は京太郎の嫁……っと! 」

カタカタ……ガチャ!


京「ん? 誰か来たのかな? ………って、和のエトペンがこんなところに……」

トントン…

エトペンを拾おうとした京太郎が、誰かに肩を叩かれて振り向くと……

京「!!!? う……うわあぁぁぁぁぁ!!!! 」



その後、彼の姿を見たものはいない………
そして、彼がいなくなってからエトペンに赤い血のような染みが出来たことも誰も知らない……


―ある少女を除いて―


少女? 「宮永さんは誰にも渡さない!! ……うふふ」



299:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/28 20:13:23 2xZbrbv8
>>298
「血のような」って言っちゃうのはまずいんじゃない?
そこは普通に赤い染みでいいと思ふ。

300:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/28 21:59:44 zMd/96Ya
300

301:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/29 05:02:51 l9ALKiKb
その後、彼の行方を知る者は
誰もいなかった…。

302:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/29 05:38:06 WM50dc1E
京「俺がエトペン(中身)だ!! 」



303:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/29 12:31:56 LHDFkZ5e
プレネールさんか

304:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/29 21:39:34 G1ZAle1V
>>302
咲「京ちゃん心配しないで、病院まで一緒にいくから」

305:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/30 07:00:21 3x/SgpHp
原作未読だから知らんかったけど
搶槓の描写とネタがモロかぶりしてるな・・・
予習して書けばよかった

306:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/30 13:15:20 ucLSTKGX
京「なぁ、咲………そんなことより……やらないか? 」

咲「え? ………京……ちゃん? 」

京「咲、俺………お前が好きなんだ!! 」

咲「で、でも……!! 」



307:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/30 17:34:00 /rMSy8nj
待たんかwww

308:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/30 23:10:14 hjeZoRYY
久保貴子の日記~4月20日付より抜粋~

怒鳴ることにも最近なれてきた。個人的には大きな声をだすのは得意なほうではなかった。
コーチという職種は教諭とは違うので、とりわけ指導方針について言及されることはないが、
だからといって何をやってもよいというわけではない。あるていど暴力についても容認され
てはいるが、好ましいとは思っていない。

しかし生徒を指導していくのに寛容さだけでは駄目だということは一番わかっているつもり。
彼らには随分厳しく接しているので、嫌われているだろうことは承知している。

買い物時、妙なできごと。
どこかで見たことがあるような少女が立っていた。並んだ私を振り返って、その少女は
「このままでは婚期を逃してしまうよ」
と言った。背筋がぞっとする。

店を出て自宅へ帰る途中、また同じ少女が電信柱の影からあらわれ、今度は
「そんな風では男も寄り付かないね」と言う。
ありえない。さっきやり過ごしたのに、先回りできるタイミングではなかった。怖い。
気持ちが悪くなって早足で帰る。

ところが自宅前でまた同じ少女。これは幻覚だ。ひどく困惑した。
「■■■■ ■■■■■■■」
何を言われたか思い出せない。怖い。あの少女はどこかで・・・ああなんだろう。
見覚えがある。イライラする。怖い。なぜか腹立たしく思う。あの子は■■に似ていた。
■■■■■。大人気ないと思う。

不安定だ。実家の母に電話する。
疲れているのだと言われた。
                            4月20日 曇 
                            心に立ち込める曇り空を見つめながら

                            ※文中の■は判読不能


池田華菜の日記~4月23日付より抜粋~

4月23日 くもり

最近コーチの期限が悪い。
ほとんど八つ当たりだし。
山越ダマテンあたり前で狙い撃ちされる。腹立つ。ちょっと泣いた。

泣いてたらキャプテンが飴玉くれた。キャプテン良い人。飴玉うまかった。
キャプテンのポケットにはきっと甘いものがたくさん入ってると思う。それで泣いてる子を
見つけると飴玉を出すのだ。

あと煮干ももらった。なぜ煮干。最近はかつおぶしとか、なぜか出汁をとるものをくれる。
お味噌汁がすきなんだろうか。
キャプテンすごい。


309:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/30 23:13:41 oVG310Uo
新作kt

310:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/30 23:23:02 hjeZoRYY
>>308
福路美穂子の日記~4月20日付(見たものには平等なる死を)より抜粋~

四月二十日 曇
さいきん華菜の妹を餌付けしている。
子猫なのでかつおぶしをもって行ったらよろこぶ。歯が丈夫みたいなので煮干に変更した。
もちろん手作りだ。

華菜にバレないように変装して行くので、子猫たちからは「にぼしの人」というニックネーム
を付けられた。腹立たしいことこの上ないが、マジギレするのもどうかと思うので鼻をつまん
で泣かす。三人とも泣かした。やはり子猫はかわいい。

近くで久保コーチを見つけたのでからかってやろうと計画。
コーチの自宅までの道のりに子猫を三匹配置してそれぞれ台詞を言わせた。
相当ムカツイたと思う。ゆかいだ。

顔がそっくりなので華菜が八つ当たりされたらまた可愛がろう。
こんどはマタタビ飴(手作り)をあげよう。

最近気になること。
猫はどの体勢で落とされてもちゃんと着地するというけど、華菜はどうなんだろう。
こんど放り投げてみようかな。

      \ヽ, ,、
        `''|/ノ
         .|
     _    |
    \`ヽ、|
      \, V
        `L,,_
        |ヽ、)
         |         ,、
       ./         ヽYノ
       /     r''ヽ、.|
       .|      `ー-ヽ|ヮ
      |         `|
       |           |
       ヽ,         |
        ヽ,        |  ,,....::::::::':::ヽ
     ____,.ヽ....::::'''::::::::::::''、´::::::::::::::::::::::l
     l::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::\::::、:::::::::::::::::::l
      l::::::::::::/:::/::ハ:::lヽ::::::::::::::\:::::、:::::::::::/
      l:::::::〈::::/、( ゙、! ヽノ\::::::ヽ:::::::、:::/
      l::〈:::::〉    u     >、:::ヽ:::::\
      /:::::〉\_       ィ´=ミ、::::ヽ:::::::\
       /::::/:!/,"::ヾ'    "lO:::::ハ }} :::::、::::::::::\
.     /:::::/:::::l l:l:::::lj     し::ノ;ノ '"';::::lヽ::::::::::::.、
    /::::/:::::::::i `=" '   `¨ ⊂⊃ソ;:l丿::l丶::::::、
    /:::/::::::::::::ゝ⊃  <^ .-v  u ,--イ|ハ:::|  \|
   .//|/{/\|`  _  `ー‐'  _ i';/|:::/リ `
      にゃー    ¨T:::'   L-、___
                    ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                    d⌒) ./| _ノ  __ノ

311:名無しさん@お腹いっぱい。
09/05/31 09:37:42 FRViCQZG
ひでぇwもっとやれwww

312:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/01 21:55:39 E9KBpR+0
>>310
キャプテン黒い
さすが汚い

313:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/01 22:00:19 r850rFlw
コーチ→池田→キャプテンの三段オチでネタの構成しやすいのか、異常に面白いな

314:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/01 22:06:07 cpMcNAOi
放り投げる実験する時も、自ら手を下さない方法でやるんだろうな

315:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/01 23:06:13 E9KBpR+0
コーチがやけに人間味があって気の毒だw

316:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/02 20:15:08 Mf8dlo7G
池田華菜の日記~5月10日付より抜粋~

5月10日 天気おぼえてない

コーチに呼ばれて指導室へ行った。
どうせまた怒鳴られると思ってたら別にそんなことはなかった。なんだか最近の部活のようす
を聞かれたり、後輩との付き合いを聞かれたりした。こんなコーチは久しぶり。
なぜか部室のパソコンのIDとパスワードを聞かれたので教える。
なぜか激怒りされた(涙)
意味わかんないし!
でも今日のコーチは元気なかった。怒鳴っただけで叩かないし。得した気分だ。
とりあえずキャプテンに泣きついた。
最後コーチに何か言われた気がするけどなんだっけ? 


久保貴子の日記~5月10日付より抜粋~

教頭に呼び出される。部室の端末から何者かが他校の誹謗中傷を書き込んでいるとのこと。
スキャンダルになる前に対処を求められる。追跡にひっかかったIDは池田華菜。頭が痛い。

午後、池田を呼び出して質問。なにぶんデリケートな問題なので公にしたくないとのことで、
真意は伝えずに聞いてみる。端末は一人で触ったことはないという。もちろん信じる。彼女は
おそらくそういう陰湿なタイプではない。とすると池田のIDで誰かが行ったことになるが、
パスワードを誰かに教えたかというとこれは否定した。

念のため確認した彼女のパスワードは「IKEDA」
さすがに我慢の限界を超えた。パスワードとはいったい何なのか・・・。

しかし、こういうズボラなところも魅力の一つとなりうるかもしれない。思い直してパスワードを
変えるようにだけ言う。何しろ大きな舞台を経験させなければならない。ここでこの生徒を終わ
らせてはいけない。そう強く思う。

教頭に直談判。なにかあった場合には主犯を私という事で決着をつけるようにお願いした。
辞表は5月1日付で仮提出という形を取る。これならある程度は対面を保てよう。
一応、福路にだけは内容を伝える。私の処分の話はふせたが、子供に言うべきことではないだろう。

                                                 5月10日 曇 
                                         いつになったら晴れるのか

317:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/02 20:32:19 Mf8dlo7G
>>316
福路美穂子の日記~5月10日付(見たら通風になるぞ)より抜粋~

五月十日 曇

部室でテレビを見ていたら県予選のインタビューが流れる。インタビューを受けていたのは
龍門渕透華。あのいけすけない高飛車な女(^ω^#)ビキビキ
大速攻でPCに向かい、放送局に抗議のメールを打つ「ピカチュウ氏ね」
スクリプト攻撃してやった。テンション上がった。

夕方久保コーチから呼び出し。なんかプロバイダから警告が来たらしい。さすがに焦った。
学校側は誹謗中傷について気にしているようだが、サーバに不可をかけた件での警告だろう。
しかしよく考えたら無意識に華菜のIDでやってたwwwww華菜スマンwwwww
そして機転のきく私バンザイww   悪いことしたな。あとでカリカリあげよう。

夜、自室で秘密サイト「竹井久ちゃん倶楽部」更新。隠し撮りしまくった写真をアップする。
アクセス件数15万とかになってる。
ありえない。うちもスクリプト攻撃されたかと思ったが、アクセスしてるのは一人だけ。病気。
メールもパンクしてる・・・少人数でなりたつSNSなのにどこから潜り込んだのか・・・・・・
ハンドルネーム「nodotti」こいつは真性のキチガイにちがいない・・・おそらく手動でアクセス。
信じられれない。マジキチ。
なにやらメッセージが膨大にあるが「清澄高校麻雀部の新入生でショートカットの美少女の
盗撮写真キボンヌ」・・・・全部コレ。いつの時代のヤツだよ・・・・・おそらく30代後半だろう。
正直キモイ。大至急アク禁にした。

318:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/02 21:17:03 8ZOUmVrc
孕むらさん何してんのwww

319:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/02 22:21:02 1ICsZDic
これをバージョンアップするために決まってるじゃないですか

URLリンク(up2.viploader.net)

320:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/02 22:58:15 2e/SIzLt
いつみても吹くwwww

321:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/02 23:13:03 Y/JaYDHh
GJ! 久×まこ←黒キャプテン?
まこ逃げて~

322:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/02 23:33:56 Vx63wgxr
>>317
キャプテンが池田やコーチを故意にハメようとしたんじゃなくてホッとした
つーか、のどっちヤベぇw

323:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/02 23:45:14 aTeejydh
待て、キャプテンはパソコン使えないだろうw

324:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/02 23:47:57 8ZOUmVrc
これを隠すための演技に決まってるじゃないか

325:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/03 00:51:50 3LS8U0JV
スレタイも原作での二人の行方も、もはや風前の灯火だな
URLリンク(up2.viploader.net)
URLリンク(up2.viploader.net)



326:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/03 01:06:31 VB0MZa7J
その咲ちゃんは「私の憧れの原村さんで妄想しないでよヘタレ」って意味でのム・・だよ

327:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/03 01:08:25 cDo9V+6U
もう指切りして堕としちゃった後だしな

328:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/03 01:55:48 wl3sBq7r
存在消された京太郎の友人Aが哀れだ

329:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/03 02:03:47 FsE2cIyL
きたないなさすがキャプテンきたない

330:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/03 09:45:41 BejYky3s
アニメの京太郎は出番は増えたけど友人は減ったんだな・・・・・・・

331:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/03 13:45:50 pHjDnccU
>>325
灯火以前に2話以降咲と京太郎の会話すらほとんど記憶にない


332:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 02:22:03 t9QtgxaU
URLリンク(rainbow2.sakuratan.com)
なんか本スレにはる雰囲気じゃないので

333:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 15:24:47 6BVuqG+3
画像スレになるのかここww
本スレ厳しいから俺もはりw
URLリンク(uploda.info)


334:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 15:44:10 6BVuqG+3
URLリンク(uploda.info)

335:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 16:24:48 V4+n7OKO
尻wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

336:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 19:05:58 lJQr2dl9
URLリンク(bbs.2ch2.net)
なぜ画像禁止……意味がわからん

337:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 19:10:28 lJQr2dl9
本スレ貼ってもいいらしいぞw

338:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 19:25:37 lJQr2dl9
やっぱ面倒そうだからこっちで

339:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 20:45:29 gtzvxEKY
画像イイヨイイヨー

340:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 22:08:20 WG3HBXqM
ナイト様の画像も貼ってやれよ

341:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/05 22:25:32 lJQr2dl9
URLリンク(bbs.2ch2.net)
どうなんだよこの使い方は……

342:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 00:30:12 UVaf6rt4
>>334
これなんの画像だ?

343:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 20:21:33 MrFMdJOz
URLリンク(up2.viploader.net)
キャプくらい許せよ

344:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 20:34:55 oYJ0aLdK
>>343
初見
3巻の特典らしいがどこの?

345:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 20:57:26 MrFMdJOz
メロンブックスらしい

346:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/06 21:52:58 oYJ0aLdK
トン

347:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 05:55:08 ysioba3K
またキャプで文句でたのか
ネタバレじゃなきゃなに貼ってもいいと思うんだが

348:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/07 23:48:04 8EtEkWKc
カバーつけるなんてメロンぐらいだろ

349:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 00:21:03 Hy0LF5lX
まだ続いてんだこの糞隔離スレ

350:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 00:24:18 pBfyJ6kI
死に体です

351:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 21:26:28 mPusxHsz
吉留未春のメモ~5月12日付(部外秘)より抜粋~

部費出納帳について。
雑用のほとんどをキャプテンが引き受けてくださっているのでとくに用事はない。
引継ぎで出納帳だけは1年生にまかせるわけにもいかず、私が担当することになっているが、
どうも腑に落ちない出費がある。

コーチに言うこともできないのでひとまずここに書いておく。

鹿児島枕崎産 花かつお 100g  \500×5
東海道蒲原宿 蒲原いわし削りぶし170g \460×5
縞ホッケ干物開き \500×5
さんま丸干し(8尾入) \800×5

以上。4項目。
干物・・・
なんだろう干物・・・
誰が買っているのだろう。キャプテンに聞いてみたがわからないという。部室で悩んでいると
さんまの干物を加えた同級生が入ってきた。なんとなくわかった。


福路美穂子の日記~5月12日付(もう許して)より抜粋~

自宅にてメールチェック。今日も500件。送り主「nodotti」
プロバイダ変えてるwwwwwwwww勘弁してwwww
駄目だコイツ・・・なんとかしないと。というかどうやってこのSNSにもぐりこんだのか不明。
「竹井久ちゃん倶楽部」管理人としては頭が痛い。ようやく作り上げたこのサイトを潰すわけにも
いかず、悩む。
盗撮した感じだとアノひとに間違いなさそうだが詳しい情報は不明。
ここは「nodotti」とやらをうまく使って情報を引き出せないだろうかと思案する。
メールを読むかぎり完全に病気なので会話ができるかどうかは不明。
「宮永さんとちゅっちゅしたいよぉぉぉ」
         ↑
5通に一回の割合で入ってくるこの一文はなんなの・・・パパ助けて・・・・・・


学校で未春から相談。
部費の使い込みについて。華菜と妹に与えていた煮干のたぐいが露見したらしい。
とりあえず知らないと応えておく。PC苦手ということで任せていたが、それが仇になった。


指導室でコーチとローテーションについて。
この人は約80人の部員全員の指導案を全て作っている。本当に苦労人。
話しているとサンマの干物を加えた華菜がアホ面で入ってきてコーチに激詰めされる。
爆笑しそうになったが顔を伏せて誤魔化した。

352:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/08 22:56:04 OjmAVGZ9
池「いつも部室の掃除をしていたのは誰だか覚えてる?」
深「キャプテンです」
池「合宿で、買出しや料理をしてたのは?」
吉「キャプテンです」
池「みんなのジャージや、パンティーを洗濯してたのは?」
文「キャプテンです」

353:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 00:25:43 jNAHUjUN
>>352
それチョンボ!
パンティーの存在しない世界なのでそれはない

354:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 03:49:41 rbctI4gC
パンティーは伝説の武器防具として登場します

355:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 07:15:09 UD47EVpe
京太郎はふんどしですか?

356:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/09 10:02:44 MxgW3pB1
>>351
新作きたあああああああああ!!!!!
キャプテンものどっちも可愛いよおおおお

357:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/10 12:40:22 4xlvJSxw
URLリンク(up2.viploader.net)
保管的に

358:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/10 13:10:54 qPOcdjo3
おっきくなったな

359:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/11 01:30:08 ph/udnxm
>>357
脱いでるww
URLリンク(up2.viploader.net)

360:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/11 02:19:12 ph/udnxm
URLリンク(up2.viploader.net)

361:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/11 07:28:23 qnMnEaWI
ふぅ…

362:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/11 08:11:34 9nUE1NbA
スカートの内側のヒラヒラなんなのこれ

363:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/11 09:01:19 uZ2cXxiI
ペティコートでググれ

364:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/11 12:17:26 MngrlOmw
夫婦あげ

365:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/11 12:32:20 Ia5vPXEM
>>363
そういやあ仮眠室でスカート脱いだときなかったなそれ

366:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/11 13:08:46 XFIApHAr
スカートと一体型なんじゃない?

367:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/11 21:23:41 cMwJQp4S
>>360
これはいいな

368:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/12 03:28:21 2FS3Fp0K
しかし咲と京太郎がくっつくとか思ってるやつほとんどいないだろ・・・

369:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/12 04:13:32 3RUSvmFJ
本スレで糞キモい妄想垂れ流さないでくれる?

370:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/12 11:32:32 InP2tw3j
nodotti降臨w

371:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/12 11:38:48 RsBlu7ww
なんという汎用性の高いスレだ

372:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/12 23:23:20 RQsM4czH
ツヨナールの続きが気になる……

373:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/13 17:11:36 g9iF9L+0
URLリンク(rainbow2.sakuratan.com)

374:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/13 19:21:29 ykcrSYqQ
これは出所はどこ

375:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/13 20:19:19 jzkKL+xt
電撃G'sマガジン6月号(たぶん)

376:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/13 20:47:48 Gx+x2IOX
咲は上向いてるのに、和は自然に視線を動かしてチラ見できる首の位置をキープしている

377:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/13 22:16:34 9W3dOVVv
咲ちゃんは裸足が良かったな

378:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/15 05:43:09 WxwRCsaW
URLリンク(may.2chan.net:81)


379:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/15 05:53:32 JuYvVaYn
台詞より、やりきった感を感じさせる文堂さんの顔に吹く

380:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/15 06:06:29 +REJv+PV
SS職人さんはどこへいったんだろう?

381:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/16 08:40:18 ZA61xgxy
スレタイ無視レスしかない糞スレじゃねぇか
くっだらねぇ

前半のSSもどっかから引っ張ってきた首すげ替えっぽいしな
宮原って2回ミスってる辺り、その予感がする

382:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/16 15:02:55 uS+1LvfE
>>381
できがいいからってそれはないだろ

383:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/16 21:13:31 1TMAg4Yy
>>381
アンチは帰れ

384:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/16 21:57:24 lVmGwpff
アンチっていうかこのスレはスレタイ通りに活用されたことないけどなw

385:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/16 22:07:35 jxpmPXPp
保守してくれるならアンチでも歓迎w

386:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/16 22:19:42 lVmGwpff
そろそろ誰かいい加減に京太郎×咲で語れよw
俺は遠慮するけど
SSでもいいぞ

387:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/17 00:23:34 32NFMxiw
>>351
のどっちは「nocotchi」じゃないのか?w
のどっちって勉強出来そうだしヘボン式使うと思うんだがw

388:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/17 01:47:08 31hn9GdY
>>386
数年後ナチュラルに結婚してて
姉に寝取られそうな予感がするよな

389:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/17 02:00:02 IWljAkik
明るい未来はないのかよ・・

390:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/18 05:42:23 PqRCHM78
URLリンク(uploda.info)
タコス食う?

391:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/18 15:53:39 PqRCHM78
URLリンク(up2.viploader.net)
URLリンク(up2.viploader.net)
作った人ナイス

392:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/19 01:01:38 imoX1PS/
EDが好きなだけに最後のののどっちのおっぱいは修正して欲しい

393:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/19 17:01:26 xUGuy6Zu
URLリンク(up2.viploader.net)

394:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/19 20:09:31 ff+zEmIi
東方を表面しか知らないせいで衣に東方臭を感じてしまうw
そういえば熱烈歓迎わんだーらんど方のED映像はIOSYSが作ったペンギン娘EDと雰囲気似てる気がするしw

395:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/19 20:10:28 RibAwaxo
党訪中しねよ

396:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/19 20:36:30 hejEUy36
東方知らないんだよなぁ・・

397:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/19 20:49:39 VHs1AOK0
てゆうかのどっちの制服はなんでいつもシワがよってるの?
アイロンぐらいかけろよ。

398:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/19 21:21:39 JPjVyMtf
SSスレだと思ってたのに画像スレになっちゃった

399:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/19 21:40:47 X1HYSnoA
衣のイメージは不思議の国のアリスじゃねーの

400:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/21 00:28:28 a9JztKcF
SSの続きまだー

401:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/21 01:35:13 4MBjBj6A
SSって何の略?

402:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/21 08:15:44 Z2Ayy+iv
>>401
Short Story
つまり短い小説ってことだな。

403:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/21 09:49:18 AwQq5dyc
Screen Shot
つまり今見てる画像をSSでも良いから保存してうpれって事だな。

404:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/21 20:32:30 SM4cfjVC
え?ショートスキットだろ?SSは

405:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/21 23:08:48 gHodgzTQ
(¬ε¬)<ショートストップだったはずだが

406:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/21 23:34:31 iL4jcEmZ
咲スレ的には small s(ry

407:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/22 00:41:52 XPGAVsOZ
>>406
small saki's(ry

408:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/22 07:21:08 zmofdWU7
バナナ×京太郎

409:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 00:06:11 ImiGB9uP
咲SS初めてですまんのぅ。
麻雀詳しくなくてすまんのぅ。
タコス呼ばわりですまんのぅ。


それは京太郎と咲がまだ麻雀部に入部する前の話


「団体戦に出られないってどういうことだじぇ!」
バンと部室の卓をたたきタコスは立ち上がる。
「あら?言ってなかったかしら?
残念ながらウチの部、団体戦に出場するにはまだ部員が足りないのよね~」
「ふがいのぅてすまんのぅ」
そう言って部長とまこは申し訳なさそうに頭を下げる。
そんな二人を見てぐぐぐと唸り声を上げるタコス。

「なら、簡単なことだじぇ!大会までにもう一人集めてくればOKだじぇ」
「あっ…優希」
原村和が呼び止めるよりも早くタコスはばびゅんと部室を飛び出していく。
タコスの目標はただひとつ。
麻雀部部員五人目を見つけ出し入部させることだった。

410:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 00:06:58 ImiGB9uP
「大ミエ切ったものの…どうするじぇ…」
勢いよく部室を飛び出していったタコスは校門で途方に暮れていた。
先ほどから元気良く1時間ほど入部勧誘を行っていたのだがまったくの徒労に終わっている。
清澄は部活動の入部率が高く、この時期にまだ部活の入ってない生徒などごく一部に限られていたのだった。
「うーむ、他に心当たりは…」
「よぉ、優希じゃないか」
呼びかけられタコスは後ろを振り返る。
そこには京太郎が片手を挙げて立っていた。
「どうした。何かしょげこんでる様子だったけど」
「京太郎…」
「ん?」
「女装に興味はないかじぇ!」
「全くないわ!!」
ちっ、女装させて五人目にしたてあげようとしたのに。
爪をかみながらタコスは舌打ちをした。
「そういえば京太郎も帰宅部だったハズだじぇ!
麻雀部に入ってみないかだじぇ!!」
「あー、悪い。俺もう他の部活に入る予定だから」
「え……」
京太郎の言葉に何故か愕然とするタコス。
「いや~囲碁部の部長が滅茶苦茶かわいいいって噂でさ~。
という訳だから麻雀部、だっけ?には入れないんだ。…おい優希どうした?」
「京太郎のバカーーーだぁじぇーーーー!!」
「いっってーーーーー」
京太郎の顔面に拳をつきいれ同時にタコスは校舎のほうに走り去っていく。
「……ったく、なんなんだよ優希のやつ」
京太郎はただただ唖然として殴られた頬をさすりながらタコスの走った方向を見つめていた。

411:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 00:08:03 ImiGB9uP
ぐすっ
タコスは半べそになりながらとぼとぼと校舎裏を歩いていた。
ばかばか、京太郎なんて大キライだじぇ…。
やがて日もそろそろ落ちかけ、いつの間にか辺りは暗くなりかけていた。
「ポン」
(ん…)
声につられタコスはふと顔を上げる。
そこは第二体育用具室だった。よくみるとその建物の中から光が漏れている。
(こんなところに誰か居るのかじぇ?)
タコスがそう思うのもその筈、そこはかなり前から既に使われてないハズの建物だったのだ。
「ロン。トイトイ三色ドラ3、12000 」
ドキリとした。
こんな人気の無いところに麻雀を行う生徒が居たのだ!
自分が麻雀部部員勧誘に尽力していたことを思い出し、タコスの瞳がぱぁあと輝く。

きっとタコス一人で5人目の部員を見つけたら二人の先輩やのどちゃんもきっと大喜びしてくれるだろう。
そしたらきっと5人で全国に行くんだ。
そうすればきっと京太郎だってタコスを見直して……。
「って、何でここで京太郎が出てくるんだじぇ!!」
とタコスは混乱して建物の扉に体をぶつける。
「わっ」
そのままタコスはけつまづき、建物の扉を開けてしまう。

「……アァ、なんだ?テメェは?」
タコスは恐る恐る顔を上げる。
そこには三人で麻雀を打っていた三人組の不良がギロリとタコスを睨み付けていた。

412:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 00:09:01 ImiGB9uP
「はぁん?なるほど。そうか、麻雀部員を探していたのか?」
「だじぇ…」
縮こまりながらタコスはそこに来ていたいた理由をつらつらと話す。
三人組のうちリーダー格の不良はニヤニヤと笑いながらタコスを見下ろしていた。
「はっ、いいぜ。別に部員になってやっても」
「えっ、いや、無理にとは言わないじょ」
「ハァン?勘違いするな、お前の方からお願いしたんだろ?」
「あ……う…じぇ…」
「じゃオレ達と勝負しろよ。お前が勝ったらお前の好きに決めさせてやる」
「わ、わかったじぇ…」
俯きながらタコスはそれを飲むしかできなかった。

そうしてタコスたちはなし崩し的に四人で麻雀を始めることとなった。
東一局
タコス親 配牌
八九九②③Ⅸ白白白發發中中 中

(…手牌よすぎるじぇ)
配牌の時点で既に一向聴しかも大三元を狙えるとは。
(これは即効で勝てるじぇ!!)
タコスは必勝の笑みを浮かべ、手牌からキュウソーをきる。
だが結局、それがタコスの捨てる最後の牌となった。

413:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 00:09:53 ImiGB9uP
「ポン」
次順タコスが牌を引く前に上家の捨て牌を鳴かれる。
(ちっ、飛ばされたじぇ…)
手牌がいいだけに順番を飛ばされることに苛立ちを隠しきれないタコス。
しかし…。
「チー」「ポン」「ポン」「チー」「チー」
その後、最初から数えて6連続鳴かれタコスは悪寒を感じていた。
その間タコスは一度も牌を引けていなかったのだから。
不良どもはそんなタコスを見ながらクククと笑い声を漏らしていた。
「そうだ…。ゲーム開始前にルール説明してなかったよな」
「だじぇ?」
「オレ達の払いは一応、特別ルールでやってる。それで勝敗つけるんでいいよな」
「……。わかったじぇ」
タコスにだって意地があった。
たとえ不利なルールだろうとこの東場で自分は負けない。そうタコスは考えていた。
「クク…そうか。―ツモ!タンヤオのみ」
「!!」
タコスに電流走る。
負けた!自分の得意な東場で…!しかも最初以外一回も牌を引かせてもらえずに!
「…って、何で脱いでるんだじぇ!」
気づくとツモ上がりしたリーダー以外の二人の不良が上着を脱ごうとしているところだった。
「ハァ?何言ってんだ?手前も脱ぐんだよ!」
「え……」
「いったろ支払いが特別ルールだって。だってこれは脱衣麻雀なんだからな」
三人の不良はタコスのほうを見て再びニヤニヤ笑う。
(…はめられた!!)
そう、タコスが気づいたときにはすべてが遅かった。

414:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 00:54:27 dF2qW2pO
新作きたか

415:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 01:51:10 PeMFthbu
新作キタコレ

416:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 07:38:16 NYecllkd
意欲は伝わる
読ませてもらうからオチまで頑張れ

とりあえず明らかな誤字に気を付けるのと
ソーズは普通の数字で表記(マンズ:漢数字、ピンズ:丸付き数字、ソーズ;数字で表記するのが通例)
あと丸付き数字は特殊文字じゃなく (1) みたいにしておくと後でつっこまれずにすむよ

417:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 15:14:06 TV+Sa9R/
まぁ俺は麻雀部分については突っ込まずに読むよ

418:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 22:09:06 ImiGB9uP
「う…う……」
「どうした。最初のころの威勢はよ?」
開始から一時間弱。
タコスの得意な東場など既にとっくの昔に終わっていた。
気迫は完全に欠け、満身創痍。ただ負け続けることに身を任せるだけである。

今のタコスは上半身ブラのみ。下半身は何もはいてない状態であった。
雀卓に座っている為、下半身は他の三人の見える範囲にはないが、もはや立ち上がることさえ出来ない。
一方の不良たちといえば上着や靴下を脱いでる程度で、もし彼らが飛ぶにはタコスが一人で連勝を続けなければならなかった。
とはいえ、タコスはまだ一度もあがっておらず、ヤキトリ状態だったが。

「しゃんとしてくれよ。まだ最後まで終わってないんだからさ」
「もう、許して欲しいじぇ…」
「ハァ?オイオイ、オレたちはお願いされて勝負をしてるんだろ」
「…………」
もうタコスには訂正する気力も湧かなかった。
「しかし、よくよく考えれば不公平だよな。
オレらは『青春』の大事な時期を賭けて勝負してるっていうのによ…」
そこで不良のリーダーはタコスの上半身を舐めるように見回しニヤリと笑った。
「…賭けろよ。そうすれば対等だろ」
「え……」
「…お前も賭けろよ。春くらい」
「リーダーってそんな趣味があったんですか?」
「うるせぇ」
「…………」
呆然としながらタンとタコスが牌を切る。
「おっと、悪いな。それ、ロンだ」

419:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 22:10:13 ImiGB9uP
「あ……」
思わずタコスは自分の手牌に目を向ける。
手牌はもうぐちゃぐちゃ、捨て牌にだって統一性がない。
こんな打ち方じゃ、たとえ運よくタコスが振り込まなくても早晩相手方に上がられていただろう。
「ああ……」
涙がじわりと溢れて来る。
いつから自分はこんな諦めのよい女になったのだろう。
自分のしてきたことはただ無為に死を待つのと同じではないか。
悔しい、そしてそれと同じくらい自分が情けない。
「ほら、さっさとブラ脱げよ」
言って不良の手がタコスの胸へと伸びる。
「…イヤァッ!!」
「く!…この女!!」
手を弾かれたことで不良のリーダーは憤慨して立ち上がる。
「押さえつけろ!」
「イヤだじぇーっッ!」

助けて部長。助けてのどちゃん。
助けて、助けて…、
助けて……京太郎!!


パシャ
その時、入り口の扉からカメラのシャッター音がした。
「誰だ!?」
不良のリーダーは驚いて後ろを振り返る。
「おいおい、こりゃ何の冗談だ?」
そこには携帯を片手に持った京太郎が立っていた。


420:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 22:11:30 ImiGB9uP

「京太郎!!」
京太郎はタコスを見て何か呟いたがその言葉はタコスには聞こえなかった。

「京太郎!助けてだじぇ!!」
「お前…いつから見てたんだ!」
不良のリーダーはくつくつと不機嫌そうな口調で京太郎を威嚇する。
「そんな、ついさっきです。ほんの偶然ですよ」
フッと京太郎は微笑を浮かべ手に持った携帯を挙げる。
「それにしても…意外な趣味があったんですねえ」
ぐうと不良のリーダーの表情は急に厳しくなる。

「……このオレを脅す気か?」
「脅す?そんなつもりはありませんよ。ええ、まったく、これといってね…」
不良のリーダーはじぃとたっぷり10秒は京太郎を睨み付けていただろうか。

「……チッ。いくぞお前ら」
「り、りーだ~!!」
舌打ちをし不良達は京太郎のそばを通って部屋を出て行く。

バン
扉が閉められて十秒後。
虚勢を張って立っていた京太郎はへろへろと脱力して座り込んだ。


「京太郎!京太郎!!」
思わずタコスは京太郎に抱きつく。
「…ん?うわ!!優希!そんな格好で抱きつくな!」
恥ずかしそうに顔に手を当てる京太郎を見てタコスは愛おしく感じるのだった。


421:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 22:12:18 ImiGB9uP

やがてタコスは脱いでいた服をすべて身に纏う。
「ハァ、お前のせいで囲碁部に入れなくなったじゃないか」
「……?なんでだじぇ?」
「いや、まあこっちの話だ」
「そうだ、京太郎!麻雀部に入るといいじぇ!」

京太郎は眩しそうに目を細めるとふっと息を吐く。
「いや、いい…」
「京太郎…」
わしゃわしゃと京太郎はタコスの頭を撫でてやる。
「…ありがとな。だけど、俺は自分の道は自分で決める」
「でも……」
「だから優希…。お前も自分の信じた道を行くんだ」
「……うん、わかったじぇ」
いつまでも京太郎を頼ってばかりは居られない。
自分の事は自分でけじめをつけろ。
そう京太郎は言いたいのだろう。

「京太郎…」
「ん……」
「…大好きだじぇ」
京太郎にも聞こえない小声でポツリとタコスは呟いた。



422:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 22:13:13 ImiGB9uP
おまけ:京太郎ルート

「京太郎のバカーーーだぁじぇーーーー!!」
「いっってーーーーー」
放課後、夕方にもう近いころだったろうか。
校門のところで遭遇したタコスは何故か不機嫌で俺にナックルパンチを食らわせると校舎のほうに走り去っていった。
まったく意味が分からん!
一体なんだと言うのか。
もしかしてアノ日か!?

せっかく囲碁部に入って学園生活をエンジョイしようと思っていたのに気分が台無しだ。
くぅーと唸りながらも俺は入部届けを持って囲碁部の部室へ向かうこととした。


さて、俺がこの囲碁部に来るのは初めてではなかった。
一度、仮入部として部室に来ていたことはあったのだ。
だが、その時不運にも囲碁部の部長は休んでおり、顔を拝むことが出来なかったのだ。

さて、結論から言おう。
囲碁部の部長はモロ美人だった。
美人度をタコスを5としたら58万くらいあるだろう。
俺は内心でガッツポーズを繰り返しながら、この部に一生骨埋める事を心に誓った。

「須賀君、ちょっとお願い事を頼まれてくれないかしら」
はい、何ですか?
その部長が俺に声をかけてきた。きっとこんな所から始まる恋もあるよね。
囲碁部の部長が言うには部室に居ない副部長を呼んできてほしいのだという。
副部長?いや、勿論覚えてるよ。仮入部の時に一回顔を合わせただけだが、
少し目つきの鋭いクールビューティなお姉さんだ。
「あの子、碁の腕は確かなのにまともに部に出てくれなくて…」
ハァと囲碁部の部長は溜息をはく。


423:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 22:14:28 ImiGB9uP

ふふふふん。
なるほど、任せてください。
この京太郎、すぐにその副部長とやらを連れ戻してきますよ。
そうして俺は副部長のよく居る場所を聞くとるんるん気分で部室を出て行った。



『…イヤァッ!!』
『く!…この女!!』
は?その副部長が居るといわれた部屋に来てみて俺はあんぐりと口を空けた。
扉の端から中をのぞくと半裸の少女が三人組のお姉さま方に襲われているところではないか。
いやいや、冷静になれ冷静に……。
今、俺がここでしなくちゃならないことを考えるんだ…。

俺は熟考に熟考を重ね…、
己の男の心に従い、黙って携帯のカメラで光景を保存した。
いや、男だったら誰でもやるよね、こんな状況だもの。

「誰だ!?」
うわ、一人がシャッター音に気づいて振り向いた。
俺はあわてて一瞬視線をはずす。
だが、やがてそんな事をしても無駄だということに気づき、改めて現場を見直した。
「……おいおい、こりゃ何の冗談だ?」
そこでは半泣きのタコスと捜していた張本人である副部長がこちらを奇異の表情で見つめていたのだ。
(って半裸の娘、優希かよ!)
せっかく入手した貴重なその写真の無用さに俺は心の中で叫んだ。



424:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 22:15:47 ImiGB9uP
「……チッ。いくぞお前ら」
囲碁部の副部長のお姉さんが部屋を出ていくのを確認すると俺はその場に崩れ落ちた。

ハァー!!寿命が十年は縮まったわ!!
しかし、あの副部長がそっち系の人だったとは…。
人は見た目に拠らないものだなと痛感する。
ハッ!まさか部長とデキてたりとかはしないよな。

しかし、あの人去り際に俺の耳元で『覚えてろよ』っていってたよな。
ううう、もう駄目だ。あんな人に目をつけられてはもう囲碁部にはいられないだろう。
ああ、短いシャングリラだった。
途中、タコスが半裸で抱きついてきた。気楽なもんだ。
こいつには羞恥心ってものがないのか?

その後、俺は適当な言葉を吐いてタコスの麻雀部の勧誘を断った。
タコスが後ろで何か言ってるようだったがどうせ恨み言だろう。俺は軽く聞き流した。
悪いな優希。俺はお前みたいな体型は趣味じゃないんだ。
帰宅後、俺はタコスの半裸の写真を一回使用した後、携帯のメモリから削除した。



…それから三日後

原村和、ktkr!!
俺、麻雀部に入部する!

                     おわり

425:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 22:38:44 E2/3KOuL
なんだよコレはwwwww

426:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 22:46:47 RVqQetlC
>>418-424
グッジョブ^^b

427:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/23 23:13:11 yo8dbf/u
>一回使用した

( ゚д゚)

428:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/24 04:49:51 LKzQYNCt
なんと言うどんでん返し

429:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/24 09:00:51 VtKZK8Bq
これはヒドイw
だがこれだけオチがきいてれば充分だ
咲のSSが初めてってだけでSS初心者ってわけじゃないのかな

430:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/24 14:24:27 pWTZ0pTI
タコスはそんなにだじぇだじぇ言わない

431:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/24 14:35:37 Xq2lToZg
京太郎移り気すなぁ

432:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/25 04:53:24 58RB4YDj
最後の乗りがキョン太郎って感じだったw

433:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/26 00:54:59 Arma0gad
過疎ってきたな。
タイトルをタコス×京にすれば
いくらかマシになるんかなぁ。


434:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/26 01:26:13 avU1sQ+D
「禍は河、伯は白、霊峰に満ちたる氣は八紘九野を渡るべし」
老人の手がカン山に伸びる。白の三枚落とし。それもツモ切りではない。北をカンした
彼の捨て牌は、それだけで異常と言うには十分だった。
「そんな・・・」
和の上ずった声。京太郎は歯軋りして様子をみまもる。
「─即ち理なり。因果の祖たる天帝の配下が一。其は捲簾大将也。而して白は北。五行
において西也―」
パチリ。皺だらけで節くれだった指が牌をめくる。ドラ表示牌は西。これで北ドラ3。
「そんなオカルト」
ありえない。その言葉をついに言えなかった和が、小さく震えているのがわかった。
(なんでこんなことに・・・)
日の光があまり届かない一室。どこからか漂う香のかおりのなかに京太郎たちはいた。
檜で作られたという特別こしらえの麻雀卓を囲むのは、和、咲、部長、そしてこの、枯れた
上に涸れたような老人だった。
異国風の衣装を身にまとったこの老人は先ほどからありえないツモを連発している。既に
最初の半莊で飛ばされたタコスの意識はなく、京太郎のとなりに横たえられていた。

「次でどなたかが居なくなれば、これは三人で打つことになりましょうか─」

老人の声はねばりつくように地を這う。
この勝負に賭けられているのは、点棒でも金銭でもなく、精気そのものだった。
「オカルトというのは、人知では計り知れない事柄のことでしょうか・・・。最近ではよく耳に
しますが─これはそういう類のものではありませんよお嬢さん。貴女の言う、統計そのもの
なのです。かつて砂漠の砂粒の数ほど時間を費やし、同じだけ命を賭して築き上げた歴史
の塊なんです。ですから、そういうものとは違いますな。月の障りは月の満ち欠けに関係が
ありましょう。それと同じこと。五行というのはそういうこと」

暗い。

裸電球では老人の顔が良く見えず、落ち窪んだ眼窩がやけに黒かった。
(なぜこんなことに)
京太郎は、今や過ぎ去った遠い昔のような日々を思い出していた。


435:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/26 04:22:24 avU1sQ+D
>>434
「ちょっとー。はやく来ないと置いてくわよー!」
部長の声が遠くから聞こえる。昨日からひとりはしゃいでいた熱がまだ冷めやらぬようで、
京太郎たち後輩をおいて我先にと目的地へむかっていく。
「部長、やっぱ嬉しいんだな」京太郎がそう言うと「部活らしいことをやるのが目標のひとつだった
みたいですから」と和が応えた。
彼女はなぜか隣を歩く咲と手をつないでいる。複雑な気分になりながらも京太郎はまぶしげに
それを見つめるのだった。
「良かったんですか?」
歩きながらマコに聞く。
「もう古い建物じゃけ、最後に・・・言うてね。近場で合宿っていうのもパッとせんけん、ちょうどええ
じゃろって部長も言っとったわ」
確かに遠い。
京太郎は旅程を思い返しながらそう思った。長野から名古屋まで電車を乗り継ぎ、そのまま
新幹線で西へ、景色をずいぶん様変わりさせながらようやく辿り着いたのがこの島だった。
瀬戸内海に浮かぶ小さな小島。そこは部の先輩でもある染谷まこの遠い親戚が住む地だという。
「タコあるかな」
タコスは先ほどからそれが気になるらしい。
「瀬戸内の幸・・・と言うほど豪勢にはいかんかも知れんけど、さすがに新鮮なもんしか手に入らん
けん、楽しみにしときんさい」
やったじぇー! とブイサインをこちらに向けるタコスを華麗にスルーして、京太郎はマコを見る。
いつになく影のある表情がすこしだけ気になっていたからだ。
「先輩はこちらへはよく来るんですか?」
「いいや、子供の頃ちょっとだけ・・・かな。どうしたん?」
「えと・・・なんか、その、あまり元気がないみたいだったから・・・」
正直な気持ちだった。
「海の香り。懐かしいわ」
そう応えるマコを見ながら、京太郎はわけもなく一抹の不安がよぎるのを感じた。
かすかにウェーブのかかるマコの髪は、遠くに見える海と同じく暗い紺碧色で、しっとりと風をはらんで
いるようだった。


436:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/26 04:53:05 avU1sQ+D
>>435
「京ちゃん見て! イーソウ」
と咲が指差した咲には丸に鳥のような模様が掘り込まれた門があった。必要以上に巨大な木の門の、
その扉の両方に掘り込まれているソレは、確かに麻雀牌の模様に似ていた。
「でかい門だなぁ・・・ほんとにイーソウみたいだ」見上げてためいきをついているとマコが「これは家紋。
ちなみに鳥じゃのぅてアゲハ蝶なんよ」と説明を付け加える。
揚羽蝶。
言われて見るとそうも見える。
「あ、羽をたたんでるのか・・・」
「葉っぱにとまってるのね・・・葵かしら。徳川系?」
部長が言った。
「まさか。そんなたいそうなモンとは違うじゃろ。ホラ、中は片付けといてもろうとるけん、入りんさいや」
ぐいぐいと木の門を押し、マコはそのまま入って行ってしまった。
「・・・でっかいなぁ。タコさんの家紋ならあたしも欲しいかも」
「いらねぇよそんなモンよぉ」
文句をたれるタコスの荷物を持ちつつ京太郎もあとに続いた。
「何にしても立派なお屋敷ですね。ご親戚の方はどちらでしょうか」和の問いには部長は「こっちは離れ
らしいから、本宅は奥になるらしいわよ」と言った。
「うぇ! まだ別棟があるんすか!?」
そう考えると恐ろしい広さの屋敷だ。今歩いている庭でさえちょっとした広場くらいはあるだろう。
「マコのご親戚はずっとここに住んでるみたいだから、いわゆる土地持ちなのねきっと。管理するのも
大変そうだわ」
とても一人では管理できないだろう。掃除だけでもひと苦労だ。
「おじゃましまーす・・・うわっ」
ひとまず荷物を置くべく、離れの玄関に入った京太郎は突然の異臭に声をあげた。玄関は広い土間に
なっており、既にそこだけで京太郎の部屋よりも広い。
「どうしたの京ちゃん・・・ん。コレ・・・」
咲も異常を感じたようだ。
日常にない香りに驚きはしたが、それほどキツイ香りではない。どこか懐かしいような、そんな香りだった。
「コレは・・・樟脳ね」部長のつぶやきに「ショウノウ?」とタコスが反応した。この二人ははたから見ると
姉妹のように見えるときがある。妙になついている様子が京太郎には微笑ましかった。
「ええ。タンスなんかに入れる・・・ホラ。着物なんかに虫が付かないようにする防虫剤ね」
そういわれれば着物の香りかもしれない。
「どうして家中・・・なんでしょうか」
和がつぶやく。
「さぁ・・・。防虫、じゃないわよね。匂い消しとか・・・かしら」
一同はそのまま、マコが戻ってくるまでの間無言で立ち尽くすことになる。
屋敷の中はややしめった空気がよどんでいて、あわい光がかすかに差し込んでいた。


437:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/26 05:45:41 XNoBkdpC
支援

438:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/26 07:24:20 hTueJ/Uu
瀬戸内の小島ときたら
もう殺人事件しか起きようが無いなw


439:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/26 14:44:51 I1/qYD4G
横溝正史チックな話になるのかw

440:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/26 16:25:02 QiQJSncN
冒頭のシーンにいなかったことから考えて第一犠牲者フラグビンビンだな

441:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/26 23:57:09 YTuTqU3s
ツヨナールの作者、まだこのスレ見てたら
勝手に続きでツヨナール京太郎VS龍門渕書いていい?
アニメでの衣の能力バレまで待つと思うけど。

442:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/27 00:30:23 osJKcW5t
>>436
「長野というと、島崎藤村の・・・」
そう言ったのは、まだ奥様と言うには若く見える婦人だった。名前は竹緒さんという。
「ええ、すこし外れますがそうです」
部長はやはり、こういうとき頼もしい。京太郎はそうおもった。マコに通された座敷は京太郎の常識を打ち破る広さで、これは言うまでもなく京太郎以外の者も同様に驚きを隠せていなかった。
コウジモト。
竹緒婦人はみずからをそう紹介した。
「マコちゃんがこうやってまた来てくれるなんてね。想像できんかったわ。染谷の本家はどんな?」
「どんな、言うても変わりはありません。うちはずっとあのまんま。コウジモトのはどんなですか」
そんな、何やら謎の符丁のような会話がくりひろげられた。
それからいくつかの注意事項のようなものを聞き、最後に「また昔みたいになれたらええね」と婦人が言ったとき、マコはなぜか俯いて「ええほんまに」とだけ返した。

「コウジモトってのが名字ですか?」
京太郎の質問にマコは首をふった。
「それは屋号。名字は同じ染谷になるんよ」
「あー。それで先輩のトコが本家で」
とするとマコの実家はもっと豪勢なんだろうか。ガラにもなく興味がわく。
「いや、本来の本家いうのはここなんじゃけどね」
「え?でもさっき先輩に本家がどうとか・・・」
「うちにはね。本家が二つあるんよ・・・一つが長野で、もうひとつがコウジモト」
本家が、二つ。
それはなぜか異様な雰囲気をもった言葉だった。

443:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/27 01:10:21 anVJufA6
>>436
「長野というと、島崎藤村の・・・」
そう言ったのは、まだ奥様と言うには若く見える婦人だった。名前は竹緒さんという。
「ええ、すこし外れますがそうです」
部長はやはり、こういうとき頼もしい。京太郎はそうおもった。マコに通された座敷は京太郎の常識を打ち破る広さで、これは言うまでもなく京太郎以外の者も同様に驚きを隠せていなかった。
コウジモト。
竹緒婦人はみずからをそう紹介した。
「マコちゃんがこうやってまた来てくれるなんてね。想像できんかったわ。染谷の本家はどんな?」
「どんな、言うても変わりはありません。うちはずっとあのまんま。コウジモトのはどんなですか」
そんな、何やら謎の符丁のような会話がくりひろげられた。
それからいくつかの注意事項のようなものを聞き、最後に「また昔みたいになれたらええね」と婦人が言ったとき、マコはなぜか俯いて「ええほんまに」とだけ返した。

「コウジモトってのが名字ですか?」
京太郎の質問にマコは首をふった。
「それは屋号。名字は同じ染谷になるんよ」
「あー。それで先輩のトコが本家で」
とするとマコの実家はもっと豪勢なんだろうか。ガラにもなく興味がわく。
「いや、本来の本家いうのはここなんじゃけどね」
「え?でもさっき先輩に本家がどうとか・・・」
「うちにはね。本家が二つあるんよ・・・一つが長野で、もうひとつがコウジモト」
本家が、二つ。
それはなぜか異様な雰囲気をもった言葉だった。

444:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/27 02:22:45 gRt7xg4b
麹元?

445:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/27 05:54:50 gMY9wBZP
>>441
ツヨナールなついwww

446:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/27 21:30:25 jrdpIUdb
>>443
「タコス投げだじぇー!」
テンション高く叫んだタコスの声と同時に枕がみだれ飛んだ。合宿といえば定番の枕投げだそうで、こういうのは大概運のない者とトロい者にあたると相場がきまっている。つまりは京太郎と咲に命中した。
「ぶふぉ」
「宮永さん大丈夫ですか!? 傷になったら大変です、大至急お風呂に!」
執拗に咲を風呂に誘っている和をみるにつけ、京太郎は複雑な気分になる。
「犬が的にならないから咲ちゃんが痛い目にあうのだ! 情けないじぇ犬!」
「俺のせいかよ! つか犬違うわ!」
「うるさいうるさい! つべこべ言ってると和ちゃんのおっぱいで枕ガトリングするじょ!」タコスの必殺技宣言はすぐさま「できません」という和の一言に否定された。
「え? 原村さんそんなことできるの!?」
「だからできません!」

「いいお湯だったわよー」
貸し切り状態の風呂に行っていた部長とマコが戻ってくる。離れの風呂は構造上、半分露天のようになっていて、それが和をして咲を風呂に行かせようとしている原因だった。なぜかカメラ持参なのは誰もつっこまない。
「はしゃいでる場合じゃないわよ。一応合宿ということで来てるんだから、今日は朝までやるわよ」
部長の声に和が眠そうな声を出す。
「朝までって・・・夜打つんですか?」
「当然。学校の施設なら絶対無理だけどせっかくだからやるわよ徹麻」
「やるって・・・そういえば卓がないですけど」
「それはね・・・」
ビッと部長が指を天に向ける。
「探すのよ!」「探すんですか・・・」思わず情けない声がでた。
「捨ててなければ、どっかにはあるはずじゃけん。みんなで探す予定。なんと手積みじゃ」
マコの声にえーっと言う部員の声が重なった。

447:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/29 01:24:43 Ljv/3bZv
>>446


「探せって言ってもそんな簡単にみつかるもんかね・・・」
京太郎と咲は二人で屋敷内を散策している。日はもう落ちていたので、早めに見つけて
さっさと開始したいところだったが、勝手のわからない屋敷のこと、そうそう上手くはいかない
のだった。
「むこうは部長と染谷先輩だろ? 真ん中はタコスと和。こっちにあればいいけどな」
『巨』の字型の座敷の、上の棒の部分を京太郎たちは探している。下の棒は部長、真ん中の
部屋はタコスたちが担当だった。
「そういえば、こっちの部屋数は原村さんたちが行ったところより一部屋少ないんだよね」
咲が言う。
「え?」
疑問をはさもうとした京太郎だったが、たしかに一部屋少ない段階で廊下は行き止まってしまった。
「いや、咲、見ろよここ。まだ続きがありそうだ」そう言って壁を叩く京太郎。木の板の向うから
ポコンと空洞のような音が返ってくる音を聞いて咲も「ほんとだ」と叩いてみる。
「おいここ、動きそうだ」
京太郎が壁の隅をずらすと、板戸の一部が微かにスライドした。
「そっか。寄木細工みたいになってるんだよ京ちゃん。ここをこうやって・・・きっとこの板一つ一つが
がカンヌキみたいになってるんだね」
咲はそう言いつつみるみるうちに寄木細工を動かしていく。単なる一枚の板壁だと思っていた
ソレは、実は細かな溝が縦横無尽に彫られており、上下にスライドさせることによってパズルの
ように動くのだった。
「ホラ、これで完成」「すごいなお前。トロいと思ってたのに意外な才能だよ」
咲は得意げに京太郎を見返す。
「おい、これ・・・」
完全に動かし終えた壁の板は、最終的にあの家紋の形を形成していた。
「すごいね・・・隠し扉だったんだ」
咲とともに頷いて、京太郎は扉を押し広げた。
「うわっ! なんだこれ!!」
そこにはもう一枚の壁。正確には両開きの扉があるのだが、明らかに異常な装飾を施されていた。
「なんだろうこれ・・・京ちゃん、ちょっと怖いよ」
脅える咲を後ろに下がらせ、京太郎はその扉を観察した。

天地玄気受福寿光無量
無上霊宝神剣大大加治
天元行体神変通力勝
天地玄妙行神変通力

小さな紙に一行ずつ書かれた、まるでお札のような張り紙が無数に貼り付けられている。10枚や
そこらではない。それこそ数千枚の勢いで、まるで扉を封印するかのように張り巡らされていた。
(やけに古いな・・・いつから貼られてるんだよ。いや・・・これは種類が違う)
その無数のお札のなかで、京太郎はひとつ毛色の違う文面の紙を見つける。
ボロボロの和紙に書かれたソレには「荒神元」とのみ書かれていた。
「あらがみ・・・なんだろうね京ちゃん」
「いや、これは・・・」
続きを言おうとした京太郎は、屋敷の反対側から鋭い悲鳴を聞いた。

448:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/29 02:25:50 Ljv/3bZv
>>447
「どうしたんですか!」
部長の元に駆けつけた京太郎はそのままツルツルの廊下をすべって派手に転んだ。
「いててて・・・うわぁぁあ!」
ぶつけた頭をさすりながら見上げると、すぐそばにシワだらけの老婆の顔があった。あまりの出来事に
妖怪と呟きそうになる自分をなんとか抑える。

「ホイトノコが、ぎょうさんで何しに来た」

老婆の声はまるで地獄から這い出たような恐ろしさがある。普段落ち着いた部長も夜中にコレを見た
んじゃ大声もだそうというものだ、と京太郎は納得した。見た目で判断するならば100歳はとうに超えて
いそうな雰囲気を持っていた。
「何なんだよアンタ・・・」ひとこと言ってやろうと立ち上がる京太郎は「お婆さま」というマコの声にぎょ
っとして振り向いた。見ると、今にも泣きそうなマコの姿がそこにあった。それはもう普段の不敵な様子
とはまるで違っていて、京太郎は急速に熱が醒めていくのを感じた。
「ミツクチが。戻ってきても何もできりゃぁせんじゃろうが。はよう往んでしまえ」
そういい残して老婆は去っていった。
「婆ぁの啼く夜は恐ろしいじぇ・・・」
「失礼すぎんだろお前・・・。染谷先輩、ホイトってのは・・・」
「・・・乞食のことじゃ。ミツクチ言うんは畜生のことよ。わしが子供の頃はそう呼ばれとった」
「そんな・・・」
京太郎は次の言葉がでてこなかった。
「いいわ。マコ、今日は寝ましょう」
部長はそう言ってマコに寄り添うように歩き。その日は予定を切り上げてみな床につくことになった。

(コウジモト・・・本家はそう呼ばれている。ここは本家だ。染谷先輩の家も本家だと言っていた)
京太郎は誰もいない部屋のでひとり布団に入り思考をめぐらせていた。
コウジモト。
それはここの本家の屋号だという。
そして先ほど、無数にお札が貼ってあった部屋には『荒神元』とあった。
やはりあれはアラガミではなくコウジンモトと読むのだろうか。咲には黙っていたが、京太郎はそのことに
思い当たっていた。
荒ぶる神の元。
やけに不吉なイメージを想起させる名前だ。おそらくは長い年月のあいだで言葉になまりが生じて
コウジモトと呼ばれるようになったのだろう。
(それにしてもあの婆さんは一体・・・)
人のことを浮浪者のように言ったかと思えば、犬畜生のようにマコを罵った。
あまりの出来事で本人には言及できずにいたが、改めて考えてもとんでもない事のように思える。
(昔なにかあったんだろうか)
それはおいそれとは聞けないだろう。
(いや・・・だとしても何でここに来ようと思ったんだろ)
なにやら見えない糸で絡め取られているような、そんな予感がした。


449:名無しさん@お腹いっぱい。
09/06/29 21:42:33 K5wJ6sbl
>>448

「京ちゃん起きて!」
そう言って咲が京太郎の部屋に入ってきたのは、かなり深夜になってからだった。京太郎は眠い目
を擦りながら「何だ?夜這いか」と場違いなことを言ってみぞおちにキツイ一撃をくらった。
「ててて・・・なんだよ一体」「ひとが死んでるの!」
その一言はあまりに切羽詰った語調で、京太郎の頭から眠気を綺麗サッパリ引き剥がした。
取るものもとりあえず京太郎たちは死体があるという中庭に走る。そこには既に部長、タコス、和の三人
と屋敷の竹緒婦人がいた。
「これは一体・・・」
唖然とする京太郎の目の前には、男の死体が無残にも木に吊るされていた。廊下の明かりに照らされ
わずかに風に揺れる様子は、それがもう既に生命のともし火を持っていないということを如実に物語っていた。
「ひとまず、遺体を降ろしていただけますか・・・今他のものは出払っていて」
京太郎たちは、駆けつけた近所の大人がぶら下がる遺体を降ろすのを、ただ黙って見つめていた。
「誰がこんなことを・・・」
部長が呟く。
「私たちがお風呂に行ったときにはありませんでした。だからこの遺体はそれ以降に吊るされたことになり
ますね・・・下に血溜まりができてることを考えると、他の場所で殺されたということはなさそうです」
「咲・・・」
こんなときによくそんなことが言える。という言葉を、京太郎は我慢した。
「じゃあ、咲ちゃんはあたしたちが寝たあとに誰かがここで殺したって言いたいのか?」
タコスは泣き出しそうな声でそう問うた。
「そうだね優希ちゃん。血液だけあとでまいた可能性もあるから、正確にここが殺害現場と断定することは
できないかもしれないけど、遺体を吊るし上げたのは私たちが寝たあと。竹緒さんは何をされていましたか?」
「私を疑っていらっしゃるんですか・・・」
やや乱れた髪を額口にはりつかせて、竹緒婦人はそう言った。
「私は母と一緒におりましたから、母が証人になると思います」
「ちょ・・・ちょっと待てよ」
慌てて京太郎は間に入る。
「今ここで質問してもどうにもならないだろ。警察を呼ぶのが先なんじゃないのか?」

「駄目なのよ」

今度は部長が間に入った。
「殺された方が私たちを連れてきてくれた船頭さん。この人が定期便で港まで送る役目のひとだったのよ。
昔は沢山いたそうだけど、今はこの人しか船を動かせない」
「電話は!?」「マコが確認してるわ。母屋の電話は使えなかった。近所の人も通じないって言ってるから、
たぶん島の集合線が切られてる可能性がある」
部長の声は鋭い。慌てて京太郎はポケットをまさぐるが、そこに携帯電話はなかった。島に入った時点で電波
が届いていないことを確認済みだったからだ。
「そ、それじゃあ・・・」
「漁業組合の連絡線がくるのが明後日です。それまでは誰もここから出られなくなりました」
竹緒婦人の言葉は、まるで死刑宣告のようにあたりにこだまする。

「ひっ!」

短く悲鳴をあげてタコスが意識を失う。慌てて体をささえた京太郎は今日もっともおぞましい物を見ることになる。
間近で見るその遺体は、肩から上の頭部がまるごと切り取られていた。



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